JP2985015B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2985015B2 JP2276107A JP27610790A JP2985015B2 JP 2985015 B2 JP2985015 B2 JP 2985015B2 JP 2276107 A JP2276107 A JP 2276107A JP 27610790 A JP27610790 A JP 27610790A JP 2985015 B2 JP2985015 B2 JP 2985015B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ファクシミリ装置,スキャナ装置等の原
稿読取装置、特にシェーディング補正の適正化に関する
ものである。
[従来の技術] ファクシミリ装置等に用いられる原稿読取装置におい
ては、原稿を照射する光源の劣化や受光素子の感度変化
により、原稿を読み取った各受光素子の出力に変動が生
じる。この変動を補正するために、シェーディング補正
がなされる。このシェーディング補正は、第3図のブロ
ック図に示すように、1枚の原稿読み取りに先立って、
白色基準面を読み取ったセンサユニット1の各受光素子
の出力を白色基準レベル信号とし、この信号を増幅器2
で増幅した後、A/D変換器3でA/D変換してRAM4に格納す
る。原稿読み取り時の各受光素子の出力は、A/D変換さ
れた後に、シェーディング補正手段5で、RAM4に格納さ
れた各受光素子の白色基準レベル信号を基準として補正
される。なお、第3図において、6は読取制御手段、7
はピークホールド手段である。
次に、第4図と第5図を参照して上記の補正内容につ
いて説明する。
第4図は、横軸に主走査方向の受光素子位置が、縦軸
には各受光素子の白色基準面読み取り時における出力が
示されている。図において、破線bは理想的な白色基準
出力を示しているが、実際には、原稿を照射する光源か
らの光のばらつきや受光素子の感度のばらつきのため
に、実線aに示すような出力になる。
第5図は、原稿読み取り時の受光素子の出力レベルを
第4図と同様に主走査方向の受光素子位置に応じて示し
た出力特性図である。原稿読み取り時の受光素子の出力
は、第4図の実線aの出力特性に対応して、実線cのよ
うに受光素子によりばらつきのある出力になる。このバ
ラツキのあるままでは、2値化等の処理において、再現
性の良い原稿に忠実な画像出力が得られないため、第4
図の出力特性を参照して、第5図の破線bに示すように
原稿読み取り時の受光素子の出力レベルを補正してい
る。
近年、従来の縮小光学系を用いた読取部にかわり、第
6図に示すような完全密着型の読取系が、省スペースが
可能である等の理由で使用されている。第6図におい
て、11は原稿12をセンサユニット1に押圧し密着させな
がら副走査方向に送る紙送りローラ、13はセンサユニッ
ト1のセンサ表面層、14は原稿12に光を照射する光源、
15は受光素子である。このように構成された読取系にお
いては、例えば特開平1−231570号公報に示されている
ように、前述した白色基準面としては、紙送りローラ11
の原稿読取位置の外周部を用いるのが普通である。
この場合、紙送りローラ11の表面は、紙の均一な押圧
や紙との間に適当な摩擦係数を得ること等を目的として
白色ゴムで形成されている。この紙送りローラ11の表面
には原稿12に付着している消しゴムかす,紙粉,鉛筆の
ごみ等が付着しやすい。このようなごみ等により白色基
準面として用いられる紙送りローラ11の表面が汚染され
ると、前述のシェーディング補正に用いられる各受光素
子の白色基準出力レベルの読み取りのときの、各受光素
子の出力は、第4図の破線eに示すように汚染の影響が
発生する。この影響により、その後に読み取られた原稿
の読取り信号レベルは、白色基準出力レベルが汚染の影
響を受けた部分で不当に高く補正される不具合が生じ
る。
この不具合の対策として、特開昭63−52575公報に示
されたように、各受光素子で白色基準面を読み取ったと
きの出力レベルを隣接受光素子における出力レベルと順
次比較し、その差が大きい場合には異常と判定して、そ
の受光素子の白色基準レベルとしては、従来保持された
データを用いる方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、白色基準面の汚染の影響は第7図のA
部に示すように、受光素子単位ではなだらかに変化する
ことが多いために、隣接している受光素子間での汚染に
よる白色基準レベル出力値の差d2は、汚染と無関係な隣
接受光素子間の白色基準レベル出力値の差d1と同程度の
値となり、異常検出が十分でなく、適切な画像補正がで
きないという短所があつた。
この発明はかかる短所を解決するためになされたもの
であり、白色基準レベルを読み取るときに、白色基準面
の汚染を精度良く検知し、適切なシェーディング補正を
行うことができる原稿読取装置を得ることを目的とする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る原稿読取装置は、複数の受光素子を配
列した読取センサにより原稿の画像を読み取る原稿読取
装置において、上記読取センサの原稿読取位置の外周部
が白色基準色となった原稿搬送ローラを配置し、原稿の
読取りに先立って読み取った原稿搬送ローラの外周部白
色基準面の情報を記憶する記憶手段と、あらかじめ定め
られたnビットおきの受光素子が出力する白色基準レベ
ルを順次比較して差を算出し、算出した差分値により、
読み取った白色基準レベルの異常有無を判定する差分比
較手段と、異常が認められない場合は、各受光素子で読
みとった白色基準レベルをそのまま基準値として、原稿
読み取り時の各受光素子の出力を補正し、異常が認めた
場合は、あらかじめ記憶手段に記憶されている白色基準
レベルを異常発生ビットに対する基準値として原稿読み
取り時の各受光素子の出力を補正するシェーディング補
正手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記原稿読取装置に、差分比較手段で白色基準
レベル読取り値に異常が認められた場合に、白色基準面
の汚染を表示する表示手段を設けることが好ましい。
〔作用〕
この発明においては、白色基準面を読み取るときに、
あらかじめ定められたnビットおきの受光素子が出力す
る白色基準レベルを順次比較して差を算出し、算出した
差分値から読み取った白色基準レベルの異常有無を判定
することにより、主走査方向に対して緩慢に変動する白
色基準面の汚染を検出する。
そして、異常が認められない場合は、各受光素子で読
みとった白色基準レベルをそのまま基準値として、原稿
読み取り時の各受光素子の出力を補正してシェーディン
グ補正を行う。
また、異常が認めた場合は、あらかじめ記憶手段に記
憶されている白色基準レベルを異常発生ビットに対する
基準値として原稿読み取り時の各受光素子の出力を補正
してシェーディング補正を行う。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。図において、1〜3,5〜7は上記第3図に示した従
来例と全く同じものである。8はセンサユニット1の各
受光素子で読み取られた白色基準レベル信号を主走査方
向でnビットおきに比較し、その差を算出し、白色基準
レベルの異常の有無を判定する差分比較手段、9は読み
取った白色基準レベルを記憶するSRAM、10は異常表示手
段である。
上記のように構成されたファクシミリ装置の読取部に
おいて、原稿読み取りに先立って、白色基準面を読み取
ったセンサユニット1の各受光素子から出力された白色
基準レベル信号は、増幅器2で増幅されてからA/D変換
器3でA/D変換された後、差分比較手段8に送られる。
差分比較手段8は送られた各受光素子毎の白色基準レ
ベル信号をあらかじめ定められたnビット前の白色基準
レベル信号と比較してその差を算出し、算出した差を所
定の基準値と比較して白色基準レベルの異常の有無を判
定する。
例えば、第2図の出力特性図に示すように、主走査方
向に対してi番目の受光素子で読み取った白色基準レベ
ル信号D(i)が送られたときには、i−n番目の受光
素子で読み取った白色基準レベル信号D(i−n)をSR
AM9から読み出し、その差d3=D(i−n)−D(i)
を算出する。この差d3と白色基準の汚染と無関係な受光
素子間の白色基準レベル信号の差で定まる基準値dと比
較する。そして、差d3が基準値dより小さいときには、
i番目の受光素子で読み取った白色基準レベル信号D
(i)は異常なしと判定し、白色基準レベル信号D
(i)をSRAM9の該当するアドレスに格納する。
逆に、差がd3が大きく、基準値dを超えたときには、
白色基準レベル信号D(i)が異常と判定し、異常判定
信号を読取制御手段6を介して異常表示手段10に送り異
常検出を表示するとともに、SRAM9内へのデータ格納を
中止する。したがって、SRAM9の該当アドレスには、前
回白色基準面を読み取ったときに格納された白色基準レ
ベル信号がそのまま保持される。
このようにしてSRAM9に格納された白色基準レベル信
号を基準として、センサユニット1で読み取った原稿の
画像をシェーディング補正手段5で補正する。
なお、差分比較手段8で比較するnビットの値は、主
走査方向の読取り密度によりその最適値が定められる。
すなわち、主走査方向の読取り密度が高い場合は、比較
的大きなnの値が好ましく、主走査方向の読み取り密度
が低い場合は、比較的小さなnの値が好ましい。
また、上記動作において、走査開始したときの受光素
子から、n番目までの受光素子までについては、読み取
った白色基準レベル信号の異常の有無を判定するための
比較サンプルがないが、nの値は全受光素子数と比較し
て極めて少ないために、支障は生じない。この場合、必
要に応じてSRAM9内に記憶されてい前回読み取り時の同
一ビットの白色基準レベル信号と比較することにより、
その部分の白色基準面の汚染を判断することもできる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように、白色基準面を読み取
るときに、あらかじめ定められたnビットおきの受光素
子が出力する白色基準レベルを順次比較して差を算出
し、算出した差分値から読み取った白色基準レベルの異
常有無を判定するようにしたから、主走査方向の読取密
度に対して緩慢に変動する白色基準面の汚染を的確に検
出することができる。したがって、安定した精度のよい
シェーディング補正を行うことができる。
また、白色基準レベル読取り値に異常が認められた場
合に、白色基準面の汚染を表示してクリーニング等の保
守を促すことができ、常に良好な画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
上記実施例の動作を示す出力特性図、第3図は従来例を
示すブロック図、第4図,第5図は各々シェーディング
補正の動作を示す出力特性図、第6図はファクシミリ装
置の読取系を示す構成図、第7図は従来例の動作を示す
出力特性図である。 1;センサユニット、2;増幅器、3;A/D変換器、5;シェー
ディング補正手段、6;読取制御手段、8;差分比較手段、
9;SRAM、10;異常表示手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の受光素子を配列した読取センサによ
    り原稿の画像を読み取る原稿読取装置において、 上記読取センサの原稿読取位置の外周部が白色基準色と
    なった原稿搬送ローラを配置し、 原稿の読取りに先立って読み取った原稿搬送ローラの外
    周部白色基準面の情報を記憶する記憶手段と、 あらかじめ定められたnビットおきの受光素子が出力す
    る白色基準レベル信号を順次比較して差を算出し、算出
    した差分値により、読み取った白色基準レベル信号の異
    常有無を判定する差分比較手段と、 異常が認められない場合は、各受光素子で読みとった白
    色基準レベル信号をそのまま基準値として、原稿読み取
    り時の各受光素子の出力を補正し、異常が認めた場合
    は、あらかじめ記憶手段に記憶されている白色基準レベ
    ル信号を異常発生ビットに対する基準値として原稿読み
    取り時の各受光素子の出力を補正するシェーディング補
    正手段と、を備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】上記差分比較手段で白色基準レベル読取り
    値に異常が認められた場合に、白色基準面の汚染を表示
    する表示手段を備えた請求項1記載の原稿読取装置。
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