JP2984597B2 - 生体情報処理装置の筐体構造 - Google Patents

生体情報処理装置の筐体構造

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JP2984597B2
JP2984597B2 JP8091302A JP9130296A JP2984597B2 JP 2984597 B2 JP2984597 B2 JP 2984597B2 JP 8091302 A JP8091302 A JP 8091302A JP 9130296 A JP9130296 A JP 9130296A JP 2984597 B2 JP2984597 B2 JP 2984597B2
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恒夫 増田
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Fukuda Denshi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医用監視装置や心電
図情報収集装置、血圧測定装置などの各種生体情報を収
集・処理する生体情報処理装置の筐体構造に関し、特
に、使用時に種々の異なる生体情報中の任意の生体情報
を各種選択して収集・処理可能な生体情報処理装置に最
適の生体情報処理装置の筐体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の患者のベッドサイドに設置され、
患者よりの生体情報を収集して処理する生体情報処理装
置において、1台の装置で種々の生体情報を収集して解
析などする多機能タイプの生体情報処理装置が種々登場
してきている。これらの装置においては、患者の様態に
従って種々の収集可能な生体情報の内より必要な生体情
報のみを選択して収集等する必要がある。このため、生
体情報処理装置本体とは別に、特定の生体情報(例えば
血圧情報、心電図情報等)を収集するモジュールをまと
めて患者の近くに固定する一般にインプットボックスと
いわれる装置(以下、「インプットボックス」と称
す。)を備えている。
【0003】このインプットボックスは、収集すべき情
報に対応したモジュールより構成されており、収集すべ
き情報に応じて複数のモジュールあるいは複数種類のモ
ジュールがセットされていた。そして、セットされたモ
ジュールには、生体情報を収集するために患者に装着等
される生体情報検出手段(例えば心電図情報を検出する
生体電極)よりの導出信号を入力する機能がを有してお
り、インプットボックスはこのモジュールが受取った各
種の入力情報を生体情報を生体情報処理装置本体に送る
出力機能とを有している。
【0004】そして、近年では、インプットボックスを
特定の生体情報のみを収集可能なものではなく、各種の
生体情報を収集するモジュールのうちの任意のモジュー
ルのみを選択してセット可能に構成したものも登場して
きている。これらのインプットボックスにおいては、予
めインプットボックスに装着可能であるとして用意され
ている複数種類のモジュールの内で患者に合わせて収集
するべき生体情報に対応したモジュールを選び出す。そ
して、選び出したモジュールを順次インプットボックス
にセットしていき、必要な数のモジュールをセットした
インプットボックスを生体情報収集装置本体と接続して
いた。
【0005】インプットボックスは患者よりの生体情報
を直接に収集するモジュールを収容しているため、どう
しても患者の近くに設置しなければならない。このた
め、一般にインプットボックスはベッドの上の一部や、
ベッドサイドに設置された台の上に載置されたり、或
は、他の機器の上に載置されたりしていた。更には、ベ
ッドサイドに置かれたポール上部のハンガーに釣り下げ
られて使用されることもあった。
【0006】また、以上のいずれの場合においても、モ
ジュールと患者との距離を短くするためにインプットボ
ックスそのものを前下がりの状態でセットすることが多
く、前下がりでなくとも水平にセットすることがほとん
どであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のインプットボックスは、モジュールの交換に際
しては、前面の固定用の螺子を外し、モジュールを引き
出して取外し、その後に新しくセットするべきモジュー
ルを押し込んで前面より螺子止めして固定していた。こ
のため、モジュールの交換は非常に面倒であった。
【0008】更に、現時点で収集している生体情報の内
の一部のみを変更する必要が生じることもあり、このよ
うな場合にはベッドサイドで一部のモジュールのみを交
換することも行われている。上述したようにインプット
ボックスが前下がりの状態で置かれている場合には、螺
子を外して引き出そうとした途端にモジュールが滑り落
ちる様にして出てくるため、下方に患者がいるような場
合には非常に危険であった。
【0009】このため、モジュールの交換が容易で、且
つ不用意にモジュールが飛び出すことがないインプット
ボックスの実現が望まれていた。更に、モジュールの種
類に応じてその大きさもまちまちである場合もあり、こ
のような場合においても特定の位置にしかセットできな
いようではやはりモジュールのセット、及び交換が不便
であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、生体情報を収
集するためのモジュールの取り外し及びセットが容易な
生体情報処理装置を提供することを目的とする。係る目
的を達成する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0011】即ち、生体より生体情報を収集する生体情
報収集手段よりの収集生体情報を受け取る入力モジュー
ルを着脱自在に複数収納する生体情報処理装置におい
て、前記入力モジュールの装着状態時に入力モジュール
の引出を防止するロック手段と、前記ロック手段のロッ
ク状態を解除するロック解除手段と、前記ロック解除手
段によるロック解除後に入力モジュールを引き出した際
に一定量以上の前記入力モジュールの引き出しを防止す
る引出量規制手段と、前記入力モジュールを所定量引き
出した後に再び前記入力モジュールを押し込むことによ
り前記引出量規制手段による引き出し規制状態を解除す
る引出規制解除手段とを備えることを特徴とする。
【0012】そして例えば、前記入力モジュールの大き
さは基本入力モジュールサイズの整数倍のサイズの任意
のサイズで構成されており、前記請求項1記載の生体情
報処理装置の筐体は、異なるサイズの入力モジュールを
任意の位置に収納可能に構成されていることを特徴とす
る。また例えば、更に、前記引出規制手段による引き出
し規制解除による前記入力モジュールの取外しに従って
前記ロック手段をロック状態に復帰させるロック復帰手
段を備えることを特徴とする。
【0013】更に例えば、前記入力モジュールの基本モ
ジュール単位ごとに側面の少なくとも前部及び後部に凸
部を設け、前記筐体内部に前記入力モジュールの前記凸
部と係合するガイド機構を設け、前記凸部とガイド機構
が係止状態で前記入力モジュールを筐体内に摺動可能と
することを特徴とする。あるいは、前記ロック復帰手段
は全ての入力ジュールに共通に設けられており、一つ
の入力モジュールの操作で全ての入力モジュールのロッ
ク状態が解除となることを特徴とする。また、前記ロッ
ク手段及びロック解除手段は全ての入力ジュールに共
通に設けられており、前記引出量規制手段は各基本モジ
ュール単位で設けられていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。以下の説
明は、本発明をインプットボックスに適用した場合を例
として説明する。図1に本発明の実施の形態におけるイ
ンプットボックスの概略構成図を示す。図1において、
100はインプットボックスのハウジング部、200は
インプットボックスのリアパネルである。尚、101は
ハウジング部100の前下部に貼着される滑り止めを兼
ねるパットである。また、210はリアパネル部200
のマザーボードに配設されたモジュール側コネクタとの
接続を行なうリアパネル側コネクタ部、220はリアパ
ネル部200のマザーボード部を保護するバックパネル
である。
【0015】図2に図1に示すハウジング部100の詳
細組立分解図を示す。図2において、110は右ハウジ
ング、120は当該インプットボックス内に収納される
モジュールのロック/アンロックを規制するロック作動
板、130はロック作動板120を右ハウジング110
に固定係止する棚板、140は右ハウジング110及び
左ハウジング150内に収納され、各ハウジング部11
0、150を上部で互いに固定するとともにハウジング
部100の補強も兼ねる補強板、150は左ハウジング
である。
【0016】右ハウジング110の前面には、各モジュ
ールの挿入ガイド凸部111が設けられており、後述す
るモジュール側面の上下端部近傍に設けられた凸部をこ
のガイド凸部111の上部位置に位置決めすることによ
り、容易にモジュール収納位置を決めることができる。
また、112はロック解除ボタン135の挿入孔、11
3はモジュール側面の上下端部近傍に設けられた凸部を
摺動可能に保持するガイド部、114は棚板130と右
ハウジング110間にロック作動板120を摺動可能に
保持した状態で棚板130を右ハウジング110に固定
するための棚板固定部であり、棚板130を螺子により
固定する時の螺子受け部分を兼ねている。
【0017】該右ハウジング110と対向する左ハウジ
ング150においても、右ハウジング110と同様の挿
入ガイド凸部151が設けれており、内側部分には右ハ
ウジングのガイド部113と同様のガイド部が設けられ
ている。また、152はプレスフィットプランジャであ
り、モジュールを収納した際のがたつきなどを吸収する
ためのものである。
【0018】ロック作動板120について図3も参照し
て以下に説明する。図3はロック作動板120の詳細を
示す図である。ロック作動板120下部には、ロック解
除ボタン135の右ハウジング110方向側面に設けら
れた作動板操作シャフト138が遊嵌されるガイド孔1
21が配設されている。また、側面内側には図3にハッ
チングで示す所定量突出した一対の第1の爪部122と
第2の爪部123とでインプットボックス内に収納され
るモジュールの基本モジュール単位のロック機構の一部
を構成している(a)。そして図2及び図3に示す例に
おいては、図3に(a)で示す基本単位を構成する爪部
122、123を合計6対備えており、基本モジュール
単位で合計6単位分のモジュールを各種組み合わせて収
納可能に構成されている。
【0019】即ち、基本単位分の厚さを有するモジュー
ルであれば合計6モジュール収納可能であり、基本単位
の整数倍の厚さのモジュールであれば6基本モジュール
以下の任意のモジュールが組み合わせて収納可能であ
る。更に、ロック作動板120の上部には小径の孔12
5が設けられており、図2に示すように棚板130との
間に当該ロック作動板120をインプットボックス上部
方向に付勢するためのロック作動板付勢バネ131を係
止する。
【0020】また、124は棚板固定部114が遊嵌さ
れる孔部であり、当該ロック作動板120が上下方向に
摺動する際に棚板固定部114により摺動位置を規制さ
れないように長円形に設けられている。図2に示す棚板
130部分を説明する。棚板130には、棚板130と
右ハウジング110間にロック作動板を保持した状態で
棚板130を右ハウジング110に固着した時に、ロッ
ク作動板120の各爪部123、122の摺動範囲に空
けられた孔部132、133が配設されている。これに
より、自由にロック作動板120のロック/ロック解除
を行なうことが可能となっている。
【0021】更に、棚板130の下部前面には、ロック
解除ボタン135のボタン部を収納する孔部134と、
この孔部134の両側にロック解除ボタン135の両側
に設けられた孔部に摺動自在に貫通されるシャフト13
7の一方の先端部の段差形成部の小径部分が嵌合する孔
部が設けられている。棚板130の下部後面には、上述
した一対のシャフト137が貫通する孔部が設けられて
おり、シャフト137はこの孔部より上述した一対のス
プリング136、及びロック解除ボタン135の両側の
孔部を貫通して先端部の段差形成部の小径部分が前面の
孔部に嵌合するまで挿入される。そして、この先端部の
嵌合状態時におけるシャフト137の棚板130下部の
後端の内側部分位置には全周に渡る所定深さの溝が配設
されており、シャフト137にロック解除ボタン13
5、スプリング136を貫通させた状態でこの溝にCリ
ングを装着することにより、スプリング136によりロ
ック解除ボタン135を前面方向に付勢した状態に維持
してシャフト137を棚板130に固定する。
【0022】以上の構成を備える本例のインプットボッ
クス内に収納されるモジュールの例を図4に示す。図4
に示す例は基本モジュールの4つ分の厚さを有するモジ
ュールの例であり、具体的には図4に示すモジュールは
心電図情報を収集するためのモジュールの例である。図
4を参照して本発明の実施の形態のインプットボックス
に収納されるモジュールの構成を説明する。図の左側が
前面側であり、図4は右ハウジング110側の側面を示
している。なお、本発明の実施の形態においては、筐体
構造に特徴を有しており、係る構造を説明し、モジュー
ルの具体的な生体情報の処理機能等の説明は省略する。
【0023】本発明の実施の形態におけるモジュール3
00は、側面の上端部及び下端部に、該モジュール30
0をインプットボックス内に収納する際に、右ハウジン
グ110及び左ハウジング150のガイド部113内に
挿入可能に構成された上部ガイド310及び下部ガイド
312が配設されている。この上部ガイド310及び下
部ガイド312は、厚さがガイド部113の略半分の厚
さの凸部で構成されており、上下に他のモジュールを重
ねてインプットボックス内にセット可能となっている。
そして、モジュールの中間部分の基本モジュール毎のガ
イド部301は、ガイド部113の幅よりやや薄い幅で
あり、ガイド部113内を摺動可能な厚さとなってい
る。
【0024】なお、この上部ガイド310、中間ガイド
301及び下部ガイド312はモジュールの両側面に配
設されているが、左ハウジング150側及び右ハウジン
グ110側のモジュールの最上部の上部ガイドは、図4
の310に示すように略前部より後部の全ての間に凸部
が形成され、ロック作動板120が作動した場合におい
ても爪部122の側面に当接しない様に、ガイド部11
3の略半分の厚さに構成されている。
【0025】一方、右ハウジング110側の中間ガイド
301及び下部ガイド312は、前部より中間部にかけ
た部分にロック作動板130の爪部122、123に係
合し、後述するモジュールのロック、アンロックを規制
する切り欠き部を有しており、中間ガイド301を例と
すると前部ガイド303、中間ロック部302、後部ガ
イド301より構成されている。
【0026】更に、側面の基本モジュール単位における
中間部の上面にはロック作動板120の中間ロック状態
を解除するための中間ロック解除爪305及びモジュー
ルをセットした状態でロックするためのロック爪306
とが配設されている。この中間ロック解除爪305及び
ロック爪306は、全ての基本モジュール単位毎に配設
されている必要はなく、例えば図4に示すように厚さが
4つの基本モジュール単位分の厚さを有するのモジュー
ルのような場合には、1つおきの2ヶ所にのみ配設され
ていてもロック作動板120を作動させるには十分であ
る。
【0027】即ち、この中間ロック解除爪305及びロ
ック爪306は少なくともモジュールに1つ配設されて
いれば、当該モジュールのみがインプットボックスにセ
ットされるような場合であってもロック作動板120を
作動させることができる。更に、モジュールの中間部分
においては、このモジュールのガイドが無くてもほとん
ど影響がない。このため、図4の例においても中間部分
のガイド位置(図4の311に示す部分)に付いては、
例えば左ハウジング150側のみにガイドが形成されて
おり、右ハウジング110側には設けられていない。
【0028】以上の構造を備える本発明の実施の形態の
インプットボックスにおけるモジュールロック、アンロ
ック動作を図5乃至図8を参照して説明する。図5はモ
ジュールをセットしたロック状態を示す図、図6はロッ
ク解除ボタン135を押し込んでロック解除状態とした
後に所定量引き出し、中間ロック状態となる直前の状態
を示す図、図7は中間ロック状態を示す図、図8は図7
に示す中間ロック状態よりモジュールを所定量押し込
み、完全ロック解除状態となり、モジュールの引出が可
能となった状態を示す図である。
【0029】なお、図5乃至図8においては、ロック/
アンロック動作が良く把握できるように棚板130を省
略した右ハウジング110面におけるロック作動板12
0とモジュールの右側面の各凸部の状態をモジュール位
置とともに模式的に表わしている。本例においては、モ
ジュールの上部ガイド310を左右のハウジング11
0、150のガイド部113に位置決めし、同時に下部
ガイド312も同様に左右のハウジング110、150
のガイド部113に位置決めして単に挿入することによ
り、そのまま一番奥まで挿入でき、モジュール裏に配設
された不図示のコネクタをリアパネル部200のマザー
ボードに配設されたリアパネル側コネクタ部(図1の符
号210)に挿入して装着することができる。
【0030】これは、後述するように、挿入時において
はモジュールの中間ロック解除爪305がロック作動板
120の爪部123に乗り上げた状態となって、ロック
爪306が爪部122上部を当接することなく摺動する
ためである。このモジュールがセットされ、ロックされ
た状態を示すのが図5である。図5に示す状態において
は、ロック作動板120はロック作動板付勢バネ131
によって図の上方に引き上げられた状態であり、ガイド
孔121内に遊嵌されたロック解除ボタン135の作動
板操作シャフト138により図5に示す位置に位置決め
された状態となっている。
【0031】そして、この状態はモジュールの中間ロッ
ク部306がロック作動板120の爪部122に当接し
た状態であり、爪部122によりこのモジュールが前方
に摺動することを防止しており、モジュールのロック状
態として不用意な脱落を防いでいる。この状態時に、モ
ジュールを交換する場合等でモジュールをインプットボ
ックスから抜き取ろうとした場合には、ロック解除ボタ
ン135を押下する。これにより、ロック解除ボタン1
35はスプリング136のバネ力に抗してシャフト13
7に沿って後方に摺動する。これにより、作動板操作シ
ャフト138がガイド孔121を図5の138に示す位
置より傾斜部を乗り越えてガイド孔121の最奥まで移
動する。
【0032】その後、ロック解除ボタン135の押下を
やめると、スプリング136のバネ力でロック解除ボタ
ン135が前方に摺動してくる。しかし、作動板操作シ
ャフト138がガイド孔121前方に摺動してきても、
スプリング136のバネ力のみでは図6のガイド孔12
1と作動板操作シャフト138の状態の様に、ガイド孔
121のレ字状の凸部によりそれ以上の摺動を規制さ
れ、ロック作動板120をロック状態よりやや上方の図
6に示す位置となる。この結果、ロック作動板120が
ロック状態と比し上部に引き上げられた状態となり、ロ
ック作動板120の爪部122がロック爪306に当接
しない位置関係となる。この時ロック爪122は、モジ
ュールの上部ガイド310よりやや上方の位置となって
いる。
【0033】この結果、モジュールは図6の矢印Aに示
すように前方へ引き出すことが可能となる。モジュール
が前方に引き出されると、モジュールの中間ロック解除
爪305がロック作動板120の爪部123位置とな
る。この状態が図6に示す状態である。この状態より更
にモジュールを引き出すと、モジュールの中間ロック解
除爪305がロック作動板120の爪部123に乗り上
げ、モジュールが上方に移動して中間ロック部302の
上半分の部分がロック作動板120の爪部122に当接
した状態となる。この結果、これ以上のモジュールの引
き出しを防止する。この状態が図7に示す状態である。
【0034】更に、図6に示す状態より図7に示す状態
に移行する際に、モジュールをスプリング136のバネ
力より強い力で前方に引っ張ることになるため、ロック
解除ボタン135の作動板操作シャフト138がガイド
孔121のレ字状の凸部を乗り越えつつある状態とな
る。しかし、モジュールが爪部123に乗り上げた状態
であるために、モジュールの上部ガイド310上部の爪
部122はこの上部ガイド310上部に当接した状態で
あり、ロック作動板120がガイド孔121のレ字状の
凸部を乗り越えたロック位置に下がるのを防止してい
る。
【0035】本発明の実施の形態においては、このよう
に、ロック解除ボタン135によるロックを解除してモ
ジュールを引き出しても、一定量引き出した状態で保持
され、不用意に引き出されてモジュールが脱落するよう
なことが防止できる。この結果、例えばこのインプット
ボックスをベッドサイドにやや下方に傾けた状態で設置
していたとしても、モジュールのコネクタを引き抜く時
に、誤ってそのままモジュールが脱落し、例えばベット
上に抜け落ちるなどの現象を確実に抑えることができ
る。また、複数のモジュールを一度に引き抜いたような
場合においても、誤ってモジュールが抜け落ちることが
防止できる。
【0036】以上の中間ロック機能は、ベッドサイド等
の特殊な場所で用いられることが多い医療機器において
特に有効なものである。しかし、医療機器のみに有効な
ものではなく、モジュールなどの一定の容積を有するも
のの着脱の機会の多い機器であればあらゆる機器に適用
可能である。そして、図7に示す中間ロック状態のモジ
ュールをインプットボックスより取外す場合には、図7
の矢印Bに示すように再びモジュールを中に押し込む。
この押し込む量は、引き出した量の略半分程度で足り
る。
【0037】図7に示す状態では、上述したように、モ
ジュールの上部ガイド310上部位置にある爪部122
が上部ガイド310上部に当接した状態でロック作動板
120がガイド孔121のレ字状の凸部を乗り越えたロ
ック位置に下がるのを防止していたが、モジュールが再
び中に押し込まれるとロック解除ボタン135の作動板
操作シャフト138がガイド孔121のロック位置まで
下がることになる。その結果、図8に示す様に、モジュ
ールの中間ロック部306がロック作動板120の爪部
122を通過した状態となり、モジュールを引き抜くこ
とが可能な状態となる。
【0038】なお、モジュールが複数引き出された場合
においては、モジュールの1つでも図7に示す状態であ
れば、ロック解除ボタン135の作動板操作シャフト1
38がガイド孔121のロック位置まで下がることはな
く、中間ロック状態に維持される。この結果、もし複数
のモジュールが誤って引き出されたような場合には、誤
って引き出したモジュールをこの状態で再び押し込み、
コネクタ挿入された状態としてそのままモジュールが脱
落しない状態とした後に所望のモジュールを押し込んで
中間ロック状態を解除すれば良い。
【0039】以上説明したように本発明の実施の形態に
よれば、ロック解除ボタン135によるロックを解除し
てモジュールを引き出しても、一定量引き出した状態で
それ以上の引出が規制され、不用意に引き出されてモジ
ュールが脱落するようなことが防止できる。この結果、
例えば実際の医療現場での使用方法として多く用いられ
ているこのインプットボックスをベッドサイドにやや下
方に傾けた状態で設置しているような場合においても、
モジュールのコネクタを引き抜いてモジュールを取り外
す時に、誤ってそのままモジュールが脱落し、例えばベ
ット上に抜け落ちるなどの現象を確実に抑えることがで
きる。また、誤って複数のモジュールを一度に引き抜い
たような場合においても、モジュールが抜け落ちること
が防止でき、これらのモジュールをインプットボックス
に確実にセットした後に所望のモジュールを少し押し込
んでから抜き出すことにより、確実に所望のモジュール
のみを引き出し、他のモジュールの脱落を防止できる。
【0040】これは、インプットボックスを水平に置い
た場合においても全く同様である。また、ロック状態で
は確実に各モジュールの脱落を防ぐ事ができ不用意にモ
ジュールが脱落することのないインプットボックスが提
供できる。しかも、モジュールの側面の前面がインプッ
トボックスのハウジングより所定量出ているため、ロッ
ク解除ボタン235によりロック状態を解除すると、こ
の部分を手で挟み込む等して極めて容易にモジュールを
インプットボックスより引き出すことができる。
【0041】そして、この際に誤って所望のモジュール
以外のモジュールを引き出してしまったような場合にお
いても、上述した中間ロック状態となるため、ここで所
望のモジュール以外のモジュールをインプットボックス
に再びセットすることにより、所望のモジュール以外の
モジュールが脱落することが確実に防止できる。このよ
うに、複数のモジュールを同時にインプットボックスに
セットし、その内の一部のモジュールのみを取り替える
ような場合にも、確実に所望のモジュールのみを取外す
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、複数
のモジュールを同時にセットし、その内の一部のモジュ
ールのみを取り替えるような場合にも、確実に所望のモ
ジュールのみを取外すことができる。また、ロックを解
除してモジュールを引き出しても、一定量引き出した状
態でそれ以上の引き出しが規制され、所望のモジュール
以外のモジュールが同時に引き出されたような場合にお
いても、このモジュールが脱落するようなことが防止で
きる。
【0043】この結果、例えば実際の医療現場での使用
方法として多く用いられている様に、生体情報処理装置
をベッドサイドにやや下方に傾けた状態で設置している
ような場合においても、モジュールを取り外す時に、誤
ってそのままモジュールが脱落し、例えばベット上に抜
け落ちるなどの現象を確実に抑えることができる。ま
た、誤って複数のモジュールを一度に引き抜いたような
場合においても、モジュールが抜け落ちることが防止で
き、これらのモジュールを再び確実にセットした後に所
望のモジュールを少し押し込んでから抜き出すことによ
り、確実に所望のモジュールのみを引き出し、他のモジ
ュールの脱落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発明の実施の形態の一例であるイ
ンプットボックスの概略構成図である。
【図2】図1に示すハウジング部の詳細組立分解図であ
る。
【図3】図2に示すロック作動板の詳細を示す図であ
る。
【図4】本例における図1に示すインプットボックス内
に収納されるモジュールの例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態のインプットボックスにお
けるモジュールをセットしたロック状態を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態のインプットボックスにお
けるロック解除ボタンを押し込んでロック解除状態とし
た後に所定量引き出し、中間ロック状態となる直前の状
態を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態のインプットボックスにお
ける中間ロック状態を示す図である。
【図8】図7に示す中間ロック状態よりモジュールを所
定量押し込み、完全ロック解除状態となり、モジュール
の引出が可能となった状態を示す図である。
【符号の説明】
100 インプットボックスのハウジング部 110 右ハウジング 120 ロック作動板 130 棚板 150 左ハウジング 111、151 挿入ガイド凸部 113 ガイド部 121 ガイド孔 122、123 爪部 132、133、134 孔部 135 ロック解除ボタン 200 インプットボックスのリアパネル 210 リアパネル側コネクタ部 220 バックパネル 300 モジュール 301 中間ガイド 312 下部ガイド 310 上部ガイド 301 後部ガイド 302 中間ロック部 303 前部ガイド 305 中間ロック解除爪 306 ロック爪

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体より生体情報を収集する生体情報収
    集手段よりの収集生体情報を受け取る入力モジュールを
    着脱自在に複数収納する生体情報処理装置において、 前記入力モジュールの装着状態時に入力モジュールの引
    出を防止するロック手段と、 前記ロック手段のロック状態を解除するロック解除手段
    と、 前記ロック解除手段によるロック解除後に入力モジュー
    ルを引き出した際に一定量以上の前記入力モジュールの
    引き出しを防止する引出量規制手段と、 前記入力モジュールを所定量引き出した後に再び前記入
    力モジュールを押し込むことにより前記引出量規制手段
    による引き出し規制状態を解除する引出規制解除手段と
    を備えることを特徴とする生体情報処理装置の筐体構
    造。
  2. 【請求項2】 前記入力モジュールの大きさは基本入力
    モジュールサイズの整数倍のサイズの任意のサイズで構
    成されており、異なるサイズの入力モジュールを任意の
    位置に収納可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の生体情報処理装置の筐体構造。
  3. 【請求項3】 前記ロック手段及びロック解除手段は全
    ての入力ジュールに共通に設けられており、前記引出
    量規制手段は各基本モジュール単位で設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の生体情報処理装置の筐体
    構造。
  4. 【請求項4】 更に、前記引出規制手段による引き出し
    規制解除による前記入力モジュールの取外しに従って前
    記ロック手段をロック状態に復帰させるロック復帰手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項のいず
    れかに記載の生体情報処理装置の筐体構造。
  5. 【請求項5】 前記ロック復帰手段は全ての入力ジュ
    ールに共通に設けられており、一つの入力モジュールの
    操作で全ての入力モジュールのロック状態が解除となる
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の生体情報
    処理装置の筐体構造。
  6. 【請求項6】 前記入力モジュールの基本モジュール単
    位ごとに側面の少なくとも前部及び後部に凸部を設け、
    前記筐体内部に前記入力モジュールの前記凸部と係合す
    るガイド機構を設け、前記凸部とガイド機構が係止状態
    で前記入力モジュールを筐体内に摺動可能とすることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    体情報処理装置の筐体構造。
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