JP2984547B2 - ロードセル及びロードセルの製作方法 - Google Patents
ロードセル及びロードセルの製作方法Info
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- JP2984547B2 JP2984547B2 JP6145221A JP14522194A JP2984547B2 JP 2984547 B2 JP2984547 B2 JP 2984547B2 JP 6145221 A JP6145221 A JP 6145221A JP 14522194 A JP14522194 A JP 14522194A JP 2984547 B2 JP2984547 B2 JP 2984547B2
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- Japan
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- load cell
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リード線を接続したス
トレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロードセル及
びロードセルの製作方法に関するものである。
トレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロードセル及
びロードセルの製作方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、物品の重量を電気的なデータとし
て出力するロードセル秤が実用化されている。このロー
ドセル秤は、ストレンゲージを起歪体の起歪部に設けて
ロードセルを形成し、本体ハウジングに固定端を連結し
たロードセルの可動端に受皿を連結し、ストレンゲージ
にリード線を接続してブリッジ回路を形成した構造とな
っており、受皿上に積載した物品の重量によってロード
セルに生じる歪量をストレンゲージで電気的に計測して
計量を実行するようになっている。
て出力するロードセル秤が実用化されている。このロー
ドセル秤は、ストレンゲージを起歪体の起歪部に設けて
ロードセルを形成し、本体ハウジングに固定端を連結し
たロードセルの可動端に受皿を連結し、ストレンゲージ
にリード線を接続してブリッジ回路を形成した構造とな
っており、受皿上に積載した物品の重量によってロード
セルに生じる歪量をストレンゲージで電気的に計測して
計量を実行するようになっている。
【０００３】そこで、このようなロードセル秤の従来例
を図２ないし図４に基づいて以下に説明する。まず、こ
のロードセル秤１では、図２に例示するように、金属材
に異形孔２を形成することで固定端３と可動端４とを一
対のビーム５で連結した起歪体６が形成されており、こ
の起歪体６の四つの起歪部７に四個のストレンゲージ８
が個々に装着されてロードセル９が形成されている。
を図２ないし図４に基づいて以下に説明する。まず、こ
のロードセル秤１では、図２に例示するように、金属材
に異形孔２を形成することで固定端３と可動端４とを一
対のビーム５で連結した起歪体６が形成されており、こ
の起歪体６の四つの起歪部７に四個のストレンゲージ８
が個々に装着されてロードセル９が形成されている。
【０００４】そして、本体ベース１０に前記ロードセル
９の固定端３が連結されており、このロードセル９の可
動端４に支持フレーム（図示せず）を介して受皿１１が
連結されている。また、前記ロードセル９の固定端３の
側面にはスペーサ１２を介してボルト１３でＰＷＢ(Pri
nted Wiring Board)１４が固定されており、このＰＷＢ
１４の接続端子１５にリード線１６で前記ロードセル９
のストレンゲージ８が接続されている。そこで、これら
のストレンゲージ８は、前記リード線１６と前記ＰＷＢ
１４のプリント配線とでブリッジ回路（図示せず）を形
成しており、このブリッジ回路に接続されたＡ／ＤＣ
（Analog／Digital Convertor)１７が前記ＰＷＢ１４に
実装されている。
９の固定端３が連結されており、このロードセル９の可
動端４に支持フレーム（図示せず）を介して受皿１１が
連結されている。また、前記ロードセル９の固定端３の
側面にはスペーサ１２を介してボルト１３でＰＷＢ(Pri
nted Wiring Board)１４が固定されており、このＰＷＢ
１４の接続端子１５にリード線１６で前記ロードセル９
のストレンゲージ８が接続されている。そこで、これら
のストレンゲージ８は、前記リード線１６と前記ＰＷＢ
１４のプリント配線とでブリッジ回路（図示せず）を形
成しており、このブリッジ回路に接続されたＡ／ＤＣ
（Analog／Digital Convertor)１７が前記ＰＷＢ１４に
実装されている。
【０００５】このような構成において、このロードセル
秤１は、受皿１１に積載する計量物（図示せず）の重量
に対応してロードセル９の四つの起歪部７に歪が生じる
と、これらの起歪部７と共に歪を生じる四個のストレン
ゲージ８の抵抗値が変化する。そこで、これらのストレ
ンゲージ８からなるブリッジ回路のアナログ出力がＰＷ
Ｂ１４のＡ／ＤＣ１７でデジタル値に変換されるので、
このＰＷＢ１４が出力するデジタル値をＣＰＵ(Central
Processing Unit）等の処理回路（図示せず）が受信し
て演算処理することで計量物の重量が電気的に算定され
る。
秤１は、受皿１１に積載する計量物（図示せず）の重量
に対応してロードセル９の四つの起歪部７に歪が生じる
と、これらの起歪部７と共に歪を生じる四個のストレン
ゲージ８の抵抗値が変化する。そこで、これらのストレ
ンゲージ８からなるブリッジ回路のアナログ出力がＰＷ
Ｂ１４のＡ／ＤＣ１７でデジタル値に変換されるので、
このＰＷＢ１４が出力するデジタル値をＣＰＵ(Central
Processing Unit）等の処理回路（図示せず）が受信し
て演算処理することで計量物の重量が電気的に算定され
る。
【０００６】ここで、このようなロードセル秤１では、
ストレンゲージ８が外気の湿気により劣化するので、こ
れを密閉して防湿する必要がある。また、ロードセル９
の起歪体６は、アルミニウムやステンレスなどの金属材
で形成されているので、これとリード線１６とを絶縁す
る必要もある。
ストレンゲージ８が外気の湿気により劣化するので、こ
れを密閉して防湿する必要がある。また、ロードセル９
の起歪体６は、アルミニウムやステンレスなどの金属材
で形成されているので、これとリード線１６とを絶縁す
る必要もある。
【０００７】そこで、本出願人は上述のような課題を解
決するため、図３に例示するように、ストレンゲージ８
に連続してリード線１６に対向する起歪体６の表面にブ
チルゴム製の矩形の絶縁シート１８を装着し、この絶縁
シート１８に連続してストレンゲージ８を遮蔽する位置
で起歪体６の表面にブチルゴム製の矩形の絶縁シート１
９を装着し、これらの絶縁シート１８，１９の表面にブ
チルゴム製の矩形の絶縁シート２０を装着することを提
案した。
決するため、図３に例示するように、ストレンゲージ８
に連続してリード線１６に対向する起歪体６の表面にブ
チルゴム製の矩形の絶縁シート１８を装着し、この絶縁
シート１８に連続してストレンゲージ８を遮蔽する位置
で起歪体６の表面にブチルゴム製の矩形の絶縁シート１
９を装着し、これらの絶縁シート１８，１９の表面にブ
チルゴム製の矩形の絶縁シート２０を装着することを提
案した。
【０００８】このようにすることで、絶縁シート１８で
リード線１６と起歪体６とを絶縁することができ、絶縁
シート１８〜２０でストレンゲージ８を密閉することが
できる。
リード線１６と起歪体６とを絶縁することができ、絶縁
シート１８〜２０でストレンゲージ８を密閉することが
できる。
【０００９】また、本出願人は、図４に例示するよう
に、ストレンゲージ８を包囲する枠形の絶縁シート２１
を起歪体６の表面に装着し、この絶縁シート２１の表面
に絶縁シート２０を装着することも提案した。
に、ストレンゲージ８を包囲する枠形の絶縁シート２１
を起歪体６の表面に装着し、この絶縁シート２１の表面
に絶縁シート２０を装着することも提案した。
【００１０】このようにすることで、絶縁シート２１で
リード線１６と起歪体６とを絶縁することができ、絶縁
シート２０，２１でストレンゲージ８を密閉することが
できる。
リード線１６と起歪体６とを絶縁することができ、絶縁
シート２０，２１でストレンゲージ８を密閉することが
できる。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】上述のように絶縁シー
ト１８〜２１を利用することで、ロードセル秤１のスト
レンゲージ８の劣化やリード線１６の短絡を防止するこ
とができる。
ト１８〜２１を利用することで、ロードセル秤１のスト
レンゲージ８の劣化やリード線１６の短絡を防止するこ
とができる。
【００１２】しかし、ブチルゴム製の絶縁シート１８〜
２１は、外面の全域で粘着性が強力で柔軟であるために
取扱いが煩雑であり、これを起歪体６とリード線１６と
の狭い間隙に良好に貼付することは困難である。
２１は、外面の全域で粘着性が強力で柔軟であるために
取扱いが煩雑であり、これを起歪体６とリード線１６と
の狭い間隙に良好に貼付することは困難である。
【００１３】しかも、三枚の絶縁シート１８〜２０を利
用した場合は、絶縁シート１８〜２０の枚数が多いので
生産性が低下している。
用した場合は、絶縁シート１８〜２０の枚数が多いので
生産性が低下している。
【００１４】また、二枚の絶縁シート２０，２１を利用
した場合は、絶縁シート２１を枠形に形成する必要があ
るので生産性が低下している。
した場合は、絶縁シート２１を枠形に形成する必要があ
るので生産性が低下している。
【００１５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
リード線が接続されたストレンゲージを起歪体の起歪部
に装着したロードセルにおいて、前記ストレンゲージに
連続して前記リード線に対向する前記起歪体の表面に製
作過程で液体から固体に硬化する絶縁層を形成し、この
絶縁層の表面に位置したリード線と共に前記ストレンゲ
ージを前記起歪体の表面に絶縁シートで密閉した。
リード線が接続されたストレンゲージを起歪体の起歪部
に装着したロードセルにおいて、前記ストレンゲージに
連続して前記リード線に対向する前記起歪体の表面に製
作過程で液体から固体に硬化する絶縁層を形成し、この
絶縁層の表面に位置したリード線と共に前記ストレンゲ
ージを前記起歪体の表面に絶縁シートで密閉した。
【００１６】請求項２記載の発明は、リード線が接続さ
れたストレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロード
セルにおいて、予めリード線が連結された前記ストレン
ゲージを前記起歪体の表面に装着し、この起歪体の表面
で前記リード線が対向する位置に絶縁材の液体を塗布
し、この液体を硬化させて絶縁層を形成し、この絶縁層
の表面にリード線を配置し、このリード線と共に前記ス
トレンゲージを前記起歪体の表面に絶縁シートで密閉す
るようにした。
れたストレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロード
セルにおいて、予めリード線が連結された前記ストレン
ゲージを前記起歪体の表面に装着し、この起歪体の表面
で前記リード線が対向する位置に絶縁材の液体を塗布
し、この液体を硬化させて絶縁層を形成し、この絶縁層
の表面にリード線を配置し、このリード線と共に前記ス
トレンゲージを前記起歪体の表面に絶縁シートで密閉す
るようにした。
【００１７】なお、本発明で云う液体とは、半流動性の
ゲルも包含している。
ゲルも包含している。
【００１８】
【作用】起歪体とリード線とを絶縁層で絶縁し、ストレ
ンゲージを絶縁シートで密閉して湿気による劣化を防止
する。
ンゲージを絶縁シートで密閉して湿気による劣化を防止
する。
【００１９】
【実施例】本発明の一実施例を図１に基づいて以下に説
明する。なお、本実施例で例示するロードセル２２に関
し、従来例として前述したロードセル秤１のロードセル
９と同一の部分は、同一の名称と符号とを利用して詳細
な説明は省略する。
明する。なお、本実施例で例示するロードセル２２に関
し、従来例として前述したロードセル秤１のロードセル
９と同一の部分は、同一の名称と符号とを利用して詳細
な説明は省略する。
【００２０】まず、このロードセル２２は、構造的には
図１（ｄ）に例示するように、ストレンゲージ８に連続
してリード線１６に対向する起歪体６の表面にワニス製
の絶縁層２３を形成し、この絶縁層２３の表面に位置し
たリード線１６と共にストレンゲージ８を起歪体６の表
面にブチルゴム製の絶縁シート２４で密閉した構造とな
っている。ここで、起歪体６の四つの起歪部７には四個
のストレンゲージ８が個々に装着されているので、前記
絶縁層２３は前記起歪体６の上面の二個のストレンゲー
ジ８の間隙と下面の二個のストレンゲージ８の間隙とに
一つずつ形成されており、前記絶縁シート２４も前記起
歪体６の上面と下面とに一枚ずつ装着されている。な
お、ストレンゲージ８は、プラスチック製の基板２５の
表面にプリント配線などで抵抗体２６を形成した構造と
なっており、接着剤２７で起歪体６に固定されている。
図１（ｄ）に例示するように、ストレンゲージ８に連続
してリード線１６に対向する起歪体６の表面にワニス製
の絶縁層２３を形成し、この絶縁層２３の表面に位置し
たリード線１６と共にストレンゲージ８を起歪体６の表
面にブチルゴム製の絶縁シート２４で密閉した構造とな
っている。ここで、起歪体６の四つの起歪部７には四個
のストレンゲージ８が個々に装着されているので、前記
絶縁層２３は前記起歪体６の上面の二個のストレンゲー
ジ８の間隙と下面の二個のストレンゲージ８の間隙とに
一つずつ形成されており、前記絶縁シート２４も前記起
歪体６の上面と下面とに一枚ずつ装着されている。な
お、ストレンゲージ８は、プラスチック製の基板２５の
表面にプリント配線などで抵抗体２６を形成した構造と
なっており、接着剤２７で起歪体６に固定されている。
【００２１】このような構成において、このロードセル
２２は、四つの起歪部７と共に歪を生じる四個のストレ
ンゲージ８の抵抗値が変化すると、これらのストレンゲ
ージ８からなるブリッジ回路のアナログ出力に従って計
量物の重量が電気的に算定されるようになっている。そ
して、このロードセル２２では、アルミニウムやステン
レスなどの金属材で形成された起歪体６とリード線１６
とをワニス製の絶縁層２３で絶縁しており、ストレンゲ
ージ８をブチルゴム製の絶縁シート２４で密閉して湿気
による劣化を防止している。
２２は、四つの起歪部７と共に歪を生じる四個のストレ
ンゲージ８の抵抗値が変化すると、これらのストレンゲ
ージ８からなるブリッジ回路のアナログ出力に従って計
量物の重量が電気的に算定されるようになっている。そ
して、このロードセル２２では、アルミニウムやステン
レスなどの金属材で形成された起歪体６とリード線１６
とをワニス製の絶縁層２３で絶縁しており、ストレンゲ
ージ８をブチルゴム製の絶縁シート２４で密閉して湿気
による劣化を防止している。
【００２２】ここで、このロードセル２２の製作方法の
一実施例を、以下に順次説明する。まず、同図（ａ）に
例示するように、予めリード線１６が接続されたストレ
ンゲージ８を起歪体６の起歪部７に接着剤２７を介して
圧接し、同図（ｂ）に例示するように、この接着剤２７
で起歪体６にストレンゲージ８を固定する。この時、こ
のストレンゲージ８と共にリード線１６も起歪体６の表
面に圧接されるので、同図（ｃ）に例示するように、ス
トレンゲージ８の接着が完了してからリード線１６を引
き上げて起歪体６の表面から離反させる。そして、この
状態でリード線１６が対向する起歪体６の表面に液体の
絶縁材であるワニスを刷毛などで塗布し、このワニスを
硬化させることで絶縁層２３を形成する。そして、この
硬化した絶縁層２３の表面にリード線１６を配置し、同
図（ｄ）に例示したように、このリード線１６と共にス
トレンゲージ８を起歪体６の表面にブチルゴム製の絶縁
シート２４で密閉する。
一実施例を、以下に順次説明する。まず、同図（ａ）に
例示するように、予めリード線１６が接続されたストレ
ンゲージ８を起歪体６の起歪部７に接着剤２７を介して
圧接し、同図（ｂ）に例示するように、この接着剤２７
で起歪体６にストレンゲージ８を固定する。この時、こ
のストレンゲージ８と共にリード線１６も起歪体６の表
面に圧接されるので、同図（ｃ）に例示するように、ス
トレンゲージ８の接着が完了してからリード線１６を引
き上げて起歪体６の表面から離反させる。そして、この
状態でリード線１６が対向する起歪体６の表面に液体の
絶縁材であるワニスを刷毛などで塗布し、このワニスを
硬化させることで絶縁層２３を形成する。そして、この
硬化した絶縁層２３の表面にリード線１６を配置し、同
図（ｄ）に例示したように、このリード線１６と共にス
トレンゲージ８を起歪体６の表面にブチルゴム製の絶縁
シート２４で密閉する。
【００２３】このようにすることで、取扱いが煩雑なブ
チルゴム製の絶縁シートを起歪体６とリード線１６との
狭い間隙に貼付する必要がなく、ストレンゲージ８を密
閉するブチルゴム製の絶縁シート２４も全体で二枚しか
必要でなく、その形状も単純な矩形であるので、このロ
ードセル２２は生産性が良好である。
チルゴム製の絶縁シートを起歪体６とリード線１６との
狭い間隙に貼付する必要がなく、ストレンゲージ８を密
閉するブチルゴム製の絶縁シート２４も全体で二枚しか
必要でなく、その形状も単純な矩形であるので、このロ
ードセル２２は生産性が良好である。
【００２４】なお、本実施例のロードセル２２では、起
歪体６の上面と下面とに二個ずつ設けた四個のストレン
ゲージ８を、起歪体６の上面と下面とに一枚ずつ装着し
た二枚の絶縁シート２４で密閉し、起歪体６の上面と下
面とに四本ずつ位置する八本のリード線１６も、起歪体
６の上面と下面とに一つずつ形成した二つの絶縁層２３
で絶縁しているので、さらに生産性が向上している。
歪体６の上面と下面とに二個ずつ設けた四個のストレン
ゲージ８を、起歪体６の上面と下面とに一枚ずつ装着し
た二枚の絶縁シート２４で密閉し、起歪体６の上面と下
面とに四本ずつ位置する八本のリード線１６も、起歪体
６の上面と下面とに一つずつ形成した二つの絶縁層２３
で絶縁しているので、さらに生産性が向上している。
【００２５】しかし、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、一個のストレンゲージ８を一枚
の絶縁シート２４で密閉することや、一本のリード線１
６を一つの絶縁層２３で絶縁すること（共に図示せず）
も可能である。さらに、四個のストレンゲージを起歪体
の上面と下面との一方のみに設け、これら四個のストレ
ンゲージを一枚の絶縁シートで密閉すると共に八本のリ
ード線を一つの絶縁層で絶縁すること（図示せず）も可
能である。
ものではなく、例えば、一個のストレンゲージ８を一枚
の絶縁シート２４で密閉することや、一本のリード線１
６を一つの絶縁層２３で絶縁すること（共に図示せず）
も可能である。さらに、四個のストレンゲージを起歪体
の上面と下面との一方のみに設け、これら四個のストレ
ンゲージを一枚の絶縁シートで密閉すると共に八本のリ
ード線を一つの絶縁層で絶縁すること（図示せず）も可
能である。
【００２６】なお、ここで云う液体とは、硬化すると絶
縁層となるように塗布できる物質を意味しており、例え
ば、半流動性のゲルなども包含するものである。
縁層となるように塗布できる物質を意味しており、例え
ば、半流動性のゲルなども包含するものである。
【００２７】
【発明の効果】請求項１記載の発明は、リード線が接続
されたストレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロー
ドセルにおいて、前記ストレンゲージに連続して前記リ
ード線に対向する前記起歪体の表面に製作過程で液体か
ら固体に硬化する絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に
位置したリード線と共に前記ストレンゲージを前記起歪
体の表面に絶縁シートで密閉したことにより、取扱いが
煩雑な絶縁シートを起歪体とリード線との狭い間隙に貼
付する必要がなく、ストレンゲージを密閉する絶縁シー
トの枚数を削減することができ、絶縁シートを複雑な形
状に形成する必要もないので、生産性の向上に寄与する
ことができる効果を有するものである。
されたストレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロー
ドセルにおいて、前記ストレンゲージに連続して前記リ
ード線に対向する前記起歪体の表面に製作過程で液体か
ら固体に硬化する絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に
位置したリード線と共に前記ストレンゲージを前記起歪
体の表面に絶縁シートで密閉したことにより、取扱いが
煩雑な絶縁シートを起歪体とリード線との狭い間隙に貼
付する必要がなく、ストレンゲージを密閉する絶縁シー
トの枚数を削減することができ、絶縁シートを複雑な形
状に形成する必要もないので、生産性の向上に寄与する
ことができる効果を有するものである。
【００２８】請求項２記載の発明は、リード線が接続さ
れたストレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロード
セルにおいて、予めリード線が連結された前記ストレン
ゲージを前記起歪体の表面に装着し、この起歪体の表面
で前記リード線が対向する位置に絶縁材の液体を塗布
し、この液体を硬化させて絶縁層を形成し、この絶縁層
の表面にリード線を配置し、このリード線と共に前記ス
トレンゲージを前記起歪体の表面に絶縁シートで密閉す
るようにしたことにより、取扱いが煩雑な絶縁シートを
起歪体とリード線との狭い間隙に貼付する必要がなく、
ストレンゲージを密閉する絶縁シートの枚数を削減する
ことができ、絶縁シートを複雑な形状に形成する必要も
ないので、生産性の向上に寄与することができる効果を
有するものである。
れたストレンゲージを起歪体の起歪部に装着したロード
セルにおいて、予めリード線が連結された前記ストレン
ゲージを前記起歪体の表面に装着し、この起歪体の表面
で前記リード線が対向する位置に絶縁材の液体を塗布
し、この液体を硬化させて絶縁層を形成し、この絶縁層
の表面にリード線を配置し、このリード線と共に前記ス
トレンゲージを前記起歪体の表面に絶縁シートで密閉す
るようにしたことにより、取扱いが煩雑な絶縁シートを
起歪体とリード線との狭い間隙に貼付する必要がなく、
ストレンゲージを密閉する絶縁シートの枚数を削減する
ことができ、絶縁シートを複雑な形状に形成する必要も
ないので、生産性の向上に寄与することができる効果を
有するものである。
【図１】本発明の一実施例のロードセルの製作方法を例
示する製作工程図であり、（ａ）は起歪体にストレンゲ
ージを貼付する状態を例示する側面図、（ｂ）は起歪体
にストレンゲージを貼付した状態を例示する側面図、
（ｃ）は起歪体の表面に絶縁層を形成した状態を例示す
る側面図、（ｄ）は起歪体の表面に絶縁シートを装着し
た状態を例示する側面図である。
示する製作工程図であり、（ａ）は起歪体にストレンゲ
ージを貼付する状態を例示する側面図、（ｂ）は起歪体
にストレンゲージを貼付した状態を例示する側面図、
（ｃ）は起歪体の表面に絶縁層を形成した状態を例示す
る側面図、（ｄ）は起歪体の表面に絶縁シートを装着し
た状態を例示する側面図である。
【図２】従来例のロードセル秤を例示する分解斜視図で
ある。
ある。
【図３】一個のストレンゲージを三枚の絶縁シートで密
閉した状態を例示し、（ａ）は縦断側面図、（ｂ）は平
面図である。
閉した状態を例示し、（ａ）は縦断側面図、（ｂ）は平
面図である。
【図４】一個のストレンゲージを二枚の絶縁シートで密
閉した状態を例示し、（ａ）は縦断側面図、（ｂ）は平
面図である。
閉した状態を例示し、（ａ）は縦断側面図、（ｂ）は平
面図である。
３ 固定端 ４ 可動端 ６ 起歪体 ７ 起歪部 ８ ストレンゲージ １６ リード線 ２２ ロードセル ２３ 絶縁層 ２４ 絶縁シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−110324（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−289431（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−322672（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−28947（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−42158（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01G 3/12 - 3/14 G01L 1/22
Claims (2)
- 【請求項１】 リード線が接続されたストレンゲージを
起歪体の起歪部に装着したロードセルにおいて、 前記ストレンゲージに連続して前記リード線に対向する
前記起歪体の表面に製作過程で液体から固体に硬化する
絶縁層を形成し、この絶縁層の表面に位置したリード線
と共に前記ストレンゲージを前記起歪体の表面に絶縁シ
ートで密閉したことを特徴とするロードセル。 - 【請求項２】 リード線が接続されたストレンゲージを
起歪体の起歪部に装着したロードセルにおいて、 予めリード線が連結された前記ストレンゲージを前記起
歪体の表面に装着し、この起歪体の表面で前記リード線
が対向する位置に絶縁材の液体を塗布し、この液体を硬
化させて絶縁層を形成し、この絶縁層の表面にリード線
を配置し、このリード線と共に前記ストレンゲージを前
記起歪体の表面に絶縁シートで密閉するようにしたこと
を特徴とするロードセルの製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145221A JP2984547B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | ロードセル及びロードセルの製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145221A JP2984547B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | ロードセル及びロードセルの製作方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814993A JPH0814993A (ja) | 1996-01-19 |
| JP2984547B2 true JP2984547B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=15380162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
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| JP (1) | JP2984547B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007292677A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Nitta Ind Corp | 歪みゲージ型センサ |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP6145221A patent/JP2984547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0814993A (ja) | 1996-01-19 |
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