JP2984462B2 - 非接触icカードの取付装置 - Google Patents
非接触icカードの取付装置Info
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Description
プ且つキャッシュレスの料金収受システム等に用いる非
接触ICカードを、アンテナ特性を低下させずに車両の
窓ガラスに取付けるための装置に関する。
は、料金所の収受員がドライバから直接現金を収受する
か、あるいは、ドライバに現金を自動機に投入させ自動
的に料金を収受する方式が採用されている。このため、
ドライバは料金所で一旦停止したり、現金を用意する必
要がある。
テムとして、非接触ICカードを利用したノンストップ
・キャッシュレス・システムが世界各国で開発されてい
る。
(以下、単にICカードとも言う。)を用いた料金収受
システムを説明する。
ド1の表面にマイクロ波帯の平面状のアンテナ2が配置
されている。このICカード1は図5に示すように、車
両3の窓ガラス、例えばフロントガラス4の内側にアン
テナ面を向けて貼付けられる。ICカード1のメモリに
は、各車両に固有のID番号等の情報が格納されてい
る。
述したICカード1を有する車両3に対して、料金所5
の近傍にアンテナ6を有する地上局7が配置され、地上
局7は料金所5内の端末コンピュータ8に接続され、更
に、端末コンピュータ8はホストコンピュータ9に接続
されている。このようなシステム構成により、ICカー
ド1を有した車両3が地上局7の前方を通過する際、各
アンテナ2,6を介して地上局7とICカード1との間
で、ID番号や通行料金等の情報が自動的にマイクロ波
等で無線通信される。これらの情報は地上局7で認識さ
れた後、端末コンピュータ8に伝送されてそこのメモリ
に蓄えられ、更に、端末コンピュータ8からホストコン
ピュータ9に伝送され、通過した車両3が登録している
銀行口座等から自動的に通行料金の清算が行われる。
ナ2は、その前面にフロントガラス4が存在するため、
このガラスに影響されて、ICカード単体の場合に比べ
てアンテナ特性が低下する。図7は円偏波タイプのアン
テナ2に対するガラスの影響を示し、電波の波長λとガ
ラス厚さの関係により、アンテナ2が送受信する電波の
透過率も軸比も大幅に変化する。このことは、空気のイ
ンピーダンスにアンテナ2が整合していても無意味であ
り、ガラス厚を含めてアンテナ2の設計、製作及び調整
を行わねばならないことを意味する。従い、車種によっ
てガラス厚がしばしば異なることを考慮すると、ICカ
ード1の多種生産が必要となり、人的なものを含めて生
産設備が極めて大掛りになる。また、ガラス込みで調整
すると、或る車種用のICカードを車両から取外して単
体で、又は別な車種で使用する場合、アンテナ特性が変
化してしまう。
のアンテナ2も使用される。これは反射波によるフェー
ジングが発生し易いが、ガラスの影響度が比較的小さ
い。しかし、ガラスの影響度はゼロでないため、車種に
よりガラス厚が異なれば、アンテナ特性が変化すること
に変りはない。
Cカードを、アンテナ特性を低下させることなく、車両
の窓ガラスの内側に取付けることができ装置を提供する
ことを目的とする。
ドの取付装置は、誘電体部材と、この誘電体部材にアン
テナ面を向けた状態で非接触ICカードを着脱可能に保
持するカード保持部材と、誘電体部材を車両の窓ガラス
内面に向けた状態で誘電体部材及びカード保持部材を車
両に取付ける取付部材とを具備し、誘電体部材が窓ガラ
スのインピーダンスをアンテナのインピーダンスに整合
させる誘電率及び厚さを有することを特徴とするもので
ある。
入り、アンテナに対する窓ガラスの影響を軽減する。こ
れにより、アンテナは窓ガラスを考慮することなく、例
えば空気のインピーダンスに合わせて設計、製作及び調
整することができる。従い、アンテナを含め非接触IC
カード製作等の工程や設備を省力化できる。また、円偏
波タイプのアンテナを用いて、安定した無線通信を確保
することができる。更に、非接触ICカードを単体で使
用する時と車両に装着して使用する時で、アンテナ特性
が殆ど同じであるから、非接触ICカードを通行料金の
支払いだけでなく、車両から取外して有料道路のサービ
スエリアに持込み、そこに設置した地上局との間の無線
通信により、買物のキャッシュレスでの支払い等にも利
用でき、非接触ICカードの応用が広がる。
のインピーダンスに合わせる等、一定にすると、車両の
窓ガラスの厚さ等が異なる毎に、誘電体部材が異なる取
付装置を使用することになるが、アンテナを窓ガラスに
合わせて多種製作する場合に比べて、設備やコストが安
く有利である。
説明する。図1は非接触ICカードの取付装置10を示
し、この取付装置10は同図(a)に示すように、プラ
スチック等の板状の誘電体部材11と、この誘電体部材
11の背面に空間12をあけて連結したカード保持部材
13と、誘電体部材11の前面に形成した例えば接着材
の薄膜による取付部材14からなり、誘電体部材11の
前面を車両のフロントガラス4の内側4aに密着して貼
付けてある。空間12は非接触ICカード(以下、単に
ICカードとも言う。)を側方から挿入できる寸法であ
る。カード保持部材13は弾性を有し、空間12に挿入
されたICカードを背部13aで弾性的に押付けて誘電
体部材11に密着して保持し、ICカードが移動した
り、抜け出るのを防止する。図1(b)にICカード1
を、その平面状アンテナ2の前面を誘電体部材11に向
けて、空間12内に挿入した状態を示す。
の固有インピーダンスZo(Zo=120π≒377オ
ーム)に合わせた円偏波タイプの平面アンテナとしてあ
る。従い、図2(a)の等価回路に示すように、このI
Cカード1を車両から取外して使用する場合、アンテナ
2から見た放射インピーダンスZout はZout =Zoと
なり、空気15と整合する。
に装着した場合は、図2(b)の等価回路に示すよう
に、アンテナ2から見た放射インピーダンスZout は、
次式(1)で表わされる。 Zout =Zo+Zg+Zd …(1) ここで、Zo:空気15のインピーダンス Zg:フロントガラス4のインピーダンス Zd:誘電体部材11のインピーダンス
dはその比誘電率εr と厚さtの関数であるから、εr
とtを適切な値に調整することにより、次式(2)とな
るようにしてある。 Zo+Zg+Zd=Zo …(2)
アンテナ2から見た放射インピーダンスZout は空気1
5及びアンテナ2のインピーダンスZoに一致し、ガラ
ス4の影響を受けることなく図2(a)に示した場合と
等価になる。
上局間の無線の通信の一例について説明する。図3にお
いて、先ず、地上局7の局部発振器21からアンプ2
2、パワーディバイダ23及び送信アンテナ6aを介し
てマイクロ波の無変調波(以下、CW(Continuous Wav
e)という。)31がICカード1へ送信される。このC
W31はICカード1に配置されている受信アンテナ2
aで受信され、RAM(メモリ)17に登録されている
ID番号等の情報で変調器18により変調された後、送
信アンテナ2bから地上局7へ返信される。16はCP
Uである。地上局7ではICカード1からの変調波32
を受信アンテナ6bで受信し、ミキサ24によってパワ
ーディバイダ23からの局部発振信号を用いたホモダイ
ン検波が行われて、ICカード1のID番号等の情報が
復調される。この復調信号は、BPF25で雑音成分が
除去された後、IFアンプ26で適当な大きさに増幅さ
れ、コンパレータ27で波形整形されてデジタル信号と
して端末コンピュータ8に送られる。
に、本発明によれば、取付装置の誘電体部材が車両の窓
ガラスと非接触ICカードのアンテナとの間に入り、ア
ンテナに対する窓ガラスの影響を軽減する。これによ
り、アンテナは窓ガラスを考慮することなく、例えば空
気のインピーダンスに合わせて設計、製作及び調整する
ことができる。従い、アンテナを含め非接触ICカード
製作等の工程や設備を省力化できる。また、円偏波タイ
プのアンテナを用いて、安定した無線通信を確保するこ
とができる。更に、非接触ICカードを単体で使用する
時と車両に装着して使用する時で、アンテナ特性が殆ど
同じであるから、非接触ICカードを通行料金の支払い
だけでなく、車両から取外して有料道路のサービスエリ
アに持込み、そこに設置した地上局との間の無線通信に
より、買物のキャッシュレスでの支払い等にも利用で
き、非接触ICカードの応用が広がる。
付装置の断面図。
回路図。
を示すブロック図。
示す図。
示す概念図。
めの特性図。
Claims (1)
- 【請求項1】 誘電体部材と、この誘電体部材にアンテ
ナ面を向けた状態で非接触ICカードを着脱可能に保持
するカード保持部材と、誘電体部材を車両の窓ガラス内
面に向けた状態で誘電体部材及びカード保持部材を車両
に取付ける取付部材とを具備し、誘電体部材が窓ガラス
のインピーダンスをアンテナのインピーダンスに整合さ
せる誘電率及び厚さを有することを特徴とする非接触I
Cカードの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11596792A JP2984462B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 非接触icカードの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11596792A JP2984462B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 非接触icカードの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05314330A JPH05314330A (ja) | 1993-11-26 |
JP2984462B2 true JP2984462B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=14675573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11596792A Expired - Lifetime JP2984462B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 非接触icカードの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2984462B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3884958B2 (ja) | 1999-10-13 | 2007-02-21 | 株式会社日立製作所 | 通信端末及び車載用通信端末並びにそれを用いた車輌 |
JP2005352886A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Toppan Forms Co Ltd | Icチップ入りシート |
BRPI0610689B1 (pt) * | 2005-04-26 | 2018-06-26 | Saint-Gobain Glass France | Vidraça compreendendo pelo menos um dispositivo eletrônico |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP11596792A patent/JP2984462B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05314330A (ja) | 1993-11-26 |
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