JP2984393B2 - インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置

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JP2984393B2
JP2984393B2 JP4366091A JP4366091A JP2984393B2 JP 2984393 B2 JP2984393 B2 JP 2984393B2 JP 4366091 A JP4366091 A JP 4366091A JP 4366091 A JP4366091 A JP 4366091A JP 2984393 B2 JP2984393 B2 JP 2984393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体を熱エネルギーの作
用によって吐出口から吐出させて記録を行うインクジェ
ット記録ヘッド、および該記録ヘッドを用いたインクジ
ェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置として
は、圧電素子の変形により液流路内に圧力変化を発生さ
せて微小液滴を吐出させるもの、あるいは更に一対の電
極を設けて、これにより液滴を偏向して吐出させるもの
が知られている。また、液路内に配設した発熱素子を急
激に発熱させることによって気泡を生ぜしめ、その気泡
の発生によって吐出口から液滴を吐出させるもの等が種
々提案されてきた。
【0003】これらの中でも、熱エネルギーを利用して
記録液を吐出するインクジェット記録ヘッドは、記録用
の液滴を吐出して、飛翔用液滴を形成するためのオリフ
ィスを高密度に配列することができるために、高解像力
の記録をすることが可能であること、記録ヘッドとして
全体的にコンパクト化も容易であること、最近の半導体
分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技
術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、長尺
化および面状化(2次元化)が容易であること等によ
り、マルチノズル化および高密度実装化が容易で、しか
も大量生産時の生産性が良く、製造費用も廉価にできる
ものとして特に注目されている。
【0004】上述のインクジェット記録ヘッドにおい
て、吐出効率、吐出応答性あるいは吐出安定性、長時間
連続記録性、高速記録性に優れた装置を与えることを目
的として、特開昭55−59975、特開昭55−59
976、特開昭55−59977各号昭公報に具体例が
開示されている。
【0005】図8に従来から用いられているインクジェ
ット記録ヘッドの例を示す。
【0006】この例においては、吐出口4とこれに連通
し、発熱素子5からの熱が液体インクに付与される部分
を有するインク流路6とから吐出液滴を形成するための
液滴形成手段が構成されている。この記録ヘッドを用い
て記録を行うには、まずインク供給系(図示せず)から
供給口2を通って共通液室3およびインク流路6内に液
体インクを充填する。次に電気信号を発熱素子5に印
加、通電する。これによって発熱素子5は発熱し、熱エ
ネルギーが発熱素子5近傍のインク流路6内にある液体
インクに付与され、その部分において瞬間的な液体イン
クの体積増大を伴うインク内での気泡の発生が起き、発
熱素子5の下流部にあるインクが吐出口4より吐出され
て、インク液滴が形成される。このインク液滴を、吐出
口4の前方に、吐出口の列に平行に送られてきた紙等の
記録媒体に付着させ記録が行われる。
【0007】さらに大量生産性、製造費用の廉価をより
進めるため、特願平1−241049号公報、特願平1
−241050号公報に示されるように、吐出エネルギ
ー発生素子を形成した第1基板を、記録用液体の流路を
形成するための溝を有するとともに、溝の前方に記録用
液体の吐出口が形成された吐出口形成部材を一体に有し
てなる第2基板と接合して構成する記録ヘッドの製造も
提案されている。
【0008】 〔発明の課題〕 しかしながら、前述の構成においても、使用環境温度が
異常に高くなった場合や、ヘッド内の蓄熱が過度に進行
した場合等の特殊な状況において吐出に使用される熱エ
ネルギーが大きくなり、それに伴って吐出口の内側で形
成された主滴とは異なるマイクロドットの体積や速度も
増加するため、ついにはマイクロドットが吐出口から外
に飛翔し、これが吐出口を形成している面(以下、「フ
ェイス面」という)吐出口近傍を濡らすことで、主滴自
体の着弾位置のばらつきや不吐出等を引き起こしたり、
またもともと主滴よりも吐出速度が遅いマイクロドット
が記録に無関係の位置に着弾する等の問題が発生するこ
とが本発明者らのその後の研究で判明した。
【0009】本発明は上述のような特殊な問題をも解決
し、より良好な印字品位を達成するための記録ヘッドお
よび記録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】その課題の解決のために
本発明においては、インク吐出のためのオリフィス手段
の中心線と、インク吐出のための熱エネルギー発生素子
を配設したインク流路の中心線とが交差しており、オリ
フィス手段が吐出口側に絞られているインクジェット記
録ヘッドを搭載するインクジェット記録装置において、
前記インク流路における前記エネルギー発生素子と接す
る面から、前記インク流路の中心線までの距離aと、前
記インク流路における前記エネルギー発生素子と接する
面から、前記吐出口の出口端部までの距離bとの間に、
a>bなる関係をもつとともに前記インク流路の中心線
と、記録媒体の飛翔インク着弾部表面との間の角度θ
が、θ=90゜±5゜であることを特徴とする。また、
インク吐出のためのオリフィス手段の中心線と、インク
吐出のための熱エネルギー発生素子を配設したインク流
路の中心線とが交差しており、オリフィス手段が吐出口
側に絞られているインクジェット記録ヘッドを搭載する
インクジェット記録装置において、前記吐出口の内側で
形成されたマイクロドットが前記吐出口に接触せずに吐
出口外部に飛翔するとともに前記インク流路の中心線
と、記録媒体の飛翔インク着弾部表面との間の角度θ
が、θ=90゜±5゜であることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、図7(A)に示すような
主滴とマイクロドットの位置関係とすることができ、サ
テライト印字がないことはもちろんのこと、マイクロド
ットの非常に目につかないものとすることができる。
【0012】これらの関係をさらに説明すれば以下のよ
うになる。吐出時、主滴はオリフィス手段の中心線上に
沿って進み、マイクロドットはインク流路の中心線上に
沿って進む。従来行われていたように主滴を記録媒体表
面に対し垂直に吐出させると、主滴とマイクロドットの
着弾点の位置関係は図7(B)に示すような関係であっ
たため、ヘッドの移動と共にマイクロドットは主滴から
離れた位置に着弾して、それぞれの液滴が記録媒体上で
にじんだ後も目について印字境界を不明瞭にしていた。
これを防止するため、特願平1−241049号に記載
の発明ではマイクロドットを吐出口内壁にぶつけて外に
出さないようにしていたが、環境温度が高くなったり、
ヘッド内の畜熱が進行して吐出のための熱エネルギーが
大きくなった場合には、このマイクロドットの吐出エネ
ルギーも大きくなり、吐出口内壁にぶつかった後にさら
に外に出てしまう。この結果マイクロドットの進行方向
はインク流路の中心線上から大きく曲げられた方向にな
るため、それがヘッド移動時の空気の流れ等の影響を受
けてフェイス面に付着して、吐出口近傍を濡らしたり、
また記録媒体上に到達しても主滴からかなり離れた位置
に着弾してしまう。吐出口近傍を濡らすということは、
次の主滴の吐出時にその吐出エネルギーをうばったり、
吐出口をふさいだりするため、主滴の吐出方向を曲げた
り、さらには主滴の吐出を妨げたりすることもある。
【0013】これに対し、図7(A)に示すように記録
媒体表面をインク流路の中心線に対して垂直となるよう
に吐出させることで、吐出口から主滴の着弾点までの距
離dを図7(B)と同一にするならば、飛翔した液滴が
記録媒体の上に着弾してにじんだ後は、主滴とマイクロ
ドットとの間の距離eは図7(B)の場合(e´)より
も短くなり、印字上マイクロドットは目につきにくい。
さらに記録紙表面に対し、主滴が斜め方向に飛翔するた
め記録媒体上でにじむ際にも、垂直に飛翔した場合より
も広くにじむため、この事も印字上もマイクロドットを
目立たなくしている。
【0014】
【実施例】図2乃至図6は、本発明が実施もしくは適用
される好適なインクジェットユニットIJU,インクジ
ェットヘッドIJH,インクタンクIT,インクジェッ
トカートリッジIJC,インクジェット記録装置本体I
JRA,キャリッジHCの夫々及び夫々の関係を説明す
るための説明図である。以下これらの図面を用いて各部
構成の説明を行う。
【0015】本例でのインクジェットカートリッジIJ
Cは、図3の斜視図でわかるように、インクの収納割合
が大きくなっているもので、インクタンクITの前方面
よりもわずかにインクジェットユニットIJUの先端部
が突出した形状である。このインクジェットカートリッ
ジIJCは、インクジェット記録装置本体IJRAに載
置されているキャリッジHC(図5)の後述する位置決
め手段及び電気的接点とによって固定支持されると共
に、該キャリッジHCに対して着脱可能なデイスポーザ
ブルタイプである。本例図2乃至図6には、本発明の成
立段階において成された数々の新規な技術が適用された
構成となっているので、これらの構成を簡単に説明しな
がら、全体を説明することにする。
【0016】(i) インクジェットユニットIJU構
成説明 インクジェットユニットIJUは、電気信号に応じて膜
沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギー
を生成する電気熱変換体を用いて記録を行うバブルジェ
ット方式のユニットである。
【0017】図2において、100はSi基板上に複数
の列状に配された電気熱変換体(吐出ヒータ)と、これ
に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術により
形成されて成るヒータボードである。200はヒータボ
ード100に対する配線基板であり、ヒータボード10
0の配線に対応する配線(例えばワイヤボンデイングに
より接続される)と、この配線の端部に位置し本体装置
からの電気信号を受けるパッド201とを有している。
【0018】1300は複数のインク流路を夫々区分す
るための隔壁や各インク流路へインクを与えるためにイ
ンクを収納するための共通液室等を設けた溝付天板で、
インクタンクITから供給されるインクを受けて上述の
共通液室へ導入するインク受け口1500と、各インク
流路に対応した吐出口を複数有するオリフィスプレート
400を一体成型したものである。これらの一体成型材
料としてはポリサルフォンが好ましいが、他の成型用樹
脂材料でも良い。
【0019】300は配線基板200の裏面を平面で支
持する例えば金属製の支持体で、インクジェットユニッ
トの底板となる。500は押えばねであり、M字形状で
そのM字の中央で共通液室を軽圧で押圧すると共に前だ
れ部501で液路の一部、好ましくは吐出口近傍の領域
を線圧で集中押圧する。ヒータボード100および天板
1300を押えばねの足部が支持体300の穴3121
を通って支持体300の裏面側に係合することでこれら
を挟み込んだ状態で両者を係合させることにより、押え
ばね500とその前だれ部501の集中付勢力によって
ヒータボード100と天板1300とを圧着固定する。
又支持体300は、インクタンクITの2つの位置決め
凸起1012及び位置決め且つ熱融着保持用凸起180
0,1801に係合する位置決め用穴312,190
0,2000を有する他、装置本体IJRAのキャリッ
ジHCに対する位置決め用の突起2500,2600を
裏面側に有している。加えて支持体300はインクタン
クからのインク供給を可能とするインク供給管2200
(後述)を貫通可能にする穴320をも有している。支
持体300に対する配線基板200の取付は、接着剤等
で貼着して行われる。尚、支持体300の凹部240
0,2400は、それぞれ位置決め用突起2500,2
600の近傍(裏面側)に設けられている。そして、組
立てられたインクジェットカートリッジIJC(図3)
のヘッド部先端領域の周囲3辺に形成された平行溝30
00,3001の複数の延長線上にある。このため平行
溝3000,3001に沿って移動したゴミやインク等
の不要物が突起2500,2600に至ることがないよ
うになっている。この平行溝3000が形成されてい
る。蓋部材800は、図5でわかるように、インクジェ
ットカートリッジIJCの外壁を形成すると共に、イン
クタンクとでインクジェットユニットIJUを収納する
空間部を形成している。又、この平行溝3001が形成
されているインク供給部材600は、前述したインク供
給管2200に連続するインク導管1600を供給管2
200側が固定の片持ちばりとして形成し、インク導管
の固定側とインク供給管2200との毛管現象を確保す
るための封止ピン602が挿入されている。尚、601
はインクタンクITと供給管2200との結合シールを
行うパッキン、700は供給管のタンク側端部に設けら
れたフイルターである。
【0020】このインク供給部材600は、モールド成
型されているので、安価で位置精度が高く形成製造上の
精度低下を無くしているだけでなく、インクの供給用導
管1600の構造を片持ちばり構造としているため、導
管1600の上述インク受け口1500に対する圧接状
態が安定化できるので大量生産にも適した構造となって
いる。本例では、この圧接状態下で封止用接着剤をイン
ク供給部材側から流し込むだけで、より完全な連通状態
を確実に得ることができている。尚、インク供給部材6
00の支持体300に対する固定は、支持体300の穴
1901,1902に対するインク供給部材600の裏
面側ピン(不図示)を支持体300の穴1901,19
02を介して貫通突出せしめ、支持体300の裏面側に
突出した部分を熱融着することで簡単に行われる。尚、
この熱融着された裏面部のわずかな突出領域は、インク
タンクITのインクジェットユニットIJU取付面側壁
面のくぼみ(不図示)内に収められるのでユニットIJ
Uの位置決め面は正確に得られる。
【0021】(ii)インクタンクIT構成説明 インクタンクは、カートリッジ本体1000と、インク
吸収体900とインク吸収体900をカートリッジ本体
1000の上記ユニットIJU取付面とは反対側の側面
から挿入した後、これを封止する蓋部材1100とで構
成されている。
【0022】900はインクを含浸させるための吸収体
であり、カートリッジ本体1000内に配置される。1
200は上記各部100〜600からなるユニットIJ
Uに対してインクを供給するための供給口であると共
に、当該ユニットをカートリッジ本体1000の部分1
010に配置する前の工程で供給口1200よりインク
を注入することにより吸収体900のインク含浸を行う
ための注入口でもある。
【0023】この本例では、インクを供給可能な部分
は、大気連通口とこの供給口とになるが、インク吸収体
からのインク供給性を良好に行うための本体1000内
リブ2300と蓋部材1100の部分リブ2302,2
301とによって形成されたタンク内空気存在領域を、
大気連通口1401側から連続させてインク供給口12
00から最も遠い角部域にわたって形成している構成を
とっているので、相対的に良好かつ均一な吸収体へのイ
ンク供給は、この供給口1200側から行われることが
重要である。この方法は実用上極めて有効である。この
リブ2300は、インクタンクの本体1000の後方面
において、キャリッジ移動方向に平行なリブを4本有
し、吸収体が後方面に密着することを防止している。
又、部分リブ2302,2301は、同様にリブ230
0に対して対応する延長上にある蓋部材1100の内面
に設けられているが、リブ2300とは異なり分割され
た状態となっていて空気の存在空間を前者より増加させ
ている。尚、部分リブ2302,2301は蓋部材11
00の全面積の半分以下の面に分散された形となってい
る。これらのリブによってインク吸収体のタンク供給口
1200から最も遠い角部の領域のインクをより安定さ
せつつも確実に供給口1200側へ毛管力で導びくこと
ができた。1401はカートリッジ内部を大気に連通す
るために蓋部材に設けた大気連通口である。1400は
大気連通口1401の内方に配置される撥液材であり、
これにより大気連通口1400からのインク漏洩が防止
される。
【0024】前述したインクタンクITのインク収容空
間は長方体形状であり、その長辺を側面にもつ場合であ
るので上述したリブの配置構成は特に有効であるが、キ
ャリッジの移動方向に長辺を持つ場合又は立方体の場合
は、蓋部材1100の全体にリブを設けるようにするこ
とでインク吸収体900からのインク供給を安定化でき
る。限られた空間内にインクを出来るだけ収納するため
には直方体形状が適しているが、この収納されたインク
を無駄なく記録に使用するためには、上述したように、
角部の領域に対して近接する2面領域に上記作用を行え
るリブを設けることが重要である。更に本実施例におけ
るインクタンクITの内面リブは、直方体形状のインク
吸収体の厚み方向に対してほぼ均一な分布で配置されて
いる。この構成は、吸収体全体のインク消費に対して、
大気圧分布を均一化しつつインク残量をほとんど無なら
しめることが出来るため重要な構成である。更に、この
リブの配置上の技術思想を詳述すれば、直方体の4角形
上面においてインクタンクのインク供給口1200を投
影した位置を中心として、長辺を半径とする円弧を描い
たときに、その円弧よりも外側に位置する吸収体に対し
て、大気圧状態が早期に与えられるようにその円弧より
も外側の面に上記リブを配設することが重要となる。こ
の場合、タンクの大気連通口は、このリブ配設領域に大
気を導入できる位置であれば、本例に限られることでは
ない。
【0025】加えて、本実施例では、インクジェットカ
ートリッジIJCのヘッドに対する後方面を平面化し
て、装置に組み込まれたときの必要スペースを最小化な
らしめるとともに、インクの収容量を最大化している構
成をとっているために、装置の小型化を達成できるだけ
ではなく、カートリッジの交換頻度を減少できる優れた
構成をとっている。そして、インクジェットユニットI
JUを一体化するための空間の後方部を利用して、そこ
に、大気連通口1401用の突出部分を形成し、この突
出部分の内部を空洞化して、ここに前述した吸収体90
0厚み全体に対する大気圧供給空間1402を形成して
ある。このように構成することで、従来には見られない
優れたカートリッジを提供できた。尚、この大気圧供給
空間1402は、従来よりもはるかに大きい空間であ
り、上記大気連通口1401が上方に位置しているの
で、何らかの異常で、インクが吸収体から離脱しても、
この大気圧供給空間1402は、そのインクを一時的に
保持でき、確実に吸収体に回収せしめることができるの
で無駄のない優れたカートリッジを提供できる。
【0026】又インクタンクITの上記ユニットIJU
の取付面の構成は第4図によって示されている。オリフ
ィスプレート400の突出口のほぼ中心を通って、タン
クITの底面もしくはキャリッジの表面の載置基準面に
平行な直線をL1とすると、支持体300の穴312に
係合する2つの位置決め凸起1012はこの直線L1
上にある。この凸起1012の高さは支持体300の厚
みよりわずかに低く、支持体300の位置決めを行う。
この図面上で直線L1 の延長上にはキャリッジの位置
決め用フック4001の90°角の係合面4002が係
合する爪2100が位置しており、キャリッジに対する
位置決めの作用力がこの直線L1 を含む上記基準面に
平行な面領域で作用するように構成されている。図5で
後述するが、これらの関係は、インクタンクのみの位置
決めの精度がヘッドの吐出口の位置決め精度と同等とな
るので有効な構成となる。
【0027】又、支持体300のインクタンク側面への
固定用穴1900,2000に夫々対応するインクタン
クの突起1800,1801は前述の凸起1012より
も長く、支持体300を貫通して突出した部分を熱融着
して支持体300をその側面に固定するためのものであ
る。上述の線L1 に垂直でこの突起1800を通る直
線をL3 、突起1801を通る直線をL2 としたと
き、直線L3 上には上記供給口1200のほぼ中心が
位置するので、供給部の口1200と供給管2200と
の結合状態を安定化する作用をし、落下や衝撃によって
もこれらの結合状態への負荷を軽減できるので好ましい
構成である。又、直線L2 ,L3 は一致していず、
ヘッドIJHの吐出口側の凸起1012周辺に突起18
00,1801が存在しているので、さらにヘッドIJ
Hのタンクに対する位置決めの補強効果を生んでいる。
尚、L4 で示される曲線は、インク供給部材600の
装着時の外壁位置である。突起1800,1801はそ
の曲線L4 に沿っているので、ヘッドIJHの先端側
構成の重量に対しても充分な強度と位置精度を与えてい
る。尚、2700はインクタンクITの先端ツバで、キ
ャリッジの前板4000の穴に挿入されて、インクタン
クの変位が極端に悪くなるような異変時に対して設けら
れている。2101は、キャリッジに対する抜け止め
で、キャリッジHCの不図示のバーに対して設けれ、カ
ートリッジIJCが後述のように旋回装着された位置で
このバーの下方に侵入して、不要に位置決め位置から離
脱させる上方方向へ力が作用しても装着状態を維持する
ための保護用部材である。 インクタンクITは、ユニ
ットIJUを装着された後に蓋800で覆うことで、ユ
ニットIJUを下方開口を除いて包囲する形状となる
が、インクジェットカートリッジIJCとしては、キャ
リッジHCに載置するための下方開口はキャリッジHC
と近接するため、実質的な4方包囲空間を形成してしま
う。従って、この包囲空間内にあるヘッドIJHからの
発熱はこの空間内の保温空間として有効となるものの長
期連続使用としては、わずかな昇温となる。このため本
例では、支持体の自然放熱を助けるためにカートリッジ
IJCの上方面に、この空間よりは小さい幅のスリット
1700を設けて、昇温を防止しつつもユニットIJU
全体の温度分布の均一化を環境に左右されないようにす
ることができた。
【0028】インクジェットカートリッジIJCとして
組立てられると、インクはカートリッジ内部より供給口
1200、支持体300に設けた穴320および供給タ
ンク600の中裏面側に設けた導入口を介して供給タン
ク600内に供給され、その内部を通った後、導出口よ
り適宜の供給管および天板1300のインク導入口15
00を介して共通液室内へと流入する。以上におけるイ
ンク連通用の接続部には、例えばシリコンゴムやブチル
ゴム等のパッキンが配設され、これによって封止が行わ
れてインク供給路が確保される。
【0029】尚本実施例においては天板1300は耐イ
ンク性に優れたポリサルフォン、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリフエニレンオキサイド、ポリプロピレンなどの
樹脂を用い、オリフィスプレート部400と共に金型内
で一体に同時成型してある。上述のように一体成型部品
は、インク供給部材600、天板1300・オリフィス
プレート400一体部材、インクタンク本体1000と
したので組立て精度が高水準になるばかりでなく、大量
生産の品質向上に極めて有効である。又部品点数の個数
は従来に比較して減少できているので、優れた所望特性
を確実に発揮できる。
【0030】また、本発明実施例では、上記組立後の形
状において、図2乃至図4で示されるように、インク供
給部材600は、その上面部603がインクタンクIT
のスリット1700を備えた屋根部の端部4008との
間に図3に示したようにスリットSを形成し、下面部6
04がインクタンクITの下方の蓋800が接着される
薄板部材のヘッド側端部4011との間に上記スリット
Sと同様のスリット(不図示)を形成している。これら
のインクタンクITとインク供給部材600との間のス
リットは、上記スリット1700の放熱を一層促進させ
る作用を実質的に行うとともに、タンクITへ加わる不
要な圧力があってもこれを直接供給部材、強いては、イ
ンクジェットユニットIJTへ及ぼすことを防止してい
る。
【0031】いずれにしても、本実施例の上記構成は、
従来には無い構成であって、それぞれが単独で有効な効
果をもたらすと共に、複合的にも各構成要件があること
で有機的な構成をもたらしている。
【0032】(iii) キャリッジHCに対するイン
クジェットカートリッジIJCの取付説明 図5において、5000はプラテンローラで、記録媒体
Pを紙面下方から上方へ案内する。キャリッジHCは、
プラテンローラ5000に沿って移動するもので、キャ
リッジの前方プラテン側にインクジェットカートリッジ
IJCの前面側に位置する前板4000(厚さ2mm)
と、カートリッジIJCの配線基板200のパッド20
1に対応するパッド2011を具備したフレキシブルシ
ート4005及びこれを裏面側から各パッド2011に
対して押圧する弾性力を発生するためのゴムパッドシー
ト4007を保持する電気接続部用支持板4003と、
インクジェットカートリッジIJCを記録位置へ固定す
るための位置決め用フック4001とが設けられてい
る。前板4000は位置決め用突出面4010をカート
リッジの支持体300の前述した位置決め突起250
0,2600に夫々対応して2個有し、カートリッジの
装着後はこの突出面4010に向う垂直な力を受ける。
このため、補強用のリブが前板のプラテンローラ側に、
その垂直な力の方向に向っているリブ(不図示)を複数
有している。このリブは、カートリッジIJC装着時の
前面位置L5よりもわずかに(約0.1mm程度)プラ
テンローラ側に突出しているヘッド保護用突出部をも形
成している。電気接続部用支持板4003は、補強用リ
ブ4004を前記リブの方向ではなく垂直方向に複数有
し、プラテン側からフック4001側に向って側方への
突出割合が減じられている。これは、カートリッジ装着
時の位置を図のように傾斜させるための機能も果してい
る。又、支持板4003は電気的接触状態を安定化する
ため、上記2つの位置決め用突出面4010がカートリ
ッジに及ぼす作用方向と逆方向に、カートリッジへの作
用力を及ぼすためのフック側の位置決め面4006を突
出面4010に対応して2個有し、これらの2個の位置
決め面の間にパッドコンタクト域を形成すると共にパッ
ド2011対応のボッチ付ゴムシート4007のボッチ
の変形量を一義的に規定する。これらの位置決め面は、
カートリッジIJCが記録可能な位置に固定されると、
配線基板200の表面に当接した状態となる。本例で
は、さらに配線基板200のパッド201を前述した線
L1 に関して対称となるように分布させているので、
ゴムシート4007の各ボッチの変形量を均一化してパ
ッド2011の当接圧をより安定化している。本例のパ
ッド201の分布は、上方,下方2列、縦2列である。
【0033】フック4001は、固定軸4009に係合
する長穴を有し、この長穴の移動空間を利用して図の位
置から反時計方向に回動した後、プラテンローラ500
0に沿って左方側へ移動することでキャリッジHCに対
するインクジェットカートリッジIJCの位置決めを行
う。このフック4001の移動はどのようなものでも良
いが、レバー等で行える構成が好ましい。いずれにして
もこのフック4001の回動時にカートリッジIJCは
プラテンローラ側へ移動しつつ位置決め突起2500,
2600が前板の位置決め面4010に当接可能な位置
へ移動し、フック4001の左方側移動によって90°
のフック面4002がカートリッジIJCの爪2100
の90°面に密着しつつカートリッジIJCを位置決め
面2500,4010同志の接触域を中心に水平面内で
旋回して最終的にパッド201,2011同志の接触が
始まる。そしてフック4001が所定位置、即ち固定位
置に保持されると、パッド201,2011同志の完全
接触状態と、位置決め面2500,4010同志の完全
面接触と、90度面4002と爪の90度面の2面接触
と、配線基板300と位置決め面4006との面接触と
が同時に形成されてキャリッジに対するカートリッジI
JCの保持が完了する。
【0034】(iv)装置本体の概略説明 図6は本発明が適用されるインクジェット記録装置IJ
RAの概観図で、駆動モータ5013の正逆回転に連動
して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転す
るリードスクリュー5005のら線溝5004に対して
係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印
a,b方向に往復移動される。5002は紙押え板であ
り、キャリッジ移動方向にわたって紙をプラテン500
0に対して押圧する。5007,5008はフオトカプ
ラでキャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認してモータ5013の回転方向切換等を行うためのホ
ームポジション検知手段である。5016は記録ヘッド
の前面をキャップするキャップ部材5022を支持する
部材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段
でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回
復を行う。5017はクリーニングブレードで、501
9はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材であ
り、本体支持板5018にこれらは支持されている。ブ
レードは、この形態でなく周知のクリーニングブレード
が本例に適用できることはいうまでもない。又、502
1は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャ
リッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、
駆動モータからの駆動力がクラッチ切換等の公知の伝達
手段で移動制御される。
【0035】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例には何れも適用できる。上述における各構成は
単独でも複合的に見ても優れた発明であり、本発明にと
って好ましい構成例を示している。
【0036】上述した図2乃至図6に対して、技術的に
関係する本発明について詳述するため、以下、図1及び
図7以後を用いながら説明する。
【0037】図1に本発明に係る記録ヘッドの代表例を
示す。101はオリフィスプレート、102はオリフィ
ス手段、103は吐出口、104はインク流路、105
は発熱素子、106はオリフィス中心線、107は流路
中心線、108はオリフィス手段とインク流路の傾き角
である。
【0038】105が発熱し発泡が生ずると、106の
軌道上に主滴が吐出される。次いで消泡と共にマイクロ
ドットが発生し、107の線上を飛翔する。この際に、
インク流路における発熱素子と接する面からインク流路
中心線107までの距離aと、インク流路における発熱
素子と接する面から吐出口103の出口端部までの距離
bとの間に、a>bなる関係があるため、このマイクロ
ドットは107に沿って飛翔される。この吐出状態は図
7(A)のような関係となる。ここでM1は主滴の着弾
点中心位置、M2はマイクロドットの着弾点中心位置を
示し、eはM1、M2間の距離を示す。一般的に、主滴の
体積に対し、マイクロドットの体積は非常に小さく、こ
れらが記録媒体P上に着弾し、その上でにじんでドット
径が広がったああとの主滴とマイクロドットとの間のす
きまはeに比べ非常に小さくなる。
【0039】この実施例において、オリフィス手段とイ
ンク流路の傾き角108は、主滴とサテライトとが同一
方向に飛ぶように設定されるものであって、0°から2
0°が適当である。より好ましくは5°から15°がよ
い。また、インク流路中心線と記録媒体表面との間の角
度θは90°であることが最も好ましいが、90°±5
°の範囲内であれば実用上支障はない。
【0040】さらに吐出口から飛翔される各種インク液
滴を、その正規の飛翔方向に沿って吐出エラーを起こさ
ず明確に吐出させるため、オリフィスプレート表面の少
なくとも吐出口周辺は撥水処理されていることが好まし
く、その撥水処理剤として使用されるものは、例えばシ
リコーンオイル、含フッ素低分子および高分子化合物が
挙げられる。このような撥水処理剤として、具体的に
は、KP801(商品名、信越シリコーン)、DEFE
NSA(商品名、大日本インキ化学)、CTX−10
5、−805(商品名、旭硝子)、テフロンAF(商品
名、デュポン)などがある。
【0041】またオリフィス手段102は吐出の中心線
を中心にして対称となっていなければならず、このため
には、上記手法によってオリフィスプレートに撥水処理
を施した後、オリフィス手段102の形成部分に吐出側
面とは反対側の裏面側から所定角度でレーザー光を照射
することで形成する。この際の所定角度はオリフィス手
段の中心線とインク流路の中心線との傾け角に一致す
る。
【0042】この形成によって撥水剤が吐出口形成を損
なうことなく良好なインク滴吐出方向を形成できる。
【0043】尚、本発明は撥水剤塗布を必要としないヘ
ッドにおいても有効な発明である。
【0044】 〔比較例〕 図7(B)は図1のヘッドを用い、主滴が吐出口から記
録媒体に着弾するまでの距離dを図7(A)と同一に
し、かつ飛翔する主滴の道すじが記録媒体表面に対し9
0゜になるように記録媒体を設定した場合の比較例を示
す。主滴、マイクロドットの吐出のしかたは図7(A)
と同様であるが、マイクロドットの着弾点はM3の位置
となり、両者の距離eとe´の関係は、e´=e/si
nθなる関係となり、またマイクロドットが吐出口から
吐出してから記録紙上に着弾するまでに飛翔する距離は
図7(A)のときよりもxだけ長くなる。一般に印字品
位に大きく影響を与えるのは主滴の着弾位置精度であ
る。また液滴の飛翔距離と着弾位置精度には相関があ
り、飛翔距離が短いほど吐出方向のずれの影響を受けに
くい。以上の点から図7(B)において、図7(A)と
同じ主滴の着弾位置精度を保とうとするならばdの長さ
は同じにする必要があり、従って、(B)の場合(A)
よりも主滴とマイクロドットとの記録紙着弾時の間隔が
広くなり、印字品位を落とすことになる。
【0045】実際にe´=e/sinθなる関係より、
オリフィスとインク流路の傾き角108=20°(θ=
20゜)において、e´=0.06eであり、4%の着
弾点中心の開きの増加となる。本発明者らの研究によ
り、主滴の吐出速度に対し、マイクロドットの吐出速度
は約3割程度にまで落ちていることがわかり、これに図
7(A)と図7(B)のそれぞれのマイクロドットの飛
翔距離の差xとヘッドの移動速度を考慮すれば着弾点中
心の開きの増加は10%程度にまでいくことが判明し
た。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、オリフィス中心線
とインク流路中心線とが傾いているヘッドで、マイクロ
ドットがヘッドの吐出口内壁でぶつからないようにし、
しかもインク流路中心線と記録媒体の飛翔インク着弾部
表面との間の角度を直角にするようにした記録装置を用
いることで、使用環境温度やヘッド内蓄熱による温度上
昇が異常に高くなった場合であっても、サテライト印字
や吐出口表面の濡れよる吐出エラーを起こすことなく、
また着弾後の主滴とマイクロドットが大きく広がること
もない。このようにすることで品位の高い印字を得るこ
とができ、高速化に対応した記録装置を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの断面
図である。
【図2】本発明に係るインクジェットカートリッジの一
例の分解斜視図である。
【図3】本発明に係るインクジェットカートリッジの概
略斜視図である。
【図4】インクジェットカートリッジのインクタンクを
インクジェット記録ヘッドが装着される側から見た概略
斜視図である。
【図5】インクジェットカートリッジ装置本体のキャリ
ッジに装着される様子を示す上面図である。
【図6】本発明に係るインクジェット記録装置を示す概
略斜視図である。
【図7】(A)は本発明を実施したときのヘッドと記録
媒体との関係を示す説明図で、(B)は本発明に対する
比較例を示す説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 ヒーターボード(第1基板) 2 溝付天板(第2基板) 3 突状部材 4 インク路 5 共通インク室 6 吐出□ 7 オリフィスプレート 8 押さえばね 101 オリフィスプレート 102 オリフィス 103 吐出口 104 インク流路 105 発熱素子 106 オリフィスの中心線 107 インク流路の中心線 108 オリフィスとインク流路の傾き角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 雅実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−101962(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/05 B41J 2/175

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク吐出のためのオリフィス手段の中
    心線と、インク吐出のための熱エネルギー発生素子を配
    設したインク流路の中心線とが交差しており、オリフィ
    ス手段が吐出口側に絞られているインクジェット記録ヘ
    ッドを搭載するインクジェット記録装置において、前記
    インク流路における前記エネルギー発生素子と接する面
    から、前記インク流路の中心線までの距離aと、前記イ
    ンク流路における前記エネルギー発生素子と接する面か
    ら、前記吐出口の出口端部までの距離bとの間に、a>
    bなる関係をもつとともに前記インク流路の中心線と、
    記録媒体の飛翔インク着弾部表面との間の角度θが、θ
    =90゜±5゜であることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 インク吐出のためのオリフィス手段の中
    心線と、インク吐出のための熱エネルギー発生素子を配
    設したインク流路の中心線とが交差しており、オリフィ
    ス手段が吐出口側に絞られているインクジェット記録ヘ
    ッドを搭載するインクジェット記録装置において、前記
    吐出口の内側で形成されたマイクロドットが前記吐出口
    に接触せずに吐出口外部に飛翔するとともに前記インク
    流路の中心線と、記録媒体の飛翔インク着弾部表面との
    間の角度θが、θ=90゜±5゜であることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
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