JP2984103B2 - 有機発光素子 - Google Patents

有機発光素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子化合物を発光体
として用いた有機発光素子に関する。詳しくは、3、4
−ジ置換複素5員環化合物を基本単位とする重合体を発
光体として用いた有機発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】オプトエレクトロニクスの発展に伴っ
て、それに用いられる材料の開発が近年重要になってき
ており、例えば、薄型で軽量の表示素子が液晶表示素子
を中心に検討され、すでに実用化されている。しかし、
液晶表示素子は液晶自体が発光材料ではないため、視角
によっては見づらく、さらに大面積のものが製作しにく
いと言った欠点がある。そのためプラズマディスプレ
イ、無機系エレクトロルミネッセンス素子、発光ダイオ
ードなどの種々の発光型表示素子の研究が行われている
が、いずれの素子も青色を発光させることが困難であ
り、ディスプレイのフルカラー化は容易でない。一方、
エレクトロルミネッセンス素子は大面積化が容易で、高
精細化ができるため液晶表示素子の代替えとして期待さ
れているが、高電圧を必要とすることと輝度が低いと言
う欠点がある。
【0003】例えば、アントラセン等のπ電子系有機化
合物が、青色発光素子の材料として検討されているが、
輝度が充分でなく、さらにこれらの有機化合物を電極の
上に積層するときに蒸着法を行うことが多く、製膜工程
が複雑である。また、一般に、これらの有機化合物は禁
止帯幅が大きいので抵抗が大きくなり、電荷の注入が困
難で、そのため電圧を大きくする必要がある。一方、主
鎖に2重結合を有する導電性高分子は、共役系の発達し
た高分子で、分子内に多量の動き易いπ電子が存在して
おり、またドーピングによりその電子状態、導電率また
はキャリアの符号と密度が制御できることから種々の接
合素子が検討されている。 これらの導電性高分子は、
従来、不溶不融で加工性に乏しい物であったが、最近に
なって溶媒に可溶であり、かつ溶融成形の出来る導電性
高分子化合物が知られるようになってきた。例えば、そ
のような導電性高分子化合物として、3位、または3位
と4位に置換基を有する複素5員環式化合物の重合体が
知られている。なかでも3位に置換基を有する3置換ポ
リチオフェンや3置換ポリピロールは、加工性が高くド
ーピングにより高電導体となることから多くの研究が成
されている。しかしながら、現在まで提案された、3位
および4位に置換基を有する3,4位ジ置換ポリチオフ
ェン、3,4位ジ置換ポリピロール等はドーピングして
も電導度があまり高くないため、殆どその物性は調べら
れていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の発光素子は、輝
度が低く、青色の発光が困難であり、表示面の大型化は
容易であるものの、例えば、蛍光体粒子分散型では蛍光
体粒子の粒径や粒度分布により、発光素子の特性が変わ
り、性能がバラつくと言う問題があった。また、有機発
光体を使用する場合には蒸着法で行われるため製膜工程
が複雑である。さらに青色に発光させるために禁止帯幅
の大きな化合物を使用することがあり、そのため抵抗が
大きくなり電荷の注入が困難となって、電圧を大きくし
なければならないといった問題があった。本発明の課題
は、適当な禁止幅帯を持ち、適度な導電率を有し、しか
も無機系材料に比べて加工性の優れた、また低分子化合
物に比べて強度に優れ安定な発光素子を、安価に提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討し、特定構造の3,4−ジ置
換複素5員環化合物を用いて接合素子を作成することに
より、青色に発光する素子となることを見出して本発明
を完成した。すなわち、本発明は、一般式(1)
【化2】 (式中、R1 およびR2 は、水素原子、ハロゲン原子、
アルカリ金属原子または炭化水素残基を、Z1 およびZ
2は、ヘテロ原子、あるいは二重結合、三重結合または
ヘテロ原子を含む原子団を、Xは、酸素原子、硫黄原
子、セレン原子、テルル原子、イミノ基、アルキルイミ
ノ基またはアリールイミノ基を示す。k、l、m、nは
0を含む正の整数であり、R1 に含まれる炭素原子の数
とkおよびmの整数の和ならびにR2 に含まれる炭素原
子の数とlおよびnの整数の和は、いずれも3以上50
以下である)で表される3,4−ジ置換複素5員環化合
物を基本単位とする重合体を発光層として使用すること
を特徴とする有機発光素子であり、
【0006】上記一般式(1)で表される3,4−ジ置
換複素5員環化合物を基本単位とする重合体の層を含む
薄膜を少なくとも2枚の導体間、または少なくとも一方
が透明である2枚の導体間に挟んだ構造よりなる有機発
光素子である。また、本発明は電極の上に一般式(1)
で表される3,4−ジ置換複素5員環化合物を基本単位
とする重合体を含む溶液を導体にキャストして、3,4
−ジ置換複素5員環化合物を基本単位とする重合体の薄
膜を形成したのち、さらに反対側の面にさらに電極を形
成することを特徴とする有機発光素子の製造方法であ
り、さらに電極の上に3,4−ジ置換複素5員環化合物
を基本単位とする重合体の薄膜を、3,4−ジ置換複素
5員環化合物を基本単位とする重合体のモノマーである
3,4−ジ置換複素5員環化合物を含む電解質溶液中で
電気化学的に重合して形成させたのち、さらに反対側の
面に電極を形成してなる有機発光素子の製造方法であ
る。
【0007】以下、本発明を詳しく説明する。本発明に
おいて用られる3,4−ジ置換複素5員環化合物を基本
単位とする重合体とは、上記一般式で表される3位およ
び4位に置換基を有する3,4−ジ置換複素5員環化合
物を基本単位とする重合体である。複素5員環化合物の
3位および4位に置換する置換基は、R1-(Z1)k-(CH2)m-
基およびR2-(Z2)l-(CH2)n-基で表され、R1 およびR2
は、水素原子、ハロゲン原子、アルカリ金属原子または
炭化水素残基であり、Z1 およびZ2 は、ヘテロ原子、
あるいは二重結合、三重結合またはヘテロ原子を含む原
子団である。3位と4位の置換基は互いに同一であって
も異なっていてもよい。これらの置換基において、k、
l、m、nは0を含む正の整数であり、R1 に含まれる
炭素原子の数とkおよびmの整数との和、ならびにR2
に含まれる炭素原子の数とlおよびnの整数との和は、
いずれも3以上50以下であることが必要である。3未
満である重合体は、加工性が悪く、発光の色も緑に近く
なるので好ましくない。また、いずれも50を超える重
合体は合成することが難しく好ましくない。3位および
4位に置換する置換基はとしては、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、
ドイコシル基、トリデカフルオロヘキシル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基、フェ
ニル基、ベンジル基またはペンタフルオロフェニル基等
の炭化水素残基等が挙げられる。また、これらの置換基
にはZ1 およびZ2 で示されるヘテロ原子、あるいは二
重結合、三重結合またはヘテロ原子を含む原子団等を有
していてもよい。
【0008】これらのヘテロ原子、あるいは二重結合、
三重結合またはヘテロ原子を含む原子団の具体例として
は、
【化3】 (これらの原子団において、R' 、R''およびR'''
は、水素原子または炭化水素残基を示し、同一基内の
R' 、R''は同一または異なっていてもよい)などが挙
げられる。 また、複素5員環化合物は、一般式(1)
においてXが、酸素原子であるフラン系化合物、硫黄原
子であるチオフェン系化合物、イミノ基であるピロール
系化合物、その他、Xが、セレン原子、テルル原子、ア
ルキルイミノ基またはアリールイミノ基である化合物等
が挙げられる。一般式(1)で表される3,4−ジ置換
複素5員環化合物を基本単位とする重合体の分子量は、
特に制限はないが、加工性の点から3量体以上分子量1
00万までの重合体が好ましい。本発明の有機発色素子
において、これらの重合体は1種類でも、2種類以上混
合して用いてもよい。さらに必要に応じて半導体粒子や
導電性粒子または有機色素を混合することもできる。
【0009】本発明の有機発光素子の構造は、3,4−
ジ置換複素5員環化合物の薄膜を少なくとも2枚の導体
間に挟んだ構造で、必要に応じて発光層と共にキャリヤ
ーを移動しないようにブロックする層、キャリヤーを輸
送する層、キャリャーをとどめる層、キャリヤーを有効
に運ぶ層などを含む複数の層を導体間に挟んだ構造とす
ることもできる。これらの層を導入することにより発光
の効率を高めたり、波長の交換も可能となる。電極に使
用される材料は導体ならば特に規定なく、無機金属や無
機の導電性酸化物または導電性高分子等が用いられる。
さらに、面発光型の素子では、これらの電極のうち少な
くとも一方が透光性である導体とすることが必要であ
る。
【0010】本発明の有機発光素子の製造方法は、導体
として、例えば、表面に酸化インジウム−錫やアルミニ
ウムの薄膜を有する透明ガラス電極を用いて、その透明
電極の上に3,4−ジ置換複素5員環化合物の重合体を
含む溶液をキャストして、その重合体の薄膜を形成した
のち、反対側の面に電極を形成する方法が挙げられる。
キャストする方法は特に制限はなく、スピンキャスト法
やドクターブレードを用いる方法や、あるいは電極板を
3,4−ジ置換複素5員環化合物の重合体を含む溶液に
漬けて引き上げる方法などが挙げられる。3,4−ジ置
換複素5員環化合物の重合体の薄膜の上に電極を形成さ
せる方法は特に制限はなく、無機金属などを接触させた
り、蒸着スパッタリング等で形成すればよい。
【0011】また、3,4−ジ置換複素5員環化合物の
重合体の薄膜を形成させる方法として、3,4−ジ置換
複素5員環化合物を含む電解質溶液中で直接電極上に電
気化学的重合方法により3,4−ジ置換複素5員環化合
物の薄膜を形成させることもできる。この電気化学的重
合方法は、3,4−ジ置換複素5員環化合物をモノマー
として含む無水のニトロベンゼンやベンゾニトリル等の
有機溶媒中で硼弗化リチウムや硼弗化アンモニウム等の
電解質溶液で、ITOガラスをアノードとしてプラチナ
板をカソードとして用いて4Vないし100ボルトの電
圧を所望の時間印加することによりアノード電極上に薄
膜が形成さる。この薄膜は通常ドーピングされた状態で
得られるので、電極の極性を反対にして1ないし5ボル
トで10分間ないし3時間程の間電圧を印加して、脱ド
ープした後取り出し、メタノール等で洗浄後乾燥するこ
とによりITOガラス表面に3,4−ジ置換複素5員環
化合物の薄膜を形成させることができる。また、脱ドー
ピングの方法はこれ以外にアルカリ溶液と接触させるな
ど公知の方法を利用できる。
【0012】さらに、3,4−ジ置換複素5員環化合物
の重合体の薄膜を形成する別の方法として、3,4−ジ
置換複素5員環化合物を含む溶液は高分子溶液であるこ
とから、粘性を有するので、印刷用刷版に3,4−ジ置
換複素5員環化合物を含む溶液を吸着させて、電極の上
に3,4−ジ置換複素5員環化合物の重合体の薄膜を形
成させ、ついでこの薄膜を導体上に転写したり、スクリ
ーン印刷して形成させることも可能である。また、これ
らの薄膜を形成する場合に、電極の上に直接形成する以
外に、電極と発光層の間にさらに電子や正孔輸送層、さ
らには電子や正孔を閉じ込める層などを先に積層させて
おき、これらの上にさらに積層させて形成させることも
できる。本発明の有機発光素子は、重合体に電圧を印加
することにより、その分子内に電界により電子、正孔な
どの負、正のキャリヤーを混入し、その再結合により発
光させるものであり、上記の方法により製造された発光
素子の両電極面に直接または端子用の電線を取りつけた
のち、両端子間に電圧を印加することにより発光させる
ことが出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を合成例および実施例を挙げて
具体的に説明する。 合成例 (3,4−ジデシルチオフェン)10gを、無水塩化第
二鉄18gを含むクロロホルム溶液500ml中に添加
した。室温で72時間攪拌して重合させた。反応混合物
を大量のメタノール中に投入し、ポリマーを析出させ濾
過して集めた。このポリマーを再度クロロホルムに溶解
した後、メタノール中で沈澱させた。ソックスレー抽出
器を用いてメタノール可溶分を抽出して除き、残ったポ
リマーをクロロホルムで抽出して不溶分を取り除いた。
溶媒を除去して、7gのポリ(3,4−ジデシルチオフ
ェン)を得た。ポリ(3,4−ジテトラデシルチオフェ
ン)、ポリ(3,4−ジドデシルチオフェン)も同様の
方法で得た。
【0014】実施例1 ポリ(3,4−ジテトラデシルチオフェン)をトルエン
に溶解して均一溶液とした。透明電極としてITOガラ
ス(酸化インジウム−錫を表面に有する導電性ガラス)
を用いて、この表面に上記のポリマー溶液をスピンキャ
スト法によりキャストして厚さ1000オングストロー
ムの厚さの薄膜を形成した。さらにその上にインジウム
マグネシウムを真空中で蒸着してポリマー−金属接合
を形成して素子とした。両電極面に端子用の電線を取り
付けたのち両端子間に10Vの電圧を印加したところ青
色の光が放射された。
【0015】実施例2 ポリ(3,4−ジデシルチオフェン)をトルエンに溶解
して均一溶液とした。透明電極としてITOガラス(酸
化インジウム−錫を表面に有する導電性ガラス)を用い
て、この表面に上記のポリマー溶液をスピンキャスト法
によりキャストして厚さ1500オングストロームの厚
さの薄膜を形成した。さらにその上にインジウム マグ
ネシウムを真空中で蒸着してポリマー−金属接合を形成
して素子とした。両電極面に端子用の電線を取り付けた
のち両端子間に10Vの電圧を印加したところ青色の光
が放射された。
【0016】実施例3 3,4−ジドデキシルチオフェンと硼弗化リチウムを含
むニトロベンゼン溶液にITOガラスをアノードとして
プラチナ板をカソードとして用いた20ボルト電圧を3
0秒間印加した。さらに電極の極性を反対にして3ボル
トで10分間電圧を印加した後、取り出してメタノール
で洗浄後乾燥することによりITOガラス表面にポリ
(3、4−ジドデシルチオフェン)の厚さ1500オン
グストロームの厚さの薄膜を形成した。さらにその上に
カルシウムを真空中で蒸着してポリマー−金属接合を形
成して素子とした。両電極面に端子用の電線を取り付け
たのち両端子間に10Vの電圧を印加したところ青色の
光が放射された。
【0017】実施例4 ITOガラスの上にテトラフェニルベンジジンを500
オングストロームの厚さに真空蒸着してから、さらにそ
の上に、3、4−ジドデシルチオフェンのトルエン溶液
をキャストして1000オングストロームの厚さの薄膜
を形成した。さらにその上にインジウム マグネシウム
を真空中で蒸着して素子とした。テトラフェニルベンジ
ジンの層は電子を閉じ込める層及びホール輸送層として
働くため、効率良く発光させることが可能となった。
【0018】実施例5 ポリ(3,4−ジドデシルチオフェン)のキシレン溶液
をアルミ板の表面に吸着させたのち、ITOガラス上に
アルミ板を押しつけることにより、ITOガラス表面に
転写した。これを乾燥することにより厚さ1000オン
グストロームの薄膜が形成された。さらにその上にイン
ジウム マグネシウムを真空蒸着して素子とした。電極
間に10Vの電圧を印加したところ青色の光が放射され
た。ここでアルミ板の表面をパターン化しておくことに
より、ポリ(3、4−ジドデシルチォフェン)のパター
ン化された薄膜を形成することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は安定性の
高い有機系の高分子化合物を使用することにより、無機
系材料に比べて加工性の優れた、また低分子有機化合物
に比べて強度が強く、低電圧で駆動できる安定な電界発
光素子を安価に提供できるものであり、工業的価値の高
いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高分子化合物を使用した電界発光素子
の一例を示す構造図である。
【図2】本発明の高分子化合物を使用した電界発光素子
の他の例を示す構造図である。
【符号の説明】
1・・・電極 2・・・発光層 3・・・背面電極 4・・・キャリヤー輸送層 5・・・キャリヤーブロック層 6・・・リード線 7・・・電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09K 11/06 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、水素原子、ハロゲン原子、
    アルカリ金属原子または炭化水素残基を、Z1 およびZ
    2は、ヘテロ原子、あるいは二重結合、三重結合または
    ヘテロ原子を含む原子団を、Xは、酸素原子、硫黄原
    子、セレン原子、テルル原子、イミノ基、アルキルイミ
    ノ基またはアリールイミノ基を示す。k、l、m、nは
    0を含む正の整数であり、R1 に含まれる炭素原子の数
    とkおよびmの整数の和ならびにR2 に含まれる炭素原
    子の数とlおよびnの整数の和は、いずれも3以上50
    以下である)で表される3、4−ジ置換複素5員環化合
    物を基本単位とする重合体を発光層として使用すること
    を特徴とする有機発光素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の3、4−ジ置換複素5員
    環化合物を基本単位とする重合体の層を含む薄膜を少な
    くとも2枚の導体間に挟んだ構造よりなる有機発光素
    子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の3、4−ジ置換複素5員
    環化合物を基本単位とする重合体の層を含む薄膜を少な
    くとも一方が透光性である2枚の導体間に挟んだ構造よ
    りなる面発光素子。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の3、4−ジ置換複素5員
    環化合物を基本単位とする重合体を含む溶液を導体にキ
    ャストして、その重合体の薄膜層を形成させることを特
    徴とする請求項1に記載の有機発光素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の3、4−ジ置換複素5員
    環化合物を基本単位とする重合体を生成させるモノマー
    を含む電解質溶液中で電気化学的に重合させて、その重
    合体の薄膜層を形成させることを特徴とする請求項1に
    記載の有機発光素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 印刷用刷版に請求項1記載の3、4−ジ
    置換複素5員環化合物を基本単位とする重合体を含む溶
    液を吸着させて、その重合体の薄膜層を形成させ、この
    薄膜層を導体に転写して薄膜層を形成させることを特徴
    とする請求項1に記載の有機発光素子の製造方法。
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JP4493951B2 (ja) * 2002-08-09 2010-06-30 株式会社半導体エネルギー研究所 有機エレクトロルミネッセント素子
EP1388903B1 (en) * 2002-08-09 2016-03-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Organic electroluminescent device
DE60302025T2 (de) * 2002-09-14 2006-07-13 Merck Patent Gmbh Mono-,Oligo- und Poly(3-Alkynylthiophene) und ihre Verwendung als Ladungstransportmaterialien

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