JP2983983B1 - バネ付勢型蝶番とその製造方法 - Google Patents
バネ付勢型蝶番とその製造方法Info
- Publication number
- JP2983983B1 JP2983983B1 JP36714498A JP36714498A JP2983983B1 JP 2983983 B1 JP2983983 B1 JP 2983983B1 JP 36714498 A JP36714498 A JP 36714498A JP 36714498 A JP36714498 A JP 36714498A JP 2983983 B1 JP2983983 B1 JP 2983983B1
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- Japan
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- fixed
- blade
- spring bar
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 余分な凹凸部のないシンプルな外観体裁であ
るためデザイン志向の高い分野にも抵抗なく適用できる
バネ付勢型蝶番を提供する。 【解決手段】 捻りバネ棒の一端部を回動側翼板に固着
し、捻りバネ棒の他端部を固定側翼板に固着し、捻りバ
ネ棒の各端部の延長上に接合した軸ピンを回動側翼板に
設けた軸受筒部と固定側翼板に設けた軸受筒部に嵌挿す
る。捻りバネ棒に一体回転するように接合した軸ピンの
中心角孔に回転操作工具を挿入し、初期捻り変形を捻り
バネ棒に与えてから各翼板に固着する。
るためデザイン志向の高い分野にも抵抗なく適用できる
バネ付勢型蝶番を提供する。 【解決手段】 捻りバネ棒の一端部を回動側翼板に固着
し、捻りバネ棒の他端部を固定側翼板に固着し、捻りバ
ネ棒の各端部の延長上に接合した軸ピンを回動側翼板に
設けた軸受筒部と固定側翼板に設けた軸受筒部に嵌挿す
る。捻りバネ棒に一体回転するように接合した軸ピンの
中心角孔に回転操作工具を挿入し、初期捻り変形を捻り
バネ棒に与えてから各翼板に固着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は開方向又は閉方向
にバネの弾発力によって助勢されたバネ付勢型蝶番に関
するものである。
にバネの弾発力によって助勢されたバネ付勢型蝶番に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】 バネ付勢型蝶番としては捻りコイルバ
ネを利用したものが一般的に知られているが、これは軸
ピンに嵌め合せた捻りコイルバネの一端直線部を回動側
翼板に当接させ、捻りコイルバネの他端直線部を固定側
翼板に当接させたものであり、バネの各直線端部が各翼
板の側面に横断方向に配置されるため外観体裁が良くな
く、デザインの質的向上を目指す適用分野においては美
的観点からあまり歓迎されていない。また、コイルバネ
の螺旋状空隙や直線端部と翼板間の隙間に塵埃がたまり
易く、高級感を狙う機器等には不向きであった。
ネを利用したものが一般的に知られているが、これは軸
ピンに嵌め合せた捻りコイルバネの一端直線部を回動側
翼板に当接させ、捻りコイルバネの他端直線部を固定側
翼板に当接させたものであり、バネの各直線端部が各翼
板の側面に横断方向に配置されるため外観体裁が良くな
く、デザインの質的向上を目指す適用分野においては美
的観点からあまり歓迎されていない。また、コイルバネ
の螺旋状空隙や直線端部と翼板間の隙間に塵埃がたまり
易く、高級感を狙う機器等には不向きであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 したがって、本発明
の目的は余分の凹凸部がなくて外観体裁が向上し、塵埃
の付着による汚れも少ないとともに、初期変形の設定が
簡単なバネ付勢型蝶番とその製造方法を提供することで
ある。
の目的は余分の凹凸部がなくて外観体裁が向上し、塵埃
の付着による汚れも少ないとともに、初期変形の設定が
簡単なバネ付勢型蝶番とその製造方法を提供することで
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明のバネ付勢型蝶番で
は、捻りバネ棒１の一端部１ａに回動側翼板２を固着
し、捻りバネ棒１の他端部１ｂに固定側翼板３を固着
し、捻りバネ棒１の各端部１ａ、１ｂの延長上に接合し
た軸ピン４を、回動側翼板２に設けた軸受筒部５と固定
側翼板３に設けた軸受筒部６に嵌挿入する。
照符号を用いて説明すると、本発明のバネ付勢型蝶番で
は、捻りバネ棒１の一端部１ａに回動側翼板２を固着
し、捻りバネ棒１の他端部１ｂに固定側翼板３を固着
し、捻りバネ棒１の各端部１ａ、１ｂの延長上に接合し
た軸ピン４を、回動側翼板２に設けた軸受筒部５と固定
側翼板３に設けた軸受筒部６に嵌挿入する。
【０００５】本発明の製造方法では、捻りバネ棒１のど
ちらか一方の端部１ａ、１ｂに軸ピン４を一体的に回転
するように連結し、該軸ピン４の中心角孔７に回転操作
工具８を挿入し、捻りバネ棒４に初期捻り変形を与え
る。
ちらか一方の端部１ａ、１ｂに軸ピン４を一体的に回転
するように連結し、該軸ピン４の中心角孔７に回転操作
工具８を挿入し、捻りバネ棒４に初期捻り変形を与え
る。
【０００６】このように構成された本発明の蝶番では、
回動側翼板２を扉９に固着し、固定側翼板３をボックス
本体などの固定枠体１０に固着する。軸ピン４を中心と
して扉９を開いたとき、固定側翼板３に対して回動側翼
板２が回転するため、この角度変位に応じて捻りバネ棒
１が捻り変形される。扉９を開放動作を中止して扉９か
ら手を離すと、捻りバネ棒１の固有弾性に基づく復元力
によって扉９は閉鎖方向に回転付勢され、自動的に閉鎖
される。
回動側翼板２を扉９に固着し、固定側翼板３をボックス
本体などの固定枠体１０に固着する。軸ピン４を中心と
して扉９を開いたとき、固定側翼板３に対して回動側翼
板２が回転するため、この角度変位に応じて捻りバネ棒
１が捻り変形される。扉９を開放動作を中止して扉９か
ら手を離すと、捻りバネ棒１の固有弾性に基づく復元力
によって扉９は閉鎖方向に回転付勢され、自動的に閉鎖
される。
【０００７】上記の例は、扉開放時に捻り変形が生じ、
扉閉鎖時に捻り変形が解放されるものであるが、これと
は逆に扉閉鎖状態において捻り変形が与えられており、
扉開放時にこの捻り変形が開放されるように捻りバネ棒
の初期設定を行なうことができ、その場合には扉の開放
動作が捻りバネ棒の助勢によって楽々と行こなえる。
扉閉鎖時に捻り変形が解放されるものであるが、これと
は逆に扉閉鎖状態において捻り変形が与えられており、
扉開放時にこの捻り変形が開放されるように捻りバネ棒
の初期設定を行なうことができ、その場合には扉の開放
動作が捻りバネ棒の助勢によって楽々と行こなえる。
【０００８】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、回動側翼板
２と固定側翼板３は金属板のプレス成形によって作製さ
れ、軸受筒部５、６は金属板の一部を円形にカ−ル加工
することによって形成され、捻りバネ棒１と軸ピン４の
セット後に、カ−ル部の開きを防止するためにカ−ル先
端部が金属板母材に溶接される。軸ピン４は金属棒によ
って構成され、中心軸線上に角孔７が貫通して設けられ
ている。軸ピン４の一端部は捻りバネ棒１の各端部１
ａ、１ｂの受孔１１に挿入されている。軸ピン４の他端
部が挿入される軸受筒部５または軸受筒部６の端部内周
面には雌ねじ１２が形成され、回転操作用角孔１４を有
するキャップビス１３がねじ込まれている。
２と固定側翼板３は金属板のプレス成形によって作製さ
れ、軸受筒部５、６は金属板の一部を円形にカ−ル加工
することによって形成され、捻りバネ棒１と軸ピン４の
セット後に、カ−ル部の開きを防止するためにカ−ル先
端部が金属板母材に溶接される。軸ピン４は金属棒によ
って構成され、中心軸線上に角孔７が貫通して設けられ
ている。軸ピン４の一端部は捻りバネ棒１の各端部１
ａ、１ｂの受孔１１に挿入されている。軸ピン４の他端
部が挿入される軸受筒部５または軸受筒部６の端部内周
面には雌ねじ１２が形成され、回転操作用角孔１４を有
するキャップビス１３がねじ込まれている。
【０００９】捻りバネ棒１に初期捻り変形を設定すると
きには、たとえば、捻りバネ棒１の端部１ａを先に回動
側翼板２に溶接によって固着し、捻りバネ棒１の他方の
端部１ｂに一体回転するように連結した軸ピン４を、そ
の中心角孔７に回転操作工具８を挿入して回すことによ
って初期捻り変形を与える。その後、捻りバネ棒の端部
１ｂを固定側翼板４に溶接によって固着する。この軸ピ
ン４と捻りバネ棒１の一体化連結は、軸ピン４の挿入端
部４ａを角軸状に形成し、これを捻りバネ棒１の端部１
ｂの角形受孔１１に嵌め入れたり、あるいは丸軸状の挿
入端部４ａを受孔１１に挿入後、溶接やロックピンによ
って固着することもできる。
きには、たとえば、捻りバネ棒１の端部１ａを先に回動
側翼板２に溶接によって固着し、捻りバネ棒１の他方の
端部１ｂに一体回転するように連結した軸ピン４を、そ
の中心角孔７に回転操作工具８を挿入して回すことによ
って初期捻り変形を与える。その後、捻りバネ棒の端部
１ｂを固定側翼板４に溶接によって固着する。この軸ピ
ン４と捻りバネ棒１の一体化連結は、軸ピン４の挿入端
部４ａを角軸状に形成し、これを捻りバネ棒１の端部１
ｂの角形受孔１１に嵌め入れたり、あるいは丸軸状の挿
入端部４ａを受孔１１に挿入後、溶接やロックピンによ
って固着することもできる。
【００１０】
【発明の効果】 以上より本発明のバネ付勢型蝶番で
は、付勢手段として捻りバネ棒１を使用しており、捻り
バネ棒１を回動側翼板２の軸受筒部５と固定側翼板３の
軸受筒部６と一直線状に配列させたものであり、見掛上
は通常の軸管型蝶番と同様に余分の凹凸部がないシンプ
ルな外観体裁となっているから、隙間部への塵埃の付着
や目詰まりなどを気にせずに、デザインの高級化指向の
高い機器などにも美的観点からの抵抗なく適用すること
ができる。また、軸ピン４の中心角孔７を利用した回転
操作によって捻りバネ棒１の初期変形設定を簡単に行な
えるため、扉の使い勝手や扉の重量に最適な状態で使用
することができる。
は、付勢手段として捻りバネ棒１を使用しており、捻り
バネ棒１を回動側翼板２の軸受筒部５と固定側翼板３の
軸受筒部６と一直線状に配列させたものであり、見掛上
は通常の軸管型蝶番と同様に余分の凹凸部がないシンプ
ルな外観体裁となっているから、隙間部への塵埃の付着
や目詰まりなどを気にせずに、デザインの高級化指向の
高い機器などにも美的観点からの抵抗なく適用すること
ができる。また、軸ピン４の中心角孔７を利用した回転
操作によって捻りバネ棒１の初期変形設定を簡単に行な
えるため、扉の使い勝手や扉の重量に最適な状態で使用
することができる。
【図１】 本発明の一実施例に係るバネ付勢型蝶番の組
立状態の正面図である。
立状態の正面図である。
【図２】 該蝶番の左側面図である。
１ 捻りバネ棒 ２ 回動側翼板 ３ 固定側翼板 ４ 軸ピン ５ 軸受筒部 ６ 軸受筒部 ７ 中心角孔 ８ 回転操作工具
Claims (2)
- 【請求項１】 捻りバネ棒の一端部を回動側翼板に固着
し、捻りバネ棒の他端部を固定側翼板に固着し、捻りバ
ネ棒の各端部の延長上に接合した軸ピンを回動側翼板に
設けた軸受筒部と固定側翼板に設けた軸受筒部に嵌挿し
てなるバネ付勢型蝶番。 - 【請求項２】 捻りバネ棒の一端部を回動側翼板に固着
し、捻りバネ棒の他端部を固定側翼板に固着し、捻りバ
ネ棒の各端部の延長上に接合した軸ピンを回動側翼板に
設けた軸受筒部と固定側翼板に設けた軸受筒部に嵌挿し
てなるバネ付勢型蝶番において、捻りバネ棒の各端部を
回動側翼板または固定側翼板に固着するに当たり、捻り
バネ棒に一体回転するように接合した軸ピンの中心角孔
に回転操作工具を挿入し、初期捻り変形を捻りバネ棒に
与えてから各翼板に固着するようにしたバネ付勢型蝶番
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36714498A JP2983983B1 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | バネ付勢型蝶番とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36714498A JP2983983B1 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | バネ付勢型蝶番とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2983983B1 true JP2983983B1 (ja) | 1999-11-29 |
| JP2000192724A JP2000192724A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18488577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36714498A Expired - Fee Related JP2983983B1 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | バネ付勢型蝶番とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2983983B1 (ja) |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP36714498A patent/JP2983983B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000192724A (ja) | 2000-07-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |