JP2983911B2 - 管の接続装置 - Google Patents
管の接続装置Info
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- JP2983911B2 JP2983911B2 JP8274917A JP27491796A JP2983911B2 JP 2983911 B2 JP2983911 B2 JP 2983911B2 JP 8274917 A JP8274917 A JP 8274917A JP 27491796 A JP27491796 A JP 27491796A JP 2983911 B2 JP2983911 B2 JP 2983911B2
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- bracket
- pipes
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管の接続装置に係
り、特に鋼管杭や水道管、共同溝用配管等に利用して好
適な鋼管の接続装置に関する。
り、特に鋼管杭や水道管、共同溝用配管等に利用して好
適な鋼管の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鋼管、塗装鋼管、ステンレス
配管等の接合は一般に溶接継手が採用される場合があ
る。このような溶接継手による接続は、特に肉厚が厚い
場合には何層もの溶接ビードを重ねて行っていた。ま
た、口径が大きい場合においても、全周に亙って溶接を
行っていた。
配管等の接合は一般に溶接継手が採用される場合があ
る。このような溶接継手による接続は、特に肉厚が厚い
場合には何層もの溶接ビードを重ねて行っていた。ま
た、口径が大きい場合においても、全周に亙って溶接を
行っていた。
【0003】コンクリート杭に使用される鋼管で、コン
クリートとの密着性を高めるため表面に突条を配した突
起付き鋼管の溶接を行う際には、鋼管の肉厚が厚く口径
が大きく、個々の突条の部分を溶接する必要がある。
クリートとの密着性を高めるため表面に突条を配した突
起付き鋼管の溶接を行う際には、鋼管の肉厚が厚く口径
が大きく、個々の突条の部分を溶接する必要がある。
【0004】水道用配管等においては、規準となる単位
配管の管長が決まっており、単位配管を接続していくこ
とが必要なため、接続箇所が多数となり、また、内面塗
装があり溶接に際して配慮が必要な場合が多い。
配管の管長が決まっており、単位配管を接続していくこ
とが必要なため、接続箇所が多数となり、また、内面塗
装があり溶接に際して配慮が必要な場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、肉厚が厚い場
合には、溶接ビートの数が増大し、作業工程が増えて、
溶接を行う度に検査が必要なため、作業時間がかかって
いる。また、口径が大きい場合には、全周に亙って溶接
を行う必要があるために、作業者の労力が多大なものに
なっている。その上、作業の進行が天候に左右されるた
め制約が多く、工期が増大する可能性がある。また、施
工時間に占める溶接の割合も大きく、溶接中は他の作業
が行えないためロスが多くなっている。
合には、溶接ビートの数が増大し、作業工程が増えて、
溶接を行う度に検査が必要なため、作業時間がかかって
いる。また、口径が大きい場合には、全周に亙って溶接
を行う必要があるために、作業者の労力が多大なものに
なっている。その上、作業の進行が天候に左右されるた
め制約が多く、工期が増大する可能性がある。また、施
工時間に占める溶接の割合も大きく、溶接中は他の作業
が行えないためロスが多くなっている。
【0006】さらに、コンクリート杭に使用される突起
付き鋼管の溶接を行う際には、鋼管の肉厚が厚く口径が
大きい上、個々の突条の部分を溶接する必要があるた
め、作業の複雑化と、作業量の増大を生じていた。
付き鋼管の溶接を行う際には、鋼管の肉厚が厚く口径が
大きい上、個々の突条の部分を溶接する必要があるた
め、作業の複雑化と、作業量の増大を生じていた。
【0007】水道用配管等においては、規準となる単位
配管の管長が決まっており、単位配管を接続していくこ
とが必要なため、接続箇所が多数必要になり、作業工程
数とコスト増加の原因となっている。また、塗装鋼管を
接合する場合には、溶接による熱影響が大きいため塗装
膜を保持することが困難で、溶接後に現場塗装を行う必
要がある。
配管の管長が決まっており、単位配管を接続していくこ
とが必要なため、接続箇所が多数必要になり、作業工程
数とコスト増加の原因となっている。また、塗装鋼管を
接合する場合には、溶接による熱影響が大きいため塗装
膜を保持することが困難で、溶接後に現場塗装を行う必
要がある。
【0008】そして、ステンレス溶接は一般鋼管に比べ
特殊な技能が必要であり、溶接検査の規準が他の材質に
比べて厳しかった。異なった金属材の管同士を接続した
場合には、電池作用腐食により比較的速く腐食してしま
うという問題があった。
特殊な技能が必要であり、溶接検査の規準が他の材質に
比べて厳しかった。異なった金属材の管同士を接続した
場合には、電池作用腐食により比較的速く腐食してしま
うという問題があった。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 管の接続に要する現場作業の工程数の削減を図るこ
と。 表面被覆管の接続時に、被覆の保持と損傷防止を図る
こと。 接続にかかる作業時間の短縮を図ること。 接続部分の品質を一定にし、品質の信頼性の向上を図
ること。 接続作業に関する天候等の環境影響の不確定要因の排
除につとめること。 コストの削減を図ること。 高齢社会の熟練工の不足に対応して一般工による作業
を可能にし、作業性の向上を図ること。 異種材質管同士の接続等、多様な管種、材質に対応し
て使用できるよう、汎用性を拡大すること。 水中等様々な現場条件に対応して使用できるよう、汎
用性を拡大すること。
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 管の接続に要する現場作業の工程数の削減を図るこ
と。 表面被覆管の接続時に、被覆の保持と損傷防止を図る
こと。 接続にかかる作業時間の短縮を図ること。 接続部分の品質を一定にし、品質の信頼性の向上を図
ること。 接続作業に関する天候等の環境影響の不確定要因の排
除につとめること。 コストの削減を図ること。 高齢社会の熟練工の不足に対応して一般工による作業
を可能にし、作業性の向上を図ること。 異種材質管同士の接続等、多様な管種、材質に対応し
て使用できるよう、汎用性を拡大すること。 水中等様々な現場条件に対応して使用できるよう、汎
用性を拡大すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】接続しようとする管の対
向端部に相互に接続される接続ブラケットが配され、該
接続ブラケットは、テーパ面の配される雄接続ブラケッ
トと、内向きのテーパ面の配される雌接続ブラケットと
からなり、これら2つのテーパ面に鋸歯状の凸条が円環
状に配され、接続ブラケットが弾性変形し、凸条が対応
するテーパ面と緊密接触することにより管が接続され
る。管の強度に対して接続ブラケットの接続部分の強度
が高くなるように設定される。雄接続ブラケットと雌接
続ブラケットとが、接続しようとする管の対向端部に配
される。雄接続ブラケットと雌接続ブラケットとの内面
が、接続しようとする管の管内面と面一に配される。雄
接続ブラケットと雌接続ブラケットとの外面が、接続し
ようとする管の管外面と面一に配される。雄接続ブラケ
ットと雌接続ブラケットとが接続しようとする管の外側
に配され、該管の管内面が連続状態とされる。雄接続ブ
ラケットと雌接続ブラケットとが接続しようとする管の
内側に配され、該管の管外面が連続状態とされる。接続
しようとする管の対向端部の外側にストッパー部が一体
に配され、該ストッパー部にまたがって接続される複数
の円弧状楔体と、該複数の楔体に外ばめして管を接続す
る環状止め輪とからなり、楔体にはストッパー部に契合
する円弧状の溝とテーパ面とが配され、環状止め輪には
内向きのテーパ面が配され、これらのうち少なくとも一
つのテーパ面に鋸歯状の凸条が円環状に配され、環状止
め輪が弾性変形し対応するテーパ面と緊密接触すること
により管が弾性変形し楔体と管とが緊密接触して接続さ
れる。変形量の大きさが、管、環状止め輪、楔体の順に
設定される。管の対向端部が被覆される。管を接続する
ための推力が作用する係止部が管の管外面より外方に突
出して配される。
向端部に相互に接続される接続ブラケットが配され、該
接続ブラケットは、テーパ面の配される雄接続ブラケッ
トと、内向きのテーパ面の配される雌接続ブラケットと
からなり、これら2つのテーパ面に鋸歯状の凸条が円環
状に配され、接続ブラケットが弾性変形し、凸条が対応
するテーパ面と緊密接触することにより管が接続され
る。管の強度に対して接続ブラケットの接続部分の強度
が高くなるように設定される。雄接続ブラケットと雌接
続ブラケットとが、接続しようとする管の対向端部に配
される。雄接続ブラケットと雌接続ブラケットとの内面
が、接続しようとする管の管内面と面一に配される。雄
接続ブラケットと雌接続ブラケットとの外面が、接続し
ようとする管の管外面と面一に配される。雄接続ブラケ
ットと雌接続ブラケットとが接続しようとする管の外側
に配され、該管の管内面が連続状態とされる。雄接続ブ
ラケットと雌接続ブラケットとが接続しようとする管の
内側に配され、該管の管外面が連続状態とされる。接続
しようとする管の対向端部の外側にストッパー部が一体
に配され、該ストッパー部にまたがって接続される複数
の円弧状楔体と、該複数の楔体に外ばめして管を接続す
る環状止め輪とからなり、楔体にはストッパー部に契合
する円弧状の溝とテーパ面とが配され、環状止め輪には
内向きのテーパ面が配され、これらのうち少なくとも一
つのテーパ面に鋸歯状の凸条が円環状に配され、環状止
め輪が弾性変形し対応するテーパ面と緊密接触すること
により管が弾性変形し楔体と管とが緊密接触して接続さ
れる。変形量の大きさが、管、環状止め輪、楔体の順に
設定される。管の対向端部が被覆される。管を接続する
ための推力が作用する係止部が管の管外面より外方に突
出して配される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る管の接続装置
の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。図1にお
いて、符号1a,1bは管(鋼管)、1c,1dは対向
端部、2は接続ブラケット、2aは雌接続ブラケット、
2bは雄接続ブラケット、3a,3bはテーパ面、4
a,4bは係止部、5a,5bは管内面、6a,6bは
管外面である。
の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。図1にお
いて、符号1a,1bは管(鋼管)、1c,1dは対向
端部、2は接続ブラケット、2aは雌接続ブラケット、
2bは雄接続ブラケット、3a,3bはテーパ面、4
a,4bは係止部、5a,5bは管内面、6a,6bは
管外面である。
【0012】鋼管1a,1bは、対向端部1c,1dに
例えば溶接等により接続ブラケット2a,2bがそれぞ
れ配される。雌接続ブラケット2aにはテーパ面3aが
内面に配され、雄接続ブラケット2bの外面にはテーパ
面3bが配されている。これらテーパ面3a,3bに
は、鋸歯状の凸条が円環状に配されている。鋼管1aと
雌接続ブラケット2a、鋼管1bと雄接続ブラケット2
bとの接続部分付近には係止部4a,4bが管外面6
a,6bより外方に突出する位置とされ、管内面5a,
5bと接続ブラケット2の接続時の内面7は、面一とな
るよう位置される。該接続ブラケット2a,2bは鋼鉄
製とされ、熱間圧延ロール加工の製鋼時に凸条が形成さ
れ、丸め加工によって管状に形成する。ここで、管1
a,1bよりも接続ブラケット2の接続部分の強度が高
くなるよう設定される。
例えば溶接等により接続ブラケット2a,2bがそれぞ
れ配される。雌接続ブラケット2aにはテーパ面3aが
内面に配され、雄接続ブラケット2bの外面にはテーパ
面3bが配されている。これらテーパ面3a,3bに
は、鋸歯状の凸条が円環状に配されている。鋼管1aと
雌接続ブラケット2a、鋼管1bと雄接続ブラケット2
bとの接続部分付近には係止部4a,4bが管外面6
a,6bより外方に突出する位置とされ、管内面5a,
5bと接続ブラケット2の接続時の内面7は、面一とな
るよう位置される。該接続ブラケット2a,2bは鋼鉄
製とされ、熱間圧延ロール加工の製鋼時に凸条が形成さ
れ、丸め加工によって管状に形成する。ここで、管1
a,1bよりも接続ブラケット2の接続部分の強度が高
くなるよう設定される。
【0013】鋼管1a,1bを接続するには、予め、工
場等においてそれぞれの対向端部1c,1dに接続ブラ
ケット2a,2bを溶接等により配しておく。鋼管1
a,1bを接続する現場にて、テーパ面3aとテーパ面
3bとを当接させ、係止部4a,4bに図中矢印A,B
に示すように一定の推力を加えて接続ブラケット2a,
2bを移動することによって、接続ブラケット2a,2
bを弾性変形させ、凸条を対応するテーパ面3a,3b
を緊密接触させる。このとき、接続ブラケット2a,2
bがスプリングバックすることにより、強固に接続さ
れ、テーパ面3a,3bの凸条により抜けてしまうこと
が防止される。
場等においてそれぞれの対向端部1c,1dに接続ブラ
ケット2a,2bを溶接等により配しておく。鋼管1
a,1bを接続する現場にて、テーパ面3aとテーパ面
3bとを当接させ、係止部4a,4bに図中矢印A,B
に示すように一定の推力を加えて接続ブラケット2a,
2bを移動することによって、接続ブラケット2a,2
bを弾性変形させ、凸条を対応するテーパ面3a,3b
を緊密接触させる。このとき、接続ブラケット2a,2
bがスプリングバックすることにより、強固に接続さ
れ、テーパ面3a,3bの凸条により抜けてしまうこと
が防止される。
【0014】接続ブラケット2a,2bを鋼管1a,1
bに溶接することが工場内で行えるため、施工精度を容
易に保つことができる。現場における溶接を必要としな
いので、天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を
必要とせず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略
化を図る事ができる。また、管内面5a,5bと接続ブ
ラケット2の接続時の内面7は、面一となるよう位置さ
れるため、曲線ボーリングにより設置される曲線管の接
続装置として使用することができる。
bに溶接することが工場内で行えるため、施工精度を容
易に保つことができる。現場における溶接を必要としな
いので、天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を
必要とせず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略
化を図る事ができる。また、管内面5a,5bと接続ブ
ラケット2の接続時の内面7は、面一となるよう位置さ
れるため、曲線ボーリングにより設置される曲線管の接
続装置として使用することができる。
【0015】以下、本発明に係る管の接続装置の第2実
施形態を、図面に基づいて説明する。図2において、符
号1a,1bは管(鋼管)、1c,1dは対向端部、2
は接続ブラケット、2aは雌接続ブラケット、2bは雄
接続ブラケット、3a,3bはテーパ面、4a,4bは
係止部、5a,5bは管内面、6a,6bは管外面であ
る。
施形態を、図面に基づいて説明する。図2において、符
号1a,1bは管(鋼管)、1c,1dは対向端部、2
は接続ブラケット、2aは雌接続ブラケット、2bは雄
接続ブラケット、3a,3bはテーパ面、4a,4bは
係止部、5a,5bは管内面、6a,6bは管外面であ
る。
【0016】鋼管1a,1bは、対向端部1c,1dに
例えば溶接等により接続ブラケット2a,2bがそれぞ
れ配される。雌接続ブラケット2aにはテーパ面3aが
内面に配され、雄接続ブラケット2bの外面にはテーパ
面3bが配されている。これらテーパ面3a,3bに
は、鋸歯状の凸条が円環状に配されている。鋼管1aと
雌接続ブラケット2a、鋼管1bと雄接続ブラケット2
bとの接続部分近傍には係止部4a,4bが管外面6
a,6bより外方に突出する位置に配置され、管外面6
a,6bと接続ブラケット2の接続時の外面8は、面一
となるよう位置される。該接続ブラケット2a,2bは
鋼鉄製とされ、熱間圧延ロール加工の製鋼時に凸条が形
成され、丸め加工によって管状に形成する。ここで、管
1a,1bよりも接続ブラケット2の接続部分の強度が
高くなるよう設定される。
例えば溶接等により接続ブラケット2a,2bがそれぞ
れ配される。雌接続ブラケット2aにはテーパ面3aが
内面に配され、雄接続ブラケット2bの外面にはテーパ
面3bが配されている。これらテーパ面3a,3bに
は、鋸歯状の凸条が円環状に配されている。鋼管1aと
雌接続ブラケット2a、鋼管1bと雄接続ブラケット2
bとの接続部分近傍には係止部4a,4bが管外面6
a,6bより外方に突出する位置に配置され、管外面6
a,6bと接続ブラケット2の接続時の外面8は、面一
となるよう位置される。該接続ブラケット2a,2bは
鋼鉄製とされ、熱間圧延ロール加工の製鋼時に凸条が形
成され、丸め加工によって管状に形成する。ここで、管
1a,1bよりも接続ブラケット2の接続部分の強度が
高くなるよう設定される。
【0017】鋼管1a,1bを接続する際には、予め、
工場等においてそれぞれの対向端部1c,1dに接続ブ
ラケット2a,2bを溶接等により配し、管外面6a,
6bに、推力を加えるための係止部4a,4bを、例え
ば仮溶接することで配置しておく。鋼管1a,1bを接
続する現場にて、テーパ面3aとテーパ面3bとを当接
させ、係止部4a,4bに図中矢印A,Bに示すように
一定の推力を加えて接続ブラケット2a,2bを移動す
ることによって、接続ブラケット2a,2bを弾性変形
させ、凸条を対応するテーパ面3a,3bを緊密接触さ
せる。このとき、接続ブラケット2a,2bがスプリン
グバックすることにより、強固に接続され、テーパ面3
a,3bの凸条により抜けてしまうことが防止される。
工場等においてそれぞれの対向端部1c,1dに接続ブ
ラケット2a,2bを溶接等により配し、管外面6a,
6bに、推力を加えるための係止部4a,4bを、例え
ば仮溶接することで配置しておく。鋼管1a,1bを接
続する現場にて、テーパ面3aとテーパ面3bとを当接
させ、係止部4a,4bに図中矢印A,Bに示すように
一定の推力を加えて接続ブラケット2a,2bを移動す
ることによって、接続ブラケット2a,2bを弾性変形
させ、凸条を対応するテーパ面3a,3bを緊密接触さ
せる。このとき、接続ブラケット2a,2bがスプリン
グバックすることにより、強固に接続され、テーパ面3
a,3bの凸条により抜けてしまうことが防止される。
【0018】接続ブラケット2a,2bの鋼管1a,1
bへの溶接が工場内で行えるため、施工精度を容易に保
つことができる。現場における溶接を必要としないの
で、天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を必要
とせず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略化を
図る事ができる。また、管外面6a,6bと接続ブラケ
ット2の接続時の外面8が面一とする事ができるので、
管外面6a,6bの抵抗を低減した状態で鋼管1a,1
bを例えば地中に挿入することができる。
bへの溶接が工場内で行えるため、施工精度を容易に保
つことができる。現場における溶接を必要としないの
で、天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を必要
とせず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略化を
図る事ができる。また、管外面6a,6bと接続ブラケ
ット2の接続時の外面8が面一とする事ができるので、
管外面6a,6bの抵抗を低減した状態で鋼管1a,1
bを例えば地中に挿入することができる。
【0019】以下、本発明に係る管の接続装置の第3実
施形態を、図面に基づいて説明する。図3及び図4にお
いて、符号1a,1bは管(水道配管の鋼管)、1c,
1dは対向端部、2は接続ブラケット、2aは雌接続ブ
ラケット、2bは雄接続ブラケット、3a,3bはテー
パ面、4a,4bは係止部、5a,5bは管内面、6
a,6bは管外面である。
施形態を、図面に基づいて説明する。図3及び図4にお
いて、符号1a,1bは管(水道配管の鋼管)、1c,
1dは対向端部、2は接続ブラケット、2aは雌接続ブ
ラケット、2bは雄接続ブラケット、3a,3bはテー
パ面、4a,4bは係止部、5a,5bは管内面、6
a,6bは管外面である。
【0020】鋼管1a,1bは、管内面5a,5bが塗
装9により被覆され、該塗装9により接続される対向端
部1c,1dが被覆されている。鋼管1a,1bの外側
には、例えば溶接等により接続ブラケット2a,2bが
それぞれ配される。雌接続ブラケット2aにはテーパ面
3aが内面に配され、雄接続ブラケット2bの外面には
テーパ面3bが配されている。これらテーパ面3a,3
bには、鋸歯状の凸条が円環状に配されている。鋼管1
aと雌接続ブラケット2a、鋼管1bと雄接続ブラケッ
ト2bとの接続部分付近では、係止部4a,4bが管外
面6a,6bの外側に突出するよう位置される。接続ブ
ラケット2a,2bは対向端部1c,1dに接しない位
置とされ、鋼管1a,1bの接続時には、塗装9が連続
して面一となるよう位置される。該接続ブラケット2
a,2bは鋼鉄製とされ、熱間圧延時に凸条が形成さ
れ、丸め加工によって管状に形成する。ここで、管1
a,1bよりも接続ブラケット2の接続部分の強度が高
くなるよう設定される。
装9により被覆され、該塗装9により接続される対向端
部1c,1dが被覆されている。鋼管1a,1bの外側
には、例えば溶接等により接続ブラケット2a,2bが
それぞれ配される。雌接続ブラケット2aにはテーパ面
3aが内面に配され、雄接続ブラケット2bの外面には
テーパ面3bが配されている。これらテーパ面3a,3
bには、鋸歯状の凸条が円環状に配されている。鋼管1
aと雌接続ブラケット2a、鋼管1bと雄接続ブラケッ
ト2bとの接続部分付近では、係止部4a,4bが管外
面6a,6bの外側に突出するよう位置される。接続ブ
ラケット2a,2bは対向端部1c,1dに接しない位
置とされ、鋼管1a,1bの接続時には、塗装9が連続
して面一となるよう位置される。該接続ブラケット2
a,2bは鋼鉄製とされ、熱間圧延時に凸条が形成さ
れ、丸め加工によって管状に形成する。ここで、管1
a,1bよりも接続ブラケット2の接続部分の強度が高
くなるよう設定される。
【0021】鋼管1a,1bを接続するには、予め、工
場等において管外面6a,6bに接続ブラケット2a,
2bを溶接等により配しておく。鋼管1a,1bを接続
する現場にて、テーパ面3aとテーパ面3bとを当接さ
せ、係止部4a,4bに図中矢印A,Bに示すように一
定の推力を加えて接続ブラケット2a,2bを移動する
ことによって、接続ブラケット2a,2bを弾性変形さ
せ、凸条を対応するテーパ面3a,3bと緊密接触させ
る。このとき、接続ブラケット2a,2bがスプリング
バックすることにより、強固に接続され、テーパ面3
a,3bの凸条により抜けてしまうことが防止される。
そして、対向端部1c,1dの塗装9どうしが密着し、
凸条が対応するテーパ面3a,3bと緊密接触すること
により鋼管1a,1bの内部がシールされる。
場等において管外面6a,6bに接続ブラケット2a,
2bを溶接等により配しておく。鋼管1a,1bを接続
する現場にて、テーパ面3aとテーパ面3bとを当接さ
せ、係止部4a,4bに図中矢印A,Bに示すように一
定の推力を加えて接続ブラケット2a,2bを移動する
ことによって、接続ブラケット2a,2bを弾性変形さ
せ、凸条を対応するテーパ面3a,3bと緊密接触させ
る。このとき、接続ブラケット2a,2bがスプリング
バックすることにより、強固に接続され、テーパ面3
a,3bの凸条により抜けてしまうことが防止される。
そして、対向端部1c,1dの塗装9どうしが密着し、
凸条が対応するテーパ面3a,3bと緊密接触すること
により鋼管1a,1bの内部がシールされる。
【0022】接続ブラケット2a,2bの鋼管1a,1
bへの溶接が工場内で行えるため、施工精度を容易に保
つことができる。現場における溶接を必要としないの
で、天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を必要
とせず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略化を
図る事ができる。また、管内面5a,5bと接続ブラケ
ット2の接続時の内面7は、面一となるよう位置される
ため、内面塗装の必要な水道用配管等の接続装置として
使用することができる。鋼管1a,1bの対向端部1
c,1dを接触させて、塗装9が接触してシールされる
ため、新たに、シールのための内部塗装を施す必要がな
く、施工が簡略化される。そして、凸条が対応するテー
パ面3a,3bを緊密接触することにより鋼管1a,1
b内部がシールされ、シール性能をより向上させること
ができる。
bへの溶接が工場内で行えるため、施工精度を容易に保
つことができる。現場における溶接を必要としないの
で、天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を必要
とせず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略化を
図る事ができる。また、管内面5a,5bと接続ブラケ
ット2の接続時の内面7は、面一となるよう位置される
ため、内面塗装の必要な水道用配管等の接続装置として
使用することができる。鋼管1a,1bの対向端部1
c,1dを接触させて、塗装9が接触してシールされる
ため、新たに、シールのための内部塗装を施す必要がな
く、施工が簡略化される。そして、凸条が対応するテー
パ面3a,3bを緊密接触することにより鋼管1a,1
b内部がシールされ、シール性能をより向上させること
ができる。
【0023】なお、上述の第1,第2,及び第3実施形
態においては、例えば鋼管1a,1bが小口径の場合、
切削、ネジ切り等により鋼管1a,1bと接続ブラケッ
ト2a,2bとを一体として形成することも可能であ
る。
態においては、例えば鋼管1a,1bが小口径の場合、
切削、ネジ切り等により鋼管1a,1bと接続ブラケッ
ト2a,2bとを一体として形成することも可能であ
る。
【0024】以下、本発明に係る管の接続装置の第4実
施形態を、図面に基づいて説明する。図5及び図6にお
いて、符号1a,1bは管(鋼管)、1c,1dは対向
端部、1e,1fはストッパー部、10は楔体、11は
溝、12はテーパ面、20は環状止め輪、21はテーパ
面、5a,5bは管内面、6a,6bは管外面、9は塗
装である。
施形態を、図面に基づいて説明する。図5及び図6にお
いて、符号1a,1bは管(鋼管)、1c,1dは対向
端部、1e,1fはストッパー部、10は楔体、11は
溝、12はテーパ面、20は環状止め輪、21はテーパ
面、5a,5bは管内面、6a,6bは管外面、9は塗
装である。
【0025】鋼管1a,1bは、図4に示すように、管
内面5a,5bが塗装9により被覆され、該塗装9によ
り接続される対向端部1c,1dが被覆されている。鋼
管1a,1bの対向端部1c,1dの外側には、例えば
溶接等によりストッパー部1e,1fがそれぞれ配され
る。該ストッパー部1e,1fは、鋼管1a,1bの全
周に亙ったものとされるが、複数分割形状、外周の一部
分にしか配さない等適宜所望の強度と形状が選択されて
もよい。
内面5a,5bが塗装9により被覆され、該塗装9によ
り接続される対向端部1c,1dが被覆されている。鋼
管1a,1bの対向端部1c,1dの外側には、例えば
溶接等によりストッパー部1e,1fがそれぞれ配され
る。該ストッパー部1e,1fは、鋼管1a,1bの全
周に亙ったものとされるが、複数分割形状、外周の一部
分にしか配さない等適宜所望の強度と形状が選択されて
もよい。
【0026】楔体10は、円周を複数分割した円弧状を
なし、図6に示すように例えば4分割とされる。該楔体
10のストッパー部1e,1fに当接する内面側には溝
11が設けられ、ストッパー部1e,1fに当接するこ
とで鋼管1a,1bを引き寄せて接続状態とする。楔体
10の外面はテーパ面12とされており、該テーパ面1
2は、環状止め輪20のテーパ面21と接触状態とされ
る。このとき、環状止め輪20は楔体10に外ばめされ
る。楔体10は、鋼管1a,1bと完全に締め付け接続
完了したときも複数分割の合わせ目が少し間隔があいて
いるように寸法を設定する。楔体10はまた、環状止め
輪20の締め付けが続完了したときに環状止め輪20の
上端より楔体10の上端が上にあり、楔体10の下端よ
り環状止め輪20の下端が上にあるような寸法とされ
る。環状止め輪20は、内面にテーパ面21が配された
リング状とされ、内向きのテーパ面21が配される。テ
ーパ面12とテーパ面21とには、鋸歯状の凸条が円環
状に配される。
なし、図6に示すように例えば4分割とされる。該楔体
10のストッパー部1e,1fに当接する内面側には溝
11が設けられ、ストッパー部1e,1fに当接するこ
とで鋼管1a,1bを引き寄せて接続状態とする。楔体
10の外面はテーパ面12とされており、該テーパ面1
2は、環状止め輪20のテーパ面21と接触状態とされ
る。このとき、環状止め輪20は楔体10に外ばめされ
る。楔体10は、鋼管1a,1bと完全に締め付け接続
完了したときも複数分割の合わせ目が少し間隔があいて
いるように寸法を設定する。楔体10はまた、環状止め
輪20の締め付けが続完了したときに環状止め輪20の
上端より楔体10の上端が上にあり、楔体10の下端よ
り環状止め輪20の下端が上にあるような寸法とされ
る。環状止め輪20は、内面にテーパ面21が配された
リング状とされ、内向きのテーパ面21が配される。テ
ーパ面12とテーパ面21とには、鋸歯状の凸条が円環
状に配される。
【0027】ここで、これら鋼管1a,1b、楔体1
0、環状止め輪20の剛性係数をFP、FW 、FR とす
ると、 FW >FR >FP の関係を満たし、変形量の大きさが、鋼管1a,1b、
環状止め輪20、楔体10の順になるよう設定される。
0、環状止め輪20の剛性係数をFP、FW 、FR とす
ると、 FW >FR >FP の関係を満たし、変形量の大きさが、鋼管1a,1b、
環状止め輪20、楔体10の順になるよう設定される。
【0028】鋼管1a,1bを接続する際には、接触状
態としたストッパー部1e,1fに楔体10の溝11を
当接させ、楔体10のテーパ面12にテーパ面21が接
触するように外ばめして、図5に示す矢印Cの方向に、
環状止め輪20に一定の推力を加えて移動させることに
よって、テーパ面12とテーパ面21により楔体10を
鋼管1a,1bに圧着する。このとき、環状止め輪20
にはフープテンションが発生し、楔体10を鋼管1a,
1bに押圧するので、鋼管1a,1bが弾性変形して楔
体10と緊密接触し、そのときのスプリングバックによ
って鋼管1aと鋼管1bが堅固に接続される。さらに、
テーパ面12とテーパ面21とに配される鋸歯状で円環
状の凸条が、押圧されて弾性変形することにより、対応
するテーパ面に対して密着して、環状止め輪20の抜け
防止効果が向上する。ここで、これらの剛性が楔体1
0、環状止め輪20、鋼管1a,1bの順に設定されて
いるため、変形量の大きさが、鋼管1a,1b(管)、
環状止め輪20、楔体10の順になる。そして、ストッ
パー部1e,1fが楔体10により緊密接触することに
より、対向端部1c,1dの塗装9どうしが押圧されて
密着し、鋼管1a,1b内部がシールされる。
態としたストッパー部1e,1fに楔体10の溝11を
当接させ、楔体10のテーパ面12にテーパ面21が接
触するように外ばめして、図5に示す矢印Cの方向に、
環状止め輪20に一定の推力を加えて移動させることに
よって、テーパ面12とテーパ面21により楔体10を
鋼管1a,1bに圧着する。このとき、環状止め輪20
にはフープテンションが発生し、楔体10を鋼管1a,
1bに押圧するので、鋼管1a,1bが弾性変形して楔
体10と緊密接触し、そのときのスプリングバックによ
って鋼管1aと鋼管1bが堅固に接続される。さらに、
テーパ面12とテーパ面21とに配される鋸歯状で円環
状の凸条が、押圧されて弾性変形することにより、対応
するテーパ面に対して密着して、環状止め輪20の抜け
防止効果が向上する。ここで、これらの剛性が楔体1
0、環状止め輪20、鋼管1a,1bの順に設定されて
いるため、変形量の大きさが、鋼管1a,1b(管)、
環状止め輪20、楔体10の順になる。そして、ストッ
パー部1e,1fが楔体10により緊密接触することに
より、対向端部1c,1dの塗装9どうしが押圧されて
密着し、鋼管1a,1b内部がシールされる。
【0029】このように、ストッパー部1e,1fの鋼
管1a,1bへの溶接と、楔体10と環状止め輪20と
の形成とが工場内で行えるため、施工精度を容易に保つ
ことができる。現場における溶接を必要としないので、
天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を必要とせ
ず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略化を図る
ことができる。また、管内面5a,5bが接続時には、
面一となるよう位置されるため、曲線ボーリングにより
設置される曲線管の接続装置として使用することがで
き、または、内面塗装の必要な水道用配管等の接続装置
として使用することができる。鋼管1a,1bの対向端
部1c,1dを接触させて、塗装9が接触してシールさ
れるため、新たに、シールのための内部塗装を施す必要
がなく、施工が簡略化される。なお、接続する管の材質
により、鋼管1a,1bの剛性係数FP より、楔体10
の剛性係数FW 及び、環状止め輪20の剛性係数FR
を、半分程度に設定することもできる。また、楔体10
の内面に被覆を施すことにより、鋼管1aと、鋼管1b
と、楔体10とが直接接することを防止できるので、異
種金属材による管同士の接続を行った場合にも、電池作
用腐食の発生を防止することができる。鋼管1a,1b
とストッパー部1e,1fとを一体に成形することも可
能である。また、接着剤等を塗布することによりシール
性能を向上することも可能である。
管1a,1bへの溶接と、楔体10と環状止め輪20と
の形成とが工場内で行えるため、施工精度を容易に保つ
ことができる。現場における溶接を必要としないので、
天候等に左右されることなく、かつ、熟練工を必要とせ
ず、施工の信頼度を維持でき、作業工程の簡略化を図る
ことができる。また、管内面5a,5bが接続時には、
面一となるよう位置されるため、曲線ボーリングにより
設置される曲線管の接続装置として使用することがで
き、または、内面塗装の必要な水道用配管等の接続装置
として使用することができる。鋼管1a,1bの対向端
部1c,1dを接触させて、塗装9が接触してシールさ
れるため、新たに、シールのための内部塗装を施す必要
がなく、施工が簡略化される。なお、接続する管の材質
により、鋼管1a,1bの剛性係数FP より、楔体10
の剛性係数FW 及び、環状止め輪20の剛性係数FR
を、半分程度に設定することもできる。また、楔体10
の内面に被覆を施すことにより、鋼管1aと、鋼管1b
と、楔体10とが直接接することを防止できるので、異
種金属材による管同士の接続を行った場合にも、電池作
用腐食の発生を防止することができる。鋼管1a,1b
とストッパー部1e,1fとを一体に成形することも可
能である。また、接着剤等を塗布することによりシール
性能を向上することも可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明の管の接続装置によれば、以下の
効果を奏する。 (1)現場溶接の必要性がないため、管の接続に要する
現場作業の工程数の削減を図ることができる。 (2)管、接続ブラケット、楔体、環状止め輪の弾性変
形により接続するので、表面被覆管の接続時に、被覆の
保持と損傷防止を図ることができる。 (3)機械的に推力を加えて弾性変形を生じさせること
で接続するので、接続にかかる作業時間の短縮を図るこ
とができる。 (4)接続ブラケットの溶接を工場内で行うことが可能
で、現場溶接を行わないため、接続部分の品質を一定に
し、品質の信頼性の向上を図ることができる。 (5)現場溶接の必要がないため、接続作業に関する天
候等の環境影響の不確定要因の排除につとめることがで
きる。 (6)上記により、コストの削減を図ることができる。 (7)溶接工による現場作業が必要ないため、高齢社会
に対応し一般工による作業を可能にし、作業性の向上を
図ることができる。 (8)異種金属材料の相互接触を防止することができる
ので、異種材質管同士の接続等、多様な管種、材質に対
応して使用可能となるため、汎用性を拡大することがで
きる。 (9)接続しようとする管の被覆の保持が可能なため、
水中等様々な現場条件に対応して使用可能となるため、
汎用性を拡大することができる。
効果を奏する。 (1)現場溶接の必要性がないため、管の接続に要する
現場作業の工程数の削減を図ることができる。 (2)管、接続ブラケット、楔体、環状止め輪の弾性変
形により接続するので、表面被覆管の接続時に、被覆の
保持と損傷防止を図ることができる。 (3)機械的に推力を加えて弾性変形を生じさせること
で接続するので、接続にかかる作業時間の短縮を図るこ
とができる。 (4)接続ブラケットの溶接を工場内で行うことが可能
で、現場溶接を行わないため、接続部分の品質を一定に
し、品質の信頼性の向上を図ることができる。 (5)現場溶接の必要がないため、接続作業に関する天
候等の環境影響の不確定要因の排除につとめることがで
きる。 (6)上記により、コストの削減を図ることができる。 (7)溶接工による現場作業が必要ないため、高齢社会
に対応し一般工による作業を可能にし、作業性の向上を
図ることができる。 (8)異種金属材料の相互接触を防止することができる
ので、異種材質管同士の接続等、多様な管種、材質に対
応して使用可能となるため、汎用性を拡大することがで
きる。 (9)接続しようとする管の被覆の保持が可能なため、
水中等様々な現場条件に対応して使用可能となるため、
汎用性を拡大することができる。
【図1】 本発明に係る管の接続装置の第1の実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る管の接続装置の第2の実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る管の接続装置の第3の実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】 鋼管端部を拡大した断面図である。
【図5】 本発明に係る管の接続装置の第4の実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】 図5の楔体の斜視図である。
1a…鋼管 1b…鋼管 1c…対向端部 1d…対向端部 1e…ストッパー部 1f…ストッパー部 2…接続ブラケット 2a…雌接続ブラケット 2b…雄接続ブラケット 3a…テーパ面 3b…テーパ面 4a…係止部 4b…係止部 5a…管内面 5b…管内面 6a…管外面 6b…管外面 7…内面 8…外面 9…塗装 10…楔体 11…溝 12…テーパ面 20…環状止め輪 21…テーパ面
Claims (9)
- 【請求項1】 接続しようとする管(1a,1b)の対
向端部(1c,1d)の外側にストッパー部(1e,1
f)が一体に配され、該ストッパー部にまたがって接続
される複数の円弧状楔体(10)と、該複数の楔体に外
ばめして管を接続する環状止め輪(20)とからなり、
楔体にはストッパー部に契合する円弧状の溝(11)と
テーパ面(12)とが配され、環状止め輪には内向きの
テーパ面(21)が配され、これらのうち少なくとも一
つのテーパ面に鋸歯状の凸条が円環状に配され、該凸条
が弾性変形し対応するテーパ面と緊密接触することによ
り管が弾性変形し管が緊密接触して接続されることを特
徴とする管の接続装置。 - 【請求項2】 変形量の大きさが、管(1a,1b)、
環状止め輪(20)、楔体(10)の順に設定されるこ
とを特徴とする請求項1記載の管の接続装置。 - 【請求項3】 接続しようとする管(1a,1b)の対
向端部(1c,1d)に相互に接続される接続ブラケッ
ト(2)が配され、該接続ブラケットは、テーパ面(3
b)の配される雄接続ブラケット(2b)と、内向きの
テーパ面(3a)の配される雌接続ブラケット(3a)
とからなり、これら2つのテーパ面に鋸歯状の凸条が円
環状に配され、接続ブラケットが弾性変形し、凸条が対
応するテーパ面と緊密接触することにより管が接続さ
れ、 前記管の強度に対して前記接続ブラケットの接続部分の
強度が高く設定され、 前記管を接続するための推力が作用する係止部(4a,
4b)が前記管の管外面(6a,6b)より外方に突出
して配されることを特徴とする管の接続装置。 - 【請求項4】 雄接続ブラケット(2b)と雌接続ブラ
ケット(2a)とが、接続しようとする管(1a,1
b)の対向端部(1c,1d)に配されることを特徴と
する請求項3記載の管の接続装置。 - 【請求項5】 雄接続ブラケット(2b)と雌接続ブラ
ケット(2a)との内面(7)が、接続しようとする管
(1a,1b)の管内面(5a,5b)と面一に配され
ることを特徴とする請求項3記載の管の接続装置。 - 【請求項6】 雄接続ブラケット(2b)と雌接続ブラ
ケット(2a)との外面(8)が、接続しようとする管
(1a,1b)の管外面(6a,6b)と面一に配され
ることを特徴とする請求項3記載の管の接続装置。 - 【請求項7】 雄接続ブラケット(2b)と雌接続ブラ
ケット(2a)とが接続しようとする管(1a,1b)
の外側に配され、該管の管内面(5a,5b)が連続状
態とされることを特徴とする請求項3記載の管の接続装
置。 - 【請求項8】 雄接続ブラケット(2b)と雌接続ブラ
ケット(2a)とが接続しようとする管(1a,1b)
の内側に配され、該管の管外面(6a,6b)が連続状
態とされることを特徴とする請求項3記載の管の接続装
置。 - 【請求項9】 管(1a,1b)の対向端部(1c,1
d)が被覆されることを特徴とする請求項1、2、3、
7、または8記載の管の接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8274917A JP2983911B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 管の接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8274917A JP2983911B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 管の接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10122451A JPH10122451A (ja) | 1998-05-15 |
JP2983911B2 true JP2983911B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=17548345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8274917A Expired - Lifetime JP2983911B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 管の接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983911B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101951327B1 (ko) * | 2012-04-25 | 2019-02-22 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 |
KR101916386B1 (ko) * | 2016-11-25 | 2018-11-08 | 하성의 | 다이캐스팅 접합 구조의 가스 탱크 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3004100B2 (ja) * | 1991-09-25 | 2000-01-31 | 日本碍子株式会社 | 燻化用台車装置 |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP8274917A patent/JP2983911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10122451A (ja) | 1998-05-15 |
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