JP2983073B2 - 反射型超音波画像装置 - Google Patents

反射型超音波画像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体からの反射超音
波により被検体の表面または近表面下の画像を形成する
反射型超音波画像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的に不透明な被検体の表面下を超音
波により観察する装置として、超音波顕微鏡、超音波探
傷装置が公知である。これらでは、MHZ〜GHZ帯域の高
周波超音波を被検体に収束させ、その被検体からの反射
波または透過波を受信する。
【0003】この受信波の強度の強弱または位相の変化
を、超音波の収束位置を被検体表面に沿って走査しなが
ら表示することにより、被検体の表面下の画像が得られ
る。
【0004】また、位相共役波を用いた透過型超音波画
像装置も公知である。このものでは、超音波送受波器
と、位相共役波を発生する位相共役鏡とが被検体を挟ん
で対向して配置されている。位相共役波は波面の歪みを
補償する能力を有するため、この装置では被検体の表面
の凹凸の影響を受けずに被検体の表面下の画像が得られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】超音波顕微鏡、超音波
探傷装置においては、内部像と表面像との重畳という問
題がある。即ち、表面に凹凸のある被検体を観察する場
合、超音波の被検体表面での屈折角が照射位置により異
なり、これが反射波の波面形状を変化させる。その影響
が表面像となって、観察すべき内部像に重畳してしま
う。
【0006】従って、表面に凹凸のある被検体の画像に
おいては、そのコントラストが被検体の内部の状態によ
るものか、或いは表面の凹凸によるものかを判断するの
は困難である。更に、被検体の内部のより詳細な情報、
例えば材料中の欠陥が空隙であるか錆であるか等を判断
することは一層に困難である。
【0007】位相共役波を用いた透過型超音波画像装置
によれば上記の困難は解消されるものの、被検体を透過
した超音波を用いて像形成するために、音響インピーダ
ンスの高い固体からなる被検体や、比較的に厚い被検体
に対しては適用できない。
【0008】本発明は係る問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、被検体表面の凹凸の
影響を受けずに被検体表面下の画像が得られ、しかも音
響インピーダンスの高い被検体や、比較的に厚い被検体
にも適用可能な反射型超音波画像装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の反射型超音波画像装置は、
被検体からの反射超音波に基づいて、被検体の表面また
は近表面下の音響インピーダンス分布に対応する画像を
形成するものであって、被検体の測定点に超音波を送波
する送波手段と、上記測定点からの反射超音波を受波
し、この反射超音波の位相共役波を発生する位相共役波
発生手段と、上記位相共役波の上記測定点からの反射波
を受波し、この反射波の強度に対応する電気的信号を出
力する受波手段と、上記測定点を被検体表面に沿って2
次元的に走査させる走査手段と、この走査手段により走
査される各測定点における上記受波手段の反射波出力に
基づいて、被検体の表面または近表面下の音響インピー
ダンス分布に応じた画像を表示する画像表示手段と、を
備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2記載の反射型超音
波画像装置は、被検体からの反射超音波に基づいて、被
検体の表面形状に対応する画像と被検体の表面または近
表面下の音響インピーダンスに対応する画像とを選択的
に形成するものであって、被検体の測定点に超音波を送
波する送波手段と、上記測定点からの反射超音波を受波
し、この反射超音波の位相共役波を発生する位相共役波
発生手段と、この位相共役波発生手段からの位相共役波
の上記測定点における第1の反射波と上記送波手段から
の入射超音波の上記測定点における第2の反射波との何
れかを受波し、これら反射波の強度に対応する電気的信
号を出力する受波手段と、この受波手段により受波され
る反射波が、上記第1の反射波と第2の反射波との何れ
かに選択的に切り替わるように、被検体表面に対して上
記送波手段及び受波手段を一体的に傾動させる傾動手段
と、上記測定点を被検体表面に沿って2次元的に走査さ
せる走査手段と、この走査手段により走査される各測定
点における上記受波手段の出力に基づいて、被検体の表
面または近表面下の音響インピーダンス分布に応じた画
像と、被検体の表面形状に応じた画像とを表示する画像
表示手段と、を備えることを特徴とする
【0011】
【作用】上記の構成によれば、送波手段、受波手段及び
位相共役波発生手段は、反射型の配置とされている。こ
のうち請求項1記載の反射型超音波画像装置において
は、送波手段から送波された超音波は、被検体で反射し
て位相共役波発生手段に受波される。この位相共役波発
生手段は、受波した反射波に対する位相共役波を被検体
へ送波し、その被検体からの反射波が受波手段に受波さ
れる。即ち超音波は、送波手段〜被検体〜位相共役波発
生手段〜被検体〜受波手段の経路(以下、第1経路と称
す)をたどる。
【0012】ここで、第1経路における被検体から位相
共役波送波手段への反射波の経路を往路、位相共役波送
波手段から被検体への位相共役波の経路を戻り路とし
て、位相共役波送波手段と被検体との間の超音波の送受
を考える。
【0013】この場合、戻り路における位相共役波は、
往路における波に対して時間反転性を有している。従っ
て、送波手段から位相共役波発生手段への経路において
反射波が何等かの波面歪を受けたとしても、その波面歪
は位相共役波送波手段から受波手段への位相共役波の経
路において相殺される。
【0014】このため、受波手段で受波される反射波
(位相共役波についての反射波)の波面は、被検体の形
状に拘らず常に同一である。従って、被検体の表面の凹
凸の影響は画像に現れない。しかし、その反射波の強度
は被検体上の測定点における音響インピーダンスにより
異なる。そこで、被検体に対する超音波の入射位置を被
検体表面に沿って二次元的に走査させることにより、反
射波の強度に応じて被検体の表面または近表面下の音響
インピーダンス分布を示す画像コントラストが生成され
る。
【0015】また、請求項2記載の反射型超音波画像装
置によれば、被検体表面に対して送波手段と受波手段と
を一体的に傾動させることにより、受波手段で受波され
る反射波が、位相共役波についての反射波と、位相共役
波発生手段を経ていない被検体からの直接の反射波とに
選択的に切り換わる。このうち、前者の場合の超音波の
経路は上記第1経路と同一である。一方、後者の場合
は、送波手段から送波された超音波は、被検体で反射し
て受波手段に受波される。即ち超音波は、送波手段〜被
検体〜受波手段の経路(以下、第2経路と称す)をたど
る。
【0016】超音波の経路として第1経路が選択された
ときは、上記請求項1記載の反射型超音波画像装置と同
様な画像が形成される。
【0017】また、第2経路が選択されたときは、受波
手段の受波する反射波は被検体の表面の凹凸の影響を受
けることになる。即ち、受波手段の反射波出力が被検体
の表面の凹凸の情報を含んでいるので、この反射波出力
に基づいて被検体の表面形状の画像を形成できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して説明する。
【0019】図1に示される反射型超音波画像装置にお
いて、水槽2には超音波伝播媒体としての水4が収容さ
れ、その水中には被検体6が浸漬されている。
【0020】この被検体6の上方に配置された超音波送
受波器(送波手段、受波手段)8は、圧電トランスジュ
ーサ8aに例えばサファイアガラス等の音響レンズ8b
が貼着されてなり、その音響レンズ8bの下端面には、
凹面8cが形成されている。このような超音波送受波器
8は、その凹面8cが水4に浸漬された状態で、この凹
面8cの曲率中心方向が、測定点Pにおける被検体6の
表面の法線方向に対して所定の鋭角をなすように配置さ
れている。
【0021】また、この超音波送受波器8の圧電トラン
スジューサ8aには、このトランスジューサ8aの入力
信号と出力信号との分離のためのサーキュレータ10が
接続されている。このサーキュレータ10の入力信号側
には、圧電トランスジューサ8aに超音波を発生させる
ための高周波電圧パルスを発振する高周波発振器12が
接続されている。また、サーキュレータ10の出力信号
側には、圧電トランスジューサ8aの出力信号から画像
を形成するための公知の信号処理回路14、及び画像を
表示するためのディスプレィ16が順に接続されてい
る。これら信号処理回路14及びディスプレィ16は、
本発明における画像表示手段を構成している。
【0022】被検体6の上方には、測定点Pにおける被
検体6から反射される反射波を水4を通して受波するよ
うに、位相共役鏡(位相共役波発生手段)18が配置さ
れている。この位相共役鏡18は、受波した反射波に対
し、位相共役な超音波を水4を通して測定点Pに送波す
る。
【0023】被検体6は、XYスキャナー(走査手段)
20により二次元XY方向に駆動可能な保持アーム22
に保持されている。この保持アーム22により被検体6
をXY方向に移動させることにより、被検体6表面上の
超音波測定点Pが被検体6の表面に沿って走査される。
【0024】上記高周波発振器12、信号処理回路14
及びXYスキャナー20は、コントローラ24により制
御される。
【0025】次に、上記のような反射型超音波画像装置
の動作について説明する。
【0026】コントローラ24の指令により高周波発振
器12が発振する高周波電圧パルスは、サーキュレータ
10を介して超音波送受波器8の圧電トランスジューサ
8aに印加される。これにより圧電トランスジューサ8
aから音響レンズ8b中へ超音波が放射される。この超
音波は、凹面8cのレンズ作用により収束波とされ、水
4を通じて被検体6表面上の測定点Pに斜めに入射さ
れ、測定点Pに収束される。
【0027】この入射波に対し、測定点Pで反射した反
射波は、被検体6の表面の凹凸により波面に歪みを受け
ている。この波面が歪んだ反射波は位相共役鏡18に受
波される。位相共役鏡18は、受波した反射波に対する
位相共役波を発生し、これを被検体6に送波する。この
位相共役波は、反射波と逆の経路をたどって被検体6の
測定点Pに再入射される。
【0028】ここで位相共役波は、位相共役鏡18に受
波された反射波の空間部分を表す関数を、その複素共役
関数に置換させた波である。即ち反射波が、
【0029】
【数1】
【0030】と表されるとすと、これに対する位相共役
波は、
【0031】
【数2】
【0032】と表される。ここで複素共役関数の数学的
性質により、上記(2)式の右辺は、
【0033】
【数3】
【0034】と表される。この(3)式の右辺は上記
(1)式の時間反転であるから、位相共役波は反射波に
対して、
【0035】
【数4】
【0036】と表される。従って、位相共役波は反射波
の時間反転波としてふるまう。このため、反射波の波面
の歪みは位相共役波により相殺される。即ち、超音波が
超音波送受波器8から位相共役鏡18に向かう経路で何
等かの波面歪を受けても、それは位相共役波が位相共役
鏡18から超音波送受波器8へ向かう経路で相殺され
る。この場合、上記の位相共役波の時間反転性のため、
凹面8cで受波される反射波の波面は被検体6の表面の
凹凸に拘らず常に同一である。従って、被検体6の凹凸
の影響は後述の画像には現れない。
【0037】この位相共役波に対する被検体6の測定点
Pからの反射波は超音波送受波器8の凹面8cで受波さ
れる。
【0038】この受波された反射波は圧電トランスジュ
ーサ8aにて反射波出力としての電気信号に変換され、
出力される。
【0039】また、コントローラ24はXYスキャナー
20に駆動指令を与え、保持アーム22を介して被検体
6をXY方向に駆動させる。これにより測定点Pが被検
体6の表面に沿って走査される。
【0040】その各走査点について、上記の超音波送受
波器8〜被検体6〜位相共役鏡18〜被検体6〜超音波
送受波器8の経路の超音波の送受を実行することによ
り、各走査点の反射波出力が得られる。この反射波出力
の強度は、測定点Pにおける被検体6の音響インピーダ
ンスにより異なる。
【0041】これら反射波出力はサーキュレータ10を
介して信号処理回路14に与えられる。信号処理回路1
4は、XYスキャナー20からコントローラ24を介し
て与えられる測定点PのXY座標に応じて、その座標位
置に対応する反射波出力をディスプレィ16の画面上に
プロットする。これにより被検体6の表面下の画像が形
成される。この際、上記の音響インピーダンスの差異に
より画像のコントラストが生成される。
【0042】図2(A)乃至図2(C)は、表面に同一
の凸部(盛り上がり形状)6aを有し、近表面下の内部
状態のみが異なる被検体6の例を示す。図2(A)は内
部状態が均質な場合、図2(B)は表面下に空隙Gが存
在する場合、図2(C)は表面下に錆Rが発生している
場合である。従来の超音波画像装置でこれらの被検体6
を観察すると、表面の凸部6aが画像に強いコントラス
トを付けるため、図2(A)乃至図2(C)に示す内部
状態の相違を画像で判別するのは困難であった。しか
し、本発明の超音波画像装置によれば、表面の凸部6a
によるコントラストは消失し、被検体6の内部状態の相
違による音響インピーダンスの差異が正確に画像化され
る。即ち、図2(A)の場合には画像にコントラストが
付かず、図2(B)及び図2(C)の場合には、空隙G
と錆Rとのコントラストの差異により、空隙Gが錆Rよ
りも強いコントラストが付く。従って、図2(A)乃至
図2(C)の三つの内部状態をディスプレィ16上の画
像で区別することができる。尚、本発明の超音波画像装
置は、被検体6の近表面下の内部状態のみならず、被検
体6の表面の音響インピーダンスの差異に対しても有効
である。例えば図3に示すように、被検体6が表面に凸
部6aと凹部6bを有し、且つその表面自体には、結晶
粒界、応力、熱処理の影響等により異なる組成が2次元
方向に分布しているとする(図示では組成の相違が異な
るハッチングで示されている)。この図3のような被検
体6を従来の装置で画像化する場合には、凸部6a及び
凹部6bの影響を除去するために、被検体6の表面を平
坦に研磨する必要がある。しかし本発明の装置によれ
ば、被検体6の表面の凹凸形状の影響を受ないために、
表面を研磨することなく、被検体6の表面の組成の分布
を音響インピーダンスの差異により画像化することがで
きる。
【0043】また、本発明の超音波画像装置は、図4及
び図5に示すように、被検体6の近表面下の画像のみな
らず、被検体6の表面の画像を形成する機能を付加させ
ることができる。図4及び図5において、超音波送受波
器8には、被検体6の表面に対する角度を調整するため
の角度調整装置(傾動手段)26により傾動可能に支持
されている。この角度調整装置26を除く構成について
は図1と同様である。この角度調整装置26による超音
波送受波器8の傾動により、超音波送受波器8から被検
体6への入射波に対する反射波を、図1と同様に位相共
役鏡18に受波させるか、或いは位相共役鏡18を経る
ことなく、直接に超音波送受波器8に受波させるかを選
択的に切り換えることができる。
【0044】ここで図4に示すように、超音波送受波器
8の凹面8cの曲率中心方向と被検体6の表面の法線方
向とが一致された状態にあるとする。この状態で受波器
8からの入射波を被検体6の表面またはその近傍に合焦
させると、その反射波は受波器8に受波されて反射波出
力に変換される。この反射波出力は被検体6の表面の凹
凸形状の影響を受けているから、図1の場合と同様な走
査を実行することにより、被検体6の表面の凹凸形状に
敏感に対応した画像をディスプレィ16上に形成するこ
とができる。
【0045】次に、図5に示すように、合焦位置を図4
の状態に保ちつつ、反射波が位相共役鏡18に受波され
るように、角度調整装置26により受波器8を傾動させ
たとする。この場合は、図1乃至図3を参照した説明と
同様に、被検体6の表面の凹凸形状に依存せず、表面ま
たは近表面下の音響インピーダンスの差異によって形成
される画像が得られる。
【0046】これら図4と図5の各々の状態で得られた
画像を比較することにより、被検体6の表面形状と音響
インピーダンス分布との対応関係を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の反射型超音
波画像装置によれば、被検体の表面に凹凸が存在する場
合でも、その凹凸形状の影響を受けることなく、音響イ
ンピーダンス分布に対応した被検体の表面または近表面
下の画像を形成することができる。また、反射型の配置
を採用し、しかも音響インピーダンスによる反射波強度
の差異を検出するようにしたので、音響インピーダンス
の高い被検体や比較的に厚い被検体にも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る反射型超音波画像装
置を概略的に示す構成図。
【図2】表面形状が同一で、内部状態が異なる被検体の
断面を示す図であって、(A),(B),(C)を含
み、(A)は表面に凸部を有し、内部が均質な被検体を
示す断面図、(B)は内部に空間を有する被検体を示す
断面図、(C)は内部に錆が発生した被検体を示す断面
図である。
【図3】表面に凹凸を有し、且つ表面に沿って複数の異
なる組成が分布した被検体を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る反射型超音波画像装
置を概略的に示す構成図であって、位相共役鏡を経ない
経路で超音波送受波器に超音波を送受させる状態を示す
図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る反射型超音波画像装
置を概略的に示す構成図であって、位相共役鏡を経る経
路で超音波送受波器に超音波を送受させる状態を示す図
である。
【符号の説明】
6…被検体、8…超音波送受波器(送波手段、受波手
段)、14…信号処理回路(画像表示手段)、16…デ
ィスプレィ(画像表示手段)、18…位相共役鏡(位相
共役波発生手段)、20…XYスキャナー(走査手
段)、26…角度調整装置(傾動手段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体からの反射超音波に基づいて、被
    検体の表面または近表面下の音響インピーダンス分布に
    対応する画像を形成するものであって、被検体の測定点
    に超音波を送波する送波手段と、上記測定点からの反射
    超音波を受波し、この反射超音波の位相共役波を発生す
    る位相共役波発生手段と、上記位相共役波の上記測定点
    からの反射波を受波し、この反射波の強度に対応する電
    気的信号を出力する受波手段と、上記測定点を被検体表
    面に沿って2次元的に走査させる走査手段と、この走査
    手段により走査される各測定点における上記受波手段の
    反射波出力に基づいて、被検体の表面または近表面下の
    音響インピーダンス分布に応じた画像を表示する画像表
    示手段と、を備えることを特徴とする反射型超音波画像
    装置。
  2. 【請求項2】 被検体からの反射超音波に基づいて、被
    検体の表面形状に対応する画像と被検体の表面または近
    表面下の音響インピーダンスに対応する画像とを選択的
    に形成するものであって、被検体の測定点に超音波を送
    波する送波手段と、上記測定点からの反射超音波を受波
    し、この反射超音波の位相共役波を発生する位相共役波
    発生手段と、この位相共役波発生手段からの位相共役波
    の上記測定点における第1の反射波と上記送波手段から
    の入射超音波の上記測定点における第2の反射波との何
    れかを受波し、これら反射波の強度に対応する電気的信
    号を出力する受波手段と、この受波手段により受波され
    る反射波が、上記第1の反射波と第2の反射波との何れ
    かに選択的に切り替わるように、被検体表面に対して上
    記送波手段及び受波手段を一体的に傾動させる傾動手段
    と、上記測定点を被検体表面に沿って2次元的に走査さ
    せる走査手段と、この走査手段により走査される各測定
    点における上記受波手段の出力に基づいて、被検体の表
    面または近表面下の音響インピーダンス分布に応じた画
    像と、被検体の表面形状に応じた画像とを表示する画像
    表示手段と、を備えることを特徴とする反射型超音波画
    像装置。
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