JP2982962B2 - 1段光アイソレータ - Google Patents

1段光アイソレータ

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JP2982962B2
JP2982962B2 JP1057476A JP5747689A JP2982962B2 JP 2982962 B2 JP2982962 B2 JP 2982962B2 JP 1057476 A JP1057476 A JP 1057476A JP 5747689 A JP5747689 A JP 5747689A JP 2982962 B2 JP2982962 B2 JP 2982962B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 高速大容量光通信システム等に適用する1段光アイソ
レータに関わるものである。
「従来の技術」 近年、光ファイバーと半導体レーザの驚異的な進歩に
より光ファイバーを用いた通信装置の高速化、大容量化
の研究開発及び実用化が検討されている。これらには発
光源としてスペクトル線幅の狭い半導体レーザが多用さ
れている。特に高速大容量光通信システム等に適用され
る高性能な半導体レーザは、光ファイバー等からの反射
光の帰還(戻り光)により敏感に影響を受け、スペクト
ル線幅の広がりや発振特性そのものが不安定になるとい
う現象がある。この戻り光が半導体レーザに到達しない
ようにするために高い逆方向損失を有する光アイソレー
タが必須のものとなった。
第2図は、従来の1段光アイソレータの構造を説明す
るための断面図で、図中1はファラデー回転子、2a,2b
は偏光子、3は中空の永久磁石、4a,4bは前記偏光子2a,
2bを固定するための回転ホルダー、7はファラデー回転
子を固定するための固定ホルダー、6は回転ホルダー4
a,4bに回転中心軸を与えるためと1段光アイソレータ全
体の強度を補強するための外ケースである。
この光アイソレータでは、入射光12を偏光子2aで偏波
面を揃え、ファラデー回転子1によって偏波面を45度回
転し、回転された偏波面を通過するように配置された偏
光子2bを通過させる。このような構成によって、光源と
なる図示しない半導体レーザの劣化の原因となる反射光
13は、偏光子2bで光アイソレータに入射する偏波面を制
限され、偏光子2bを通過した反射光13はファラデー回転
子1によって偏波面を45度回転し、ちょうど偏光子2aが
通過する光の偏波面と90度をなすようなる。従って、偏
光子2aによって反射光13は全反射され、半導体レーザに
到達しないのである。
「発明が解決しようとする課題」 第2図に示すような構造で光アイソレータを組み立て
る場合、ファラデー回転子1を固定ホルダー7を介して
中空の永久磁石3の内部に挿入するという作業が不可欠
である。このために、接着剤でそれぞれの部品を固定し
ようとする場合、予め接着剤をホルダー内部表面及び磁
石内部表面に塗布し、その後挿入する必要がある。
この作業を行う場合、実際はファラデー回転子1が永
久磁石3の中に吸引され、動いてしまう場合があるた
め、各部品がきわめて小型であるだけに誤って接着剤が
ファラデー回転子1の光の通過面に付着し光の透過率を
減少させる恐れがあった。
また、従来技術の構造では部品点数が多く、光軸のフ
ァラデー回転子及び偏光子の光の通過面の位置精度を保
つための難易度が高く、全体の歩留りの向上を妨げてい
るという大きな問題があった。
特に最近、光通信の進展にともない光アイソレータの
低価格化の要求が強まり、できるだけ部品点数が少なく
かつ組立作業の容易な構造の1段光アイソレータの出現
が切望されている。
本発明の目的は、上記問題点を解決して高性能かつ低
価格な1段光アイソレータを提供するものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、1個のファラデー回転子と、これを内包す
る中空の永久磁石と、該ファラデー回転子の両側に各々
1個の偏光子と、前記ファラデー回転子又は偏光子を支
持するホルダーを有する1段光アイソレータにおいて、
前記ホルダは前記偏光子の内1個を固定する第1のホル
ダーと、前記ファラデー回転子と前記偏光子の残りの1
個を固定する第2のホルダーよりなり、この第1のホル
ダー及び/又は第2のホルダーには、前記ファラデー回
転子を通過する光の光軸方向と平行に延びる円筒状の摺
動部と該摺動部の一部に開口部を設け、この第1のホル
ダー及び/又は第2のホルダーの開口部から前記ファラ
デー回転子又は偏光子をホルダー内に装着すると共に前
記摺動部を前記永久磁石の内面に摺動させて調整回転可
能にした1段光アイソレータである。ここで、上記1段
光アイソレータは逆方向からの光を入射した場合、前記
偏光子によって分離される光が前記開口部に設けられた
方向に伝搬するように構成することが望ましい。
一つのホルダーにファラデー回転子と偏光子の内の一
つを同時に装架し、偏光子の残りをもう一方のホルダー
に装架することにより、ファラデー回転子を固定するた
めに設ける固定ホルダーが不要になり、偏光子部品数を
減らすことができる。またファラデー回転子と偏光子の
内の1つの光軸通過面の調整は磁石に組み込む前に出来
るため、この光軸通過面の調整も残りの偏光子とファラ
デー回転子の1箇所で良いことになる。また、この時同
時に2つの偏光子を通過する光の偏波面の調整も行え
る。
また、第1のホルダー及び/又は第2のホルダーにフ
ァラデー回転子を通過する光の光軸方向とほぼ平行に開
口部を設けることにより、開口部から装架する偏光子又
はファラデー回転子の位置を確認することができ、正確
な位置合わせが可能となる。
また、装架する偏光子又はファラデー回転子を開口部
から挿入可能とすれば、偏光子およびファラデー回転子
のホルダー内の位置合せを短時間で行なうことができ
る。
また、この開口部を偏光子によって分離される光の方
向に作成することにより、分離光が他の構造物で乱反射
されて再び主光路に帰還するまでの光路長を長くするこ
とができるため、光アイソレータの逆方向損失を増加す
ることが出来る。
また、第1のホルダー及び/又は第2のホルダーが組
立調整時に中空の永久磁石の内面を摺動する状態で回転
可能であるものとすることにより偏光子の偏波面を調製
するための回転軸を支持する部材を外部に設ける必要が
なくなる。
「実施例」 以下、実施例及び比較例を詳しく説明する (実施例1) 第1図は、本発明の1段光アイソレータの一実施例を
示す断面図であるが、この図は開口部を含まない断面を
示している。ここで、第1のホルダー4aには内面に接着
剤を塗布し、挿入口10aより偏光子2aを挿入してあり、
一方、第2のホルダー4bの内面に接着剤を塗布し、開口
部(図示せず)より偏光子2b、ファラデー回転子1及び
これらの間隙を保持するスペーサ9を挿入してある。接
着剤に各素子が固着した後、これらのホルダー4a,4bに
設けられた摺動部8a,8bをそれぞれ円筒型で両端面に磁
極を有する永久磁石3に挿入し光アイソレータを構成し
たものである。ここで6は1段光アイソレータ全体の強
度を補強するための外ケースである。
第2のホルダー4bを永久磁石3に固定し、第1のホル
ダー4aは摺動可能なままとする。第1のホルダーを永久
磁石3の内面を摺動させることによって偏光子2aと偏光
子2bの偏波面がお互いにファラデー回転子1により回転
されるほぼ45度をなし、実際の入射光12の挿入損失を最
小に、逆方向からの反射光13の逆方向損失を最大にする
ように微調整し、その後固定する。
この1段の光アイソレータは第2図に示した従来の1
段光アイソレータに比べて、入射光12の光軸とファラデ
ー回転子1および偏光子2a,2bとの位置精度が向上し、
しかも組み立て作業での光アイソレータの特性にばらつ
きが少なくなった。
ここでは第1のホルダー4aを摺動する場合を示した
が、第1のホルダー4aを固定し、第2のホルダー4bを摺
動可能にして上記の偏波面の微調整を行なってもよい。
また、第1のホルダー4aおよび第2のホルダー4bとも
に摺動可能な状態で上記微調整を行なっても良い。
また、外ケース6に各ホルダー4a,4bの回転軸を支持
する様なガイドを設けることにより、必ずしも摺動部8
a,8bのはめあいを正確に取る必要はなくなる。但し、こ
の場合は外ケース6に各ホルダー4a,4bを正確に支持す
る精度と強度が必要であり、永久磁石3の内面を摺動さ
せる場合に比べて高価になる。
(比較例) 第3図は第1図の第1ホルダー4a及び第2ホルダー4b
に接着剤を導入するための貫通孔5a,5b,5cを設けた場合
のホルダーと偏光子2a,2bおよびファラデー回転子1の
構造を示したものである。ここでは永久磁石3は省略し
てある。
この貫通孔を設けることにより、余分な接着剤が偏光
子2a,2bおよびファラデー回転子1の光の通過面に付着
するのを防ぐことができる。
(実施例2) 第4図は第1図に示した1段光アイソレータの第1ホ
ルダー4a及び第2ホルダー4bに開口部11a,11bをそれぞ
れ示しておりホルダーと偏光子2a,2bおよびファラデー
回転子1の構造を示したものである。第4図では偏光子
2aの偏波面と偏光子2bの偏波面がお互いに45度異なるよ
うな構成となっている。
また、第1ホルダー4a、第2ホルダー4bの開口部11a,
11bより偏光子2a,2b及びファラデー回転子1を挿入でき
る間隙を有するものである。さらに、この開口部11a,11
bは偏光子2a,2bの分離光14a,14bの通過方向に形成し
た。
この様な開口部を設けることにより、各素子の位置を
光学顕微鏡等により直接観測出来るため、比較例に示す
ような挿入孔10a,10bから挿入し位置決めする場合より
も各素子の固定位置のばらつきによる光アイソレータの
特性のばらつきが小さくなり、しかも位置決めに要する
時間は比較例に比べ半分以下であった。
また、この開口部を設けることによって実施例1の場
合光アイソレータの逆方向損失が30dBであったものを、
35dBまで上げることができた。
なお、第1ホルダー4a,第2ホルダー4bのつばの部分
に設け られた切り込みは作業性を向上する為に扇状とするのが
好ましい。
(実施例3) 第5図は開口部11a,11bをほぼ90度の開角度をとし、
同時に偏光子2a,2bおよびファラデー回転子1の固定位
置も確保したものである。この場合、第1ホルダー4a,
第2ホルダー4bの開口部11a,11bの角部に略直方体の偏
光子23a,2b、およびファラデー回転子1の隣合う2面を
接着することにより、位置決めができる。この構造では
実施例2の場合よりも位置決めが容易に行える。ただ
し、開口部が大きいため第1図に示した外ケース6は第
1のホルダー4a又は第2のホルダーの回転軸を支持する
精度と強度を有したものである必要がある。
また、ほぼ90度をなす開口部11bをホルダー4bの全長
に作成しなくても、第6図の様に一部に形成して摺動部
8bを確保しても良い。
「発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明の構造を用い
れば、部品点数が少ないため組立効率の一層の改善を図
りつつ、低価格かつ高性能な1段光アイソレータを実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は従来
例を示す断面図、第3図は比較例を示す説明図、第4
図、第5図及び第6図は本発明の他の実施例を示した説
明図である。 1;ファラデー回転子、2a,2b;偏光子、 3;永久磁石、4a,4b;ホルダー、 5a,5b,5c;貫通孔、6;外ケース、 8a,8b摺動部、11a,11b;開口部、 12;入射光、13;反射光
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−25119(JP,A) 特開 昭63−4214(JP,A) 特開 昭62−73227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個のファラデー回転子と、これを内包す
    る中空の永久磁石と、該ファラデー回転子の両側に各々
    1個の偏光子と、前記ファラデー回転子又は偏光子を支
    持するホルダーを有する1段光アイソレータにおいて、
    前記ホルダは前記偏光子の内1個を固定する第1のホル
    ダーと、前記ファラデー回転子と前記偏光子の残りの1
    個を固定する第2のホルダーよりなり、この第1のホル
    ダー及び/又は第2のホルダーには、前記ファラデー回
    転子を通過する光の光軸方向と平行に延びる円筒状の摺
    動部と該摺動部の一部に開口部を設け、この第1のホル
    ダー及び/又は第2のホルダーの開口部から前記ファラ
    デー回転子又は偏光子をホルダー内に装着すると共に前
    記摺動部を前記永久磁石の内面に摺動させて調整回転可
    能にしたことを特徴とする1段光アイソレータ。
  2. 【請求項2】前記1段光アイソレータは逆方向からの光
    を入射した場合、前記偏光子によって分離される光が前
    記開口部に設けられた方向に伝搬する構成としたことを
    特徴とする請求項1記載の1段光アイソレータ。
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JPS6273227A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 Fujitsu Ltd 光アイソレ−タ
JPS6425119A (en) * 1987-07-22 1989-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture of optical isolator
JP2881441B2 (ja) * 1988-10-25 1999-04-12 ティーディーケイ株式会社 光アイソレータ

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