JP2982011B2 - エンボスロールの作成方法 - Google Patents

エンボスロールの作成方法

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JP2982011B2
JP2982011B2 JP1204695A JP20469589A JP2982011B2 JP 2982011 B2 JP2982011 B2 JP 2982011B2 JP 1204695 A JP1204695 A JP 1204695A JP 20469589 A JP20469589 A JP 20469589A JP 2982011 B2 JP2982011 B2 JP 2982011B2
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正久 山口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンボスロール、特にホログラムレリーフ
をその周面上に有するエンボスロールの作成方法に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、光の干渉縞を記録材料の表面の凹凸パターンと
して記録するいわゆるホログラムレリーフを用いたホロ
グラムの複製が行われている。このホログラムの複製
は、ホログラムレリーフが形成されている原版を用いて
樹脂シートにエンボス加工を行い、樹脂の凹凸パターン
面に金属蒸着を施すものであった。しかし、樹脂シート
へのホログラムパターンの形成は、一度形成された熱可
塑性樹脂シートを再び加熱してエンボス加工を行うた
め、作業効率が低く、大量生産に適していないという問
題があった。このような問題を解決するために、レリー
フホログラム型の原版を有する冷却ロールを用いて押出
し成形技術によってホログラム形成シートを製造する方
法が開示されている(特開昭62−191872号)。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、押出し成形機の冷却ロールは冷却効率
等の点から一般に大径ロールであり、その周面積は大き
く、一方、プレススタンパを用いた従来のホログラムレ
リーフ原版の作成は、一般に大面積になるほど困難であ
る。このため10cm×10cm程度の小面積のホログラムレリ
ーフ原版を、粘着等によって隙間なく冷却ロールの周面
に配設して使用に供していたが、この作業は極めて繁雑
であり、工程の複雑化、製造コストの上昇等の問題を呈
していた。
本発明は、このような事情に鑑み創案されたものであ
り、ホログラムレリーフ原版が容易に形成されたエンボ
スロールの作成方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ロールの周面上に紫外線硬化性樹脂層また
は電子線硬化性樹脂層を設層し、該樹脂層上にプレスス
タンパで型付けした後、前記樹脂層を硬化してホログラ
ムレリーフ原版を前記ロール周面上に形成するような構
成とした。
〔作用〕
ロールの周面上に予め塗布された紫外線硬化性樹脂ま
たは電子線硬化性樹脂の塗布面上にプレススタンパを押
圧することによりホログラムレリーフが型付けされ、こ
の型付けされた樹脂が硬化されることによって、前記ロ
ール周面上にホログラムレリーフ原版が形成される。
このため、小面積のプレススタンパを用いて大面積の
ロール周面上に効率良くホログラムレリーフ原版を形成
することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例の説明図である。第1図
において、ロール1は、その周面上に樹脂層2が設層さ
れている。そして、この樹脂層2にプレススタンパ4が
押圧されて型付けが行われ、エンボス3が形成される。
樹脂層2としては、紫外線硬化性樹脂または電子線硬
化性樹脂を用いることができる。ただし、樹脂の粘度が
低いと、後述するように円筒形状のプレススタンパを押
圧した際に樹脂層厚みむらが生じるおそれがあるため、
ある程度重合性をもたせて粘度を高めに設定した方が好
ましい。通常、樹脂層2の厚さは5〜100μm程度が好
ましい。この樹脂層2の設層方法は特に限定はなく、公
知の種々の方法を用いることができる。
プレススタンパ4としては、(1)フォトレジストを
感光材料としてレリーフ状干渉縞を記録した2次ホログ
ラム面に化学銀メッキを施し、その上にニッケル(Ni)
メッキを施した後、Ni金属膜を剥離して形成したレリー
フ版(プレスマスタ版)、(2)上記(1)のプレスマ
スタ版のレリーフ面に剥離処理を行った後に再びNiメッ
キを施し、このNi金属膜を剥離して形成したレリーフ
版、または(3)熱可塑性樹脂のシートあるいはフィル
ムを上記(2)のレリーフ版で熱プレスして形成したレ
リーフ版等を用いることができる。第1図では、プレス
スタンパ4は円筒形状なしており、例えば10cm×10cmの
Ni製プレススタンパを円周10cmの円筒形状に巻いたもの
を用いることができる。また、この円筒形状のプレスス
タンパ4を軸方向に複数連設して、ロール1とプレスス
タンパ4の軸方向の長さを略等しくしてもよい。
このような円筒形状のプレススタンパ4を樹脂層2の
表面に押圧させた状態でロール1とプレススタンパ4と
をそれぞれ矢印の方向に回転させることにより、ロール
1の周方向にエンボス3が連続して形成される。このよ
うにしてエンボス3を形成した後に、樹脂層2に紫外線
または電子線を照射して硬化させることによって、ロー
ル1の周面上にホログラムレリーフ原版が形成される。
第2図には、本発明の他の実施例が示されている。こ
の場合、プレススタンパ5は上述したプレススタンパ4
の同様に種々のレリーフ版を用いることができ、ロール
1の円周形状に対応するように湾曲させた板状のプレス
スタンパである。そして、プレススタンパ5を樹脂層2
の表面に押圧してエンボス3を形成した後、ロール1を
回転して先に形成したエンボス3に連続するように再び
プレススタンパ5を樹脂層2の表面に押圧し、これを繰
り返すことによってロール1の周方向にエンボス3を連
続して形成することができる。その後、樹脂層2に紫外
線または電子線を照射して硬化させることによって、ロ
ール1の周面上にホログラムレリーフ原版が形成され
る。
なお、第2図に示されるようにプレススタンパ5を用
いる場合は、押圧型付けが面単位で行われるので、樹脂
の粘度が低くても良好なエンボスを形成することができ
る。
本発明において、ロール1として第3図に示されるよ
うな押出し成形機10の冷却ロール12、または第4図に示
されるような押出し成形機20のプレスロール24等を用い
ることができる。
第3図において、押出し成形機10は溶融された樹脂を
薄膜状に押し出すためのTダイ11と、Tダイ11から押し
出された溶融薄膜状樹脂を押圧・冷却するための冷却ロ
ール12およびニップロール13と、成形されたシートを巻
き取るためのワインダー14とを有している。そして、押
出し成形機10のTダイ11から薄膜状に押し出された溶融
樹脂は、冷却ロール12およびニップロール13とによって
押圧・冷却されてシートに成形されるが、この際、冷却
ロール12の周面に上述したようにして形成されたホログ
ラムレリーフ原版によって、シートにホログラム形成面
が一体的に形成される。
また、第4図において、押出し成形機20は溶融された
樹脂を薄膜状に押し出すためのTダイ21と、Tダイ21か
ら押し出された溶融薄膜状樹脂を押圧・冷却するための
冷却ロール22およびニップロール23と、この冷却ロール
22の下流側に位置し冷却ロール22によってある程度冷却
されたシートにエンボス加工を行うためのプレスロール
24と、成形されたシートを巻き取るためのワインダー25
とを有している。そして、押出し成形機20のTダイ21か
ら薄膜状に押し出された溶融樹脂は、冷却ロール22およ
びニップロール23とによって押圧・冷却されてシートに
成形された後、プレスロール24によってエンボス加工が
施され、この際、プレスロール24の周面に上述したよう
にして形成されたホログラムレリーフ原版によって、シ
ートにホログラム形成面が一体的に形成される。
つぎに、実験例を示して本発明を更に詳細に説明す
る。
実験例 第3図に示されるような押出し成形機の冷却ロールの
周面上に、紫外線硬化樹脂(旭化成製APR樹脂)を約50
μmの厚さに塗布した。また、定法に従って作成した10
cm×10cmのニッケル製プレススタンパを円周10cmの円筒
に巻いて円筒形状のプレススタンパを作成した。そし
て、上記冷却ロールの樹脂塗布面に紫外線を照射して樹
脂層を半硬化状態にした後、第1図に示されるように円
筒形状のプレススタンパを押圧しながら双方を回転して
型付けし、紫外線を照射して樹脂を完全に硬化させた。
その結果、冷却ロールの周面にホログラムレリーフ原版
が形成された。
〔発明の効果〕
本発明によれば、小面積のプレススタンパを用いて大
面積のロール周面上にホログラムレリーフ等のエンボス
を効率良く形成することができるという効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の説明図、第2図は本発明の
他の実施例の説明図、第3図および第4図は本発明にお
いて対象となるロールを説明するための押出し成形機の
概略図である。 1……ロール、2……樹脂層、3……エンボス、4,5…
プレススタンパ、10,20……押出しラミネータ、11,21…
…Tダイ、12,22……冷却ロール、13,23……ニップロー
ル、14,25……ワインダー、24……プレスロール。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールの周面上に紫外線硬化性樹脂層また
    は電子線硬化性樹脂層を設層し、該樹脂層上にプレスス
    タンパで型付けした後、前記樹脂層を硬化してホログラ
    ムレリーフ原版を前記ロール周面上に形成することを特
    徴とするエンボスロールの作成方法。
  2. 【請求項2】前記ロールが、押出し成形機の冷却ロー
    ル、または押出し成形機の冷却ロールの下流側に位置す
    るプレスロールであることを特徴とする請求項1記載の
    エンボスロールの作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180062385A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 주식회사 엘지화학 홀로그램 복제 방법 및 장치

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KR20180062385A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 주식회사 엘지화학 홀로그램 복제 방법 및 장치
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