JP2980559B2 - 齧歯類等の小動物の観賞用飼育器 - Google Patents

齧歯類等の小動物の観賞用飼育器

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JP2980559B2
JP2980559B2 JP8221555A JP22155596A JP2980559B2 JP 2980559 B2 JP2980559 B2 JP 2980559B2 JP 8221555 A JP8221555 A JP 8221555A JP 22155596 A JP22155596 A JP 22155596A JP 2980559 B2 JP2980559 B2 JP 2980559B2
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flat
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rodents
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K1/00Housing animals; Equipment therefor
    • A01K1/02Pigsties; Dog-kennels; Rabbit-hutches or the like
    • A01K1/03Housing for domestic or laboratory animals

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  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、齧歯類等の小動
物、例えばハムスターなどの飼育に用いられる観賞用飼
育器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ペット用小動物としてハムスター
が人気を集めており、その飼育器として、従来より、ケ
ージ式のものや、プラスチック容器製のものが提供さ
れ、その中に、小屋や、運動用の回転車、餌箱、水飲み
具、排泄容器等を備え付けて、飼育が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハムスター
は、地上で活発に運動することがある一方で、地下に巣
穴を作り、そこを睡眠、食事、排便等の普通の生活の場
所として生息する習性を本来的に有している。上記のよ
うな従来の飼育器では、地上の広い空間での行動はケー
ジ内や容器内である程度確保されるが、地下式の巣穴は
ない。そこで、小屋を入れて代用しているが、小屋は、
上記のような巣穴生活の習性を必ずしも十分に満足させ
るものではなく、ストレスが溜まって、飼育器の底面を
掻きむしり、巣穴を掘ろうとしている姿をよく見かけ
る。
【0004】また、ハムスターの場合、小屋の外に出て
いる時間よりも、むしろ小屋の中に潜り込んで、睡眠を
とったり、ゴソゴソとしている時間の方がはるかに長
く、そのため、上記のような飼育器では、ハムスターの
姿を思うように観賞、観察することができない。特に、
ハムスターは、夜行性であるため、昼間は小屋の中に潜
り込んでいることが多い。小屋の中でのハムスターの寝
姿や仕草はとても愛らしいものであるが、小屋の中をの
ぞき見るのは至難である。
【0005】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、習性にあった住み良い生活環境を形成してストレス
を軽減することができ、しかも、観賞したい時にいつで
も可愛らしい姿を観賞することができる、齧歯類等の小
動物の観賞用飼育器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、前面を開放
されたケース内に、無機質粉末充填材の混合された合成
樹脂成形品からなり、前方に開放された巣穴状の地下通
路部を有する地下通路形成部材が、その上面を地上面と
し、その上方に地上空間部を形成する態様にお いて配置
され、該地上面に前記地下通路部が開口されていると共
に、前記ケースに、前記巣穴状の地下通路部を前方から
塞ぐ態様において、ケース前面を塞ぐ透明板が着脱自在
又は開閉自在に取り付けられてなることを特徴とする齧
歯類等の小動物の観賞用飼育器によって解決される。
【0007】上記飼育器には、巣穴状の地下通路部が備
えられていることにより、この飼育器を例えばハムスタ
ーの飼育に用いる場合、ハムスターは、この巣穴状の地
下通路部内で、習性として本来的にもっている巣穴生活
を享受することができ、習性にあった住み良い生活環境
のもとでストレス少なく快適に過ごせる。
【0008】しかも、地下通路部は、前方に開放され、
前方から透明板にて塞がれていることにより、地下通路
内で過ごしているハムスターの可愛らしい寝姿や仕草
が、透明板を通じて詳細に観賞、観察できる。
【0009】また上記飼育器では、透明板がケース前面
に地下通路部を前方から塞ぐ態様において着脱自在又は
開閉自在に取り付けられているから、清掃時に、透明板
を取り外しあるいは開くことによって、地下通路部を前
方に開放することができ、地下通路部内の清掃を容易に
行える。
【0010】更に上記飼育器では、地下通路形成部材
が、その上面を地上面とし、その上方に地上空間部を形
成する態様において前記ケース内に配置され、該地上面
に前記地下通路部が開口されているから、ハムスター
は、巣穴状の地下通路部内と、地上空間部とを行来でき
て、地上空間部での生活も享受することができ、より一
層居心地の良い生活環境が提供される。しかも、地上空
間部で生活しているところも含めて、透明板を通じて観
賞、観察できる。
【0011】また、ケースの上端部に、指差込み式の取
手となる偏平筒部がケース内上端部を前方に水平に延び
て形成され、該偏平水平筒部の先端部が前方に面して開
口され、該開口部を通じてケース内が通気されるように
なされているのがよい。これにより、偏平筒部を取手に
して容易に飼育器の持ち運びをできると共に、内部の空
気をいつもきれいに保つことができる。のみならず、偏
平水平筒部の先端通気開口が前方に面して形成されてい
るため、外部の光が該開口を通じてケース内に入り込む
のが抑制され、しかもこの開口はケース内の下方からは
視認されにくく、そのため、該通気開口が視力に劣るハ
ムスターの逃亡の野心をあおることもなく、偏平水平筒
部が齧られて損傷してしまうのが防がれる。
【0012】また、地下通路形成部材は、無機質粉末充
填材の混合された合成樹脂成形品からなるものであるか
ら、地下通路形成部材の成形を容易に行うことができる
と共に、無機質粉末充填材の混合により、地下通路形成
部材が齧り壊されにくくなり、その耐久性が向上され
る。
【0013】また、ケースの上面部及び/又は側面部
に、トンネルパイプ接続部が設けられているのがよい。
この接続部にトンネルパイプを連通状態に接続したり、
トンネルパイプ等を通じてケージ等の他の飼育器に内部
連通状態に連絡することができ、ハムスターの生活領域
の範囲拡大を図れる。
【0014】また、ケースが前後方向に偏平なケースか
らなり、該偏平ケースの下面に、該ケースの前後方向の
寸法よりも長い足が、前後方向に突出可能に回転自在に
取り付けられているのがよい。この足を前後方向に突出
させた状態にすることにより、偏平なケースを自立状態
に安定良く立てることができる一方、足をケースの下面
にひっ込ませることによって前後方向にコンパクトにで
き、収納保管、運搬などに便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1ないし図5に示される飼育器(1)は
ハムスター用の飼育器である。同飼育器(1)におい
て、(2)はケース、(3)は地下通路形成部材、
(4)は透明板である。
【0017】ケース(2)は、合成樹脂の一体成形品か
らなるもので、前面部を開放された、正面視方形状の、
前後方向に偏平なボックス状のケースである。
【0018】このケース(2)の上壁部(2a)の幅方向
両サイド、及び、左右の側壁部(2b)(2b)の下方側の
所定の高さ位置には、円環状に強度劣弱部(9)が形成
され、該強度劣弱部(9)内の円形壁部(10)をはぎ取
ることにより、ケース内(2)に連通される円形開口部
が形成されるようになされており、そこにトンネルパイ
プ(7)…の端部を内部連通状態に挿入接続できるよう
になされている。なお、強度劣弱部(9)は、細溝や、
破断線状に形成されたスリット状の孔などからなる。ケ
ース上壁部(2a)両サイド下面には円形筒部(6)
(6)がケース(2)内に突出して設けられ、強度劣弱
部(9)内の壁部(10)のはぎ取りにより、円形筒部
(6)(6)内を通じてケース内に開口されるようにな
されている。
【0019】更に、ケース(2)の上端部の幅方向中央
部には、図2、図5に示されるように、後方より指を差
し込める態様の取手となる偏平筒部(11)がケース
(2)内上端部を前方に水平に延びるように一体成形さ
れている。そして、この偏平水平筒部(11)の先端部は
前方に面して開口(12)されており、該開口部(12)を
通じてケース(2)内が通気されるようになされてい
る。
【0020】地下通路形成部材(3)は、無機質粉末充
填材が混合された合成樹脂成形品からなるもので、具体
的には例えば、石粉を混合させた不飽和ポリエステルの
成形品からなる。このように合成樹脂成形品とすること
により、地下通路形成部材(3)の成形を容易に行うこ
とができると共に、実際の巣穴形態に酷似させた地下通
路部を容易に成形することができ、無機質粉末充填材が
混合された合成樹脂成形品とすることにより、地下通路
形成部材(3)を、ハムスター(H)によって齧り壊さ
れにくく、強化することができる。
【0021】該地下通路形成部材(3)は、上記ケース
(2)内の下半部領域を占有するようにケース(2)
に配置されてケース(2)と接合一体化され、該地下通
路形成部材(3)の上面部を地上面(13)とし、ケース
(2)内の地下通路形成部材(3)の上方に地上空間部
(15)を形成している。
【0022】この地下通路形成部材(3)の前面部に
は、前方に開放された凹状の巣穴状の地下通路部(14)
が形成されている。地下通路部(14)は、ハムスターの
巣穴生活の習性を考慮し、貯食室、排便室、普通に生活
する室などの複数の室を備えるように上下左右方向に延
ばされて成形されている。また、この地下通路部(14)
は、地下通路形成部材(3)の上面、即ち地上面(13)
に開口(16)(16)され、ハムスター(H)がこの開口
部(16)(16)を通じて地下通路部(14)と地上空間部
(15)とを行来できるようになされている。更に、地下
通路部(14)は、地下通路形成部材(3)の側面部にも
開口(17)(17)され、ケース(2)の強度劣弱部
(9)内の円形壁部(10)をはぎ取って形成される円形
開口部を通じて外部に連絡されるようになされている。
【0023】透明板(4)は、ケース(2)の前面開放
部を塞ぎ、それによって、地下通路形成部材(3)の地
下通路部(14)を前方から塞ぐと共に、地下通路形成部
材(3)の上方のケース(2)内地上空間部(15)を塞
ぎ、内容物の外方飛出しを防ぐ一方、地下通路部(14)
内及び地上空間部(15)で生活するハムスター(H)の
様子を観察できるようにするもので、ケース(2)の前
面開放部(2c)に対応する方形状の透明性に優れたアク
リル樹脂板等からなり、ケース(2)に着脱自在に取り
付けられている。
【0024】該透明板(4)の取付け構造は次のとおり
である。即ち、図5に示されるように、透明板(4)
は、その周縁部に全周にわたって前方に若干高さ立ち上
げられた周壁部(4a)を有すると共に、該周壁部(4a)
の先端部に外方に突出されるフランジ部(4b)を有し、
該透明板(4)がケース(2)の前面開放部(2c)に周
囲密閉状態に嵌め込まれ、フランジ部がケース(2)の
前面開放部(2c)を囲む周縁部前面(2d)に当接される
ようになされている。
【0025】また、透明板(4)の下縁部には、フラン
ジ部(4b)から後方に所定の間隔をおいて下方に若干突
出する引っ掛け部(4c)が形成される一方、ケース
(2)の前面開放部(2c)を囲む下側の縁部内面には、
該縁部前面から後方に離間して透明板(4)の引っ掛け
部(4c)を差し込む凹部(2e)が形成されており、引っ
掛け部(4c)がこの凹部(2e)内に差し込まれることに
より、透明板(4)が、その下縁部を軸として前方に傾
倒回動されるよう、ケース(2)に枢支されるものとな
されている。
【0026】そして、透明板(4)の上縁部の後面の幅
方向中央部には爪(20)が後方に突出して片持ち状態に
一体的に設けられる一方、ケース(2)の前面開放部
(2c)よりも内方に位置してケース上壁部(2a)の幅方
向中央部には、取手用の偏平筒部(11)の後方差し込み
口(11a )の前方に隣接して、爪(20)を嵌合させる嵌
合孔(21)が貫通状態に設けられており、透明板(4)
が前方に傾斜された状態から立てる方向に揺動させてい
くことによって、爪(20)が、ケース上壁(2a)の下面
を摺動して下方に弾性たわみ変形したのち弾性復帰をし
て嵌合孔(21)内に突出され、透明板(4)がケース
(2)の前面開放部(2c)を塞いた状態で係止されるよ
うになされている。
【0027】透明板(4)の取外しは、嵌合孔(21)内
に突出されている爪(20)を上方から指などを使って下
方に押し込んで爪(20)を嵌合孔(21)から下方に退出
させたのち、透明板(4)を前方に傾倒させ、上方に引
き抜くことによって極めて容易に達せられる。透明板
(4)の取付けも、上記とは逆の要領で操作することに
より容易に達せられる。
【0028】爪(20)の押込みに際しては、取手用の偏
平筒部(11)を利用し、人差指、中指、薬指等を後方よ
りこの偏平筒部(11)内に差し込んだ状態で、親指にて
爪(20)を押し込むようにすることにより、爪(20)を
操作容易に嵌合孔(21)から退出させることができる。
【0029】また、ケース(2)の下面の幅方向中央部
に、該ケース(2)の前後方向の寸法よりも長い足(2
2)が、前後方向に突出可能に回転自在に取り付けられ
ており、この足(22)を前後方向に突出させた状態にす
ることで前後方向に偏平な飼育器(1)を自立状態に安
定良く立てることができる一方、足(22)をケース
(2)の下面にひっ込ませて前後方向にコンパクトにで
きるようになされている。なお、足(22)は、図5に示
されるように、その長手方向中間部に上下方向に貫通し
て形成された円形の嵌合孔(22a )に、ケース(2)の
下面から下方に突出された円筒部(2f)が嵌合され、該
円筒部(2f)の下端突出部に抜止め片(23)が取り付け
られて、回転自在に取り付けられている。なお、図2に
おいて(24)(24)は、ケース下面の両サイドに設けら
れた固定足である。
【0030】上記構成の飼育器(1)では、これにハム
スター(H)を入れると、ハムスター(H)は、好んで
巣穴状の地下通路部(14)内に入り込み、そこで、習性
として本来的に有する巣穴生活を満喫、享受することが
できる。しかも、ハムスター(H)は、地下通路部(1
4)内と、地下通路形成部材(3)の上方の地上空間部
(15)とを行来して、地上空間部(15)での生活も享受
することができる。
【0031】そして、巣穴状の地下通路部(14)内での
ハムスター(H)の行動や可愛らしい仕草、寝姿、更に
は、地上空間部(15)での可愛らしい行動は、透明板
(4)を通して観賞することができる。特に、ハムスタ
ー(H)の巣穴生活を透明板(4)を通じて動物学的に
詳しく観察することができる。
【0032】また、内部清掃時には、透明板(4)を取
り外すことによって、地下通路部(14)を前方に開放す
ることができ、地下通路部(14)内を容易に清掃するこ
とができる。透明板(4)の取外し、取付けも上記した
ように容易に行うことができる。
【0033】また、飼育器(1)の持運びに際しては、
取手となる偏平筒部(11)に後方から指を差し込むこと
によって片手にて容易に持ち運ぶことができる。また、
ケース(2)内は、取手用の偏平水平筒部(11)の先端
部開口(12)を通じて通気されて、内部の空気はいつも
きれいに保たれ、ハムスター(H)は酸欠を起こすこと
なく健康で元気に過ごすことができる。この偏平水平筒
部(11)の先端通気開口(12)は前方に面して開口され
ているため、外部の光が該開口(12)を通じてケース
(2)内に入り込むのも抑制され、しかもこの開口(1
2)はケース(2)内の下方からは視認されにくく、そ
のため、該通気開口(12)が視力に劣るハムスター
(H)の逃亡の野心をあおることもなく、偏平水平筒部
(11)が齧られて損傷してしまうこともない。
【0034】更に、この飼育器(1)のケース上壁部
(2a)の幅方向両サイドの円形筒部(6)や、左右の側
壁部(2b)(2b)の円環状強度劣弱部(9)に囲まれた
円形壁部(10)をはぎ取って形成される円形開口部を利
用して、そこにトンネルパイプ(7)の端部を差し込ん
で接続したり、ケージ等の他の飼育器と内部的に連絡さ
せるなどすることもでき、飼育者の好みに応じてハムス
ターの生活領域の範囲を拡大することができる。
【0035】以上に、本発明の実施形態を説明したが、
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種
変更が可能である。例えば、上記実施形態では、地下通
路形成部材(3)は、その地下通路部(14)のすべてが
前方に開放されているが、地下通路形成部材(3)を前
後方向にサイズを大きくし、前方に開放されない地下通
路部部分を部分的に備えさせた構成としてもよい。ま
た、上記実施形態では、ケース(2)は、地下通路形成
部材(3)の前後方向寸法に対応させて、前後方向に
偏平に形成されているが、地下通路形成部材(3)の後
方側にスペースをおくように前後方向のサイズが大きく
形成されてもよい。また、図示しないが、ケース(2)
の前面開放部を塞ぐ透明板(4)の前方に隣接して、地
下通路部(3)内を暗くする遮光板が着脱自在又は開閉
自在に備えられた構造さなされていてもよい。観賞する
時以外は地下通路部(14)内を遮光板にて暗くすること
ができ、ハムスター(H)を安息させることができる。
また、上記実施形態では、ハムスター(H)を飼育対象
としているが、二十日鼠やリス、兎等の各種齧歯類、更
にその他の各種小動物を対象として構成されてよい。ま
た、上記実施形態では、透明板(4)は着脱自在に取り
付けられた構造となされているが、蝶番等にて連結され
た開閉自在の取付け構造となされてもよい。
【0036】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の齧歯類等の小動
物の観賞用飼育器は、巣穴状の地下通路部が備えられた
ものであるから、これを例えばハムスターの飼育に用い
る場合、ハムスターは、この巣穴状の地下通路部内で、
習性として本来的にもっている巣穴生活を享受すること
ができ、習性にあった住み良い生活環境のもとでストレ
ス少なく快適に過ごすことができる。
【0037】しかも、地下通路部は、前方に開放され、
前方から透明板にて塞がれているから、地下通路内で過
ごしているハムスターの可愛らしい寝姿や仕草を、透明
板を通じて詳細に観賞、観察することができる。
【0038】加えて、上記飼育器においては、透明板が
着脱自在又は開閉自在に取り付けられているから、清掃
時に、透明板を取り外しあるいは開くことによって、地
下通路部を前方に開放することができ、地下通路部内の
清掃を容易に行うことができる。
【0039】また、地下通路形成部材が、その上面を地
上面とし、その上方に地上空間部を形成する態様におい
て前記ケース内に配置され、該地上面に前記地下通路部
が開口されている構造とすることにより、ハムスター
は、巣穴状の地下通路部内と、地上空間部とを行来でき
て、地上空間部での生活も享受することができ、より一
層居心地の良い生活環境を形成することができ、しかも
同時に、地上空間部で生活しているところも含めて、ハ
ムスターを透明板を通じて観賞、観察できる。
【0040】更に、ケースの上端部に、指差込み式の取
手となる偏平筒部がケース内上端部を前方に水平に延び
て形成され、該偏平水平筒部の先端部が前方に面して開
口され、該開口部を通じてケース内が通気されるように
なされている構成とすることにより、偏平筒部を取手に
して容易に飼育器の持ち運びをできると共に、内部の空
気をいつもきれいに保つことができる。のみならず、偏
平水平筒部の先端通気開口が前方に面して形成されてい
るため、外部の光が該開口を通じてケース内に入り込む
のが抑制され、しかもこの開口はケース内の下方からは
視認されにくく、そのため、該通気開口が視力に劣るハ
ムスターの逃亡の野心をあおることもなく、偏平水平筒
部が齧られて損傷してしまうのが防がれる。
【0041】また、地下通路形成部材は、無機質粉末充
填材の混合された合成樹脂成形品からなるものとするこ
とにより、地下通路形成部材の成形を容易に行うことが
できると共に、地下通路形成部材を齧り壊されにくくす
ることができ、その耐久性を向上することができる。
【0042】更に、ケースの上面部及び/又は側面部
に、トンネルパイプ接続部が設けられていることによ
り、この接続部にトンネルパイプを連通状態に接続した
り、トンネルパイプ等を通じてケージ等の他の飼育器に
内部連通状態に連絡することができて、ハムスターの生
活領域の範囲拡大を図ることができる。
【0043】更にまた、ケースが前後方向に偏平なケー
スからなり、該偏平ケースの下面に、該ケースの前後方
向の寸法よりも長い足が、前後方向に突出可能に回転自
在に取り付けられている構造とすることにより、この足
を前後方向に突出させた状態にして偏平なケースを自立
状態に安定良く立てることができる一方、足をケースの
下面にひっ込ませて前後方向にコンパクトにでき、収納
保管、運搬などに便利に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかる飼育器の全体斜視図である。
【図2】同飼育器の正面図である。
【図3】同飼育器の平面図である。
【図4】同飼育器の側面図である。
【図5】図2のI−I線断面図である。
【符号の説明】
1…飼育器 2…ケース 3…地下通路形成部材 4…透明板 14…地下通路部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面を開放されたケース内に、無機質粉
    末充填材の混合された合成樹脂成形品からなり、前方に
    開放された巣穴状の地下通路部を有する地下通路形成部
    材が、その上面を地上面とし、その上方に地上空間部を
    形成する態様において配置され、該地上面に前記地下通
    路部が開口されていると共に、前記ケースに、前記巣穴
    状の地下通路部を前方から塞ぐ態様において、ケース前
    面を塞ぐ透明板が着脱自在又は開閉自在に取り付けられ
    てなることを特徴とする齧歯類等の小動物の観賞用飼育
    器。
  2. 【請求項2】 前記ケースの上端部に、指差込み式の取
    手となる偏平筒部がケース内上端部を前方に水平に延び
    て形成され、該偏平水平筒部の先端部が前方に面して開
    口され、該開口部を通じてケース内が通気されるように
    なされている請求項1に記載の齧歯類等の小動物の観賞
    用飼育器。
  3. 【請求項3】 前記ケースの上面部及び/又は側面部
    に、トンネルパイプ接続部が設けられている請求項1ま
    たは2に記載の齧歯類等の小動物の観賞用飼育器。
  4. 【請求項4】 前記ケースが前後方向に偏平なケースか
    らなり、該偏平ケースの下面に、該ケースの前後方向の
    寸法よりも長い足が、前後方向に突出可能に回転自在に
    取り付けられている請求項1ないし3のいずれかに記載
    の齧歯類等の小動物の観賞用飼育器。
JP8221555A 1996-08-22 1996-08-22 齧歯類等の小動物の観賞用飼育器 Expired - Lifetime JP2980559B2 (ja)

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