JP3810730B2 - 飼育用巣穴構造物とこれを用いた鑑賞用小動物飼育器 - Google Patents

飼育用巣穴構造物とこれを用いた鑑賞用小動物飼育器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、齧歯類の如き小動物、例えばハムスター等の飼育に用いる巣穴構造物と、この巣穴構造物を利用した鑑賞用小動物飼育器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ハムスター等のペット用小動物の飼育には、ケージ型やプラスチック容器型の飼育器内に、小屋や運動用の回転車、餌箱、水飲み具、排泄容器等を配置したものが汎用されていた。しかるに、ハムスター等の齧歯類は、概して地下に巣穴を造り、その中で睡眠、食事、排便等を行う習性があるが、前記飼育方法では本来の巣穴生活の習性から外れた不自然な飼育環境となるため、ストレスが溜まり易く、病気や早死に繋がるという問題があった。また、飼育者側からすれば、前記飼育方法では本来の巣穴生活の様子を観察できない上、特にハムスターは夜行性で昼間には小屋の中に潜り込んでいることが多いが、その愛らしい寝姿や仕草をのぞき見ることは至難であった。
【0003】
そこで、本出願人は先に、齧歯類等の小動物の鑑賞用飼育器として、ケース内に地下通路構成部材を収容したものを提案している。
【0004】
この提案に係る鑑賞用飼育器は、下記特許文献1に開示されるものであり、前面側を開放したケース内に、前方に開放された巣穴状の地下通路部を有する地下通路構成部材を配置し、その巣穴状の地下通路部をケース前面に取り付けられた透明板で塞ぐようにしたものであり、地下通路構成部材として無機質粉末充填剤を混合した合成樹脂成形品が用いられている。しかして、このような飼育器によれば、ハムスター等の齧歯類は、地下通路構成部材の上面を地上面として、この地上と巣穴状の地下通路部とを行き来し、地下通路部では巣穴生活ができるから、本来的に持つ習性に合った飼育環境となってストレスが軽減されることになる。また、飼育者側からは、透明板を通して巣穴生活の様子を観察でき、寝姿や仕草も詳細に鑑賞できることになる。
【0005】
【特許文献1】
特許第2980559号(1999年9月17日登録)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記提案の鑑賞用飼育器に用いる地下通路構成部材は、かなり大型の合成樹脂成形品となるため、その成形型の製作コスト及び材料コストが高く付き、特に地下通路のパターンが異なる複数種を用意するには、それぞれの成形型を必要とするのでコストが嵩むという難点があった。また、このような地下通路構成部材は、使用中の排泄物や残餌によって汚れるため、不衛生にならないように定期的に取り出して汚れを落とす必要があるが、入り組んだ地下通路部の汚れを洗浄や拭き取りによって除去するのに非常に手間がかかることという問題もあった。
【0007】
一方、ハムスター等の齧歯類は物を齧るのが好きであるため、前記の地下通路構成部材の合成樹脂成形品では齧られて壊れないように無機質粉末充填剤を混合して強化しているが、齧歯類にとっては齧る本能を妨げられてストレスを受けることになる。また、これら齧歯類には繊維質の材料を集めて地中で巣作りする習性があるが、前記提案の鑑賞用飼育器の場合、この習性に合わせる上で飼育器内に巣作り材料を入れておく必要があり、そのために費用と手間がかかることになる。
【0008】
この発明は、上述の状況に鑑み、ハムスター等の齧歯類の習性に合わせて飼育環境を本来の棲息状況により近いものとできる上、巣穴パターンが種々異なるものを安価に製作でき、しかも飼育管理上の手間を大幅に軽減できる飼育用巣穴構造物とこれを用いた鑑賞用小動物飼育器を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明に係る飼育用巣穴構造物は、段ボールの積層体に巣穴空間が形成され、該巣穴空間の少なくとも一部が積層体の片側主面に開放すると共に、四周の一側面に前記巣穴空間に通じる出入口が開口してなるものとしている。
【0010】
すなわち、このような巣穴構造物では、その形成材料として安価な段ボールを用いており、合成樹脂成形体のような成形型も不要であるため、巣穴パターンが種々異なるものを極めて安価に製作できる上、ハムスター等の齧歯類にとっては段ボールを齧って巣作り材料としたり巣穴の状態を自分好みに変えたりすることが容易であり、また軽量で断熱保温性に優れると共に、紙材であるために使用後に廃棄する際の処理上の問題も生じない。
【0011】
しかして、上記の巣穴構造物は、巣穴空間形成部を打ち抜いた段ボール板紙の複数枚が接合一体化した積層体からなるものとすれば、予め作製した積層体の後加工によって巣穴空間をくり抜き形成する場合に比較して、巣穴空間の形成操作が容易になると共に、前記くり抜きでは形成困難な巣穴パターンも自在に構成でき、また打ち抜き形状の異なる段ボール板紙の組み合わせによって巣穴パターンを種々変化させることも可能になる。
【0012】
この発明に係る鑑賞用小動物飼育器は、前記課題を解決するために、少なくとも前面部が透明性材質からなるケース内に、請求項1又は2に記載の飼育用巣穴構造物が、前記出入口側を上にして且つ前記巣穴空間の開放側を当該ケースの前面に臨ませる配置で収容されると共に、この飼育用巣穴構造物上に余剰空間を有してなるものとしている。
【0013】
このような飼育器によれば、飼育される齧歯類の如き小動物、例えばハムスター等は、巣穴構造物の巣穴空間で巣穴生活を行えると共に、該巣穴構造物上の余剰空間を地上空間として地下と地上とを自在に行き来でき、しかも巣穴構造物の段ボールを齧って巣作り材料としたり巣穴の状態を変えたりできるから、本来的に持つ習性に適合した飼育環境となり、ストレスが少なくなって快適に過ごせることになる。しかして、開放した巣穴空間は透明性材質のケース前面部を通して外部に露呈しているから、飼育小動物の巣穴生活の様子を観察できる。また、巣穴構造物は前記のように安価であるから、汚れや形崩れが酷くなった場合に廃棄して新品と交換することにより、飼育管理の手間が著しく軽減される。
【0014】
また、この飼育器において、飼育用巣穴構造物の前記巣穴空間の一部がケース外部から見えない巣室をなす構成とすれば、飼育小動物は、人目や外光を避けて休眠したい時に該巣室を利用できるから、よりストレスを受けにくく居心地のよい生活環境となる。
【0015】
更に、この飼育器におけるケースの透明性材質からなる前面部を、ケース本体に対して着脱自在又は開閉自在に取り付けられた蓋板にて構成すれば、この蓋板の取外し又は開放によって前記巣穴空間の清掃を容易に行える。また、ケースの上面部に指差し込み式の把手となる前後方向に沿う偏平筒部を設け、この偏平筒部がケース内外の通気口を構成するものとすれば、偏平筒部を把手として飼育器の持ち運びが容易になると共に、通気口によってケース内の換気を行える。
【0016】
一方、ケースの上面部や側面部にトンネルパイプ接続部を設けておけば、複数の飼育器をトンネルパイプで接続することにより、このトンネルパイプを通って飼育小動物が複数の飼育器間を行き来できるから、飼育小動物の生活領域を複数の飼育器間に拡大することができる。なお、ケースの側面部にトンネルパイプ接続部を設ける場合には、ケースに収容される飼育用巣穴構造物は、該トンネルパイプ接続部に臨んで且つ前記巣穴空間に連通する側方開口部を有するものとすればよい。
【0017】
また、ケースが前後方向に偏平な直方体形状である場合、その下面側に、当該ケースの前後方向の寸法よりも長い支脚部材を、前後方向に沿う姿勢と左右方向に沿う姿勢とに転換可能に取り付ければ、該支脚部材を前後方向に沿う姿勢としてケースの自立状態を安定化できる一方、運搬や保管の際には該支脚部材を左右方向に沿う姿勢として邪魔にならない形にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1〜図3は鑑賞用小動物飼育器、図4及び図5は該飼育器に用いられる飼育用巣穴構造物をそれぞれ示す。
【0019】
この鑑賞用小動物飼育器は、ハムスター等の齧歯類の飼育に適合するものであり、前後に偏平な直方体形状のケース(1)内に、飼育用巣穴構造物(2)が上方に余剰空間(10)を生じる形で収容されている。そして、ケース(1)は、前方に開放した合成樹脂の一体成形物からなる不透明なケース本体(3)と、その開放した前面側に嵌着された合成樹脂の一体成形物からなる無色透明な蓋板(4)と、該ケース本体(3)の下面中央部に取り付けられた支脚部材(5)とで構成されている。
【0020】
ケース本体(3)は、上面部(3a)の左右両側と左右側面部(3b)(3b)の下部とに、細溝や破断線状のスリットからなる円環状の強度劣弱部(6)が設けてあり、各強度劣弱部(6)の内側の円形壁部をはぎ取ることにより、形成される円形開口部にトンネルパイプ(7)の端部を挿入接続できるようになっている。なお、上面部(3a)の内面側には、各強度劣弱部(6)を取り囲む短い円形筒部(8)が突設されている。また、該上面部(3a)の左右方向中央部には、前後方向に沿う偏平筒部(9)が後方からケース(1)内へ突出する形で一体形成され、その前後両端(9a)(9b)が開口してケース内外の通気口を構成すると共に、指差し込み式の把手として後端(9b)より指を揃えて差し込めるようになっており、更に該偏平筒部(9)よりも前方位置に矩形の係止穴(11)が設けられている。
【0021】
また、ケース本体(3)の下面部(3c)には、左右両側の固定脚(12)(12)と中央部の円環状凸部(13)とが下向きに突設されており、円環状凸部(13)に支脚部材(5)の長手方向中央部の円筒部(5a)を外嵌し、その円筒部(5a)の下側で円環状凸部(13)に抜け止め片(14)を止着することにより、該支脚部材(5)が回転自在で且つ抜出不能に取り付けられている。そして、この支脚部材(5)は、長さがケース(1)の前後方向の寸法よりも長く、且つ幅がケース(1)の前後方向の寸法以下に設定されており、前後方向に沿う向きでは図3に示すように両端がケース(1)の前後に突出する一方、左右方向に沿う向きでは全体がケース(1)の下に納まるようになっている。更に、ケース本体(3)の前面開放縁(31)には、下縁全体にわたって上向きに突出する係止凸条(32)が形成されている。
【0022】
蓋板(4)は、アクリル樹脂等の透明性の高い樹脂からなり、矩形の平板部(40)の周縁より前方へ突出する縁枠(41)を備え、その上側及び左右両側の縁枠部(41a)が断面L字形をなし、下側の縁枠部(41b)が断面下向き開放コ字形をなすと共に、上縁の中央位置には後方へ張出して先端部が上向きに膨出した爪片(42)が一体形成されている。
【0023】
しかして、この蓋板(4)は、前方へ傾けた状態で下側の縁枠部(41b)をケース本体(3)側の前記係止凸条(32)に跨嵌させ、この跨嵌部を支点として引き起こすように回動させ、上側及び左右両側の縁枠部(41a)をケース本体(3)の前面開放縁(31)に内嵌係合させることにより、爪片(42)の先端部が下方からケース本体(3)の上面部(3a)の係止穴(11)に係合し、もって当該ケース本体(3)に離脱不能に嵌着される。また、該蓋板(4)をケース本体(3)から取り外すには、係止穴(11)に係合している爪片(42)の先端部を指等で上から押さえて当該係止穴(11)より離脱させ、この状態で該蓋板(4)を前方へ傾倒させ、上方へ引き抜けばよい。
【0024】
飼育用巣穴構造物(2)は、段ボールの積層体からなり、図4でも示すように、片側主面(2a)つまり図示の前面に開放した巣穴空間(21)を有しており、四周の一側面(2b)つまり図示の上面には巣穴空間(21)に連通する出入口(22)(22)が開口すると共に、該側面(2b)に隣接する両側の側面(2c)(2c)つまり図示の左右側面には巣穴空間(21)に連通する側方開口部(23)(23)が開口している。そして、巣穴空間(21)は、上下及び左右に分岐すると共に、その一部が図3に示すように外側には露呈しない巣室(24)を構成している。
【0025】
なお、この巣穴構造物(2)は、図5に示すように、積層単位となる各段ボール板紙(20)…に予め巣穴空間形成部(21a)を打ち抜き形成しておき、これら段ボール板紙(20)…を接合一体化して積層体としたものである。そして、各段ボール板紙(20)は、二枚の平板紙(20a)(20a)間に波板紙(20b)を挟んで貼り合わせた構造になっている。
【0026】
このような巣穴構造物(2)は、ケース(1)内に、出入口(22)(22)側を上にして、且つ巣穴空間(21)の開放側が当該ケース(1)の前面に臨む配置で収容されており、これによって巣穴空間(21)の開放側がケース(1)の蓋板(4)によって塞がれると共に、左右の側方開口部(23)がケース(1)の左右側面部(3b)(3b)に設けた前記の強度劣弱部(6)に臨んで配置している。
【0027】
上記構成の鑑賞用小動物飼育器によれば、ハムスター(H)等の齧歯類は、好んで巣穴構造物(2)の巣穴状の巣穴空間(21)に入り込み、そこで巣穴生活を行えると共に、巣穴構造物(2)の上面を地上面として、出入口(22)(22)より地下と地上とを自在に行き来でき、しかも巣穴構造物(2)の段ボールは容易に齧ることができるため、これを齧って巣作り材料としたり、巣穴の状態を自分好みに変えたり、その本来の習性をいかんなく発揮でき、もってストレスが溜まらず快適に過ごせることになる。また、巣穴構造物(2)の段ボール積層体は層間の多量の空気層によって高い断熱保温性を示すから、巣穴空間(21)の冬場における過度な低温化や夏場における過度の高温化が回避され、飼育環境はより良好となる。
【0028】
そして、開放した巣穴空間(21)は透明な蓋板(4)を通して外部に露呈しているから、ハムスター(H)等の巣穴生活の様子を観察でき、地上での行動を含めて可愛い寝姿や仕草等も詳細に鑑賞することができる上、飼育環境が本来の棲息状況により近いものになっているため、動物生態学等の学術的視点からの観察にも充分に利用できる。
【0029】
しかも、段ボール製の巣穴構造物(2)は、安価であって使い捨て方式にしても経済的負担は少なくて済むから、排泄物や残餌等による汚れが酷くなったり、齧られて形崩れが著しくなった場合には廃棄して新品と交換すればよく、これによって飼育管理の手間が著しく軽減される一方、紙材であるために廃棄したものを焼却できるから、合成樹脂材のような廃棄物処理上の問題も生じない。また、この巣穴構造物(2)は極めて軽量であるために運搬等の取扱い性がよく、これを収容した飼育器も軽く持ち運びし易いものとなる。
【0030】
また、この実施形態のように、飼育用巣穴構造物(2)の内部にケース(1)外部へ露呈しない巣室(24)が存在すれば、ハムスター(H)等の飼育小動物が該巣室(24)を人目や外光を避けて休む場所として利用できるから、休息が必要な時に人目や外光に晒されることによるストレスが回避され、飼育小動物にとって非常に居心地のよい生活環境が与えられることになる。なお、このような巣室(24)は、巣穴構造物(2)をケース(1)内に収容した状態で外部に露呈しないものであればよいから、必ずしも前記実施形態の巣穴構造物(2)のように両側主面に対して非開放でなくともよく、ケース本体(3)が不透明でより望ましくは暗色である場合は、巣穴空間(21)とは反対側の主面(背面側)に開放した形態でもよい。
【0031】
更に、ケース(1)の上面部(3a)や側面部(3b)に設けた強度劣弱部(6)の内側の円形壁部をはぎ取ってトンネルパイプ(7)の挿入接続し、このトンネルパイプ(7)によって複数の飼育器を連結すれば、トンネルパイプ(7)を通ってハムスター(H)等の飼育小動物が飼育器間を行き来できるから、飼育小動物の生活領域を複数の飼育器間に拡大できる。
【0032】
一方、ケース(1)は、透明性材質からなる前面部がケース本体(3)に対して着脱自在な蓋板(4)にて構成されているから、必要時に取り外して清掃や給餌、飼育小動物や器具類の出し入れ等を容易に行える。また、ケース(1)は飼育小動物を観察し易いように前後方向に偏平な直方体形状になっているが、使用時に支脚部材(5)を前後方向に沿う姿勢にすることによって当該ケース(1)の自立状態を安定化できると共に、運搬や保管の際には該支脚部材(5)を左右方向に沿う姿勢として邪魔にならない形にできる。更に、ケース(1)の上面部(3a)には偏平筒部(9)による指差し込み式の把手を有するから、この把手を利用して飼育器の持ち運びを容易に行えると共に、その前後両端(9a)(9b)が開口して通気口を構成し、これを通してケース(1)内が常時換気されて清浄に保たれ、飼育小動物が酸欠を起こすような懸念はない。
【0033】
ところで、巣穴構造物(2)の巣穴空間(21)は予め作製した段ボール積層体からのくり抜きによっても形成できるが、既述のように、積層単位となる各段ボール板紙(20)…に予め巣穴空間形成部(21a)を打ち抜き形成し、これら段ボール板紙(20)…を接合一体化して積層体とする構成によれば、巣穴空間(20)…の形成がより容易になる。特に前記の巣室(24)の如き外側へ開放しない空間部分を含むような複雑な巣穴パターンは、後加工のくり抜きでは形成困難であるが、予めボール板紙(20)…を打ち抜き加工することによって容易に形成できる。また、打ち抜き形状の異なる段ボール板紙(20)…の組み合わせによって巣穴パターンを種々変化させることも可能となる。
【0034】
この発明に係る鑑賞用小動物飼育器は、上述した実施形態に限らず、種々の変更が可能である。例えば、蓋板(4)については、例示した脱着型の代わりに、ケース本体(3)に枢着した開閉自在な扉型を採用してもよい。また、図示しないが、蓋板(4)の前に遮光板を着脱自在に配置し、鑑賞する時以外は該遮光板によって巣穴空間(20)を暗くし、もって飼育小動物を安息させるようにしてもよい。更に、ケース(1)については、例示したような前後に偏平な形とせず、飼育用巣穴構造物(2)の後方側に内部スペースをおくように前後方向の寸法が大きいものとしたり、前面以外にも給餌や器物の出し入れのための開閉部を設けたりしてもよく、支脚部材(5)の取付構造も例示以外に種々設定できる。飼育用巣穴構造物(2)における巣穴空間(20)のパターン、出入口の数、ボール積層体における波形板紙(20b)の向き(波形の方向)等についても特に制約はない。一方、この飼育器で飼育対象とする小動物は、ハムスター(H)の他、二十日鼠、リス、モルモット、兎等の齧歯類が一般的であるが、他の巣穴を使う習性がある種々の小動物も飼育対象となる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、齧歯類の如き小動物、例えばハムスター等の飼育に用いる巣穴構造物として、巣穴空間を設けた段ボールの積層体からなり、該巣穴空間の少なくとも一部が積層体の片側主面に開放すると共に、四周の一側面に前記巣穴空間に通じる出入口を備え、飼育器のケース内に収容することによって飼育小動物が巣穴生活を行える地下部分を構成でき、飼育小動物が前記出入口から地下と地上を自在に行き来できる上、段ボールを齧って巣作り材料としたり巣穴の状態を変えたりすることも可能であり、ハムスター等の齧歯類が本来的に有する習性によく適合するものが提供される。しかも、この巣穴構造物は、製作に際して合成樹脂成形体のような成形型も不要であり、巣穴パターンが種々異なるものを極めて安価に製作できると共に、極めて軽量であって運搬等の取扱い性がよく、また断熱保温性に優れるので冬期に置ける過度な低温化や夏期における過度な高温化を回避でき、廃棄する際にも紙材であるために廃棄物処理上の問題を生じない。
【0036】
請求項2の発明によれば、上記の巣穴構造物が巣穴空間形成部を打ち抜いた段ボール板紙の複数枚を接合一体化した積層体からなることから、予め作製した積層体の後加工によって巣穴空間をくり抜き形成する場合に比較して、巣穴空間の形成操作が容易であると共に、前記くり抜きでは形成困難な巣穴パターンも自在に構成でき、また打ち抜き形状の異なる段ボール板紙の組み合わせによって巣穴パターンを種々変化させることも可能になる。
【0037】
請求項3の発明によれば、鑑賞用小動物飼育器として、少なくとも前面部が透明性材質からなるケース内に、前記の巣穴構造物が出入口側を上にして且つ巣穴空間の開放側を当該ケースの前面に臨ませる配置で収容されると共に、この飼育用巣穴構造物上に余剰空間を有することから、飼育される齧歯類の如き小動物、例えばハムスター等が、巣穴構造物の巣穴空間で巣穴生活を行えると共に、該巣穴構造物上の余剰空間を地上空間として地下と地上とを自在に行き来でき、しかも巣穴構造物の段ボールを齧って巣作り材料としたり巣穴の状態を変えたりできるから、本来的に持つ習性に適合した飼育環境のもとにストレスを受けずに快適に過ごせるものが提供される。
【0038】
しかして、この飼育器では、開放した巣穴空間が透明性材質のケース前面部を通して外部に露呈しているから、飼育小動物の巣穴生活の様子を観察でき、飼育環境が本来の棲息状況により近いものになっているため、動物生態学等の学術的視点からの観察にも充分に利用できる上、巣穴構造物が段ボール製で安価であって使い捨て方式にしても経済的負担は少なくて済むから、汚れや形崩れが酷くなった場合に廃棄して新品と交換することにより、飼育管理の手間が著しく軽減され、また巣穴構造物が軽量であるために飼育器全体としても軽く持ち運び容易である。
【0039】
請求項4の発明によれば、上記の飼育器において、巣穴構造物の前記巣穴空間の一部がケース外部から見えない巣室をなすことから、飼育小動物が人目や外光を避けて休息したい時に該巣室を利用でき、飼育小動物によりストレスを受けにくく居心地のよい生活環境を付与できる。
【0040】
請求項5の発明によれば、上記の飼育器において、ケースの透明性材質からなる前面部がケース本体に対して着脱自在又は開閉自在に取り付けられた蓋板にて構成されていることから、必要時に取り外して清掃や給餌、飼育小動物や器具類の出し入れ等を容易に行える。
【0041】
請求項6の発明によれば、上記の飼育器において、ケースの上面部に指差し込み式の把手となる前後方向に沿う偏平筒部を備え、この偏平筒部がケース内外の通気口を構成することから、偏平筒部を把手として持ち運びが容易であると共に、ケース内が常時換気されて清浄に保たれ、飼育小動物が酸欠を起こすような懸念はない。
【0042】
請求項7の発明によれば、上記の飼育器において、ケースの上面部にトンネルパイプ接続部が設けられていることから、複数の飼育器をトンネルパイプで接続することにより、飼育小動物の生活領域を複数の飼育器間に拡大できる。
【0043】
請求項8の発明によれば、上記の飼育器において、ケースの側面部にトンネルパイプ接続部が設けられると共に、ケースに収容された飼育用巣穴構造物が該トンネルパイプ接続部に臨んで且つ前記巣穴空間に連通する側方開口部を有することから、複数の飼育器の側方同士をトンネルパイプで接続することにより、飼育小動物が該トンネルパイプを通って複数の飼育器の巣穴間を行き来することが可能となる。
【0044】
請求項9の発明によれば、ケースが前後方向に偏平な直方体形状の飼育器において、その下面側に当該ケースの前後方向の寸法よりも長い支脚部材が前後方向に沿う姿勢と左右方向に沿う姿勢とに転換可能に取り付けられているから、該支脚部材を前後方向に沿う姿勢としてケースの自立状態を安定化できる一方、運搬や保管の際には該支脚部材を左右方向に沿う姿勢として邪魔にならない形にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態に係る鑑賞用小動物飼育器の斜視図である。
【図2】 同飼育器の正面図である。
【図3】 図2のIII−III線における断面矢視図である。
【図4】 同飼育器に用いる飼育用巣穴構造物の斜視図である。
【図5】 同巣穴構造物を構成する積層単位の段ボール板紙の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・ケース
2・・・・・・飼育用巣穴構造物
2a・・・・・片側主面
2b・・・・・四周の一側面
20・・・・・段ボール板紙
21・・・・・巣穴空間
21a・・・・巣穴空間形成部
22・・・・・出入口
23・・・・・側方開口部
24・・・・・巣室
3・・・・・・ケース本体
3a・・・・・上面部
3b・・・・・側面部
3c・・・・・下面部
4・・・・・・蓋板
5・・・・・・支脚部材
6・・・・・・強度劣弱部(トンネルパイプ接続ぶ)
7・・・・・・トンネルパイプ
9・・・・・・偏平筒部
9a・・・・・前端
9b・・・・・後端
10・・・・・余剰空間
H・・・・・・ハムスター

Claims (9)

  1. 段ボールの積層体に巣穴空間が形成され、該巣穴空間の少なくとも一部が積層体の片側主面に開放すると共に、四周の一側面に前記巣穴空間に通じる出入口が開口してなる飼育用巣穴構造物。
  2. 巣穴空間形成部を打ち抜いた段ボール板紙の複数枚が接合一体化した積層体からなる請求項1記載の飼育用巣穴構造物。
  3. 少なくとも前面部が透明性材質からなるケース内に、請求項1又は2に記載の飼育用巣穴構造物が、前記出入口側を上にして且つ前記巣穴空間の開放側を当該ケースの前面に臨ませる配置で収容されると共に、この飼育用巣穴構造物上に余剰空間を有してなる鑑賞用小動物飼育器。
  4. 飼育用巣穴構造物の前記巣穴空間の一部がケース外部から見えない巣室をなす請求項3記載の鑑賞用小動物飼育器。
  5. ケースの透明性材質からなる前面部がケース本体に対して着脱自在又は開閉自在に取り付けられた蓋板にて構成された請求項3又は4に記載の鑑賞用小動物飼育器。
  6. ケースの上面部に指差し込み式の把手となる前後方向に沿う偏平筒部を有し、この偏平筒部がケース内外の通気口を構成してなる請求項4〜6のいずれかに記載の鑑賞用小動物飼育器。
  7. ケースの上面部にトンネルパイプ接続部が設けられてなる請求項4〜6のいずれかに記載の鑑賞用小動物飼育器。
  8. ケースの側面部にトンネルパイプ接続部が設けられると共に、ケースに収容された飼育用巣穴構造物が該トンネルパイプ接続部に臨んで且つ前記巣穴空間に連通する側方開口部を有してなる請求項3〜7のいずれかに記載の鑑賞用小動物飼育器。
  9. ケースが前後方向に偏平な直方体形状であり、このケースの下面側に、当該ケースの前後方向の寸法よりも長い支脚部材が、前後方向に沿う姿勢と左右方向に沿う姿勢とに転換可能に取り付けられてなる請求項3〜8のいずれかに記載の鑑賞用小動物飼育器。
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