JP2977861B2 - 電解海水の送給方法 - Google Patents

電解海水の送給方法

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JP2977861B2
JP2977861B2 JP2132023A JP13202390A JP2977861B2 JP 2977861 B2 JP2977861 B2 JP 2977861B2 JP 2132023 A JP2132023 A JP 2132023A JP 13202390 A JP13202390 A JP 13202390A JP 2977861 B2 JP2977861 B2 JP 2977861B2
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seawater
tank
electrolytic
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dehydrogenation tank
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野口  勇
正人 佐々木
仁司 増田
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Nippon Corrosion Engineering Co Ltd
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Nippon Corrosion Engineering Co Ltd
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電解海水の送給方法に関するものである。
「従来の技術」 従来、海水を電気分解して塩素化合物を発生させ、塩
素化合物を含有する電解海水を、例えば海洋生物付着防
止用として需要側へ送給するラインとしては、例えば第
2図に示す如く、海水ストレーナー1および海水供給ポ
ンプ2を途中に有する海水供給管3から海水を所要の供
給圧力をもって海水電解槽4へ供給し、供給された海水
を電解槽4にて電気分解し、その電解海水を開放型の脱
水素槽5内へ導入し、前記電解海水中の水素ガスを、ブ
ロワー6により空気を脱水素槽5内へ供給して、脱水素
槽5の上部から槽外部へ放出させ、前記電解海水中の水
酸化カルシウム、マグネシウム等の副生成物をドレンと
して、脱水素槽5の底部に沈澱させると共に、必要に応
じて脱水素槽の底部からドレン排水管7を介して外部へ
排出させ、前記電解海水を、脱水素槽5の下部から途中
に電解海水送給ポンプ8を有する電解海水送給管9を介
して需要側へ送給している。
なお、各管路中には、玉形弁、ダイヤフラム弁が設け
られていると共に、脱水素槽5にはオーバーフロー排水
管10が設けられている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、前記従来の脱水素槽5内は開放型であるた
め、脱水素槽5内は常時大気圧になっており、脱水素槽
5内の電解海水を需要側へ送給するのに、電解海水送給
管9の途中に電解海水送給ポンプ8を設けなければなら
ず、またブロワー6により水素ガスを強制的に脱水素槽
5から放出させなければならず、ポンプおよびブロワー
の制御系を含めて設備費が嵩む問題がある。
しかも送給すべき電解海水中には、水酸化カルシウ
ム、マグネシウムが含まれているため、電解海水送給ポ
ンプ8が故障し易く、保守に困難性を伴う問題がある。
「課題を解決するための手段」 本発明は、前記従来の問題を解決すべくなしたもので
あって、その要旨とするところは、所要の供給圧力をも
って供給される海水を電解槽にて電気分解し、その電解
海水を、密閉型圧力脱水素槽内へ導入し、前記電解海水
中の水素ガスを、前記脱水素槽内の上部からフロート式
エアートラップを介して槽外部へ放出させ、前記電解海
水中の水酸化カルシウム、マグネシウム等の副生成物を
ドレンとして、前記脱水素槽の底部に沈澱させると共
に、必要に応じて前記脱水素槽の底部からドレン排水管
を介して外部へ排出させ、前記電解海水を、前記脱水素
槽の下部から電解海水送給管を介して前記脱水素槽内の
圧力により需要側へ送給するようにしたことにある。
「作用」 前記の如く、所要の供給圧力をもって供給される海水
を電解槽にて電気分解し、その電解海水を、密閉型圧力
脱水素槽内へ導入し、前記電解海水中の水素ガスを、前
記脱水素槽内の上部からフロート式エアートラップを介
して槽外部へ放出させるので、密閉型圧力脱水素槽内
を、常時ほぼ当初の海水供給圧力に保持させることがで
き、従って電解海水送給管の途中に、電解海水送給ポン
プを設けなくても、密閉型圧力脱水素槽から需要側へ電
解海水を送給することができる。
「実施例」 次に本発明方法の実施例を第1図に基づき以下に説明
する。
第1図に示す如く、海水ストレーナー11、海水供給ポ
ンプ12を途中に有する海水供給管13から海水を所要の供
給圧力をもって海水電解槽14へ供給し、供給された海水
を電解槽14にて電気分解し、その電解海水を密閉型圧力
脱水素槽15内へ導入し、前記電解海水中の水素ガスを、
前記脱水素槽15内の上部からフロート式エアートラップ
21を介して槽外部へ放出さ、前記電解海水中の水酸化カ
ルシウム、マグネシウム等の副生成物をドレンとして、
前記脱水素槽15の底部に沈澱させると共に、必要に応じ
て前記脱水素槽15の底部から一部をドレン排水管17を介
して外部へ排出させ、副生成物の大部分を含有する前記
電解海水を、前記脱水素槽15の下部から電解海水送給管
19を介して前記脱水素槽15内の圧力により需要側へ送給
するようにしたのである。
なお、各管路中には、玉形弁、ダイヤフラム弁が設け
られており、かつ前記海水供給管13と前記脱水素槽15と
の間には、脱水素槽15内に沈澱する前記ドレンを拡散洗
滌するための洗滌用海水の供給管22が設けられている。
また前記脱水素槽15内の上部には、水素気泡分離を助
けるための水流整流板23と水流仕切板24とが設けられて
いる。
「発明の効果」 以上述べた如く、本発明方法は、所要の供給圧力をも
って供給される海水を電解槽にて電気分解し、その電解
海水を、密閉型圧力脱水素槽内へ導入し、前記電解海水
中の水素ガスを、前記脱水素槽内の上部からフロート式
エアートラップを介して槽外部へ放出させるので、密閉
型圧力脱水素槽内を、常時ほぼ当初の海水供給圧力に保
持させることができ、従って電解海水送給管の途中に、
電解海水送給ポンプを設けなくても、密閉型圧力脱水素
槽から需要側へ電解海水を送給することができるので、
設備費を従来よりも安価にすることができると共に、保
守点検等が従来よりも容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施例を示すフローシート、第2
図は従来例を示すフローシートである。 11……海水トレーナー、12……海水供給ポンプ 13……海水供給管、14……海水電解槽 15……密閉型圧力脱水素槽、17……ドレン排水管 19……電解海水送給管 21……フロート式エアートラップ 22……洗滌用海水の供給管 23……水流整流板、24……水流仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25B 1/00 - 9/04 C25B 13/00 - 15/08 C25B 11/00 - 11/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要の供給圧力をもって供給される海水を
    電解槽にて電気分解し、その電解海水を、密閉型圧力脱
    水素槽内へ導入し、前記電解海水中の水素ガスを、前記
    脱水素槽内の上部からフロート式エアートラップを介し
    て槽外部へ放出させ、前記電解海水中の水酸化カルシウ
    ム、マグネシウム等の副生成物をドレンとして、前記脱
    水素槽の底部に沈澱させると共に、必要に応じて前記脱
    水素槽の底部からドレン排水管を介して外部へ排出さ
    せ、前記電解海水を、前記脱水素槽の下部から電解海水
    送給管を介して前記脱水素槽内の圧力により需要側へ送
    給するようにしたことを特徴とする電解海水の送給方
    法。
JP2132023A 1990-05-22 1990-05-22 電解海水の送給方法 Expired - Lifetime JP2977861B2 (ja)

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