JP2977663B2 - 水中掃除機 - Google Patents

水中掃除機

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JP2977663B2
JP2977663B2 JP4094365A JP9436592A JP2977663B2 JP 2977663 B2 JP2977663 B2 JP 2977663B2 JP 4094365 A JP4094365 A JP 4094365A JP 9436592 A JP9436592 A JP 9436592A JP 2977663 B2 JP2977663 B2 JP 2977663B2
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武則 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中掃除機に関し、特
に、プール等の水中で使用され水を殺菌するとともにプ
ール内を清掃(掃除)する水中掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プール、浴場、受水槽等(以下単
に水槽と呼ぶ)を清掃する際に水中掃除機が用いられて
いる。この種の水中掃除機では水槽内を自動走行して水
中のごみ及び藻等を除去している。このような水中掃除
機として、例えば、欧州特許(EP)0314259号
に記載された掃除機が知られている。
【0003】一方、水槽内の水をオゾンを用いて殺菌浄
化する方法が従来より知られており、水槽内の水を殺菌
浄化する際には、水槽内の水全て又は一部をオゾン殺菌
装置に循環させて水の殺菌浄化を行っている。
【0004】ところで、従来の水中掃除機では、上述の
ようにごみ及び藻等の掃除のみを行っており、水槽内の
水を殺菌浄化することは行っておらず、水槽内の水を殺
菌浄化しようとすれば、掃除の後、上述のように水槽内
の水全て又は一部をオゾン殺菌装置に循環させて殺菌浄
化を行う必要がある。
【0005】ところが、上記のオゾン殺菌装置を配置す
る際には、配管等の設備が必要なって、必然的に大規
模な工事を伴なってしまう。加えて、オゾンの水への溶
解度は空気に比べて低く、このため、オゾンと水との接
触時間を長くする必要があり、オゾン殺菌装置を含むオ
ゾン浄化システムでは所定の高さを有する反応筒を設置
してオゾンの水への溶解度を促進する必要がある。
【0006】いずれにしても、従来のオゾン浄化システ
ムでは大規模な設備を必要とし、その結果、設備費が極
めて高価になってしまうという問題点がある。
【0007】本発明の目的は安価でしかも清掃及び浄化
を同時に実行することのできる水中掃除機を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水内を
走行する本体部を備え、該本体部に備えられ前記水に含
まれる汚染物を濾過する濾過装置と、前記本体部に備え
られ外部から供給されるオゾンをオゾン気泡として噴射
するノズル部と、前記本体部に備えられ前記オゾン気泡
を攪拌する攪拌装置とを有すること特徴とする水中掃除
機が得られる。
【0009】
【作用】本発明では本体部に濾過装置を備えるとともに
ノズル部及び攪拌装置を備え、濾過装置を用いて水中の
汚染物を除去するとともにノズル部からオゾン気泡を噴
出してさらにこのオゾン気泡を攪拌装置によって攪拌し
て水を殺菌浄化している。このように、オゾンをノズル
部からオゾン気泡として噴出することによって気泡を細
かくすることができ、さらに攪拌装置によって攪拌する
ことによってさらに気泡細かく砕くとともに広範囲に攪
拌しているから、オゾンの溶解度を高めることができ、
その結果、効率的に水の殺菌浄化を行うことができる。
従って、小型の設備で、つまり、安価な設備で水中の汚
染物を濾過することができるばかりでなく同時に効率よ
く水の殺菌浄化を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0011】図1を参照して、ここでは、水槽の一例と
してプールをあげ、プールの清掃浄化について説明す
る。本発明による水中掃除機11は掃除機本体12、オ
ゾン発生器13、及び制御装置14を備えており、掃除
機本体12はオゾン発生器13及び制御装置14に連結
ホース15によって連結されている。
【0012】図2も参照して、掃除機本体12はプール
中に沈められ、オゾン発生器13及び制御装置14は、
例えば、プールサイドに配置される。掃除機本体12は
制御装置14によって制御されプール内を走行しつつプ
ール底面等を、例えば、ブラシで清掃しつつごみ及び藻
等を吸入する(つまり、汚染物を除去する)。一方、オ
ゾン発生器13からは掃除機本体12にオゾンが送ら
れ、後述するようにして、掃除機本体12は水中にオゾ
ンを発生する。
【0013】図3(a)及び(b)を参照して、図示の
ように掃除機本体12は車体12a及び車輪12bを備
えており、車体12aの上面にはケーシング11cが備
えられている。ケーシング12c内には図示のように羽
根車16が配置され、この羽根車16は車体12a内に
備えられた第1の駆動装置(図示せず)によって回転駆
動される。連結ホース15は第1及び第2のホース部1
5a及び15bを備えており、第1のホース部15aは
オゾン発生器13(図1)に連結され、第2のホース部
15bは制御装置14に連結されている。第1のホース
部15aの先端にはノズル部17が取り付けられ、この
ノズル部17はケーシング12cの側面を貫通して羽根
車16の上側に臨んでいる。一方、第2のホース部15
bは第1の駆動装置に接続されるとともに車輪12bを
駆動する第2の駆動装置(図示せず)及びごみ等を吸引
するための第3の駆動装置(図示せず)に接続されてい
る。
【0014】制御装置14には駆動源が備えられてお
り、この駆動源から第1乃至第3の駆動装置に対して、
例えば、電力が供給される。これによって、車輪12b
が回転駆動されて掃除機本体12が走行するとともに羽
根車16が回転駆動される。さらに、ごみ等が吸引され
ることになる。また、制御装置14からの指令に基づい
て掃除機本体12はその走行方向を変えることができ
る。
【0015】ここで、図4を参照して、本発明による水
中掃除機について具体的に説明する。
【0016】図4に示す実施例では、駆動源として電力
源が用いられ、第1乃至第3の駆動装置として電動機が
用いられている。車体12aには後述するように第1及
び第3の駆動装置として用いられる電動機(ポンプモー
タ)20が配設され、この電動機20はモータケーシン
グ21で覆われ、モータケーシング21で規定される空
間にはオイルが充填されている。電動機20から延びる
回転軸20aには羽根車16が取り付けられている。車
体12aの底面には複数の貫通孔22が形成されてお
り、車体底面にはこの貫通孔22を塞ぐようにして外部
から車体12a内への水の通過を許す逆止弁23が取り
付けられている。車体12a内には車体底面全体を覆う
ようしてフィルタ24が取り付けられている。
【0017】図示のように、掃除機本体12は車軸25
を備えており、この車軸25には車輪としても機能する
洗浄ブラシ体26が取り付けられている。従って、第2
の駆動装置(図示せず)によって車軸25が駆動制御さ
れると、洗浄ブラシ体が回転し、これによって、例え
ば、プール底面が洗浄されるとともに掃除機本体12が
走行する。
【0018】一方、前述のように、車体12aの上面に
はケーシング12cが取り付けられている。このケーシ
ング12cは、図示のように、その一部が車体12a内
に延びており、案内筒として機能している。そして、羽
根車16の上側にはノズル部17が達している。
【0019】いま、掃除機本体12を走行させつつ、電
動機20を駆動制御して羽根車16を回転駆動させる。
また、オゾン発生器13からオゾンを供給する。掃除機
本体12の走行によってプール底面に付着したごみ及び
藻等が掻き落とされる一方、羽根車16の回転駆動によ
って図中実線矢印で示す方向(つまり、車体12a内か
ら外部に向かう方向)に水流が発生する。この結果、貫
通孔22から水が車体12a内に流入することになる。
水に含まれるごみ及び藻等はフィルタ24に付着し、つ
まり、ごみ及び藻等がフィルタ24で除去されて、除去
水がケーシング12cからプール内に流出することにな
る。
【0020】オゾン発生器13から供給されたオゾンは
ノズル部17からケーシング12c内に流出する。この
ようにノズル部17を用いてオゾンを供給することによ
ってオゾン気泡を小さくすることができる。また、羽根
車16によって実線矢印で示す方向に水流が発生してい
るから、オゾン気泡はこの水流によって細かく砕かれ広
範囲に攪拌されることになる。つまり、オゾンは実質的
に羽根車16によって細かく砕かれ広範囲に攪拌される
ことになる。
【0021】このようにして、オゾン気泡を細かくして
しかも広範囲に攪拌することによって、オゾンの水への
溶解度を向上させることができ、効率的にプール内水を
殺菌洗浄することができる。
【0022】次に、図5(a)を参照して本発明の他の
実施例について説明する。
【0023】この実施例では駆動源として圧送水(所謂
ウォータジェット)が用いられる。車体12aには車体
をその底部から上部に貫通して吸入管30が配設されて
いる。そして、吸入管30の上端にはフィルタ部31が
設けられている。さらに、車体12aには給水管32が
取り付けられ、その上端は第2のホース部15bに連結
され、その下端には分配機構33が形成されている。
【0024】分配機構33には、図示のように第1乃至
第3の水路管33a乃至33cが連結されている。第1
の水路管33aは車体12aを貫通して後方に延びその
先端には進行用ノズル34が連結されている。また、第
2の水路管33bは車体内に配設されたタービン35に
接続され、第3の水路管33cは吸入管30を貫通して
吸入管30に挿入されその先端には吸引用ノズル36が
連結されている。
【0025】車体12aに取り付けられた車輪12bに
はその内周面に環状ラック121が:形成され、このラ
ック121上にはピニオン122が配置される。そし
て、このピニオン122にはタービン35の出力軸35
aが接続されている。
【0026】図示のように、給水管32の側面には管3
7が取り付けられ、この管37には可撓性ホース38が
連結されている。そして、ホース38の先端はオリフィ
スを介して開放されている。さらに、掃除機本体12の
動釣合を容易ならしめるため管37を取り巻いて浮き3
9が装着されている。
【0027】さらに、給水管32の側面には攪拌用ノズ
ル40が取り付けられており、この攪拌用ノズル40に
対向して車体12aの上面には羽根車41が回転可能に
取り付けられている。つまり、攪拌用ノズル40は羽根
車41の側面に臨んでいる。そして、図5(b)に示す
ように、第1のホース部15aの先端には注入用ノズル
42が接続され、注入用ノズル42の先端は羽根車41
の上側に臨んでいる。
【0028】上述のような構成の掃除機本体12におい
て、駆動源としてウォータジェットを送るとともにオゾ
ン発生器13からオゾンを供給すると、給水管32を通
るウォータジェットは管37を通ってホース38に送ら
れ開放端部から流出される。この際、ホース38には反
力が生じホース38が無作為方向にむちのように撓ませ
られる。この結果、プール内壁面がホース38によって
擦られ、ごみ及び藻等が掻き落とされる。また、攪拌用
ノズル40噴出されるウォータジェットによって羽根車
41が回転駆動する。
【0029】一方、給水管32及び分配機構33を介し
て第1乃至第3の水路管33a乃至33cにウォータジ
ェットが供給される。そして、第2の水路管33bに送
られたウォータジェットはタービン35内に噴出され、
これによってタービン35が駆動される。その結果、出
力軸35aに連結されたピニオン122がラック121
上を回転駆動され、車輪12bが回転する。これによっ
て、掃除機本体12が走行することになる。また、第1
の水路管33aに送られたウォータジェットは進行用ノ
ズル34から噴出され、これによって、掃除機本体12
の走行を援助する。第3の水路管33cに送られたウォ
ータジェットは吸引用ノズル36から噴出され、これに
よって、吸入管30に実線矢印で示すように(つまり、
底面から上面に向かう方向)、水流が生じ、これによっ
て、プール内の水がフィルタ部31で濾過されることに
なる。つまり、水中のごみ及び藻等がフィルタ部31で
除去されることになる。
【0030】一方、注入用ノズル42から羽根車41の
上方にオゾンが噴射される。このように注入用ノズル4
2を用いてオゾンを供給することによってオゾン気泡を
小さくすることができる。また、羽根車41によって破
線矢印で示す方向に水流が発生しているから、オゾン気
泡はこの水流によって細かく砕かれ広範囲に攪拌される
ことになる。つまり、オゾンは実質的に羽根車41によ
って細かく砕かれ広範囲に攪拌されることになる。
【0031】このようにして、オゾン気泡を細かくして
しかも広範囲に攪拌することによって、オゾンの水への
溶解度を向上させることができ、効率的にプール内水を
殺菌洗浄することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではオゾン
気泡を細かくして広範囲に攪拌しているから水を効率よ
く殺菌洗浄でき、さらに、水中のごみ及び藻等を除去で
きるという効果がある。従って、小型の設備で、つま
り、安価な設備で水中の汚染物を濾過することができる
ばかりでなく同時に効率よく水の殺菌浄化を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水中掃除機をプールの清掃に用い
た例を上方から示す図である。
【図2】本発明による水中掃除機をプールの清掃に用い
た例を側方から示す図である。
【図3】本発明による水中掃除機の掃除機本体を外観を
示す図である。
【図4】本発明による水中掃除機の掃除機本体の一実施
例を説明するための図である。
【図5】本発明による水中掃除機の掃除機本体の他の実
施例を説明するための図である。
【符号の説明】
11 水中掃除機 12 掃除機本体 13 オゾン発生器 14 制御装置 15 連結ホース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水内を走行する本体部を備え、該本体部
    に備えられ前記水に含まれる汚染物を濾過する濾過装置
    と、前記本体部に備えられ外部から供給されるオゾンを
    オゾン気泡として噴射するノズル部と、前記本体部に備
    えられ前記オゾン気泡を攪拌する攪拌装置とを有するこ
    と特徴とする水中掃除機。
JP4094365A 1992-04-14 1992-04-14 水中掃除機 Expired - Lifetime JP2977663B2 (ja)

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JPH05287921A JPH05287921A (ja) 1993-11-02
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US8465651B2 (en) * 2011-03-30 2013-06-18 Crystal Lagoons (Curacao) B.V. Sustainable method and system for treating water bodies affected by bacteria and microalgae at low cost
US20130152317A1 (en) * 2011-12-16 2013-06-20 Aqua Products, Inc. Filter cartridge mounting assembly for robotic pool and tank cleaner

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