JP2975589B2 - パワーチェーンソーのソーチェーン用切断リンク - Google Patents
パワーチェーンソーのソーチェーン用切断リンクInfo
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- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B33/00—Sawing tools for saw mills, sawing machines, or sawing devices
- B27B33/14—Saw chains
- B27B33/142—Cutter elements
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- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B33/00—Sawing tools for saw mills, sawing machines, or sawing devices
- B27B33/14—Saw chains
- B27B33/141—Saw chains with means to control the depth of cut
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- Y10T83/909—Cutter assemblage or cutter element therefor [e.g., chain saw chain]
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Sawing (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Knives (AREA)
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、パワーチェーンソ
ーのソーチェーン用切断リンクであって、切断リンクと
これに隣接しているチェーンリンクとを結合させるため
のリベット穴を備えた本体と、本体に形成され、切断リ
ンクの走行方向において後方の本体部分に形成された切
断歯と、走行方向において切断歯の前方を走行し、走行
方向において前方の本体前部部分に形成された深さ制限
部とを有し、前記前部部分が、担持細条部を形成するた
め本体の中心面から折り曲げられ、且つその自由端が、
ルーフ部分を形成するため本体を覆うように後方へ折り
曲げられて、本体とは逆の側の、走行方向において前方
に傾斜したルーフ面を形成している前記切断リンクに関
するものである。
ーのソーチェーン用切断リンクであって、切断リンクと
これに隣接しているチェーンリンクとを結合させるため
のリベット穴を備えた本体と、本体に形成され、切断リ
ンクの走行方向において後方の本体部分に形成された切
断歯と、走行方向において切断歯の前方を走行し、走行
方向において前方の本体前部部分に形成された深さ制限
部とを有し、前記前部部分が、担持細条部を形成するた
め本体の中心面から折り曲げられ、且つその自由端が、
ルーフ部分を形成するため本体を覆うように後方へ折り
曲げられて、本体とは逆の側の、走行方向において前方
に傾斜したルーフ面を形成している前記切断リンクに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の切断リンクは米国特許第４９１
１０５０号公報から知られている。この切断リンクの本
体はリベット結合部を介して隣接するチェーンリンクと
結合されている。切断歯は本体の後部部分に形成されて
おり、この後部部分は側部ブレードを形成するため本体
の面から折り曲げられており、その自由端はルーフブレ
ードを形成するため本体を覆うように後方へ折り曲げら
れている。
１０５０号公報から知られている。この切断リンクの本
体はリベット結合部を介して隣接するチェーンリンクと
結合されている。切断歯は本体の後部部分に形成されて
おり、この後部部分は側部ブレードを形成するため本体
の面から折り曲げられており、その自由端はルーフブレ
ードを形成するため本体を覆うように後方へ折り曲げら
れている。
【０００３】切断リンクの走行方向において切断歯の前
方には深さ制限部が設けられている。深さ制限部は切断
リンクの走行方向において前方の本体前部部分から形成
されており、この前部部分は担持細条部を形成するため
本体の面から折り曲げられ、その自由端はルーフ部分を
形成するため本体を覆うように後方へ折り曲げられてい
る。この場合ルーフ部分は、本体とは逆の側の、走行方
向において前方に傾斜しているルーフ面を形成してい
る。
方には深さ制限部が設けられている。深さ制限部は切断
リンクの走行方向において前方の本体前部部分から形成
されており、この前部部分は担持細条部を形成するため
本体の面から折り曲げられ、その自由端はルーフ部分を
形成するため本体を覆うように後方へ折り曲げられてい
る。この場合ルーフ部分は、本体とは逆の側の、走行方
向において前方に傾斜しているルーフ面を形成してい
る。
【０００４】この種の切断リンクの特徴は、駆動パワー
が小さくても切断力が大きいことである。切断リンクは
押しぬき成形されるが、深さ制限部にルーフ部分を形成
するため本体前部部分の自由端を折り曲げる点に問題が
ある。曲げ工程を正確に行っても、弾性作用は避けられ
ないので、深さ制限部の切断歯側ルーフエッジの正確な
位置調整はある程度の公差範囲内でのみ可能である。と
ころで、切断溝内で深さ制限部として作用するルーフエ
ッジとルーフブレードのカッティングエッジとの間隔は
切断作用および切断の実施のうえできわめて重要であ
る。この間隔が大きすぎると切断リンクは固着する傾向
を示し、キックバック作用の恐れがある。間隔が短すぎ
ると、切断リンクの切断力がかなり低下する。公差範囲
を厳守しなければならないのは、満足な切断力を得るこ
とと、固着を確実に防止すること、即ちキックバック作
用を確実に防止することとの妥協の産物である。
が小さくても切断力が大きいことである。切断リンクは
押しぬき成形されるが、深さ制限部にルーフ部分を形成
するため本体前部部分の自由端を折り曲げる点に問題が
ある。曲げ工程を正確に行っても、弾性作用は避けられ
ないので、深さ制限部の切断歯側ルーフエッジの正確な
位置調整はある程度の公差範囲内でのみ可能である。と
ころで、切断溝内で深さ制限部として作用するルーフエ
ッジとルーフブレードのカッティングエッジとの間隔は
切断作用および切断の実施のうえできわめて重要であ
る。この間隔が大きすぎると切断リンクは固着する傾向
を示し、キックバック作用の恐れがある。間隔が短すぎ
ると、切断リンクの切断力がかなり低下する。公差範囲
を厳守しなければならないのは、満足な切断力を得るこ
とと、固着を確実に防止すること、即ちキックバック作
用を確実に防止することとの妥協の産物である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
種の切断リンクを改良して、簡単な構成手段により深さ
制限部とルーフブレードとの間隔を狭い公差範囲内で厳
守できる切断リンクを提供することである。
種の切断リンクを改良して、簡単な構成手段により深さ
制限部とルーフブレードとの間隔を狭い公差範囲内で厳
守できる切断リンクを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、走行方向に測ったルーフ部分の長さが走行
方向に測った担持細条部の幅よりも短いこと、走行方向
に対して横方向に位置している、ルーフ部分の切断歯側
のルーフエッジと切断歯との間隔が、担持細条部の切断
歯側の隅角部と切断歯との間隔よりも大きいこと、担持
細条部の隅角部がルーフ部分のルーフエッジよりも高い
位置にあることを特徴とするものである。
決するため、走行方向に測ったルーフ部分の長さが走行
方向に測った担持細条部の幅よりも短いこと、走行方向
に対して横方向に位置している、ルーフ部分の切断歯側
のルーフエッジと切断歯との間隔が、担持細条部の切断
歯側の隅角部と切断歯との間隔よりも大きいこと、担持
細条部の隅角部がルーフ部分のルーフエッジよりも高い
位置にあることを特徴とするものである。
【０００７】本発明による構成によれば、深さ制限部と
して、走行方向において前方を走行するルーフ部分の切
断歯側ルーフエッジよりも高い位置にある、担持細条部
の切断歯側隅角部だけが当初作用する。これが意味する
ところは、当初深さ制限部の隅角部だけが木への切断歯
の係合を制限すること、即ち深さ制限部は切断溝内でわ
ずかな接触面積で接触するということである。これによ
り、本発明による切断リンクの駆動力は少なくて済む。
駆動力が不変であれば、本発明による切断リンクの切断
パワーは著しく増大する。この場合、隅角部は本体を介
して後方に折り曲げられる深さ制限部の自由端に設けら
れていないので、担持細条部とルーフブレードとの間隔
は簡潔な構成で得られ、狭い公差範囲を厳守すればよ
い。比較的堅牢な担持細条部の隅角部は加工時に弾性を
示さないので、精密な製造が可能である。本発明による
切断リンクを備えたソーチェーンはパワー大で、安定性
があり、静寂な切断を可能にする。
して、走行方向において前方を走行するルーフ部分の切
断歯側ルーフエッジよりも高い位置にある、担持細条部
の切断歯側隅角部だけが当初作用する。これが意味する
ところは、当初深さ制限部の隅角部だけが木への切断歯
の係合を制限すること、即ち深さ制限部は切断溝内でわ
ずかな接触面積で接触するということである。これによ
り、本発明による切断リンクの駆動力は少なくて済む。
駆動力が不変であれば、本発明による切断リンクの切断
パワーは著しく増大する。この場合、隅角部は本体を介
して後方に折り曲げられる深さ制限部の自由端に設けら
れていないので、担持細条部とルーフブレードとの間隔
は簡潔な構成で得られ、狭い公差範囲を厳守すればよ
い。比較的堅牢な担持細条部の隅角部は加工時に弾性を
示さないので、精密な製造が可能である。本発明による
切断リンクを備えたソーチェーンはパワー大で、安定性
があり、静寂な切断を可能にする。
【０００８】切断リンクを押しぬく際に深さ制限部のル
ーフ部分に繰り抜き部を設けると、面倒な製造手段を必
要とせずに切断リンクを大量生産品として簡単に製造で
きるので有利である。
ーフ部分に繰り抜き部を設けると、面倒な製造手段を必
要とせずに切断リンクを大量生産品として簡単に製造で
きるので有利である。
【０００９】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を添付の図
面を用いて説明する。図１ないし図４に図示した切断リ
ンク１は、パワーチェーンソーのソーチェーンの側部リ
ンクとして図示されている。切断リンク１は本体２を有
している。本体２はその足部領域に、走行方向１０に関
して前方の走行面３と、後方の走行面４とを有してい
る。走行面３と４は案内軌道５上に載置されている。案
内軌道５は案内溝の左右にガイドレールの外周に形成さ
れている。
面を用いて説明する。図１ないし図４に図示した切断リ
ンク１は、パワーチェーンソーのソーチェーンの側部リ
ンクとして図示されている。切断リンク１は本体２を有
している。本体２はその足部領域に、走行方向１０に関
して前方の走行面３と、後方の走行面４とを有してい
る。走行面３と４は案内軌道５上に載置されている。案
内軌道５は案内溝の左右にガイドレールの外周に形成さ
れている。
【００１０】本体２は、走行方向１０に関して前方のリ
ベット穴６と後方のリベット穴７とを有している。リベ
ット穴６と７には、切断リンク１を隣接しているチェー
ンリンク８（示唆的に簡略に図示した）と結合させるた
めのリベットとが挿入される。
ベット穴６と後方のリベット穴７とを有している。リベ
ット穴６と７には、切断リンク１を隣接しているチェー
ンリンク８（示唆的に簡略に図示した）と結合させるた
めのリベットとが挿入される。
【００１１】走行方向１０の後方には、本体２の直立部
分９に切断歯１１が形成されている。後方の直立部分９
は（特に図２をも参照）は、側刃１２を形成するため、
本体２の中心面１３から折り曲げられていて、その自由
端は、ルーフブレード１４を形成するため、本体２を覆
うように後方へ曲げられている。ルーフブレード１４
の、走行方向１０にて前方の稜１５はブレストエッジを
形成している。ブレストエッジとしての稜１５は、側刃
１２とともに、走行方向にて前方の切断歯のカッティン
グエッジ１６を形成している。ルーフブレードの前方の
稜１５は走行方向１０に対して横方向に有利には３０°
の角度１７で位置している。稜１５の内側の自由隅角部
は側刃１２の走行方向１０において後方に位置してい
る。図２にも図示したように、側刃１２の腹部１９は走
行方向１０に対してほぼ３°の逃げ角１８で位置してい
る。逃げ角１８は走行方向１０とは逆の方向に開いてい
る。
分９に切断歯１１が形成されている。後方の直立部分９
は（特に図２をも参照）は、側刃１２を形成するため、
本体２の中心面１３から折り曲げられていて、その自由
端は、ルーフブレード１４を形成するため、本体２を覆
うように後方へ曲げられている。ルーフブレード１４
の、走行方向１０にて前方の稜１５はブレストエッジを
形成している。ブレストエッジとしての稜１５は、側刃
１２とともに、走行方向にて前方の切断歯のカッティン
グエッジ１６を形成している。ルーフブレードの前方の
稜１５は走行方向１０に対して横方向に有利には３０°
の角度１７で位置している。稜１５の内側の自由隅角部
は側刃１２の走行方向１０において後方に位置してい
る。図２にも図示したように、側刃１２の腹部１９は走
行方向１０に対してほぼ３°の逃げ角１８で位置してい
る。逃げ角１８は走行方向１０とは逆の方向に開いてい
る。
【００１２】ルーフブレード１４は走行方向１０とは逆
の方向に有利にはほぼ７°の角度２０で降下している。
腹部１９の足部の曲げ稜２１は、リベット穴６、７の中
心軸線２４により決定される面（リベット穴６、７の中
心軸線２４を含む仮想の面）２３のほうへほぼ３°の角
度２２で位置している。カッティングエッジ１６は、図
２の平面図において、リベット穴６と７の中心軸線２４
の間に位置している。
の方向に有利にはほぼ７°の角度２０で降下している。
腹部１９の足部の曲げ稜２１は、リベット穴６、７の中
心軸線２４により決定される面（リベット穴６、７の中
心軸線２４を含む仮想の面）２３のほうへほぼ３°の角
度２２で位置している。カッティングエッジ１６は、図
２の平面図において、リベット穴６と７の中心軸線２４
の間に位置している。
【００１３】走行方向１０において切断歯１１の前方に
は深さ制限部２５が付設されている。深さ制限部２５
は、走行方向１０において前方にある本体２の前部部分
２６から形成されている。このため前部部分２６は本体
１の中心面１３から折り曲げられて担持細条部２７を形
成しており、且つ前部部分２６の自由端は本体２を覆う
ように後方へ折り曲げられてルーフ部分２８を形成して
いる。
は深さ制限部２５が付設されている。深さ制限部２５
は、走行方向１０において前方にある本体２の前部部分
２６から形成されている。このため前部部分２６は本体
１の中心面１３から折り曲げられて担持細条部２７を形
成しており、且つ前部部分２６の自由端は本体２を覆う
ように後方へ折り曲げられてルーフ部分２８を形成して
いる。
【００１４】担持細条部２７の足部の曲げ線２９は、リ
ベット穴６と７の中心軸線２４を含む仮想の面２３に対
して角度３０を成して位置している。角度３０はほぼ２
６°であるのが有利である。
ベット穴６と７の中心軸線２４を含む仮想の面２３に対
して角度３０を成して位置している。角度３０はほぼ２
６°であるのが有利である。
【００１５】ルーフ部分２８は走行方向１０において前
方へ傾斜しており、走行方向において前方へ形成される
ルーフ面３１は、リベット穴６と７の中心軸線２４を含
む仮想の面２３に対してほぼ３０°の角度３２で位置し
ている。したがってルーフ面３１は曲げ線２９よりも強
く傾斜している。
方へ傾斜しており、走行方向において前方へ形成される
ルーフ面３１は、リベット穴６と７の中心軸線２４を含
む仮想の面２３に対してほぼ３０°の角度３２で位置し
ている。したがってルーフ面３１は曲げ線２９よりも強
く傾斜している。
【００１６】図２の平面図からわかるように、走行方向
１０において測ったルーフ部分２８の長さＬは、走行方
向１０において測った担持細条部２７の幅Ｂよりも短
い。ルーフ部分３１は本体２の中心面１３に対してほぼ
直角に位置しており、その切断歯１１側のルーフエッジ
３３は、少なくともルーフ部分２８との結合領域におい
て幅広に形成されている担持細条部２７の切断歯１１側
の隅角部４３よりも大きな間隔Ｕで位置している。さら
に図１からわかるように、隅角部４３はリベット穴６と
７の中心軸線２４を含む仮想の面２３に関し、ブレスト
エッジを形成しているルーフブレード１４の稜１５の下
方に所定の間隔ａで位置している。さらに隅角部４３
は、前記仮想の面２３に関して深さ制限部２５のルーフ
部分２８のルーフエッジ３３よりも間隔ｂだけ高い位置
にある。隅角部４３とルーフエッジ３３との間隔ｂは隅
角部４３とルーフブレード１４の稜１５との間隔ａとほ
ぼ同じ大きさであるのが有利である。隅角部４３は平面
図で見て前部リベット穴６の中心軸線２４を越えてカッ
ティングエッジ１６の方向へ突出している。
１０において測ったルーフ部分２８の長さＬは、走行方
向１０において測った担持細条部２７の幅Ｂよりも短
い。ルーフ部分３１は本体２の中心面１３に対してほぼ
直角に位置しており、その切断歯１１側のルーフエッジ
３３は、少なくともルーフ部分２８との結合領域におい
て幅広に形成されている担持細条部２７の切断歯１１側
の隅角部４３よりも大きな間隔Ｕで位置している。さら
に図１からわかるように、隅角部４３はリベット穴６と
７の中心軸線２４を含む仮想の面２３に関し、ブレスト
エッジを形成しているルーフブレード１４の稜１５の下
方に所定の間隔ａで位置している。さらに隅角部４３
は、前記仮想の面２３に関して深さ制限部２５のルーフ
部分２８のルーフエッジ３３よりも間隔ｂだけ高い位置
にある。隅角部４３とルーフエッジ３３との間隔ｂは隅
角部４３とルーフブレード１４の稜１５との間隔ａとほ
ぼ同じ大きさであるのが有利である。隅角部４３は平面
図で見て前部リベット穴６の中心軸線２４を越えてカッ
ティングエッジ１６の方向へ突出している。
【００１７】隅角部４３は、リベット穴６と７の中心軸
線２４を含む仮想の面２３にほぼ平行に位置する面４４
として形成されているのが有利である。これにより隅角
面４４の平面は本体２の中心面１３に対して直角に位置
することになる。
線２４を含む仮想の面２３にほぼ平行に位置する面４４
として形成されているのが有利である。これにより隅角
面４４の平面は本体２の中心面１３に対して直角に位置
することになる。
【００１８】図２ないし図４からわかるように、担持細
条部２７は本体２の中心面１３から所定の量ｚだけ外側
へ平行にずれて延びている。担持細条部２７はその外面
３４を平坦に形成されており、走行方向１０に開いた、
有利にはほぼ３°の角度３５で上昇している。深さ制限
部２５の内側輪郭はその内面を丸く形成されている。
条部２７は本体２の中心面１３から所定の量ｚだけ外側
へ平行にずれて延びている。担持細条部２７はその外面
３４を平坦に形成されており、走行方向１０に開いた、
有利にはほぼ３°の角度３５で上昇している。深さ制限
部２５の内側輪郭はその内面を丸く形成されている。
【００１９】さらに図２からわかるように、深さ制限部
２５は基本的に切断歯１１よりも幅狭に設けられてお
り、その結果走行方向１０に延びている、ルーフ部分２
８および担持細条部２７の縦エッジは、走行方向１０に
延びている切断歯１１の縦エッジに対して側方に間隔を
持って位置している。
２５は基本的に切断歯１１よりも幅狭に設けられてお
り、その結果走行方向１０に延びている、ルーフ部分２
８および担持細条部２７の縦エッジは、走行方向１０に
延びている切断歯１１の縦エッジに対して側方に間隔を
持って位置している。
【００２０】走行方向１０に延びている担持細条部２７
の前部エッジ４６は、切断歯１１とは逆の側において、
走行方向１０に対して横方向に延びているルーフ部分２
８のルーフエッジ３６に対して量ｙだけ前方に位置して
いる。したがって走行方向１０に対して横方向に延びて
いるルーフエッジ３３と３６は深さ制限部２５の担持細
条部２７のそれぞれの隅角部４３と４６に対して間隔を
持って位置している。
の前部エッジ４６は、切断歯１１とは逆の側において、
走行方向１０に対して横方向に延びているルーフ部分２
８のルーフエッジ３６に対して量ｙだけ前方に位置して
いる。したがって走行方向１０に対して横方向に延びて
いるルーフエッジ３３と３６は深さ制限部２５の担持細
条部２７のそれぞれの隅角部４３と４６に対して間隔を
持って位置している。
【００２１】走行方向１０において前方にある繰り抜き
部４５により形成される深さ制限部２５の自由空間が切
断リンクと結合リンク８との支障のない相対運動を得る
ために設けられているのに対し、切断歯１１に付設され
ている繰り抜き部３８により深さ制限部２５の特定の作
用が得られる。深さ制限部２５は切り口底部での切断の
際まず隅角部４３または隅角面４４だけで支持され、ル
ーフ部分２８が切り口に接触することはない。これによ
り、本発明による切断リンクの切断抵抗は小さい。送り
駆動力を小さく設計でき、同じ原動機のパワーで切断効
率を向上させることができる。正常な機能に必要な、ル
ーフブレード１４の稜１５に対する間隔ａは、小さな公
差範囲で隅角部４３を形成することにより保証されてお
り、これにより本発明による切断リンクを備えたチェー
ンソーは安定した静寂な切断を可能にする。
部４５により形成される深さ制限部２５の自由空間が切
断リンクと結合リンク８との支障のない相対運動を得る
ために設けられているのに対し、切断歯１１に付設され
ている繰り抜き部３８により深さ制限部２５の特定の作
用が得られる。深さ制限部２５は切り口底部での切断の
際まず隅角部４３または隅角面４４だけで支持され、ル
ーフ部分２８が切り口に接触することはない。これによ
り、本発明による切断リンクの切断抵抗は小さい。送り
駆動力を小さく設計でき、同じ原動機のパワーで切断効
率を向上させることができる。正常な機能に必要な、ル
ーフブレード１４の稜１５に対する間隔ａは、小さな公
差範囲で隅角部４３を形成することにより保証されてお
り、これにより本発明による切断リンクを備えたチェー
ンソーは安定した静寂な切断を可能にする。
【図１】本発明による切断リンクの拡大側面図である。
【図２】図１の切断リンクの平面図である。
【図３】図１の線ＩＩＩ−ＩＩＩによる断面図である。
【図４】図１の線ＩＶ−ＩＶによる断面図である。
１ 切断リンク ２ 本体 ６，７
リベット穴 ８チェーンリンク １０
切断リンクの走向方向 １１ 切断歯
１４ ルーフブレード ２５ 深さ制限部
２７担持細条部 ２８ ルーフ部分
３３ ルーフエッジ
リベット穴 ８チェーンリンク １０
切断リンクの走向方向 １１ 切断歯
１４ ルーフブレード ２５ 深さ制限部
２７担持細条部 ２８ ルーフ部分
３３ ルーフエッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−207004（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−183301（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B27B 33/14
Claims (14)
- 【請求項１】パワーチェーンソーのソーチェーン用切断
リンクであって、切断リンク（１）とこれに隣接してい
るチェーンリンク（８）とを結合させるためのリベット
穴（６，７）を備えた本体（２）と、本体（２）に形成
され、切断リンク（１）の走行方向（１０）において後
方の本体部分（９）に形成された切断歯（１１）と、走
行方向（１０）において切断歯（１１）の前方を走行
し、走行方向（１０）において前方の本体前部部分（２
６）に形成された深さ制限部（２５）とを有し、前記前
部部分（２６）が、担持細条部（２７）を形成するため
本体（２）の中心面（１３）から折り曲げられ、且つそ
の自由端が、ルーフ部分（２８）を形成するため本体
（２）を覆うように後方へ折り曲げられて、本体（２）
とは逆の側の、走行方向（１０）において前方に傾斜し
たルーフ面（３１）を形成している前記切断リンクにお
いて、 走行方向（１０）に測ったルーフ部分（２８）の長さ
（Ｌ）が走行方向（１０）に測った担持細条部（２７）
の幅（Ｂ）よりも短いこと、 走行方向（１０）に対して横方向に位置している、ルー
フ部分（２８）の切断歯（１１）側のルーフエッジ（３
３）と切断歯（１１）との間隔（ｕ）が、担持細条部
（２７）の切断歯（１１）側の隅角部（４３）と切断歯
（１１）との間隔（ｖ）よりも大きいこと、 担持細条部（２７）の隅角部（４３）がルーフ部分（２
８）のルーフエッジ（３３）よりも高い位置にあるこ
と、 を特徴とする切断リンク。 - 【請求項２】隅角部（４３）が面取りされていることを
特徴とする、請求項１に記載の切断リンク。 - 【請求項３】隅角面（４４）が、リベット穴（６，７）
の個々の中心軸線（２４）を含んでいる仮想の面（２
３）に平行な面内にあることを特徴とする、請求項２に
記載の切断リンク。 - 【請求項４】隅角面（４４）の平面が本体（２）の中心
面（１３）に対して直角に位置していることを特徴とす
る、請求項３に記載の切断リンク。 - 【請求項５】隅角部（４３）が、切断歯（１１）のルー
フブレード（１４）の、走行方向（１０）にて前方の稜
（１５）に対し、リベット穴（６，７）の個々の中心軸
線（２４）を含んでいる仮想の面（２３）に対して垂直
な方向に見て間隔（ａ）を持って位置していることを特
徴とする、請求項１から４までのいずれか一つに記載の
切断リンク。 - 【請求項６】隅角部（４３）とルーフ部分（２８）のル
ーフエッジ（３３）とが、リベット穴（６，７）の個々
の中心軸線（２４）を含んでいる仮想の面（２３）に対
して垂直な方向に見て間隔（ｂ）を持って位置し、この
間隔（ｂ）が隅角部（４３）と切断歯（１１）のルーフ
ブレード（１４）の前記稜（１５）との間隔（ａ）にほ
ぼ対応していることを特徴とする、請求項５に記載の切
断リンク。 - 【請求項７】隅角部（４３）が、平面図で見て、前部リ
ベット穴（６）の中心軸線（２４）を越えて切断歯（１
１）の方向へ突出していることを特徴とする、請求項１
から６までのいずれか一つに記載の切断リンク。 - 【請求項８】担持細条部（２７）が、本体（２）の中心
面（１３）から所定の量（ｚ）だけずれて該中心面（１
３）に対しほぼ平行に延びていることを特徴とする、請
求項１から７までのいずれか一つに記載の切断リンク。 - 【請求項９】担持細条部（２７）が、走行方向（１０）
に開いた側部の逃げ角（３５）を持つように指向してい
ることを特徴とする、請求項１から８までのいずれか一
つに記載の切断リンク。 - 【請求項１０】本体（２）に対する担持細条部（２７）
の曲げ線（２９）が、リベット穴（６，７）の個々の中
心軸線（２４）を含んでいる仮想の面（２３）に対して
ほぼ２６°の角度（３０）で位置していることを特徴と
する、請求項１から９までのいずれか一つに記載の切断
リンク。 - 【請求項１１】ルーフ部分（２８）が本体（２）の中心
面（１３）に対してほぼ直角に位置していることを特徴
とする、請求項１から１０までのいずれか一つに記載の
切断リンク。 - 【請求項１２】本体（２）の製造の際にルーフ部分（２
８）を担持細条部（２７）に対して相対的に短くするこ
とを特徴とする、請求項１から１１までのいずれか一つ
に記載の切断リンク。 - 【請求項１３】ルーフ部分（２８）が、リベット穴
（６，７）の個々の中心軸線（２４）を含んでいる仮想
の面（２３）に対してほぼ３０°の角度（３２）で走行
方向（１０）に傾斜して位置していることを特徴とす
る、請求項１から１２までのいずれか一つに記載の切断
リンク。 - 【請求項１４】深さ制限部（２５）の内側輪郭が丸く形
成されていることを特徴とする、請求項１から１３まで
のいずれか一つに記載の切断リンク。
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