JP2972875B1 - 超音速ジェット用騒音軽減装置 - Google Patents
超音速ジェット用騒音軽減装置Info
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- 238000002347 injection Methods 0.000 description 8
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
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- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
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- 230000001743 silencing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/44—Nozzles having means, e.g. a shield, reducing sound radiation in a specified direction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
- F05D2220/00—Application
- F05D2220/30—Application in turbines
- F05D2220/34—Application in turbines in ram-air turbines ("RATS")
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
- F05D2260/00—Function
- F05D2260/96—Preventing, counteracting or reducing vibration or noise
- F05D2260/962—Preventing, counteracting or reducing vibration or noise by means of "anti-noise"
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Special Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 超音速ジェットを発生する装置から放射され
るスクリーチトーンを効果的に抑制するようにキャビテ
ィトーン発生器を設置した超音速ジェット用騒音軽減装
置を提供する。 【解決手段】 超音速ジェットを噴射するためのノズル
１の内部の出口近傍にキャビティトーン発生器２を設置
して、ノズル１およびキャビティトーン発生器２の断面
形状を共に矩形とし、ノズル１から超音速ジェットを噴
射する際のスクリーチトーンを抑制するようにした。
るスクリーチトーンを効果的に抑制するようにキャビテ
ィトーン発生器を設置した超音速ジェット用騒音軽減装
置を提供する。 【解決手段】 超音速ジェットを噴射するためのノズル
１の内部の出口近傍にキャビティトーン発生器２を設置
して、ノズル１およびキャビティトーン発生器２の断面
形状を共に矩形とし、ノズル１から超音速ジェットを噴
射する際のスクリーチトーンを抑制するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビティトーン
発生器を用いて超音速ジェットの騒音を軽減するように
した、超音速ジェット用騒音軽減装置に関するものであ
る。
発生器を用いて超音速ジェットの騒音を軽減するように
した、超音速ジェット用騒音軽減装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】超音速ジェット機では、推進力として用
いる超音速ジェットをジェットエンジンにより発生する
ようにしているため、ジェットエンジンに消音機構を設
けない場合には、超音速ジェットの噴射時にジェットエ
ンジンのノズルからスクリーチトーンと呼ばれる強力な
音が発生するおそれがある。このスクリーチトーンは、
空港周辺における騒音レベルの上昇を招くばかりでな
く、機体が強力なスクリーチトーンに被爆した場合に
は、機体の機械的強度の劣化を招くおそれがある。最近
ようやく超音速ジェットの騒音軽減のための研究が行わ
れるようになり、例えばジェットエンジンのノズルの内
部の出口にタブ（小突起物）を設置することによりスク
リーチトーンを抑制する効果があることが知られるよう
になった。
いる超音速ジェットをジェットエンジンにより発生する
ようにしているため、ジェットエンジンに消音機構を設
けない場合には、超音速ジェットの噴射時にジェットエ
ンジンのノズルからスクリーチトーンと呼ばれる強力な
音が発生するおそれがある。このスクリーチトーンは、
空港周辺における騒音レベルの上昇を招くばかりでな
く、機体が強力なスクリーチトーンに被爆した場合に
は、機体の機械的強度の劣化を招くおそれがある。最近
ようやく超音速ジェットの騒音軽減のための研究が行わ
れるようになり、例えばジェットエンジンのノズルの内
部の出口にタブ（小突起物）を設置することによりスク
リーチトーンを抑制する効果があることが知られるよう
になった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のタブを
使用した超音速ジェット用騒音軽減装置では、単に、ノ
ズル出口に設けたタブによって超音速ジェットの流れを
整形することによりスクリーチトーンを抑制しているた
め、十分な騒音低減効果が得られない。そこで、本願発
明者は、この従来技術とは全く異なった原理によってス
クリーチトーンの発生を抑制する装置を構成することを
考えた。
使用した超音速ジェット用騒音軽減装置では、単に、ノ
ズル出口に設けたタブによって超音速ジェットの流れを
整形することによりスクリーチトーンを抑制しているた
め、十分な騒音低減効果が得られない。そこで、本願発
明者は、この従来技術とは全く異なった原理によってス
クリーチトーンの発生を抑制する装置を構成することを
考えた。
【０００４】本発明は、キャビティトーン発生器から発
生するキャビティトーンと超音速ジェットから放射され
るスクリーチトーンとを干渉させることにより、スクリ
ーチトーンの発生を効果的に抑制することを目的とす
る。
生するキャビティトーンと超音速ジェットから放射され
るスクリーチトーンとを干渉させることにより、スクリ
ーチトーンの発生を効果的に抑制することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的のため、請求項
１に記載の第１発明は、超音速ジェットを噴射するため
のノズルの内部の出口近傍にキャビティトーン発生器を
設置し、該ノズルから超音速ジェットを噴射する際のス
クリーチトーンを抑制するようにしたことを特徴とす
る。
１に記載の第１発明は、超音速ジェットを噴射するため
のノズルの内部の出口近傍にキャビティトーン発生器を
設置し、該ノズルから超音速ジェットを噴射する際のス
クリーチトーンを抑制するようにしたことを特徴とす
る。
【０００６】請求項２に記載の第２発明は、請求項１記
載の超音速ジェット用騒音軽減装置におけるノズルおよ
びキャビティトーン発生器の断面形状を同一形状とする
ことを特徴とする。
載の超音速ジェット用騒音軽減装置におけるノズルおよ
びキャビティトーン発生器の断面形状を同一形状とする
ことを特徴とする。
【０００７】請求項３に記載の第３発明は、請求項２記
載の超音速ジェット用騒音軽減装置におけるノズルおよ
びキャビティトーン発生器の断面形状を矩形とすること
を特徴とする。
載の超音速ジェット用騒音軽減装置におけるノズルおよ
びキャビティトーン発生器の断面形状を矩形とすること
を特徴とする。
【０００８】第１発明においては、超音速ジェットを噴
射するためのノズルの内部の出口近傍にキャビティトー
ン発生器を設置して、ノズルから噴射される超音速ジェ
ットがノズルの出口近傍に設置したキャビティトーン発
生器を通過するようにしたから、キャビティトーン発生
器から発生するキャビティトーンがスクリーチトーンと
干渉することになり、スクリーチトーンの発生が抑制さ
れることになる。すなわち、後述する各種測定結果の比
較からも明らかなように、超音速領域の全域においてキ
ャビティトーンの音圧レベルを消音機構を設けない場合
のスクリーチトーンの音圧レベルよりも低くすることが
できる。したがって、超音速ジェットを発生する装置か
ら放射されるスクリーチトーンを効果的に抑制すること
ができるので、所望の減音効果が得られる。
射するためのノズルの内部の出口近傍にキャビティトー
ン発生器を設置して、ノズルから噴射される超音速ジェ
ットがノズルの出口近傍に設置したキャビティトーン発
生器を通過するようにしたから、キャビティトーン発生
器から発生するキャビティトーンがスクリーチトーンと
干渉することになり、スクリーチトーンの発生が抑制さ
れることになる。すなわち、後述する各種測定結果の比
較からも明らかなように、超音速領域の全域においてキ
ャビティトーンの音圧レベルを消音機構を設けない場合
のスクリーチトーンの音圧レベルよりも低くすることが
できる。したがって、超音速ジェットを発生する装置か
ら放射されるスクリーチトーンを効果的に抑制すること
ができるので、所望の減音効果が得られる。
【０００９】第２発明においては、前記ノズルおよびキ
ャビティトーン発生器の断面形状を同一形状としたか
ら、上記所望の減音効果が達成されたことを簡単に確認
することができる。
ャビティトーン発生器の断面形状を同一形状としたか
ら、上記所望の減音効果が達成されたことを簡単に確認
することができる。
【００１０】第３発明においては、前記ノズルおよびキ
ャビティトーン発生器の断面形状を矩形としたから、上
記所望の減音効果が達成されたことを簡単に確認するこ
とができる。
ャビティトーン発生器の断面形状を矩形としたから、上
記所望の減音効果が達成されたことを簡単に確認するこ
とができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図１（ａ）は本発明の第１実
施形態の超音速ジェット用騒音軽減装置の構成を示す概
略断面図であり、図１（ｂ）は図１（ａ）の矢視Ａ図で
ある。本実施形態においては、図１（ａ）に示すよう
に、超音速ジェットを噴射するための超音速ノズル（以
下、単にノズルという）１の内部の出口近傍の部位にキ
ャビティトーン発生器２を設置している。
に基づき詳細に説明する。図１（ａ）は本発明の第１実
施形態の超音速ジェット用騒音軽減装置の構成を示す概
略断面図であり、図１（ｂ）は図１（ａ）の矢視Ａ図で
ある。本実施形態においては、図１（ａ）に示すよう
に、超音速ジェットを噴射するための超音速ノズル（以
下、単にノズルという）１の内部の出口近傍の部位にキ
ャビティトーン発生器２を設置している。
【００１２】上記ノズル１およびキャビティトーン発生
器２の断面形状は、同一形状とするのが減音効果を確認
する上で有利であるので、本実施形態では図１（ｂ）に
示すように、ノズル１およびキャビティトーン発生器２
の断面形状を共に矩形とするとともに、ノズル１の開口
部１ａおよびキャビティトーン発生器２の開口部２ａ断
面形状を共に矩形としている。この場合、例えば、ノズ
ル１の開口部１ａおよびキャビティトーン発生器の開口
部２ａを縦２ｍｍ×横２０ｍｍとし、キャビティトーン
発生器２の深さ（図１（ａ）の上下方向寸法）を６ｍｍ
とし、奥行き寸法（図１（ａ）の左右方向寸法）を１２
ｍｍとする。
器２の断面形状は、同一形状とするのが減音効果を確認
する上で有利であるので、本実施形態では図１（ｂ）に
示すように、ノズル１およびキャビティトーン発生器２
の断面形状を共に矩形とするとともに、ノズル１の開口
部１ａおよびキャビティトーン発生器２の開口部２ａ断
面形状を共に矩形としている。この場合、例えば、ノズ
ル１の開口部１ａおよびキャビティトーン発生器の開口
部２ａを縦２ｍｍ×横２０ｍｍとし、キャビティトーン
発生器２の深さ（図１（ａ）の上下方向寸法）を６ｍｍ
とし、奥行き寸法（図１（ａ）の左右方向寸法）を１２
ｍｍとする。
【００１３】次に、第１実施形態の超音速ジェット用騒
音軽減装置の作用を、ノズル内部にキャビティトーン発
生器を設置しない場合およびノズル外部にキャビティト
ーン発生器を設置した場合と比較しながら説明する。
音軽減装置の作用を、ノズル内部にキャビティトーン発
生器を設置しない場合およびノズル外部にキャビティト
ーン発生器を設置した場合と比較しながら説明する。
【００１４】図２（ａ）〜（ｃ）はキャビティトーンＣ
およびスクリーチトーンＳの周波数とジェットの噴射圧
力比Ｒとの関係を示す特性図である。図２（ａ）は、ノ
ズル内部にキャビティトーン発生器を設置していない矩
形ノズルから超音速フリージェットを噴射したときに測
定したスクリーチトーンＳの周波数ｆとジェットの噴射
圧力比Ｒ（＝貯気槽圧／大気圧）との関係を示してい
る。また、図２（ｂ）は、矩形ノズルの外部にキャビテ
ィトーン発生器を設置したときに測定したキャビティト
ーンＣの周波数ｆとジェットの噴射圧力比Ｒとの関係を
示している。この場合、キャビティトーンＣのみが発生
している。
およびスクリーチトーンＳの周波数とジェットの噴射圧
力比Ｒとの関係を示す特性図である。図２（ａ）は、ノ
ズル内部にキャビティトーン発生器を設置していない矩
形ノズルから超音速フリージェットを噴射したときに測
定したスクリーチトーンＳの周波数ｆとジェットの噴射
圧力比Ｒ（＝貯気槽圧／大気圧）との関係を示してい
る。また、図２（ｂ）は、矩形ノズルの外部にキャビテ
ィトーン発生器を設置したときに測定したキャビティト
ーンＣの周波数ｆとジェットの噴射圧力比Ｒとの関係を
示している。この場合、キャビティトーンＣのみが発生
している。
【００１５】一方、図２（ｃ）は、本実施形態のように
ノズル内部の出口近傍の部位にキャビティトーン発生器
２を設置した場合に測定したキャビティトーンＣおよび
スクリーチトーンＳの周波数とジェットの噴射圧力比Ｒ
との関係を示している。なお、上記各図中、黒丸印は強
いスクリーチトーンとキャビティトーンの場合を示し、
白丸印は弱いスクリーチトーンとキャビティトーンの場
合を示している。
ノズル内部の出口近傍の部位にキャビティトーン発生器
２を設置した場合に測定したキャビティトーンＣおよび
スクリーチトーンＳの周波数とジェットの噴射圧力比Ｒ
との関係を示している。なお、上記各図中、黒丸印は強
いスクリーチトーンとキャビティトーンの場合を示し、
白丸印は弱いスクリーチトーンとキャビティトーンの場
合を示している。
【００１６】図３（ａ）および（ｂ）はそれぞれ、図２
（ｂ），（ｃ）に対応するキャビティトーンＣおよびス
クリーチトーンＳの音圧レベル（ＳＰＬ値）を示す特性
図であり、図中、音圧レベルを白丸印、白四角印、白三
角印で示している。なお、図中の＋印は、キャビティト
ーン発生器が無い超音速フリージェットから放射される
スクリーチトーンのＳＰＬ値を比較のために示したもの
である。
（ｂ），（ｃ）に対応するキャビティトーンＣおよびス
クリーチトーンＳの音圧レベル（ＳＰＬ値）を示す特性
図であり、図中、音圧レベルを白丸印、白四角印、白三
角印で示している。なお、図中の＋印は、キャビティト
ーン発生器が無い超音速フリージェットから放射される
スクリーチトーンのＳＰＬ値を比較のために示したもの
である。
【００１７】これら図３（ａ），（ｂ）から明らかなよ
うに、矩形ノズルの外部にキャビティトーン発生器を設
置した場合には、Ｒ＜５の領域でキャビティトーンのＳ
ＰＬ値が超音速フリージェット噴射時のスクリーチトー
ンのＳＰＬ値よりも高い値を示している。それに対し、
本実施形態のように矩形ノズルの内部にキャビティトー
ン発生器を設置した場合には、超音速領域の全域におい
て噴射圧力比Ｒの大小に拘わらず、キャビティトーンの
ＳＰＬ値が超音速フリージェットの噴射時のスクリーチ
トーンのＳＰＬ値よりも低くなっている。特に、Ｒ＞４
の領域では、スクリーチトーンのＳＰＬ値よりも２０
（ｄＢ）以上も低い値を示しており、顕著な消音効果が
認められた。
うに、矩形ノズルの外部にキャビティトーン発生器を設
置した場合には、Ｒ＜５の領域でキャビティトーンのＳ
ＰＬ値が超音速フリージェット噴射時のスクリーチトー
ンのＳＰＬ値よりも高い値を示している。それに対し、
本実施形態のように矩形ノズルの内部にキャビティトー
ン発生器を設置した場合には、超音速領域の全域におい
て噴射圧力比Ｒの大小に拘わらず、キャビティトーンの
ＳＰＬ値が超音速フリージェットの噴射時のスクリーチ
トーンのＳＰＬ値よりも低くなっている。特に、Ｒ＞４
の領域では、スクリーチトーンのＳＰＬ値よりも２０
（ｄＢ）以上も低い値を示しており、顕著な消音効果が
認められた。
【００１８】図４（ａ）および（ｂ）はそれぞれ、図２
（ｂ），（ｃ）に対応する全周波数域に亘る音圧レベル
（ＯＡＳＰＬ値）の測定結果を示す特性図であり、図
中、キャビティトーン発生器を設置した場合のＯＡＳＰ
Ｌ値を白丸印で示している。なお、図中の＋印は、キャ
ビティトーン発生器が無い超音速フリージェットから放
射される高レベルの音のＯＡＳＰＬ値を比較のために示
したものである。
（ｂ），（ｃ）に対応する全周波数域に亘る音圧レベル
（ＯＡＳＰＬ値）の測定結果を示す特性図であり、図
中、キャビティトーン発生器を設置した場合のＯＡＳＰ
Ｌ値を白丸印で示している。なお、図中の＋印は、キャ
ビティトーン発生器が無い超音速フリージェットから放
射される高レベルの音のＯＡＳＰＬ値を比較のために示
したものである。
【００１９】これら図４（ａ），（ｂ）から明らかなよ
うに、超音速フリージェットの噴射時の高レベルの音の
ＯＡＳＰＬ値と、キャビティトーン発生器を設置した場
合のＯＡＳＰＬ値との差は上記図３（ａ），（ｂ）のＳ
ＰＬ値の場合の差よりも小さくなっているが、ＯＡＳＰ
Ｌ値の変化の様子は上記ＳＰＬ値の場合と同一傾向を示
しており、ＯＡＳＰＬ値についても本実施形態のように
矩形ノズルの内部にキャビティトーン発生器を設置した
場合に最も良好な消音特性が得られた。
うに、超音速フリージェットの噴射時の高レベルの音の
ＯＡＳＰＬ値と、キャビティトーン発生器を設置した場
合のＯＡＳＰＬ値との差は上記図３（ａ），（ｂ）のＳ
ＰＬ値の場合の差よりも小さくなっているが、ＯＡＳＰ
Ｌ値の変化の様子は上記ＳＰＬ値の場合と同一傾向を示
しており、ＯＡＳＰＬ値についても本実施形態のように
矩形ノズルの内部にキャビティトーン発生器を設置した
場合に最も良好な消音特性が得られた。
【００２０】このように、本実施形態の超音速ジェット
用騒音軽減装置は、比較的簡単な構造を有しているにも
拘わらず、例えば超音速ジェット機のジェットエンジン
に適用することにより、超音速ジェットの噴射時にジェ
ットエンジンのノズルから放射される強力なスクリーチ
トーンを効果的に抑制することができる。
用騒音軽減装置は、比較的簡単な構造を有しているにも
拘わらず、例えば超音速ジェット機のジェットエンジン
に適用することにより、超音速ジェットの噴射時にジェ
ットエンジンのノズルから放射される強力なスクリーチ
トーンを効果的に抑制することができる。
【００２１】また、本実施形態の超音速ジェット用騒音
軽減装置を現在研究開発中の次世代超音速ジェット機の
推進力として用いられる超音速ジェットエンジンに適用
すれば、この超音速ジェットエンジンから放射される極
めて強力なスクリーチトーンを軽減することができるの
で、次世代超音速ジェット機による空港周辺における騒
音レベルの上昇を効果的に防止するとともに、上記スク
リーチトーンの被爆による機体の機械的強度の劣化を防
止することができる。
軽減装置を現在研究開発中の次世代超音速ジェット機の
推進力として用いられる超音速ジェットエンジンに適用
すれば、この超音速ジェットエンジンから放射される極
めて強力なスクリーチトーンを軽減することができるの
で、次世代超音速ジェット機による空港周辺における騒
音レベルの上昇を効果的に防止するとともに、上記スク
リーチトーンの被爆による機体の機械的強度の劣化を防
止することができる。
【００２２】なお、上記実施形態においては、本発明の
超音速ジェット用騒音軽減装置を超音速ジェット機に適
用した場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、航空宇宙工学、流力音響学（流体力学、音響
学）等の分野において超音速ジェットを用いる各種機器
に適用することが可能である。その場合、超音速ジェッ
トを用いる各種機器の超音速ノズルに上記超音速ジェッ
ト用騒音軽減装置を適用すればよい。
超音速ジェット用騒音軽減装置を超音速ジェット機に適
用した場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、航空宇宙工学、流力音響学（流体力学、音響
学）等の分野において超音速ジェットを用いる各種機器
に適用することが可能である。その場合、超音速ジェッ
トを用いる各種機器の超音速ノズルに上記超音速ジェッ
ト用騒音軽減装置を適用すればよい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音速ジェ
ット用騒音軽減装置によれば、ノズル外部にキャビティ
トーン発生器を設置する従来例とは異なる原理によっ
て、超音速を発生する装置から放射されるスクリーチト
ーンを効果的に抑制することができる。
ット用騒音軽減装置によれば、ノズル外部にキャビティ
トーン発生器を設置する従来例とは異なる原理によっ
て、超音速を発生する装置から放射されるスクリーチト
ーンを効果的に抑制することができる。
【図１】（ａ）は本発明の第１実施形態の超音速ジェッ
ト用騒音軽減装置の構成を示す概略断面図であり、
（ｂ）は（ａ）の矢視Ａ図である。
ト用騒音軽減装置の構成を示す概略断面図であり、
（ｂ）は（ａ）の矢視Ａ図である。
【図２】（ａ）はキャビティトーン発生器を設置してい
ないノズルから超音速フリージェットを噴射したときの
スクリーチトーンの周波数とジェットの噴射圧力比との
関係を示す特性図であり、（ｂ）はノズルの外部にキャ
ビティトーン発生器を設置したときのキャビティトーン
の周波数とジェットの噴射圧力比との関係を示す特性図
であり、（ｃ）はノズル内部の出口近傍にキャビティト
ーン発生器を設置した本実施形態におけるキャビティト
ーンおよびスクリーチトーンの周波数とジェットの噴射
圧力比との関係を示す特性図である。
ないノズルから超音速フリージェットを噴射したときの
スクリーチトーンの周波数とジェットの噴射圧力比との
関係を示す特性図であり、（ｂ）はノズルの外部にキャ
ビティトーン発生器を設置したときのキャビティトーン
の周波数とジェットの噴射圧力比との関係を示す特性図
であり、（ｃ）はノズル内部の出口近傍にキャビティト
ーン発生器を設置した本実施形態におけるキャビティト
ーンおよびスクリーチトーンの周波数とジェットの噴射
圧力比との関係を示す特性図である。
【図３】（ａ），（ｂ）はそれぞれ、図２（ｂ）および
（ｃ）に対応するキャビティトーンおよびスクリーチト
ーンの音圧レベル（ＳＰＬ値）を示す特性図である。
（ｃ）に対応するキャビティトーンおよびスクリーチト
ーンの音圧レベル（ＳＰＬ値）を示す特性図である。
【図４】（ａ），（ｂ）はそれぞれ、図２（ｂ）および
（ｃ）に対応する全周波数域に亘る音圧レベル（ＯＡＳ
ＰＬ値）の測定結果を示す特性図である。
（ｃ）に対応する全周波数域に亘る音圧レベル（ＯＡＳ
ＰＬ値）の測定結果を示す特性図である。
１ 超音速ノズル（ノズル） １ａ 開口部 ２ キャビティトーン発生器 ２ａ 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F02K 1/40 F02K 1/78 F02K 1/34
Claims (3)
- 【請求項１】 超音速ジェットを噴射するためのノズル
の内部の出口近傍にキャビティトーン発生器を設置し、
該ノズルから超音速ジェットを噴射する際のスクリーチ
トーンを抑制するようにしたことを特徴とする超音速ジ
ェット用騒音軽減装置。 - 【請求項２】 前記ノズルおよびキャビティトーン発生
器の断面形状を同一形状とすることを特徴とする請求項
１記載の超音速ジェット用騒音軽減装置。 - 【請求項３】 前記ノズルおよびキャビティトーン発生
器の断面形状を矩形とすることを特徴とする請求項２記
載の超音速ジェット用騒音軽減装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10171241A JP2972875B1 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 超音速ジェット用騒音軽減装置 |
| US09/334,259 US6318072B1 (en) | 1998-06-18 | 1999-06-16 | Apparatus for reducing noise produced by supersonic jet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10171241A JP2972875B1 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 超音速ジェット用騒音軽減装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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