JP2972233B2 - エチレンオキシドの製造方法 - Google Patents

エチレンオキシドの製造方法

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JP2972233B2 JP1224311A JP22431189A JP2972233B2 JP 2972233 B2 JP2972233 B2 JP 2972233B2 JP 1224311 A JP1224311 A JP 1224311A JP 22431189 A JP22431189 A JP 22431189A JP 2972233 B2 JP2972233 B2 JP 2972233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレンオキシドの製造に関する。
我々のヨーロッパ特許第3642号では、オレフィンと酸
素を元素状銀含有触媒と塩素含有反応調節剤との存在下
で接触させることから成り、触媒の性能がガス中に塩素
含有反応調節剤と同時に存在する硝酸塩もしくは亜硫酸
塩形成物質と触媒を接触させることにより改良されるエ
チレンオキシドの製造方法を開示する。
今回、この種の方法において、塩素含有反応調節剤と
硝酸塩もしくは亜硫酸塩形成物質との両方が存在するな
らば、ガス相が35容量%より多いエチレンを含む場合
に、その他の点では匹敵する条件下で同じ選択度におい
て(すなわち消費エチレン100モルにつき同じ生成エチ
レンオキシドモル数において)より多くのエチレンオキ
シドが製造されることが発見された。
本発明は、エチレンと酸素とを含むガス流を銀含有触
媒の存在下で、塩素含有反応調節剤(modifier)及びNO
2、N2O4、NO及びN2O3からなる群から選択された窒素酸
化物と接触させ、その際銀含有触媒は、さらに亜硫酸塩
又は硝酸塩を生成するように反応可能なカチオン成分を
含み、またガス流は43〜92容量%の、好ましくは43容量
%より多く85容量%まで、さらに好ましくは43〜60容量
%のエチレンを含むことから成るエチレンオキシドの製
造方法に関する。
ガス流は好ましくは窒素酸化物0.5〜200容量ppmを含
む。この窒素酸化物は、プロセス条件下で、前記窒素酸
化物に転化させられる物質として供給することができ
る。
酸化時に窒素酸化物を形成しうる有機化合物は例えば
亜硝酸メチルのような亜硝酸エステル、例えばN−ニト
ロソ化合物、ニトロソブタンのようなニトロソ化合物、
例えばニトロプロパンのような、特に炭素数1〜4のニ
トロパラフィンである有機ニトロ化合物、特にニトロベ
ンゼンのようなニトロ芳香族化合物、ジニトロ化合物、
例えばアセトニトリルのようなニトリル、HCN、例えば
ホルムアミドのようなアミドまたは例えばC1〜C4アルキ
ルアミン、特にメチルアミンもしくはエチレンジアミン
のようなアミンとして用いられる。アンモニア、ヒドラ
ジン及び/またはヒドロキシルアミンもこのような物質
として用いられる。
触媒はブルナウアー,エメットアンドテーラー法(Br
unauer,Emmet and Teller method)(BET法)で測定し
て、0.05〜10m2/g、好ましくは0.1〜5m2/g、特に好まし
くは0.3〜5m2/gの比表面積を有する多孔質耐熱性担体付
きの銀であることが好ましい。
担体は予備成形された担体であることが好ましい。
銀は例えば水のような液体媒質中の銀または酸化銀懸
濁液として予備成形多孔質耐熱性担体に導入することが
できる、または必要に応じて還元剤例えば水素を用いて
銀金属に還元することのできる銀化合物の溶液を担体に
含浸させることによって担体に導入することができる。
必要な場合には、熱処理を用いて銀化合物を銀に分解す
ることができる。含浸溶液は溶液中の銀化合物の陰イオ
ンである、例えばホルメート、アセテート、プロピオネ
ート、ラクテート、オキサレートまたはタルトレートの
ような、還元剤を含むことが適切である。還元剤は例え
ばアルデヒド、例えばアセトアルデヒドもしくはホルム
アルデヒドまたは好ましくは炭素数1〜4のアルコー
ル、例えばメタノールもしくはエタノールでも良い。
銀化合物の溶液は水溶液及び/または有機溶剤の溶
液、例えば好ましくは炭素数1〜4の脂肪族アルコー
ル、多価アルコール例えばエチレングリコールもしくは
グリセロール、ケトン例えばアセトン、エーテル例えば
ジオキサンもしくはテトラヒドロフラン、カルボン酸例
えば酢酸、または好ましくは水の存在下で用いる溶融乳
酸、またはエステル例えば酢酸エチルまたは窒素含有塩
基例えばピリジンもしくはホルムアミドの溶液である。
有機溶液は銀に対する還元剤及び/または錯化剤として
も作用する。
担体に分解可能な銀化合物の溶液を含浸させることに
よって銀を導入する場合には、アンモニア及び/または
窒素含有塩基が存在することが好ましい。窒素含有塩基
は溶液中に銀を維持する配位子として適切に作用する;
窒素含有塩基は例えばピリジン、アセトニトリル、及び
アミンでありうるが、特に炭素数1〜6の第一アミンも
しくは第二アミン及び/または好ましくはアンモニアで
ある。他の適当な窒素含有塩基にはアクリロニトリル、
ヒドロキシルアミン及びアルカノールアミン例えばエタ
ノールアミン、炭素数2〜4のアルキレンジアミンまた
は少なくとも炭素数3のポリアミンまたは少なくとも1
つのエーテル結合と少なくとも1つの第一もしくは第二
アミノ基とを有するアミノエーテル、例えばモルホリン
またはアミド、例えばホルムアミドもしくはジメチルホ
ルムアミドがある。窒素含有塩基は単独または混合物と
して用いることができる。これらはまた銀化合物の還元
剤としても作用する。窒素含有塩基は水と共に用いるこ
とが好ましい。
または、溶液は中性または酸性の溶液であっても良
く、例えば溶液は銀のカルボン酸塩、特にギ酸塩、酢酸
塩、プロピオン酸塩、蓚酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、
もしくは乳酸塩の溶液であるか、または例えば硝酸塩の
溶液であることができる。
溶液は3〜50重量%の銀を含むことが好ましい。
含浸は単一工程で、または望ましい場合には1回以上
くり返して実施することができる。このことは、銀含量
の高い触媒が得られることを意味する。
銀化合物を例えば空気または窒素の雰囲気中で分解す
ることができる。
銀化合物は100〜350℃の範囲内で例えば5分間〜4時
間加熱することによって、不完全にまたは完全に銀に還
元される;この代りに、この還元をオレフィンからオレ
フィンオキシドへの酸化中に実施することもできる。
触媒担体は水銀吸収方法で測定して少なくとも20%、
例えば30〜80%、好ましくは30〜65%、特に好ましくは
40〜60%の見かけの多孔度(apparentporosity)と、水
銀ポロシメトリー法で測定して0.1〜20ミクロン、好ま
しくは0.3〜4ミクロンの平均孔径を有する。担体の孔
サイズ分布はバイモダル(bimodal)であり、この場合
に小さい方の孔が全孔容積の少なくとも70%を占め、好
ましくは0.1ミクロン以上、より好ましくは0.3〜4ミク
ロンの範囲内の平均孔径を有し、大きい方の孔が25〜50
0ミクロンの範囲内の平均孔径を有することが好まし
い。
触媒の銀含量の大部分が10,000A未満、好ましくは20
〜10,000A、さらに好ましくは40〜8,000A、例えば100〜
5,000Aの相当直径を有して、担体に付着した離散粒子の
形状で存在することが好ましい。相当直径とは粒子と同
じ銀含量の球の直径を意味する。
銀の少なくとも80%が上記範囲内の相当直径を有する
粒子として存在するのが好ましく、銀量はこの範囲内に
入る粒子数として判定される。銀は大部分が金属銀とし
て存在すると考えられる。銀粒子の直径は走査電子顕微
鏡によって測定することができる。
担体はアルミナ、炭化ケイ素、シリカ、ジルコニア、
チタニアまたはシリカ/アルミナ担体でありうるが、共
に融合するかまたは例えばシリカもしくはバリタ(bury
ta)によって共に結合するα−アルミナ粒子の凝集体か
ら成るものであることが好ましい。
触媒は好ましくは3〜50重量%、特に好ましくは3〜
30重量%、例えば6〜28重量%の銀を含む。
触媒が陽イオン、例えばアルカリ金属及び/またはア
ルカリ土金属陽イオンを、対応する硝酸塩及び亜硝酸塩
として、または反応して対応する硝酸塩または亜硝酸塩
を形成しうる形状で含むことが好ましい。触媒をその選
択性を復元するために不連続的に硝酸塩もしくは亜硝酸
塩形成物質で処理する場合には、このことが特に好まし
い。このような陽イオンの効果は、陽イオンが存在しな
い場合に比し、触媒上により多くの亜硝酸塩及び/又は
硝酸塩イオンを保持すること、又より長く保持すること
によると思われるが、これらの作用に関して特定の理論
に拘束されることを望まない。
これらの陽イオンは担体に銀化合物を導入する前、導
入中または導入後に、担体に導入することができる。銀
が金属形で存在する担体に陽イオンを導入することが好
ましい。陽イオンは水溶液として及び/または有機溶剤
の溶液として導入するのが好ましい。アルケンからアル
キレンオキシドの酸化にすでに用いられて、性能を失っ
た触媒に含浸させることが好ましい場合には、これも実
施することができる。水によって抽出可能な形状の触媒
中のこのような陽イオンの濃度は例えば触媒1gにつき10
-6〜2×10-4グラム当量、好ましくは4×10-6〜10-4
ラム当量である。
陽イオンは硝酸塩、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩ま
たはカルボン酸塩として供給するのが好ましい。
触媒はこのような陽イオンとしてカリウムイオンを、
水によって触媒から抽出される化合物として含むのが好
ましい。
プロセスの全圧は1〜100絶対bar、好ましくは3〜10
0絶対barの範囲内である。酸素濃度は約8容量%の引火
限界を超えるべきではない。酸素は例えば空気として、
または好ましくは商品の酸素として供給される。例えば
ヘリウム、窒素、アルゴン、及び/または低級パラフィ
ン、例えばエタン及び/または好ましくはメタンのよう
な希釈剤が全体で5〜52容量%、好ましくは40〜50容量
%の量で存在しうる。希釈剤は上述のようなメタンを例
えば100〜100,000容量ppmのエタンと共に、好ましくは
少量の例えば10〜10,000容量ppmのC3〜C6アルカン、シ
クロアルカンまたはアルケン好ましくはプロピレン、シ
クロプロパン、イソブテンまたはイソブタンと共に含む
のが適切である。
爆発限界外のガス組成物を用いて作業することが必要
である。
温度は適切には180〜320℃、好ましくは200〜300℃、
より好ましくは220〜290℃の範囲内である。接触時間は
エチレンの0.5〜70%、例えば2〜20%、好ましくは5
〜20%を転化させるために充分であるべきであり、未転
化エチレンは生成物の分離後に、任意に適当である場合
には未転化酸素の存在下で、適切にはCO2を除去した後
に、再循環するのが好ましい。
本発明への使用に適した触媒はオランダ特許出願第77
05847号及び第7805163号に述べられているような触媒で
ある。
塩素含有反応調節剤は公知の種類である。水素を含む
C1〜C10化合物であることが好ましい。例えば1,1−好ま
しくは1,2−ジクロルエタン、塩化メチルまたは塩化ビ
ニルである。例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン
及び塩素化トルエンのような、塩素化芳香族化合物も適
している。塩素含有反応調節剤の濃度は反応媒質中に0.
1〜500、好ましくは1〜50重量ppmの範囲内であるべき
である。
窒素酸化物はプロセスに連続的に、プロセスガスのNO
2当量の例えば0.1、好ましくは0.2〜200、さらに好まし
くは0.5〜50容量ppmの低いレベルで供給することができ
る。
塩素と硝酸塩及び/又は亜硝酸塩イオンは触媒中に保
留される傾向があるので、塩素含有反応調節剤と窒素酸
化物とを連続的に供給するかまたは同時に供給するかは
重要ではないが、触媒を絶えず最適条件に維持するよう
に、両方を連続的に供給することが好ましい。
実 施 例 触媒の製造 a)試薬の調製 1.銀イソプロプルアミン錯体 AgNO3856gと水144mlの混合物に3時間にわたって、モ
ノイソプロピルアミン960mlを加えた。添加中温度を40
〜50℃の範囲内に維持し、さらに1時間撹拌した。溶液
を澄明化し、蒸発によって失われたアミンを補充するた
めにさらに100mlのイソプロピルアミンを加えて、試薬
の最終量を1170mlにした。最終銀含量は0.47g/mlであっ
た。
2.リチウム溶液 分散等級LiNO3・3H2O432gを水150mlに溶解して、最終
量を460mlにした。
3.カリウム溶液 分析等級K2CO322gを温め、2−エチルヘキサン酸41.7
gと水30mlと共に振とうした。泡立ちがおさまった時
に、ホワイトスピリット1.7を加え、ディーン・スタ
ーク法(Dean and Stark method)を用いて、混合物を
還流させて水を除去した。次に2−エチルヘキサノール
48mlを加え、混合物を温めて、固体を溶解した。混合物
を過して、濁りを除き、ホワイトスピリットを2に
なるように補充した。生成した溶液のカリウム含量は1
につきカリウム5重量部であった。
b)担体の製造 水中Rb2CO34.39gと40%v/vHF2gの溶液に脱イオン水を
加えて932gにし、商品名「バーサル(Versal)」250で
販売されている充分に撹拌されたベーマイト(800g)上
に散布した。撹拌を10分間続け、押出しをくり返すこと
によって混合物を完全に混合した。生成物を300mmコア
ロッド(core−rod)によって8mmダイから押出成形する
前に3時間シールした。焼成の前に生成物を120℃にお
いて16時間乾燥させた。焼成サイクルは次のように実施
した;周囲温度から200℃/時による700℃までの加熱、
700℃における1時間の保持及び次の7〜8時間にわた
る1600℃までの加熱及び冷却する前の1600℃における1
時間の保持。
担体の性質は次の通りであった: 中空円筒形 8mm×6mm、2mm孔あり 孔容積 1.12ml/g 表面積(BET法) 1.06m2/g Si含量 580ppm w/v ゾルNa含量 54ppm w/v ゾルK含量 10ppm w/v c)前駆体の製造 担体70.6gに、銀錯体溶液160mlと硝酸リチウム溶液9
1.3mlとの混合溶液を減圧含浸させた。触媒粒子を排液
し、窒素下300℃において5時間にわたって熱分解し
て、銀錯体を本質的に金属状態に分解した。生成物を沸
とう水中で16時間洗浄し、窒素下で300℃まで焼成し、
第2回の洗浄を行った。銀含量は28%であった、この前
駆体は触媒A,B,Cの製造に用いた。
d)触媒の製造 前駆体にカリウム化合物の溶液を含浸させることによ
って触媒を製造した。孔容積、予め調節した溶液で充て
んされたと想定した孔中のカリウム濃度から、乾燥後の
「公称」カリウム含量を知る。上述のカリウムストック
溶液を用いて、これを約48:1700の比での2−エチルヘ
キサノールとホワイトスピリットとの混合物を用いた希
釈によって適当な溶液を製造した。前駆体のサンプルに
次のこの溶液をロッキングバイアル(rocking vial)中
で16時間含浸させ、次に排液し、次に空気中400℃にお
いて1時間乾燥させた。触媒製造は次にこれを空気中70
0℃において14時間焼成することによって完了した。製
造した触媒は第1表に示す。
触媒の試験 触媒を粉砕し、ふるい分けして425〜1000ミクロンの
サイズ範囲内の粒状物質を製造した。アリコート75をス
テンレス鋼反応器(長さ25.4cm:内径4mm)の中央部分に
装入した。
エチレン29%と43%、酸素8%、二酸化炭素0.5%、
塩化ビニル(4.0ppm)、塩化エチル(1.2ppm)、ニトロ
メタン(20ppm)及び残部の窒素から成るガス混合物を1
6絶対気圧において触媒上に通した。ガスは毎時空間速
度8400で通した。ガス混合物の全ての%とppmは容量に
よるものである。反応器の温度を供給酸素の30%転化が
達成されるように調節した;これはT30と呼ばれる。
触媒の選択度Sは消費エチレンモル数の%として表現
した生成エチレンオキシドモル数である。S30は供給酸
素の30%転化時の選択度である。エチレン29%または43
%を含むガス混合物中で触媒A〜Cを試験した結果を第
2表〜第4表に記載する。高濃度のエチレンの存在が次
のことを招来することは明らかである: a)T30の低い値:すなわち活性が大きい。
b)T30値の低下またはT30値の増加速度の低下、すなわ
ち触媒安定性が高い。及び c)高レベルのカリウムにおいて、選択度への有意に不
利な影響がない。
好ましい特徴 ここに説明したように、本発明による方法は次のよう
な好ましい特徴を独立的にまたは組合せて示す: 1.塩素含有反応調節剤と窒素酸化物がガス流中に実質的
に連続して存在する。
2.窒素酸化物をプロセス条件下で窒素酸化物に転化する
物質として供給する。
3.ガス流は40%より多いエチレンを含有する。
4.触媒は多孔質耐熱性担体上に沈着した3〜50%の銀を
含む。
5.触媒は触媒1gにつき10-6〜2×10-4グラム当量のカリ
ウム陽イオンを、水によって抽出可能な形で含有する。
6.触媒は触媒1gにつき少なくとも4×10-6グラム当量の
カリウム陽イオンを水によって抽出可能な形で含有す
る。
7.塩素含有反応調節剤がガス流100万部につき0.1〜500
部の量で存在し、 窒素酸化物がガス流中に0.5〜200容量ppmの量で存在
する。
8.全圧が3〜100絶対barであり、酸素濃度が約8容量%
を超えず、温度は200〜300℃である。
フロントページの続き (72)発明者 ジェームス・ロバート・ジェニングス イギリス国クリーヴランド,ミドルスバ ラ,ウィルトン,ピーオー・ボックス 90 (56)参考文献 特開 昭61−10570(JP,A) 特開 平2−174770(JP,A) 特公 昭60−45637(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 301/00 - 301/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンと酸素とを含むガス流を銀含有触
    媒の存在下で、塩素含有反応調節剤及びNO2、N2O4、NO
    及びN2O3からなる群から選択された窒素酸化物と接触さ
    せ、その際銀含有触媒は、さらに亜硫酸塩又は硝酸塩を
    生成するように反応可能なカチオン成分を含み、またガ
    ス流は43〜92容量%のエチレンを含むことから成るエチ
    レンオキシドの製造方法。
JP1224311A 1988-09-07 1989-08-30 エチレンオキシドの製造方法 Expired - Lifetime JP2972233B2 (ja)

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GB8823919.9 1988-12-16
GB8829343.6 1988-12-16
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