JP2970834B2 - テスト基礎データ生成装置 - Google Patents

テスト基礎データ生成装置

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JP2970834B2 JP7132862A JP13286295A JP2970834B2 JP 2970834 B2 JP2970834 B2 JP 2970834B2 JP 7132862 A JP7132862 A JP 7132862A JP 13286295 A JP13286295 A JP 13286295A JP 2970834 B2 JP2970834 B2 JP 2970834B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テスト基礎データ生
成装置に関し、詳しくは、PCカード等のカードあるい
はLAN、HDD等が接続されるPCIバスインタフェ
ース基板などのインタフェース基板のテストデータを生
成するテストデータ生成装置において、カードあるいは
インタフェース基板とホストコンピュータとが動作して
いるときの実データに基づいてテストデータを生成する
ことが容易で、かつ、そのデータ量を低減でき、テスタ
側でのテスト波形の発生が簡単なテスト基礎データ生成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PCカード等のカードあるいはLAN、
HDD等の装置が接続されたPCIバスインタフェース
基板等のテスト対象となるターゲット装置は、ホストコ
ンピュータ等にコネクタで接続され、これとの間で、例
えば、バスサイクルに応じてビットパラレルでデータの
授受を行う。このとき送信される各ビット信号には、デ
ータ信号、アドレス信号、そして制御信号等がある。一
度にパラレルに授受する信号数に応じてPCカードで
は、そのピン数が68本程度のバスにもなるが、メモリ
カードやPCIバスやVEMバス等では、通常、32本
程度である。中には、信号線数が16本のカードバスも
ある。なお、通常、実際のコネクタのピン数は、前記の
各本数にさらに多数のピンが加算されたものになる。
【0003】このようなカード,基板等のテストデータ
としては、手作業による場合とホストコンピュータによ
り内部回路をシミュレーションして所定の入出力データ
を与えてテストデータを作成する場合とがある。通常、
カード,基板等に搭載される回路としては、ROM、R
AM等のメモリとASIC、ゲートアレイ、MPU、M
CU等のコントローラなどがあるが、シミュレーション
によるテストデータの作成では、各単体回路のシミュレ
ーションが行われ、これらを合成して全体のシミュレー
ションが行われてテストデータが作成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】テスト対象となるカー
ド,インタフェース基板あるいはその先に装置が接続さ
れたインタフェース基板等のターゲット装置は、各種O
Sの相違を越えて使用できるように、機能拡大されてき
ていて、その内部にはゲートアレイ、MPU、MCU等
のコントローラ、メモリが設けられている。そこで、こ
れらは、単なる情報の記憶装置を越えて、端末装置に匹
敵するほどの多種多様なデータ処理を内部で行う。しか
し、ターゲット装置が装着されるデータ処理装置側の実
際のアプリケーションプログラムの動作は、予測不可能
である。しかも、テスト対象は、ターゲット装置の応答
信号自体等もテスト対象となる。このようなことから応
答信号を基準としてテスト信号を送信したり、受信した
りするテストデータでは十分なテストを行うことはでき
ない。
【0005】また、カード,インタフェース基板あるい
はその先に装置が接続されたインタフェース基板等のタ
ーゲット装置に対してシミュレーション回路モデルによ
り作成されるテストデータは、設計仕様の基本動作の確
認が主な目的であり、カード,基板等が装着されるデー
タ処理装置側の実際のアプリケーションプログラムの動
作に対応したテストデータを作成することは困難であ
る。たとえ、あるシミュレーション回路モデルによりあ
るアプリケーションプログラムの動作に対応してテスト
データが作成されてもそれは定型的なものでしかなく、
多種多様なアプリケーションプログラムのテストデータ
については、実データの再現ができないので、精度の高
いテストができないのが現状である。そこで、この種の
テストデータにあってどうしても手作業でテストデータ
を作成しなければならない部分が残る。また、カード,
基板等のターゲット装置に搭載される回路の中には、シ
ミュレーションができない論理回路やコントローラの動
作が含まれていることがあり、このような場合には、こ
の種の回路がテスト対象となることからテストデータが
どうしても手作業にならざるを得ない。
【0006】一方、この種のテストデータは、アドレス
信号やデータ信号の立上がり,立ち下がりと制御信号の
立上がりあるいは立下がりとのタイミング関係が重要な
要素であり、そのタイミング条件設定がテスト波形生成
に欠かすことができない。従来、このタイミングデータ
の一例を挙げれば、図9に示すように、ある波形(図9
(b)参照)の転送の開始から終了までの各変化点(T
1,TR2,TR3,…)についてのタイミングを前の
変化点を基準としてタイミングクロック(図9(a)参
照)をカウントし、そのカウント値に対応させたデータ
(図9(c)参照)を発生させている。このようなもので
は、最大変化点の距離(期間)に対応するビット数、図
では16ビットのデータが次の変化点までの1データと
して必要になる。多くの動作状態に対応してテストを行
う場合に、このようなタイミングデータは、テストデー
タ量の増加をまねき、各種のテストデータに応じてテス
タでテスト波形を発生させるテストプログラムを生成す
るまでの作業量が増加する傾向にある。この発明の目的
は、このような従来技術の問題点を解決するものであっ
て、ターゲット装置とホストコンピュータとがデータの
授受を行った実データに基づいてテストデータを生成す
ることが容易で、かつ、そのタイミングデータ量を低減
でき、テスタ側でのテスト波形の発生が簡単なテスト基
礎データ生成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明のテストデータ生成装置の特徴は、タ
ーゲット装置とデータ処理装置との間のデータ転送バス
に接続され、データ転送バス上のデータ転送の基準期間
を示すバスサイクルパルスを受けてこれに同期してこれ
より高い周波数のタイミングクロックを発生するサンプ
ルクロック発生回路と、バスサイクルパルスを基準とし
てデータ転送バス上の信号についてその立上がりおよび
その立下がりのいずれか一方までのタイミングクロック
をカウントする第1のカウンタと、データ転送バス上の
信号の立上がりおよびその立下がりのいずれか一方から
立下がりおよびその立上がりのいずれか他方までのタイ
ミングクロックをカウントする第2のカウンタと、第1
および第2のカウンタの値を1つのデータ値に合成して
テスト基礎データとして発生するデータ発生回路と、テ
スト基礎データを記憶するメモリとを備えていて、デー
タ処理装置とターゲット装置との間でデータの授受を行
いメモリにバスサイクルパルスに応じて順次テスト基礎
データを記憶するものである。なお、ここで、採取され
たテストデータのうち、特に、カードあるいはインタフ
ェース基板等のターゲット装置からの応答データは、テ
ストデータにおけるターゲット装置に対する期待値デー
タになる。
【0008】
【作用】このように、ターゲット装置とホストコンピュ
ータとの実際の授受データをテスト基礎データとして収
集し、収集するデータについては、例えば、アドレス信
号やデータ信号と制御信号とのタイミング関係も含めて
各バスサイクルの信号を基準として立上がりあるいは立
下がりタイミングをカウントし、さらに、次の立下がり
あるいは立上がりタイミングを、この立上がりあるいは
立下がりタイミングを基準にカウントするようにしてい
るので、それぞれのカウント値の数値をバスサイクル期
間内のものとして扱うことができる。そこで、タイミン
グデータ値を小さくでき、しかも、これらカウント値を
合成して各サイクルごとにタイミングデータを生成する
ようにしているので、テストデータのタイミングデータ
量を低減することができる。その結果、多くの動作状態
に対して実データとしての基礎テストデータをより少な
い情報量でメモリに採取することが容易にできる。ま
た、この基礎データに方向性データを含むようにすれ
ば、これと実データとによりデータ処理装置側の送信デ
ータを出力とし、カードやインタフェース基板等のター
ゲット装置側からの受信データを期待値とすることでタ
ーゲット装置に対するテストデータを容易に生成するこ
とできる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明のテスト基礎データ生成装
置のブロック図、図2は、テスト基礎データ生成装置に
おける方向性フラグデータについての説明図、図3は、
テスト基礎データ生成装置におけるサイクルフラグデー
タについての説明図、図4は、テスト基礎データ生成装
置におけるタイミングカウンタ回路のブロック図、図5
は、テストデータ生成回路のタイミングデータ生成につ
いての説明図、図6は、そのテスト基礎データからテス
トデータを生成する場合の生成方法の説明図、図7は、
テストデータ生成処理のフローチャート、そして、図8
は、テストデータ生成回路において1バスサイクルに4
エッジのタイミングデータを生成するタイミングカウン
タ回路のブロック図である。図1において、テスト基礎
データ生成装置10は、PCカード等のカードあるいは
LAN、HDDが接続されたPCIバスインタフェース
基板等のテスト対象となるターゲット装置12を受ける
コネクタ11aと、ホストコンピュータ20に接続され
るコネクタ11bとを有していて、さらに外部記憶装置
13としてメモリカードあるいはFDD等が装着されて
いる。
【0010】ここで、コネクタ11aとコネクタ11b
とは、例えば、PCカード用のものでは、内部でそれぞ
れの70ピンのうち各68ピンがそれぞれ対応接続され
て各ピンに送受信信号がコネクタ11aからコネクタ1
1bにスルーするようにバス11を介して接続されてい
る。したがって、ホストコンピュータ20からの送信信
号が各ピン対応にターゲット装置12の対応するピンに
送出され、ターゲット装置12からの応答信号(返信信
号)が各ピン対応にホストコンピュータ20の対応する
ピンに送出される。なお、他のカードあるいは、バスな
どでは、通常、コネクタ11aとコネクタ11bのピン
数が32本+2本=34本程度のものとなるが、これに
ついては説明を割愛する。
【0011】バス11に接続された方向性フラグ生成回
路1は、このバス11の制御信号線のうち、カードイネ
ーブル(CE)、アウトプットイネーブル(OE)、ラ
イトイネーブル(WE)、I/Oリード(IOR)、I
/Oライト(IOW)の各信号線からの出力を受ける。
また、サイクルフラグ生成回路2は、バス11の制御信
号のうちウエイト(WAIT)信号とタイミングクロッ
クTCLKとをアンドゲート2aを介して受ける。タイ
ミングクロックTCLK(図5(a)参照)は、タイミン
グクロック発生回路3eにおいて、クロック発生回路1
4のクロックCLKとバス11上のシステムクロックS
CLK(第5図(b)参照)あるいはバス11上のサイク
ルパルCYC(図5(c)参照)に同期する信号として発
生する。なお、ここでは、1バスサイクルに16パルス
のTCLKが発生する(第5図(a)参照)。前記の制御
信号は、ここでは、PCカードと結合した場合の制御信
号であって、メモリカードやPCIバスやVEMバス等
では、リードやライトの方向性を示す制御信号としてI
OCHCK,IOCHRDY,IOW,IOR,WRI
TE,IACK,IACKIN,IACKOUTなど各
種の制御信号が用いられる。しかし、以下では、制御信
号がマイクロプロセッサのバスにおける信号に近い前記
のPCカードの制御信号を例として説明する。
【0012】テスト基礎データ生成装置10は、方向性
フラグ生成回路1、サイクルフラグ生成回路2のほか
に、開始条件検出回路3と、電源電圧検出回路4、終了
検出回路5、テストデータ生成回路6、アドレス発生回
路7、メモリ8a,8b、そしてコントローラ9とを備
えている。コントローラ9は、メモリカードインタフェ
ースあるいはFDDインタフェースを内部に有してい
て、メモリ8a,8bに記憶されたデータを交互に外部
記憶装置13にデータ転送して順次記憶していく。ま
た、後述する開始条件検出回路3のデコーダ3cから停
止検出信号を受けたときには、データ生成動作を停止さ
せて、テスト基礎データを記憶するメモリ8a,8bに
特定の停止コードを送出する。そして、デコーダ3cか
らの検出信号が停止した時点で動作を再開する。
【0013】方向性フラグ生成回路1は、図示すような
各制御信号を受ける4個のNAND1a,1b,1c,
1dとそれぞれの2個のNAND1a,1bとNAND
1c,1dのそれぞれの出力を受ける2個のNOR1
e,1fとからなる論理回路で構成されていて、受けた
制御信号に応じて2個のNOR1e,1fにそれぞれF
0 ,F1 の2ビットの方向性フラグビット信号を発生す
る。このフラグビット信号は、図2(a) に示す入出力の
論理関係で発生する。その結果、図2(b) に示すよう
に、ホストコンピュータ20がターゲット装置12から
データを受けるリード(READ)のときにはフラグビ
ットF0 ,F1 が”10”になり、ホストコンピュータ
20がターゲット装置12にデータを送出するライト
(WRITE)のときにはフラグビットF0 ,F1 が”
01”になる。また、フラグビットF0 ,F1 が”1
1”、”00”のときには、それぞれ不定(DONT
CARE)、不能(UNKOWN)になる。
【0014】サイクルフラグ生成回路2は、16のパル
スカウンタ2bと128パルスカウンタ(図示せず)と
2段のフリップフロップ2cとで構成されていて、受け
た制御信号、WAIT信号とタイミングパルスTCLK
とに応じてF2 ,F3 の2ビットのデータの読出しや書
込みの際のサイクルフラグビット信号を発生する。この
フラグビット信号は、図3(a) に示す関係で行われる。
すなわち、ウエイト(WAIT)信号が”H”の間とき
には、カウンタ2bがタイミングクロックTCLKをカ
ウントし、そのカウント値が「1」でその出力が”1”
のときに2つのフリップフロップ2cに”10”がセッ
トされてこれからフラグビットF2 ,F3 が”10”が
出力されてサイクルスタートになる。そして、タイミン
グクロックTCLKのパルスをカウンタ2bがカウント
する。このカウンタ2bのカウント値が「16」になっ
たときに2つのフリップフロップ2cに”01”がセッ
トされてこれらからフラグビットF2 ,F3 が”01”
が出力されてデータ転送サイクルが停止したものとして
カウンタ2bが前記出力に応じてリセット(クリア)さ
れ初期値「0」に戻る。その結果、次のタイミングクロ
ックTCLKを受けて次ぎのサイクル開始状態になる
(第3図(b)参照)。なお、カウンタ2bのリセット
は、サイクルフラグ生成回路2がタイミングデータ生成
回路6に送出するサイクルパルスCPの立上がり(第5
図(d)参照)の後のタイミングで行ってもよい。サイク
ルパルスCPは、バス上のデータ転送の基準期間を示す
1バスサイクルのパルス(バスサイクルパルスCYC)
に対応する信号である。
【0015】サイクルフラグ生成回路2は、これを直接
あるいは前記のタイミングクロックTCLKに同期させ
てサイクルパルスCPとして発生する。このサイクルパ
ルスCPは、タイミングクロックTCLKを16パルス
ごとに発生させるか、図1において点線で示す配線ライ
ン2dとして示すように、バス11上に送出されるバス
サイクルパルスあるいはシステムクロックSCLK(第
5図(b)参照)を受けて発生させる。例えば、バス上の
システムクロックが4個で1バスサイクルが構成される
ときには、システムクロックを4個カウントするごとに
タイミングクロックTCLKに同期させてサイクルパル
スCPを発生させればよい。あるいはバスサイクルパル
スCYCをそのままサイクルパルスCPとして発生させ
てもよい。
【0016】ところで、ウエイト(WAIT)信号が”
L”の間はアンドゲート2aが閉じているので、タイミ
ングクロックTCLKは、サイクルフラグ生成回路2に
は入力されない。したがって、カウンタ2bはカウント
を行わない。また、ウエイト(WAIT)信号が”H”
から”L”に落ちたときにはタイミングクロックTCL
Kの入力が停止する。このときにはフリップフロップ2
cに”11”がセットされてカウンタ2bがリセットさ
れ、サイクル終了となる(第3図(b)参照)。さらに、
一定期間、例えば、8バスサイクル以上の間、WAIT
信号もタイミングパルスTCLKも変化しないときに
は、128パルスカウンタからの出力がフリップフロッ
プ2cに送出されてフラグビットF2 ,F3 が”11”
の信号を発生する。なお、2段のフリップフロップ2c
は、前記のサイクルパルスCPの立ち上がりでリセット
され、また、カウンタ2bの値が前記以外のときには、
リセットされてデータが転送されているものとして、フ
ラグビットF2 ,F3 が”00”の信号をそれぞれテス
トデータ生成回路6に送出する。その結果として、図3
図(b) に示すようにデータ転送に応じてそれぞれのフラ
グビットがテストデータ生成回路6に送出されることに
なる。なお、データの送出タイミングと各フラグのリセ
ットタイミングについては、遅延回路等を挿入すること
で、フラグデータが確立してテストデータ生成回路6側
のフラグレジスタ60にフラグF0〜F3がセットされた
後のタイミングでリセットされるようにタイミング調整
をする。
【0017】開始条件検出回路3は、Dフリップフロッ
プ3aと3入力ナアンドゲート3bとから構成されてい
て、電源電圧検出回路4から電源ONの検出信号PWO
Nがナンドゲート3bに入力されて、これが”H”にな
ったときにカードの電源がONされた信号としてそのゲ
ートを開く。なお、3入力ナアンドゲート3bの他の入
力の1つは、フリップフロップ3aのQ出力であり、残
りの1つは、デコーダ3cの出力をインバータ3dを介
して受けている。そこで、これら他の入力は、通常、H
IGHレベル(以下“H”)になっている。なお、ナア
ンドゲート3bの出力は、通常、“H”であって、
“L”で有意になる。フリップフロップ3aは、バス1
1上のアトリビュートの空間をセレクトする”REG”
の信号を受けてこれの立ち下がりをラッチしてゲート3
bに出力を送出する。これによりナンドゲート3bが出
力信号GTONを発生してこれがタイミングクロック発
生回路3eとテストデータ生成回路6に入力される。そ
の結果、”REG”の信号に対応してデータの採取が可
能になる。なお、この”REG”の信号の立ち下がりに
応じてホストコンピュータ20に搭載されたアプリケー
ションプログラムが動作を開始する。
【0018】開始条件検出回路3のデコーダ3cは、F
PLA(フィールド・プログラマブル・ロジックアレ
イ)等のゲートアレイで構成され、バス11上のデータ
線と割り込み信号線とに接続されている。そして、デー
タ線上に特殊なコードデータが乗せられたとき、あるい
は、所定の割り込み信号が発生したときに、それをデコ
ードして“H”の出力を発生して発生してナアンドゲー
ト3bを閉じて出力信号GTONを停止し、かつ、コン
トローラ9にこのデコード信号を送出する。また、これ
により一時的にテストデータ生成動作と記録動作と停止
させる。さらに、前記の停止条件を解除する特定のコー
ドあるいは割り込みが解除されたときには、前記のデコ
ード出力を“L”にしてGTONを立下げてテスト基礎
データの生成動作を開始する。タイミングクロック発生
回路3eは、ナンドゲート3bの出力信号GTONに応
じてバス11上のサイクルパルスCYCに同期したタイ
ミングクロックTCLKをテストデータ生成回路6等に
送出する。
【0019】電源電圧検出回路4は、コンパレータ(C
OM)で構成され、バス11上の動作電源信号Vccのピ
ンに接続された線から入力信号を受けて、これと所定の
基準電圧VREFと比較して電源ONの検出信号PWON
を発生する。この検出信号を開始条件検出回路3と、終
了検出回路5、テストデータ生成回路6とに送出する。
終了検出回路5は、NAND回路で構成され、バス1
1のリセット信号と先の検出信号PWONとを受けてこ
れらのアンド条件により終了信号CENDをテストデー
タ生成回路6に送出する。テストデータ生成回路6は、
バス11から68ビットのデータを受けてこれらについ
ては、タイミングデータ(後述)として1ビットについ
て9ビットのデータを生成し、最大で総計68×9=6
12ビットのデータと、これに先の4ビットのフラグデ
ータF0 〜F3 の4ビットを加えて、総計で616ビッ
トのビットデータを各バスサイクルに対応して生成して
これをアドレス発生回路7が示すアドレスに従ってメモ
リ8a,メモリ8bのうち選択されたメモリに出力す
る。
【0020】テストデータ生成回路6のデータの生成
は、タイミングクロック発生回路3eからタイミングク
ロックTCLKを受けて出力信号GTONの反転信号と
検出信号PWONとCENDの反転信号とのアンド条件
の信号をイネーブル信号としてゲート回路6cが発生し
てこれにより動作が開始される。そして、入力された7
2ビットの信号のうち前記のフラグデータF0 〜F3 に
ついては、フラグレジスタ60が受けてこれを記憶し、
バス11上の信号については、それぞれをビットパラレ
ルに68個のパラレルに配置されたタイミングカウンタ
回路61,61,…がそれぞれ受ける。各タイミングカ
ウンタ回路61の出力は、612ビットのバッファメモ
リ62にシリアルに転送されてセットされ、その最後に
続いてシリアルに前記フラグレジスタ60の値が転送さ
れてバッファメモリ62にセットされる。
【0021】そこで、バッファメモリ62の612ビッ
トのうちの各9ビットの単位がバス11からの68ビッ
トのそれぞれの線からの信号のタイミングデータに対応
し、バッファメモリ62の613ビット目から616ビ
ット桁までの各桁が1バスサイクルに対応するフラグビ
ットのそれぞれに対応している。なお、サイクルパルス
CPの立上がりで記憶されるフラグビットF2 ,F3
は、通常、”10”か、あるいは”11”の信号であ
る。バッファメモリ62の616ビットの出力は、32
ビットパラレルにメモリ8a,8bにサイクルパルスC
Pのタイミングに応じてタイミングクロックTCLKの
倍のクロックのタイミングでそれぞれ送出される。
【0022】さて、タイミングカウンタ回路61,6
1,…は、バス11上の各信号線に対応してそれぞれ設
けられていて、タイミングクロックTCLKをカウント
することで各信号の立上がり、立下がりタイミングのデ
ータをカウント値として発生する。その動作と内部回路
について図4を参照して説明する。図4は、バス11上
のある信号についてそれを受けるタイミングカウンタ回
路61とバッファメモリ62との関係を示すブロック図
である。タイミングカウンタ回路61は、立上がりある
いは立下がりの最初の変化点のエッジを検出する第1エ
ッジ検出回路63と次の変化点のエッジを検出する第2
エッジ検出回路64、そして入力波形の最初のタイミン
グでこれが“H”のときに“1”がセットされるD−ラ
ッチのフリッププロップ65、サイクルパルスCPの発
生時点から第1エッジまでのタイミングクロックTCL
Kの数をタイミング値としてカウントする4ビットの第
1エッジカウンタ66、第1エッジ検出から第2エッジ
までのタイミングクロックTCLKの数をタイミング値
としてカウントする第2エッジカウンタ67、9ビット
のシフトレジスタ68、そして遅延回路69とで構成さ
れている。
【0023】ここで、フリッププロップ65の出力値が
MSB(最上位ビット)とされ、第1エッジカウンタ6
6の出力値が下位桁4ビットに割り当てられ、第2エッ
ジカウンタ67の出力値がこれより上位の4ビットに割
り当てられて、合計9ビットのデータが前記の桁位置対
応にシフトレジスタ68の各桁にパラレルにタイミング
クロックTCLKの16パルス目の立下がりセットされ
る(第5図(f)参照)。 そして、各タイミングカウン
タ回路61のシフトレジスタ68がサイクルパルスPC
を受けた後にこのデータがシリアルにバッファメモリ6
2へと転送される。こうして転送されたタイミングデー
タは、次のサイクルパルスPCのタイミングでメモリ8
aあるいはメモリ8bに転送されて記憶される。
【0024】第1エッジ検出回路63と、第2エッジ検
出回路64、フリッププロップ65、第1エッジカウン
タ66、そして第2エッジカウンタ67は、図5(d)に
示すサイクルパルスPCを遅延回路69を介して受けて
その立上がりタイミングより少し遅れてリセットされ
る。第1エッジ検出回路63と第2エッジ検出回路64
は、それぞれバス11の所定の配線ラインの信号を端子
70に受けてその変化点を検出する。第1エッジ検出回
路63は、電源投入に応じて動作状態になるが、第2エ
ッジ検出回路64と第2エッジカウンタ67とは、第1
エッジ検出回路63の検出信号DAによりイネーブルに
なり、前記の遅延回路69からのリセット信号を受けて
その後動作を停止する。したがって、これら回路は、こ
の検出信号が発生したときから検出動作を開始して、リ
セット信号を受ける手前まで動作する。
【0025】第1エッジ検出回路63の検出信号DA
は、第1エッジカウンタ66と第2エッジ検出回路64
および第2エッジカウンタ67に送出される。第1エッ
ジカウンタ66は、タイミングクロックTCLKを受け
てこれをカウントし、第1エッジ検出回路63の検出信
号DAを受けた時点でそのカウントを停止し、そのカウ
ント値をシフトレジスタ68に送出する。このとき前記
の検出信号DAにより第2エッジ検出回路64と第2エ
ッジカウンタ67とが動作して、第2エッジカウンタ6
7は、タイミングクロックTCLKのカウントを開始
し、第2エッジ検出回路64からの検出信号DAにでそ
のカウントを停止してそのカウント値をシフトレジスタ
68に送出する。
【0026】フリップフロップ65は、これのリセット
から少し後のタイミングになるサイクルパルスPCの立
下がりタイミングでバス上の信号をラッチする。これに
よりバスサイクル開始時点でバス11上の信号が“H”
となっているときに“1”がこれにセットされ、“L”
となっているときにこれに“0”がセットされる。した
がって、この値により、第1のエッジ検出時点で信号が
立上がったのか、立下がったのか、判定できる。同様に
次の第2のエッジ検出時点DBで信号が立上がったの
か、立下がったのか、判定できる。このフリッププロッ
プ65の出力、第2エッジカウンタ67の出力、第1エ
ッジカウンタ66の出力は、それぞれサイクルパルスP
Cの立上がりタイミングでシフトレジスタ68にセット
されてバッファメモリ62へと転送される。そして、最
後にフラグレジスタ60のデータも最後の配線ラインの
タイミングカウント回路61のシフトレジスタ68に送
られてバッファメモリ62へと転送される。その結果、
図5(e)の波形に対しては、同図(g) に示すようなタイ
ミングデータが得られる。
【0027】アドレス発生回路7は、内部にプログラム
カウンタ7aが設けられていてタイミングクロック発生
回路3eからタイミングクロックTCLKとサイクルフ
ラグ生成回路2からのサイクルパルスCPとを受けてタ
イミングクロックTCLKの倍速のクロックに同期して
最初はメモリ8aの選択信号と書込み制御信号CNTを
発生し、サイクルパルスCPに応じてプログラムカウン
タ7aをインクリメントしてメモリ8aのアドレスAD
Dを発生して、メモリ8aをアクセスする。このメモリ
8aの最終アドレスまでデータが書き込まれたときに、
メモリ8bを選択する選択信号と書込み制御信号CNT
を発生して、プログラムカウンタの値をメモリ8bの先
頭アドレスに戻す。そして、前記と同様にして、メモリ
8bの最終アドレスまでデータを書き込み、再び、メモ
リ8aを選択する選択信号と書込み制御信号CNTを発
生して、プログラムカウンタの値をメモリ8aの先頭ア
ドレスに戻す。このようにして、交互にメモリ8a,8
bに72ビットの合成したテスト基礎データを記憶して
いく。
【0028】このようにして記憶されたデータは、電源
電圧検出回路4からPWON信号と選択信号と書込み制
御信号CNTとを受けたコントローラ9がメモリ8a,
8bのうち書込が行われていないメモリ側からデータを
読出してそれを外部記憶装置13に順次転送して記憶し
ていく。このようにして採取されたテスト基礎データ
は、外部記憶装置13がホストコンピュータ20等に装
着されてそのデータが読出されるか、あるいは所定のス
イッチがONされることでコントローラ9の制御の下に
バス11を介してホストコンピュータ20等のこれが装
着されたデータ処理装置に外部記憶装置13から読出さ
れたデータが送出される。
【0029】図6に示すように、バスサイクル対応に外
部記憶装置13に記憶された616ビット単位のテスト
基礎データは、612ビットのタイミングデータと4ビ
ットのフラグデータからなる。なお、このとき記録され
ているフラグビットF2 ,F3は、通常は、”10”か、
あるいは”11”の信号である。このテスト基礎データ
を受けたデータ処理装置あるいはホストコンピュータ2
0は、図7に示すように、ステップ100でフラグデー
タF0 ,F1 の判別を行い、これがライト状態のときに
は”01”であり、このときには、ステップ101でテ
ストデータとして送信するドライバを駆動する制御デー
タを生成する。そして、次にステップ102でフラグビ
ットF2 ,F3 の判別を行い、これが”10”のときに
は、ステップ103で書込み制御のデータを発生させ
て、これをテストデータとしてテストプログラムに配置
する。そして、その616ビットのうち612ビットの
データを9ビット単位に分割してそれぞれのタイミング
で立上がりあるいは立下がる波形の出力データをテスト
データとして生成してこれをテストプログラムの所定の
位置に配置する。そして、ステップ100へと戻り、前
記のステップを繰り返す。
【0030】一方、ステップ102でNO条件になる
と、ステップ104へと移り、このステップ104で次
の616ビットの基礎データを参照してそのフラグビッ
トF2,F3 が”11”か否かの判定を行い、NO条件の
ときには、ステップ111へと移行する。ここで、YE
S条件のときには、ステップ100へと戻り、前記のス
テップを繰り返す。その結果、フラグデータF0 ,F1
が”01”でフラグビットF2 ,F3 が”10”と“1
1”のときには、それの616ビットのうちの612ビ
ットのデータに従ってテストデータが生成されてテスト
プログラムに配置される。これをフラグビットF2 ,F3
が”11”でなくなるか、フラグビットF0 ,F1 が”
01”でなくなるまで続ける。そして、ステップ100
の判定でフラグビットF0 ,F1が”10”のときには、
次の処理になる。
【0031】すなわち、ステップ100で次のテスト基
礎データを参照して、そのフラグデータF0 ,F1 の判
別を行い、これがリード状態のときには”10”であ
り、このときには、ステップ106で読出し制御信号を
発生させるテストデータを発生してテストプログラムの
データとする。そして、ステップ107でターゲット装
置12からの転送データ待ち状態に入るデータをテスト
データとして次に配置する。次にステップ108でフラ
グビットF2 ,F3 の判別を行い、これが”10”のと
きには、ステップ109でテスト基礎データの616ビ
ットのうちの612ビットのデータを9ビット単位に分
割してそれぞれのタイミングで立上がりあるいは立下が
る波形の出力データを期待値データとして生成してこれ
をテストプログラムの所定の位置に配置する。そして、
ステップ100へと戻り、前記のステップを繰り返す。
【0032】一方、ステップ108でNO条件になる
と、ステップ110へと移り、このステップ104で次
の616ビットの基礎データを参照してそのフラグビッ
トF2,F3 が”11”か否かの判定を行い、NO条件の
ときには、ステップ111へと移行する。ここで、YE
S条件のときには、ステップ100へと戻り、前記のス
テップを繰り返す。その結果、フラグデータF0 ,F1
が”10”でフラグビットF2 ,F3 が”10”と“1
1”のときには、それの616ビットのうちの612ビ
ットのデータに従ってテストデータが生成されてテスト
プログラムに配置される。これをフラグビットF2 ,F3
が”11”でなくなるか、フラグビットF0 ,F1 が”
10”でなくなるまで続ける。もちろん、ステップ10
0の判定でフラグビットF0 ,F1 が”01”のときに
は、先のステップ101から104までの処理になる。
【0033】なお、ステップ110のF2 ,F3 が”1
1”か否かの判定で、YES条件のときには、必要に応
じて転送データと比較して結果を所定の記憶位置に記憶
する制御データも配置される。また、ステップ111で
は、個別にテストデータを発生する処理をするか、ある
いはその他の処理を行う。また、ステップ111では、
個別にテストデータを発生する処理をするか、あるいは
その他の処理を行う。この他の処理として必要に応じて
再びステップ100へと戻り、処理を続行する。
【0034】このようにしてテストデータを実データか
ら生成していく。以上の処理は、原則としてプログラム
により自動変換するものであるが、手作業で生成しても
よい。したがって、外部記憶装置13に換えてテスト装
置を設け、テスト装置に設けられたFD記憶装置等の外
部記憶装置に生成したテストデータを記憶し、このテス
ト装置により、ターゲット装置12あるいはホストコン
ピュータ20を接続してこれらのテストを行うようにす
ることができる。なお、以上の場合、ターゲット装置1
2は、これに搭載されているプログラム等が正しいプロ
グラムとしてチェック済みのものである。また、ターゲ
ット装置12の各回路の動作が誤りがないこともチェッ
ク済みである。このようなターゲット装置12は、従来
と同様な方向で検査されればよい。個別に各回路が検査
されたものを使用してもよい。また、各回路がシミュレ
ーションによりテストされたものであってもよい。この
ような正しいターゲット装置を用いることで実データに
近い形でテストデータを簡単に生成することができる。
このようにしてテストされた正しいターゲット装置を基
にしてより実情にあった、従来のシミュレーションを越
えた精度の高いテストデータを各アプリケーションプロ
グラム対応に簡単に生成することができる。
【0035】図8は、4つのエッジを検出する場合のタ
イミングカウンタ回路61aの具体例である。タイミン
グカウンタ回路61aは、タイミングカウンタ回路61
の回路に加えて、さらに、立上がりあるいは立下がりの
第3番目の変化点のエッジを検出する第3エッジ検出回
路63aと第4番目の変化点のエッジを検出する第4エ
ッジ検出回路64aと、これらエッジ検出回路に対応し
て第3エッジカウンタ66a、第4エッジカウンタ67
aとが設けられている。第3エッジ検出回路63aと第
3エッジカウンタ66aとは、第2エッジ検出回路64
の検出信号によりイネーブルとなり、第3エッジカウン
タ66aがタイミングクロックTCLKのカウントを開
始して第3エッジ検出回路63aの検出信号に応じてそ
のカウントを停止し、カウント値をシフトレジスタ68
aに送出する。
【0036】第4エッジ検出回路64aと第4エッジカ
ウンタ67aとは、第3エッジ検出回路63aの検出信
号によりイネーブルとなり、第4エッジカウンタ67a
がタイミングクロックTCLKのカウントを開始して第
4エッジ検出回路64aの検出信号に応じてそのカウン
トを停止し、カウント値をシフトレジスタ68aに送出
する。また、サイクルパルスPCを遅延回路69を介し
て受けてその立上がりタイミングより少し遅れてリセッ
トされてその後、その動作を停止する。シフトレジスタ
68aは、17ビットのレジスタであって、フリッププ
ロップ65の出力をそのMSBに受け、9ビット目から
12ビット目に第3エッジカウンタ66aの値が、そし
て13ビット目から16ビット目に第4エッジカウンタ
67aの値がパラレルにセットされる。
【0037】ところで、コントローラ9と開始条件検出
回路3のデコーダ3c、そしてテスト基礎データとの関
係について述べると、ホストコンピュータ20に対して
ターゲット装置12からバス11上に、例えば、割り込
み信号が送出されたときには、デコーダ3cがこれを検
出してタイミングクロックTCLKの発生を停止すると
ともに、コントローラ9がこの検出信号を受けてテスト
データ生成回路9の動作を停止させ、メモリ8aあるい
は8bに停止コードを転送して記憶する。ホストコンピ
ュータ20からターゲット装置12に割り込み受付信号
が出されたときには、デコーダ3cは、これを検出して
デコード信号を停止してコントローラ9に動作の再開を
させ、タイミングクロックTCLKを発生して再び次ぎ
のデータの採取を開始する。このようなデータの一時的
な停止と再開は、バス11上にデータがしばらく転送さ
れないようなコードが発生したときにも行われる。これ
により有効なバスサイクルにおいてのみテストデータを
生成することが可能になり、収集されるテストデータ量
を低減することができる。なお、停止コードについて
は、テストデータ生成時にこれが発生したときに待ちル
ープ等の特定のテストデータに変換される。
【0038】以上説明してきたが、実施例では、タイミ
ングデータとして最初の信号が立上がり状態か、立下が
り状態かを示すために、9ビットのデータとしている
が、これは、第1エッジのタイミングと第2のエッジの
タイミングの8ビットの状態変化のデータのみとして、
プログラム処理等でデータの流れから最初のエッジが立
上がりあるいは立下がりかを判定するようにしもよい。
したがって、8ビットに1ビットを付加して9ビットに
する必要はない。また、実施例では、ターゲット装置に
は、基本プログラムの他にアプリケーションプログラム
も搭載されてテストされる場合がある。しかし、この発
明は、ターゲット装置が動作するだけの条件があればよ
いので、単に基本動作のプログラム等が搭載されている
ターゲット装置であってもよい。もちろん、これにアプ
リケーションプログラムが搭載されていてもよい。
【0039】また、ターゲット装置が転送するビット数
は、そのシステムに応じて決定されるので68ビットの
データに限定されない。したがって、テスト基礎データ
のビット数も616ビットに限定されるものではない。
特に、32本の配線ラインのバスでは、より少ないビッ
ト数でテストデータの生成が可能である。そして、方向
性フラグやサイクルフラグの発生回路によるフラグを4
ビット割り当てているが、さらに、予備としてこれより
多くのフラグを割り当ててもよい。特に、転送ビット数
が少ないときには、これに割り当てるビット数を多くす
ることができる。また、方向性フラグやサイクルフラグ
の発生回路は、種々の論理回路で構成できる。
【0040】また、実施例の方向性フラグは、カードイ
ネーブル(CE)、アウトプットイネーブル(OE)、
ライトイネーブル(WE)、I/Oリード(IOR)、
I/Oライト(IOW)の各信号線からの出力を受けて
生成しているが、これは、メモリカードやPCIバスや
VEMバス等では、リードやライトの方向性を示す制御
信号としてIOCHCK,IOCHRDY,IOW,I
OR,WRITE,IACK,IACKIN,IACK
OUTなど各種の制御信号に応じて生成することにな
る。
【0041】
【発明の効果】この発明にあっては、ターゲット装置と
ホストコンピュータとの実際の授受データをテスト基礎
データとして収集し、収集するデータについては、例え
ば、アドレス信号やデータ信号と制御信号とのタイミン
グ関係も含めて各バスサイクルの信号を基準として立上
がりあるいは立下がりタイミングをカウントし、さら
に、次の立下がりあるいは立上がりタイミングを、この
立上がりあるいは立下がりタイミングを基準にカウント
するようにしているので、それぞれのカウント値の数値
をバスサイクル期間内のものとして扱うことができる。
そこで、タイミングデータ値を小さくでき、しかも、こ
れらカウント値を合成して各サイクルごとにタイミング
データを生成するようにしているので、テストデータの
タイミングデータ量を低減することができる。その結
果、多くの動作状態に対して実データとしての基礎テス
トデータをより少ない情報量でメモリに採取することが
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のテスト基礎データ生成装置
のブロック図である。
【図2】図2は、テスト基礎データ生成装置における方
向性フラグデータについての説明図であり、(a) は、そ
の入力信号と出力信号との関係を示す説明図であり、
(b) そのフラグビットの機能の説明図である。
【図3】図3は、テスト基礎データ生成装置におけるサ
イクルフラグデータについての説明図であり、(a) は、
そのフラグビットの機能の説明図であり、(b) そのデー
タ転送との関係の説明図である。
【図4】図4は、テスト基礎データ生成装置におけるタ
イミングカウンタ回路のブロック図である。
【図5】図5は、テストデータ生成回路のタイミングデ
ータ生成についての説明図である。
【図6】図6は、テスト基礎データからテストデータを
生成する場合の生成方法の説明図である。
【図7】図7は、テストデータ生成処理のフローチャー
トである。
【図8】図8は、テストデータ生成回路において1バス
サイクルに4エッジのタイミングデータを生成するタイ
ミングカウンタ回路のブロック図である。
【図9】図9は、従来のテスト基礎データ生成装置のタ
イミングデータ生成についての説明図である。
【符号の説明】
1…方向性フラグ生成回路、2…サイクルフラグ生成回
路、3…開始条件検出回路、4…電源電圧検出回路、5
…終了検出回路、6…テストデータ生成回路、7…アド
レス発生回路、8a,8b…メモリ、9…コントロー
ラ、10…テスト基礎データ生成装置、11a,11b
…コネクタ、12…ターゲット装置、13…外部記憶装
置、20…ホストコンピュータ、61…タイミングカウ
ンタ回路、62…バッファメモリ、63…第1エッジ検
出回路、64…第2エッジ検出回路、65…フリッププ
ロップ、66…第1エッジカウンタ、67…第2エッジ
カウンタ、68…シフトレジスタ、69…遅延回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 11/22 - 11/26 G06F 13/00 G06F 13/20 - 13/378

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターゲット装置とデータ処理装置との間の
    データ転送バスに接続され、データ転送バス上のデータ
    転送の基準期間を示すバスサイクルパルスを受けてこれ
    に同期してこれより高い周波数のタイミングクロックを
    発生するサンプルクロック発生回路と、前記バスサイク
    ルパルスを基準として前記データ転送バス上の信号につ
    いてその立上がりおよびその立下がりのいずれか一方ま
    での前記タイミングクロックをカウントする第1のカウ
    ンタと、前記データ転送バス上の信号の前記立上がりお
    よびその立下がりのいずれか一方から立下がりおよびそ
    の立上がりのいずれか他方までの前記タイミングクロッ
    クをカウントする第2のカウンタと、第1および第2の
    カウンタの値を1つのデータ値に合成してテスト基礎デ
    ータとして発生するデータ発生回路と、前記テスト基礎
    データを記憶するメモリとを備え、前記データ処理装置
    と前記ターゲット装置との間でデータの授受を行い前記
    メモリに前記バスサイクルパルスに応じて順次テスト基
    礎データを記憶するテスト基礎データ生成装置。
  2. 【請求項2】さらに、前記データ転送バスに接続され、
    このバス上のデータ転送信号のうちの制御データに対応
    する信号に応じて前記データの転送の方向を示す信号あ
    るいは転送方向を示すデータを生成する方向性信号生成
    回路と有し、前記ターゲット装置は、カードおよびイン
    タフェース基板のいずれかであり、前記データ発生回路
    は、前記方向性信号生成回路の出力のデータを前記テス
    ト基礎データに加えて前記テスト基礎データとする請求
    項1記載のテスト基礎データ生成装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記データ転送バスに接続され、
    このバス上のデータ転送信号に対応する信号に応じて前
    記有効バスサイクルを検出して、前記データ発生回路を
    前記有効バスサイクル時のみ動作させる請求項1記載の
    テスト基礎データ生成装置。
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