JP2970735B2 - 試料液排出器 - Google Patents

試料液排出器

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JP2970735B2
JP2970735B2 JP6086194A JP6086194A JP2970735B2 JP 2970735 B2 JP2970735 B2 JP 2970735B2 JP 6086194 A JP6086194 A JP 6086194A JP 6086194 A JP6086194 A JP 6086194A JP 2970735 B2 JP2970735 B2 JP 2970735B2
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試料液排出器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3はネブライザーで試料液を霧化して
高周波誘導結合プラズマ装置(ICP)に導入する場合
の試料液排出器を説明する図である。ネブライザーガス
が導入されるネブライザー2によって試料液1を霧化
し、霧化した霧をスプレーチャンバ4の中へ吹き出させ
る。スプレーチャンバ4はキャップ3を通してネブライ
ザー2が取り付けられ、内部に霧の粒径を選別するため
の内筒4aが設けられている。内筒4aは粒径の大きな
霧は接触して液化し、小さいものは搬送するためのもの
である。霧化した試料の一部は補助ガス、プラズマガス
が導入されるトーチ5へ導かれ、ワークコイル6により
プラズマ化されたガス中でイオン化され分析装置へ導か
れる。一方、残りの試料は液滴となってスプレーチャン
バ4の管壁を伝わって排出管8を通り、ペリスタルティ
ックポンプ9によって廃液容器10へ排出される。
【0003】図4は超音波タイプのネブライザーを使用
した場合の説明図である。試料液1はチューブ22を介
して超音波ネブライザー20へ吸い出され、吸い出され
た試料液は超音波振動子21により霧化され、ネブライ
ザー内を回りながら加熱器23で気液分離されて凝縮さ
れ、冷却器24で凝縮されて図示しないトーチへ導かれ
るようになっいる。冷却器24で凝縮される過程で、管
壁に接触した霧は液化され、排出管26を通りペリスタ
ルティックポンプ28で排出され、またネブライザー2
0内で搬送されなかった試料液は排出管25を通りペリ
スタルティックポンプ27を通して廃液容器10に排出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すタイプのも
のにおいて、トーチ5へ送られなかった液を排出するの
にペリスタルティックポンプ9が使用されているが、こ
れはスプレーチャンバ4の内部の圧力を保つためであ
り、ペリスタルティックポンプは複数の球体で順次チュ
ーブを加圧してへこませて液を搬出しているため、内部
圧が脈動すると言う問題がある。内部圧が変動するとプ
ラズマトーチへの試料の供給に変動が生じてしまう。こ
のことは図4に示す超音波ネブライザータイプの場合に
も同様である。他にU字管を使って廃液する方法もある
が、U字管のサイズや位置の決定および条件の変更によ
る調整等、多くの問題がある。本発明は上記課題を解決
するためのもので、プラズマトーチへの試料供給の変動
をなくし、安定供給することができる試料液排出器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料液をネブ
ライザーに導入して霧化し、霧化した試料の一部をプラ
ズマトーチへ供給すると共に、残りを液滴化して廃液容
器へ排出するようにした試料液排出器において、廃液容
器を密閉型構造とし、試料液を霧化してプラズマへ供給
する容器と廃液容器との間に導通管を設けて連通するよ
うにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は廃液容器を密閉型構造とし、試料霧化
容器と廃液容器とを連通する導通管を設けることによ
り、試料霧化容器から液体が廃液容器へ流れ出てもそれ
と同体積分の気体が試料霧化容器へ戻されるため、試料
を霧化してプラズマトーチへ供給する容器の内部圧力を
一定にし、プラズマへの試料供給を安定化することが可
能となる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す図である。本
実施例は図3に示す試料液排出器と同タイプのものであ
り、廃液容器10を密閉型とし、この廃液容器とスプレ
ーチャンバー4との間に導通管11を設け、ペリスタル
ティックポンプを用いないようにした点が異なってい
る。試料液1を霧化するネブライザー2はスプレーチャ
ンバ4にキャップ3を支持体として取り付けられてお
り、スプレーチャンバ4はトーチ5に接続されている。
スプレーチャンバ4の両端からそれぞれ1本づつ導通管
11と排出管8とが出ており、それらが2本とも廃液容
器10に連通している。なお、排出管8は廃液13に浸
かる位置までの深さまで延ばしておく。この廃液容器1
0は排出弁12を備えており、密閉型構造となっていて
スプレーチャンバ4より下方に配置される。
【0008】次に動作について説明すると、試料液1は
ネブライザ2を通して霧化され、その一部がトーチ5へ
供給され、残りは廃液としてスプレーチャンバ4から排
出管8を通して廃液容器10へ流れ落ちて行く。この
時、流れ出た液の体積分、スプレーチャンバ4の体積は
変化するが、廃液容器10とスプレーチャンバ4とを導
通管11で接続しているため、双方とも同じ圧力下にあ
ると同時にスプレーチャンバ4の体積変化は相殺され
る。すなわち、廃液容器10中の液面が上昇してその空
間部分の体積が減じ、その部分の気体は流れ込んだ液と
同体積分、導通管11を通してスプレーチャンバ4を経
て戻される。このため、スプレーチャンバ4の内部圧力
は液の流れに伴って変化せず、またスプレーチャンバ4
からの液の排出は、スプレーチャンバ4と廃液容器10
との水位差で可能である。なお、導通管、排出管は管の
抵抗の小さい内径が大きめのものを使うことが望まし
い。
【0009】なお、図1に示したものは、導通管11の
スプレーチャンバ側への取り付けはキャップ3を通して
行うようにしているが、キャップ3の部分を使わなくて
も良く、スプレーチャンバの一部と直接接続するように
しても良い。また、排出弁12は自動弁としても良い。
また、液の排出をスムーズにするために、従来同様ペリ
スタルティックポンプ等を排出管8に装着しても良く、
この場合は排出管の内径は小さめでも構わないと同時に
廃液容器10の設置高さ位置も必ずしもスプレーチャン
バ4の下位とする必要はない。
【0010】図2は本発明の他の実施例を示す図であ
り、図4と同一番号は同一内容を示しており、廃液容器
10を密閉型構造とし、これと超音波ネブライザー20
との間を導通管30で連通した点のみ異なっている。本
実施例においても、図1の場合と同様に、廃液容器を密
閉構造とし、廃液容器と超音波ネブライザー20との間
を導通管30で連通しているため、排出管25あるいは
26を通して液が廃液容器31へ排出されても、廃液容
器31に流れ込んだ液と同体積分、導通管30を通して
気体が超音波ネブライザーへ戻され、超音波ネブライザ
ー20、あるいはトーチへ供給する全体の空間内の液排
出による圧力変動が導通管30を通して吸収される。そ
の結果、図1の場合と同様に安定した試料液の供給が可
能である。なお、図2の例においても廃液容器を下方位
置とすることにより、ペリスタルティックポンプ27
、28を省略することも可能である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プラズマ
トーチへ試料液を供給する霧化空間内の内部圧力の変動
を導通管により吸収することができるので、プラズマト
ーチへの試料の安定供給を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例を示す図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す図である。
【図3】 試料液排出器を説明する図である。
【図4】 超音波ネブライザーを使用した試料液排出器
を示す図である。
【符号の説明】
1…試料液、2…ネブライザー、3…キャップ、4…ス
プレーチャンバー、5…トーチ、8…排出管、10…廃
液容器、11…導通管、12…排出弁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料液をネブライザーに導入して霧化
    し、霧化した試料の一部をプラズマトーチへ供給すると
    共に、残りを液滴化して廃液容器へ排出するようにした
    試料液排出器において、廃液容器を密閉型構造とし、試
    料液を霧化してプラズマへ供給する容器と廃液容器との
    間に導通管を設けて連通するようにしたことを特徴とす
    る試料液排出器。
JP6086194A 1994-03-30 1994-03-30 試料液排出器 Expired - Fee Related JP2970735B2 (ja)

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