JP2970599B2 - 移動通信システムにおけるチャネル割り当て方式 - Google Patents

移動通信システムにおけるチャネル割り当て方式

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JP2970599B2
JP2970599B2 JP9162718A JP16271897A JP2970599B2 JP 2970599 B2 JP2970599 B2 JP 2970599B2 JP 9162718 A JP9162718 A JP 9162718A JP 16271897 A JP16271897 A JP 16271897A JP 2970599 B2 JP2970599 B2 JP 2970599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
通信システムのチャネル割り当て方式に関し、特に、優
先度を用いてチャネル配置を学習させ、チャネル割り当
ての判定条件として希望波対干渉波電力比を用いる移動
通信システムのチャネル割り当て方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話等の移動通信システ
ムにおいては、トラヒックの収容能力を向上させるため
に極小ゾーン化を行う場合、そのチャネル割り当てには
干渉を考慮した自律分散学習型の方式が適していること
が知られている。この方式は、チャネルに優先度を設定
し、優先度順に所定の希望波対干渉波比とそのしきい値
とを比較し、当該チャネルの希望波対干渉波比がしきい
値以上であればチャネルを割り当てるのが一般的であ
る。
【0003】さらに、この方式における干渉確率をより
低減するチャネル割り当て方式として、複数のしきい値
を設定する方法が特開平6−90205号公報に開示さ
れている。
【0004】以下に、上述したような従来の移動通信シ
ステムにおけるチャネル割り当て方式について図面を参
照して説明する。
【0005】図2は、一般的なチャネル割り当て方式が
用いられる移動通信システムの一構成例を示す図であ
る。
【0006】本例は図2に示すように、システム全体の
制御を行う制御装置60と、制御装置60に接続された
複数の基地局41〜43と、無線伝送路を介して基地局
41〜43と接続された移動局である移動機51〜53
とから構成されており、基地局41〜43のそれぞれに
は、基地局用制御装置412,422,432と、無線
信号の送受信を行う送受信装置411,421,431
とが設けられている。
【0007】図3は、従来のチャネル割り当て方式のア
ルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
【0008】本従来例は、チャネル配置の学習を行うチ
ャネル棲み分け部1と、チャネル棲み分け部1において
学習した優先順位に従って割り当て可能かどうかを希望
波対干渉波電力比(以下、CIRと称する)の値によっ
て調べ、条件を満たしていればそのチャネルを割り当て
て通話を開始し、また条件を満たすチャネルが全くなけ
れば、呼損とするチャネル割り当て部2とからなってい
る。なお、本従来例におけるチャネル数はMとする。
【0009】まず、チャネル番号が1のものから測定が
行われる(ステップS101)。
【0010】設定されたチャネル番号について干渉波電
力値が測定され、その干渉波電力値が予め決められたし
きい値(電力しきい値)と比較され、その比較結果によ
り、チャネルが使用中であるかどうかが判断される(ス
テップS102)。ここで、測定された干渉波電力値が
電力しきい値未満であれば、そのチャネルは使用されて
いないと判断され、また、測定された干渉波電力値が電
力しきい値以上であれば、そのチャネルが使用中である
と判断される。
【0011】ステップS102においてチャネルが使用
されていないと判断された場合は、そのチャネルの優先
度が上げられ(ステップS104)、逆に、チャネルが
使用中であると判断された場合は、そのチャネルの優先
度が下げられる(ステップS103)。
【0012】次に、通話要求があるかどうかが判断され
(ステップS105)、通話要求がない場合、現在処理
されているチャネル番号がMであるかどうかが判断され
る(ステップS106)。
【0013】ステップS106においてチャネル番号が
Mではないと判断された場合、現在処理されているチャ
ネル番号の次のチャネル番号に移行し(ステップS10
7)、ステップS102に戻って、上述した処理が繰り
返し行われる。
【0014】また、ステップS106においてチャネル
番号がMであると判断された場合は、ステップS101
に戻って、上述した処理が繰り返し行われる。
【0015】一方、ステップS105において通話要求
があった場合は、チャネル割り当て部2における処理に
移行する。
【0016】上述した一連の処理が1〜Mの番号を有す
る各チャネル毎に順次行われ、それにより、各チャネル
に対して、ある基地局において使われやすいチャネルと
使われにくいチャネルとが棲み分けられ、優先度すなわ
ちチャネルを割り当てるに当たっての優先順位が学習さ
れる。
【0017】以下に、チャネル割り当て部2における処
理について説明する。なお、優先順位においては、優先
度が最大のものを優先順位1とし、以下順に2,3,・
・・,Mとする。また、CIRのしきい値(以下、CI
Rしきい値と称する)として、優先順位が1以上a以下
のチャネルにはCIRしきい値をBと設定し、優先順位
がaを越えb以下のチャネルにはCIRしきい値をCと
設定し、優先順位がbを越えたチャネルにはCIRしき
い値をCと設定する。ただし、a<b<M、B≧C≧D
の関係があるものとする。
【0018】まず、優先順位が1のチャネルから処理が
行われる(ステップS201)。
【0019】調ベる対象としているチャネルの優先順位
によってCIRしきい値が異なるようにフローを分岐さ
せる(ステップS202)。具体的には、優先順位が1
以上a以下のチャネル、優先順位がaを越えb以下のチ
ャネル、優先順位がbを越えたチャネルにそれぞれフロ
ーを分岐させる。
【0020】優先順位が1以上a以下のチャネルにおい
ては、CIRしきい値をBとし、対象としているチャネ
ルのCIRとの比較が行われ(ステップS203a)、
優先順位がaを越えb以下のチャネルにおいては、CI
Rしきい値をCとし、対象としているチャネルのCIR
との比較が行われ(ステップS204a)、優先順位が
bを越えるチャネルにおいては、CIRしきい値をDと
し、対象としているチャネルのCIRとの比較が行われ
る(ステップS205a)。
【0021】ステップS203a,S204a,S20
5aにおける比較において、対象としているチャネルの
CIRがそれぞれのCIRしきい値以上であれば、干渉
波の影響を受けることなく通話可能と判断され、このチ
ャネルが割り当てられて通話が開始される(ステップS
207)。
【0022】逆に、対象としているチャネルのCIRが
CIRしきい値未満であった場合は、優先順位が、次位
のチャネルについて調べるように移行し(ステップS2
09)、ステップS202に戻って、上述した処理が繰
り返し行われる。
【0023】またこのとき、優先順位がM番目であるか
どうかが判断され(ステップS206)、優先順位がM
番目であった場合は、どのチャネルも通話できる条件を
満たさなかったことになるので、呼損と判断される(ス
テップS208)。
【0024】上述したような従来のチャネル割り当て方
式は、複数のCIRしきい値を設け、優先度の高いチャ
ネルのCIRしきい値を高くすることにより、自基地局
で高い希望波電力となる、すなわち他基地局に対しては
高い干渉波電力となるチャネルを割り当てる確率を抑え
ようとするものである。これによって、干渉確率を減ら
し呼損率の増加を抑える効果があるとされている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のチャネル割り当て方式においては、以下
に記載するような問題点がある。
【0026】(1)しきい値との比較が常に高いしきい
値の方から順に行われているため、選択されるチャネル
は、通話可能な干渉条件の範囲の中で干渉量が最も少な
いものに限定されてしまう。
【0027】(2)通信内容がデジタルデータの場合は
回線品質劣化による再送等における伝送効率の低下を極
力避けることができるが、通信内容がアナログ音声の場
合には多少の品質劣化があっても通話には支障がないこ
とが多いため、余裕がありすぎるチャネルの選択を行な
う場合があり、これにより、トラヒックの収容能力向上
を妨げる要因が生じてしまう。
【0028】本発明が、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、通話形態に
応じてチャネルを選択することができるとともに、トラ
ヒックの収容能力の向上を図ることができる移動通信シ
ステムにおけるチャネル割り当て方式を提供することを
目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の無線ゾーンと、当該複数の無線ゾー
ン内にそれぞれ配設される基地局と、当該基地局と無線
伝送路により接続された複数の移動局とを備えた移動通
信システムにて、前記基地局が独立に各チャネルに対す
る優先度を定め、各チャネルの干渉波電力値を測定し、
当該測定された干渉波電力値が所定の電力比しきい値未
満であるチャネルでは前記定められた優先度を上げるよ
うに修正し、当該測定された干渉波電力値が所定の電力
比しきい値以上であるチャネルでは前記定められた優先
度を下げるように修正し、当該修正された優先度が高い
チャネルから順に希望波電力値に対する干渉波電力値の
比である希望波対干渉波電力値を測定し、前記電力比し
きい値として異なる値の複数の比しきい値を設定し、前
記修正された優先度が高いチャネルについては、その修
正された優先度に応じて、当該チャネルの測定された希
望波対干渉波電力比と当該設定された複数の比しきい値
とを比較し、当該測定された希望波対干渉波電力比がし
きい値以上となるチャネルを前記移動局のうちの通話要
求のあった移動局に割り当てる移動通信システムにおけ
るチャネル割り当て方式において、前記設定された複数
の比しきい値のうちの高い値の比しきい値から順に選択
し、選択された比しきい値と前記測定された希望波対干
渉波電力比とを比較していく第1の比較手段と、前記設
定された複数の比しきい値のうちの低い値の比しきい値
から順に選択し、選択された比しきい値と前記測定され
た希望波対干渉波電力比とを比較していく第2の比較手
段とを有し、前記第1の比較手段と前記第2の比較手段
とのいずれか一方を用いて、前記設定された複数の比し
きい値と前記測定された希望波対干渉波電力比との比較
が行われることを特徴とする。
【0030】また、前記チャネルにおける通信形態に基
づいて、前記第1の比較手段と前記第2の比較手段との
いずれか一方を選択する選択手段を有することを特徴と
する。
【0031】また、前記選択手段は、前記移動局に実装
された通信装置に基づいて、チャネルにおける通信形態
を検出することを特徴とする。
【0032】また、前記選択手段は、通信データに基づ
いて、チャネルにおける通信形態を検出することを特徴
とする。
【0033】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、複数の比しきい値と希望波対干渉波電力比と
の比較が、チャネルの通信形態に基づいて、複数の比し
きい値のうちの高い値の比しきい値から順に希望波対干
渉波電力比と比較されたり、複数の比しきい値のうちの
低い値の比しきい値から順に希望波対干渉波電力比と比
較されたりするように選択されるので、割り当てられる
チャネルが、通信形態に応じた適切な干渉条件の範囲の
中から選択される。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0035】図1は、本発明の移動通信システムにおけ
るチャネル割り当て方式の実施の一形態のアルゴリズム
を示すフローチャートである。
【0036】なお、本形態は、図2に示したような移動
通信システムに用いられる。
【0037】図1に示すように本形態においては、図3
に示したものに対して、状況に応じてしきい値の比較設
定順序を変える選択手段を有する条件判断部3における
処理が加えられている。
【0038】条件判断部3においては、チャネル割り当
てを行なうアルゴリズムに移行する前に条件判断が行わ
れ、通信の形態がデジタルデータの場合には、しきい値
の高い方からCIRの比較が行われ、また、通信の形態
がアナログ音声の場合にはしきい値の低い方からCIR
の比較が行われるようにパラメータの切り替えが行われ
る。
【0039】まず、チャネル番号が1のものから測定が
行われる(ステップS101)。
【0040】設定されたチャネル番号について干渉波電
力値が測定され、その干渉波電力値が予め決められたし
きい値(電力しきい値)と比較され、その比較結果によ
り、チャネルが使用中であるかどうかが判断される(ス
テップS102)。ここで、測定された干渉波電力値が
電力しきい値未満であれば、そのチャネルは使用されて
いないと判断され、また、測定された干渉波電力値が電
力しきい値以上であれば、そのチャネルが使用中である
と判断される。
【0041】ステップS102においてチャネルが使用
されていないと判断された場合は、そのチャネルの優先
度が上げられ(ステップS104)、逆に、チャネルが
使用中であると判断された場合は、そのチャネルの優先
度が下げられる(ステップS103)。
【0042】次に、通話要求があるかどうかが判断され
(ステップS105)、通話要求がない場合、現在処理
されているチャネル番号がMであるかどうかが判断され
る(ステップS106)。
【0043】ステップS106においてチャネル番号が
Mではないと判断された場合、現在処理されているチャ
ネル番号の次のチャネル番号に移行し(ステップS10
7)、ステップS102に戻って、上述した処理が繰り
返し行われる。
【0044】また、ステップS106においてチャネル
番号がMであると判断された場合は、ステップS101
に戻って、上述した処理が繰り返し行われる。
【0045】一方、ステップS105において通話要求
があった場合は、条件判断部3における処理に移行す
る。
【0046】上述した一連の処理が1〜Mの番号を有す
る各チャネル毎に順次行われ、それにより、各チャネル
に対して、ある基地局において使われやすいチャネルと
使われにくいチャネルとが棲み分けられ、優先度すなわ
ちチャネルを割り当てるに当たっての優先順位が学習さ
れる。
【0047】条件判断部3においては、通信の形態に応
じて、チャネルの割り当て可否を決定するしきい値の比
較順序が切り替えられるが、その切り替えのためのしき
い値となるCIRしきい値として、B≧C≧Dとなる関
係の三種の値が予め設定されている。また、条件判断の
結果、CIRしきい値が代入されるCIRしきい値パラ
メータをp,q,rとする。
【0048】ステップS105において通話要求があっ
た場合、まず、選択手段(不図示)において、その通信
の形態がデジタルデータであるかアナログ音声であるか
が判断される(ステップS301)。なお、判断の手段
としては、例えば、移動機51(図2参照)の操作者が
移動機に設定した通信形態の情報を通話要求時に基地局
41(図2参照)で受信し、この情報を条件判断部3に
与えることで実現することができる。
【0049】ステップS301において通信形態がデジ
タルデータの通信であると判断された場合、CIRしき
い値パラメータp,q,rにそれぞれCIRしきい値の
値B,C,Dが代入される(ステップS302)。
【0050】また、ステップS301において通信形態
がデジタルデータの通信ではないと判断された場合、C
IRしきい値パラメータp,q,rにそれぞれCIRし
きい値の値D,C,Bが代入される(ステップS30
3)。
【0051】以上のようなパラメータの設定がなされた
後、チャネル割り当て部2における処理に移行する。な
お、優先順位においては、優先度が最大のものを優先順
位1とし、以下順に2,3,・・・,Mとする。また、
CIRしきい値として、優先順位が1以上a以下のチャ
ネルにはCIRしきい値パラメータとしてpを設定し、
優先順位がaを越えb以下のチャネルにはCIRしきい
値パラメータとしてqを設定し、優先順位がbを越えた
チャネルにはCIRしきい値パラメータとしてrを設定
する。ただし、a<b<Mの関係があるものとする。
【0052】まず、優先順位が1のチャネルから処理が
行われる(ステップS201)。
【0053】調ベる対象としているチャネルの優先順位
によってCIRしきい値が異なるようにフローを分岐さ
せる(ステップS202)。具体的には、優先順位が1
以上a以下のチャネル、優先順位がaを越えb以下のチ
ャネル、優先順位がbを越えたチャネルにそれぞれフロ
ーを分岐させる。
【0054】優先順位が1以上a以下のチャネルにおい
ては、CIRしきい値をpとし、対象としているチャネ
ルのCIRとの比較が行われ(ステップS203a)、
優先順位がaを越えb以下のチャネルにおいては、CI
Rしきい値をqとし、対象としているチャネルのCIR
との比較が行われ(ステップS204a)、優先順位が
bを越えるチャネルにおいては、CIRしきい値をrと
し、対象としているチャネルのCIRとの比較が行われ
る(ステップS205a)。
【0055】ステップS203a,S204a,S20
5aにおける比較において、対象としているチャネルの
CIRがそれぞれのCIRしきい値以上であれば、干渉
波の影響を受けることなく通話可能と判断され、このチ
ャネルが割り当てられて通話が開始される(ステップS
207)。
【0056】逆に、対象としているチャネルのCIRが
CIRしきい値未満であった場合は、優先順位が、次位
のチャネルについて調べるように移行し(ステップS2
09)、ステップS202に戻って、上述した処理が繰
り返し行われる。
【0057】またこのとき、優先順位がM番目であるか
どうかが判断され(ステップS206)、優先順位がM
番目であった場合は、どのチャネルも通話できる条件を
満たさなかったことになるので、呼損と判断される(ス
テップS208)。
【0058】以上説明したように本形態においては、チ
ャネル割り当ての可否判定がCIRしきい値パラメータ
と比較することによって行われ、CIRしきい値パラメ
ータに代入する値の大小の順序が通信の形態に基づいて
設定される。具体的には、通信の形態がデジタルデータ
の場合にはCIRしきい値の高い方から比較されるよう
に、また通信の形態がアナログ音声の場合にはCIRし
きい値の低い方から比較されるように設定が切り替えら
れるという特徴がある。
【0059】(他の実施の形態)上述した実施の形態に
おいては、CIRしきい値の種類を三種として説明した
が、複数であれば三種に限るものではない。
【0060】また、上述した実施の形態の説明において
は、ステップS301における判断の手段として、移動
機51(図2参照)の操作者が移動機に設定した通信形
態の情報を通話要求時に基地局41(図2参照)で受信
し、この情報を条件判断部3に与えるという例を用いて
説明したが、本発明はこれに限らず、この他の例とし
て、移動機にデジタルデータの通信装置が実装されてい
ることを移動機が物理的にまたはソフト的に自動的に検
出し、この情報を用いるようにしたものであってもよ
い。さらに通信するデータ自体から形態を検出するもの
であってもよい。
【0061】また、上述した実施の形態においては、パ
ラメータを介して順序を設定する例を説明したが、本発
明は通信の形態から直接的に順序を決めるアルゴリズム
などその他の方法によるものであってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
複数の比しきい値と希望波対干渉波電力比との比較順序
が、チャネルの通信形態に基づいて選択される構成とし
たため、割り当てられるチャネルを、通信形態に応じた
適切な干渉条件の範囲の中から選択することができる。
【0063】また、特に通信がアナログ音声の場合に、
必要以上に余裕があるチャネルの選択を行なうことが少
なくなるため、トラヒックの収容能力の向上を図ること
ができ、周波数の有効利用を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通信システムにおけるチャネル割
り当て方式の実施の一形態のアルゴリズムを示すフロー
チャートである。
【図2】一般的なチャネル割り当て方式が用いられる移
動通信システムの一構成例を示す図である。
【図3】従来のチャネル割り当て方式のアルゴリズムの
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 チャネル棲み分け部 2 チャネル割り当て部 3 条件判断部 41,42,43 基地局 51,52,53 移動機 60 制御装置 411,421,431 送受信装置 412,422,432 基地局用制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−65730(JP,A) 特開 平8−47033(JP,A) 特開 平8−33033(JP,A) 特開 平7−236173(JP,A) 特開 平6−197079(JP,A) 特開 平6−90205(JP,A) 特開 平7−154844(JP,A) 特開 昭63−103525(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線ゾーンと、当該複数の無線ゾ
    ーン内にそれぞれ配設される基地局と、当該基地局と無
    線伝送路により接続された複数の移動局とを備えた移動
    通信システムにて、前記基地局が独立に各チャネルに対
    する優先度を定め、各チャネルの干渉波電力値を測定
    し、当該測定された干渉波電力値が所定の電力比しきい
    値未満であるチャネルでは前記定められた優先度を上げ
    るように修正し、当該測定された干渉波電力値が所定の
    電力比しきい値以上であるチャネルでは前記定められた
    優先度を下げるように修正し、当該修正された優先度が
    高いチャネルから順に希望波電力値に対する干渉波電力
    値の比である希望波対干渉波電力値を測定し、前記電力
    比しきい値として異なる値の複数の比しきい値を設定
    し、前記修正された優先度が高いチャネルについては、
    その修正された優先度に応じて、当該チャネルの測定さ
    れた希望波対干渉波電力比と当該設定された複数の比し
    きい値とを比較し、当該測定された希望波対干渉波電力
    比がしきい値以上となるチャネルを前記移動局のうちの
    通話要求のあった移動局に割り当てる移動通信システム
    におけるチャネル割り当て方式において、 前記設定された複数の比しきい値のうちの高い値の比し
    きい値から順に選択し、選択された比しきい値と前記測
    定された希望波対干渉波電力比とを比較していく第1の
    比較手段と、 前記設定された複数の比しきい値のうちの低い値の比し
    きい値から順に選択し、選択された比しきい値と前記測
    定された希望波対干渉波電力比とを比較していく第2の
    比較手段とを有し、 前記第1の比較手段と前記第2の比較手段とのいずれか
    一方を用いて、前記設定された複数の比しきい値と前記
    測定された希望波対干渉波電力比との比較が行われるこ
    とを特徴とする移動通信システムにおけるチャネル割り
    当て方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動通信システムにお
    けるチャネル割り当て方式において、 前記チャネルにおける通信形態に基づいて、前記第1の
    比較手段と前記第2の比較手段とのいずれか一方を選択
    する選択手段を有することを特徴とする移動通信システ
    ムにおけるチャネル割り当て方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の移動通信システムにお
    けるチャネル割り当て方式において、 前記選択手段は、前記移動局に実装された通信装置に基
    づいて、チャネルにおける通信形態を検出することを特
    徴とする移動通信システムにおけるチャネル割り当て方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の移動通信システムにお
    けるチャネル割り当て方式において、 前記選択手段は、通信データに基づいて、チャネルにお
    ける通信形態を検出することを特徴とする移動通信シス
    テムにおけるチャネル割り当て方式。
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