JP2967923B2 - グラウンドアンカーの伸び計測装置 - Google Patents

グラウンドアンカーの伸び計測装置

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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグラウンドアンカーの伸
び計測装置に関し、とくに反射式レーザ変位計によりグ
ラウンドアンカーの伸びを迅速に高精度で計測する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図1を参照するに、法面等の地盤9にお
ける地滑り対策としてグラウンドアンカー1が使われて
いる。図示例では、グラウンドアンカー用のケーブル
(以下、グラウンドアンカーという。)1の下端1aを地
盤9に固着し、地盤表面の受圧板6を貫通してその上端
を地上に突出させ、受圧板6とグラウンドアンカー1の
上端部との間に加圧装置4を設ける。グラウンドアンカ
ー1の上端部を加圧装置4の可動部5に固定し、その可
動部5を例えば油圧装置10から加圧装置4へ送られる油
圧によって受圧板6から離す向きに押出してグラウンド
アンカー1を伸し緊張させ、その緊張力を受圧板6によ
って地盤9へ加えることにより、地盤9を強化して地滑
り等を防止する。
【0003】グラウンドアンカー1の設置に当っては、
緊張用の加圧装置4の荷重が予め設定された値になった
瞬間に、計測者がグラウンドアンカー1の伸びを例えば
ワイヤー式リニアエンコーダ等の計器によって計測し、
計測値を記録紙に書込んで記録をとっている。計器とし
ては、接触式のマイクロメータ(マイクロゲージ)も使
われており、計測者が目視によりグラウンドアンカー1
の伸びをマイクロメータで読取って測定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のグラウ
ンドアンカーの伸び計測には精度上の問題があった。即
ち、地盤工学会の「グラウンドアンカー設計・施工基
準,同解説」(平成8年6月10日、第11刷発行)は、使
用すべき変位計の精度として0.1mm程度が必要であると
しているのに対し、ワイヤー式リニアエンコーダの保証
精度は±0.2mm程度に過ぎず十分ではなかった。
【0005】上記の地盤工学会の施工基準は、変位計の
ストロークをグラウンドアンカーの最大変位量に対応で
きるものとしなければならないとしている。ストローク
が短いと盛り替えが必要となり計測精度が悪くなるため
である。実際に設置されるグラウンドアンカーでは、伸
びのストロークとして最大300mm程度が見込まれる。接
触式のマイクロメータは、0.1mmの精度で読取ることが
可能であるが計測レンジがせいぜい50mm程度と短く、緊
張完了までに必要な伸びのストローク(最大約300mm)
の全体に亘って計測するには盛り替えが必要となり計測
誤差が生じる要因を含むので、精度面から十分ではなか
った。
【0006】また、グラウンドアンカーを緊張させてい
る間は常に0.1mm程度の範囲で変位計2の読みが変動し
ており、目視の場合にはどの時点で読取るかの判断が困
難であり、伸びの読取り値と荷重の値との間の対応関係
が不正確になる虞があった。
【0007】さらに、ワイヤー式リニアエンコーダや接
触式のマイクロメータでは荷重計の読取りと変位計の読
取りとを同時に行うことが困難であり、計測のタイミン
グにずれが生じ、記録されたグラウンドアンカーの伸び
の計測値が必ずしも荷重を正確に表していないことがあ
った。
【0008】従って、本発明の目的はグラウンドアンカ
ーの伸びを高精度で簡単に測定する装置を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1を参照するに、本発
明によるグラウンドアンカーの伸び計測装置は、地表の
受圧板6を貫通して下端1aが地盤9に固着され上端が地
上に突出するグラウンドアンカー1の上端と受圧板6と
の間に設けた加圧装置4による伸びを測定する装置にお
いて、グラウンドアンカー1の上端の端面1bに対向させ
て配置した反射式レーザ変位計2、加圧装置4の荷重を
測定する荷重計20、及び例えば計測用コンピュータ12
(図2参照)のインタフェース・カード11などであって
レーザ変位計2の出力と荷重計20の出力とを実質上同時
に読取る読取り手段を備えてなるものである。
【0010】好ましくは、反射式レーザ変位計2をグラ
ウンドアンカー1の延長線上に配置し、その反射式レー
ザ変位計2の出力がそのままグラウンドアンカーの伸び
となるようにする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照して動作を説明する。
反射式レーザ変位計2をグラウンドアンカー1の上端側
端面1bに対向させて配置する。図示例では、支持装置21
によって測定期間中に不動点となるように変位計2を確
実に固定する。レーザ変位計2は、レーザビーム2aを送
出し、それがグラウンドアンカー上端面1aで反射して戻
ってくるまでの時間を測定し、変位計2と上端面1aとの
間の距離を測定し、その距離の変化分をもって変位とす
る。上端面1aの変位は、グラウンドアンカー1の伸びと
対応するので、この変位を知ればグラウンドアンカー1
の伸びを算出することができる。好ましくは、グラウン
ドアンカー1の延長線上にグラウンドアンカー1の上端
面1aと対向させて反射式レーザ変位計2を配置すること
により、反射式レーザ変位計2の出力をそのままグラウ
ンドアンカーの伸びの値とする。反射式レーザ変位計2
としては、分解能50μm若しくはさらに高度の分解能で
あってしかも計測範囲300mm以上のものを容易に入手し
て使用することができる。
【0012】加圧装置として、油圧装置10から圧油の供
給を受ける油圧ジャッキを使用する場合には、油圧装置
からの圧油配管に設けた圧力センサ3の出力と油圧ジャ
ッキの有効断面積との積を荷重計20において算出する。
このための乗算回路を荷重計20に含める。有効断面積
は、油圧が油圧ジャッキから受圧板6へ作用する際に有
効な油圧ジャッキの断面積である。
【0013】図3の流れ図を参照するに、計測の開始時
に計測時刻をタイムカウンタに設定若しくはリセットし
且つ加圧装置4の荷重増大速度を設定し、緊張開始後に
予め設定した計測時刻の到達を監視する。計測時刻の到
達が確認された時に、変位計2によるグラウンドアンカ
ー1の伸びの計測と荷重計20によるジャッキ荷重の計測
とを実質上同時に行う。こうして、グラウンドアンカー
1の伸びの計測値とその伸びを与える荷重との間の対応
が確実な測定値を得ることができる。必要に応じこの計
測値を計測用コンピュータ12等に記憶しておく。加圧装
置4の荷重が設計荷重に増大するまで、以上の操作を繰
返し、設計荷重時のグラウンドアンカー1の伸びと荷重
との計測をもって計測操作を終了し、同時にグラウンド
アンカー1の緊張操作をも終了する。
【0014】こうして、グラウンドアンカー1の伸び
を、0.1mm若しくはそれ以上の精度でしかも300mm若しく
はそれ以上の測定範囲に亘り容易に測定することができ
る。
【0015】従って、本発明の目的である「グラウンド
アンカーの伸びを高精度で簡単に測定する装置」の提供
が達成される。
【0016】
【実施例】図1のグラウンドアンカー1は、その地中部
分で地盤に固定された固定長部8と、その上方で伸縮が
可能な自由長部7とを有する。インタフェース・カード
11は、図2の計測用コンピュータ12と図1の反射式レー
ザ変位計2及び荷重計20との間の信号の出入のインタフ
ェースである。図3の流れ図による制御は、計測用コン
ピュータ12によって行うことができる。圧力センサ3の
出力である圧力値と加圧装置4の有効断面積との乗算を
計測用コンピュータ12の内部のプログラムで行う場合に
は、インタフェース・カード11の一方の入力を荷重計20
ではなく圧力センサ3とすることができる。なお、本発
明はインタフェース・カード11の使用に限定されるもの
ではなく、変位計2の出力とそれに対応する荷重計20の
出力とを実質上同時に読取るものであれば足りる。
【0017】反射式レーザ変位計2は、グラウンドアン
カー1の上側端面1aの変位を、例えば計測用コンピュー
タ12で可能なサンプリング頻度5万回/秒に応答する高
速で測定できるので、たとえグラウンドアンカー1の伸
びが比較的低速で変動してもその変動に影響されること
なく、荷重計20の出力に対応した伸びを計測できる。グ
ラウンドアンカー1の緊張に関するデータを中央で管理
する必要がある場合には、計測用コンピュータ12のメモ
リーの内容を、適当な通信手段により中央の親コンピュ
ータ15へ転送することができる。図2の例では親コンピ
ュータ15を直接に公衆電話回線16へ接続し、計測用コン
ピュータ12を携帯電話機17によって公衆電話回線16へ接
続して通信手段を構成している。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のグラウン
ドアンカーの伸び計測装置は、反射式レーザ変位計を用
い、さらにグラウンドアンカーに対する荷重と伸びとの
同時計測を行うので、高精度での伸びの計測、広い測定
範囲に亘る伸びの正確な計測、緊張時の伸びの振動に影
響されない計測、伸びと荷重との正確な対応を保った計
測などを達成する顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の構成を示す図式的ブロ
ック図である。
【図2】は、計測用コンピュータと親コンピュータとの
間の通信手段を示す。
【図3】は、グラウンドアンカー緊張操作時の伸び計測
の流れ図である。
【符号の説明】
1…グラウンドアンカー 2…反射式レーザ変位計 3…圧力センサ 4…加圧装置 5…可動部 6…受圧板 7…自由長部 8…固定長部 9…地盤 10…油圧装置 11…インタフェース・カード 12…測定用コンピュータ 15…親コンピュータ 16…公衆電話回線 17…携帯電話機 20…荷重計 21…支持装置
フロントページの続き (72)発明者 菊地 哲樹 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番15号 鹿島建設株式会社 関西支店内 (56)参考文献 特開 平5−196521(JP,A) 特開 平8−144273(JP,A) 特開 昭59−109835(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 1/00 G01L 5/00 E02D 5/80

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地表の受圧板を貫通して下端が地盤に固着
    され上端が地上に突出するグラウンドアンカーの上端と
    受圧板との間に設けた加圧装置による伸びを測定する装
    置において、グラウンドアンカーの上端の端面に対向さ
    せて配置した反射式レーザ変位計、前記加圧装置の荷重
    を測定する荷重計、及び前記レーザ変位計の出力と前記
    荷重計の出力とを実質上同時に読取る読取り手段を備え
    てなるグラウンドアンカーの伸び計測装置。
  2. 【請求項2】請求項1の計測装置において、前記反射式
    レーザ変位計をグラウンドアンカーの延長線上に配置
    し、前記反射式レーザ変位計の出力をグラウンドアンカ
    ーの伸びの値としてなるグラウンドアンカーの伸び計測
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の計測装置において、前記
    加圧装置を油圧装置に接続された油圧加圧装置とし、前
    記荷重計に前記油圧装置の油圧センサと前記油圧加圧装
    置の有効断面積との乗算回路を含めてなるグラウンドア
    ンカーの伸び計測装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れかの計測装置におい
    て、前記読取り手段を計測用コンピュータに接続したイ
    ンタフェース・カードとし、前記インタフェース・カー
    ドで読取った前記レーザ変位計の出力と前記荷重計の出
    力とを計測用コンピュータに記憶してなるグラウンドア
    ンカーの伸び計測装置。
  5. 【請求項5】請求項4の計測装置において、前記計測用
    コンピュータを通信手段により親コンピュータに接続
    し、前記レーザ変位計の出力と前記荷重計の出力とを親
    コンピュータへ転送してなるグラウンドアンカーの伸び
    計測装置。
  6. 【請求項6】請求項5の計測装置において、前記通信手
    段を前記計測用コンピュータに結合した携帯電話機が含
    まれる公衆電話回線としてなるグラウンドアンカーの伸
    び計測装置。
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