JP2967362B2 - 高圧地絡継電方式 - Google Patents
高圧地絡継電方式Info
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- JP2967362B2 JP2967362B2 JP17298690A JP17298690A JP2967362B2 JP 2967362 B2 JP2967362 B2 JP 2967362B2 JP 17298690 A JP17298690 A JP 17298690A JP 17298690 A JP17298690 A JP 17298690A JP 2967362 B2 JP2967362 B2 JP 2967362B2
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- Japan
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- zero
- ground fault
- phase current
- ground
- current transformer
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Description
【発明の詳細な説明】 (従来の技術) 従来の方向性地絡継電器は、零相変圧器および零相変
流器の両出力を方向性地絡継電器に入力し、零相電圧及
び零相電流の大きさ及び位相から地絡事故を判定してい
た。
流器の両出力を方向性地絡継電器に入力し、零相電圧及
び零相電流の大きさ及び位相から地絡事故を判定してい
た。
(発明が解決しようとする課題) 従来の方法ではわずかではあるが高圧配電線に存在す
る残留零相電圧のために、微地絡事故の場合に、地絡事
故の検出精度が悪く、地絡継電器が誤動作叉は動作しな
ければならない時に動作しないと言う問題があった。
る残留零相電圧のために、微地絡事故の場合に、地絡事
故の検出精度が悪く、地絡継電器が誤動作叉は動作しな
ければならない時に動作しないと言う問題があった。
特に配電系統の規模が大きい場合には微地絡事故が発
生しても零相電圧があまり上昇しないため地絡方向継電
器の動作設定が困難となる場合があった。また、配電系
統には途中に電圧調整器が設置される場合があり、この
場合に配電系統は地絡事故に起因しない零相電圧を発生
する。以上の理由で従来の方法では地絡事故検出の確実
性及び感度が不十分となっていた。さらに従来の方法
は、零相変圧器の出力と零相変流器の出力の両方を地絡
継電器まで配線しなければならない。これは繁雑である
ばかりでなく零相電圧と零相電流の極性を間違えるおそ
れがあった。
生しても零相電圧があまり上昇しないため地絡方向継電
器の動作設定が困難となる場合があった。また、配電系
統には途中に電圧調整器が設置される場合があり、この
場合に配電系統は地絡事故に起因しない零相電圧を発生
する。以上の理由で従来の方法では地絡事故検出の確実
性及び感度が不十分となっていた。さらに従来の方法
は、零相変圧器の出力と零相変流器の出力の両方を地絡
継電器まで配線しなければならない。これは繁雑である
ばかりでなく零相電圧と零相電流の極性を間違えるおそ
れがあった。
また、方向性地絡継電器は零相電圧及び零相電流の両
出力を入力して地絡事故の判定を行うため構成が複雑で
高価であった。本発明は以上の欠点を改善するためにな
されたものである。感度及び信頼性が極めて高く、しか
も構成が簡単な方向性地絡継電方式を提供するものであ
る。
出力を入力して地絡事故の判定を行うため構成が複雑で
高価であった。本発明は以上の欠点を改善するためにな
されたものである。感度及び信頼性が極めて高く、しか
も構成が簡単な方向性地絡継電方式を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段) 保護範囲内の地絡事故の検出については、保護範囲内
の電路の対地静電容量に流入する零相電流があるため
に、真の地絡事故に起因する事故電流との区別が困難と
なっている。そこでこの保護範囲内の対地静電容量に流
入する零相電流に等しいかその電流に近い電流を零相変
流器の一次側導体が貫通する部分に逆方向に流して不必
要な電流を相殺する構成とした。
の電路の対地静電容量に流入する零相電流があるため
に、真の地絡事故に起因する事故電流との区別が困難と
なっている。そこでこの保護範囲内の対地静電容量に流
入する零相電流に等しいかその電流に近い電流を零相変
流器の一次側導体が貫通する部分に逆方向に流して不必
要な電流を相殺する構成とした。
図1は本発明の一実施例である。C1は保護範囲内の対
地静電容量、C2は接地コンデンサである。接地コンデン
サの接地側の端子に接続した接地線を図1に示すように
零相変流器の一次側導体が貫通する部分を通す方法によ
り零相変流器に任意回数巻き付けて接地する。この時の
巻き回数をN回とすればNはC1をC2で除した値に近いも
のとする。またこの巻き回数はタップを設けて切り換え
可能としても良い。零相変流器及びコンデンサ形零相変
圧器は高圧開閉器に内蔵される場合も多いが本発明の零
相変流器及び接地コンデンサについても高圧開閉器に内
蔵することもできる。
地静電容量、C2は接地コンデンサである。接地コンデン
サの接地側の端子に接続した接地線を図1に示すように
零相変流器の一次側導体が貫通する部分を通す方法によ
り零相変流器に任意回数巻き付けて接地する。この時の
巻き回数をN回とすればNはC1をC2で除した値に近いも
のとする。またこの巻き回数はタップを設けて切り換え
可能としても良い。零相変流器及びコンデンサ形零相変
圧器は高圧開閉器に内蔵される場合も多いが本発明の零
相変流器及び接地コンデンサについても高圧開閉器に内
蔵することもできる。
図2は本発明の一実施例を回路図で示したものであ
る。
る。
(発明の効果) 本発明によると保護範囲外で発生した地絡事故の場
合、零相変流器の負荷側の対地静電容量に流入する電流
を補償巻線で相殺する。このため零相変流器の不必要な
出力がほとんどなくなる。したがって高圧配電系統の零
相電圧がどのように変化しても零相変流器に不必要な出
力を発生しないか叉は発生しても著しく小さい値とな
る。
合、零相変流器の負荷側の対地静電容量に流入する電流
を補償巻線で相殺する。このため零相変流器の不必要な
出力がほとんどなくなる。したがって高圧配電系統の零
相電圧がどのように変化しても零相変流器に不必要な出
力を発生しないか叉は発生しても著しく小さい値とな
る。
これに対し保護範囲内の事故電流は高感度に検出でき
る。保護範囲内の対地静電容量に流れる電流を検出しな
いこととしたために高圧地絡継電器の動作設定値を小さ
い電流値とすることが可能となる。このために供給変電
所との保護協調がとりやすくなる。地絡継電器には零相
変流器の出力のみを入力してその大きさを判断すれば良
いため従来の無方向性地絡継電器が利用でき安価であ
る。また、零相変圧器を必要としないのでその出力の配
線が不用となり従来のように工事ミス等により零相電圧
または零相電流の極性を間違うおそれがない。
る。保護範囲内の対地静電容量に流れる電流を検出しな
いこととしたために高圧地絡継電器の動作設定値を小さ
い電流値とすることが可能となる。このために供給変電
所との保護協調がとりやすくなる。地絡継電器には零相
変流器の出力のみを入力してその大きさを判断すれば良
いため従来の無方向性地絡継電器が利用でき安価であ
る。また、零相変圧器を必要としないのでその出力の配
線が不用となり従来のように工事ミス等により零相電圧
または零相電流の極性を間違うおそれがない。
図1は本発明の一実施例を示す説明図。 図2は図1の零相変流器の部分を回路図で示した説明図 1……高圧電路、2……接地コンデンサ 3……零相変流器、4……無方向性高圧地絡継電器 5……零相変流器出力端子、6……補償巻線 7……保護範囲内の電路の対地静電容量、8……負荷
Claims (1)
- 【請求項1】高圧電路に接地コンデンサ及び零相変流器
を備え、接地コンデンサの接地側端子に接地線を接続
し、その接地線を零相変流器の負荷側より電源側に向か
う方向に任意回数巻きつけて接地すると共に零相変流器
の出力を地絡継電器に入力することを特徴とした地絡継
電方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17298690A JP2967362B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 高圧地絡継電方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17298690A JP2967362B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 高圧地絡継電方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0469010A JPH0469010A (ja) | 1992-03-04 |
JP2967362B2 true JP2967362B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=15952059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17298690A Expired - Fee Related JP2967362B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 高圧地絡継電方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2967362B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4790040B2 (ja) * | 2009-04-10 | 2011-10-12 | アークホールディング株式会社 | サイズ調整中敷 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP17298690A patent/JP2967362B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0469010A (ja) | 1992-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |