JP2967038B2 - 替刃式剃刀の替刃 - Google Patents

替刃式剃刀の替刃

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JP2967038B2
JP2967038B2 JP19350595A JP19350595A JP2967038B2 JP 2967038 B2 JP2967038 B2 JP 2967038B2 JP 19350595 A JP19350595 A JP 19350595A JP 19350595 A JP19350595 A JP 19350595A JP 2967038 B2 JP2967038 B2 JP 2967038B2
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正幸 上野
澄 井戸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、替刃式剃刀に使
用される替刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、替刃式剃刀に使用される替刃で
は、刃体を保持板にて挟持し、その保持板の端部に形成
された櫛歯を刃体の刃先より先方に延出させたものがあ
る。
【0003】例えば、図7及び図8は理髪用の替刃式剃
刀の替刃51を示している。この替刃51の刃体52は
保持板53にて挟持され、刃体52の一方の面に接した
保持板53の端部にはその長手方向に所定距離を隔てて
複数の櫛歯54が形成されている。そして、各櫛歯54
により刃先55の一部が覆われることによって、替刃5
1には刃先55が露出した部分と、露出していない部分
が交互に形成されている。このような替刃51は、髪を
カットする時のカット量が櫛歯54により適量に調節さ
れるため髪を梳く際に広く利用されている。
【0004】また、櫛歯54は髪のカット量を調節する
機能の他に刃先55を保護する機能も併せ持つものであ
る。例えば、替刃51が挿着された剃刀を机の上に載置
する際には、刃先55の先方に延出された櫛歯54が刃
先55より先に机の表面に接触するため刃先55が机の
表面に接触せず、刃先55の損傷が未然に防止されてい
る。
【0005】また、他の替刃51としては、例えば図9
に示すものがある。この替刃51は図8に示した替刃5
1に形成された櫛歯54のうち、保持板53の両端部に
形成されたもの以外が省略されたものである。従って、
この替刃51は前述したカット量を調節する機能を有し
ないが、保持板53の両端部に設けられた櫛歯54によ
り刃先55が保護されるようになっている。
【0006】以上のように従来の替刃式剃刀の替刃51
においては、その保持板53の端部に形成された櫛歯5
4を刃体52の刃先55より先方に延出させることによ
り、髪のカット量が調節され、あるいはその刃先55の
保護が図られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の替刃
51は、例えば輸送時における振動により刃体52の位
置が保持板53に対してずれる虞があった。すなわち、
図8に示す替刃51において、図10に示すように刃体
52が櫛歯54が延出された方向(図10の下方)に移
動すると、それまで露出されていなかった部分の刃先5
5が露出してしまい替刃51におけるカット量が変化し
てしまうことになる。あるいは、図9に示す替刃51に
おいて、図11に示すように刃体52の位置ズレが生じ
ると、刃先55が櫛歯54より下方に突出してしまい、
櫛歯54によって刃先55を保護する機能が実質的に失
われてしまうことになる。
【0008】本発明は上記問題に着目してなされたもの
であって、その目的とするところは、替刃式剃刀の替刃
において、保持板に挟持された刃体の位置ズレを防止
し、同剃刀におけるカット量調節機能あるいは刃先保護
機能の低下を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、刃体が保持板にて挟持さ
れるとともに、当該保持板の端部には、前記刃体におけ
る刃先の少なくとも一部を覆うようにして該刃先より先
方に延出する延出部及び前記刃体が前記延出部の延出方
向に移動することを規制する移動規制手段が形成された
替刃式剃刀の替刃において、前記移動規制手段は、前記
延出部において前記刃先を係止可能に形成された係止段
部であり、前記係止段部及び前記刃先との間には、所定
間隔を有するクリアランスを設けたことをその要旨とす
るものである。
【0010】以上の構成によれば、延出部の延出方向に
いて刃体移動しようとする際、その移動は刃体の刃
先が係止段部に係止することにより規制される。即ち、
延出部の延出方向において保持板に対する刃体の移動量
が前記クリアランス以上となると、係止段部により刃先
の移動が規制される。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】この発明を具体化した第1及び第
の実施の形態について説明する。尚、以下に説明する
替刃はいずれも理髪用の替刃式剃刀に使用されるもので
ある。
【0014】(第1の実施の形態) 以下、第1の実施の形態について図1〜5に従って説明
する。図1は本実施の形態における替刃11の右側面図
である。同図に示すように、替刃11は刃体12と同刃
体12を挟持するステンレス製の保持板13にて構成さ
れている。
【0015】刃体12は全体が矩形状をなすステンレス
製板からなり、図1において刃体12の下端部が刃先1
4となっている。保持板13は前記刃体12の背部12
aに対応する位置にて断面U字形状をなすように折曲形
成され、刃体12の両側面を挟持している。刃体12の
両側面のうち一方に接した保持板13の下端部には延出
部としての複数の櫛歯15が形成されている。また、各
櫛歯15の先端部分は鋭角な角部とならないように、図
2に示すように略半円状に形成されている。
【0016】前記櫛歯15は保持板13の長手方向(図
2で左右方向)において所定間隔を隔てて形成されると
ともに、刃体12の刃先14を覆うようにして下方に延
出されている。従って、刃先14には櫛歯15により覆
われた部分(以下、非露出部17という)と、同櫛歯1
5により覆われず露出した部分(以下、露出部16とい
う)が交互に形成されている。また、この露出部16の
幅Laと非露出部17の幅Lbとは略等しくなっている。
尚、以下の説明において櫛歯15が延出された方向(図
1及び図2では下方向)を「刃先方向」という。
【0017】各櫛歯15の先端部分には、プレス加工に
より移動規制手段としての段部18がそれぞれ形成され
ており、前記刃先14は各段部18により係止可能とな
っている。より詳細に説明すれば、図1に示すように段
部18と刃先14との間には微小なクリアランスC1
形成されており、前記刃先方向において保持板13に対
する刃体12の移動量が前記クリアランスC1以上とな
ると、刃先14は段部18に係止されその移動が規制さ
れるようになっている。
【0018】また、刃体12を挟持する保持板13の両
側部には同保持板13の長手方向に延びる突条19が外
方に向けて突設されている。次に、本実施の形態におけ
る替刃11の使用方法について説明する。図3は本替刃
11が替刃式剃刀20(以下、単に剃刀20という)に
挿着された状態を示している。剃刀20は替刃11を支
持するための支持部21と柄部22とから構成されてい
る。図4に示すように、支持部21にはその長手方向に
延びる逆U字形状の支持溝29が形成されている。支持
溝29内には替刃11の保持板13が図3の矢印で示す
方向から挿入され、同保持板13は支持溝29内にて挟
着される。また、この際、支持部21の両下端部21a
は図4に示すように前記両突条19に接するようになっ
ている。従って、同剃刀20を使用する際にカットした
髪が支持溝29内に入り込むことを防止されている。
【0019】以上のように構成された本実施の形態にお
ける替刃11は以下の特徴を有するものである。 (イ)櫛歯15の先端部に形成された段部18により、
保持板13に対する刃体12の刃先方向における移動が
規制されるため、同方向において刃体12にはクリアラ
ンスC1以上の位置ズレが生じることがない。
【0020】図5には、本実施の形態に対する比較例と
して段部18が設けられていない替刃11の要部を拡大
して示す。(尚、図5では説明の便宜上、図1に示す替
刃11と同様の構成部材については同一の符号を付して
いる。)同図に示す段部18が設けられていない替刃1
1の場合、刃体12は刃先方向において移動し刃先14
の位置が、例えば同図に示す位置P1から位置P2に移動
することが考えられる。このように刃体12に位置ズレ
が生じると、露出部16において露出した刃先14の幅
a が幅La2に変化しカット量が増加する。その結果、
替刃11における所定のカット量が確保されないことと
なる。また、刃体12の位置が位置P2から位置P3
まで更に移動して、刃先14が刃先方向において櫛歯1
5より先方にまで移動した場合には、櫛歯15によるカ
ット量の調節機能及び刃先14の保護機能が失われるこ
ととなる。
【0021】しかしながら、本実施の形態に替刃11で
は上記のような問題が生じることがない。従って、本替
刃11を使用して髪をカットする際、髪は露出部16の
刃先14のみによってカットされるようになり、カット
量を調節することができる。また、櫛歯15は刃体12
の刃先14より先方に延出されているため、同刃先14
を損傷等から保護することができる。
【0022】(ロ)また、本実施の形態とは異なり、保
持板13の側部に形成された係止部あるいは係止片によ
り刃体12を係止し、刃体12と保持板13との位置ズ
レを防止する構造の場合、保持板13の側部に係止部あ
るいは係止片を形成する際に保持板13が若干変形する
ことがあり、剃刀20の支持部21に替刃11を挿着す
る場合にその変形部分により替刃11を支持部21の支
持溝29内に挿入し難くなることがある。
【0023】これに対して、本実施の形態では、櫛歯1
5の先端部分に形成された段部18により刃体12と保
持板13との位置ズレを防止するようにしている。その
ため、保持板13に変形部分が生じることがなく、替刃
11を支持部21の支持溝29内に容易に挿入すること
ができる。
【0024】(第2の実施の形態) 次に、第2の実施の形態について第1の実施の形態との
相違点を中心に図6を参照して説明する。
【0025】図6に示すように本実施の形態における替
刃11では、第1の実施の形態において保持板13に複
数形成されていた櫛歯15が同保持板13の左右両端部
に形成された櫛歯15a,15bを除き省略されてい
る。この2つの櫛歯15a,15bには第1の実施の形
態と同様の段部18が形成され、同段部18により刃体
12の刃先14方向における移動が規制されるようにな
っている。
【0026】本実施の形態における替刃11では、上記
第1の実施の形態における替刃11と異なり、髪のカッ
ト量を調節する機能を有するものではないが、刃先14
より先方に延出された櫛歯15a,15bにより同刃先
14の保護が図られている。また、段部18により刃先
14方向における刃体12の移動が規制されているた
め、刃先14が櫛歯15より先方側に移動することがな
く、櫛歯15による刃先14の保護機能が失われるとい
った欠点のないものである。
【0027】尚、本発明は以下に示す別の実施の形態と
して具体化することもできる。 (1)第1の実施の形態において各櫛歯15の先端部分
に形成された段部18は、必ずしも全ての櫛歯15に対
して形成する必要はなく、例えば、保持板13の左右両
端部に設けられた櫛歯15のみに段部18を形成するよ
うにしてもよい
【0028】(2)第1の実施の形態において、保持板
13に形成される櫛歯15の数は髪のカット量に応じて
適宜変更してもよい。 (3)第1の実施の形態において保持板13はステンレ
ス製としたが、同材質に限定されることなく、例えば、
合成樹脂等により保持板13を形成するようにしてもよ
い。
【0029】(4)第1の実施の形態において、段部1
8は櫛歯15の先端部分をプレス加工することにより同
櫛歯15と一体的に形成されているが、櫛歯15に別部
材を固着させることにより段部18に相当する部位を構
成するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、替刃式剃
刀の替刃において、延出部の延出方向における刃体の移
動が規制される。従って、同延出方向において刃体が延
出部よりもクリアランスにて設定される所定間隔以上
方に移動してしまうことがなく、保持板と刃体とは所定
の位置関係を維持する。その結果、同替刃におけるカッ
ト量調節機能あるいは刃先保護機能の低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における替刃の右側面図。
【図2】第1の実施の形態における替刃の正面図。
【図3】第1の実施の形態における替刃が挿着された替
刃式剃刀を示す斜視図。
【図4】第1の実施の形態における替刃が挿着された替
刃式剃刀の左側面図。
【図5】比較例における替刃を示す要部拡大図。
【図6】第2の実施の形態における替刃の正面図。
【図7】従来技術の替刃の右側面図。
【図8】従来技術の替刃の正面図。
【図9】従来技術の替刃の正面図。
【図10】従来技術の替刃において刃体に位置ズレが生
じた状態を示す正面図。
【図11】従来技術の替刃において刃体に位置ズレが生
じた状態を示す正面図。
【符号の説明】
11…替刃、12…刃体、13…保持板、14…刃先、
15…櫛歯(延出部)、18…段部(係止段部)、20
…替刃式剃刀28…凹部(係止段部)。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26B 21/12 B26B 21/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃体が保持板にて挟持されるとともに、
    当該保持板の端部には、前記刃体における刃先の少なく
    とも一部を覆うようにして該刃先より先方に延出する延
    出部及び前記刃体が前記延出部の延出方向に移動するこ
    とを規制する移動規制手段が形成された替刃式剃刀の替
    刃において、 前記移動規制手段は、前記延出部において前記刃先を係
    止可能に形成された係止段部であり、 前記係止段部及び前記刃先との間には、所定間隔を有す
    るクリアランスを設けたことを特徴とする替刃式剃刀の
    替刃。
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