JP2966950B2 - 試料変位測定装置 - Google Patents

試料変位測定装置

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JP2966950B2 JP6019291A JP6019291A JP2966950B2 JP 2966950 B2 JP2966950 B2 JP 2966950B2 JP 6019291 A JP6019291 A JP 6019291A JP 6019291 A JP6019291 A JP 6019291A JP 2966950 B2 JP2966950 B2 JP 2966950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試料の数ミクロン程度の
極めて僅かな試料の変位もしくは試料表面の凹凸を計測
する分野に利用できる試料変位測定用光学装置に係るも
のである。
【0002】
【従来技術】このような極めて僅かな試料の変位は従来
焦点エラー検出装置を用いて測定した。この焦点エラー
検出装置では収束光を試料表面に照射し、そして試料表
面からの反射光を検出して試料の変位を焦点位置からの
試料のずれとして計測していた。しかしこの測定では試
料の変位の絶対値は測定できない。試料の変位の絶対値
を焦点エラー検出装置で測定するには試料に既知の大き
さの変位を与えてこれを測定して、それを基準として測
定値を評定し変位の絶対値を求める。しかしこれは煩雑
な手数を要し、充分な精度も得られない。又別の方法と
しては干渉縞をつくり、光の波長と一定の関係にあるそ
れの強度変化を基準として試料の変位の測定値を評定し
変位の絶対値を求める。これも煩瑣な手続きを要し、ま
た機械的な振動や外部からの変化を受けやすく、正確な
測定は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、極め
て僅かな試料の変位もしくは試料表面の凹凸の絶対値を
正確に計測する試料変位測定用光学装置を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は半導体レーザー
のような光源からの不完全な直線偏光の所要の垂直成分
(以下「第1偏光成分」という)を焦点ずれ計測系に利
用し、本来所要とはされていない平行成分(以下「第2
偏光成分」という)を干渉縞生成・検出系に利用するこ
とによって焦点エラー検出装置にその測定値を評定する
ための干渉縞の強度変化計測系を内蔵させることによっ
て前記の目的を達成している。
【0005】本発明の試料変位測定用光学装置は、実質
的に直線偏光である平行光を発生する光発生手段と、平
行光の第1偏光成分を反射し、平行光の第2偏光成分を
透過する偏光ビームスプリッタと、第1と第2と第3の
ビームスプリッタと、第1偏光成分を(それが往復して
通過すると)第2偏光成分に変換する4分の1波長板
と、試料観察用の対物レンズと、試料の変位を焦点ずれ
として検出する焦点ずれ検出装置と、干渉縞の強度変化
を検出する光検出素子を含む干渉縞検出装置とを備えて
おり、それの焦点ずれ計測系の光路は以下のようにな
る。すなわち、光発生手段からの平行光の第1偏光成分
は、平行光の進行方向に交差する第1の方向へ偏光ビー
ムスプリッタにより反射し、第1の方向に交差する第2
の方向に第1のビームスプリッタにより反射され、それ
から4分の1波長板と対物レンズとを通って試料表面に
収束し、そして試料表面から反射し、対物レンズと4分
の1波長板とを通って、第1のビームスプリッタで反射
され、波長板を往復して通過することによって第2偏光
成分の光となった反射光は偏光ビームスプリッタを透過
し、そして焦点ずれ検出装置によって検出される。ま
た、干渉縞の強度変化計測系の光路は以下のようにな
る。すなわち、光発生手段からの平行光の第2偏光成分
は偏光ビームスプリッタを透過し、第3のビームスプリ
ッタで反射される。他方、光発生手段からの平行光の第
1偏光成分は第1の方向へ偏光ビームスプリッタにより
反射し、第2の方向に第1のビームスプリッタにより反
射され、それから4分の1波長板と対物レンズとを通っ
て試料表面に収束し、そして試料表面から反射し、対物
レンズと4分の1波長板とを通って(波長板を往復通過
することによって第2偏光成分の光となった)反射光は
第1のビームスプリッタを透過し、そして第2のビーム
スプリッタにより反射され、第3のビームスプリッタを
透過する。この透過した反射光と光発生手段から偏光ビ
ームスプリッタを透過した平行光の第2偏光成分とが干
渉して、干渉縞をつくる。この干渉縞の強度変化を計測
して焦点ずれとして表された試料の変位の絶対値を決定
する。
【0006】
【実施例】本発明の装置の実施例を添付図を参照して説
明する。半導体レーザー2とコリメータレンズ4とから
成る光発生手段は実質的に直線偏光である平行光を発生
する。半導体レーザー2が発生する光は完全な直線偏光
ではなく、そのためその光は所要の垂直成分又は第1偏
光成分と、これと交差する本来所要とはされていない平
行成分又は第2偏光成分とに分割される。偏光ビームス
プリッタ10は平行光の第1偏光成分を反射し、平行光の
第2偏光成分を透過する。
【0007】先ず、焦点ずれ計測系の光路を説明する。
半導体レーザー2の偏光はコリメータレンズ4で平行光
とされ、この第1偏光成分は平行光の進行方向に交差す
る第1の方向(図面では水平方向)へ偏光ビームスプリ
ッタ10によって反射される。この第1の偏光成分は、
第1の方向に交差するよう配置された第1のビームスプ
リッタ12−1により、第1の方向に交差する第2の方
向(図面では垂直方向)へ試料5に向けて反射される。
その後、この第1偏光成分は4分の1波長板8及び対物
レンズ6を通過して試料表面へ収束され、そして試料表
面から反射した反射光は再び対物レンズ6及び4分の1
波長板8を通過して第1のビームスプリッタ12−1に
よって第1の方向に偏光ビームスプリッタ10に向けて
反射される。この時、第1の偏光成分は4分の1波長板
8を往復したため、第2偏光成分に変化している。この
反射光の第2偏光成分は偏光ビームスプリッタ10によ
って反射されず、偏光ビームスプリッタ10を透過す
る。焦点ずれ検出装置20はこの反射光の第2偏光成分
によって焦点ずれの大きさに比例して変化する信号を生
じる。
【0008】次に、干渉縞の強度変化計測系の光路を説
明する。既に述べたように、半導体レーザー2からの光
は完全な直線偏光ではないため、コリメータレンズ4に
よって平行光とされた半導体レーザー2からの光には第
2偏光成分が含まれる。この第2偏光成分は偏光ビーム
スプリッタ10によって反射されず、偏光ビームスプリ
ッタ10を透過する。一方、半導体レーザー2からの平
行光の第1偏光成分は、偏光ビームスプリッタによって
第1の方向へ反射された後、第1のビームスプリッタ1
2−1によって第2の方向に反射され、4分の1波長板
8及び対物レンズ6を通って試料表面に収束され、試料
表面を反射した後、対物レンズ6及び4分の1波長板8
を通過し、更に第1のビームスプリッタ12−1を透過
する。この時の反射光は前に述べたように、第2偏光成
分である。この第2偏光成分は第1のビームスプリッタ
12−1を透過した後、その進行方向に交差する位置に
配置された第2のビームスプリッタ12−2によって第
3のビームスプリッタ12−3へ反射される。第3のビ
ームスプリッタ12−3はこの反射光の第2偏光成分を
光検出素子を備える干渉縞検出装置30へ透過させるの
であるが、この時、この反射光の第2偏光成分と、半導
体レーザー2から投射され、偏光ビームスプリッタ10
を透過し、第3ビームスプリッタ12−3において反射
された前記の第2偏光成分との間で干渉縞が形成され
る。この干渉縞はピンホール28を通して干渉縞検出装
置30によって検出され、この干渉縞の強度に対応した
信号が作られる。この信号は試料表面が変位すると正弦
波状に変化するがその正弦波のピークからピークまでの
周期を基準として焦点ずれの大きさを評定してその絶対
値を求める。このためデータ処理は、焦点ずれ検出装置
20と干渉縞検出装置30に接続されたデータ処理装置
(図示されていない)で実施される。
【0009】以上が本発明の装置の主な構成であるが、
試料5で反射した後に第1のビームスプリッタ12−1
を透過し、第2のビームスプリッタ12−2を透過した
反射光を接眼レンズ40に入射させ、試料を観察するよ
うにすることも出来る。本発明の試料変位測定装置に利
用出来る焦点ずれの検出方法としては、臨界角法、非点
収差法、フーコー法、ナイフエッジ法があり、これらに
ついて以下に説明する。
【0010】図1には臨界角法による焦点ずれの検出装
置が示されている。この焦点ずれ検出装置20は、ビー
ムスプリッタ22、平行光が入射するとこれを全反射す
るよう配置した臨界角プリズム24−1、24−2、光
の強度を検出するための光検出素子26−1〜26−4
を備える。試料表面変位の測定には、臨界角プリズム2
4−1と光検出素子26−1、26−2を設ければ足り
るが、試料表面が水平でなく僅かな傾斜がある時それに
よる計測誤差を排除するためにもう一組みの別の臨界角
プリズム24−2と光検出素子26−3、26−4を設
けている。
【0011】試料表面からの反射光である第2偏光成分
は偏光ビームスプリッタ10を透過した後、ビームスプ
リッタ22によって2方向に分割され臨界角プリズム2
4−1、24−2にそれぞれ入射する。試料が変位して
いるために試料表面が対物レンズ6の焦点位置からずれ
ている場合、臨界角プリズム24−1に入射する第2偏
光成分は平行光ではない。例えば対物レンズ6から遠ざ
かるように変位すると、図面で中心軸から上の方の光は
入射角が臨界角より小さくなり一部の光は臨界角プリズ
ム24−1を透過し、残りの光が光検出素子26−1に
入射し、図面で中心軸から下の方の光は入射角が臨界角
より大きくなるため、全反射されて光検出素子26−2
に入射する。光検出素子26−1、26−2の出力の差
から試料表面の変位に比例する信号が求まる。
【0012】また試料表面が水平でなく僅かな傾斜があ
ると、光検出素子26−1と26−2による信号の差
と、光検出素子26−3と26−4による信号の差との
和を求めることにより、その傾斜による誤差を相殺し
て、試料表面の変位に正確に比例する信号を求めること
が出来る。図2には非点収差法による焦点ずれ検出装置
が示されている。この焦点ずれ検出装置は、ビームスプ
リッタ42、4分割の光検出素子46−1、46−2、
そしてそれぞれが2つの収束線を持つ曲率異方性レンズ
44−1、44−2を備える。試料表面変位の測定には
曲率異方性レンズ44−1と4分割の光検出素子46−
1を設ければ足りるが、曲率異方性レンズ44−2と4
分割の光検出素子46−2を用いることによって計測誤
差を排除出来る。曲率異方性レンズ44−1は、入射光
が平行光の場合はその光をA点及びB点に線状に収束さ
せる。即ちこの光はA点において、紙面に垂直な線(4
分割光検出素子の1から3の方向に伸びる線)上の有限
の線として収束し、そしてB点において紙面内の中心軸
(一点鎖線)と直交する線(4分割光検出素子の2から
4の方向に伸びる線)上の有限の線として収束する。こ
の収束光の紙面に垂直な断面での形状は、A点からA点
とB点の中点に向かうに従って4分割光検出素子の1か
ら3の方向に伸びる楕円から円に変化し、中点からB点
に向かうに従って2から4の方向に伸びる楕円に変化す
る。
【0013】今、4分割検出素子46−1をA点及びB
点の中点に配置しておく。第2偏光成分は試料表面から
反射して偏光ビームスプリッタ10を透過した後、ビー
ムスプリッタ42によって2方向に分割され、曲率異方
性レンズ44−1と44−2に入射する。試料に変位が
存在せず、試料表面が対物レンズの焦点位置にある場
合、この入射光は平行光であるため、曲率異方性レンズ
44−1を透過した光は4分割の光検出素子上に円とな
って投射される。試料に変位が存在し、試料表面が対物
レンズの焦点位置からずれている場合、入射光は平行光
とならないため、その光の収束位置はA点、B点の前後
にずれる。この結果、4分割の光検出素子上に現れる光
の断面形状は1から3の方向に伸びる楕円、あるいは2
から4の方向に伸びる楕円となる。このため、これら4
分割光検出素子の各素子で検出される光の強度は異な
り、試料表面の変位に比例する信号が得られる。
【0014】図3にはフーコー法による焦点ずれ検出装
置が示されている。この焦点ずれ検出装置は、ビームス
プリッタ52、レンズ54−1、54−2、入射した光
を2方向に発散させるスプリットプリズム56−1、5
6−2、4分割の光検出素子58−1、58−2を備え
る。試料表面変位の測定には、レンズ54−1、スプリ
ットプリズム56−1、及び4分割の光検出素子58−
1を設ければ足りるが、レンズ54−2、スプリットプ
リズム56−2、及び4分割の光検出素子58−2を用
いて両光検出素子の出力信号の和をとることによって計
測誤差を相殺出来る。スプリットプリズム56−1は入
射光をa及びbの2方向に発散させる。この光は4分割
の光検出素子58−1において円または半円の断面形状
となって現れる。入射光の収束点がスプリットプリズム
56−1の頂点にある場合、入射光は図4(A)のよう
に発散、透過するため、4分割の光検出素子58−1に
おけるその断面形状は、4分割の光検出素子の1及び2
の領域を分割する分割線あるいは3及び4の領域を分割
する分割線を中心軸とした2つの完全な円となる。入射
光の収束点がスプリットプリズム56−1の上流側にあ
る場合には、図4(B)に示したようにその断面形状
は、4分割の光検出素子58−1の領域1及び2の分割
線を中心軸とした半円として2の領域に、また領域3及
び4の分割線を中心軸とした半円として3の領域に現
れ、入射光の収束点がスプリットプリズム56−1の下
流側にある場合には、図4(C)に示したようにその断
面形状は、4分割の光検出素子58−1の領域1及び2
の分割線を中心軸とした半円として1の領域に、また領
域3及び4の分割線を中心軸とした半円として4の領域
に現れる。これらの半円の大きさは、スプリットプリズ
ム56−1の頂点に対する収束位置によって変化する。
【0015】今、平行光のレンズ54−1による収束点
が、丁度スプリットプリズム56−1の頂点にくるよう
配置しておく。試料表面からの反射光である第2偏光成
分は偏光ビームスプリッタ10を透過し、ビームスプリ
ッタ52によって2方向に分割されてレンズ54−1を
透過した後、このスプリットプリズム56−1に入射す
る。試料に変位が存在せず、試料表面が対物レンズの焦
点位置にある場合、レンズ54−1に入射する光は平行
光であるため、スプリットプリズム56−1の頂点に収
束する。このため、4分割の光検出素子58−1に現れ
る断面形状は、完全な円となる(図4(A))。試料に
変位が存在し、試料表面が対物レンズの焦点位置からず
れている場合、レンズ54−1に入射する光は平行光で
はなくなる。このため、レンズ54−1により収束され
た光の収束点はスプリットプリズム56−1の頂点から
ずれ、4分割の光検出素子58−1に現れるその断面形
状は2及び3あるいは1及び4の領域における半円とな
る。この半円の大きさは試料表面の変位の大きさに比例
して変化しているため、4分割光検出素子の各素子で検
出される光の強度を測定することにより、試料表面の変
位に比例する信号が得られる。
【0016】図5にはナイフエッジ法による焦点ずれ検
出装置が示されている。この焦点ずれ検出装置は、ビー
ムスプリッタ62、光の半分を遮断するナイフエッジ6
6−1、66−2、レンズ64−1、64−2、2分割
の光検出素子68−1、68−2を備える。試料表面変
位の測定には、一般のレンズ64−1、ナイフエッジ6
6−1、光検出素子68−1を設ければ足り、別の一組
のレンズ64−2、ナイフエッジ66−2、光検出素子
68−2は寄生誤差を相殺排除するためのものである。
【0017】試料表面からの反射光である第2偏光成分
は偏光ビームスプリッタ10を透過した後、ビームスプ
リッタ62によって2方向に分割され、ナイフエッジ6
6−1、66−2によりその第2偏光成分の半分が遮断
された後、レンズ64−1、64−2によって2分割の
光検出素子68−1、68−2の上に収束する。試料に
変位が存在せず、試料表面が対物レンズの焦点位置にあ
る場合、レンズ64−1によって収束された光は、2分
割の光検出素子68−1上の領域1及び2を分割する分
割線上に収束しているが、試料変位が存在し、試料表面
が対物レンズの焦点位置からずれている場合、レンズ6
4−1によって収束される光の収束点は光検出素子の前
後いづれかにずれ、この結果、領域1及び2それぞれに
おいて検出される光の強度に差が生じる。これら2分割
光検出素子の各素子で検出される光の強度を測定するこ
とにより、試料表面の変位に比例する信号が得られる。
【0018】
【発明の効果】焦点ずれ検出装置と干渉縞の強度変化計
測系とを最小の光学素子を用いてコンパクトに組合せ、
数ミクロン程度の極めて僅かな試料変位の絶対値を正確
に測定出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試料変位測定装置の実施例を示す略
図。
【図2】本発明の試料変位測定装置に使用出来る非点収
差法を用いた焦点ずれ検出装置を示す略図。
【図3】本発明の試料変位測定装置に使用出来るフーコ
ー法を用いた焦点ずれ検出装置を示す略図。
【図4】フーコー法の焦点ずれ検出の態様を示す説明
図。
【図5】本発明の試料変位測定装置に使用出来るナイフ
エッジ法を用いた焦点ずれ検出装置を示す略図。
【符号の説明】
2 半導体レーザーLD 4 コリメーターレンズ 5 試料 6 対物レンズ 8 4分の1波長板 10 偏光ビームスプリッタ 12−1 ビームスプリッタ 12−2 ビームスプリッタ 12−3 ビームスプリッタ 20 焦点エラー検出装置 22 ビームスプリッタ 24−1 臨界角プリズム 24−2 臨界角プリズム 26−1 光検出素子 26−2 光検出素子 26−3 光検出素子 26−4 光検出素子 28 ピンホール 30 干渉縞検出装置 40 接眼レンズ 42 ビームスプリッタ 44−1 曲率異方性レンズ 44−2 曲率異方性レンズ 46−1 4分割の光検出素子 46−2 4分割の光検出素子 52 ビームスプリッタ 54−1 レンズ 54−2 レンズ 56−1 スプリットプリズム 56−2 スプリットプリズム 58−1 4分割の光検出素子 58−2 4分割の光検出素子 62 ビームスプリッタ 64−1 レンズ 64−2 レンズ 66−1 ナイフエッジ 66−2 ナイフエッジ 68−1 2分割の光検出素子 68−2 2分割の光検出素子
フロントページの続き (72)発明者 山口 一郎 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究 所内 (56)参考文献 特開 平2−300618(JP,A) 特開 昭64−88337(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 9/00 - 11/30 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に直線偏光である平行光を発生す
    る光発生手段と、平行光の第1偏光成分を反射し、平行
    光の第2偏光成分を透過する偏光ビームスプリッタと、
    第1と第2と第3のビームスプリッタと、4分の1波長
    板と、試料観察用の対物レンズと、試料の変位を焦点ず
    れとして検出する焦点ずれ検出装置と、干渉縞の強度変
    化を検出する干渉縞検出装置とを備え、前記の偏光ビー
    ムスプリッタは前記の光発生手段からの平行光の第1偏
    光成分を平行光の進行方向に交差する第1の方向へ反射
    し、そして平行光の第2偏光成分を平行光の進行方向に
    透過するよう配置し、前記の第1のビームスプリッタは
    前記の第1の方向に交差する第2の方向に前記の偏光ビ
    ームスプリッタからの第1偏光成分を反射するよう配置
    し、この第1偏光成分が前記の4分の1波長板と対物レ
    ンズとを通って試料表面に収束するよう前記の4分の1
    波長板と対物レンズを配置し、前記の焦点ずれ検出装置
    は試料表面から反射し、前記の対物レンズと4分の1波
    長板とを通って、前記の第1のビームスプリッタで反射
    され、前記の偏光ビームスプリッタを透過した反射光の
    第2偏光成分を受けるよう配置され、前記の第2のビー
    ムスプリッタは前記の第1のビームスプリッタを透過し
    た前記の反射光の第2偏光成分を反射させるよう配置さ
    れ、そして前記の第3のビームスプリッタは前記の偏光
    ビームスプリッタを透過した平行光の第2偏光成分を反
    射し、そして前記の第2のビームスプリッタから反射さ
    れた反射光の第2偏光成分を透過するよう配置され、そ
    して前記の干渉縞検出装置は前記の第2のビームスプリ
    ッタからの反射光の第2偏光成分と前記の偏光ビームス
    プリッタを透過した平行光の第2偏光成分との干渉縞を
    検出するよう配置されたことを特徴とする試料変位測定
    用光学装置。
  2. 【請求項2】 試料観察用の接眼レンズを更に備え、こ
    の接眼レンズは、前記の第1のビームスプリッタを透過
    し、そして前記の第2のビームスプリッタを透過した反
    射光の第2偏光成分を通すよう配置されたことを特徴と
    する請求項1に記載の試料変位測定用光学装置。
  3. 【請求項3】 実質的に直線偏光である平行光を発生す
    る光発生手段と、平行光の第1偏光成分を反射し、平行
    光の第2偏光成分を透過する偏光ビームスプリッタと、
    第1と第2と第3のビームスプリッタと、第1偏光成分
    を第2偏光成分に変換する4分の1波長板と、試料観察
    用の対物レンズと、試料の変位を焦点ずれとして検出す
    る焦点ずれ検出装置と、干渉縞の強度変化を検出する干
    渉縞検出装置と、データ処理装置とを備え、前記の偏光
    ビームスプリッタは前記の光発生手段からの平行光の第
    1偏光成分を平行光の進行方向に交差する第1の方向へ
    反射し、そして平行光の第2偏光成分を平行光の進行方
    向に透過するよう配置し、前記の第1のビームスプリッ
    タは前記の第1の方向に交差する第2の方向に前記の偏
    光ビームスプリッタからの第1偏光成分を反射するよう
    配置し、この第1偏光成分が前記の4分の1波長板と対
    物レンズとを通って試料表面に収束するよう前記の4分
    の1波長板と対物レンズを配置し、前記の焦点ずれ検出
    装置は試料表面から反射し、前記の対物レンズと4分の
    1波長板とを通って、前記の第1のビームスプリッタで
    反射され、前記の偏光ビームスプリッタを透過した反射
    光の第2偏光成分を受けるよう配置され、前記の第2の
    ビームスプリッタは前記の第1のビームスプリッタを透
    過した前記の反射光の第2偏光成分を反射させるよう配
    置され、前記の第3のビームスプリッタは前記の偏光ビ
    ームスプリッタを透過した平行光の第2偏光成分を反射
    し、そして前記の第2のビームスプリッタから反射され
    た反射光の第2偏光成分を透過するよう配置され、前記
    の干渉縞検出装置は前記の第2のビームスプリッタから
    の反射光の第2偏光成分と前記の偏光ビームスプリッタ
    を透過した平行光の第2偏光成分との干渉縞を検出する
    よう配置され、そして前記のデータ処理装置は前記の焦
    点ずれ検出装置と前記の干渉縞検出装置とに接続され、
    前記の強度変化で前記の焦点ずれを評定して試料表面の
    ずれの絶対値を求めることを特徴とする試料変位測定装
    置。
  4. 【請求項4】 試料観察用の接眼レンズを更に備え、こ
    の接眼レンズは、前記の第1のビームスプリッタを透過
    し、そして前記の第2のビームスプリッタを透過した反
    射光の第2偏光成分を通すよう配置されたことを特徴と
    する請求項3に記載の試料変位測定用光学装置。
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