JP2965927B2 - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP2965927B2
JP2965927B2 JP2810897A JP2810897A JP2965927B2 JP 2965927 B2 JP2965927 B2 JP 2965927B2 JP 2810897 A JP2810897 A JP 2810897A JP 2810897 A JP2810897 A JP 2810897A JP 2965927 B2 JP2965927 B2 JP 2965927B2
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OOSAKA GASU KK
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OOSAKA GASU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、天然ガスなどのガ
ス量、すなわちガス使用量を、そのガスの流量を計測し
て積算することによって求めるガスメータに関する。
【0002】なお、本明細書中、用語「ガス量」は、計
測された流量を積算して求めたガス使用量を意味するも
のとする。
【0003】
【従来の技術】たとえば都市ガスは、ガスメータを介し
て、一般家庭、オフィスビルおよび工場などの需要先に
供給される。各需要先におけるガス使用量は、ガスメー
タによって、流量を計測して積算することによって計量
されている。ガスメータの計量方式には、たとえば膜
式、ルーツ式およびタービン式などが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにして各需要
先に供給されて使用されるガス量は、増加の一途をたど
っており、特に、オフィスビルおよび工場などは、その
大型化に伴い大流量でガスが使用されるようになってき
ている。このために、大流量でガスが使用されていると
きにもガス量が計量可能な最大計量可能流量の高いガス
メータが広く望まれている。これに対して、従来のガス
メータは、採用される計量方式によってそれぞれ差異は
あるけれども、いずれの計量方式においても、所定の精
度で計量可能である流量範囲が存在するので、ガスメー
タを大流量でのガス量を計量可能なように最大計量可能
流量を高く構成すると、そのガスメータは、逆に最小計
量可能流量が高くなったり、あるいは小流量での計量精
度が低下してしまう。
【0005】したがって本発明の目的は、小流量から大
流量までの広い計量範囲を高い精度で計量することがで
きるガスメータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、供給ポートおよび吐出ポートを連通する第1流路に
介在され、第1流路を開放/遮断する遮断弁と、遮断弁
をバイパスして第1流路に接続される第2流路に介在さ
れ、第2流路を介して供給ポートから吐出ポートに流過
する小さい流量の小流量計量範囲のガス量を計量する小
流量計量手段と、第1流路と第2流路との合流部よりも
ガス流過方向下流側で第1流路に介在され、第1および
第2流路を介して供給ポートから吐出ポートに流過する
前記小流量計量範囲の流量よりも比較的大きい流量の大
流量計量範囲のガス量を計量する大流量計量手段とを備
え、前記遮断弁は、第1流路を開放/遮断する弁体と、
小流量計量手段における圧力損失に基づく差圧を用い
て、前記差圧が予め定める設定差圧に達したときに、第
1流路を遮断した弁閉状態の弁体を弁開駆動する弁開駆
動手段とを有することを特徴とするガスメータである。
本発明に従えば、大流量計量手段が設けられ、供給ポー
トから吐出ポートに大きい流量でガスが流過するときに
は、そのガス量は、第1流路を開放してガスを流過しや
すくし、大流量計量手段によって高い精度で計量するこ
とができる。また、大流量計量手段に加えて、小流量計
量手段が設けられ、供給ポートから吐出ポートに小さい
流量でガスが流過するときには、第1流路を遮断してガ
スを第2流路だけを介して流過させ、小流量計量手段に
よって高い精度で計量することができる。したがって、
小流量計量範囲および大流量計量範囲の広い計量範囲を
高い精度で計量することができる。またこのような広い
計量範囲を高い精度で計量可能とするために、第1流路
を開放/遮断する遮断弁は、第1流路を開放/遮断する
弁体を有し、さらに、小流量計量手段における圧力損失
に基づく差圧を用いて、弁体を弁開駆動する弁開駆動手
段を有している。この遮断弁は、弁開駆動手段によっ
て、前記差圧が設定差圧に達したときに、弁閉状態の弁
体を弁開駆動して全開状態にし、第1流路を開放するこ
とができる。このように、流過するガスの差圧を利用し
て、弁体を弁開駆動するので、ガスメータに遮断弁を設
けても、弁開駆動のために電力などの弁開駆動のための
エネルギを系外から供給する必要がない。たとえばガス
メータに内蔵され、制御などに用いられる電池の電力を
弁開駆動のために供給する必要はなく、電池の電力の消
費量を少なくすることができ、これによって、電池は長
期にわたって利用可能となり、電池の交換回数を低減す
ることができる。
【0007】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明の構成において、前記遮断弁は、さらに、前記弁開
駆動手段による前記弁開動作が開始されるまで、弁閉状
態を保持する弁開阻止手段と、流量が弁閉状態における
前記設定差圧が生じる流量よりも小さい設定流量に達し
たときに、第1流路を開放した全開状態の弁体を弁閉駆
動する弁閉駆動手段と、前記弁閉駆動手段による前記弁
閉動作が開始されるまで、弁開状態を保持する弁閉阻止
手段とを有することを特徴とする。本発明に従えば、前
記弁開駆動手段による前記弁開動作が開始されるまで、
弁閉状態を保持する弁開阻止手段が設けられ、弁開駆動
に利用する前記差圧が緩慢に増加しても、設定差圧に達
するまでは、弁開動作を阻止することができる。これに
よって、差圧を利用する弁開駆動手段を採用しても、弁
開度が緩慢に変化することなく、瞬時に弁開動作し、全
開状態にすることができる。さらに、このようにして弁
開動作し、全開状態にある弁体を、流量が設定流量に達
したときに、弁閉駆動する弁閉駆動手段が設けられると
ともに、前記弁閉動作が開始されるまで、全開状態を保
持する弁閉阻止手段が設けられている。これによって、
流量が緩慢に減少し、これに伴って前記差圧が低下して
も、流量が設定流量に達するまでは、弁閉動作を阻止す
ることができ、差圧を利用する弁開駆動手段を採用して
も、その影響を受けて、弁開度が緩慢に変化することな
く、瞬時に弁閉動作し、弁閉状態にすることができる。
このように、弁体は、弁閉状態から差圧が設定差圧に達
したときに、瞬時に弁開動作し、弁開後は、流量が設定
流量に達するまで、全開状態が保持され、流量が設定流
量に達したときに、瞬時に弁閉動作し、弁閉後は、再び
差圧が設定差圧に達するまで弁閉状態が保持される。し
たがって、弁開駆動手段は、弁閉阻止手段による弁閉阻
止状態になるまで、弁体に動力、すなわち差圧による力
を与えればよく、弁閉阻止手段によって弁閉動作が阻止
されると、弁開駆動のための動力を必要としないので、
弁開動作に差圧を利用し、弁閉状態から弁開することに
よって前記差圧が低下しても、この差圧の変化に左右さ
れて、弁体が再び弁閉動作することがない。同様に、弁
閉駆動手段は、弁開阻止手段による弁開阻止状態になる
まで、弁体にたとえば電力などの動力を与えればよく、
弁開阻止手段によって弁開動作が阻止されると、弁閉駆
動のための動力を必要としないので、弁開動作に差圧を
利用し、弁開状態から弁閉することによって前記差圧が
上昇しても、この差圧の変化に左右されて、弁体が再び
弁開動作することがなく、弁開状態を維持するために長
時間の電力供給が必要になるなどの不具合がない。この
ような再度の弁開動作および弁閉動作が防止されるとと
もに、さらに設定流量が、設定差圧が生じる流量よりも
小さく選ばれ、弁開動作および弁閉動作の設定値にヒス
テリシスを持たせて、頻繁な開閉動作は防がれるので、
弁閉動作の回数も少ない。また弁閉動作のためのたとえ
ば電力も短時間だけ与えればよい。したがって、必要な
電力も少なくすることができる。また弁開動作および弁
閉動作は瞬時に行われるので、たとえばこの遮断弁の開
閉動作に同期して、弁開動作と同時に大流量計量手段の
計測値を積算するように切換え、弁閉動作と同時に小流
量計量手段の計測値を積算するように切換えるようにし
ても、切換え時に、小流量計量手段の計測値を採用して
いるにも拘わらず弁体が第1流路を遮断していない状態
が発生しないので、高精度で計量することが可能にな
る。さらに、弁開阻止手段および弁閉阻止手段によっ
て、弁開度を、弁閉状態と全開状態の2位置で一定に保
つことができ、これによって第1および第2流路の分流
比が一定に保たれるので、大流量計量範囲のガス量も、
小流量計量手段の計測値に基づいて演算することが可能
となる。したがって、このような遮断弁を用いることに
よって、小流量計量手段だけによって、計量する計量方
法への対応も可能となる。
【0008】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の発明の構成において、前記小流量計量手段に
は、第2流路を流過するガス量を計量する計量部と、第
2流路を開放/遮断する開閉弁とが設けられ、開閉弁
は、前記計量部の一次圧を弁開駆動手段に導くためのガ
ス圧導入部よりも、ガスの流過方向上流側に設けられる
ことを特徴とする。本発明に従えば、小流量計量手段に
は、開閉弁が設けられ、第2流路を遮断することが可能
である。さらに、その開閉弁は、計量部の一次圧を弁開
駆動手段に導くためのガス圧導入部よりも、ガスの流過
方向上流側に設けられるので、開閉弁によって第2流路
を遮断することによって、弁開駆動手段に与えられる差
圧を解除することが可能である。したがって、遮断弁が
弁開状態にあり、大きい流量のガスが供給ポートから吐
出ポートに流過している状態においても、前記差圧を解
除することが可能であり、弁閉駆動手段によって弁閉動
作することが可能であり、弁開動作のためのたとえばパ
イロット圧を導く手段などを別途に設けることなく、第
2流路の遮断と同時に第1流路の遮断も可能となり、た
とえば地震発生時などの緊急時に、第1および第2流路
を緊急遮断することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
ガスメータ10の構成を模式的に示す断面図である。ガ
スメータ10は、たとえば天然ガスなどのガスの使用量
を計量する装置であり、ガスが供給される供給ポート1
1およびガスを吐出する吐出ポート12を有し、各ポー
ト11,12を連通する第1流路13が形成されてい
る。この第1流路13には遮断弁14が介在され、遮断
弁14は、第1供給流路を開放/遮断する。また遮断弁
14をバイパスして第1流路13に接続される第2流路
15が形成され、この第2流路15には、小流量計量手
段16が介在され、小流量計量手段16は、計量部17
を備え、この計量部17によって、第2流路15を介し
て供給ポート11から吐出ポート12に流過する小さい
流量の小流量計量範囲のガス量、すなわち使用量を計量
する。さらに、第1流路13と第2流路15との合流部
18よりもガス流過方向下流側で第1流路13に、大流
量計量手段19が介在されている。大流量計量手段19
は、第1および第2流路13,15を介して供給ポート
11から吐出ポート12に流過する前記小流量計量範囲
の流量よりも比較的大きい流量の大流量計量範囲のガス
量、すなわち使用量を計量する。各計量手段16,19
は、ガスの流量Qを計測し、積算して流過するガス量を
計量する。
【0010】このガスメータ10は、流量Qが小流量計
量範囲にある状態で、ガスが供給ポート11から吐出ポ
ート12に流過しているときには、第1流路13を遮断
弁14によって遮断し、ガスが必ず第2流路15を介し
て流過するようにして、流過するガス量を、計量しやす
くした状態で、小流量計量手段16によって計量され
る。またガスメータ10は、流量Qが大流量計量範囲に
ある状態で、ガスが供給ポート11から吐出ポート12
に流過しているときには、第1流路13を遮断弁14に
よって開放し、流路を増加して流過しやすくし、この状
態で、第1および第2流路を介して流過するガス量が大
流量計量手段19によって計量される。このようにし
て、広い計量範囲の流量に対応してガス量を計量するこ
とができる。小流量計量手段16および大流量計量手段
19の計量方式には、たとえば超音波方式が採用され
る。なお、超音波方式では、ガスの流速から流量を計測
しているが、所定の精度内で計量可能な範囲に制限があ
るため、流路を変えて、異なる計量範囲の流量がそれぞ
れ計量可能なように構成されている。
【0011】遮断弁14は、第1流路13を開放/遮断
する弁体25と、第1流路13を遮断した弁閉状態の弁
体25を、小流量計量手段16の計量部17の圧力損失
に基づく差圧を用いて、その差圧ΔPが予め定める設定
差圧ΔP1に達したときに、第1流路13を開放する方
向に駆動する弁開駆動手段26と、弁開駆動手段26に
よる弁開動作が開始されるまで弁閉状態を保持する弁開
阻止手段27と、第1流路13を最も開放した全開状態
の弁体25を、流量Qが弁閉状態における設定差圧ΔP
1が生じる流量Q1よりも小さい設定流量Q2に達した
ときに、第1流路13を遮断する方向に駆動する弁閉駆
動手段28と、弁閉駆動手段28による弁閉動作が開始
されるまで、全開状態を保持する弁閉阻止手段29とを
有する。
【0012】弁開駆動手段26を、小流量計量手段16
の計量部17の圧力損失に基づく差圧ΔPを利用するよ
うに構成する理由は、弁体25の弁閉動作だけでなく、
弁開動作をも電力を用いて行なう場合と比較して、必要
とする電力量を少なくすることができるようにするため
である。また弁開阻止手段27および弁閉阻止手段29
を備えるように構成する理由は、弁開駆動手段26を、
差圧を利用して駆動するように構成することによって、
弁体25が緩慢な開閉動作をし、また弁開度も安定しな
くなり、これによって、遮断弁14の開閉動作と同期し
て、小流量計量手段16と大流量計量手段19との切換
えを行った場合、すなわち弁開動作と同時に大流量計量
手段19の計測値を積算するように切換え、かつ弁閉動
作と同時に小流量計量手段16の計測値を積算するよう
に切換える場合には、切換え時に、小流量計量手段16
の計測値を採用しているにも拘わらず弁体25が第1流
路を遮断していない状態が生じ、このような状態におい
て計量漏れが発生してしまう、という不具合を防ぐこと
ができるようにするためである。
【0013】図2は、遮断弁14の構成を示す断面図で
ある。図1をも併せて参照して、遮断弁14は、たとえ
ばアルミダイキャストから成る弁箱35に、弁通路38
が形成され、この弁通路38が第1流路13の一部を構
成するように、第1流路13に介在されている。この弁
通路38に、たとえば合成ゴムから成る弁体25が収納
されるとともに、弁箱35には、たとえば黄銅から成る
弁座39が形成されている。弁体25が弁座39に着座
することによって、弁通路38が遮断、すなわち第1流
路13が遮断され、弁体25が弁座39から離反するこ
とによって、弁通路38が開放、すなわち第1流路13
が開放される。また、弁箱35は、アルミダイキャスト
に代えてアルミ鋳物から成ってもよく、弁体25は、合
成ゴムに代えて合成樹脂から成ってもよく、弁座39
は、黄銅に代えて合成樹脂から成ってもよい。
【0014】また遮断弁14は、弁箱35に固定され
て、第1ダイアフラム箱40が設けられ、さらに第1ダ
イアフラム箱40に固定されて、第2ダイアフラム箱4
1が設けられている。第1および第2ダイアフラム箱4
0,41は、たとえばアルミダイキャストから成る。第
1ダイアフラム箱40には、弁通路38と気密に遮断さ
れたダイアフラム室42が形成され、このダイアフラム
室42は、たとえば可撓性を有する合成ゴムから成るダ
イアフラム43によって、第1圧力室44および第2圧
力室45に、気密に仕切られている。また第2ダイアフ
ラム箱41には、ダイアフラム室47が形成され、この
ダイアフラム室47は、たとえば可撓性を有する合成ゴ
ムから成るダイアフラム48によって、第1圧力室49
および第2圧力室50に、気密に仕切られている。第1
ダイアフラム箱40の第1圧力室44と、第2ダイアフ
ラム箱41の第2圧力室50とは、連通している。ま
た、第1および第2ダイアフラム箱40,41は、アル
ミダイキャストに代えて、アルミ鋳物から成ってもよ
い。
【0015】第1ダイアフラム箱40の第1圧力室44
と、第2ダイアフラム箱41の第2圧力室50とには、
小流量計量手段16において、計量部17よりも流過方
向上流側で、第2流路15に接続される圧力導入路52
を介して、計量部17の流過方向上流側の一次圧P1が
導かれる。また第1ダイアフラム箱40の第2圧力室4
5と、第2ダイアフラム箱41の第1圧力室49とに
は、遮断弁14よりも流過方向下流側であり、大流量計
量手段19よりも流過方向上流側で、第1流路13に接
続される圧力導入路53を介して、計量部17の流過方
向下流側の二次圧P2、すなわち計量部17を通過する
ことによって圧力損失を生じた後の圧力が導かれる。
【0016】これによって、各ダイアフラム43,48
は、計量部17の圧力損失に基づく一次圧P1と二次圧
P2との差圧ΔPに対応して変位する。さらに詳しく述
べると、第2流路15を流過するガスの流量が増加し、
計量部17における圧力損失が大きくなると、差圧ΔP
が大きくなり、ダイアフラム43は図2において下方
に、ダイアフラム48は図2において上方に変位する。
【0017】弁体25には、弁棒55がその軸線方向一
端部で固定され、この弁棒55は、第1ダイアフラム箱
40を挿通し、軸線方向他端部が第2ダイアフラム箱4
1の第2圧力室50に挿入され、第1および第2ダイア
フラム箱40,41によって、軸線方向に変位自在に保
持されている。弁体25が弁座39に着座した弁閉状態
から、弁棒55が、図2の上方となる弁棒55の軸線方
向一端部から軸線方向他端部に向かう方向(以下、「弁
開方向」と記す場合がある)に変位すると、弁体25
は、弁座39から離反して弁開することができる。逆
に、弁体25が弁座39から離反した弁開状態から、弁
棒55が、図2の下方となる弁棒55の軸線方向他端部
から軸線方向一端部に向かう方向(以下、「弁閉方向」
と記す場合がある)に変位すると、弁体25は、弁座3
9に着座して弁閉することができる。
【0018】また弁棒55には、第2ダイアフラム箱4
1の第2圧力室50で、軸線方向他端部にばね受け部材
56が固定され、このばね受け部材56は、第2ダイア
フラム箱41のばね受け部57に支持された圧縮コイル
ばねである弁開駆動ばね58を受けている。これによっ
て、弁体25は、弁棒55を介して、弁開方向にばね力
が与えられている。また弁体25は、弁箱35のばね受
け部59に支持された圧縮コイルばねである第1弁閉駆
動ばね60を受けており、これによって、弁閉方向にば
ね力が与えられている。弁開駆動ばね58のばね力は、
第1弁閉駆動ばね60のばね力よりも大きく設定されて
おり、これによって、弁体25および弁棒55に他の外
力が作用していないときには、弁体25は、弁開状態に
ある。
【0019】第2ダイアフラム箱41に収納されている
ダイアフラム48には、弁棒55の軸線方向他端部が嵌
合/離脱自在に嵌まり込む弁棒受け部材62が固定され
ており、相互に近接する方向にだけ力を伝えることがで
きる。また第2ダイアフラム箱41には、隔壁65によ
って、ダイアフラム室47と気密に仕切られた収納室6
6が形成されている。ダイアフラム48には、弁棒受け
部材62に固定することによって、弁棒55の軸線の延
長線上に設けられる連結棒67の軸線方向一端部が固定
され、この連結棒67は隔壁65を挿通して、軸線方向
他端部が収納室66に挿入され、隔壁65によって、弁
棒55と同一直線上を変位自在に保持されている。
【0020】また第2ダイアフラム箱41には、ソレノ
イド70が、弁棒55の軸線の延長線上に、その軸線方
向一端部で固定されており、このソレノイド70には、
案内筒71が挿入されて固定されている。この案内筒7
1は、ソレノイド70と同様に、弁棒55の軸線の延長
線上に設けられ、収納室66に突出している。この案内
筒71内には、たとえば鋼鉄などの強磁性材料から成る
作動軸72が、部分的に挿入されて、図2に実線で示す
突出位置79と、図2に仮想線で示す最挿入位置80と
にわたって、軸線方向、すなわち弁棒55と同一方向に
変位自在に保持されている。作動軸72の軸線方向一端
部には、ばね受け部材75が固定され、このばね受け部
材75は、第2ダイアフラム箱41のばね受け部76に
支持された圧縮コイルばねである第2弁閉駆動ばね77
を受けている。これによって、作動軸72は、弁閉方向
にばね力が与えられている。
【0021】またソレノイド70の軸線方向他端部に
は、永久磁石片から成る弁閉阻止手段29が固定されて
いる。作動軸72は、最挿入位置80にあるときには、
作動軸72の軸線方向他端部が、弁閉阻止手段29付近
に位置し、この状態では、弁閉阻止手段の磁気吸引力に
よって、第2弁閉駆動ばね77のばね力に抗して、最挿
入位置80に保持される。弁閉阻止手段29によって作
動軸72に作用する磁気吸引力は、作動軸72が最挿入
位置80から突出位置79に変位するにつれて、小さく
なり、少なくとも作動軸72が突出位置79にあるとき
には、弁閉駆動ばね77のばね力が作動軸72に作用す
る磁気吸引力に打ち勝つって、作動軸72は突出位置7
9に保持される。また、作動軸72が最挿入位置にある
ときに、ソレノイド70が励磁されると、弁閉阻止手段
29によって発生する磁界を打ち消して減少させるよう
な磁界が発生され、弁閉阻止手段29による磁気吸引力
が低下し、第2弁閉駆動ばね77のばね力によって作動
軸72が突出位置79に向けて変位される。
【0022】連結棒67の軸線方向他端部には、作動軸
72の軸線方向一端部が嵌合/離脱自在に嵌まり込む作
動軸受け部材81が固定されており、相互に近接する方
向にだけ力を伝えることができる。作動軸72が突出位
置79にあるときには、作動軸72は、作動軸受け部材
81に嵌合し、第2弁閉駆動ばね77のばね力が連結棒
67に伝えられる。この状態で、弁棒受け部材62に
は、弁棒55が嵌合し、連結棒67に伝えられた第2弁
閉駆動ばね77のばね力は、弁棒55に伝えられる。こ
のような状態で、各弁閉駆動ばね60,77のばね力の
合力は、弁開駆動ばね58のばね力よりも大きく設定さ
れており、これによって、弁体25および弁棒55に他
の外力が作用していないときには、弁体25は、弁閉状
態にある。また、第2弁閉駆動ばね77は、ダイアフラ
ム48に作用する差圧ΔPが設定差圧ΔP1よりもわず
かに小さい差圧に達したときに、その差圧による力によ
って作動軸72を第2弁閉駆動ばね77のばね力に抗し
て変位することができるように設定されている。
【0023】図3は、弁棒55の第1ダイアフラム箱4
0に挿通されている付近を拡大して示す断面図である。
弁棒55の第1ダイアフラム箱40を挿通している中途
部には、残余の軸部130よりも大径の係止部85が形
成されている。この係止部85の、弁棒55の軸線方向
他端部寄りの端部には、弁棒55の軸線方向一端部から
軸線方向他端部に向かうにつれて半径方向内方に傾斜す
る傾斜面97が形成されている。
【0024】第1ダイアフラム箱40に収納されている
ダイアフラム43には、筒状のボールケージ87が固定
されている。このボールケージ87は、大径部88と、
小径部89とを有し、ダイアフラム43に小径部89を
挿通し、この小径部89に抜止め片99を装着して、ダ
イアフラム43を挟持することによって、ダイアフラム
43に固定される。ボールケージ87の小径部89に形
成される案内孔90に弁棒55の軸部130が気密に、
かつ相互に変位可能に挿通されている。またボールケー
ジ87の大径部88には、内側に係止部85が緩やかに
嵌まり込むことができる嵌合凹所86が形成されるとと
もに、この嵌合凹所86の開放端側(弁棒55の軸線方
向他端部寄り)に嵌合凹所86よりも大径のボール収納
凹所91が形成されている。また弁棒55の周囲には、
ボールケージ87によって、複数のボール92が変位可
能に保持されている。
【0025】ボールケージ87が最も上方に位置し、第
1ダイアフラム箱40の当接座96に当接した状態で、
弁体25が弁座39に着座した弁閉状態にあるときに
は、係止部85が嵌合凹所86に嵌合され、ボールケー
ジ87に保持された各ボール92は、ボール収納凹所9
1に嵌まり込む。この状態で、各ボール92は、ボール
ケージ87および弁棒55の軸部130によって、弁棒
55の半径方向の変位が阻止された状態にあり、かつ弁
棒55の係止部85および当接座96によって、軸方向
の変位が阻止された状態にある。このような状態では、
弁棒55は、係止部85が各ボール92を介して当接座
96に係止され、弁開方向への変位が阻止される。この
とき、各ボール92は、係止部85の傾斜面97によっ
て支持されている。
【0026】図3に示す状態から、ダイアフラム43お
よびボールケージ87が図3において下方(以下、「弁
開阻止解除方向」と記す場合がある)に変位すると、ボ
ールケージ87による各ボール92の半径方向外方への
変位阻止が解除される。この状態では、弁棒55が弁開
方向に変位しようとするとき、傾斜面97によって各ボ
ールを92を弁棒55の半径方向外方に押し出すことが
でき、各ボール92を介した当接座96による係止部8
5の係止状態が解除され、図4に示すように弁棒55が
弁開方向に変位することが可能となる。
【0027】ボールケージ87の、弁棒55の軸線方向
他端部寄りの端部には、弁棒55の軸線方向一端部から
軸線方向他端部に向かうにつれて、半径方向外方に傾斜
する傾斜面100が形成されており、図4に示す全開状
態において、各ボール92は、傾斜面100によって支
持されるように構成されている。これによって、図4に
示す全開状態から、弁棒55が弁閉方向に変位され、弁
閉状態に至った場合に、ダイアフラム43およびボール
ケージ87が図3および図4において上方(以下、「弁
開阻止方向」と記す場合がある)に変位しようとすると
き、ボールケージ87は、傾斜面100によって各ボー
ルを92を半径方向内方に押し込んで、各ボール92を
ボール収納凹所91に嵌まり込ませて、図3に示すよう
に弁棒55の変位を阻止するようにすることができる。
【0028】また、抜止め片99は、第1ダイアフラム
箱40のばね受け部101に支持された圧縮コイルばね
である解除圧設定ばね102を受けている。これによっ
て、ダイアフラム43およびボールケージ87は、上方
にばね力が与えられている。この変位圧設定ばね102
は、第1圧力室44および第2圧力室45の差圧ΔPが
設定差圧ΔP1に達したときに、前述のように各ボール
92を介した当接座96による係止部85の係止状態が
解除されるように、設定されている。ここで、弁開駆動
手段26は、ダイアフラム48、弁開駆動ばね58およ
び連結棒67を含んで構成され、弁開阻止手段27は、
ダイアフラム43、ボールケージ87、ボール92、係
止部85および解除圧設定ばね102を含んで構成さ
れ、弁閉駆動手段28は、各弁閉駆動ばね60,77、
ソレノイド70および作動軸72を含んで構成される。
【0029】再び図1を参照して、小流量計量手段16
には、第2流路を開放/遮断する開閉弁105が設けら
れている。この開閉弁105は、計量部17の一次圧P
1を導くためのガス圧導入路52が接続されるガス圧導
入部106よりも、ガスの流過方向上流側に設けられて
いる。また開閉弁105は、図示しない制御手段からの
信号によって、開動作および閉動作の両動作をすること
ができる電磁弁によって実現され、たとえば地震など緊
急時に制御手段が信号を与えて、第2流路を遮断するこ
とができる。
【0030】図5は、ガスメータ10を用いて天然ガス
を計量する場合の、小流量計量手段16の小流量計量範
囲と、大流量計量手段19の大流量計量範囲とを示すグ
ラフである。縦軸は、小流量計量手段16の計量部17
における圧力損失による差圧ΔPを示し、横軸は、供給
ポート11から吐出ポート12に流過する流量Qを示し
ている。本形態において、小流量計量手段16は、その
小流量計量範囲が、流量Q=5リットル/時〜7m3
時であるように、また大流量計量手段19は、その大流
量計量範囲が、流量Q=4〜100m3 /時であるよう
に、それぞれ構成されている。なお、このような計量範
囲をそれぞれ有する各計量手段を設けることによって、
5リットル/時〜100m3 /時の広い計量範囲におい
て計量法などに規定される所定の精度で計量することが
できる。
【0031】遮断弁14が弁閉状態にあり、かつ流量Q
が5リットル/時以上7m3 /時未満の範囲にあるとき
には、小流量計量手段16による計測流量を採用し、そ
の計測流量を積算してガス量が計量される。弁閉状態に
おいて、流量Qが小流量計量手段16の上限流量Q1=
7m3 /時に達したときに、内蔵される制御手段によっ
て、小流量計量手段16による計測流量から大流量計量
手段19による計測流量を採用するように切換え、その
計測流量を積算してガス量が計量される。この流量Qが
上限流量Q1=7m3 /時に達したときの差圧ΔPは、
200Paとなるように小流量計量手段16の計量部1
7が構成されており、この200Paが設定差圧ΔP1
とされている。小流量計量手段16による計量から大流
量計量手段19による計量に切り換わると同時に、遮断
弁14が弁開動作して第1流路13を開放する。
【0032】このようにして遮断弁14が弁開動作し、
弁開状態にあり、かつ流量Qが4m3 /時を超え、10
0m3 /時以下の範囲にあるときには、大流量計量手段
19による計測流量を採用し、その計測流量を積算して
ガス量が計量される。流量Qが大流量計量手段19の下
限流量Q2=4m3 /時に達したときに、内蔵される制
御手段によって、大流量計量手段19による計測流量か
ら小流量計量手段16による計測流量を採用するように
切換え、その計測流量を積算してガス量が計量される。
この下限流量Q2=4m3 /時が、設定流量Q2とされ
ており、大流量計量手段19による計量から小流量計量
手段16による計量に切り換わると同時に、遮断弁14
が弁閉して第1流路13を遮断する。このように、小流
量計量範囲と大流量計量範囲とが、部分的に重なるよう
にし、遮断弁14の切換にヒステリシスを持たせること
によって、頻繁な遮断弁14の開閉を防止することがで
きる。
【0033】図6は、遮断弁14の開閉動作を説明する
ための図である。ガスメータ10によって天然ガスを計
量する場合の例について説明する。図6(1)に示す状
態では、供給ポート11から吐出ポート12に流過する
流量Qが小流量計量範囲にあり、遮断弁14は弁閉状態
にあって第1流路が遮断された状態で、小流量計量手段
16によってガス量が計量されている。
【0034】このように小流量計量手段16によって計
量している状態において、流量Qが上限流量Q1=7m
3 /時に近づき、差圧ΔPが設定差圧ΔP1=200P
aよりもわずかに小さい190Paに達すると、第2ダ
イアフラム箱41のダイアフラム48が図6において上
方に変位する。第2弁閉駆動ばね77のばね力は、差圧
ΔPが190Paに達したときにダイアフラム48に作
用する力よりも小さく設定されており、これによって、
作動軸72が、連結棒67によって押圧され、第2弁閉
駆動ばね77のばね力に抗して、最挿入位置80に変位
される。このように変位された作動軸72は、弁閉阻止
手段29の磁気吸引力によって、最挿入位置80に保持
される。
【0035】このような弁開補助動作が完了した後、差
圧ΔPが設定差圧ΔP1=200Paに達すると、第1
ダイアフラム箱40のダイアフラム43が図6において
下方に変位し、ボールケージ87が弁開阻止解除方向に
変位して弁棒55の弁開方向への変位阻止が解除され、
弁開動作、すなわち弁開駆動ばね58のばね力によって
弁閉駆動ばね60のばね力に抗して弁棒55および弁体
25が全開状態まで変位される。この弁開阻止手段27
を設けることによって、ダイアフラム48を利用して、
弁開駆動ばね58のばね力に加えて、弁棒55への弁開
方向の力を付加するように構成しても、差圧ΔPの緩慢
な変化に追従して弁棒55が変位してしまうことを防止
し、瞬時に弁棒55への弁開方向への作用力を大きくし
て、瞬時に弁開作動することができる。このような弁開
動作によって、図6(3)に示すように、遮断弁14が
全開状態となって第1流路13を開放し、前述のように
これと同時に大流量計量手段19による計量に切換えら
れ、大流量計量手段19によってガス量が計量されてい
る。
【0036】このように大流量計量手段19によって計
量している状態において、流量Qが設定流量Q2=4m
3 /時に達したときに、内蔵される制御手段によって、
ソレノイド70が励磁され、弁閉阻止手段29によって
発生している磁界を消すような磁界が発生され、これに
よって、作動軸72に弁閉阻止手段29によって作用す
る磁気吸引力が減少される。このように弁閉作動を開始
するときには、第1流路13が遮断されてもその差圧Δ
Pは、図5から明らかなように、設定差圧ΔP1よりも
小さい値、たとえば70Paとなっており、各弁閉駆動
ばね60,77のばね力が、弁開駆動ばね58のばね力
とダイアフラム48に作用する差圧ΔPによる力との合
力より大きくなり、弁棒55および弁体25が弁閉方向
に変位される。
【0037】弁閉阻止手段29を設けることによって、
ダイアフラム48を利用して、弁開駆動ばね58のばね
力に加えて、弁棒55への弁開方向の力を付加するよう
に構成しても、第2弁閉駆動ばね77のばね力が弁棒5
5に作用しないようにすることができ、弁棒55に作用
する弁開方向への力が弁閉方向への力よりも大きい状態
を維持し、差圧ΔPの緩慢な変化に追従して、弁棒55
が変位してしまうことを防止しすることができる。また
ソレノイド70を励磁することによって弁棒55に第2
弁閉駆動ばね77のばね力を作用させ、瞬時に弁棒55
への弁閉方向の力を大きくして、瞬時に弁閉作動するこ
とができる。このとき、ダイアフラム43に作用する差
圧ΔPも小さくなっており、解除圧設定ばね102のば
ね力によってボールケージ87が弁開阻止方向に変位
し、再び弁棒55の弁開方向への変位が阻止される。こ
のような弁閉作動によって、図6(4)に示すように、
遮断弁14が弁閉状態となって第1流路13を遮断し、
前述のようにこれと同時に小流量計量手段16による計
量に切換えられ、小流量計量手段16によってガス量が
計量されている。
【0038】このように遮断弁14は、弁開駆動手段2
6が、小流量計量手段16における圧力損失に基づく差
圧ΔPを用いて、その差圧ΔPが設定差圧ΔP1=20
0Paに達したときに、弁閉状態の弁体25を弁開駆動
して全開状態にする。このように、流過するガスの差圧
ΔPを利用して、弁体25を弁開駆動するので、弁開駆
動のために電力を必要としない。したがって、たとえば
ガスメータに内蔵され、制御などに用いられるたとえば
リチウム電池などの電池の電力の消費量を少なくするこ
とができ、これによって、電池は長期にわたって利用可
能となり、交換回数を低減することができる。
【0039】また、弁開動作が開始されるまで、弁閉状
態を保持する弁開阻止手段27が設けられ、差圧ΔPが
緩慢に増加しても、設定差圧ΔP1=200Paに達す
るまでは、弁開動作を阻止することができる。これによ
って、差圧ΔPを利用する弁開駆動手段26を採用して
も、弁開度が緩慢に変化することなく、瞬時に弁開動作
し、全開状態にすることができる。
【0040】さらに、このようにして弁開動作し、全開
状態にある弁体25を、流量Qが設定流量Q2=4m3
/時に達したときに、弁閉駆動する弁閉駆動手段27が
設けられるとともに、前記弁閉動作が開始されるまで、
全開状態を保持する弁閉阻止手段29が設けられてい
る。これによって、差圧ΔPを利用して弁開駆動する構
成とし、差圧ΔPが緩慢に減少しても、流量Qが設定流
量Q2に達するまでは、弁閉動作を阻止することがで
き、差圧ΔPの影響を受けて、弁体25による開度が緩
慢に変化することなく、瞬時に弁閉動作し、弁閉状態に
することができる。
【0041】このように、弁体25は、差圧ΔPが設定
差圧ΔP1に達したときに、瞬時に全開状態まで弁開動
作し、その全開状態が保持され、流量Qが設定流量Q2
に達したときに、瞬時に弁閉動作し、その弁閉状態が保
持される。したがって、弁開駆動手段26は、弁閉阻止
手段29によって弁閉阻止されるまで、弁体25に動
力、すなわちダイアフラム48に弁開動作に必要な大き
さの力を得ることができる差圧ΔPを与えればよく、弁
開阻止手段27によって弁閉阻止されると、弁開駆動の
ための動力を必要としないので、弁閉状態から弁開する
ことによって、差圧ΔPが低下しても、この差圧ΔP変
化に左右されて、弁体25が頻繁に開閉動作を繰り返す
ことがない。同様に、弁閉駆動手段28は、弁開阻止手
段27によって弁開阻止されるまで、弁体25に動力、
すなわちソレノイド70の励磁のための電力を与えれば
よく、弁開状態から弁閉することによって、差圧ΔPが
上昇しても、この差圧ΔPの変化に左右されて、弁体2
5が頻繁に開閉動作を繰り返すことがない。
【0042】さらに上述のようにヒステリシスを持たせ
ることによっても、頻繁な開閉動作が防がれるので、弁
閉動作の回数も少なく、また弁閉動作のためのたとえば
電力も短時間だけ与えればよく、必要な電力も少なくな
る。また弁開動作および弁閉動作は瞬時に行われるの
で、たとえばこの遮断弁14の開閉動作に同期して、弁
開動作と同時に大流量計量手段の計測値を積算するよう
に切換え、弁閉動作と同時に小流量計量手段の計測値を
積算するように切換えるようにしても、切換え時に、小
流量計量手段の計測値を採用しているにも拘わらず弁体
が第1流路を遮断していない状態が発生しにくく、この
ような状態での計量漏れを少なくすることが可能であ
り、高精度の計量が可能となる。
【0043】さらに、弁開阻止手段27および弁閉阻止
手段29によって、弁開度を一定に保つことができ、こ
れによって弁開状態における第2流路15への分流比が
一定となるので、大流量計量範囲のガス量も、小流量計
量手段16の計測値に基づいて演算することが可能とな
り、このような遮断弁14を用いることによって、小流
量計量手段だけによって、計量する計量方法への対応も
可能となる。
【0044】図7は、ガスメータ10の緊急時の遮断動
作を説明するための図である。図7(1)に示す状態で
は、遮断弁14が第1流路13を開放し、大流量計量手
段19によって、供給ポート11から吐出ポート12に
流過するガス量が計量されている。この状態で、ソレノ
イド70を励磁して弁閉駆動しても、流過しているガス
の流量Qが7m3 /時以上の場合があり、この場合に
は、第2流路15が開放されていると、第2流路15を
流過する流量Qが7m3 /時以上となるので、差圧ΔP
が設定差圧ΔP1=200Pa以上となり、弁開駆動手
段26および弁開阻止手段27の作動により、再び弁開
してしまう。このために、たとえば地震などの異常を内
蔵されるセンサが検出し、制御手段が弁閉動作するよう
に、ソレノイド70を励磁しても、第1流路13を遮断
することができなくなってしまう。
【0045】これに対して本形態では、第2流路15の
ガス圧導入部106よりも流過方向上流側に開閉弁10
5が設けられており、図7(2)に示すように、第2流
路15を遮断することによって、差圧ΔPを0にするこ
とができる。これによって、前述のような不具合が生じ
るおそれがなく、開閉弁105の弁閉動作と同時に遮断
弁14の弁閉動作を行うことによって、図7(3)に示
すように、第1および第2流路13,15を遮断し、供
給ポート11から吐出ポート12へのガスの流過を阻止
することができる。もちろん、遮断弁14が弁閉状態に
あるときには、開閉弁105を弁閉動作させることによ
って、緊急遮断することができる。このような緊急遮断
の解除は、開閉弁105をたとえば手動または電気信号
によって弁開操作することによって解除され、図6に示
すような通常の動作に、再び移行することができる。
【0046】このように、小流量計量手段16には、開
閉弁105が設けられ、第2流路15を遮断することが
可能である。さらに、その開閉弁105は、計量部17
の一次圧を弁開駆動手段26に導くためのガス圧導入部
106よりも、ガスの流過方向上流側に設けられるの
で、開閉弁105を操作して第2流路15を遮断するこ
とによって、弁開駆動手段26に与えられる差圧ΔPを
解除することが可能である。したがって、遮断弁14が
弁開状態にあり、大きい流量のガスが供給ポート11か
ら吐出ポート12に流過している状態においても、差圧
ΔPを解除することが可能であり、弁閉駆動手段28に
よって弁閉動作することが可能であり、緊急遮断用に、
たとえばパイロット圧を導くための手段などを、別途に
設けることなく、第2流路15の遮断と同時に第1流路
13の遮断も可能となり、たとえば地震発生時などの緊
急時に、第1および第2流路13,15を緊急遮断する
ことができる。
【0047】図8は、本発明の実施の他の形態のガスメ
ータ10aの構成を模式的に示す断面図である。ガスメ
ータ10aは、上述の形態のガスメータ10と類似して
おり、異なる構成を有する部分についてだけ説明し、同
様の構成を有する部分には、同一の参照符号を付し、説
明を省略する。ガスメータ10aには、ガスメータ10
の遮断弁14に代えて、遮断弁14aが設けられてい
る。
【0048】遮断弁14aは、第2ダイアフラム箱41
に、ダイアフラム室47と、収納室66との間に、もう
1つのダイアフラム室120を有する。ダイアフラム室
120は、ダイアフラム122によって、第1圧力室1
23および第2圧力室124に気密に仕切られている。
第1圧力室123には一次圧P1が導かれ、第2圧力室
には二次圧P2が導かれている。ダイアフラム122
は、連結棒67が挿通されて固定され、ダイアフラム4
8と一体的に変位することができるように構成されてい
る。
【0049】このように構成しても、ガスメータ10と
同様の効果を得ることができる。また、もう1つのダイ
アフラム122を設けることによって、各ダイアフラム
48,122が小さくても、弁開駆動に必要な力を得る
ための大きな受圧面積を確保することが可能である。こ
れによって、各ダイアフラム48,122の2層構造と
して、各ダイアフラム径を小さくすることができる。
【0050】上述の形態は、本発明の一例に過ぎず、計
量方式、設定値および材質などは、変更することができ
る。たとえば各計量手段16,19は、超音波方式に限
られることはなく、超音波方式をも含め、膜式、ルーツ
式、フルイディック式、熱線式、タービン式および渦式
などを、適宜に組み合わせて採用するようにしてもよ
い。もちろん、ガスメータ10,10aは、天然ガス以
外のガスの使用量を計量するために用いるようにしても
よい。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、大流量
計量手段が設けられ、供給ポートから吐出ポートに大き
い流量でガスが流過するときには、そのガス量は、第1
流路を開放してガスを流過しやすくし、大流量計量手段
によって高い精度で計量することができる。また、大流
量計量手段に加えて、小流量計量手段が設けられ、供給
ポートから吐出ポートに小さい流量でガスが流過すると
きには、第1流路を遮断してガスを第2流路だけを介し
て流過させ、小流量計量手段によって高い精度で計量す
ることができる。したがって、小流量計量範囲および大
流量計量範囲の広い計量範囲を高い精度で計量すること
ができる。
【0052】またこのような広い計量範囲を高い精度で
計量可能とするために、第1流路を開放/遮断する遮断
弁は、第1流路を開放/遮断する弁体を有し、さらに、
小流量計量手段における圧力損失に基づく差圧を用い
て、弁体を弁開駆動する弁開駆動手段を有している。こ
の遮断弁は、弁開駆動手段によって、前記差圧が設定差
圧に達したときに、弁閉状態の弁体を弁開駆動して全開
状態にし、第1流路を開放することができる。このよう
に、流過するガスの差圧を利用して、弁体を弁開駆動す
るので、ガスメータに遮断弁を設けても、弁開駆動のた
めに電力などの弁開駆動のためのエネルギを系外から供
給する必要がない。たとえばガスメータに内蔵され、制
御などに用いられる電池の電力を弁開駆動のために供給
する必要はなく、電池の電力の消費量を少なくすること
ができ、これによって、電池は長期にわたって利用可能
となり、電池の交換回数を低減することができる。
【0053】請求項2記載の本発明によれば、前記弁開
駆動手段による前記弁開動作が開始されるまで、弁閉状
態を保持する弁開阻止手段が設けられ、弁開駆動に利用
する前記差圧が緩慢に増加しても、設定差圧に達するま
では、弁開動作を阻止することができる。これによっ
て、差圧を利用する弁開駆動手段を採用しても、弁開度
が緩慢に変化することなく、瞬時に弁開動作し、全開状
態にすることができる。
【0054】さらに、このようにして弁開動作し、全開
状態にある弁体を、流量が設定流量に達したときに、弁
閉駆動する弁閉駆動手段が設けられるとともに、前記弁
閉動作が開始されるまで、全開状態を保持する弁閉阻止
手段が設けられている。これによって、流量が緩慢に減
少し、これに伴って前記差圧が低下しても、流量が設定
流量に達するまでは、弁開動作を阻止することができ、
差圧を利用する弁開駆動手段を採用しても、その影響を
受けて、弁開度が緩慢に変化することなく、瞬時に弁閉
動作し、弁閉状態にすることができる。
【0055】このように、弁体は、弁閉状態から差圧が
設定差圧に達したときに、瞬時に弁開動作し、弁開後
は、流量が設定流量に達するまで、全開状態が保持さ
れ、流量が設定流量に達したときに、瞬時に弁閉動作
し、弁閉後は、再び差圧が設定差圧に達するまで弁閉状
態が保持される。したがって、弁開駆動手段は、弁閉阻
止手段による弁閉阻止状態になるまで、弁体に動力、す
なわち差圧による力を与えればよく、弁閉阻止手段によ
って弁閉動作が阻止されると、弁開駆動のための動力を
必要としないので、弁開動作に差圧を利用し、弁閉状態
から弁開することによって前記差圧が低下しても、この
差圧の変化に左右されて、弁体が再び弁閉動作すること
がない。同様に、弁閉駆動手段は、弁開阻止手段による
弁開阻止状態になるまで、弁体にたとえば電力などの動
力を与えればよく、弁開阻止手段によって弁開動作が阻
止されると、弁閉駆動のための動力を必要としないの
で、弁開動作に差圧を利用し、弁開状態から弁閉するこ
とによって前記差圧が上昇しても、この差圧の変化に左
右されて、弁体が再び弁開動作することがなく、弁開状
態を維持するために長時間の電力供給が必要になるなど
の不具合がない。
【0056】このような再度の弁開動作および弁閉動作
が防止されるとともに、さらに設定流量が、設定差圧が
生じる流量よりも小さく選ばれ、弁開動作および弁閉動
作の設定値にヒステリシスを持たせて、頻繁な開閉動作
は防がれるので、弁閉動作の回数も少なくい。また弁閉
動作のためのたとえば電力も短時間だけ与えればよい。
したがって、必要な電力も少なくすることができる。ま
た弁開動作および弁閉動作は瞬時に行われるので、たと
えばこの遮断弁の開閉動作に同期して、弁開動作同時に
大流量計量手段の計測値を積算するように切換え、弁閉
動作と同時に小流量計量手段の計測値を積算するように
切換えるようにしても、切換え時に、小流量計量手段の
計測値を採用しているにも拘わらず弁体が第1流路を遮
断していない状態が発生しないので、高精度で計量する
ことが可能になる。
【0057】さらに、弁開阻止手段および弁閉阻止手段
によって、弁開度を、弁閉状態と全開状態の2位置で一
定に保つことができ、これによって第1および第2流路
の分流比が一定に保たれるので、大流量計量範囲のガス
量も、小流量計量手段の計測値に基づいて演算すること
が可能となる。したがって、このような遮断弁を用いる
ことによって、小流量計量手段だけによって、計量する
計量方法への対応も可能となる。
【0058】請求項3記載の本発明によれば、小流量計
量手段には、開閉弁が設けられ、第2流路を遮断するこ
とが可能である。さらに、その開閉弁は、計量部の一次
圧を弁開駆動手段に導くためのガス圧導入部よりも、ガ
スの流過方向上流側に設けられるので、開閉弁によって
第2流路を遮断することによって、弁開駆動手段に与え
られる差圧を解除することが可能である。したがって、
遮断弁が弁開状態にあり、大きい流量のガスが供給ポー
トから吐出ポートに流過している状態においても、前記
差圧を解除することが可能であり、弁閉駆動手段によっ
て弁閉動作することが可能であり、弁開動作のためのた
とえばパイロット圧を導く手段などを別途に設けること
なく、第2流路の遮断と同時に第1流路の遮断も可能と
なり、たとえば地震発生時などの緊急時に、第1および
第2流路を緊急遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のガスメータ10の構成
を模式的に示す断面図である。
【図2】遮断弁14を示す断面図である。
【図3】弁閉状態における弁棒55の第1ダイアフラム
箱40に挿通される付近を拡大して示す断面図である。
【図4】図3の状態から弁開作動した状態を示す断面図
である。
【図5】小流量計量範囲と大流量計量範囲との一例を示
すグラフである。
【図6】遮断弁14の開閉動作を説明するための図であ
る。
【図7】遮断弁14の緊急遮断動作を説明するための図
である。
【図8】本発明の実施の他の形態のガスメータ10aの
構成を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10,10a ガスメータ 13 第1流路 14 遮断弁 15 第2流路 16 小流量計量手段 19 大流量計量手段 25 弁体 26 弁開駆動手段 27 弁開阻止手段 28 弁閉駆動手段 29 弁閉阻止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筏 隆臣 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 小野田 元 東京都板橋区志村1丁目2番3号 株式 会社金門製作所内 (72)発明者 友田 馨一 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株式会社金門製作所 関西研究所内 (72)発明者 吉永 明生 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株式会社金門製作所 関西研究所内 (56)参考文献 特開 平10−148552(JP,A) 特開 平11−118576(JP,A) 実開 平5−50320(JP,U) 実開 平2−93716(JP,U) 特公 昭58−38725(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/00 G01F 3/22 G01F 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給ポートおよび吐出ポートを連通する
    第1流路に介在され、第1流路を開放/遮断する遮断弁
    と、遮断弁をバイパスして第1流路に接続される第2流
    路に介在され、第2流路を介して供給ポートから吐出ポ
    ートに流過する小さい流量の小流量計量範囲のガス量を
    計量する小流量計量手段と、第1流路と第2流路との合
    流部よりもガス流過方向下流側で第1流路に介在され、
    第1および第2流路を介して供給ポートから吐出ポート
    に流過する前記小流量計量範囲の流量よりも比較的大き
    い流量の大流量計量範囲のガス量を計量する大流量計量
    手段とを備え、 前記遮断弁は、 第1流路を開放/遮断する弁体と、 小流量計量手段における圧力損失に基づく差圧を用い
    て、前記差圧が予め定める設定差圧に達したときに、第
    1流路を遮断した弁閉状態の弁体を弁開駆動する弁開駆
    動手段とを有することを特徴とするガスメータ。
  2. 【請求項2】 前記遮断弁は、さらに、 前記弁開駆動手段による前記弁開動作が開始されるま
    で、弁閉状態を保持する弁開阻止手段と、 流量が弁閉状態における前記設定差圧が生じる流量より
    も小さい設定流量に達したときに、第1流路を開放した
    全開状態の弁体を弁閉駆動する弁閉駆動手段と、 前記弁閉駆動手段による前記弁閉動作が開始されるま
    で、弁開状態を保持する弁閉阻止手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載のガスメータ。
  3. 【請求項3】 前記小流量計量手段には、第2流路を流
    過するガス量を計量する計量部と、第2流路を開放/遮
    断する開閉弁とが設けられ、開閉弁は、前記計量部の一
    次圧を弁開駆動手段に導くためのガス圧導入部よりも、
    ガスの流過方向上流側に設けられることを特徴とする請
    求項1または2記載のガスメータ。
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