JP2965274B2 - 移動通信方式 - Google Patents
移動通信方式Info
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- JP2965274B2 JP2965274B2 JP21233991A JP21233991A JP2965274B2 JP 2965274 B2 JP2965274 B2 JP 2965274B2 JP 21233991 A JP21233991 A JP 21233991A JP 21233991 A JP21233991 A JP 21233991A JP 2965274 B2 JP2965274 B2 JP 2965274B2
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Description
通信に関し、特に、同一周波数の繰り返し利用において
通信接続呼量の変化に応じて、同一チャネルを適応的に
割り当てる制御方式に関するものである。
一つのサービスエリア内で同一周波数を空間的に繰り返
して利用することにより限られた資源である周波数の有
効利用を図ることにある。
実用化や研究が進められているチャネル割り当て技術の
代表的なものとしては、固定チャネル割り当て法とダイ
ナミックチャネル割り当て法がある。
について述べる。
る周波数有効利用の効果を単純な方法で出来るだけ引き
出そうとするものである。
ンと各ゾーンに割り当てられた無線チャネル群の関係を
図2に示す。
構成に7ゾーン繰り返しチャネルを割り当てた場合を示
しており、11は無線ゾーン、12は無線基地局、13
はゾーン周辺の移動局、14はゾーン中央部の移動局、
[1]−[7]はそれぞれ各ゾーン11に固定的に割り
当てられたチャネル群番号を表している。
無線回線設計においては、ゾーン周辺部でも熱雑音、干
渉雑音に対しても十分な品質で通信が可能なように設計
されている。
るチャネル群番号[1]のチャネルは、同じ群番号
[1]のゾーン内であればどこででも使用可能である。
逆に、ゾーンに配置されているチャネル群が固定されて
いるので、それ以外のチャネルを使用することは出来な
い。従って、固定チャネル割り当てでは常に一定の繰り
返しゾーン数が保たれている。
ャネルが配置されているゾーンは固定されているので、
より近いゾーンでの繰り返し利用は許されない。
割り当てにおいては伝搬条件の最悪点を含めたゾーン内
全体の品質を保証するように繰り返しゾーン数が固定的
に定められているため、実際の個々の通信の使用状況に
おいては、必ずしも最適な周波数の繰り返し利用が行な
われているとは言えない。この傾向は、フェージング等
によるゾーン内の伝搬の変動が相対的に大きくなる小ゾ
ーン化、極小ゾーン化が進んだシステムや短区間中央値
変動分が受信レベルに大きく影響する携帯電話機の存在
するシステムにおいて顕著になる。
従来より固定チャネル割り当ての問題点の一つとして挙
げられてきたシステムの保有するチャネルを各ゾーンで
分割して持つことによる分割損を解消する手段として、
検討が進められてきた。固定チャネル割り当てのように
全チャネルを群に分割して各ゾーンに割り当てるのでは
なく、システム全体で全チャネルをまとめて保持し、通
信接続要求が生じた時にその中から一定の繰り返し条件
を満たすチャネルを割り当てる。
ことが可能なことから、大群化効果が期待できる。しか
し、この効果は全チャネル数が多くなると固定チャネル
割り当てにおいてもゾーン当りのチャネル数が多くな
り、それ自身で大群化効果を持つからダイナミックチャ
ネル割り当てではそれ以上の大群化効果が期待できず従
って、効果が薄れてきてしまうという欠点がある。
おいて可能な周波数の適応的再利用の方法も提案されて
いる。これを図3に示す。図3において、21は無線ゾ
ーン、22は無線基地局、23は移動局27で使用して
いるチャネルの等価的な小ゾーン、24,25はゾーン
周辺の移動局、26,27は、ゾーン中央部の移動局で
ある。
24,25のようにゾーン周辺においても同一周波数が
使用可能なように割り当てられている。しかし、移動局
が符号26,27に示すのように各々の基地局22の近
傍にいる場合には移動局26,27のような短い距離に
おいても同じ希望波対干渉波電力比が得られる。そのた
め各ゾーンに対するチャネルの割り当て制限のないダイ
ナミックチャネル割り当てにおいては移動局26,27
のような状態においても希望波対干渉波電力比が所要値
を満足した場合には同一チャネルを割り当てることが出
来る。またこの方法は大群化効果に依存していないため
チャネルが数が多い場合にもその効果は期待される。
ャネルを割り当てる基準となる希望波対干渉電力比の所
要値が予め定められているため呼量の空間的、時間的な
変化に対応してはいけず許容量を越えるとその分が呼損
となる欠点を持つ。
ャネル割り当てにおける可能な周波数の適応的再利用の
方法”における呼損を解決するために、呼量の空間的、
時間的変化に伴う同一チャネル割り当ての制御方法を提
供することにある。
め、本発明は、サービスエリア内に分布して移動局と通
信接続を行う無線ゾーンを構成する複数の基地局と、基
地局と移動局間の通信に用いる通信周波数チャネル群を
具備し、通信接続要求が発生した時には一つのチャネル
を選択して割り当てる移動通信方式において、空間的、
時間的に通信接続要求呼が集中して発生しトラヒックが
増大した場合に、トラヒックの量に応じて、希望波対干
渉波電力比の所要値を変動させる。
定されている“ダイナミックチャネル割り当てにおける
可能な周波数の適応的再利用の方法”と比較すると、所
要値に達する同一チャネルが存在しないとき、通信接続
要求呼は、接続不可となり呼損の原因となっていた。
下げることにより、品質は多少落ちるものの通信接続要
求呼は、接続可となり呼損を発生せずに済むことにな
る。また、その時の通信接続要求呼が少ないときには、
逆に所要値を引き上げることによって高品質な通信をサ
ービスすることが可能となる。
と、破線Cは所要値を固定した従来の方法を表し、実線
Dは所要値を呼量の増加に伴い所要値を小さくしていく
本発明の方法を用いたときの関係を表している。実線D
はゾーン配置等の条件によって決定される。
より少ないときは、所要値を大きく選択することから領
域Aの分だけ品質が向上され、また、呼量が多いとき
は、所要値を小さく選択することから領域Bの分だけ呼
損が少なくなることが示されている。
求が移動局45,46から発生したとき、希望波対干渉
波電力比を移動局の距離の比で見た場合、 r1/R2>= (希望波対干渉波電力比の所要値)>r1/R1,r2/
R2>r2/R1 の関係にあったとき従来では、移動局45に移動局48
の既接続チャネルを割り当て移動局46にはチャネルを
割り当てることができなかった。しかし、本発明におい
ては、所要値を r1/R2>r1/R1,r2/R2>= (希望波対干渉波電力比の所要
値)>r2/R1 とすることによって、移動局45には移動局47の既接
続チャネルを、移動局46には移動局48の既接続チャ
ネルを割り当てることが可能となる。
数の基地局のトラヒック量が少ないときには希望波対干
渉波電力比の所要値が大きく設定され、トラヒック量が
増加するに伴い、該希望波対干渉波電力比の所要値が小
さく設定されていく。
構成例を示すものであって、41はシステムの制御局、
42は制御局41と基地局の間の有線伝送路、43と4
4は基地局、45、46、47、48は移動局、r1,r2,
R1,R2 は、各々の移動局における基地局43からの距離
である。
に加入者の通信に用いる通信チャネルと接続の制御に用
いる制御チャネルが存在するが、本実施例においても両
チャネルを具備し、接続要求に対して実際に通信に入る
前は制御チャネルを用いて情報の授受を行う。
対して通信チャネルを割り当てるまでの制御の流れを、
制御局41が行う制御アルゴリズムを表す図5及び図6
に従って以下に説明する。なお、図5及び図6におい
て、B43,B44は基地局43,44,M45,M4
7,M48は移動局45,47,48,Mcoは基地局
44内の既接続移動局の総称を表す。
1)、基地局43と移動局45の受信レンベルを制御チ
ャネルを用いて測定し、該測定値を有線伝送路42を通
して制御局41で受ける。制御局41では該レベルから
実際の通信における上りと下りの希望波レベル、すなわ
ちM45の希望波レベルV(M45→B43),B43
の希望波レベルV(B43→M45)を測定する(S
2)。
3)、移動局45と基地局43の干渉波レベルV(Mc
o→B43),V(B44→M45)を測定し(S
4)、移動局45と基地局43を接続した場合の移動局
Mcoと基地局44の干渉波レベルの推定V(M43→
Mco)=V(Mco→B43),V(M45→B4
4)=V(B44→M45)を行う(S5)。
呼の希望波レベルV(B44→Mco),V(Mco→
B44)を測定する(S6)。
る各測定値,推定値に基づいて、移動局45と基地局4
3の希望波対干渉波比D/U、すなわちM45のD/U
[V(B45→M45)−V(B44→M45)],B
43のD/U[V(M45→B43)−V(Mco→B
43)]並びに移動局Mcoと基地局44の希望波対干
渉波比D/U、すなわちMcoのD/U[V(B44→
Mco)−V(B43→Mco)]、B44のD/U
[V(Mco→B44)−V(M45→B44)]をそ
れぞれ計算する(S7)。
つのD/Uを記憶し(S8)、移動局McoすべてのD
/Uの記憶が行なわれたか否かが判断され(S9)、Y
esの場合はステップS10に移行し、Noの場合には
ステップS3以後の処理が繰り返される。ステップS1
0では所要D/Uに対し4つのD/Uすべてを満たす移
動局Mcoがあるか否かが判断され、Yesの場合には
移動局Mcoと同一チャネルが基地局43のエリア内で
既に使用されていないかが判断され(S11)、Yes
の場合は所要のD/Uを満たす場合の移動局Mcoと同
一チャネルを移動局45に割り当てる(S12)。
場合には所要D/Uをトラヒック増大時のD/Uに変え
(S13)、所要D/Uに対し、4つのD/Uすべてを
満たす移動局Mcoがあるか否かが判断され(S1
4)、Yesの場合には移動局Mcoと同一チャネルは
基地局43のエリア内で既に使用されていないかが判断
され(S15)、Yesの場合にはステップS12に移
行し、Noの場合には該既接続チャネルを他のチャネル
に変更出来るか否かが判断され(S16)、Yesの場
合には既接続チャネルを他のチャネルに変更し(S1
7)、ステップS12に移行する。ステップS14,S
16でNoの場合には接続不可能となる(S18)。
ごとに繰り返される。
法、あるいは推定する手段を採る場合についても適応で
き、図4(a) に示した呼量に伴う希望波対干渉波電力比
の所要値の変動(図4における実線D)は図4(d) に示
す如く連続的でなくてもよい。
化構成の移動通信方式における通信接続要求呼に対して
繰り返し利用間隔を短くすることで同一チャネルを割り
当てていく場合、希望波対干渉波電力比の所要値をトラ
ヒックの量に応じて変化させることにより呼損を減少さ
せ、また、場合によっては、従来の方法よりも高い品質
の通信を提供することが出来る。
小ゾーン化が進んだシステムにおける固定チャネル割り
当てや、ダイナミックチャネル割り当てにおいては、空
間的、時間的に大きく変動をするトラヒック量に対して
周波数の有効利用、ひいては呼損に対して不十分となる
ことが予想されることから、このようなシステムへの本
発明の適用は特に有効である。
チャネル割り当てを行ったシステムの例を示す図。
て可能な周波数の適応的再利用の方法”の原理を説明す
る図。
力比の所要値において比較した図。
ルゴリズムの図。
ルゴリズムの図。
辺の移動局、14…ゾーン中央部の移動局、21…無線
ゾーン、22…無線基地局、24,25…ゾーン周辺の
移動局、26,27…ゾーン中央部の移動局、23…移
動局27で使用しているチャネルの等価的な小ゾーン、
41…制御局、42…有線伝送路、43、44…基地局
Claims (1)
- 【請求項1】サービスエリア内に分布して移動局と通信
接続を行うために無線ゾーンを構成する複数の基地局
と、基地局と移動局間の通信に用いる通信用周波数チャ
ネル群を具備し、通信接続要求が発生した時には移動局
の在圏する無線ゾーンの基地局は全チャネルの中から希
望波対干渉波電力比が所要値以上であるチャネルを1つ
選択して割り当てることにより移動局と通信を行う移動
通信方式において、 該基地局又は該基地局を含む複数の基地局のトラヒック
量が少ないときには、該希望波対干渉波電力比の所要値
を大きく設定し、トラヒック量が増加するに伴い、該希
望波対干渉波電力比の所要値を小さく設定していくこと
を特徴とする移動通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21233991A JP2965274B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 移動通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21233991A JP2965274B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 移動通信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555990A JPH0555990A (ja) | 1993-03-05 |
JP2965274B2 true JP2965274B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=16620906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21233991A Expired - Lifetime JP2965274B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 移動通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2965274B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP21233991A patent/JP2965274B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0555990A (ja) | 1993-03-05 |
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