JP2964081B1 - 電子・磁気媒体収納ケース用仕切り板、仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケース - Google Patents

Abstract

【要約】 【課題】 従来の仕切り板は、その表面或は表裏に突設
した隣接する突起の間に複数種の厚みの電子・磁気媒体
を略垂直に係止することができなかった。本発明が解決
しようとする課題は、以上のような欠点に鑑み、仕切り
板の隣接する突起の間に複数種の寸法が異なる電子・磁
気媒体を係止可能とした電子・磁気媒体収納ケース用仕
切り板、仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケースを提供
することを目的としている。 【解決手段】 請求項１の電子・磁気媒体収納ケース用
仕切り板は、複数の電子・磁気媒体を収納可能な収納部
を備えた電子・磁気媒体収納ケース内に挿脱可能な仕切
り板であって、その仕切り板本体に形成され、電子・磁
気媒体の一端或は一側を挿入可能な孔を備えていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子・磁気媒体収
納ケース用仕切り板、並びに、仕切り板付き電子・磁気
媒体収納ケースに関し、更に詳しくは、それらの仕切り
板の表裏を貫通し、盤状の寸法の異なる容器に収納され
た複数種の電子・磁気媒体の容器の一端或は一側を、そ
の容器の延伸方向に挿入可能な孔を設けたところに特徴
のある電子・磁気媒体収納ケース用仕切り板、並びに、
仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケースに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来、電子・磁気媒体収納ケースに録音
・録画テープ、コンパクトデスク（ＣＤ）、ミニディス
ク（ＭＤ）等の電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・を収納
するときは、図３、図４に示すように、異なる寸法の複
数種の電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・を収納するため
の収納部を有する電子・磁気媒体収納ケース（図省略、
図１〜図１３参照）に挿脱可能に形成され、表面（図１
４）に複数種の所定間隔１０ａ，１０ｂを隔てて夫々の
電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・を遊嵌可能に突設され
た突起９ａ，９ａを備えた仕切り板本体６、或は、その
突起９ａ，９ａを備えた仕切り板本体６の裏面に複数種
の所定間隔１０ａ，１０ｂを隔てて夫々の電子・磁気媒
体１ａ，１ｂ・・・を遊嵌可能に突設され、収納部の底
部に挿入したときその底部に当接して脚となる突起９
ｂ，９ｂを備えた電子・磁気媒体収納ケース用仕切り
板、並びに、仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケースが
あった。（図１４と図１５を複合、図１４の仕切り板本
体６の裏面に、図１５の突起９ｂを設ける）この電子・
磁気媒体収納ケース用仕切り板、仕切り板付き電子・磁
気媒体収納ケースは、電子・磁気媒体収納ケースの底部
に挿入した仕切り板５の隣接する突起９ａ，９ａ；９
ｂ，９ｂの間に電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・の一端
或は一側を遊嵌係止し、略垂直に立設するものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述の通り従来の仕切
り板５は、複数種の突起９ａ，９ｂうちの適当な間隔を
隔てて突設された隣接する突起９ａ，９ａ；９ｂ，９ｂ
の間に電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・の一端或は一側
を遊嵌係止するようになっているため、夫々の隣接する
突起９ａ，９ａ；９ｂ，９ｂの間には、その間隔に適合
する厚さの唯一の電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・のみ
が遊嵌係止可能になっている。従って、その間隔よりも
厚い電子・磁気媒体１ｃ，１ｄ・・・（図示せず）は勿
論遊嵌係止不能であり、その間隔より狭すぎる厚さの電
子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・は挿入可能であるが略垂
直に安定状態で係止することは大変難しい問題であっ
た。このような現状からして、その隣接する突起の間に
複数種の厚みの電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・を略垂
直に係止することも困難なことであった。本発明が解決
しようとする課題は、以上のような欠点に鑑み、電子・
磁気媒体の一端或は一側を挿入可能な孔を仕切り板に設
け、その孔に電子・磁気媒体の一端或は一側を挿入する
ことにより、種々の寸法が異なる電子・磁気媒体を略垂
直に且つ安定状態で立設可能とした電子・磁気媒体収納
ケース用仕切り板、仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケ
ースを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る電子・磁気
媒体収納ケース用仕切り板及び仕切り板付き電子・磁気
媒体収納ケースは、以上のような課題を解決するもので
あって、次のようなものである。請求項１の電子・磁気
媒体収納ケース用仕切り板は、複数の電子・磁気媒体を
収納可能な収納部を備えた電子・磁気媒体収納ケース内
に挿脱可能な仕切り板であって、その仕切り板本体の表
面より略垂直に突設され、電子・磁気媒体の一端或は一
側を遊嵌係止する複数の第１の突起と、その仕切り板本
体の裏面に略垂直に突設され、電子・磁気媒体の一端或
は一側を遊嵌係止する複数の第２の突起と、それらの複
数の第１の突起或は第２の突起のうちの任意の第１の突
起或は第２の突起の基部近傍の仕切り板本体に設けら
れ、電子・磁気媒体の一端或は一側を挿入可能な孔と、
を備えていることを特徴とする。を備えたことを特徴と
する。

【０００５】請求項２の仕切り板付き電子・磁気媒体収
納ケースは、複数の電子・磁気媒体を収納可能な収納部
を備えた電子・磁気媒体収納ケースと、その収納ケース
の収納部内に挿脱可能な仕切り板本体と、その仕切り板
本体の表面より略垂直に突設され、電子・磁気媒体の一
端或は一側を遊嵌係止する複数の第１の突起と、その仕
切り板本体の裏面に略垂直に突設され、電子・磁気媒体
の一端或は一側を遊嵌係止する複数の第２の突起と、そ
れらの複数の第１の突起或は第２の突起のうちの任意の
第１の突起或は第２の突起の基部近傍の仕切り板本体に
設けられ、電子・磁気媒体の一端或は一側を挿入可能な
孔と、を備えていることを特徴とする。

【０００６】尚、本願発明で言う電子・磁気媒体とは、
「従来技術」の欄で説明したように電子的或は磁気的に
記録可能な媒体であって、その材質、素材については、
金属製であっても良いし、合成樹脂を始めとした任意の
素材で作られたものであっても良く、その材質、素材に
拘るものではない。又、本願発明の仕切り板付き電子・
磁気媒体収納ケースを引き出しとして、多段のラックに
挿脱可能に挿入すれば、多段式仕切り板付き電子・磁気
媒体収納ケースとなる。

【０００７】

【発明の実施の形態】「実施の形態１」 以下、本発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。
図１は、本発明の一実施の形態を示す分解斜視図、 図
２は、媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示す
縦断面図である。

【０００８】図１、図２に基づき説明する。複数の電子
・磁気媒体１，１を収納可能な収納部２を備えた電子・
磁気媒体収納ケース３を形成する。その電子・磁気媒体
１，１は、録音・録画テープ、コンパクトデスク（Ｃ
Ｄ）、ミニディスク（ＭＤ）等の電子的、磁気的、光学
的に処理した媒体１ａ，１ｂ・・・で、種々の寸法の電
子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・があり、その素材や材質
を問わず、合成樹脂製であろうと、金属製であろうとか
まわない。その収納ケース３の収納部２の底板２ａに
は、電子・磁気媒体１，１の一端或は一側を遊嵌可能な
間隔で略垂直に突起４，４が立設してあるが、突起４，
４がなくとも良い。その間隔は、電子・磁気媒体１，１
の厚みに合わせて任意の間隔に立設し、必要に応じ、複
数種の異なる寸法の電子・磁気媒体１，１の一端或は一
側を遊嵌可能にすることができる間隔であれば良く、図
示したように、単一の電子・磁気媒体１，１を遊嵌可能
とすることもできる。又、突起４，４の立設方向は、図
示したように引き出しとしての収納ケース３の前後動方
向と直交する方向であっても良く、並行方向であっても
良い。更に、突起４，４の形状は、図示した形状に拘る
ものではなく、電子・磁気媒体１，１の一端或は一側を
遊嵌（或は嵌合）可能な形状であれば、如何なる形状で
あっても良い。その収納ケース３の収納部２内に挿脱可
能な仕切り板本体５を設ける。その仕切り板本体６に
は、表裏に貫通する矩形の孔７，７が設けてあり、その
矩形の孔７，７は、前記電子・磁気媒体１，１の一端或
は一側を挿入可能な大きさである。又、その矩形の孔
７，７は、複数の異なる寸法の電子・磁気媒体１，１の
一端或は一側を挿入できるように、複数種の大きさの孔
７，７とすることができ、複合孔７，７であっても良
く、その形状に拘らず、電子・磁気媒体１，１の一端或
は一側を挿入できる孔７，７であれば良い。更に、その
矩形の孔７，７の方向は、前記突起４，４同様、収納ケ
ース３の前後動方向であっても良く、前後動方向と直交
する方向であっても良い。

【０００９】以上のような構成の電子・磁気媒体収納ケ
ース用仕切り板或は仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケ
ースであるから、仕切り板本体６を電子・磁気媒体収納
ケース３の収納部２に挿入すると、仕切り板本体６が収
納部２の底板２ａに立設した突起４，４上に載置され、
底板２ａと仕切り板本体６の間に間隙が形成される。即
ち、収納部２の底板２ａに設けた突起４，４が仕切り板
係止部材の役割を果すから、収納部２に挿入した体切り
板本体６の孔７，７に電子・磁気媒体１，１の一端或は
一側を挿入し、その一端或は一側を底板２ａの隣接する
突起４，４の間に遊嵌すると、電子・磁気媒体１，１
は、収納ケース３の収納部２内で略垂直な状態で安定的
に立設される。又、電子・磁気媒体１，１の寸法に合わ
せて矩形の孔７，７の寸法を変更でき、複数種の矩形の
孔７ａ，７ｂ，７ｃ，・・・を設けると複数種の電子・
磁気媒体１ａ，１ｂ，１ｃ・・・の一端或は一側を挿入
できて使い勝手が向上する。

【００１０】「実施の形態２」 以下、本発明の異なる実施の形態を、図示例と共に説明
する。図３は、本発明の異なる実施の形態を示す分解斜
視図、 図４は、媒体収納ケースに仕切り板を挿入した
状態を示す縦断面図である。図３、図４に基づき、本発
明の異なる実施の形態を説明する。尚、本実施の形態以
下の説明にあたり、記載済みの実施の形態と同一構成部
分には、同一符号を付して重複する説明は省略する。前
記実施の形態と主に異なる点は、収納部２の底板２ａに
設けた突起４，４の代わりに収納部２の四隅に仕切り板
係止部材８ａ，８ａを設けたことであり、この係止部材
８ａ，８ａは、仕切り板５を底板２ａとの間に所定の間
隙を隔てて収納部２に挿入するためのものであり、その
形状と位置については、図示したものに拘るものではな
い。以上のような構成の電子・磁気媒体収納ケース用仕
切り板或は仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケースであ
るから、実施の形態１と略同様の効果が得られる。

【００１１】「実施の形態３」 図５は、本発明の異なる実施の形態を示す分解斜視図、
図６は、媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を
示す縦断面図である。図５、図６に基づき説明する。前
記実施の形態と主に異なる点は、実施の形態１の仕切り
板５の四隅に仕切り板係止部材である脚８ｂ，８ｂを設
けたことである。この脚８ｂ，８ｂの形状と位置は、実
施の形態２の仕切り板係止部材８ａ，８ａと同様図示し
説明した形状と位置に拘るものではなく、仕切り板本体
６と底板２ａの間を隔てた状態で挿入できれば、如何な
る形状と位置でも良い。以上のような構成の電子・磁気
媒体収納ケース用仕切り板或は仕切り板付き電子・磁気
媒体収納ケースであるから、実施の形態１と略同様の効
果が得られる。

【００１２】「実施の形態４」 図７は、媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示
す縦断面図である。図７に基づき説明する。前記実施の
形態と主に異なる点は、実施の形態１で示した仕切り板
本体６を２段の仕切り板本体６ａ，６ｂで形成即ち第１
の仕切り板本体６ａと第２の仕切り板本体６ｂで形成
し、その第１と第２の仕切り板本体６ａ，６ｂの間に間
隙を設けたことである。以上のような構成の電子・磁気
媒体収納ケース用仕切り板或は電子・磁気媒体収納ケー
スであるから、第１の仕切り板本体６ａと第２の仕切り
板本体６ｂに設けた夫々の矩形の孔７，７に電子・磁気
媒体１，１の一端或は一側を連通すると、実施の形態１
と同様の作用効果が得られる。

【００１３】「実施の形態５」 図８は、本発明の異なる実施の形態の仕切り板を示す分
解斜視図、 図９は、媒体収納ケースに仕切り板を挿入
した状態を示す縦断面図である。図８、図９に基づき説
明する。前記実施の形態と主に異なる点は、第１に、仕
切り板本体６に設けた矩形の孔７，７の何れか一方或は
両方の長辺に添って突起９，９を立設し（図では一方の
長辺に添って板状の突起を立設している）たことであ
る。この突起９，９の形状は、図示した形状に拘るもの
ではない。第２に、立設した突起９，９の間隔１０ａ，
１０ｂ・・・を種々の寸法の電子・磁気媒体１ａ，１ｂ
・・・に合わせて任意に変更したことである。このよう
な構成の電子・磁気媒体収納ケースであるから、第１
に、殊に、矩形の孔７，７の両方の長辺に添って突起を
立設した場合は、その矩形の孔７，７に電子・磁気媒体
１，１の一端或は一側を挿入するだけで、電子・磁気媒
体１，１の一端或は一側の近傍がその突起９，９に当た
り略垂直に立つこととなる。第２に、電子・磁気媒体
１，１の寸法に合わせて、隣接する突起９，９同志の間
隔１０ａ，１０ｂ・・・を変更することにより、寸法の
異なる種々の寸法の電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・を
遊嵌できる電子・磁気媒体収納ケース用仕切り板或は電
子・磁気媒体収納ケースが得られる。

【００１４】「実施の形態６」 図１０は、本発明の異なる実施の形態の仕切り板を示す
分解斜視図、 図１１は、媒体収納ケースに仕切り板を
挿入した状態を示す縦断面図、 図１２は、媒体収納ケ
ースに仕切り板を挿入した状態を示す縦断面図、 図１
３は、媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示す
縦断面図である。図１０、図１１に基づき説明する。前
記実施の形態と主に異なる点は、仕切り板本体６の下部
に仕切り板係止部材としての脚８ｂ，８ｂを設けたこと
であり、この脚８ｂ，８ｂの形状や位置は、前述の実施
の形態で説明した脚８ｂ，８ｂと同様、図示したものに
拘るものでない。このような構成の電子・磁気媒体収納
ケース用仕切り板或は仕切り板付き電子・磁気媒体収納
ケースであるから、矩形の孔７，７に電子・磁気媒体
１，１の一端或は一側を挿入するだけで、電子・磁気媒
体１，１を確実に立てておくことができる。尚、図１２
に示すように、矩形の孔７，７の一方の長辺の表裏に突
起９，９ａを突設することにより、又、表裏の突起９，
９ａの間隔１０ａ，１０ｂ・・・を変えることにより、
収納できる電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・の寸法のバ
リェーションが増えると共に、裏面の突起９ａが仕切り
板係止部材７，７の役割を果すことになり、使い勝手が
向上する。又、図１３のように、仕切り板の表裏の突起
９，９ａの間隔、位置、方向を変えることもできる。

【００１５】再述する。上述のように、表裏を貫通する
多数の矩形の孔７，７を設けた仕切り板本体６を電子・
磁気媒体収納ケース３の収納部２に挿入し、その矩形の
孔７，７に電子・磁気媒体１，１の一端或は一側を挿入
すると、電子・磁気媒体１，１は、電子・磁気媒体収納
ケース３の収納部２に立設状態で整理収納される。この
仕切り板本体６に仕切り板係止部材としての脚８ｂ，８
ｂを設けたり、収納部２内に仕切り板係止部材８ａ，８
ａを設けたり、或は二重の仕切り板６ａ，６ｂとするな
どにより、使い勝手が向上する。又、このような構成と
することにより、仕切り板５自体を電子・磁気媒体整理
ケースとして商品化することもできる。

【００１６】又、仕切り板本体６の表面或は表裏の両面
に従来の仕切り板同様所定の間隔を隔てて並行な突起
９，９（種々の寸法の電子・磁気媒体の厚さに合わせて
複数種の間隔で形成できる）が設けてあるので、電子・
磁気媒体収納ケース３の収納部２に仕切り板５を挿入
し、隣接する並行突起９，９の間に夫々の寸法の電子・
磁気媒体１ａ，１ｂ・・・の一端或は一側を挿入する
と、その挿入した電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・が隣
接する並行突起９，９の間に遊嵌され、収納部２内に略
垂直に立設整理されることは、従来と同様である。その
上、前記突起９，９の付根に隣接した仕切り板本体６の
位置に電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・の一端或は一側
を挿入可能な種々の寸法の矩形の孔７ａ，７ｂ・・・が
形成してある（言換えると、矩形の孔７，７ａ，７ｂ・
・・の長辺に添って突起９，９が突設してある）ので、
それらの孔７，７ａ，７ｂ・・・の寸法に合った電子・
磁気媒体１ａ，１ｂ・・・の一端或は一側を挿入する
と、それらの電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・・の一端或
は一側が収納部２の底板２ａに当接し、収納部２内に立
設整理される。この時、電子・磁気媒体１ａ，１ｂ・・
・の一面側の一部が突起９，９の上端側部に当接して立
設状態が維持される。

【００１７】尚、上記実施の形態で説明した突起９，９
と矩形の孔７，７の寸法や間隔１０（１０ａ，１０ｂ）
を種々組み合わせることにより、殊に、仕切り板６に矩
形の孔７，７を設けることにより、種々のバリエーショ
ンの仕切り板５を得ることができ、種々の寸法の電子・
磁気媒体１ａ，１ｂ・・・を整理できる電子・磁気媒体
収納ケース用仕切り板、仕切り板付き電子・磁気媒体収
納ケースが得られる。又、本願発明の仕切り板付き電子
・磁気媒体収納ケースを引き出しとして、多段のラック
に挿脱可能に挿入すれば、多段式仕切り板付き電子・磁
気媒体収納ケースとなる。

【００１８】

【実施例】更に、以下のような条件で実験した結果、大
変使い勝手の良い仕切り板と、仕切り板付き電子・磁気
媒体収納ケースが得られた。図１４、図１５に示した従
来の仕切り板の板状の突起の基部に隣接してその突起に
添って矩形の孔を形成したところ、１枚の仕切り板で録
音・録画テープやＣＤ、ＭＤなど種々の寸法の電子・磁
気媒体を略垂直な状態で整理、収納できる大変使い勝手
の優れた仕切り板が得られ、当然のことではあるが、使
い勝手の優れた低廉な仕切り板を挿入するだけで従来の
電子・磁気媒体収納ケースの使い勝手が大幅に向上し
た。

【００１９】

【発明の効果】本発明に係る電子・磁気媒体収納ケース
用仕切り板、仕切り板付き電子・磁気媒体収納ケース
は、以上のような構成を備えているので、以下に記載す
る効果を奏する。

【００２０】請求項１の電子・磁気媒体収納ケース用仕
切り板は、表裏を貫通する多数の矩形の孔を設けた仕切
り板本体の表面或は表裏の両面に従来の仕切り板同様所
定の間隔を隔てて並行な突起（種々の寸法の電子・磁気
媒体の厚さに合わせて複数種の間隔で形成できる）が設
けてあるので、電子・磁気媒体収納ケースの収納部に仕
切り板を挿入し、隣接する並行突起の間に夫々の寸法の
電子・磁気媒体の一端或は一側を挿入すると、その挿入
した電子・磁気媒体の間に遊嵌され、収納部内に略垂直
に立設整理できる電子・磁気媒体収納ケース用仕切り板
が得られた。

【００２１】請求項２の仕切り板付き電子・磁気媒体収
納ケースは、請求項１の電子・磁気媒体収納ケース用仕
切り板を備えているので、請求項１の効果を有する仕切
り板付き電子・磁気媒体収納ケースが得られた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図

【図２】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示
す縦断面図

【図３】本発明の異なる実施の形態を示す分解斜視図

【図４】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示
す縦断面図

【図５】本発明の異なる実施の形態を示す分解斜視図

【図６】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示
す縦断面図

【図７】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示
す縦断面図

【図８】本発明の異なる実施の形態の仕切り板を示す分
解斜視図

【図９】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を示
す縦断面図

【図１０】本発明の異なる実施の形態の仕切り板を示す
分解斜視図

【図１１】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を
示す縦断面図

【図１２】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を
示す縦断面図

【図１３】媒体収納ケースに仕切り板を挿入した状態を
示す縦断面図

【図１４】従来例の一部切り欠き斜視図

【図１５】従来例の一部切り欠き斜視図

【符号の説明】

１・・・・・電子・磁気媒体 １ａ，１ｂ・・・種々の寸法の電子・磁気媒体 ２・・・・・収納部 ２ａ・・・・底板 ３・・・・・収納ケース ４・・・・・突起 ５・・・・・仕切り板 ６・・・・・仕切り板本体 ６ａ・・・・第１の仕切り板本体 ６ｂ・・・・第２の仕切り板本体 ７・・・・・矩形の孔 ８・・・・・板係止部材としての脚 ９・・・・・突起 １０ａ，１０ｂ・・・突起の間隔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平４−124986（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−70987（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−42674（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭51−37428（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−26793（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−35773（ＪＰ，Ｕ) 登録実用新案3030567（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B65D 25/00 - 25/56 B65D 85/57

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の電子・磁気媒体を収納可能な収納
   部を備えた電子・磁気媒体収納ケース内に挿脱可能な仕
   切り板であって、 その仕切り板本体の表面より略垂直に突設され、電子・
   磁気媒体の一端或は一側を遊嵌係止する複数の第１の突
   起と、 その仕切り板本体の裏面に略垂直に突設され、電子・磁
   気媒体の一端或は一側を遊嵌係止する複数の第２の突起
   と、 それらの複数の第１の突起或は第２の突起のうちの任意
   の第１の突起或は第２の突起の基部近傍の仕切り板本体
   に設けられ、電子・磁気媒体の一端或は一側を挿入可能
   な孔と、 を備えていることを特徴とする電子・磁気媒体収納ケー
   ス用仕切り板。
2. 【請求項２】 複数の電子・磁気媒体を収納可能な収納
   部を備えた電子・磁気媒体収納ケースと、 その収納ケースの収納部内に挿脱可能な仕切り板本体
   と、 その仕切り板本体の表面より略垂直に突設され、電子・
   磁気媒体の一端或は一側を遊嵌係止する複数の第１の突
   起と、 その仕切り板本体の裏面に略垂直に突設され、電子・磁
   気媒体の一端或は一側を遊嵌係止する複数の第２の突起
   と、 それらの複数の第１の突起或は第２の突起のうちの任意
   の第１の突起或は第２の突起の基部近傍の仕切り板本体
   に設けられ、電子・磁気媒体の一端或は一側を挿入可能
   な孔と、 を備えていることを特徴とする仕切り板付き電子・磁気
   媒体収納ケース。