JP2961649B2 - ワイパーブレードを構成するステーのリボンホルダー抱え爪に取付けられるラバーリボンを配したリボンホルダーの両端に配置される固定具 - Google Patents

ワイパーブレードを構成するステーのリボンホルダー抱え爪に取付けられるラバーリボンを配したリボンホルダーの両端に配置される固定具

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JP2961649B2
JP2961649B2 JP8201088A JP20108896A JP2961649B2 JP 2961649 B2 JP2961649 B2 JP 2961649B2 JP 8201088 A JP8201088 A JP 8201088A JP 20108896 A JP20108896 A JP 20108896A JP 2961649 B2 JP2961649 B2 JP 2961649B2
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Maruenu KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイパーブレードに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイパーブレードにラバーリボンを取付
けるリボンホルダーに関しては種々の型式のものがあ
る。例えば、ラバーリボンについては、ガードにネック
を介してリップ部を形成した型式のもの、或いは上段の
ヘッド板下の両脇にリボンホルダー挟持溝、中段にワイ
パーブレードを構成するステーに配したリボン抱え爪に
よる抱持溝その下段をガードとしてガードにネックを介
してリップ部を形成した型式のもの等がある。
【0003】前者の型式のラバーリボンに取付けるリボ
ンホルダーは、リボンホルダーよりやや長尺の細長板の
中央に、リボンホルダーと略同じ長さの細長溝を設けて
成るもので、後者の型式のラバーリボンに取付けるリボ
ンホルダーは、ラバーリボント略同じ長さの細長板を、
リボンホルダーの両脇の挟持溝に嵌合すると言うもので
ある。本発明は、前者の型式のラバーリボンに用いられ
るリボンホルダーの両端に配置される固定具に関するも
のである。
【0004】本発明を実施するために用いる型式のリボ
ンホルダーは車輛の走行中に受ける向かい風による風
圧、ワイパーブレードを駆動した際にガラス面と移動す
るラバーリボンとの間に生ずる抵抗によるラバーリボン
のリボンホルダーからの脱落、或いはワイパーブレード
を構成するステーのリボンホルダー抱え爪からのリボン
ホルダーの脱落を阻止できる機能を備えた特殊な型式の
もので、この型式のリボンホルダーにラバーリボンを挿
着して、ラバーリボンを挿着したリボンホルダーをワイ
パーブレードを構成するステーに配したラバーリボン抱
持爪に嵌挿した後、このリボンホルダーに挿着してラバ
ーリボンをこのリボンホルダーから引き抜けないように
するためこれまで種々の固定具が開発され実用化されて
いたが、いずれも構造が複雑で、また、その取付け方も
簡単ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
都合を解消するため、構造が簡単でしかもその取付け方
も簡単で、リボンホルダーに挿着したラバーリボンをワ
イパーブレードに取付けたとき、ワイパーブレードを構
成するステーのリボンホルダー抱え爪に嵌挿したリボン
ホルダーから脱落しないよう確実に挿着状態を維持でき
る固定具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上段をヘッド
板の裏面のやや内側にヘッド板の両側辺に沿って断面L
字状に折り曲げた二条の脚板をそれぞれの脚板の折り曲
げた水平板がヘッド板の両側辺のに平行して外側に向け
て左右対象に位置させて、ヘッド板と水平板の間をワイ
パーブレードを構成するステーのリボンホルダー抱え爪
を嵌着する抱持溝となし、下段を上記したそれぞれの脚
板を折り曲げた水平板の裏に、それぞれ左右対象に断面
エ字状に縦板を介して底板を水平板と上下平行に配列
し、左右対象に配したそれぞれの縦板の外側をクリップ
の両側壁に形成された摺動片の摺動溝とし、それぞれの
縦板の内側をラバーリボンのガードとネックを挿通して
ラバーリボンを挿通挟持する挟持溝となし、該挟持溝に
ラバーリボンを挿通挟持したリボンホルダーをワイパー
ブレードを構成するステーのリボンホルダー抱え爪を以
て上記したリボンホルダー抱え爪を嵌着する抱持溝に嵌
着して該リボンホルダーの両端に固定具を取付けて成る
ワイパーブレードにおいて、該固定具をリボンホルダー
の上段に形成されたリボンホルダー抱え爪抱持溝の端部
に当板を、ヘッド板面には、当板の上辺に形成された前
倒れ係止片を、また、前記リボンホルダー抱え爪抱持溝
には当板の下辺に形成された前倒れ二股嘴片を抱持溝を
形成する二条の脚板をくわさせて位置するストッパー
と、リボンホルダーの下段に形成された摺動溝を摺動嵌
挿する摺動片を対向側壁に設け、天板には上記ストッパ
ーの前倒れ係止片の先端を弾性押圧して係合する突片を
設けた下向き爪を打抜き状に設けて形成され、前記スト
ッパーをリボンホルダーの端部とともに抱持嵌合するク
リップとから成るワイパーブレードを構成するステーの
リボンホルダー抱え爪に取付けられるラバーリボンを配
したリボンホルダーの両端に配置される固定具として構
成した。
【0007】
【作用】本発明は、上記の構造となっているので、ラバ
ーリボンを挿着したリボンホルダーにきわめて容易に装
着することができ、且つ、装着した後は、リボンホルダ
ーから容易に脱落することはない。
【0008】
【実施例】本発明のリボンホルダー1は、図1に示すよ
うに上段をヘッド板2の裏面のやや内側にヘッド板2の
両側辺に沿って断面L字状に折り曲げた二条の脚板3を
それぞれの脚板3の折り曲げた水平板4がヘッド板2の
両側辺の外側に向けて左右対象に位置するようにし、下
段は上段を構成するそれぞれの脚板3を折り曲げた上記
の水平板4の裏面に、それぞれ左右対象に断面エ字状に
なるように縦板6を介して底板7を水平板4と上下平行
に配列して構成してある。そして、前記した上段を構成
するヘッド板2と、その裏面に左右対象に配した脚板3
の水平板4との間をワイパーブレードを構成するステー
に配したリボンホルダー抱え爪を嵌着する抱持溝5と
し、また、下段を構成する前記したヘッド板2裏面に左
右対象に配した脚板3を折り曲げた水平板4の裏面にそ
れぞれ断面エ字状になるように水平板4と上下平行に配
した縦板6を介して底板7の縦板6の内側をラバーリボ
ンのガード抱持溝8とし、該縦板6の外側の脚板3を折
り曲げた水平板4と底板7の間をクリップの両側壁に形
成された摺動片の摺動溝9として構成してある。
【0009】上記リボンホルダー1には、ガード11に
ネック12を介してリップ部13を配したラバーリボン
14(図2)を取付ける。その取付け方は、図3に示す
ようにリボンホルダー1の下段を構成する底板7と底板
7の間のネック挿通隙間にラバーリボン14のネック1
2を、上記した脚板3を折り曲げた水平板4と底板7の
間に介在する縦板6の内側にラバーリボン14のガード
11を挿通してリボンホルダー1にラバーリボン14を
取付ける。
【0010】次に、上記操作を終了した後、上記リボン
ホルダー1の上段に形成された抱持溝8の一方の端部に
ストッパー20を嵌挿する。ストッパー20は、図4に
示すように当板21の上辺に前倒れ係止片22を、ま
た、当板21の下辺に前倒れ二股嘴片23を形成して成
るものである。
【0011】そのストッパー20の嵌挿の仕方は、図4
に示すストッパーを図5に示すようにラバーリボン14
を挿通して取付けたリボンホルダー1の端面にストッパ
ー20の当板21を当接し、ストッパー20の上辺に形
成された前倒れ係止片22をヘッド板2の表面に当接
し、ストッパー20の下辺に形成された二股嘴片23を
以て上記リボンホルダー1の上段にリボンホルダー抱え
爪を嵌着する抱持溝5を形成する二条の脚板3をくわえ
させる。
【0012】次に、クリップ30をリボンホルダー1の
端部に配置したストッパー30を図6に示すようにくわ
え込ませて嵌挿する。クリップ30は、図7に示すよう
にリボンホルダー1の下段に形成された脚板3を折り曲
げた水平板4と底板7を縦板6を介して縦板6の両外側
に形成された摺動溝9に摺動嵌挿する摺動片31を対向
側壁32に設け、天板33には上記ストッパー20の前
倒れ係止片22に係合する突片を設けた下向き爪34を
打抜き状に設けて形成されている。
【0013】この嵌挿により、クリップ30の対向した
両側壁32の摺動片31はリボンホルダー1の上記摺動
溝9を摺動し、クリップ30の両側壁32により、上記
リボンホルダー1の抱持溝8を構成する二条の脚板3を
ストッパー20の上記二股嘴片23でしっかりとくわえ
込んだ状態となる。また、天板33の下向き爪34は突
片をストッパー20の前倒れ係止片22の面を摺動し、
ストッパー20の上記前倒れ係止片22の先端で係合す
る。この操作でクリップ30はリボンホルダー1の端部
に図8に示すとおりに固着する。
【0014】この操作を終わったリボンホルダー1のワ
イパーブレード40を構成するステー41に配されたリ
ボンホルダー抱え爪42を嵌挿する抱持溝5を、ワイパ
ーブレード40を構成するステー41に配されたリボン
ホルダー抱え爪42に嵌挿する(図9参照)。
【0015】そして、この操作が終わったリボンホルダ
ー1の他端に上記操作と同じ操作を行って両端に固定具
を取付ける。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明による固定具
は、構造が簡単で、リボンホルダーへの装着手段も簡単
で、しっかりとラバーリボンに固定され、しかもワイパ
ーブレードを構成するステーのリボンホルダー抱え爪に
挿通したリボンホルダーはステーから抜け落ちることは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】リボンホルダーの斜視図である。
【図2】ラバーリボンの斜視図である。
【図3】ラバーリボンを取付けたリボンホルダーの斜視
図である。
【図4】ストッパーの斜視図である。
【図5】ラバーリボンを取付けたリボンホルダーにスト
ッパーを配置する手順を示す斜視図である。
【図6】ラバーリボンを取付けたリボンホルダーのスト
ッパー配置個所にクリップを取付ける手順を示す斜視図
である。
【図7】ラバーリボンを取付けたリボンホルダーのスト
ッパー配置個所にクリップを装着した状態の一部切欠断
面図である。
【図8】ラバーリボンを取付けたリボンホルダーに固定
具を装着した状態を示す斜視図である。
【図9】両端に固定具を装着したリボンホルダーをワイ
パーブレードを構成するステーのリボンホルダー抱え爪
に装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リボンホルダー 2 ヘッド板 3 脚板 4 水平板 5 抱持溝 6 縦板 7 底板 8 抱持溝 9 摺動溝 10 挿通隙間 11 カード 12 ネック 13 リップ部 14 ラバーリボン 20 ストッパー 21 当板 22 係止片 23 二股嘴片 30 クリップ 31 摺動片 32 側壁 33 天板 34 爪 40 ワイパーブレード 41 ステー 42 リボンホルダー抱え爪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上段をヘッド板の裏面のやや内側にヘッ
    ド板の両側辺に沿って断面L字状に折り曲げた二条の脚
    板をそれぞれの脚板の折り曲げた水平板がヘッド板の両
    側辺のに平行して外側に向けて左右対象に位置させて、
    ヘッド板と水平板の間をワイパーブレードを構成するス
    テーのリボンホルダー抱え爪を嵌着する抱持溝となし、
    下段を上記したそれぞれの脚板を折り曲げた水平板の裏
    に、それぞれ左右対象に断面エ字状に縦板を介して底板
    を水平板と上下平行に配列し、左右対象に配したそれぞ
    れの縦板の外側をクリップの両側壁に形成された摺動片
    の摺動溝とし、それぞれの縦板の内側をラバーリボンの
    ガードとネックを挿通してラバーリボンを挿通挟持する
    挟持溝となし、該挟持溝にラバーリボンを挿通挟持した
    リボンホルダーをワイパーブレードを構成するステーの
    リボンホルダー抱え爪を以て上記したリボンホルダー抱
    え爪を嵌着する抱持溝に嵌着して該リボンホルダーの両
    端に固定具を取付けて成るワイパーブレードにおいて、
    該固定具をリボンホルダーの上段に形成されたリボンホ
    ルダー抱え爪抱持溝の端部に当板を、ヘッド板面には、
    当板の上辺に形成された前倒れ係止片を、また、前記リ
    ボンホルダー抱え爪抱持溝には当板の下辺に形成された
    前倒れ二股嘴片を抱持溝を形成する二条の脚板をくわさ
    せて位置するストッパーと、リボンホルダーの下段に形
    成された摺動溝を摺動嵌挿する摺動片を対向側壁に設
    け、天板には上記ストッパーの前倒れ係止片の先端を弾
    性押圧して係合する突片を設けた下向き爪を打抜き状に
    設けて形成され、前記ストッパーをリボンホルダーの端
    部とともに抱持嵌合するクリップとから成ることを特徴
    とするワイパーブレードを構成するステーのリボンホル
    ダー抱え爪に取付けられるラバーリボンを配したリボン
    ホルダーの両端に配置される固定具。
JP8201088A 1996-07-11 1996-07-11 ワイパーブレードを構成するステーのリボンホルダー抱え爪に取付けられるラバーリボンを配したリボンホルダーの両端に配置される固定具 Expired - Lifetime JP2961649B2 (ja)

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