JP2961313B1 - パスボックス - Google Patents
パスボックスInfo
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- JP2961313B1 JP2961313B1 JP25345598A JP25345598A JP2961313B1 JP 2961313 B1 JP2961313 B1 JP 2961313B1 JP 25345598 A JP25345598 A JP 25345598A JP 25345598 A JP25345598 A JP 25345598A JP 2961313 B1 JP2961313 B1 JP 2961313B1
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- pass box
- outlets
- lid
- partition member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Ventilation (AREA)
- Prevention Of Fouling (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 受け渡しの際に書類や小物品の混在が発生せ
ず、且つ、小型軽量化が可能なパスボックスを提供す
る。 【解決手段】 空気清浄度が異なる室内外間を隔絶する
壁を貫通して設けたパスボックスにおいて、パスボック
ス1の各室間に面した部分に、夫々、物品の投入口1
1,12と、物品の取出口13,14とを設け、各投入
口にはボックス内に向かって開閉可能であり且つ弾性部
材等により閉鎖方向に付勢されている蓋21,22を、
各取出口には扉23,24を夫々設けると共に、パスボ
ックス内部の各投入口より下の部分を各取出口に対応し
た二つの部分に仕切る仕切部材30を設け、且つ、前記
各投入口の蓋21,22を内方に倒した状態で該蓋の先
端部が仕切部材30の上端に位置するようにした。
ず、且つ、小型軽量化が可能なパスボックスを提供す
る。 【解決手段】 空気清浄度が異なる室内外間を隔絶する
壁を貫通して設けたパスボックスにおいて、パスボック
ス1の各室間に面した部分に、夫々、物品の投入口1
1,12と、物品の取出口13,14とを設け、各投入
口にはボックス内に向かって開閉可能であり且つ弾性部
材等により閉鎖方向に付勢されている蓋21,22を、
各取出口には扉23,24を夫々設けると共に、パスボ
ックス内部の各投入口より下の部分を各取出口に対応し
た二つの部分に仕切る仕切部材30を設け、且つ、前記
各投入口の蓋21,22を内方に倒した状態で該蓋の先
端部が仕切部材30の上端に位置するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気の清浄度が異
なる等の理由で直接連通させることができない二室間若
しくは室内外間で書類等の小物品の受け渡しを行う際
に、物品の混在を生じないパスボックスに関する。
なる等の理由で直接連通させることができない二室間若
しくは室内外間で書類等の小物品の受け渡しを行う際
に、物品の混在を生じないパスボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】室内空気の清浄度が所定のレベルに維持
されているクリーンルームでは、作業者の入退室は汚染
源の侵入や発塵の原因となり、また、それを防止するた
めに無塵衣を着用したり、エアーシャワーを浴びる等の
手続を要するため、作業効率の点からも極力避ける必要
がある。そこで、クリーンルームの内外で作業者に入退
室を伴わずに物品のみの受け渡しが出来るように、室内
外を隔絶する壁面を貫通してパスボックスが設けられて
いる。
されているクリーンルームでは、作業者の入退室は汚染
源の侵入や発塵の原因となり、また、それを防止するた
めに無塵衣を着用したり、エアーシャワーを浴びる等の
手続を要するため、作業効率の点からも極力避ける必要
がある。そこで、クリーンルームの内外で作業者に入退
室を伴わずに物品のみの受け渡しが出来るように、室内
外を隔絶する壁面を貫通してパスボックスが設けられて
いる。
【0003】しかし、従来のパスボックスは、一般に製
品や測定器,工具等の受け渡しに主眼を置いたものであ
ったため図3に示す如く大型で壁面からの張出しが大き
い上、このようなパスボックスでは書類の受け渡しを行
う際に、反対側に渡す書類と、反対側から受け取る書類
とが混在し使用勝手が悪いという問題があった。
品や測定器,工具等の受け渡しに主眼を置いたものであ
ったため図3に示す如く大型で壁面からの張出しが大き
い上、このようなパスボックスでは書類の受け渡しを行
う際に、反対側に渡す書類と、反対側から受け取る書類
とが混在し使用勝手が悪いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のパスボ
ックスの上記の点に鑑みて、受け渡しの際に書類や小物
品の混在が発生せず、且つ、小型軽量化が可能なパスボ
ックスを提供することを目的としてなされたものであ
る。
ックスの上記の点に鑑みて、受け渡しの際に書類や小物
品の混在が発生せず、且つ、小型軽量化が可能なパスボ
ックスを提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】空気清浄度が異なる等の
理由で直接連通させることができない二空間間を隔絶す
る壁を貫通して設けたパスボックスにおいて、該パスボ
ックスの前記空間間に面した部分に、夫々、物品の投入
口と、該投入口の下方に位置した物品の取出口とを設
け、前記各投入口には該投入口の下側縁側で揺動自在に
支持されボックス内に向かって開閉可能であり且つ弾性
部材等により閉鎖方向に付勢されている蓋を、前記各取
出口には開閉可能な扉を夫々設けると共に、パスボック
ス内部の各投入口より下の部分を各取出口に対応した二
つの部分に仕切る仕切部材を設け、且つ、前記各投入口
の蓋を内方に倒した状態で該蓋の先端部が仕切部材の上
端に位置するようにした。また、少なくとも上記各投入
口の蓋を透明または半透明な部材で構成した。
理由で直接連通させることができない二空間間を隔絶す
る壁を貫通して設けたパスボックスにおいて、該パスボ
ックスの前記空間間に面した部分に、夫々、物品の投入
口と、該投入口の下方に位置した物品の取出口とを設
け、前記各投入口には該投入口の下側縁側で揺動自在に
支持されボックス内に向かって開閉可能であり且つ弾性
部材等により閉鎖方向に付勢されている蓋を、前記各取
出口には開閉可能な扉を夫々設けると共に、パスボック
ス内部の各投入口より下の部分を各取出口に対応した二
つの部分に仕切る仕切部材を設け、且つ、前記各投入口
の蓋を内方に倒した状態で該蓋の先端部が仕切部材の上
端に位置するようにした。また、少なくとも上記各投入
口の蓋を透明または半透明な部材で構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明のパスボッ
クスの一実施形態を示す。図において、パスボックス1
は、クリーンルームの室内2と室外3とを隔絶する壁4
を貫通して設けたボックス本体10の室内2に面した部
分と室外3に面した部分とに、夫々、投入口11,12
と取出口13,14とを設けている。
クスの一実施形態を示す。図において、パスボックス1
は、クリーンルームの室内2と室外3とを隔絶する壁4
を貫通して設けたボックス本体10の室内2に面した部
分と室外3に面した部分とに、夫々、投入口11,12
と取出口13,14とを設けている。
【0007】ボックス本体10は、一例をあげると使用
頻度の高いA4サイズ程度の書類、または、それを収容
するA4ファイルサイズ程度のラップや封筒を壁4と平
行に縦方向に収容可能な縦長,薄型形状の箱体で構成さ
れ、壁面からの張出しは極めて抑えられている。
頻度の高いA4サイズ程度の書類、または、それを収容
するA4ファイルサイズ程度のラップや封筒を壁4と平
行に縦方向に収容可能な縦長,薄型形状の箱体で構成さ
れ、壁面からの張出しは極めて抑えられている。
【0008】投入口11,12は、ボックス本体10
の、クリーンルーム内外各側上端付近に形成された傾斜
面15,16に、前記書類を投入可能な幅を有する横長
形状に開口され、該各開口部分には蓋21,22を設け
ている。
の、クリーンルーム内外各側上端付近に形成された傾斜
面15,16に、前記書類を投入可能な幅を有する横長
形状に開口され、該各開口部分には蓋21,22を設け
ている。
【0009】蓋21,22は、投入口11,12の下側
縁に設けたバネ付ヒンジ17,17によりボックス本体
10の内側に向かって開閉可能に支持され、通常は上記
バネの付勢によって投入口11,12に内側から当設
し、該投入口11,12を閉鎖している。
縁に設けたバネ付ヒンジ17,17によりボックス本体
10の内側に向かって開閉可能に支持され、通常は上記
バネの付勢によって投入口11,12に内側から当設
し、該投入口11,12を閉鎖している。
【0010】取出口13,14は、上述したサイズの書
類が容易に取出せるように書類と略同サイズに開口さ
れ、該各開口部分には、夫々ヒンジ18,18により開
閉可能に扉23,24を設けている。扉23,24には
夫々取手25,26が設けられ、該各取手25,26の
扉23,24の内側に貫通した軸部27,28には掛け
金等の図示しない掛合手段を設け、各取手25,26を
回動することにより、扉23,24を閉鎖状態で固定可
能としている。尚、取手25,26を固定式とし公知の
バネキャッチやローラーキャッチ等で扉23,24を係
止するようにすることも出来るが、その場合、書類の投
入によって容易に開放しない程度の係止力は必要であ
る。
類が容易に取出せるように書類と略同サイズに開口さ
れ、該各開口部分には、夫々ヒンジ18,18により開
閉可能に扉23,24を設けている。扉23,24には
夫々取手25,26が設けられ、該各取手25,26の
扉23,24の内側に貫通した軸部27,28には掛け
金等の図示しない掛合手段を設け、各取手25,26を
回動することにより、扉23,24を閉鎖状態で固定可
能としている。尚、取手25,26を固定式とし公知の
バネキャッチやローラーキャッチ等で扉23,24を係
止するようにすることも出来るが、その場合、書類の投
入によって容易に開放しない程度の係止力は必要であ
る。
【0011】そして、上記の如く形成されたボックス本
体10の内部は、平板状の仕切部材30によって、ボッ
クス内の各投入口11,12より下の部分が室内2側と
室外3側とに対応した二つの部分31,32に仕切られ
ている。仕切部材30の高さは図2に示されているよう
に先述した各投入口11,12の蓋21(22)を内側
に倒し該蓋21(22)の先端部が仕切部材30の上端
に当設した状態で、蓋21(22)がボックス内に向け
て斜に傾斜するように、投入口11,12の下側縁のヒ
ンジ17,17の位置より低くすることが好適である。
体10の内部は、平板状の仕切部材30によって、ボッ
クス内の各投入口11,12より下の部分が室内2側と
室外3側とに対応した二つの部分31,32に仕切られ
ている。仕切部材30の高さは図2に示されているよう
に先述した各投入口11,12の蓋21(22)を内側
に倒し該蓋21(22)の先端部が仕切部材30の上端
に当設した状態で、蓋21(22)がボックス内に向け
て斜に傾斜するように、投入口11,12の下側縁のヒ
ンジ17,17の位置より低くすることが好適である。
【0012】それと共に、各蓋21,22の高さ(ヒン
ジ17を中心とした先端部の回動半径)は、上記の傾斜
分を考慮した上で、仕切部材30の上端に当接でき、且
つ、仕切部材30を越えた反対側への突出量が必要最小
限となるような範囲で設定する必要がある。
ジ17を中心とした先端部の回動半径)は、上記の傾斜
分を考慮した上で、仕切部材30の上端に当接でき、且
つ、仕切部材30を越えた反対側への突出量が必要最小
限となるような範囲で設定する必要がある。
【0013】また、同様の理由により、蓋21,22は
閉鎖状態で上記傾斜角以上の傾斜を有していることが好
適であり、図示例では、傾斜面15,16の水平面に対
する傾斜角は60°としている。この傾斜角が0°即
ち、ボックス上面に投入口を設ける場合等、小さ過ぎる
場合は、蓋21,22一部材で仕切部材30の上端との
接触を得るのが困難になる一方、傾斜角が90°、即
ち、ボックス前面に投入口を設ける場合には投入時の蓋
21,22の揺動量が大きくなり、投入し難くなるの
で、傾斜角は少なくとも30°以上、より好ましくは4
5°〜60°である。
閉鎖状態で上記傾斜角以上の傾斜を有していることが好
適であり、図示例では、傾斜面15,16の水平面に対
する傾斜角は60°としている。この傾斜角が0°即
ち、ボックス上面に投入口を設ける場合等、小さ過ぎる
場合は、蓋21,22一部材で仕切部材30の上端との
接触を得るのが困難になる一方、傾斜角が90°、即
ち、ボックス前面に投入口を設ける場合には投入時の蓋
21,22の揺動量が大きくなり、投入し難くなるの
で、傾斜角は少なくとも30°以上、より好ましくは4
5°〜60°である。
【0014】上記の通り構成されたパスボックス1の使
用に際しては、例えば室内2側から室外3側に書類33
を渡す場合は、図2に示す如く室内2側の投入口11の
蓋21に書類33を押し当てて該蓋21を内側に倒して
書類33をボックス内に投入すれば、前記蓋21によっ
てボックス内の手前側部分31が閉鎖されているため、
書類33は図2中33´の如く仕切部材30の反対側
(室外3側)の部分32に投入される。
用に際しては、例えば室内2側から室外3側に書類33
を渡す場合は、図2に示す如く室内2側の投入口11の
蓋21に書類33を押し当てて該蓋21を内側に倒して
書類33をボックス内に投入すれば、前記蓋21によっ
てボックス内の手前側部分31が閉鎖されているため、
書類33は図2中33´の如く仕切部材30の反対側
(室外3側)の部分32に投入される。
【0015】同様にして、室外3側の投入口22から投
入された書類は蓋22によって仕切部材30の手前側の
部分31に案内される。従って、パスボックス1の内部
で投入された書類が混在することは無く、各側において
取出口13,14の扉23,24を開けて反対側から投
入された書類のみを取出すことができる。
入された書類は蓋22によって仕切部材30の手前側の
部分31に案内される。従って、パスボックス1の内部
で投入された書類が混在することは無く、各側において
取出口13,14の扉23,24を開けて反対側から投
入された書類のみを取出すことができる。
【0016】更に、書類の投入時に、同じ側の取出口1
3または14は閉鎖されていることに加え、投入口1
1,12は取出口13,14に比べて充分に狭く、且
つ、その蓋21,22は書類が通過する時のみ開閉する
ので、各側からパスボックス1内への空気の流入,高圧
側から低圧側への空気の流出は極めて少なく、クリーン
ルーム内の清浄度を維持する上でも好適である。
3または14は閉鎖されていることに加え、投入口1
1,12は取出口13,14に比べて充分に狭く、且
つ、その蓋21,22は書類が通過する時のみ開閉する
ので、各側からパスボックス1内への空気の流入,高圧
側から低圧側への空気の流出は極めて少なく、クリーン
ルーム内の清浄度を維持する上でも好適である。
【0017】また、万一書類投入時に反対側の取出口
(図2の場合24)が開けられるようなことがあって
も、パスボックス1内は上端部を除いて仕切部材30に
よって各側に仕切られているので、反対側の取出口(2
4)からの空気流入、特に一般に陽圧に設定されている
クリーンルーム内への空気の流入や汚染源の侵入は発生
しない。
(図2の場合24)が開けられるようなことがあって
も、パスボックス1内は上端部を除いて仕切部材30に
よって各側に仕切られているので、反対側の取出口(2
4)からの空気流入、特に一般に陽圧に設定されている
クリーンルーム内への空気の流入や汚染源の侵入は発生
しない。
【0018】上記パスボックス1の材質については特に
限定されるものではないが、物品の対象を書類等の小物
品に限定した場合には樹脂材とすることで小型軽量化が
可能となる。上記の説明では書類等の受け渡しについて
説明しているが、通過させられる物品はそれらに限定さ
れることはないのは勿論である。
限定されるものではないが、物品の対象を書類等の小物
品に限定した場合には樹脂材とすることで小型軽量化が
可能となる。上記の説明では書類等の受け渡しについて
説明しているが、通過させられる物品はそれらに限定さ
れることはないのは勿論である。
【0019】更に、図1に示す実施形態のパスボックス
1では、各投入口11,12の蓋21,22と各取出口
13,14の扉23,24を透明な樹脂材で構成するこ
とによって、ボックス内に書類が投入されているかどう
かを容易に確認できる。
1では、各投入口11,12の蓋21,22と各取出口
13,14の扉23,24を透明な樹脂材で構成するこ
とによって、ボックス内に書類が投入されているかどう
かを容易に確認できる。
【0020】また、反対側から書類を投入中であればそ
れを事前に知ることが出来るので、投入口11,12の
蓋21,22にインターロック機構を設けなくても、双
方から投入される書類同士が投入部分で交錯するといっ
た事態は回避できる。
れを事前に知ることが出来るので、投入口11,12の
蓋21,22にインターロック機構を設けなくても、双
方から投入される書類同士が投入部分で交錯するといっ
た事態は回避できる。
【0021】尚、上記以外の部材、例えば、仕切部材3
0を透明にすれば、ボックス内に投入した書類が受取り
側で取出されたかどうかを投入側から確認できる。更
に、ボックス本体10の各側に露出した部分、或いはそ
れらを含めた全体を透明にしても良く、また、投入口1
1,12での書類の交錯を避ける目的であれば各蓋2
1,22のみを、受取るべき書類の有無を確認する目的
であれば各扉を透明化する等、仕様に応じた変更が可能
である。
0を透明にすれば、ボックス内に投入した書類が受取り
側で取出されたかどうかを投入側から確認できる。更
に、ボックス本体10の各側に露出した部分、或いはそ
れらを含めた全体を透明にしても良く、また、投入口1
1,12での書類の交錯を避ける目的であれば各蓋2
1,22のみを、受取るべき書類の有無を確認する目的
であれば各扉を透明化する等、仕様に応じた変更が可能
である。
【0022】また、より万全を記すために各投入口1
1,12の蓋21,22や各取出口13,14の扉2
3,24にインターロック機構を付設することもできる
が、上記の各部材の透明化によってその目的を安価に達
成できる。
1,12の蓋21,22や各取出口13,14の扉2
3,24にインターロック機構を付設することもできる
が、上記の各部材の透明化によってその目的を安価に達
成できる。
【0023】
【発明の効果】本発明のパスボックスは、上述の通り、
空気清浄度が異なる等の理由で直接連通させることがで
きない二空間間を隔絶する壁を貫通して設けたパスボッ
クスにおいて、該パスボックスの各空間に面した部分
に、夫々、物品の投入口と、該投入口の下方に位置した
物品の取出口とを設け、前記各投入口には該投入口の下
側縁側で揺動自在に支持されボックス内に向かって開閉
可能であり且つ弾性部材等により閉鎖方向に付勢されて
いる蓋を、前記各取出口には開閉可能な扉を夫々設ける
と共に、パスボックス内部の各投入口より下の部分を各
取出口に対応した二つの部分に仕切る仕切部材を設け、
且つ、前記各投入口の蓋を内方に倒した状態で該蓋の先
端部が仕切部材の上端に位置するようにしたので、書類
や小物品の受け渡しの際に混在が発生せず、且つ、それ
らの物品に用途を限定することによって小型軽量化、特
に壁面からの張出しの少ない薄型化が可能となる。
空気清浄度が異なる等の理由で直接連通させることがで
きない二空間間を隔絶する壁を貫通して設けたパスボッ
クスにおいて、該パスボックスの各空間に面した部分
に、夫々、物品の投入口と、該投入口の下方に位置した
物品の取出口とを設け、前記各投入口には該投入口の下
側縁側で揺動自在に支持されボックス内に向かって開閉
可能であり且つ弾性部材等により閉鎖方向に付勢されて
いる蓋を、前記各取出口には開閉可能な扉を夫々設ける
と共に、パスボックス内部の各投入口より下の部分を各
取出口に対応した二つの部分に仕切る仕切部材を設け、
且つ、前記各投入口の蓋を内方に倒した状態で該蓋の先
端部が仕切部材の上端に位置するようにしたので、書類
や小物品の受け渡しの際に混在が発生せず、且つ、それ
らの物品に用途を限定することによって小型軽量化、特
に壁面からの張出しの少ない薄型化が可能となる。
【0024】また、書類や小物品の投入時に同側の取出
口は閉鎖されていることに加え、投入口は狭くその開閉
も必要最小限で住み、尚且つ、ボックス内が仕切部材で
各側に仕切られていることによって、高圧側から低圧側
への空気の流出が防止され、クリーンルーム内の清浄度
を維持する上で好適である。
口は閉鎖されていることに加え、投入口は狭くその開閉
も必要最小限で住み、尚且つ、ボックス内が仕切部材で
各側に仕切られていることによって、高圧側から低圧側
への空気の流出が防止され、クリーンルーム内の清浄度
を維持する上で好適である。
【0025】更に、上記パスボックスにおいて、少なく
とも各投入口の蓋を透明または半透明な部材で構成した
ので、反対側から書類を投入中であればそれを事前に確
認できるので、蓋や扉に特別なインターロック機構を設
けなくても投入部分での書類の交錯を回避でき、機構の
簡素化とコストの低減に寄与できる。
とも各投入口の蓋を透明または半透明な部材で構成した
ので、反対側から書類を投入中であればそれを事前に確
認できるので、蓋や扉に特別なインターロック機構を設
けなくても投入部分での書類の交錯を回避でき、機構の
簡素化とコストの低減に寄与できる。
【図1】本発明実施形態のパスボックスを示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明実施形態のパスボックスを示す側断面図
である。
である。
【図3】従来のパスボックスを示す側面図である。
1 パスボックス 2 室内 3 室外 4 壁 10 ボックス本体 11,12 投入口 13,14 取出口 15,16 傾斜面 17 バネ付ヒンジ 21,22 蓋 23,24 扉 30 仕切部材 33,33´ 書類
Claims (2)
- 【請求項1】 空気清浄度が異なる等の理由で直接連通
させることができない二空間間を隔絶する壁を貫通して
設けたパスボックスにおいて、該パスボックスの前記各
空間に面した部分に、夫々、物品の投入口と、該投入口
の下方に位置した物品の取出口とを設け、前記各投入口
には該投入口の下側縁側で揺動自在に支持されボックス
内に向かって開閉可能であり且つ弾性部材等により閉鎖
方向に付勢されている蓋を、前記各取出口には開閉可能
な扉を夫々設けると共に、パスボックス内部の各投入口
より下の部分を各取出口に対応した二つの部分に仕切る
仕切部材を設け、且つ、前記各投入口の蓋を内方に倒し
た状態で該蓋の先端部が仕切部材の上端に位置するよう
にしたことを特徴とするパスボックス。 - 【請求項2】 少なくとも各投入口の蓋を透明または半
透明な部材で構成してなる請求項1記載のパスボック
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25345598A JP2961313B1 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | パスボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25345598A JP2961313B1 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | パスボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2961313B1 true JP2961313B1 (ja) | 1999-10-12 |
JP2000081236A JP2000081236A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17251639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25345598A Expired - Lifetime JP2961313B1 (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | パスボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961313B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111870044A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-03 | 江西志超科教设备有限公司 | 一种可自动清洁的学生课桌 |
CN117192469A (zh) * | 2023-09-12 | 2023-12-08 | 国网黑龙江省电力有限公司营销服务中心 | 一种电能表故障模拟装置及其使用方法 |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP25345598A patent/JP2961313B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111870044A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-03 | 江西志超科教设备有限公司 | 一种可自动清洁的学生课桌 |
CN111870044B (zh) * | 2020-08-31 | 2022-04-01 | 江西志超科教设备有限公司 | 一种可自动清洁的学生课桌 |
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