JP2959535B2 - 間欠制御受信回路 - Google Patents

間欠制御受信回路

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JP2959535B2 JP9254969A JP25496997A JP2959535B2 JP 2959535 B2 JP2959535 B2 JP 2959535B2 JP 9254969 A JP9254969 A JP 9254969A JP 25496997 A JP25496997 A JP 25496997A JP 2959535 B2 JP2959535 B2 JP 2959535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受信回路に関し、特
に周波数復調回路のような低消費電流化を目的として間
欠制御動作させる周波数復調回路のような間欠制御受信
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の、携帯電話や無線選択呼出受信機
等の携帯端末機器は、より小型軽量化、より低消費電流
化へと技術が進んでいる。そのうち、小型軽量化では電
源電池の小型化が一つの方法であり、低消費電流化の一
方法としては、受信機動作をある一定周期でON/OF
Fさせる間欠制御動作といわれるものが一般的となって
いる。この間欠制御動作は、電源電池の小型化に伴う寿
命時間の短縮を改善するものであり、電池容量は、Ah
(Ampere-hour )という単位で表され、単位時間当たり
の消費電流で電池寿命が算出できる。すなわち、図9
(a)に示すような時間タイミングで、受信機を間欠制
御させた場合、単位時間当たりを積分した平均消費電流
は図9(b)の様になり、間欠制御をせず常時動作させ
た場合が、最も消費電流が多くなる。したがって、電池
寿命は図9(c)の様になり、間欠制御が無い場合が単
位時間当たりの消費電流が最も多いため、電池寿命とし
ては短くなる。一方、受信機のON/OFFのタイミン
グを、1:1で間欠制御させた場合の単位時間当たりの
消費電流は、間欠制御無しと比較して約1/2(傾きが
1/2)になるため、電池寿命も約2倍になる。このよ
うに、間欠制御動作の比率を高めるほど、つまりOFF
のトータル時間が長いほど電池寿命が長くなる。なお、
この間欠制御動作が可能な場合は、受信機がOFFの状
態で必要なデータが送信されない場合に限られる。つま
り、送信データがいくつかのグループに分けられ、ある
グループ内のデータのみ受信すればいい通信システムに
限られることは言うまでもない。
【0003】一方、この種の携帯機器では、電池容量の
低下につれて機器としての正常動作が得られなくなるた
め、正常な動作を維持するために電池の消耗程度を知ら
せる必要があり、アラームやディスプレイ表示により電
池容量低下を報知する構成が備えられている。例えば、
無線選択呼出受信機では、アラーム又はディスプレイ表
示により電池交換のタイミングを知らせている。この電
池交換を報知する回路には、低電圧検出回路が用いられ
ており、この種の無線選択呼出受信機においては中間周
波数増幅回路、又は、単に復調回路と言い、IFICと
呼ばれる回路に適用されている。
【0004】図10に、従来のIFICのブロック回路
図を示す。このIFICは、周波数変調された入力信号
の振幅レベルを所定のレベルに制限する振幅制限回路1
01と、この振幅制限回路101の出力信号を復調する
周波数復調回路102と、復調された信号から低周波数
信号をろ波する低域ろ波回路103と、この低域ろ波回
路103の遮断周波数を切り替えるスイッチ回路106
と、復調された信号をデジタル出力するデータ出力回路
104と、電源電圧が低下した時にその旨を報知する低
電圧検出回路105とを備えており、前記低電圧検出回
路105の出力とデータ出力回路104の出力は、それ
ぞれ個別に制御回路107に入力される。制御回路10
7では、これらのデータ出力と低電圧検出出力に基づい
て、信号出力及び電池容量低下報知を実行する動作を制
御する。
【0005】なお、前記低電圧検出回路105として
は、例えば、図11(a)に示すように、内蔵電池11
0の電圧に追従されるバイアス回路111と、一定電圧
に保持される基準電圧回路112と、これらバイアス回
路111の電圧と基準電圧回路112の基準電圧とを比
較するコンパレータ回路113とで構成される。この低
電圧検出回路では、図11(b)に示す様に、基準電圧
回路112の電圧値をVlとし、電池容量が低下してバ
イアス回路111の電圧が低下され、このバイアス回路
111の電圧がVlまで低下した場合、コンパレータ回
路113のしきい鮭と一致するため、コンパレータ回路
113の出力が反転する。この反転信号が前記低電圧検
出回路105から制御回路107に入力され、制御回路
107がアラームを発生させる。
【0006】ところで、前記したIFICでは、前記デ
ータ出力回路104と低電圧検出回路105において図
3(b)に示すタイミングでの動作が行われている。送
信データを受信してデータを出力するデータ出力回路1
04では、時刻tlで必要な送信データが送られてくる
ものとすれば、受信機動作ONのタイミングもtlであ
れば最も効率がよい。しかしながら、受信機がOFFか
らONに変化した時に、受信機が正常に動作をするため
にはある一定の時間を要する。この時間は、受信機の立
ち上がり時間と言われ、受信機の局部発振回路の立ち上
がり時間言われる。このため、この局部発振回路立ち上
がり時間tsだけ、t1よりも前の時刻t0に受信機を
ONにすることが必要であり、これに伴って前記データ
出力回路104も時刻t0から動作が開始されることに
なる。しかしながら、データ出力回路104では、前記
したように時刻tlのタイミングで動作させればよく、
t0にて動作させても前記ts間のデータは必要ないデ
ータであり、無駄な電流を消費することになる。したが
って、少なくともこの間はデータ出力回路の動作を停止
させる間欠制御動作を行うことが好ましい。このことは
低電圧検出回路105に関しても同じであり、従来では
受信機動作時間内は常に低電圧検出動作を行っている
が、低電圧検出回路105は受信機の動作時間中のある
タイミングのみ低電圧検出動作を行えば充分であるた
め、データ出力回路104と同様に、低電圧検出回路1
05を間欠制御動作させることが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、データ出
力回路や低電圧検出回路を間欠制御動作することが好ま
しいことは理解できるが、実際にこれらの回路を間欠制
御動作するためには、各回路に間欠制御動作を行うため
の専用の端子を設ける必要が生じる。しかしながら、こ
れらの回路を構成しているLSIでは、そのパッケージ
のサイズ及び端子数には規定値があり、任意に設定でき
るものではなく、端子1つのみを増加させることを取っ
ても、これを容易に実現することは困難である。仮に、
要求通りのパッケージを制作しようとした場合には、回
路設計、パッケージ設計を最初から全てやり直す必要が
あり、開発工数、開発費用等がかかることになる。した
がって、従来では、新たな受信機を設計、製作する場合
にのみ間欠制御動作を実現しており、既存のLSIを用
いたIFICにおいて間欠制御動作を実現し、低消費電
流化を実現することは不可能に近いという問題が生じて
いる。
【0008】本発明の目的は、新たに外部端子を増やす
ことなく、低電圧検出回路及びデータ出力回路を間欠制
御動作可能としてその低消費電流化を実現した間欠制御
受信回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の受信回路は、受
信されかつ復調された信号をデジタル信号として出力す
るデータ出力回路と、電源電圧の低下を検出する低電圧
検出回路と、タイミング信号が入力される制御端子を有
する制御スイッチ回路と、前記データ出力回路の出力信
号と前記低電圧検出回路の出力信号が入力される制御回
路を有しており、前記制御スイッチ回路は前記制御端子
に入力されるタイミング信号の論理状態によって前記デ
ータ出力回路と低電圧検出回路を選択的に動作し、かつ
前記制御回路は前記タイミング信号の論理状態によって
前記データ出力回路の出力と低電圧検出回路の出力とを
認識するようにそれぞれ構成されていることを特徴とす
る。また、本発明の他の受信回路は、前記低電圧検出回
路と前記データ出力回路が、少なくとも3つの入力端子
と少なくとも2つの負荷電流源により動作するコンパレ
ータ回路で構成され、前記制御スイッチ回路は前記コン
パレータ回路を制御して前記低電圧検出回路とデータ出
力回路とを選択的に動作し、かつ前記制御回路は前記コ
ンパレータ回路の状態によって前記データ出力回路の出
力と低電圧検出回路の出力とを認識するようにそれぞれ
構成されていることを特徴とする。
【0010】ここで、前記データ出力回路と低電圧検出
回路の入出力端はそれぞれ半導体集積回路装置の内部回
路として前記制御スイッチ回路及び制御回路に接続さ
れ、前記制御スイッチ回路の制御端子が前記半導体集積
回路装置の外部端子として構成される。また、前記制御
端子には、一定周期でHiレベル、Lowレベルが交番
的に制御されたタイミング信号が入力される。さらに、
前記低電圧検出回路は、受信機動作がONされた時点か
ら所定の時間の経過前にON動作され、前記データ出力
回路は前記受信機動作のON時点から前記所定の時間の
経過後にON動作されるようにタイミング制御される。
【0011】制御スイッチ回路に設けられた制御端子に
入力される信号の論理レベルによってデータ出力回路と
低電圧検出回路を選択的に動作させ、かつこれらデータ
出力回路の出力と低電圧検出回路の出力が入力される制
御回路では、制御スイッチ回路によっていずれの出力が
入力されたかを認識することが可能となる。このため、
受信回路をLSI化した場合に外部出力端子を増やすこ
となく、データ出力回路と低電圧検出回路の間欠動作を
可能とし、低消費電流化が実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を受信機のIFICに
適用した第1の実施形態のブロック回路図である。この
IFICは、周波数変調された入力信号の振幅レベルを
所定のレベルに制限する振幅制限回路1と、この振幅制
限回路1の出力信号を復調する周波数復調回路2と、復
調された信号の低周波信号をろ波する低域ろ波回路3
と、復調された信号をデジタル出力するデータ出力回路
4と、電池電圧が基準電圧よりも低下したことを検出す
る低電圧検出回路5と、制御端子T1に入力される制御
信号に基づいて前記データ出力回路4と低電圧検出回路
5を間欠制御動作させ、かつ各回路の出力を選択する制
御スイッチ回路6と、前記低電圧検出回路5とデータ出
力回路4の出力がそれぞれ入力することができるように
各回路の出力端にその入力端を接続した制御回路7とを
備えている。すなわち、前記制御回路7は、前記制御ス
イッチ回路6の動作により、前記データ出力回路4から
の出力信号と、前記低電圧検出回路5からの検出信号と
を個々に認識し、その上でこれら認識した信号に基づい
てデータ出力の制御と低電圧報知の制御を実行するよう
に構成されている。なお、前記振幅制限回路1から低域
ろ波回路3までの動作については、従来から提供されて
いるFM復調回路の動作と同様であるため、その説明は
省略する。
【0013】図2は、前記IFICにおける間欠制御動
作を説明するためのフローチャートである。図外のタイ
ミング制御回路から制御スイッチ回路6の制御端子T1
にハイ(Hi:「1」)またはロー(Low:「0」)
のタイミング信号が入力される(S10)。そして、前
記制御回路7では、入力される信号として、前記タイミ
ング信号が「1」の場合は、低電圧検出回路5がON
し、データ出力回路4がOFFする。これにより、低電
圧検出回路5から低電圧検出信号が出力され、これと同
時に制御回路7は入力される信号が低電圧検出回路5か
らの出力であるとして認識する。そして、低電圧検出信
号に基づいて、電池容量が規定容量よりも低下したとき
にアラームやディスプレイ表示により電池容量の低下を
報知する(S11〜S20)。なお、この低電圧検出回
路5での動作については図11に示した従来と同様であ
るためその説明は省略する。一方、前記タイミング信号
が「0」の場合は、低電圧検出回路5がOFFし、デー
タ出力回路4がONする。これにより、データ出力回路
4からは受信して復調されたデータ信号が出力され、制
御回路7はこの入力される信号がデータ出力からの出力
であるとして認識する。そして、データ出力を図外の回
路に出力し、所要のデータ処理を実行する(S21〜S
24)。
【0014】図3(a)は前記した低電圧検出回路5と
データ出力回路4の制御タイミングを示す図である。同
図において、送信データ及び受信機動作のタイミングに
関しては、従来技術と同様のため省略する。また、制御
回路タイミングは、低電圧検出回路5とデータ出力回路
4のタイミングを示している。時刻tlにおいて受信機
動作のONと同じタイミングで、制御回路タイミングの
制御論理がHiとなる。この制御論理Hiを受けて、低
電圧検出回路5がONとなり、低電圧検出回路5が動作
する。なお、この間は、データ出力回路4はOFF状態
である。そして、時刻taのタイミングで、制御回路7
が低電圧検出結果を認識し、低電圧検出出力がHiであ
れば電池容量が少ないと見なし、アラーム等によりその
旨を知らせる。この低電圧検出回路の動作は、ts−t
s2の短い周期であり、他の時間T+tsはOFF状態
のため、このT+ts時間分低消費電流化でき電池寿命
が長くなる。また、時刻tbのタイミングで、制御論理
がHiからLowに変化する。この制御論理Lowを受
けて、データ出力回路4がONとなり、データ出力回路
4が動作する。なお、時間ts2はデータ出力回路4の
立ち上がり時間を考慮し、tl≠tbとしている。t0
にて受信機が立ち上がり、最も立ち上がり時間を要する
局部発振回路は時刻tlでは動作可能なため、送信され
たデータを復調し、データ出力することが可能となる。
ts−ts2区間はデータ出力回路が動作していないた
め、この区間分低消費電流化が可能である。
【0015】図4は本発明の一実施形態のIFICの具
体例を示す回路図である。同図において、破線内はデー
タ出力回路4、一点鎖線内は低電圧検出回路5、また二
点鎖線内は制御スイッチ回路6をそれぞれ示している。
この回路において、Ql〜Q29はMOSトランジス
タ、Rl,R2は抵抗、I1,I2は負荷電流源を示
す。また、低電圧検出回路5内には第1基準電圧回路9
Aとバイアス回路8が設けられ、データ出力回路4内に
は第2基準電圧回路9Bが設けられる。なお、本回路に
おいてはI1>I2とする。
【0016】この回路において、先ず制御スイッチ回路
6の制御端子T1に「1」のタイミング信号が入力され
たとき、すなわちQlのベース入力がHiの状態となる
と、Q1はON状態となり、その負荷電流源I1と等し
い電流が、Q2,Q3のカレントミラー回路のコレタタ
及び、Q4,Q5,Q8のカレントミラー回路のコレク
タに流れる。ここで、各トランジスタのhfe=100と
しベース電流は無視している。ここで、Q8は低電圧検
出回路5の負荷電流源トランジスタであるため、Q8の
コレタタ電流が流れることで低電圧検出回路5が動作す
る。また、負荷電流源I2をカレントミラー回路が受け
てQ8に電流が流れるが、I1>I2のためにQ8のコ
レタタ電流はすべてQ5に引き込まれ、Q19には電流
が流れ込まない。Q19に電流が流れ込まないため、そ
のカレントミラー回路で横成されるQ20にも電流は流
れない。ここで、Q20はデータ出力回路4の負荷電流
源トランジスタのため、Q20に電流が流れないことで
データ出力回路4は動作しない。データ出力回路4が動
作しないことで、Q29にも電流は流れず出力インピー
ダンスが高くなり、出力部分の論理は低電圧検出回路5
の状態のみに依存する。
【0017】今、電池容量が十分多い場合、すなわち電
源電圧が高い場合について考える。基準電圧回路は電池
電圧によらず一定であり、バイアス回路電圧>基準電圧
電圧となる。この場合、Q9はOFF、Q10はONと
考えればよく、Q13,Q14,Q16,Q15と電流
が流れることでQ17,Q18に電流が流れ、Qll,
Q12は電流が流れない。したがって出力はLowとな
る。また、電池容量が少ない場合、すなわち電池電圧が
低い場合には、バイアス回路電圧<基準電圧となる。こ
の場合、Q9はON、Q10はOFFと考えればよく、
Q13,Q14,Q16,Q15と電流が流れないこと
でQ17,Q18に電流が流れなくなる。したがって出
力はHiとなる。
【0018】次に、制御スイッチ回路6の制御端子T1
に「0」のタイミング信号が入力されたとき、すなわち
Qlのベース入力がLowの状態になると、QlがOF
Fすることで、負荷電流源I1は、Q2,Q3のカレン
トミラー回路及び、Q4,Q5,Q8のカレントミラー
回路には供給されなくなる。ここで、Q8は低電圧検出
回路5の負荷電流源トランジスタであるため、Q8に電
流が流れないことで低電圧検出回路5が動作しなくな
り、低電圧検出回賂5が動作しないことで、Q18にも
電流が流れず出力インピーダンスが高くなり、出力部分
の論理はデータ出力回路4の状態のみに依存する。負荷
電流源I2をカレントミラー回路により受けてQ6に電
流が流れ、カレントミラー回路Q19,Q20に受け
る。ここでQ20は、データ出力回路4の負荷電流源ト
ランジスタの為、Q20に電流が流れることでデータ出
力回路4が動作する。なお、本発明におけるデータ出力
回路4は反転出力特性を示している。
【0019】以上の回路動作を、Spice等の回路シ
ミュレータでシミュレーションした結果を図5に示す。
図5(a)は電池容量が充分の状態であり、図5(b)
は電池容量が少なくなった状態である。波形Aは制御ス
イッチ回路のQlに入力されるタイミング信号の制御論
理であり、前記したようにHiで低電圧検出回路5が動
作し、Lowでデータ出力回路4が動作する。波形Bは
周波数復調後、低域ろ波回路を通過したデータ出力の波
形であり、本シミュレーションにおいてはf=1KHz
としている。波形Cは低電圧検出回路5及びデータ出力
回路4の出力を示しており、波形AがHi論理の時、制
御回路7は低電圧検出出力と認識し、波形AがLow論
理の時、制御回路はデータ出力と認識する。これから判
るように、波形AがHi論理の時、図5(a)はLow
論理のため、電池容量が十分であることを示しており、
図5(b)はHi論理のため、電池容量が少なくなって
電池交換のタイミングであることを示している。そし
て、波形AがHi論理の時は、データ出力回路4が動作
せず、波形AがLow論理の時は、低電圧検出回路5が
動作しないため、低消費電力化が可能となる。
【0020】以上のように、この実施形態の回路では、
制御スイッチ回路6の制御端子T1に入力するタイミン
グ信号を制御することで、データ出力回路4と低電圧検
出回路5のそれぞれに制御用の端子を設けることなく、
これらデータ出力回路4と低電圧検出回路5をそれぞれ
交番的に間欠制御動作することが可能となる。これによ
り、IFICに新たに端子を増やすことなく、データ出
力回路4と低電圧検出回路5における不要な動作を解消
し、受信回路全体の低消費電流化が実現でき、かつLS
Iを設計変更する必要もない。なお、制御スイッチ回路
は、従来のスイッチ回路に設けられていた制御端子をそ
のまま利用すればよい。
【0021】次に本発明の第2の実施形態を説明する。
図6は第2の実施形態のブロック図である。周波数変調
された入力信号の振幅レベルを所定のレベルに制限する
振幅制限回路1と、この振幅制限回路1の出力信号を復
調する周波数復調回路2と、低域ろ波回路3と、電池電
圧変動に依存するバイアス回路8と、電池電圧変動に依
存しない基準電圧回路9と、3入力コンパレータ回路1
0と、負荷電流源11と、この負荷電流源を制御する制
御スイッチ回路6と、制御回路7により構成されてい
る。前記3入力コンパレータ回路10は、制御スイッチ
回路6の論理変化で、低電圧検出回路又はデータ出力回
路として動作する。
【0022】この回路の具体例を図7の回路図に示す。
同図において、二点鎖線内は制御スイッチ回路6を示
し、破線内は3入力コンパレータ回路10を示す。Ql
〜Q43はトランジスタ、R3は抵抗、I1,I2は負
荷電流源を示す。なお、本回路においても前記実施形態
の場合と同様にI1>I2とする。また、制御スイッチ
回路6の制御論理は、今までの説明と同様に、Hiで低
電圧検出回路が動作され、Lowでデータ出力回路が動
作するものとする。
【0023】この回路では、制御スイッチ回路6の制御
端子T1、すなわちQlのベースにHi論理が入力され
た場合には、Q30に電流が流れ、Q32には電流が流
れない。なお、前記制御スイッチ回路6の動作に関して
は前記第1の実施形態と同様であるためその説明は省略
する。ここで、Q34,Q35による第1差動回路はQ
30を負荷電流源とするため動作するが、Q33,Q3
6による第2差動回路はQ32を負荷電流粛とするため
に動作しない。したがって、この状態の出力は、第2差
動回路Q33,Q36の入力波形には全く無関係とな
り、第1差動回路Q34,Q35のみに俵存する。第1
差動回路の入力は、Q34側が電池電圧変動に依存する
バイアス回路であり、Q35側が電池電圧変動には依存
しない基準電圧である。
【0024】今、バイアス回路電圧>基準電圧の状態、
すなわち電池容量が十分な状態であるとすると、この状
態では、Q34はON、Q35はOFFと考えればよ
く、Q37,Q38に電流が流れ、Q39,Q40,Q
41,Q42に電流が流れないことで、Q43に電流が
流れ、出力はLowとなる。この出力論理Lowの命令
を受けて、制御回路7では電池容量が十分であると判断
する。一方、バイアス回路電圧<基準電圧、すなわち電
池容量が低減された状態では、Q34はOFF、Q35
はONと考えればよく、Q39,Q40,Q41,Q4
2に電流が流れ、Q37,Q38に電流が流れないこと
で、Q43には電流が流れずに、出力はHiとなる。こ
の出力論理Hiの命令を受けて、制御回路7では電池容
量が少ない状態と判断し、アラーム等によってその旨を
報知する。
【0025】この第2の実施形態の回路を、Spice
等の回路シミュレータでシミュレーションした結果を図
8に示す。図8(a)は電池容量が充分の状態であり、
図8(b)は電池容量が少なくなった状態である。波形
Aは制御スイッチ回路のQlに入力される制御論理であ
り、前記したようにHiで低電圧検出回路として動作
し、Lowでデータ出力回路として動作する。波形Bは
周波数復調後、低域ろ波器を通過したデータ出力の波形
であり、本シミュレーションにおいてはf=1KHzと
している。波形Cは低電圧検出回路及びデータ出力回路
の出力を示しており、波形AがHi論理の時、制御回路
は低電圧検出出力と認識し、波形AがLow論理の時、
制御回路はデータ出力と認識する。波形AがHi論理の
時、図13(a)はLow論理のため、電池容量が十分
であることを示しており、図13(b)はHi論理のた
め、電池容量が少なくなって電池交換のタイミングであ
ることを示している。
【0026】この第2の実施形態においては、前記第1
の実施形態と同様なデータ出力回路と低電圧検出回路を
間欠制御動作するのと等価な動作が行われることにより
低消費電流化できることの他に、コンバレータ回路の1
ブロック分の素子数が削減できるため、集積化し易い回
路構成とすることも可能となる。
【0027】なお、前記各実施形態では、制御回路論理
がHiの時に低電圧検出回路が動作し、制御回路論理が
Lowの時にデータ出力回路が動作するものとして説明
してきたが、両者の論理が反転した状態でも考えること
が可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、制御スイ
ッチ回路に設けられた制御端子に入力される信号の論理
レベルによってデータ出力回路と低電圧検出回路を選択
的に動作させ、かつこれらデータ出力回路の出力と低電
圧検出回路の出力が入力される制御回路では、制御スイ
ッチ回路によっていずれの出力が入力されたかを認識す
ることが可能となる。このため、受信回路をLSI化し
た場合に外部出力端子を増やすことなく、データ出力回
路と低電圧検出回路の間欠動作を可能とし、低消費電流
化が実現できる。また、低電圧検出回路とデータ出力回
路のコンパレータを共通にし、電流制御により交互に動
作させることで、低消費電流化だけでなく、高集積化し
易い回路溝成を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のブロック回路図であ
る。
【図2】第1の実施形態の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図3】本発明と従来の受信機動作のタイミング図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態の具体例を示す回路図
である。
【図5】本発明の第1の実施形態のシミュレーション図
である。
【図6】本発明の第2の実施形態のブロック回路図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態の具体例を示す回路図
である。
【図8】本発明の第2の実施形態のシミュレーション図
である。
【図9】間欠制御動作における低消費電流化を説明する
ための図である。
【図10】従来の受信回路の一例のブロック回路図であ
る。
【図11】一般的な低電圧検出回路の回路図とその動作
説明図である。
【符号の説明】
1 振幅制限回路 2 周波数復調回路 3 低域ろ波回路 4 データ出力回路 5 低電圧検出回路 6 制御スイッチ回路 7 制御回路 8 バイアス回路 9 基準電圧回路 10 3入力コンパレータ 11 負荷電流源

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信されかつ復調された信号をデジタル
    信号として出力するデータ出力回路と、電源電圧の低下
    を検出する低電圧検出回路と、タイミング信号が入力さ
    れる制御端子を有する制御スイッチ回路と、前記データ
    出力回路の出力信号と前記低電圧検出回路の出力信号が
    入力される制御回路を有し、前記制御スイッチ回路は前
    記制御端子に入力されるタイミング信号の論理状態によ
    って前記データ出力回路と低電圧検出回路を選択的に動
    作し、かつ前記制御回路は前記タイミング信号の論理状
    態によって前記データ出力回路の出力と低電圧検出回路
    の出力とを認識するようにそれぞれ構成されていること
    を特徴とする間欠制御受信回路。
  2. 【請求項2】 受信されかつ復調された信号をデジタル
    信号として出力するデータ出力回路と、電源電圧の低下
    を検出する低電圧検出回路と、タイミング信号が入力さ
    れる制御端子を有する制御スイッチ回路と、前記データ
    出力回路の出力信号と前記低電圧検出回路の出力信号が
    入力される制御回路を有し、前記低電圧検出回路と前記
    データ出力回路が、少なくとも3つの入力端子と少なく
    とも2つの負荷電流源により動作するコンパレータ回路
    で構成され、前記制御スイッチ回路は前記コンパレータ
    回路を制御して前記低電圧検出回路とデータ出力回路と
    を選択的に動作し、かつ前記制御回路は前記コンパレー
    タ回路の状態によって前記データ出力回路の出力と低電
    圧検出回路の出力とを認識するようにそれぞれ構成され
    ていることを特徴とする間欠制御受信回路。
  3. 【請求項3】 前記データ出力回路と低電圧検出回路の
    入出力端はそれぞれ半導体集積回路装置の内部回路とし
    て前記制御スイッチ回路及び制御回路に接続され、前記
    制御スイッチ回路の制御端子が前記半導体集積回路装置
    の外部端子として構成されている請求項1または2に記
    載の間欠制御受信回路。
  4. 【請求項4】 前記制御端子には、一定周期でHiレベ
    ル、Lowレベルが交番的に制御されたタイミング信号
    が入力される請求項1ないし3のいずれかに記載の間欠
    制御受信回路。
  5. 【請求項5】 前記低電圧検出回路は、受信機動作がO
    Nされた時点から所定の時間の経過前にON動作され、
    前記データ出力回路は前記受信機動作のON時点から前
    記所定の時間の経過後にON動作されるようにタイミン
    グ制御される請求項4に記載の間欠制御受信回路。
  6. 【請求項6】 前記データ出力回路には、少なくとも周
    波数変調された入力信号の振幅レベルを所定のレベルに
    制限する振幅制限回路と、前記振幅制限回路の出力信号
    を復調する周波数復調周路と、少なくとも1つの遮断周
    波数を有する低域ろ波回路とが接続され、前記復調され
    た信号をデジタル信号として出力する請求項1ないし5
    のいずれかに記載の間欠制御受信回路。
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