JP2958618B2 - 連続遠心脱水装置 - Google Patents

連続遠心脱水装置

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JP2958618B2
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NITSUTETSU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塊状あるいは粒状の石
材や鉱物などの脱水に適用して好適な連続遠心脱水装
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、塊状あるいは粒状の石材や鉱
物などをその所望する状態にするために、適宜脱水する
ことが行われている。この種の脱水において、例えば石
材や鉱物などを脱水する連続遠心脱水機は、外側ケーシ
ング内に内側ケーシングが設けられ、脱水処理後の石材
や鉱物などが外側ケーシングの内壁に直接衝突して落下
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の連続遠
心脱水機では、水分を数%含んだ状態の石材や鉱物など
を脱水処理すると、外側ケーシングと内側ケーシングと
の間に居付きが生じ易くなり、この居付きが生じたとこ
ろを例えば70時間毎に頻繁にクリーニングしなければ
ならなかった。
【0004】したがって、クリーニング時に人手がかか
ると共に、装置を停止しなければならないので、脱水作
業の能率が低下するという問題があった。そこで、本発
明の目的は上記課題を解消することであり、水分を数%
含む石材や鉱物などを脱水したときでも、居付きが発生
するのを防止することが可能な連続遠心脱水装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、
脱水原料を収納する収納胴と、この収納胴を囲むように
外側に位置する外側のケーシングとを具備する連続遠心
脱水装置において、前記収納胴の上縁から放出される脱
水済みの原料に、前記収納胴と外側のケーシングとの間
の隙間方向に進む外力を加える傾斜板と、前記外側のケ
ーシングと前記収納胴との間で、この外側のケーシング
を支えているケーシング支持部から、前記上縁に向かっ
て延びた居付き防止板と、が設けられたことを特徴とす
る連続遠心脱水装置によって達成することができる。
【0006】この連続遠心脱水装置は、脱水済み原料が
収納胴の上縁領域から回転半径方向に放出されるとき、
この放出方向と交差する方向である収納胴と外側のケー
シングとの隙間方向に進む外力が加えられるので、脱水
済み原料が外側のケーシングの内壁に直接衝突するとき
に比べて衝撃力を軽減することができ、かつ斜め方向の
衝撃力が作用するので、外側のケーシングの内壁に付着
している居付きを叩き落とす効果があり、これによっ
て、外側のケーシングの内壁に居付きが発生するのを防
止することができる。
【0007】更に、この連続遠心脱水装置は、外側のケ
ーシングを支えているケーシング支持部が居付き防止板
によってカバーされ、脱水済みの原料がケーシング支持
部に衝突するのを防止でき、これによって、ケーシング
支持部に居付きが発生するのを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る連続遠心脱
置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る連続遠心脱水装置の構成を示す断面
図、図2は図1のA−A断面図、図3は傾斜板の取り付
け部分を示した部分斜視図である。図1に示すように、
この連続遠心脱水装置1は、例えば石材や鉱物などの被
脱水原料10を収納する収納胴、本実施形態ではバスケ
ット胴13で、これを囲むように、その外側に内側ケー
シング11と外側ケーシング12とが設けられている。
【0009】バスケット胴13の上縁40には、例えば
図3に示すような、複数の傾斜板16が適宜な間隔で取
り付けられている。この傾斜板16は適宜な角度(θ)
で傾斜させて取り付けられ、後述のようにバスケット胴
13の上縁40から半径方向に放出される被脱水原料1
0を、半径方向とは交差する方向、すなわち、バスケッ
ト胴13を囲む内側ケーシング11と外側ケーシング1
2との間の通路に沿った方向に放出するために設けられ
ている。
【0010】内側ケーシング11内の下側には、フレー
ムボス部17が設けられている。このフレームボス部1
7の側面には、内側ケーシング11及び外側ケーシング
12を支える複数の支持板18が設けられている。支持
板18は、内側ケーシング11と外側ケーシング12と
の間の通路を横切って、外側ケーシング12まで延びて
いる。この支持板18の両側には、図2に示すように内
側ケーシング11と外側ケーシング12との間の通路を
一部遮る山形のケーシング支持部19、20が設けられ
ている。
【0011】ケーシング支持部19、20の頂上部から
内側ケーシング11の上縁15付近にかけて、凸状に湾
曲した第1居付き防止板21が設けられている。また、
第1居付き防止板21の上端から図中左側のケーシング
支持部19の下端部まで、凸状に湾曲した第2居付き防
止板22が設けられている。これらの居付き防止板2
1、22は、被脱水原料10の進行方向に沿って下り傾
斜になっている。図1に示すように、これらの第1居付
き防止板21及び第2居付き防止板22は、内側ケーシ
ング11と外側ケーシング12との間の通路を遮ってい
る。
【0012】内側ケーシング11と外側ケーシング12
の下側には、それぞれ内側ホッパー23と外側ホッパー
24が設けられている。また、外側ケーシング12の上
縁25は、内側ケーシング11の上縁15より高くなっ
ていて、この上縁25には上蓋26が取り付けられてい
る。上蓋26の中央には、被脱水原料10をバスケット
胴13内に供給するため、供給シュート27が設けられ
ている。
【0013】内側ケーシング11内のフレームボス17
には、回転軸30が回転自在に取り付けられ、回転軸3
0の下端部にはプーリ31が取り付けられている。プー
リ31と、外側ケーシング12の側方に配置されたモー
タ32のプーリ33に、ベルト34が巻回されている。
また、回転軸30の上端部には回転円板35が取り付け
られ、回転円板35の周囲にバスケット胴13が取り付
けられている。バスケット胴13は、内側ケーシング1
1の内側に配置され、バスケット胴13の内側にはスク
リーン14が張り付けられている。
【0014】フレームボス部17の下側には、油圧シリ
ンダ36が取り付けられ、そのピストンロッド37が回
転軸30の中心部を貫通して回転円板35の上側に延び
ている。ピストンロッド37の上端部には、スクリーン
14の内径より僅かに小径な押し出し円板38が取り付
けられている。次に、この遠心脱水装置1の作用を説明
する。被脱水原料10を脱水する場合は、モータ32に
よって回転軸30を回転させる。これによって、回転軸
30に取り付けられている回転円板35と、回転円板3
5に取り付けられているバスケット胴13及びスクリー
ン14が回転する。
【0015】この状態で、供給シュート27からバスケ
ット胴13内に被脱水原料10を投入する。そうする
と、バスケット胴13の回転に伴って被脱水原料10が
スクリーン14に押し付けられた状態で回転する。この
ときの遠心力で、被脱水原料10に付着していた水分が
スクリーン14及びバスケット胴13の孔を通して飛散
される。これによって、被脱水原料10が脱水される。
【0016】被脱水原料10の水分が脱水された後、油
圧シリンダ3のピストンロッド3が伸ばされて押し
出し円板38が上昇する。そうすると、バスケット胴1
3内の被脱水原料10が押し上げられて、バスケット胴
13の上縁40及び内側ケーシング11の上縁15を越
えて外側に放出される。このとき、被脱水原料10には
旋回力が作用しているので、内側ケーシング11の上縁
15を越えて放出された脱水原料10は、放出された位
置の法線方向に飛び出して傾斜板16に衝突し、その進
行方向が内側ケーシング11と外側ケーシング12との
間の通路の下側に変えられる。これによって、内側ケー
シング11の上縁15を越えて放出された被脱水原料1
0が、外側ケーシング12の内壁に直接衝突することが
なくなるので、外側ケーシング12の内壁に居付きが発
生するのを防止することができる。
【0017】また、傾斜板16に衝突して進行方向が変
えられた被脱水原料10は、第1居付き防止板21の上
側又は第2居付き防止板22の下側を通り、内外ホッパ
23、24の間を通って排出される。したがって、図2
のように、第1居付き防止板21と第2居付き防止板2
2の間にあって山形の一面であるケーシング支持部20
には、被脱水原料10が衝突することがないので、この
ケーシング支持部20に居付きが発生するのを防止する
ことができる。また、もう一方の面のケーシング支持部
19は、被脱水原料10の進行方向に沿って傾斜してい
るので、居付きが発生することはない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遠心脱水
装置によれば、脱水済み原料が収納胴の上縁領域から回
転半径方向に放出されるとき、この放出方向と交差する
方向の外力である収納胴と外側のケーシングとの隙間方
向に進む力が加えられるので、脱水済み原料が外側ケ
ーシングの内壁に直接衝突するときに比べて衝撃力を軽
減することができ、これによって、外側ケーシングの内
壁に居付きが発生するのを防止することができる。した
がって、脱水済みの固形物の居付きが無くなるので、脱
水工程途中において装置を停止する必要がなく極めて効
率のよい脱水処理を行うことができる しかも、本発明
の遠心脱水装置によれば、外側ケーシングを支えている
ケーシング支持部が居付き防止板によってカバーされ、
脱水済みの原料がケーシング支持部に衝突するのを防止
できるので、ケーシング支持部に居付きが発生するのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続遠心脱水装置の断面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る連続遠心脱水装置の傾斜板の取り
付け部分を示した部分斜視図である。
【符号の説明】
1 連続遠心脱水装置 11 内側ケーシング 12 外側ケーシング 13 バスケット胴 16 傾斜板 18 支持部 19、20 ケーシング支持部 21 第1居付き防止板 22 第2居付き防止板 40 バスケット胴の上縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−208146(JP,A) 実開 昭51−163178(JP,U) 実開 昭55−130760(JP,U) 実開 昭60−148047(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B04B 3/00 B04B 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被脱水原料を収納する収納胴と、この収
    納胴を囲むように外側に位置する外側のケーシングとを
    具備する連続遠心脱水装置において、 前記収納胴の上縁から放出される脱水済みの原料に、前
    記収納胴と外側のケーシングとの間の隙間方向に進む外
    力を加える傾斜板と、 前記外側のケーシングと前記収納胴との間で、この外側
    のケーシングを支えているケーシング支持部から、前記
    上縁に向かって延びた居付き防止板と、 が設けられたことを特徴とする連続遠心脱水装置。
  2. 【請求項2】 前記収納胴の内側に設置され、回転運動
    をしながら被脱水原料を上昇させて被脱水原料の前記収
    納胴上縁から放出させる押し出し円板を有することを特
    徴とする請求項1に記載の連続遠心脱水装置。
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