JP2955059B2 - 指紋センサ - Google Patents

指紋センサ

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JP2955059B2
JP2955059B2 JP3115254A JP11525491A JP2955059B2 JP 2955059 B2 JP2955059 B2 JP 2955059B2 JP 3115254 A JP3115254 A JP 3115254A JP 11525491 A JP11525491 A JP 11525491A JP 2955059 B2 JP2955059 B2 JP 2955059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指紋センサに関し、更
に詳しく言えば、個人照合装置等に利用される指紋セン
サに関する。
【0002】近年、コンピュータが広範な社会システム
の中に導入されるにともない、システム・セキュリティ
に関係者の関心が集まっている。コンピュータルームへ
の入室や、端末利用の際の本人確認の手段として、これ
まで用いられてきたIDカードやパスワードには、セキ
ュリティ確保の面から多くの疑問が提起されている。
【0003】これに対して指紋は、「万人不同」、「終
生不変」という2大特徴を持つため、本人確認の最も有
力な手段と考えられ、指紋を用いた簡便な個人照合シス
テムに関して多くの研究開発が行われている。
【0004】
【従来の技術】図7は従来の指紋センサ例、図8は指紋
センサの散乱光の説明図、図9は指表面の散乱光の強度
分布を示した図である。
【0005】図中、1は斜面、2は光源、2Aはレーザ
光源、3は撮像素子、4は指、5は領域、7はホログラ
ム、10はプラテンを示す。
【0006】従来、指紋センサとしては、図7(A)に
示したプリズム方式指紋センサ、あるいは図7(B)に
示したホログラフィック指紋センサが知られていた。
【0007】プリズム方式指紋センサは、プリズムで構
成したプラテン10、光源2、撮像素子3等(その他図
示しない結像光学系など)で構成される。前記プラテン
10の1つの斜面1は、指紋像の入力時に指4を押し当
てる指紋入力部を構成する。
【0008】この指紋センサでは、光源2により、プラ
テン10を照明し、指紋の谷線部からの散乱光の到達で
きない領域5内に撮像素子3を配置する。この配置によ
り、指紋像のコントラストの改善ができるものである。
【0009】ホログラフィック指紋センサは、プラテン
10、ホログラム7、撮像素子3、レーザ光源2A等
(この外に結像光学系等がある)で構成される。
【0010】この指紋センサは、ガラス平板から成るプ
ラテン10の一部にホログラム7が構成してあり、ガラ
ス平板の他の一端にある指紋入力部が、反対側からレー
ザ光で照明されている。
【0011】指紋像の入力時には、指紋入力部のガラス
面に指を押し当てる。この時、指紋の谷線部と隆線部と
で指からの反射散乱光のガラスへの戻り方に差があるこ
とを利用してコントラストを得ている。
【0012】上記指紋センサの散乱光は、図8のように
なっている。図8(A)はプリズム方式指紋センサの散
乱光を示し、図8(B)はホログラフィック指紋センサ
の散乱光を示す。
【0013】図示点線矢印は、指紋の谷線部からの散乱
光であり、実線矢印は指紋の隆線部からの散乱光を示
す。
【0014】プリズム方式指紋センサでは、谷線部から
の散乱光は、空気層を介してガラスに入射するため、そ
の時の屈折で図示点線矢印で示したように進み、プラテ
ン10から外部の空気層に抜けて、光源方向へ戻る。
【0015】また、指紋の隆線部からの散乱光は、隆線
部とガラスとの間に空気層が介在しないため、色々な方
向に散乱するが、その内の一部は、図示実線矢印の方向
(谷線部からの散乱光の到達できない領域方向)へ進
み、撮像素子3に入力する。
【0016】また、ホログラフィック指紋センサでも同
様に、指4の指紋の谷線部では、指とガラスの間に僅か
な空気層がある。このため、谷線部からの散乱光は、空
気からガラスに入射し、ガラスの下面では図示点線矢印
のように、空気からガラスへの入射光と同じ角度で下の
空気層にすべて抜けてしまう。
【0017】一方、指紋の隆線部では、指4とガラスが
直接接触しているため、隆線部からの散乱光は色々な角
度をもってガラスの中に入る。
【0018】このため、谷線部からの散乱光と同様に、
下の空気層に抜けてしまう光もある一方で、臨界角以上
の角度θi で入射した光は、図示実線矢印で示したよう
に、ガラスと空気の界面で全反射を繰り返し、プラテン
10(ガラス)の中を伝播することができる。
【0019】この光は、指紋の隆線部の画像情報を持つ
ものであり、プラテン10の一部に設けたホログラム7
によって空気中に取り出し、撮像素子3で映像化する
(図7参照)。
【0020】上記の各指紋センサは、指紋の谷線部から
の散乱光の到達できない領域に撮像素子3を配置して、
高いS/Nの指紋像を得ることができる指紋センサであ
る。
【0021】このような指紋センサでは、隆線部で散乱
し、出射領域のガラス−空気界面に対して、臨界角を超
える角度で入射した光を結像させて指紋像を得ていた。
【0022】この場合、指表面での散乱光の強度分布
は、図9のようになっている。図示のように、指4の表
面での散乱光の強度分布は、入射角(ガラスへの入射
角)が小さい程大きい。
【0023】例えば、入射角θ1 とθ2 との間にθ1
θ2 の関係があれば、入射角θ1 で入射した散乱光の強
度は、入射角θ2 で入射した散乱光の強度よりも大き
い。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) 指の谷線部からの散乱光の到達できない領域に受光
素子を配置して、高いS/Nの指紋像を得る方式の指紋
センサでは、指の隆線部で散乱し出射領域のガラス−空
気界面に対して臨界角を超える角度で入射した光を結像
させて指紋像を得ていた。
【0025】従って、結像に用いる散乱光の入射角は大
きく、その強度は小さいものである。このため、散乱光
のエネルギーの利用効率が悪い。
【0026】(2) 散乱光のエネルギーの利用効率が悪い
ため、その分、光源や撮像素子の性能に負担をかけるこ
とになる。
【0027】本発明は、このような従来の課題を解決
し、指紋入力部では、指表面での散乱光が小さな入射角
で入射し、かつ出射領域のガラス−空気界面に対しては
臨界角を超える角度で光を入射させるようにして、散乱
光のエネルギー利用効率を向上させることを目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、図中、図7と同符号は同一のものを示す。また1
1は指紋入力部、12は入射角変換部、13は結像光学
系を示す。
【0029】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。(1) 指を照明する光源2と、プラテン
10と、プラテン10の一部に設けた指紋入力部11
と、結像光学系13と、指紋入力部11に置かれた指紋
の谷線部からの散乱光の到達不可能領域に配置した撮像
素子3とから成り、指紋隆線部からの散乱光のみを映像
化する指紋センサにおいて、前記指紋入力部11に、入
射角変換部12を付加し、指紋入力部11で小さな入射
角で入射し、かつ出射領域のガラス−空気界面に対して
は、臨界角を超える角度で光を入射させるようにした。
【0030】(2) 上記入射角変換部12を、プラテン1
0よりも屈折率の高い層とした。
【0031】(3) 上記入射角変換部12を、プラテン1
0よりも屈折率の高い複数の層で構成すると共に、前記
複数の層を、それぞれ異なった屈折率とし、プラテン側
から順次屈折率の低い順に積層させた。
【0032】(4) 上記入射角変換部12を、プラテン1
0よりも屈折率の高い層とし、この層の内部において、
その屈折率を、低い方から高い方へ連続的に変化するよ
うに設定しておき、プラテン10側に屈折率の低い方を
配置した。
【0033】(5) 上記プラテン10を、透明平板から成
る導光板で構成した。
【0034】(6) 上記プラテン10を、プリズムで構成
した。
【0035】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1を参照
しながら説明する。
【0036】図1(A)に示したプリズム方式指紋セン
サでは、プラテン10としてプリズムを用い、図1
(B)に示したホログラフィック指紋センサでは、プラ
テン10として、透明平板から成る導光板を用いる。
【0037】指紋像の入力時には、指紋入力部11に指
を押し当てる。また光源2から指を照明する。この時、
指紋の谷線部からの散乱光は、空気層を介して、入射角
変換部12に入射し、その後、プラテン10から外部の
空気層に出射する。
【0038】指紋の隆線部からの散乱光は、空気層を介
さずに入射角変換部12に入射し、色々な方向に散乱す
るが、その一部の光は、撮像素子3へ到達する。
【0039】この場合、結像光学系13により結像した
指紋像を、撮像素子3で電気信号に変換する。この時の
光(指紋像に利用する光)は、入射角変換部12からプ
ラテン10に入射する際の屈折により、大きな入射角に
変換される。
【0040】従って、指紋入力部11で小さな角度で入
射した光でも、プラテン10に入射する際は大きな入射
角となるから、強度の大きな光を指紋像の入力に利用で
きることになる。すなわち、散乱光のエネルギー利用効
率が向上する。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。(第1実施例の説明)図2〜図3は、本発明の第
1実施例を示した図であり、図2はホログラフィック指
紋センサを示した図、図3は入射角変換部の説明図であ
る。図中、図1、図7と同符号は同一のものを示す。
【0042】この実施例は、ホログラフィック指紋セン
サの入力部に、入射角変換部を付加した例である。
【0043】図2に示したように、プラテン10の一方
の端部には指紋入力部を設け、他方の端部にはホログラ
ム7を設ける。また、指4を照明するためのレーザ光源
2Aと、撮像素子3と、結像光学系13とを設ける。
【0044】そして、指紋入力部には、入射角変換部1
2を設ける。この入射角変換部12には、指紋像を入力
する際、指4を押し当てる。
【0045】プラテン10は、ガラス製の透明平板で構
成し、指紋入力部からホログラム7へ光を導びくための
導光板の機能を有する。
【0046】入射角変換部12は、図3のように構成さ
れている。今、プラテン10の屈折率をnp 、入射角変
換部12の屈折率をni とする。この場合、前記屈折率
の関係をni >np とする。
【0047】また、入射角変換部12が無い場合(この
部分が空気層の場合)に、出射領域のガラス−空気界面
に対して臨界角となる入射角をθciとする。
【0048】すなわち、入射角変換部12を、プラテン
10に対して高屈折率層にすると、入力部での入射光は
図3の矢印方向に進む。この時、図示の角度に対し、θ
i >θci、θi >θR の関係が成り立つ。
【0049】上記のように、プラテン10上に高屈折率
層で構成した入射角変換部12を設けると、指紋入力部
で小さな入射角で入射した成分の光でも、プラテン10
に臨界角θciを超える角度θi で入射させることが可能
となる。
【0050】指紋像の入力時には、入力部に設けた入射
角変換部12上に指4を押し当てる。また、レーザ光源
2Aにより、指4を照明する。
【0051】この時、指紋の谷線部(凹部)では、指と
入射角変換部12との間に僅かな空気層があるため、散
乱光は、空気から入射角変換部12に入射し、更にプラ
テン10へ入射した後、空気層にすべて抜ける。
【0052】また、指紋の隆線部(凸部)では、指と入
射角変換部12とが密着しているため、散乱光は色々な
角度をもって入射角変換部12に入射した後、更にプラ
テン10へ入射する。
【0053】この光の一部は、プラテン10に臨界角以
上の角度で入射し、全反射を繰り返しながらホログラム
7に到達し、結像光学系13で結像した後、撮像素子3
で指紋像を得る。
【0054】この場合、指紋像として利用される光は、
指紋入力部の入射角変換部12に小さな入射角で入射し
た後、プラテン10に入射する際の屈折により、大きな
入射角に変換される。
【0055】従って、光の強度の大きな光(入射角の小
さい光)を指紋像の形成に利用できることになる。
【0056】(第2実施例の説明)図4は、第2実施例
における入射角変換部の説明図である。図中、図1〜図
3と同符号は同一のものを示す。また、12−1〜12
−3は第1層〜第3層を示す。
【0057】この実施例は、図2と同じホログラフィッ
ク指紋センサに適用した例であり、入射角変換部12と
して図4に示した構成のものを用いた。
【0058】入射角変換部12は、第1層12−1、第
2層12−2、第3層12−3の3層構造とした。第1
層12−1の屈折率をni1、第2層12−2の屈折率を
i2、第3層12−3の屈折率をni3とする。
【0059】この場合、各屈折率の間には、ni1>ni2
>ni3の関係にすると共に、ni3>np の関係にする。
すなわち、第1層12−1〜第3層12−3の各屈折率
を、プラテン10の屈折率より大きくすると共に、プラ
テン10から屈折率の小さい(低い)順に、第1層12
−1、第2層12−2、第3層12−3を積層する。
【0060】このようにすると、第1層12−1に小さ
な入射角θR で入射した光は、第2層12−2、第3層
12−3へ進む際に屈折されて徐々に入射角を大きく
し、最後にプラテン10へ入射する際の入射角θi は臨
界角θciよりも大きくなる(θR <θi )。
【0061】従って、この例でも強度の大きな光(入射
角の小さな光)を利用して指紋像を得ることが可能とな
る。
【0062】(第3実施例の説明)図5は第3実施例に
おける入射角変換部の説明図である。図中、図1〜図4
と同符号は同一のものを示す。
【0063】この実施例は、図2と同じホログラフィッ
ク指紋センサに適用した例であり、入力変換部として図
5に示した構成のものを用いた。
【0064】入射角変換部12は、連続して内部の屈折
率nixが変化するものを用いる。この屈折率nixは、プ
ラテンの屈折率np に対して、nix>np の関係にする
が、nixは連続して変化する。
【0065】この屈折率の変化は、プラテン10側で低
く、その反対側(指を押し当てる面)で高くなるように
する。
【0066】このように、屈折率がその内部で連続して
変化する入射角変換部12を用いると、図5に示した矢
印方向に光が進み、最後にプラテン10に入射する際
は、臨界角θci以上の入射角θi で入射する。
【0067】従って、入射角の小さな光を、入射角の大
きな光に変換することができるので、強度の大きな光を
利用して指紋像を得ることが可能となる。
【0068】(第4実施例の説明)この実施例はプリズ
ム方式指紋センサに適用した例である。図中、図1、図
7と同符号は同一のものを示す。
【0069】この指紋センサは、プラテン10、光源
2、撮像素子3、入射角変換部12、結像光学系13等
で構成する。撮像素子3は、従来例と同様に、指紋入力
部に置かれた指紋の谷線部からの散乱光の到達不可能な
領域5内に設置する。
【0070】プラテン10の一部に設けた指紋入力部に
は、入射角変換部12を設けるが、この入射角変換部1
2としては、図3、図4、図5に示したものの内、いず
れか1つを用いる。
【0071】指紋像の入力時には、指紋入力部の入射角
変換部12上に指4を押し当てる。また光源2により指
4を照明する。
【0072】この時、指紋の谷線部からの散乱光は、入
射角変換部12へ入射した後、入射角変換部12からプ
ラテン10へ進み、更に外部の空気層へ出射して光源方
向へ戻る。
【0073】また指紋の隆線部は、入射角変換部12上
に押し当てられているので、この部分での散乱光は色々
な方向へ進む。これらの光の内、一部の光は撮像素子3
へ入力する。この時、結像光学系13により、結像され
た後、撮像素子3に入力する。
【0074】上記隆線部からの光は、先ず入射角変換部
12に入射し、この入射角変換部12からプラテン10
に入射する際、屈折により大きな入射角に変換される。
【0075】従って、小さな入射角で、入射角変換部1
2に入射した強度の大きい光を利用して、指紋像を得る
ことが可能となる。
【0076】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) 入射角変換部は、図4に示したような3層構造に限
らず、任意の複数層で構成できる。
【0077】(2) 入射角変換部の屈折率は、上記の条件
を満たす範囲で、任意の値に設定可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) 指紋の隆線部からの散乱光の内、指紋入力部で小さ
な入射角で入射した成分の光でも、プラテンに臨界角を
超える角度で入射させることが可能となる。
【0079】(2) 入射角の小さな光は強度が大きいの
で、上記(1)の理由により、指紋像を入力する際、散
乱光のエネルギーの利用効率を向上できる。
【0080】(3) 前記の理由により、光源や撮像素子の
性能に負担をかけずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるホログラフィック
指紋センサを示した図である。
【図3】入射角変換部の説明図である。
【図4】第2実施例における入射角変換部の説明図であ
る。
【図5】第3実施例における入射角変換部の説明図であ
る。
【図6】第4実施例におけるプリズム方式指紋センサを
示した図である。
【図7】従来の指紋センサ例である。
【図8】指紋センサの散乱光の説明図である。
【図9】指表面の散乱光の強度分布を示した図である。
【符号の説明】
10 プラテン 11 指紋入力部 12 入射角変換部 13 結像光学系

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指を照明する光源(2)と、プラテン
    (10)と、プラテン(10)の一部に設けた指紋入力
    部(11)と、結像光学系(13)と、指紋入力部(1
    1)に置かれた指紋の谷線部からの散乱光の到達不可能
    領域に配置した撮像素子(3)とから成り、指紋隆線部
    からの散乱光のみを映像化する指紋センサにおいて、前
    記指紋入力部(11)に、入射角変換部(12)を付加
    し、指紋入力部(11)で小さな入射角で入射し、かつ
    出射領域のガラス−空気界面に対しては、臨界角を超え
    る角度で光を入射させるようにしたことを特徴とする指
    紋センサ。
  2. 【請求項2】 上記入射角変換部(12)を、プラテン
    (10)よりも屈折率の高い層(ni >np )としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の指紋センサ。
  3. 【請求項3】 上記入射角変換部(12)を、プラテン
    (10)よりも屈折率の高い複数の層(12−1、12
    −2、12−3)で構成すると共に、前記複数の層を、
    それぞれ異なった屈折率(ni1>ni2>ni3)とし、プ
    ラテン(10)側から、順次屈折率の低い順に積層させ
    たことを特徴とする請求項1記載の指紋センサ。
  4. 【請求項4】 上記入射角変換部(12)を、プラテン
    (10)よりも屈折率の高い層(nix>np )とし、こ
    の層の内部において、その屈折率(nix)を、低い方か
    ら高い方へ連続的に変化するように設定しておき、プラ
    テン(10)側に屈折率(nix)の低い方を配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載の指紋センサ。
  5. 【請求項5】 上記プラテン(10)を、透明平板から
    成る導光板で構成したことを特徴とする請求項1記載の
    指紋センサ。
  6. 【請求項6】 上記プラテン(10)を、プリズムで構
    成したことを特徴とする請求項1記載の指紋センサ。
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