JP2954287B2 - 吸引式生検針 - Google Patents
吸引式生検針Info
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- JP2954287B2 JP2954287B2 JP2153426A JP15342690A JP2954287B2 JP 2954287 B2 JP2954287 B2 JP 2954287B2 JP 2153426 A JP2153426 A JP 2153426A JP 15342690 A JP15342690 A JP 15342690A JP 2954287 B2 JP2954287 B2 JP 2954287B2
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- Japan
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- cylinder
- suction
- needle
- plunger
- biopsy needle
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- Expired - Lifetime
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
体液を採取する吸引式生検針に関する。
検針が使用される。この吸引式生検針は、シリンダの先
端に設けられた針を患部に刺し、シリンダ内のプランジ
ャを手前に移動させることによってシリンダ内に負圧を
発生させ、これによって臓器内の組織や体液を吸引する
ものである。組織の採取が行われた後は、採取した組織
の逆流を防止するため、シリンダ内に負圧を加えた状態
のまま生検針を患部より抜き取る。
しておくと、負圧により採取した組織が挫滅してしま
い、その結果正確な病理組織診断に支障をきたす恐れが
ある。このため、従来は生検針を患部から抜き取った後
に、シリンダ先端に設けられた針を当該シリンダから外
して、シリンダ内に外気を供給していた。
を解除することは、操作自体が煩雑であるとともに、早
期に負圧を解除するという要請に十分に応えられない。
た組織,体液に加わる負圧の解除を良好に行い得る吸引
式生検針を提供することを目的とする。
の所定の位置に通気孔を設け、プランジャを吸引操作終
了位置から更に後方に移動させ、あるいはシリンダの周
壁の一部を構成する所定の膜を吸引操作終了後に破るこ
とによって、シリンダ内に外気を送り込むようにしてい
る。
定の膜を破ることによってシリンダ内に外気を送り込む
ようにしているため、従来のように吸引針をシリンダか
ら外すような煩雑な操作を要することなく、極めて簡易
な操作によって早期にシリンダ内の負圧を解除できる。
に説明する。
(A)と平面図(B)によって示されている。吸引式生
検針は、患部組織あるいは体液を収納するシリンダ1
と、このシリンダ1の後部を開閉する蓋2と、シリンダ
1内を摺動してシリンダ1内に負圧を発生させるプラン
ジャ4と、患部に刺入される二重針6とから構成されて
いる。
形成されている。このガイドスリット3は、プランジャ
4のロッド4aの端部に設けられたレバー5をガイドする
ものであり、このレバー5の先端が当該スリット3から
外部に突出し、スリット3に沿ってスライドする。スリ
ット3の最後部には、レバー5が二重針6側に戻らない
ように固定するために、切り欠き部3aが形成されてい
る。シリンダ1のガイドスリット3の前方には通気孔1a
が形成されている。この通気孔1aは、組織の採取が終了
した後にシリンダ1内の負圧を解除するものであり、通
常の組織採取より後方までプランジャ4がスライドした
時に外気と導通状態になる。
し、後方にスライドすることによって、シリンダ1内に
負圧を発生させるものである。プランジャ4の先端部に
は、二重針6の内針6aが固着され、後端部には上述した
ロッド4aが接続されている。また、ロッド4aの後端部に
前記レバー5が固着されている。
鋭利な内針6aと外針6bとからなり、内針6aが外針6b内を
スライド可能になっている。内針6aの後端は上述したよ
うにプランジャ4の先端に固着され、外針6bの後端は結
合部7を介してシリンダ1に固定されている。また、二
重針6は、第2図(B)に示されているように、全長に
わたって均一な太さの内針6aと、小径部6b1と中径部6b2
とを有する外針6b(中径部6b2に続いて大径部を有する
が図示せず)より構成しても良い。このような構成の二
重針6においては、内針6aと外針6bの小径部6b1によっ
て長さLの密接部を形成し、内針6aが密接部Lに位置す
る時はシリンダ1内の負圧を上昇させ、その先端が密接
部Lを外れた時にその負圧を外針6bの先端に伝えるよう
になっている。
作用について、第1図に加えて第3図(A),(B)を
参照しつつ説明する。
するプランジャ4を第1図に示すようにセットし、シリ
ンダ1内にプランジャ4が収納された時点で蓋2を閉め
る。この時、レバー5はガイドスリット3に案内され
る。
2の背面にあてがい、薬指と中指でシリンダ1を軽く挟
みながらレバー5を手前に引くとシリンダ1内に負圧が
生じ、患部から組織や体液がシリンダ1内に吸引され
る。
位置に達した時点でレバー5を僅かに旋回させると、レ
バー5が切り欠き3aに固定され、プランジャ4が負圧に
よって逆戻りするのが防止される。そして、この状態で
当該吸引式生検針を患部から抜き取る。
ー5を更に後方に引く。プランジャ4が第3図(B)の
位置に達すると、通気孔1aからシリンダ1内に外気が入
り込み、シリンダ1内の負圧が解除される。
いるが、上記ガイドスリット3と連続的に成形してもよ
い。この場合、当該スリット3の先端側をレバー5が入
り込まないように幅狭に成形することが好ましい。
る。この吸引式生検針においては、シリンダ10の外周に
設けられたコック12を押し込むことによって、シリンダ
10内の負圧を解除するようになっている。このコック12
は、同図(B)に示されているように、シリンダ10の隆
起部10a上に配置され、下端に設けられた針12aによって
シリンダ10に張られた薄膜14を破り、これによってシリ
ンダ10への通気孔を形成するようになっている。コック
12の機構は、上記のような押し込み式の他、回転式7や
スライド式であっても差し支えない。その他の二重針6
やプランジャ4等の構成は上記実施例と同様である。こ
の実施例によれば、薄膜14を破ることにより吸引式生検
針の再使用が不可能になり、病原菌の二次感染が確実に
防止されるという利点がある。
周の所定の位置に通気孔を形成し、プランジャを吸引動
作終了位置から更に後方に移動させ、あるいはシリンダ
の側壁の一部を構成する所定の膜を吸引動作終了後に破
ることによってシリンダ内に外気を送り込むようにして
いるため、シリンダ内の組織に加わる負圧の解除を良好
に行え、その結果、病理組織診断の精度が向上する。
正面図である。第1図(B)は実施例に係る吸引式生検
針の構成を示す平面図である。第2図(A)(B)は、
二重針の内部構造を示す断面図である。第3図(A)及
び同図(B)は、実施例の作用を説明するための説明図
である。第4図(A)は本発明の他の実施例の構成を示
す正面図である。第4図(B)は本発明の他の実施例の
要部の構成を示す断面図である。 符号の説明 1,10……シリンダ 2……蓋 3……ガイドスリット 3a……切り欠き部 4……プランジャ 4a……ロッド 5……レバー 6……二重針 6a……内針 6b……外針 6b1……小径部 6b2……中径部 7……固定部 10a……隆起部 12……コック 12a……針 14……膜 L……密着部
Claims (2)
- 【請求項1】シリンダ内のプランジャを後方に移動させ
ることによって、シリンダ先端に設けられた針先より患
部組織あるいは体液を吸引する吸引式生検針において、 前記シリンダ外周の前記吸引操作終了時のプランジャ位
置より後方に通気孔を形成し、 前記患部組織あるいは体液の吸引後に、前記プランジャ
を吸引操作終了位置から更に後方に移動させることによ
って、前記通気孔より前記シリンダ内に外気を送り込む
ようにしたことを特徴とする吸引式生検針。 - 【請求項2】シリンダ内のプランジャを後方に移動させ
ることによって、シリンダ先端に設けられた針先より患
部組織あるいは体液を吸引する吸引式生検針において、 前記シリンダの周壁の一部に形成した孔に所定の膜を貼
布して密封状態にするとともに、 前記患部組織あるいは体液の吸引後に、上記膜を破るこ
とによって、前記シリンダ内に外気を送り込むようにし
たことを特徴とする吸引式生検針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153426A JP2954287B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 吸引式生検針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153426A JP2954287B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 吸引式生検針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444751A JPH0444751A (ja) | 1992-02-14 |
JP2954287B2 true JP2954287B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=15562256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2153426A Expired - Lifetime JP2954287B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 吸引式生検針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2954287B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9907571B2 (en) | 2007-09-28 | 2018-03-06 | Vitrolife Sweden Ab | Sampling needle |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3581386B2 (ja) * | 1993-12-24 | 2004-10-27 | ペンタックス株式会社 | 内視鏡用穿刺針装置 |
AUPQ219799A0 (en) * | 1999-08-13 | 1999-09-02 | R. Lurie Pty Ltd | Apparatus for obtaining potological samples |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP2153426A patent/JP2954287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9907571B2 (en) | 2007-09-28 | 2018-03-06 | Vitrolife Sweden Ab | Sampling needle |
US10765454B2 (en) | 2007-09-28 | 2020-09-08 | Vitrolife Sweden Ab | Sampling needle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444751A (ja) | 1992-02-14 |
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