JPH0232251Y2 - - Google Patents

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JPH0232251Y2
JPH0232251Y2 JP1981175526U JP17552681U JPH0232251Y2 JP H0232251 Y2 JPH0232251 Y2 JP H0232251Y2 JP 1981175526 U JP1981175526 U JP 1981175526U JP 17552681 U JP17552681 U JP 17552681U JP H0232251 Y2 JPH0232251 Y2 JP H0232251Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、子宮体癌の診断のためになされる細
胞診において、子宮内膜の細胞を採取するために
使用される子宮内膜細胞採取器に関する。
子宮癌は、子宮頚癌と子宮体癌とに大別される
が、このうち頚癌はコルポスコープ等により子宮
頚部を観察することによつて診断可能である。し
かし、体癌は、そのような観察によつては診断が
困難である。
したがつて、体癌を診断するには、子宮内膜に
対する細胞診を行う必要がある。そして、従来
は、この子宮内膜に対する細胞診のために子宮内
膜の細胞を採取する際には、該細胞を吸引により
採取する吸引式の細胞採取器が用いられていた。
しかし、この従来の吸引式の細胞採取器では、
吸引動作をしても、もともと子宮体腔内に存在す
る空気の量はわずかであるため、すぐに子宮体腔
内と細胞採取器内との圧力差がなくなつてしまう
ので、非常に劣悪な吸引能力しか得られないこと
から、細胞採取作業が困難であるという欠点があ
つた。
本考案は、前記従来の欠点を解消するべくなさ
れたもので、極めて容易、安全かつ確実に子宮内
膜の細胞を採取することができる子宮内膜細胞採
取器を提供することを目的とする。
本考案による子宮内膜細胞採取器は、少なくと
も先端側が可撓性を有する管体と、この管体の中
間部に設けられた、外子宮口を通過不可能な大き
さを有する外子宮口当接部と、少なくとも先端側
が可撓性を有し、前記管体内を移動可能に貫通す
る棒と、この棒の先端付近に設けられた、子宮内
膜に接触されることによつて該子宮内膜の細胞を
付着される細胞採取部と、前記棒の先端が前記管
体の先端から突出できる最大長さを内子宮口から
子宮底までの距離に対応する長さに規制するスト
ツパとを有してなり、前記管体のうちの前記外子
宮口当接部より先端側の部分は、子宮頚部内に挿
入可能な太さと子宮頚部の全長に対応する長さと
を有することを特徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいてさら
に詳細に説明する。
第1図および2図は本考案の一実施例を示す。
管体1は可撓性の材料からなり、その中間部につ
ば状の外子宮口当接部2を設けられている。前記
管体1の外子宮口当接部2以外の部分の外径は、
子宮頚部3に挿入可能な大きさとされており、ま
た、外子宮口当接部2の外径は外子宮口4を通過
不可能な大きさとされている。
前記管体1とは別体の棒5は、管体1と同じく
可撓性の材料からなり、先端部に細胞採取部6を
一体的に設けられるとともに、後端部に柄部7を
取り付けられている。前記細胞採取部6には、後
で詳述する細胞採取を容易にするための凹凸8が
設けられている。前記棒5および細胞採取部6の
外径は、管体1の内径より小さくされている。ま
た、柄部7は管体1の内径より大きくされてい
る。
前記棒5には印9が設けられている。そして、
第2図aに示されるように、棒5を、先端側(細
胞採取部6側)を先頭にして管体1に、同管体1
の後端側から先端側に向けて挿入し、印9を管体
1の後端に合わせると、管体1の先端と棒5の先
端がほぼ一致した状態となるようになつている。
なお、管体1のうちの外子宮口当接部2より先
端側の部分の長さL1は、子宮頚部3の標準的な
長さにほぼ等しい長さ、柄部7の先端から印9ま
での長さL2は、内子宮口12から子宮底10ま
での標準的な距離にほぼ等しい長さとそれぞれさ
れている。したがつて、(L1+L2)は、外子
宮口4から子宮底10までの距離にほぼ等しくな
つている。
次に、第2図に基づいて、本実施例の使用方法
を説明する。
まず、管体1に棒5を挿入し、印9を管体1の
後端に合わせた状態に保持しながら、管体1およ
び棒5を第2図aのように先端側から頚部3に挿
入して行く(11は膣を示す)。
すると、やがて第2図bのように、外子宮口当
接部2が外子宮口4に当接され、管体1はそれ以
上深く子宮に侵入できなくなる。前記のように長
さL1がほぼ頚部3の標準的な長さとされている
ため、このbの状態では、大略、頚部3の全長に
渡つて、管体1のうちの外子宮口当接部2より先
端側の部分が挿入された状態となつている。そし
て、印9が管体1の後端に合わされていることに
より、棒5の先端と管体1の先端とがほぼ一致し
た状態とされており、細胞採取部6は管体1内に
収容されているので、細胞採取部6が頚部3の内
面に接触して、頚部3の細胞が細胞採取部6に付
着する虞はない。また、この細胞採取器では、前
記のように外子宮口当接部2が外子宮口4に当接
されると、管体1はそれ以上深く子宮に侵入でき
なくなるので、管体1の先端を頚部3より必要以
上に深く侵入させて、管体1の先端で子宮体部を
傷付けてしまう虞なしに、極めて容易に管体1の
先端側を頚部3の全長に渡つて挿入することがで
きる。
なお、管体1の全長は、前記第2図bの状態に
おいても、管体1の後端が若干体外に突出される
ように定められている。
次に、管体1は第2図bと同一の状態に保持し
たまま、第2図cのように棒5のみを、柄部7の
先端が管体1の後端に当接されるまで子宮側に押
し込み、続いて棒5を適当な距離だけ引き戻し、
しかる後に再び棒5を柄部7の先端が管体1の後
端に当接するまで押し込み、また棒5を適当距離
引き戻すという往復動作を適当回数繰り返す。
ここにおいて、印9が管体1の後端に合わされ
た状態からさらに棒5が子宮側に押し込まれる
と、細胞採取部6が管体1の先端から子宮体腔1
3に突出した状態となるので、前記往復動作が行
われることにより、細胞採取部6が子宮内膜14
を擦り、同内膜14から一部の細胞が剥離して細
胞採取部6に付着する(なお、第2図cにおいて
は、紙面の向う側および(または)手前側におい
て細胞採取部8が子宮内膜19に接触しているも
のとしている)。
なお、柄部7の先端が管体1の後端に当接され
た状態となると、棒5はそれ以上子宮側に移動で
きないので、棒5はそれ以上深く子宮に侵入でき
ない(すなわち、本実施例においては、柄部7は
ストツパとしての機能をも果す)。また、前記第
2図cの状態においては、外子宮口当接部2から
棒5の先端までの距離は(L1+L2)になる
が、この(L1+L2)は前記のように外子宮口
4から子宮底10までの標準的な距離にほぼ等し
くされているため、前記往復動作の際に棒5の先
端部が子宮底10を突き破つたり、子宮底10に
損傷を与えたりする虞はない。
次に、第2図dのように管体1は依然として第
2図bと同じ状態を保持したまま、棒5を引き戻
して棒5の印9を管体1の後端に合わせる。これ
により、細胞採取部6は再び管体1内に収容され
た状態となり、前記細胞採取部6に付着した子宮
内膜14の細胞は、細胞採取部6と管体1の内面
との間に保持される。
次に、印9を管体1の後端に合わせた状態を保
持したまま、管体1および棒5を体外に引き出し
た後、細胞採取部6を管体1から露出させて、前
記細胞採取部6と管体1の内面との間に保持され
ていた内膜14の細胞を取り出せば、細胞採取の
全ての作業が終了する。
なお、前記のように管体1および棒5を体外に
引き出す際にも、細胞採取部6は管体1内に収容
されているので、細胞採取部6に頚部3の細胞が
付着してしまう虞はない。
また、管体1および棒5はともに可撓性の材料
からなるため、前記管体1および棒5の体内への
挿入および体外への引き出しを容易に行うことが
でき、かつこれらの作業の際に、管体1および棒
5により子宮および腟等に損傷を与える虞もない
(ただし、管体1および棒5の全体が可撓性を有
する必要はなく、管体1および棒5の先端側のみ
が可撓性を有するようにしても、同様の効果を得
ることができる)。
また、この細胞採取器では、細胞採取部6を子
宮内膜に物理的に接触させることにより、細胞を
採取するので、確実に細胞を採取できる。
第3ないし6図は本考案の他の実施例を示す。
本実施例における管体1は、前記実施例の管体1
に、その後端から同管体1の長さ方向に、長さL
2の切り割り15を設けたものとなつている。こ
の管体1には、前記実施例の場合と同一の位置
に、前記実施例と同様の外子宮口当接部2が設け
られている。
一方、棒5は、細胞採取部6をブラシ状とされ
たことと、前記実施例の印9と同一位置に、印9
の代りに、ピン16を径方向に植立されたことを
除いて、前記実施例と同一である。
次に、第6図に基づいて、本実施例の使用方法
を説明する。
まず切り割り15とピン16とを互いに異なる
角度に位置させた状態で、管体1に棒5を押し込
む。すると、やがて第6図aのようにピン16が
管体1の後端に当接され、棒5をそれ以上管体1
に押し込むことができなくなる。そして、このと
きの細胞採取部6と管体1との位置開係は、前記
実施例において印9を管体1の後端に合わせた場
合の細胞採取部6と管体1との位置関係と同様に
なる。
次に、このようにピン16が管体1の後端に当
接された状態を保持したまま、第6図bのように
管体1および棒5を外子宮口当接部2が外子宮口
4に当接するまで頚部3に挿入する。
次に、管体1に対して棒5を回転し、切り割り
15とピン16の角度を合致させ、しかる後に棒
5を子宮側に押せば、ピン16が切り割り15に
侵入するので、棒5はさらに子宮側に押し込まれ
るが、第6図cのようにピン16が切り割り15
の終端に当接されるとともに、柄部7の先端が管
体1の後端に当接されると、棒5はそれ以上子宮
側に移動できなくなる(すなわち、本実施例で
は、ピン16および柄部7がストツパとしての機
能をも果す)。この第6図cの状態における細胞
採取部6と管体1との位置関係は、前記実施例の
場合の柄部7の先端が管体1の後端に当接した状
態(第2図cの状態)における細胞採取部6と管
体1との位置関係と同様になる。
そして、前記第6図cの状態になつたならば、
棒5を適当な距離だけ引き戻し、続いて棒5を再
び第6図cの状態にまで押し込み、次にまた棒5
を引き戻すという往復動作を適当回数繰り返す。
これにより前記実施例の場合と同様にして子宮内
膜14の細胞の一部が剥離して、細胞採取部6に
付着する。
次に、まず第6図dのように、管体1は以前の
状態に保持したまま、棒5を、ピン16が切り割
り15から抜け出るまで引き戻す。続いて、管体
1と棒5との相互関係は前記第6図dと同じ状態
に保持したまま、管体1および棒5を体外に抜き
出し、しかる後に細胞採取部6を管体1から露出
させれば、前記実施例の場合と同様にして子宮内
膜14の細胞を、頚部3の細胞を混入させる虞な
しに、採取することができる。
以上のように本考案によれば、子宮内膜の細胞
を極めて容易、安全かつ確実に、しかも頚部の細
胞を混入させることなく、また、子宮各部および
腟等を傷つけることなく、採取することができる
という優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による子宮内膜採取器の一実施
例を示す側面図、第2図は同実施例による細胞採
取作業の各過程を示す図、第3図は本考案の他の
実施例を示す側面図、第4図は第3図の−線
における断面図、第5図は第3図の−線にお
ける断面図、第6図は前記他の実施例による細胞
採取作業の各過程を示す図である。 1……管体、2……外子宮口当接部、3……子
宮頚部、4……外子宮口、5……棒、6……細胞
採取部、7……柄部、12……内子宮口、14…
…子宮内膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも先端側が可撓性を有する管体と、こ
    の管体の中間部に設けられた、外子宮口を通過不
    可能な大きさを有する外子宮口当接部と、少なく
    とも先端側が可撓性を有し、前記管体内を移動可
    能に貫通する棒と、この棒の先端付近に設けられ
    た、子宮内膜に接触されることによつて該子宮内
    膜の細胞を付着される細胞採取部と、前記棒の先
    端が前記管体の先端から突出できる最大長さを、
    内子宮口から子宮底までの距離に対応する長さに
    規制するストツパとを有してなり、前記管体のう
    ちの前記外子宮口当接部より先端側の部分は、子
    宮頚部内に挿入可能な太さと子宮頚部の全長に対
    応する長さとを有することを特徴とする子宮内膜
    細胞採取器。
JP17552681U 1981-11-27 1981-11-27 子宮内膜細胞採取器 Granted JPS5880208U (ja)

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JP17552681U JPS5880208U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 子宮内膜細胞採取器

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JP17552681U JPS5880208U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 子宮内膜細胞採取器

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Publication Number Publication Date
JPS5880208U JPS5880208U (ja) 1983-05-31
JPH0232251Y2 true JPH0232251Y2 (ja) 1990-09-03

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JP17552681U Granted JPS5880208U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 子宮内膜細胞採取器

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61280851A (ja) * 1985-04-20 1986-12-11 アンネ株式会社 細胞採取器具
JP7180846B2 (ja) * 2018-10-24 2022-11-30 大成化工株式会社 自己採取検査具

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JPS5413292B2 (ja) * 1974-04-05 1979-05-30
JPS5419583B2 (ja) * 1972-09-20 1979-07-16

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