JP2954032B2 - スライド式ドアのブレーキ装置 - Google Patents

スライド式ドアのブレーキ装置

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JP2954032B2 JP22622396A JP22622396A JP2954032B2 JP 2954032 B2 JP2954032 B2 JP 2954032B2 JP 22622396 A JP22622396 A JP 22622396A JP 22622396 A JP22622396 A JP 22622396A JP 2954032 B2 JP2954032 B2 JP 2954032B2
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライド式ドアに
おいて、例えば手動にて開放したドアが自動的に閉動す
る際の衝撃を緩和するためのブレーキ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ブレーキ装置としては例え
ば図5および図6に示すように構成されたものが知られ
ている。以下、図面に基づき説明すると、1は閉塞位置
Aと開放位置Bとの間でスライド自在なドアであり、出
入口の上部に配設されたレール2に沿って転動自在な一
対の車輪ユニット3a,3bにて吊り下げ支持されてい
る。
【0003】レール2のドア閉塞側端部には、ドア1を
閉塞位置Aに向けて付勢するためのワイヤ巻取手段4が
配設され、このワイヤ巻取手段4から引き出されたワイ
ヤ5の先端がドア1の閉塞端側に位置する車輪ユニット
3aの固定具6で結合されている。
【0004】レール2のドア開放側端部には、戸当たり
ゴム7とストッパーばね8からなるストップ装置9が取
り付けられている。戸当たりゴム7はレール2の開放側
端部の上部に設けられた取付金具10の側面にねじ11によ
って取り付けられ、ドア1の開放時の衝撃を吸収してい
る。ストッパーばね8は開放端側に位置する車輪ユニッ
ト3bの開放端側側面上部に水平に突出して取り付けら
れ、前記取付金具10の上部に設けられた係止輪12に係合
し、ドア1を開放した際にドア1の開放状態を保持す
る。
【0005】13は開放したドア1が自動的に閉動する際
の衝撃を緩和するためのブレーキ装置であって、レール
2に取り付けられた長尺なシリンダ14と、このシリンダ
14内に嵌め込まれ先端に係合部15を有して後端にピスト
ン16を備えた軸体17と、シリンダ14の後端に設けられた
通気制御部18と、ドア1の開放端側に位置する車輪ユニ
ット3bの上部にねじ19によって固定された連結手段20
とから構成されている。
【0006】前記シリンダ14はレール2におけるドア1
の閉塞位置の上方位置に一対の取付ブラケット21を介し
て取り付けられている。このシリンダ14内には軸体17が
嵌め込まれているが、この軸体17は軽量で強度のある金
属パイプにて構成され、その先端にテーパ状の係合部15
を係合部材22により固着している。軸体17の後端部外周
にはピストン16が外嵌してシリンダ14内に摺動自在に嵌
合している。このピストン16はその外周にシール性の良
い合成樹脂筒体23が嵌合し、離脱防止リング24で固定さ
れている。25は軸体17の後端内面に嵌め込まれたパイプ
蓋である。
【0007】シリンダ14の開放側端部には軸体17の挿入
を許す筒状の端部材26が固着され、閉塞側端部には通気
制御部18が固着されている。通気制御部18にはシリンダ
14内のエアーが外部へ流出する際の流量を調整可能に規
制する排出エアー規制機構と、シリンダ14内に流入する
エアーを抵抗なく流通させる流通路および逆止弁機構が
設けられている。
【0008】前記連結手段20は先端側内部にテーパ孔
が、中央部から後端部にかけて挿着孔が形成され、この
挿着孔に複数の弾性変形可能に合成樹脂により作られた
爪片27からなる係止部28が挿着されている。このため、
軸体17の先端の係合部15が係止部28の内部に圧入される
と爪片27に弾性的に係合し、軸体17の係合部15を係止す
るように構成されている。
【0009】以上の構成によると、手動にて開かれたド
ア1はワイヤ巻取手段4にて閉塞方向に付勢されて自動
的に閉塞位置に向かって加速されながらスライドする。
そして、ドア1が閉塞位置に近づくと、開放側に伸びき
っている軸体17は、その先端の係合部15が連結手段20内
に挿入し、爪片27に軸体17の係合部15が係合する。その
後、ドア1のスライドに伴ってシリンダ14内でピストン
16が閉塞方向に移動する。その際、ピストン16が移動す
るにはシリンダ14内のエアーを外部へ流出する必要があ
るが、シリンダ14からのエアーの流出量が通気制御部18
にて抑制されているためにドア1は確実に制動されて静
かに閉じる。また、ドア1の移動速度が小さくなると、
シリンダ14からエアーが流出されるのに殆ど抵抗がない
ため、ドア1が開きっぱなしになるようなこともない。
【0010】なお、ドア1を手動で開くときには、軸体
17の係合部15と連結手段20とが係合しているので、ドア
1の移動に伴って軸体17もシリンダ14内を開放端側に向
かって移動する。その際、シリンダ14の通気制御部18で
シリンダ14内へのエアーの流入が抵抗なく許されるの
で、ピストン16の移動は抵抗なく行なわれる。その移動
端でピストン16が端部材26に衝突し、係合部15と連結手
段20との係合が外れて軸体17は伸びきるが、ドア1はワ
イヤ巻取手段4の付勢力以外に殆ど抵抗を受けることな
く開放される。開放端に近づくと、開放端側に位置する
車輪ユニット3bが戸当たりゴム7に追突し、ドア1の
開放時の衝撃を吸収する。それと同時にストッパーばね
8が係止輪12を乗り越し、ドア1が開放状態を維持す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ブレー
キ装置13の係合部15と連結手段20とは、ドア1の開動時
はドア1の移動途中で切り離され、またドア1の閉動時
はドア1の閉動途中から係合して、ブレーキ装置13を制
動させるものであるが、係合部15を掴むために連結手段
20の挿着孔に設けられている係止部28は弾性変形可能に
合成樹脂により作られた爪片27からなり、長期の使用に
おいて爪片27の弾性特性が劣化し、ドア1の開動時のド
ア1の移動途中まで係合部15と爪片27が係合状態を保持
することが困難となり、ドア1の開動時の始めの段階で
係合部15と爪片27との係合が外れてしまい、その結果軸
体17をシリンダ14から充分な長さまで引っ張り出すこと
ができず、充分な制動効果が得られないという問題があ
った。
【0012】本発明はこのような課題を解決するもの
で、長期間使用しても安定した状態で機能するスライド
式ドアのブレーキ装置を提供することを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、閉塞位置と開放位置との間でスライド自在
で付勢手段により閉塞方向に付勢されたスライド式ドア
において、ドアが付勢手段により閉塞方向に移動する際
に制動力を付与するブレーキ装置であって、ドアのスラ
イド方向に沿って設けられたシリンダと、このシリンダ
内に嵌め込まれ先端に係合部を有して後端にピストンを
備えた軸体と、シリンダの後端に設けられシリンダ内の
エアの流入、排出を制御する通気制御部と、前記軸体の
先端の係合部に周囲複数箇所で係脱するローラーからな
る係止手段を備えた連結手段とからなり、前記係止手段
のローラーは連結手段本体部に形成された凹部内に一端
が枢支された支持部材の他端側に連結手段本体部の挿着
孔内面に突出するように枢支されるとともに前記支持部
材を介してばねにより前記軸体の先端の係合部に係合す
る方向に付勢されており、前記支持部材には前記凹部の
内底面に当接する弾性体を設けたことを要旨とするもの
である。
【0014】この構成により、ブレーキ装置の軸体の先
端の係合部に係脱する係止手段のローラーはローラーを
枢支する支持部材を介してばねにより軸体の先端の係合
部に係合する方向に付勢されているので、前記従来の弾
性変形可能に合成樹脂により作られた爪片を備えた係止
部のような爪片の弾性特性の劣化という問題もなく、長
期の使用において安定した状態で機能するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面(図1〜図4)に基づいて説明する。なお、
図面では本実施の形態の要部を示しており、図中、前記
従来例と同一符号は同一部材を示し、その詳細説明は省
略する。
【0016】連結手段20に先端側内部にテーパ孔が、中
央部から後端部にかけて挿着孔が形成されている点につ
いては前記従来の技術と同様であり、従来の技術と異な
るところは、前記挿着孔に軸体17の先端の係合部15に係
合する係止手段として、連結手段本体部29の外面に形成
された凹部30内に挿入され一端が軸31により凹部30内で
枢支された支持部材32の他端側に連結手段本体部29の挿
着孔の内面に突出するローラー33を軸34でもって枢支し
た点である。さらに詳しくは、前記ローラー33を連結手
段本体部29の挿着孔の内面より突出させるために、前記
支持部材32の他端側における凹部30の位置に凹部30と連
結手段本体部29の挿着孔の内面とを連通する孔部35が形
成され、前記凹部30を閉じる蓋体36と支持部材32との間
に介在させたばね37の付勢力によりローラー33が連結手
段本体部29の挿着孔の内面より突出するように構成され
ている。なお、ばね37の一端は支持部材32に形成された
凹部38に嵌入し、ばね37の他端は蓋体36の内面に突設し
た位置決め用ピン39に支持されて蓋体36の内面で押さえ
られている。さらに、前記支持部材32の軸31は前記凹部
30内の軸嵌入用凹部40に嵌入し、蓋体36の内面に突設し
た押さえ用ピン41により凹部40からの抜け止めがなされ
ている。42は前記支持部材32に設けたゴムなどの弾性体
で、前記凹部30の内底部に当接して前記ばね37によるロ
ーラー33の前記孔部35からの突出量を調整している。43
は連結手段20の他端側を閉じる蓋体で、この蓋体43の内
面には前記テーパ孔から挿着孔に挿入された軸体17の先
端を受け止めるクッション材44が装着されている。
【0017】以上述べた前記軸体17の先端の係合部15に
対する係止手段は、挿着孔の内周方向に適当間隔おきに
3箇所設けられ、3箇所のローラー33に対して軸体17の
先端の係合部15が係脱するようになっている。
【0018】そして、本実施の形態の係止手段のローラ
ー33は蓋体36と支持部材32との間に介在させたばね37に
より軸体17の先端の係合部15に係合する方向に付勢され
ているので、前記従来の弾性変形可能に合成樹脂により
作られた爪片を備えた係止部のような爪片の弾性特性の
劣化という問題もなく、長期の使用において安定した状
態で機能するものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブレーキ
装置の軸体の先端の係合部に係脱する係止手段のローラ
ーはローラーを枢支する支持部材を介してばねにより軸
体の先端の係合部に係合する方向に付勢されているの
で、前記従来の弾性変形可能に合成樹脂により作られた
爪片を備えた係止部のような爪片の弾性特性の劣化とい
う問題もなく、長期の使用において安定した状態で機能
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるスライド式ドア
のブレーキ装置取付部の概略正面図である。
【図2】同連結手段の要部分解斜視図である。
【図3】同連結手段の断面側面図である。
【図4】同連結手段の断面正面図である。
【図5】従来例におけるスライド式ドアのブレーキ装置
取付部の概略正面図である。
【図6】同ブレーキ装置のシリンダおよび軸体の断面図
である。
【符号の説明】
1 ドア 2 レール 3a,3b 車輪ユニット 13 ブレーキ装置 14 シリンダ 15 係合部 17 軸体 18 通気制御部 20 連結手段 29 連結手段本体部 30 凹部 31 軸 32 支持部材 33 ローラー 34 軸 35 孔部 36 蓋体 37 ばね 38 凹部 39 位置決め用ピン 40 凹部 41 押さえ用ピン 42 弾性体 43 蓋体 44 クッション材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉塞位置と開放位置との間でスライド自
    在で付勢手段により閉塞方向に付勢されたスライド式ド
    アにおいて、ドアが付勢手段により閉塞方向に移動する
    際に制動力を付与するブレーキ装置であって、ドアのス
    ライド方向に沿って設けられたシリンダと、このシリン
    ダ内に嵌め込まれ先端に係合部を有して後端にピストン
    を備えた軸体と、シリンダの後端に設けられシリンダ内
    のエアの流入、排出を制御する通気制御部と、前記軸体
    の先端の係合部に周囲複数箇所で係脱するローラーから
    なる係止手段を備えた連結手段とからなり、前記係止手
    段のローラーは連結手段本体部に形成された凹部内に一
    端が枢支された支持部材の他端側に連結手段本体部の挿
    着孔内面に突出するように枢支されるとともに前記支持
    部材を介してばねにより前記軸体の先端の係合部に係合
    する方向に付勢されており、前記支持部材には前記凹部
    の内底面に当接する弾性体を設けたことを特徴とするス
    ライド式ドアのブレーキ装置。
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