JP2953767B2 - カラー印刷品質検査装置 - Google Patents
カラー印刷品質検査装置Info
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- JP2953767B2 JP2953767B2 JP2245744A JP24574490A JP2953767B2 JP 2953767 B2 JP2953767 B2 JP 2953767B2 JP 2245744 A JP2245744 A JP 2245744A JP 24574490 A JP24574490 A JP 24574490A JP 2953767 B2 JP2953767 B2 JP 2953767B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新聞印刷及び商業印刷の分野に於いて、印
刷画像をファクシミリ信号として取扱い、カラー印刷を
行う分野に適用されるカラー印刷品質検査装置に関す
る。
刷画像をファクシミリ信号として取扱い、カラー印刷を
行う分野に適用されるカラー印刷品質検査装置に関す
る。
本発明に於けるファクシミリ信号とは、第6図に示す
ように、画像を走査し得られる画像信号はもとより、そ
れ以外の画像信号を表現する全ての画像情報電気信号の
意である。
ように、画像を走査し得られる画像信号はもとより、そ
れ以外の画像信号を表現する全ての画像情報電気信号の
意である。
従来の技術 従来、印刷の画像品質管理は、印刷機によって印刷さ
れる紙面の状況を目視にて監視しながら、インク供給量
を人為的に調整する方法が主流であった。
れる紙面の状況を目視にて監視しながら、インク供給量
を人為的に調整する方法が主流であった。
また、検査方法としては、印刷機で印刷された直後の
紙面を光学的な読取検出器で読み取り、インク付着量を
検出する機能を付加し、インク供給量を人為的に調整し
て適正供給量を設定後、前記検出器での読み取り効果を
基準値として記憶し、該基準値を中心として、以後印刷
した紙面の品質が許容範囲を逸脱した場合には警報信号
を発し、運用者に注意を促す方法が知られていた。
紙面を光学的な読取検出器で読み取り、インク付着量を
検出する機能を付加し、インク供給量を人為的に調整し
て適正供給量を設定後、前記検出器での読み取り効果を
基準値として記憶し、該基準値を中心として、以後印刷
した紙面の品質が許容範囲を逸脱した場合には警報信号
を発し、運用者に注意を促す方法が知られていた。
第5図に、従来利用されている印刷品質検査の一例に
ついて示し説明する。
ついて示し説明する。
印刷機7により印刷された印刷物8を、目視しながら
印刷機7のインク供給量を調整し、適正な画像品質にな
った時に読取検出器101により印刷物8の紙面を読み取
り濃度情報vを得る。得られた濃度情報vは演算部102
にてインク付着量wに変換され基準値xとして記憶部10
3に登録される。この後、基準値xと、前記の読取検出
器101にて読み取られた演算部102にて変換されたインク
付着量wが比較部104に於いて逐次比較演算され、比較
部104で予め設定されている許容範囲を逸脱した場合に
該当する印刷物は不良品と判断され、不良判定信号yを
出力する。
印刷機7のインク供給量を調整し、適正な画像品質にな
った時に読取検出器101により印刷物8の紙面を読み取
り濃度情報vを得る。得られた濃度情報vは演算部102
にてインク付着量wに変換され基準値xとして記憶部10
3に登録される。この後、基準値xと、前記の読取検出
器101にて読み取られた演算部102にて変換されたインク
付着量wが比較部104に於いて逐次比較演算され、比較
部104で予め設定されている許容範囲を逸脱した場合に
該当する印刷物は不良品と判断され、不良判定信号yを
出力する。
この不良判定信号yにより、ブザー等の警報信号を発
して通知し、人為的に印刷の停止や、インク供給量の再
設定を行っていた。
して通知し、人為的に印刷の停止や、インク供給量の再
設定を行っていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の方法での印刷品質検査は、適当
な印刷に調整するまでの損紙や、時間的なロス、最適印
刷状態に設定するのに熟練した人の経験と勘に頼る必要
があった。
な印刷に調整するまでの損紙や、時間的なロス、最適印
刷状態に設定するのに熟練した人の経験と勘に頼る必要
があった。
また、印刷中に於いても、品質維持のために刷り上が
りの状況を常に監視し不良が出ないようにインク供給量
を人為的に調整する必要があった。
りの状況を常に監視し不良が出ないようにインク供給量
を人為的に調整する必要があった。
本発明は従来の上記実情に鑑みてなされたものであ
り、従って本発明の目的は、従来の技術に内在する上記
諸課題を解決することを可能とした新規なカラー印刷品
質検査装置を提供することにある。
り、従って本発明の目的は、従来の技術に内在する上記
諸課題を解決することを可能とした新規なカラー印刷品
質検査装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成する為に、本発明に係るカラー印刷品
質検査装置は、従来、ファクシミリ信号により版下プロ
ッタで版下としてフィルムに記録し、その版下から印刷
用版を作成し、印刷は該作成された印刷用版を印刷機に
装着して行うという、完全に個々に独立した作業単位で
運用されていたのに対し、この行程を統括し、各色のフ
ァクシミリ信号を版下プロッタで版下に記録を行うと同
時に、受信した各色のインク付着量の基準値を算出する
回路を設け、印刷物紙面に付着する各色のインク量の適
正値を指示し、また、設定した各色のインク供給値によ
り、印刷機により印刷された印刷物のインク量を色別に
検出する検出読取部を備え、その検出結果の値と前記適
正値とを比較して印刷物の品質の判定をし、許容範囲を
逸脱した場合には不良判定信号により警報を発し、運用
者に警告すると共に、不良品の選別を行うことを特徴と
している。また、はなはだしく品質が悪い場合には、運
用の停止を行う。許容範囲内で測定結果が適正でない場
合には、検出読取部からの読取信号によりインク供給量
を調整し、測定結果が適正になるよう自動調整を行う。
質検査装置は、従来、ファクシミリ信号により版下プロ
ッタで版下としてフィルムに記録し、その版下から印刷
用版を作成し、印刷は該作成された印刷用版を印刷機に
装着して行うという、完全に個々に独立した作業単位で
運用されていたのに対し、この行程を統括し、各色のフ
ァクシミリ信号を版下プロッタで版下に記録を行うと同
時に、受信した各色のインク付着量の基準値を算出する
回路を設け、印刷物紙面に付着する各色のインク量の適
正値を指示し、また、設定した各色のインク供給値によ
り、印刷機により印刷された印刷物のインク量を色別に
検出する検出読取部を備え、その検出結果の値と前記適
正値とを比較して印刷物の品質の判定をし、許容範囲を
逸脱した場合には不良判定信号により警報を発し、運用
者に警告すると共に、不良品の選別を行うことを特徴と
している。また、はなはだしく品質が悪い場合には、運
用の停止を行う。許容範囲内で測定結果が適正でない場
合には、検出読取部からの読取信号によりインク供給量
を調整し、測定結果が適正になるよう自動調整を行う。
実施例 次に本発明をその好ましい一実施例について図面を参
照して具体的に説明する。
照して具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
る。
本発明の一実施例においては、インクの色は4色とし
て説明する。第1図、第2図、第3図中の×4の表示は
各色別信号として4信号がある事を示す。
て説明する。第1図、第2図、第3図中の×4の表示は
各色別信号として4信号がある事を示す。
第1図を参照するに、印刷物8を作成する場合には、
現在では原稿の情報を電気的情報として扱い処理をする
のが一般的である。その電気的情報であるファクシミリ
信号aを得るには、原稿を読取装置(スキャナ)1で走
査するか、コンピュータ2により編集した画像情報をフ
ァクシミリ信号aとして出力することが考えられる。
現在では原稿の情報を電気的情報として扱い処理をする
のが一般的である。その電気的情報であるファクシミリ
信号aを得るには、原稿を読取装置(スキャナ)1で走
査するか、コンピュータ2により編集した画像情報をフ
ァクシミリ信号aとして出力することが考えられる。
カラー印刷の場合には、作成されるファクシミリ信号
aは、各色ごとに面順次で扱われる(最も基本的なカラ
ー信号としては、赤、緑、青の3原色と黒(墨)の4色
である)。
aは、各色ごとに面順次で扱われる(最も基本的なカラ
ー信号としては、赤、緑、青の3原色と黒(墨)の4色
である)。
印刷行程では、この各色のファクシミリ信号a(赤、
緑、青、黒に対してa1、a2、a3、a4とする)を、版下プ
ロッタ3により写真フィルム等の媒体に可視画像として
順次各色毎に記録し、版下4を4枚作成し、この版下4
から製版機5により各色色の印刷用版6を作成し、印刷
機7にて各色のインクを使用して同一紙面上に重ね印刷
を行い印刷物8を作っている。
緑、青、黒に対してa1、a2、a3、a4とする)を、版下プ
ロッタ3により写真フィルム等の媒体に可視画像として
順次各色毎に記録し、版下4を4枚作成し、この版下4
から製版機5により各色色の印刷用版6を作成し、印刷
機7にて各色のインクを使用して同一紙面上に重ね印刷
を行い印刷物8を作っている。
本発明では、該版下プロッタ3へのファクシミリ信号
aを画像信号受信部9で同時に受信し、この信号から記
憶部10で各色ごとの紙面に付着するインク面積率(以下
インク面積率信号a′(a′1〜a′4))を求めて記
憶し、以下の制御を行っている。
aを画像信号受信部9で同時に受信し、この信号から記
憶部10で各色ごとの紙面に付着するインク面積率(以下
インク面積率信号a′(a′1〜a′4))を求めて記
憶し、以下の制御を行っている。
ファクシミリ信号は、第6図に示すように、画面のイ
ンクを付着する、しないを1ビット単位の画素で表して
いる。上述のインク面積率は以下の式(1)で表され
る。
ンクを付着する、しないを1ビット単位の画素で表して
いる。上述のインク面積率は以下の式(1)で表され
る。
ここで、mはX方向画素数、nはY方向画素数、Lは
画面内インク付着(黒)画素総数 尚、第1図中における記憶部10、変換部11、読取検出
部12、演算部13、比較部14、インク制御部16は、使用さ
れるインクの色に対応した数(本実施例では4色である
から4個)だけ設けられている。
画面内インク付着(黒)画素総数 尚、第1図中における記憶部10、変換部11、読取検出
部12、演算部13、比較部14、インク制御部16は、使用さ
れるインクの色に対応した数(本実施例では4色である
から4個)だけ設けられている。
以上のようにして求められたインク面積率信号a′
は、インク供給量の適正値として各色のインク制御部16
に与えられ、インク供給量の初期値として印刷機7のイ
ンク供給部17で各色のインク供給量を制御する。
は、インク供給量の適正値として各色のインク制御部16
に与えられ、インク供給量の初期値として印刷機7のイ
ンク供給部17で各色のインク供給量を制御する。
一方、変換部11で記憶部10からのインク面積率信号
a′は、印刷物8の紙面に載る各色のインク量の適正を
比較判断するための基準データ(以下、基準データ)b
(b1〜b4)に変換されて比較部14に供給される。変換部
11は例えば乗算器によって構成される。
a′は、印刷物8の紙面に載る各色のインク量の適正を
比較判断するための基準データ(以下、基準データ)b
(b1〜b4)に変換されて比較部14に供給される。変換部
11は例えば乗算器によって構成される。
基準データは一般に下記式(2)で示される線形式で
変換される。
変換される。
Ab=Kb×A′+I ……(2) Ab :基準データb値 A′:インク面積率信号a′値 Kb :係数 I :バイアス値 以上の初期設定の完了次第、4色の印刷用版6を印刷
機7に装着し、印刷紙に順次重ね刷りを行う。印刷開始
より、読取検出部12はその印刷物8に載ったインク量を
光学的に色分解して読み取り読取信号c(赤、緑、青、
黒に対応してc1、c2、c3、c4)として出力する。読取信
号cは、インクの付着面積のみでなくインクの濃淡をも
含む情報である。
機7に装着し、印刷紙に順次重ね刷りを行う。印刷開始
より、読取検出部12はその印刷物8に載ったインク量を
光学的に色分解して読み取り読取信号c(赤、緑、青、
黒に対応してc1、c2、c3、c4)として出力する。読取信
号cは、インクの付着面積のみでなくインクの濃淡をも
含む情報である。
この読取信号cを各色ごとに演算部13において一紙面
分累積平均し、紙面に載っている各色のインク量の面積
比率を算出(以下、刷上インク量データd(d1〜d4))
して順次比較部14へ送り込む。
分累積平均し、紙面に載っている各色のインク量の面積
比率を算出(以下、刷上インク量データd(d1〜d4))
して順次比較部14へ送り込む。
刷上インク量は、第6図に示す各画素がそれぞれ濃淡
値Dn(Dmin≦Dn≦Dmax)の値を持っていて以下の式
(3)で計算される値と考えればよい。
値Dn(Dmin≦Dn≦Dmax)の値を持っていて以下の式
(3)で計算される値と考えればよい。
比較部14では、前記基準データbと刷上インク量デー
タdとの差を取り各色の差分データe(e1〜e4)を得
る。
タdとの差を取り各色の差分データe(e1〜e4)を得
る。
差分データe値=基準データb値−刷上インク量データd値 ……(4) この差分データeにより、インク制御部16において各
色のインク設定量信号gを制御し、印刷機7の各色のイ
ンク供給部17でインク供給量を設定、適正な印刷物8を
得る。
色のインク設定量信号gを制御し、印刷機7の各色のイ
ンク供給部17でインク供給量を設定、適正な印刷物8を
得る。
この制御は、刷上インク量が多い場合には差分データ
eが負となり、インク供給量を減少させるように制御さ
れ、刷上インク量が少ない場合には差分データeが正と
なり、インク供給量を増加させるような自動制御がされ
る。
eが負となり、インク供給量を減少させるように制御さ
れ、刷上インク量が少ない場合には差分データeが正と
なり、インク供給量を増加させるような自動制御がされ
る。
また、一方、前記各色の差分データeの全てが、許容
範囲内(印刷物8が良品として許される範囲)にあれば
良品、一つでも許容範囲外であれば不良品である旨通知
する良否判定信号fを出力すると共に、どの色のインク
が不良かを通知する。
範囲内(印刷物8が良品として許される範囲)にあれば
良品、一つでも許容範囲外であれば不良品である旨通知
する良否判定信号fを出力すると共に、どの色のインク
が不良かを通知する。
この判定信号により警報を発し、運用者に警告すると
共に、印刷自動振り分け機15による不良品の選別及び印
刷機7の停止を行う。この検出される不良品としては、
インク量の不良は勿論のこと、印刷行程に於ける汚れ、
こすれ、印刷紙の破れ等あらゆる原因による不良が挙げ
られる。
共に、印刷自動振り分け機15による不良品の選別及び印
刷機7の停止を行う。この検出される不良品としては、
インク量の不良は勿論のこと、印刷行程に於ける汚れ、
こすれ、印刷紙の破れ等あらゆる原因による不良が挙げ
られる。
一般に、印刷機7のインク供給部17は各色毎に第4図
に示すように、印刷紙面30をスリット状にカラム分割
〜するインクノズル31〜38によりインク供給をするの
で、前述のインク量制御及び良否判定はカラム単位で行
うのが効率的である。
に示すように、印刷紙面30をスリット状にカラム分割
〜するインクノズル31〜38によりインク供給をするの
で、前述のインク量制御及び良否判定はカラム単位で行
うのが効率的である。
また、不良を判定する画面の分割は、上記以外にも画
面を細かくブロック状に分割する方法、前記画素ごとに
比較する方法等もある。
面を細かくブロック状に分割する方法、前記画素ごとに
比較する方法等もある。
以上は本発明の一実施例の説明であるが、読取検出部
12、比較部14及びインク制御部16の詳細を以下に説明す
る。
12、比較部14及びインク制御部16の詳細を以下に説明す
る。
第2図に比較部14の詳細なブロック構成図を示す。
第2図を参照するに、比較部14に入力される各色の基
準データbと各色の刷上インク量データdは、差分演算
部18によって前記説明のように各色毎に引き算され差分
データeを出力する。
準データbと各色の刷上インク量データdは、差分演算
部18によって前記説明のように各色毎に引き算され差分
データeを出力する。
一方、差分データeは判定部20において許容範囲発生
部19で発生する、各色の許容範囲信号h(h1〜h4)と各
色毎に比較され、色別良否判定信号f′(f′1〜f′
4)が出力され、総和部20′において色別良否判定信号
f′の論理和がとられ、良否判定信号fを出力する。
部19で発生する、各色の許容範囲信号h(h1〜h4)と各
色毎に比較され、色別良否判定信号f′(f′1〜f′
4)が出力され、総和部20′において色別良否判定信号
f′の論理和がとられ、良否判定信号fを出力する。
判定式を以下の(5)に示す。
第3図にインク制御部16の詳細なブロック構成を示
す。
す。
第3図を参照するに、インク制御部16は、印刷を開始
する以前に、各色のインク面積率信号a′からインク供
給量の初期値として印刷機7のインク供給部17に指示を
する各色のインク初期値ax(ax1〜ax4)をインク変換部
21にて求める。
する以前に、各色のインク面積率信号a′からインク供
給量の初期値として印刷機7のインク供給部17に指示を
する各色のインク初期値ax(ax1〜ax4)をインク変換部
21にて求める。
インク初期値axは一般的に以下の線形式(6)にて求
められる。
められる。
Ax=Ki×A′+I ……(6) Ax :インク初期値ax値 A′:インク面積率信号a′値 Ki :係数 I :バイアス値 以上の設定後に印刷を開始すると、前述のように帰還
制御部22に各色の差分データeが比較部14より入力さ
れ、各色のインク供給量設定信号g(g1〜g4)が制御さ
れてインク供給量を自動制御する。
制御部22に各色の差分データeが比較部14より入力さ
れ、各色のインク供給量設定信号g(g1〜g4)が制御さ
れてインク供給量を自動制御する。
制御式を、以下の(7)に示す。
Ag=(Kg×E)×Ax ……(7) Ag:インク供給量設定信号g値 Kg:ゲイン係数 E :差分データe値 Ax:インク初期値ax 第7図に読み取検出部12の詳細なブロック構成を示
す。
す。
第7図を参照するに、カラー印刷物を読み取る読取検
出部12は、印刷物の各色のインク量を読み取るために、
赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタもしくはプリ
ズムにより色分解し、各色の情報SR、SG、SBを読取
部50〜53において得ている。
出部12は、印刷物の各色のインク量を読み取るために、
赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタもしくはプリ
ズムにより色分解し、各色の情報SR、SG、SBを読取
部50〜53において得ている。
しかしながら、文字及び黒の再現性を向上するために
加えられる黒インク(墨)は全色を吸収するインクであ
るために、各SR、SG、SB信号に全て含まれてしま
う。そのため、この各信号の共通成分として存在する墨
信号C4を墨信号演算部53において検出して墨読取信号C4
として出力すると共に、各SR、SG、SBの信号より墨
減算部54〜56において墨信号を減算し、各色の読取信号
C1〜C3を得ている。このような演算をする事により、各
インクの量を算出する。
加えられる黒インク(墨)は全色を吸収するインクであ
るために、各SR、SG、SB信号に全て含まれてしま
う。そのため、この各信号の共通成分として存在する墨
信号C4を墨信号演算部53において検出して墨読取信号C4
として出力すると共に、各SR、SG、SBの信号より墨
減算部54〜56において墨信号を減算し、各色の読取信号
C1〜C3を得ている。このような演算をする事により、各
インクの量を算出する。
なお、本発明は、印刷物の検査であるが、本発明と同
様にファクシミリ信号から得られるインク面積率信号
と、印刷用版下及び版の画像情報を読み取る事ができる
読取部により得られる信号を比較する事により、印刷用
版下、及び印刷版を検査する事も可能である。
様にファクシミリ信号から得られるインク面積率信号
と、印刷用版下及び版の画像情報を読み取る事ができる
読取部により得られる信号を比較する事により、印刷用
版下、及び印刷版を検査する事も可能である。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、前述した版下
及び版を作成するための元情報であるファクシミリ信号
(画像信号)を直接受信する事により、カラー印刷物を
印刷するための各色のインク量の初期値と、良否判定及
びインク量を制御するための基準データとしての最も正
確な情報を印刷を開始する以前に得られるために、印刷
以前にインク量を設定でき損紙を削減することができ
る。
及び版を作成するための元情報であるファクシミリ信号
(画像信号)を直接受信する事により、カラー印刷物を
印刷するための各色のインク量の初期値と、良否判定及
びインク量を制御するための基準データとしての最も正
確な情報を印刷を開始する以前に得られるために、印刷
以前にインク量を設定でき損紙を削減することができ
る。
また本発明によれば、精度の高い基準データとの比較
制御により刷り上がりインク量が安定し、品質の高いカ
ラー印刷物ができる。
制御により刷り上がりインク量が安定し、品質の高いカ
ラー印刷物ができる。
更にまた、精度の高い基準データにより精度の高い印
刷物の検査選別ができる。
刷物の検査選別ができる。
本発明によれば、また人間が介在することなく、イン
ク量の設定、自動調整、印刷物の検査選別ができるため
に、カラー印刷行程の無人化が可能となる。
ク量の設定、自動調整、印刷物の検査選別ができるため
に、カラー印刷行程の無人化が可能となる。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図、第2
図は比較部の詳細なブロック構成図、第3図はインク制
御部の詳細なブロック構成図、第4図は印刷面のカラム
分割を示す図、第5図は従来技術を説明するためのブロ
ック図、第6図はファクシミリ信号及び印刷画面の説明
図、第7図は読取検出部の詳細なブロック構成図であ
る。 1……読取装置(スキャナ)、2……コンピュータ、3
……版下プロッタ、4……版下、5……製版機、6……
印刷用版、7……印刷機、8……印刷物、9……画像信
号受信部、10……記憶部、11……変換部、12……読取検
出部、13……演算部、14……比較部、15……印刷自動振
り分け機、16……インク制御部、17……インク供給部、
18……差分演算部、19……許容範囲発生部、20……判定
部、20′……総和部、21……インク変換部、22……帰還
制御部、30……印刷紙面、31〜38……インクノズル、50
……赤色読取部、51……緑色読取部、52……青色読取
部、53……墨信号演算部、54……赤色墨減算部、55……
緑色墨減算部、56……青色墨減算部、101……読取検出
部、102……演算部、103……記憶部、104……比較部 a……ファクシミリ信号(画像信号)、b……基準デー
タ、c……読取信号、d……刷上インク量データ、e…
…差分データ、f……良否判定信号、g……インク量設
定信号、h……許容範囲信号、a′……画像信号(累積
値)、ax……インク初期値、SR……赤色信号、SG……
緑色信号、SB……青色信号、v……読取信号、w……
刷上インク量データ、x……比較基準データ、y……良
否判定信号、L……画面内インク付着(黒)画素総数、
m……X方向画素数、n……Y方向画素数、p……画素 〜……カラム 注1:画素とは、その画面を表すための最小単位のドット
を言う。 注2:第1図、第2図、第3図中の×4の表示は、各色別
信号として4信号ある事を示す。
図は比較部の詳細なブロック構成図、第3図はインク制
御部の詳細なブロック構成図、第4図は印刷面のカラム
分割を示す図、第5図は従来技術を説明するためのブロ
ック図、第6図はファクシミリ信号及び印刷画面の説明
図、第7図は読取検出部の詳細なブロック構成図であ
る。 1……読取装置(スキャナ)、2……コンピュータ、3
……版下プロッタ、4……版下、5……製版機、6……
印刷用版、7……印刷機、8……印刷物、9……画像信
号受信部、10……記憶部、11……変換部、12……読取検
出部、13……演算部、14……比較部、15……印刷自動振
り分け機、16……インク制御部、17……インク供給部、
18……差分演算部、19……許容範囲発生部、20……判定
部、20′……総和部、21……インク変換部、22……帰還
制御部、30……印刷紙面、31〜38……インクノズル、50
……赤色読取部、51……緑色読取部、52……青色読取
部、53……墨信号演算部、54……赤色墨減算部、55……
緑色墨減算部、56……青色墨減算部、101……読取検出
部、102……演算部、103……記憶部、104……比較部 a……ファクシミリ信号(画像信号)、b……基準デー
タ、c……読取信号、d……刷上インク量データ、e…
…差分データ、f……良否判定信号、g……インク量設
定信号、h……許容範囲信号、a′……画像信号(累積
値)、ax……インク初期値、SR……赤色信号、SG……
緑色信号、SB……青色信号、v……読取信号、w……
刷上インク量データ、x……比較基準データ、y……良
否判定信号、L……画面内インク付着(黒)画素総数、
m……X方向画素数、n……Y方向画素数、p……画素 〜……カラム 注1:画素とは、その画面を表すための最小単位のドット
を言う。 注2:第1図、第2図、第3図中の×4の表示は、各色別
信号として4信号ある事を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−98638(JP,A) 特開 昭63−297057(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 7/00 G06T 1/00 H04N 1/00
Claims (1)
- 【請求項1】ファクシミリ信号として扱われているカラ
ー印刷用画像信号を受信する受信部と、 該画像信号における各色のインク付着部分の比率を示す
インク面積率信号を各色のファクシミリ信号から算出し
て記憶する演算部を含む記憶部と、 印刷機により印刷された紙面の各色のインク付着量を3
原色に分解して読み取る光学系を有する読取検出部と、 該読取検出部から得られる読取信号より各インクの付着
量を算出する演算部と、 前記記憶部から出力される各色のインク面積率と前記演
算部から出力されるインク付着量検出結果とを入力しそ
れら各色の差分データを出力する差分演算手段と、各色
の許容範囲信号を発生する許容範囲発生手段と、該許容
範囲信号及び前記差分データを入力しそれらの信号に基
づいて各色の色別良否判定信号を出力する判定手段と、
該色別良否判定信号の論理和をとる総和手段とを含む比
較部と、 前記各色のインク面積率信号から各色のインク供給量の
初期値を求めるインク変換手段と、該各色のインク初期
値と前記各色のインク面積率と前記各色のインク付着量
検出結果との差分データを入力して各色のインク量設定
信号を出力する帰還制御手段とを含み、前記比較部の比
較結果をもとに印刷物の良否判定及び印刷機における各
色のインク供給量の制御をするための制御情報を出力す
る制御部と、 を有し、印刷品質の管理を自動的に行うことを特徴とし
たカラー印刷品質検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2245744A JP2953767B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | カラー印刷品質検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2245744A JP2953767B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | カラー印刷品質検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124778A JPH04124778A (ja) | 1992-04-24 |
JP2953767B2 true JP2953767B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17138155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2245744A Expired - Lifetime JP2953767B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | カラー印刷品質検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2953767B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5698638A (en) * | 1980-06-09 | 1981-08-08 | Dainippon Printing Co Ltd | Printed matter testing device |
JPS63297057A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-05 | Toshiba Corp | 印字装置 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP2245744A patent/JP2953767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124778A (ja) | 1992-04-24 |
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