JP2953645B2 - 中通し釣竿 - Google Patents

中通し釣竿

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JP2953645B2 JP8416594A JP8416594A JP2953645B2 JP 2953645 B2 JP2953645 B2 JP 2953645B2 JP 8416594 A JP8416594 A JP 8416594A JP 8416594 A JP8416594 A JP 8416594A JP 2953645 B2 JP2953645 B2 JP 2953645B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中通し釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】中通し釣竿は釣糸が竿に絡み難いこと等
の便利さの故、多用されるようになって来ている。その
場合、釣糸を滑らかに竿管内部に導入する工夫が必要で
ある。この例として実開昭49−50482号公報や実
開昭62−142271号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが釣糸の抵抗は
こうした竿管内部への入口のみで発生するのではなく、
竿管内部を挿通する際にも生じ、特に小径の穂先部を挿
通する際に大きな抵抗を生じ、抵抗の大部分はこの小径
の穂先部において生じる。このため穂先内部に、表面が
滑らかであり、耐摩耗性のある釣糸ガイドを設けること
が望ましいが、細径故にその取付けが困難であったり、
取付けができてもその後の掃除等のメインテナンスが困
難であったりする。
【0004】依って本発明は、釣糸抵抗を低減させると
共に、釣糸ガイドの取付けが容易で掃除等のメインテナ
ンスも容易な中通し釣竿の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、元竿の長さ程度の穂先部を複数の竿管に分割し、該
各分割竿管を互いに分解可能に連結し、これら分割した
各竿管の連結部に表面が滑らかで耐摩耗性のある釣糸ガ
イドを装着したことを特徴とする中通し釣竿を提供す
る。また、請求項2において、中竿の先部が先細状に形
成されて穂先竿との継合部を構成しており、前記穂先竿
の先側小径部内周に、竿の軸長方向に微小な凹凸である
と共に、密な凹凸条群を一体形成させ、凸部の表面が滑
らかな状態であることを特徴とする中通し釣竿を提供す
る。更に請求項3において、前記小径部内周に、セラミ
ックス系の繊維や金属系の繊維等の線材の螺旋状体によ
って凹凸が形成されている請求項2記載の中通し釣竿を
提供する。請求項4においては、前記小径部内周は、フ
ッ素樹脂被膜やシリコン樹脂被膜からなる撥水性のある
凹凸状に形成されている請求項2記載の中通し釣竿を提
供する。
【0006】
【作用】請求項1では、径の小さな穂先部を複数の竿管
に分割しているため、各竿管の連結部は作業する手で直
接に取り扱いでき、釣糸ガイドを装着する作業が容易で
あり、装着すれば穂先部内に複数の表面が滑らかで耐摩
耗性のある釣糸ガイドが設けられることになり、釣糸の
挿通抵抗が大きく低減し、また各竿管は分解可能に連結
されているため、掃除等のメインテナンスも容易とな
【0007】請求項2では、穂先竿の先側小径部内周に
微小で密な凹凸条群を一体化させることは、穂先竿の製
造時に一体化できるので内部への取付けは容易であり、
こうした微小な凹凸条では高さが低いため、小径部であ
っても内部に水を流す程度で洗えて掃除等も容易であ
る。また、凸部の表面が滑らかであるため、釣糸抵抗が
低減する。請求項3と4では、前記小径部内周に、セラ
ミックス系の繊維や金属系の繊維等の線材を使用するの
で、また、フッ素樹脂被膜やシリコン樹脂被膜からなる
撥水性のある凹凸状に形成でき、竿管成形後にセラミッ
クスガイドリングを配設できない程狭くても容易に形成
でき、撥水性被膜の場合には、撥水作用を有して糸抵抗
の低減ができ、掃除も容易となる。
【0008】
【実施例】 以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。
【0009】図1は本発明に係る中通し釣竿の全体図で
あり、竿本体は元竿10と中竿12と穂先竿14とから
構成された振出式の釣竿である。従って、穂先竿14は
元竿10や中竿12と同程度の長さを有し、中竿12内
に収容でき、該中竿12は元竿10内に収容して仕舞う
ことができる。元竿10の後部にはリール装着装置18
が設けられ、これにリール20が取り付けられている。
また、前部には釣糸導入ガイド22が設けられ、内部に
釣糸23が導入されている。参照番号11は竿尻部品で
ある。
【0010】上記穂先竿14はここでは4つに分割され
ており、後方から竿管24、竿管34、竿管44、竿管
54であり、先端の竿管54にはトップガイド16が取
り外し可能に螺着されている。これら4本の分割竿管は
図2に示すように互いに振出式に継ぎ合わされている。
その各分割竿管の後端には夫々、表面が滑らかで耐摩耗
性のあるセラミックス製のガイドリング24G,34
G,44G,54Gが取り付けられており、後端の竿管
24のガイドリング24Gは樹脂や金属等によって形成
された保持体25によって保持されて、取り外し可能に
螺着されている。これ以外のガイドリングはここでは固
定されているが着脱自在にしてもよい。
【0011】この継ぎ合わせは、図3に示すように連結
部材64を用いてインロー式に継ぎ合わせてもよい。即
ち、前後の分割竿管24,34の後端部と前端部の内部
に隙間なく挿入できるよう加工してある連結部材64を
挿入する。この連結部材64にはその前後の端部にセラ
ミックス製のガイドリング34G’と34G”とを固定
している。従って、連結部材64から前後の分割竿管3
4,24を抜き去って分解し、連結部材64の端部のガ
イドリングを掃除することや部品交換も容易である。
【0012】この他、分割竿管の連結は、並継にした
り、前後の竿管端部の外周と内周に設けた雄ねじと雌ね
じによってねじ止めにしたりすることができる。更に
は、穂先竿14と中竿12との連結や、中竿12と元竿
10との連結はこの例のように振出式の他、並継、逆並
継、インロー継等如何なる方式であってもよい。また、
穂先竿14の分割数は自由に選択でき、竿調子とのバラ
ンスや撓みのバランスにより分割数を設定する。
【0013】図2で示すように、後端位置の分割竿管2
4の後端に螺着させたガイドリング24Gは一個である
が、図4に示すように円筒状の支持体66の端部と内部
に複数のガイドリングGを配設し、この支持体66の後
部外周に設けた螺子66Sによって支持体66毎これら
複数のガイドリングGを分割竿管24の後端に螺着させ
ることもできる。また、他の分割竿管の後端に適用して
もよい。
【0014】図5は上記穂先竿14を収納することので
きる中竿12の断面図であり、後端にはセラミックス製
のガイドリング12Gを保持した樹脂や金属等の保持体
13を螺着させており、先部は先細状に形成されてお
り、継合部12Aを構成する。中間部には適当な間隔で
薄肉厚のガイドリングGが内部に向って突出固定されて
いる。然しながら、各ガイドリングGは薄肉厚であるた
め、穂先竿14は収納自在である。
【0015】図6は本発明に係る他の中通し釣竿の穂先
竿の縦断面図である。この穂先竿14は図1の元竿1
0、中竿12と合せて3本で竿本体を構成しており、長
さは元竿や中竿と同程度であり、振出式に仕舞うことが
できる。また、上記例の場合と同様に、並継等であっ
て、それらに応じた仕舞状態になってもよい。この穂先
竿14の先側小径部14Aの内周は、軸長方向に凹凸が
あり、凸部表面が滑らかな多数の凹凸条、或いは凸部表
面が滑らかで耐摩耗性のある多数の凹凸条70が図示の
如く形成されている。
【0016】後側大径部14Bにはセラミックス製の複
数のガイドリングGを固定した支持体68を挿入してお
り、後端には、セラミックス製のガイドリング14Gを
保持した樹脂や金属製の保持体15が取り外し可能に螺
着されており、この保持体15は前記支持体68を押し
付けて保持している。従って、保持体15を外してガイ
ドリング14Gの掃除等のメインテナンスができ、更に
支持体68を引き抜くことによって他のガイドリングG
も掃除等のメインテナンスができる他、挿入配設作業も
容易である。
【0017】上記複数の凹凸条70は、穂先竿14を成
形する際に、芯金にガイド用のセラミックス系の繊維や
金属系の繊維等の線材を螺旋状に巻回して穂先竿の竿管
と一体に成形したり、撥水性のあるフッ素樹脂被膜やシ
リコン樹脂被膜を凸部の表面が滑らかな状態の凹凸状に
穂先竿の竿管内面に成形し、ガイドリング14Gに比べ
て微小であって高さも低く、かつ密な凹凸条群70に形
成する。従って、竿管の成形後に上記のようなセラミッ
クスガイドリングGを配設できない程内部の狭い先側小
径部14Aに容易に釣糸ガイドを形成でき、特にこのよ
うな抵抗の大きな先側小径部14Aの釣糸抵抗を低減で
き、撥水性被膜の場合には、撥水作用も有して穂先の保
護と共に、釣糸抵抗を低減できる。また、掃除について
も、低い凹凸条であるため、竿管内部に水を流す程度で
洗え、容易である。
【0018】図2に示す様な穂先竿14を複数に分割し
た竿管の内、先端の竿管54の内周にも同様な凹凸条を
形成することもできる。その凹凸条形成領域は竿管54
の内部の一部であってもよく、また、全部であってもよ
い。更には、竿管54と、その後部位置の竿管44に形
成してもよい。他の竿管に対しても同様であるが、既述
のように上記のようなセラミックスガイドリングGを配
設できない程内部の狭い先側小径部に形成することが望
ましい。また、上記支持体68を有した複数のガイドリ
ングをこれらの分割竿管に配設してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、釣糸抵抗を低減させると共に、釣糸ガイドの
取付けが容易で掃除等のメインテナンスも容易な中通し
釣竿の提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る中通し釣竿の側面図であ
る。
【図2】図2は図1の穂先竿の拡大縦断面図である。
【図3】図3は図2の穂先竿の連結部の他の実施例を示
す図である。
【図4】図4は図2の穂先竿の他の実施例を説明する部
品図である。
【図5】図5は図1の中竿の縦断面図である。
【図6】図6は穂先竿の他の実施例の拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
14 穂
先竿 24,34,44,54 分
割竿管 14G,24G,34G,44G,54G,G ガ
イドリング 70 凹
凸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 87/00 - 87/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元竿の長さ程度の穂先部を複数の竿管に
    分割し、 該各分割竿管を互いに分解可能に連結し、 これら分割した各竿管の連結部に表面が滑らかで耐摩耗
    性のある釣糸ガイドを装着したことを特徴とする中通し
    釣竿。
  2. 【請求項2】 中竿の先部が先細状に形成されて穂先竿
    との継合部を構成しており、前記穂先竿の先側小径部内
    周に、竿の軸長方向に微小な凹凸であると共に、密な凹
    凸条群を一体形成させ、凸部の表面が滑らかな状態であ
    ことを特徴とする中通し釣竿。
  3. 【請求項3】 前記小径部内周に、セラミックス系の繊
    維や金属系の繊維等の線材の螺旋状体によって凹凸が形
    成されている請求項2記載の中通し釣竿。
  4. 【請求項4】 前記小径部内周は、フッ素樹脂被膜やシ
    リコン樹脂被膜からなる撥水性のある凹凸状に形成され
    ている請求項2記載の中通し釣竿。
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