JP2953449B2 - 光半導体素子及びその製造方法 - Google Patents

光半導体素子及びその製造方法

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JP2953449B2
JP2953449B2 JP9341968A JP34196897A JP2953449B2 JP 2953449 B2 JP2953449 B2 JP 2953449B2 JP 9341968 A JP9341968 A JP 9341968A JP 34196897 A JP34196897 A JP 34196897A JP 2953449 B2 JP2953449 B2 JP 2953449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体内部に回折格
子を有する光半導体素子及びその製造方法に関し、特
に、半導体内部に回折格子を有する分布帰還型半導体レ
ーザ(Distributed Feedback Laser diode :DFB−L
D) に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、半導体内部に回折格子を有す
る光半導体素子に広く適用される技術であるが、以下、
分布帰還型半導体レーザを用いて従来の技術及び本発明
を説明する。単一軸モードで発振する分布帰還型半導体
レーザは、光ファイバ通信に広く用いられるようになっ
てきている。然しながら、デジタル光ファイバ通信に用
いる分布帰還型半導体レーザでは大容量の情報を長距離
伝送する必要性から、より高い単一軸モード性と高い光
出力の両方が求められており、また、光CATVに用い
るアナログ用の分布帰還型半導体レーザではより低い相
互変調歪特性と、より高い光出力との両立が求められ
る。
【0003】現在実用化されている一般的な分布帰還型
半導体レーザは、活性層の下部もしくは上部に均一な回
折格子を形成し、それを異なった組成で埋め込み、導波
路に周期的な屈折率の変動をもたらすことで、各モード
間の閾値利得差を得る構成となっている。そして高い単
一軸モード特性を得るためには、回折格子の位相を共振
器内部でπだけずらす、いわゆるλ/4シフト構造を有
する回折格子を用いることが一般的であり、λ/4シフ
ト構造で高い単一軸モード性を保ったまま高い光出力を
得るためには、両端面での回折格子の位相を制御する必
要がある( 例えば、IEEEJOURNAL QUANTUM ELECTRONICS.
Vol.QE-22,No.7 july 1986 pp1042〜1051 参照)。
【0004】またアナログ用には、より高い光出力を得
るため均一回折格子を用い、前方端面に無反射膜を、後
方端面に高反射多層膜をコーティングすることが多い。
この場合、閾値利得差や相互変調歪特性に大きな影響を
与える軸方向の光強度分布は、後方端面の回折格子の位
相に極めて強く依存していることが知られている(例え
ば特開平9−64456号参照)。すなわち発振モード
の閾値利得差、I−L曲線のリニアリティ及び閾値、ス
ロープ効率等の特性は回折格子の端面位相に強く依存し
ている。従ってこのような光半導体素子では、回折格子
端面の位相制御が重要な問題となる。
【0005】次に従来のDFB−LDの製造方法につい
て説明する。λ/4シフトDFB−LDの場合には、n
−InP基板上にλ/4シフト位置を示すマーカをホト
リソグラフとエッチングで形成する。マーカの幅は5μm
,深さは3μm 程度とする。そしてこのマーカに合わせ
て位相シフト膜を形成し、干渉露光法とウェットエッチ
ングを用いて回折格子を形成する。
【0006】次に有機金属気相成長法(MOVPE法)
等で、n−InGaAsPガイド層,ノンドープのIn
GaAsP系MOW活性層,p−InPクラッド層を形
成する。次いでホトリソグラフとウェットエッチングで
活性層幅1.5μm の導波路を形成した後、液相成長法等
で活性層の上部以外のところにp−InPとn−InP
からなるブロック相を成長し、最後に全体をp−InP
で埋め込み成長し、コンタクト層であるp−InGaA
sを成長する。
【0007】このウェハに電極を形成するには、λ/4
シフト位置をウェハ表面に転写する必要がある。λ/4
シフト位置がチップ中央に正確な位置に設定されなけれ
ば単一モード性が劣化するからである。そこで選択エッ
チングにより基板までエッチングを施し、λ/4シフト
位置マーカを露出させ、このマーカに目合わせをしてウ
ェハ表面にλ/4シフト位置を示す基準マーカを形成す
る。以降の高速用のメサ形成,コンタクト用の窓形成,
電極金属のパターンニング等の電極形成プロセスは、こ
のウェハ表面上の基準マーカを用いて実施して行く。
【0008】電極形成後のウェハは、基準マーカを基に
して、λ/4シフト位置をチップ中央に位置させるよう
ウェハ端部の劈開位置に傷入した後、劈開されバーにな
る。この場合劈開位置は位相シフト位置に対してのみの
位置決めで行われ、従って劈開面の回折格子の位相は全
くランダムになる。引き続き、各バーの端面に無反射コ
ートを施し、ペレッタイズして一つのλ/4シフトDF
B−LDが製造される。
【0009】均一回折格子の場合は特にマーカを設ける
ことなく、干渉露光とウェットエッチングで回折格子を
直接基板に形成する。その後の結晶成長はλ/4シフト
と同じであり、電極形成は回折格子の位相とは全く独立
に行われ、劈開は電極のパターンを認識してウェハ端部
の劈開位置に傷入れした後に実施され、バーになる。そ
して各バーの端面に無反射コートと高反射コートを施
し、ペレッタイズして一つのDFB−LDが製造され
る。従来のDFB−LDは上述のようにして製造され、
回折格子端面の位相制御が重要であるにも関わらず、λ
/4シフト回折格子を有する場合でも均一回折格子を有
する場合でも劈開面の回折格子の位相は全くランダムに
なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の半
導体内部に回折格子を有する光半導体素子では、回折格
子端面での位相が考慮されておらずランダムであるとい
う問題点があった。上述のように回折格子端面での位相
は、例えばDFB−LDの特性に強い影響を与えるにも
関わらずランダムなため、製造歩留まりが上がらない、
主モードと副モードの閾値利得差が取れない、特性の均
一性が得られない、I−L曲線のリニアリティが制御で
きない等の問題が生じる。従って回折格子端面での位相
を制御する必要性があるが、例えば電子ビーム(EB)
露光法で、回折格子の位相を示すマーカを形成したとし
ても、そのマーカを利用し傷入れして劈開し、端面位相
を制御することはほぼ不可能に近い。その理由は通常の
光通信に用いられるDFBレーザの回折格子のピッチ
は、0.2〜0.24μm程度であり、π/2の精度で回折格子
の位相を制御するためには、0.05μmのマーカの転写精
度と劈開位置精度とが必要になり、現実困難である。
【0011】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、端面での回折格子の位相を所望の位
相に制御した光半導体素子及びその製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる光半導体
素子は、半導体内部に回折格子を有し、その透過特性も
しくは反射特性を用いて波長の選択を行う光半導体素子
において、劈開されて当該光半導体素子が複数形成され
るウェハに、その横幅寸法の調整によって当該光半導体
素子の端面での前記回折格子の位相が決定される劈開用
V溝を備えたことを特徴とする。
【0013】また半導体内部に回折格子を有し、その透
過特性もしくは反射特性を用いて波長の選択を行う光半
導体素子において、劈開されて分布帰還型半導体レーザ
が当該光半導体素子として複数形成されるウェハに、そ
の横幅寸法の調整によって当該分布帰還型半導体レーザ
の端面での前記回折格子の位相が決定される劈開用V溝
を備えたことを特徴とする。
【0014】また前記劈開用V溝は、前記回折格子を規
定するレジスト上の電子ビーム露光パターンの幅及び繰
り返し数に基づいてその横幅寸法が調整されて当該レジ
スト上に電子ビームで露光されて形成されることを特徴
とする。
【0015】また前記劈開用V溝は、前記光半導体素子
が複数形成される前記ウェハに、各光半導体素子ごとに
設けられることを特徴とする。
【0016】さらに前記劈開用V溝は、前記光半導体素
子が複数形成される前記ウェハに、複数の光半導体素子
ごとに設けられることを特徴とする。
【0017】本発明の光半導体素子の製造方法は、電子
ビーム露光法で回折格子用パターンをレジスト上に露光
することによって、半導体内部にその透過特性もしくは
反射特性を用いて波長の選択を行う回折格子が形成され
る光半導体素子の製造方法において、少なくとも、当該
光半導体素子が複数形成されるウェハのレジスト上に前
記回折格子用パターンを露光する工程で、前記パターン
の幅及び繰り返し数に基づいてその横幅寸法を調整した
劈開用V溝を当該レジスト上に露光する工程を備えたこ
とを特徴とする。
【0018】また電子ビーム露光法によって回折格子用
パターンをレジスト上に露光することによって、半導体
内部にその透過特性もしくは反射特性を用いて波長の選
択を行う回折格子が形成された分布帰還型半導体レーザ
を製造する光半導体素子の製造方法において、少なくと
も、前記分布帰還型半導体レーザが複数形成されるウェ
ハのレジスト上に前記回折格子用パターンを露光する工
程で、前記パターンの幅及び繰り返し数に基づいてその
横幅寸法を調整した劈開用V溝を当該レジスト上に露光
する工程を備えたことを特徴とする。
【0019】本発明の光半導体素子及びその製造方法
は、上述のような構成とすることで、劈開されて形成さ
れた光半導体素子の端面での回折格子の位相を制御でき
るようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】始めに本発明の原理について説明
する。図1は、本発明の動作原理を説明するための回折
格子の位相(図1(a))と劈開用V溝の底(図1
(b))との関係を示す図であり、101は回折格子、
102は劈開用V溝部、51はSiO2 誘電体被膜を示
す。本発明では、EB露光法を用いて、回折格子のパタ
ーンを露光するのと同じ工程で劈開用V溝のパターンを
露光する。このとき回折格子のパターンに合わせてEB
の露光を開始するが、この場合に劈開用V溝のパターン
の寸法幅を、例えば、回折格子パターンの抜け幅の奇数
倍にマスク幅の偶数倍を足し算した長さに定めた場合、
図1の実線に示すように、形成される劈開用V溝の底が
回折格子の谷と一致させることができる。また、劈開用
V溝の寸法幅を、例えば回折格子パターンの抜け幅の偶
数倍にマスク幅の奇数倍を足した長さとした場合、図1
の波線に示すように劈開用V溝の底が回折格子の山と一
致させることができる。
【0021】従って劈開用V溝のパターン形成時に、E
B露光を開始する点を回折格子パターンの位置を基準に
して定め、且つ露光する幅を決めてEB露光を行えば、
決定した幅によって、劈開したバーの端面での回折格子
の位相を所望の位相とすることができる。本発明はこの
原理を用いて端面での回折格子の位相を所望の位相とし
た光半導体素子を得るものである。
【0022】実施形態1.以下、本発明の実施の形態を
図面を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態1
を説明するための図であり、EB露光とウェットエッチ
によって、回折格子101,劈開用V溝102,を形成
し終えた半導体基板1の一部分を示す図である。図中の
201に示す十字のパターンはEB用のマーカ、点線で
囲まれた領域は、1素子分を示す。また、図3(a)〜
(f)は、図2のそれぞれA−A’、B−B’断面での
回折格子101とV溝102を形成する工程を示す図で
ある。
【0023】図3に示すように、半導体基板1を誘電体
薄膜51で被覆し、その上にEB用レジスト52を塗布
し、EB露光で回折格子のパターンと劈開用V溝のパタ
ーンとを、図2(a)の様な位置関係で露光現像する。
すなわち上述のように、この工程においてEB露光を開
始する点を回折格子パターンの位置を基準にして定め、
且つ露光する幅を、劈開端面の回折格子の位相が所望す
る位相となるように(山か谷かその間か)決定し、決定
した幅(例えば谷となるように決定した幅)を露光現像
する。
【0024】次にこのレジストのパターンを誘電体薄膜
51に転写し(図2(b))、次にウェットエッチを行
って回折格子とV溝の一部を形成する(図2(c))。
そして全体をレジスト53で覆い、V溝のみが露出する
ようにパターニングする(図2(d))。次いでウェッ
トエッチを行ってV溝を完全に形成し(図2(e))、
レジストと誘電体薄膜とを除去し、回折格子と回折格子
の谷部がV溝の底に一致したV溝を得ることができる
(図2(f))。
【0025】実施例1.以下、本発明をλ/4シフトD
FB−LDに実施する場合の実施例1を、図4〜図7を
参照して説明する。図4(a)〜(d)は、λ/4シフ
トDFB−LDを示す図である。n−InP基板1上
に、回折格子101と劈開用V溝102とを有し、λ/
4シフト位置103は素子の中央に位置しており、V溝
の底は回折格子の谷と一致していて端面での回折格子は
谷になっている。素子中央の回折格子の位相を0とした
場合、この端面の位相はπだけずれている。
【0026】この回折格子の上にInGaAsPからな
るガイド層2、MQW活性層3、p−InPクラッド層
4が形成されている。活性層導波路以外は、p−InP
ブロック層5,n−InPブロック層6で埋め込まれ、
全体がp−InP埋め込み層7、p−InGaAsコン
タクト層8で覆われている。活性層導波路部は、メサ9
とSiO2 膜10でチップのその他の部分と電気的に分
離され、素子容量の低減が図られている。また、電流注
入用の電極11のうちp側電極はパターニングされ、や
はり素子容量の低減が図られている。
【0027】次に図4に示すλ/4シフトDFB−LD
の製造方法について説明する。まず図5(a)に示すよ
うに、100n−InP基板1に(011)面202と
平行になる位置202’にマーカ201を密着露光法と
ドライエッチングで形成する。このマーカ201は長さ
70μm、 太さ5μm、深さ2μm の十字パターンとし、300μ
m ピッチで並ばせる(図5(b))。このマーカ201
は、EB露光時のマーカとなるものである。
【0028】次に、SiO2 で全体を覆い、EB用レジ
スト52を塗布する(図示せず)。次に、EB露光でλ
/4シフト回折格子のパターンとV溝用のパターンと
を、図6に示す様な位置関係で露光現像する。すなわち
回折格子用の露光位置を、λ/4シフト位置から順番
に、1,2,3・・・と仮に番号を付けるとすると、例
えば733番目の位置に合わせてV溝用の露光を始め、
747番目のところまで露光したとすれば、回折格子パ
ターンの抜け幅の奇数倍(×15)にマスク幅の偶数倍
(×14)を足し算した長さとなり、V溝の底は回折格
子の谷と一致することになる。例えば回折格子のピッチ
は、2027Åで回折格子を形成する幅は10μmとし、
一方、一つのV溝の幅は、約3μm 、長さ160μm とす
る。
【0029】次にこのレジストのパターンをSiO2
2に転写し(図2(b)参照)、ウェットエッチを行っ
て回折格子101とV溝102の一部を形成する(図2
(c)参照)。そして全体をレジスト53で覆い、V溝
部のみ露出する様にパターニングする(図2(d)参
照)。次にウェットエッチを施してV溝を完全に形成し
(図2(e)参照)、レジストと誘電体薄膜とを除去
し、回折格子と回折格子の谷部がV溝の底に一致したV
溝を得る(図2(f)参照)。そして選択気相成長法に
より活性層を含む導波路を直接形成する。
【0030】図7(a)〜(h)は、図2のC−C’断
面、D−D’断面における活性部とV溝部の形成過程を
示す図である。上述のようにして回折格子とV溝が形成
された基板全体をSiO2 で覆い、回折格子101の直
上の[011]方向に、一対のSiO2 ストライプマス
ク21を形成すると共に、V溝部102は被覆したまま
パターニングを行う(図6(a))。SiO2 ストライ
プマスクの開口幅31は例えば1.5μm 、マスク幅は5μ
m とする。またV溝部を覆うSiO2 はV溝部と5μm
のマージンをもつ。次にこの開口部31へ歪量子井戸を
活性層とする導波路層を有機金属気相成長法を用いて形
成するが、回折格子の高さを制御するためにPH3 と共
にAsH3で昇温する。
【0031】そして波長組成1.05μmのn−InGaA
sPガイド層2(厚さ90nm,濃度 1×1018cm-3)を成長
した後、波長組成1.13μmのInGaAsP障壁層(厚
さ10nm、ノンドープ)で分離させられた波長組成1.27μ
mのInGaAsPに1%の圧縮歪を導入した量子井戸
層(ノンドープ、厚さ5nm )を7層積層したMQW活性
層3とp−InPクラッド層4(厚さ0.2μm 、濃度7
×1017cm-3)とを成長させ、導波路を形成する(図6
(b))。当然ながらV溝部には結晶成長は起こらず、
V溝は保存されたままとなる。
【0032】次に、再度SiO2 22で全体を被覆する
(図6(c))。斜面部と平坦部でSiO2 の膜厚が異
なることを利用し、斜面部のみが露出する様にSiO2
膜をエッチングし、導波路部及びV溝部をレジスト23
で覆う(図6(d))。そしてその他のSiO2 を除去
する(図6(e))。このとき、レジストと半導体との
密着を十分にとれば、導波路層の直上とV溝部にのみS
iO2 マスクを残すことが可能となる。
【0033】次に導波路部直上とV溝部以外をp−In
Pブロック層5(厚さ0.6μm ,濃度3 ×1017cm-3)及
びi−InP層6(厚さ0.3mm 、ノンドープ)n−In
Pブロック層7(厚さ0.6 μm、濃度1 ×1018cm-3)で
埋め込む(図6(f))。次にV溝部のみをレジスト2
4で覆い(図6(g))、導波路層直上のSiO2 マス
クを除去し、p−InP埋め込み層7(厚さ5μm 、濃
度7 ×1017cm-3)で全体を埋め込んだ後、コンタクト用
にInGaAsキャップ層8(厚さ1μm 、濃度3 ×10
18cm-3)を形成する(図6(h))。
【0034】こうすることで回折格子の位相情報を有す
る劈開用V溝を持つエピタキシャルウェハを作成するこ
とができる。以下の電極プロセスは従来と同様にすれば
良いが、選択成長時にV溝部に形成されたオーバーハン
グが気になるときは、まずそのオーバーハング部をエッ
チオフしてしまえば良い。そしてV溝部をガイドとして
劈開することで回折格子の端面位相が所望の位相に制御
されたバーを得ることがでる。そして両端面にSiNの
ARコート(反射率1%以下)を塗布してλ/4シフト
DFB−LDを完成させる。
【0035】完成したλ/4シフトDFB−LDの光出
力特性を測定したところ、室温での閾値8mA、スローブ
効率0.35W/A以上が得られ、前方後方出力比は1.3
倍、光出力5mW時の副モード抑圧比(SMSR)は48d
B以上であった。またスロープ効率0.33W/A以上でS
MSRが45dB以上の高効率、高単一軸モードの素子の
割合は、従来の端面位相がランダムなλ/4シフトDF
Bの40%から80%に増大した。
【0036】実施形態2.次に本発明の実施形態2につ
いて図面を参照して説明する。図8は、本発明の実施形
態2を説明するための図であり、EB露光とウェットエ
ッチによって回折格子101、劈開用V溝102を形成
し終えた半導体基板1の一部を示している。回折格子1
01、劈開用V溝102とを有することは実施形態1と
同様であるが、劈開用のV溝102が各素子ごとではな
くウェハの一部に形成され、EB露光のスループットを
向上させていることに特徴がある。
【0037】V溝102をガイドにして劈開を行う場
合、実施形態1の様に各素子にV溝がある場合には、V
溝の長さは100μm 程度あれば十分であるが、図8に示
すように部分的に形成されたV溝を起点として劈開する
場合は、V溝の長さは300μm以上、できれば450μm 以
上あることが望ましい。またV溝102を形成した部分
が素子として使えないことを考慮すると、600μm以下で
あることが好ましい。
【0038】実施例2.図8は、EB露光とウェットエ
ッチによって回折格子101、劈開用V溝102を形成
し終えた半導体基板1の一部分を示したものである。製
造方法は、実施例1と同じであり、V溝部102は2素
子分の面積に渡って形成され、その長さは560μm であ
る。V溝が形成される部分の比率は40素子に対して2
素子分となる。このようにV溝を形成することで、EB
露光のスループットを向上させることができる。実施例
1と比べると、V溝を形成する面積は約1/10以下に
なる。
【0039】なお上述の実施形態及び実施例では、V溝
の底部と回折格子の谷とを一致させる場合について説明
しているが、本発明は端面での回折格子の位相を所望の
位相にすることを要旨とするものであり、V溝の底が必
ずしも回折格子の山や谷と一致していなければならない
と言うことはない。また上述の実施例の説明では、活性
層を含む導波路及び埋め込み成長をMOVE法で行って
いるが、V溝を保護して結晶成長できるならばその成長
方法は問われない。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明の光半導体素子
及びその製造方法は、半導体内部に回折格子を有する光
半導体素子の端面の位相を所望の位相にすることができ
ると言う効果がある。従ってDFB−LDに実施した場
合、回折格子の端面位相に強く依存する発振モードの閾
値利得差、I−L曲線のリニアリティ及び閾値、スロー
プ効率等の特性を、回折格子の位相を制御することで制
御できるようになり、従来のDFB−LDに比べ、単一
軸モード性,相互変調歪特性に優れたDFB−LDが得
られると共に、製造上の歩留まりの向上も図れる等、特
に顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の実施形態1を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の実施形態1を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の実施例1を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例1を説明するための図である。
【図6】本発明の実施例1を説明するための図である。
【図7】本発明の実施例1を説明するための図である。
【図8】本発明の実施形態2及び実施例2を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 化合物半導体基板(100 n−InP基板) 2 n−InGaAsPガイド層 3 MQW層 4 p−InPクラッド層 5 p−InPブロック層 6 n−InPブロック層 7 p−InP埋め込み層 8 p−InGaAsコンタクト層 9 高速応答用メサ溝 10,21,22 SiO2 膜 11 電極 15 回折格子 23,52,52 レジスト 51 誘電体薄膜(SiO2 膜) 101 回折格子 102 V溝部 201 EB用マーカ 202 011面

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体内部に回折格子を有し、その透過
    特性もしくは反射特性を用いて波長の選択を行う光半導
    体素子において、 劈開されて当該光半導体素子が複数形成されるウェハ
    に、その横幅寸法の調整によって当該光半導体素子の端
    面での前記回折格子の位相が決定される劈開用V溝を備
    えたことを特徴とする光半導体素子。
  2. 【請求項2】 半導体内部に回折格子を有し、その透過
    特性もしくは反射特性を用いて波長の選択を行う光半導
    体素子において、 劈開されて分布帰還型半導体レーザが当該光半導体素子
    として複数形成されるウェハに、その横幅寸法の調整に
    よって当該分布帰還型半導体レーザの端面での前記回折
    格子の位相が決定される劈開用V溝を備えたことを特徴
    とする光半導体素子。
  3. 【請求項3】 前記劈開用V溝は、前記回折格子を規定
    するレジスト上の電子ビーム露光パターンの幅及び繰り
    返し数に基づいてその横幅寸法が調整されて当該レジス
    ト上に電子ビームで露光されて形成されることを特徴と
    する請求項1ないし請求項2の何れかに記載の光半導体
    素子。
  4. 【請求項4】 前記劈開用V溝は、前記光半導体素子が
    複数形成される前記ウェハに、各光半導体素子ごとに設
    けられることを特徴とする請求項1,請求項2ないし請
    求項3の何れかに記載の光半導体素子。
  5. 【請求項5】 前記劈開用V溝は、前記光半導体素子が
    複数形成される前記ウェハに、複数の光半導体素子ごと
    に設けられることを特徴とする請求項1,請求項2ない
    し請求項3の何れかに記載の光半導体素子。
  6. 【請求項6】 電子ビーム露光法で回折格子用パターン
    をレジスト上に露光することによって、半導体内部にそ
    の透過特性もしくは反射特性を用いて波長の選択を行う
    回折格子が形成される光半導体素子の製造方法におい
    て、 少なくとも、 当該光半導体素子が複数形成されるウェハのレジスト上
    に前記回折格子用パターンを露光する工程で、前記パタ
    ーンの幅及び繰り返し数に基づいてその横幅寸法を調整
    した劈開用V溝を当該レジスト上に露光する工程を備え
    たことを特徴とする光半導体素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 電子ビーム露光法によって回折格子用パ
    ターンをレジスト上に露光することによって、半導体内
    部にその透過特性もしくは反射特性を用いて波長の選択
    を行う回折格子が形成された分布帰還型半導体レーザを
    製造する光半導体素子の製造方法において、 少なくとも、 前記分布帰還型半導体レーザが複数形成されるウェハの
    レジスト上に前記回折格子用パターンを露光する工程
    で、前記パターンの幅及び繰り返し数に基づいてその横
    幅寸法を調整した劈開用V溝を当該レジスト上に露光す
    る工程を備えたことを特徴とする光半導体素子の製造方
    法。
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