JP2952819B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JP2952819B2
JP2952819B2 JP11690897A JP11690897A JP2952819B2 JP 2952819 B2 JP2952819 B2 JP 2952819B2 JP 11690897 A JP11690897 A JP 11690897A JP 11690897 A JP11690897 A JP 11690897A JP 2952819 B2 JP2952819 B2 JP 2952819B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式燃料噴射弁
に関し、特に、たとえば内燃機関の気筒内に、たとえば
1MPa〜12MPaの高圧の燃料を直接噴射し得るよ
うにした電磁式燃料噴射弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる電磁式燃料噴射弁は、たと
えば特開平4−164149号公報および特開平8−2
10217号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
4−164149号公報で開示された電磁式燃料噴射弁
では、ハウジングの前端部に設けられている弁座への弁
体の着座部の直径よりも弁体の直径が大きいために、弁
体には高圧の燃料圧が弁座に着座する方向に作用するこ
とになり、そのような弁体の弁座への着座方向の力に抗
して弁体を開弁作動せしめるだけの電磁力が必要となる
ことにより、コイルの巻数および線径を比較的大きく設
定したり、固定コア、可動コアおよびハウジングを高磁
束密度の材料で形成したりすることが必要であり、全体
の大型化が余儀なくされたり、高コストとなったりす
る。
【0004】一方、上記特開平8−210217号公報
で開示された電磁式燃料噴射弁では、高圧の燃料圧の影
響を受けないスプール式の三方弁をコイルの電磁力で作
動せしめ、その三方弁で弁体の前後の圧力差を切換える
ことにより、弁体を開閉作動せしめるようにして燃料圧
の影響を受けないようにしているが、三方弁が必要とな
る分だけ電磁式燃料噴射弁の大型化が避けられない。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、燃料圧の影響を受けないようにして弁体を比
較的小さな電磁力で駆動することを可能とし、比較的高
い圧力の燃料を噴射し得るようにした小型の電磁式燃料
噴射弁を低コストで実現可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ボビンにコイルが巻装され
て成るコイル組立体と;該コイル組立体を収納せしめる
第1収納孔、第1収納孔よりも小径に形成されるととも
に第1収納孔の前端に段部を介して同軸に連なる第2収
納孔、第2収納孔の前端を塞ぐ端壁部、第2収納孔と同
軸の弁孔を中心部に開口せしめて前記端壁部の中央部内
面に設けられる弁座、前記弁孔に連なる燃料溜まり室を
形成して前記端壁部の中央部外面から突出する半球状の
突部、該突部に穿設される燃料噴射孔、ならびに第2収
納孔の内面に内端を開口せしめる燃料入口ポートを有す
る磁性材料製のハウジングと;前記燃料入口ポートに通
じる弁室を前記端壁部との間に形成して前記ボビンに嵌
合されるとともに前記ハウジングの後端部に結合される
円筒状の固定コアと;該固定コアの前端に対向して前記
弁室に収納される可動コアと;前記弁座への着座を可能
として前記可動コアの前端部に固着されるとともに前記
燃料溜まり室に前端を通じさせて前記弁孔の軸線方向に
延びる連通孔が設けられる弁体と;軸方向前部が前記可
動コアに同軸にかつ相対摺動可能に嵌合されて前端を前
記連通孔の後端に対向させるとともに軸方向後部が前記
固定コアに摺動可能に嵌合されるガイドロッドと;該ガ
イドロッドの後方側で前記固定コアに同軸に圧入される
受け部材と;前記ガイドロッドの後端に接触して前記固
定コア内に軸方向移動可能に挿入される押圧部材と;前
記可動コアを固定コアから離反せしめる方向に付勢すべ
く前記ガイドロッドの前端部を前記弁体に当接させる方
向のばね力を発揮して前記受け部材および前記押圧部材
間に設けられる第1戻しばねと;前記ガイドロッドに対
して前記弁体および可動コアを前方に付勢するばね力を
発揮して弁体およびガイドロッド間に設けられるととも
に第1戻しばねよりもばね荷重が小さく設定される第2
戻しばねと;を備え、前記弁体の前記弁座への着座部の
直径と前記ガイドロッドの可動コアへの嵌合部直径とが
ほぼ同一に設定されることを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、弁体の弁座への
着座状態で、該弁体には可動コアの最大横断面積からガ
イドロッドの可動コアへの嵌合部横断面積を減算した面
積に燃料圧を乗算して得られる力と第1戻しばねのばね
力との和が弁体を弁座に着座せしめる方向に作用すると
ともに、可動コアの最大横断面積から弁体の弁座への着
座部の面積を減算した面積に燃料圧を乗算して得られる
力が弁体を弁座から離反せしめる方向に作用するが、弁
体の弁座への着座部の直径とガイドロッドの可動コアへ
の嵌合部直径とがほぼ同一に設定されていることによ
り、コイルへの通電により弁体を開弁方向に作動せしめ
るのに必要な電磁力は、第1戻しばねのばね力に打勝つ
だけの値であればよく、燃料圧が高圧であってもその燃
料圧の影響を受けることなく比較的小さな電磁力で弁体
を開弁作動せしめることができる。したがって固定コ
ア、可動コアおよびハウジング用の材料として高磁束密
度の高価な材料を用いることを不要とするとともに、コ
イルの巻数および線径を大きくすることが不要であり、
電磁式燃料噴射弁をコンパクトにかつ安価に構成するこ
とができる。また弁体の弁座への着座状態で、たとえば
機関本体の気筒側から高圧の圧力が燃料溜まり室に作用
したときを想定すると、弁体に連通孔が設けられている
ことにより、その高圧力は弁体の前後にバランスして作
用することになり、弁体および可動コアが開弁側に作動
せしめられることはない。さらにコイルの励磁により弁
体が弁座が離反している状態では、前記連通孔により弁
体の前後に高圧の燃料圧がバランスして作用することに
なり、弁体および可動コアの圧力バランスがくずれるこ
とはない。しかも弁体の開弁状態からコイルを消磁した
閉弁作動初期には、弁体およびガイドロッド間に設けら
れている第2戻しばねの働きにより、弁体が速やかに弁
座に着座して着座応答性の向上を図ることができる。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、前記可動コアおよび
固定コアに直接嵌合されるガイドロッドに、該ガイドロ
ッドの前記可動コアへの嵌合部外面から該ガイドロッド
の後端に至るリーク通路が設けられ、該リーク通路の後
端に通じるリーク孔が前記押圧部材に設けられ、前記受
け部材が円筒状に形成されることにより、可動コアおよ
びガイドロッド間にシール部材を設けることを不要とし
て部品点数を低減した上で、高圧の燃料が連通孔側に洩
れることを防止することができる。
【0009】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の構成に加えて、前記ガイドロッ
ドの後部に、後方側に臨む環状の当接面が段差状に形成
され、該当接面に当接してガイドロッドの後方への移動
限を規制する規制面が前記固定コアに設けられることに
より、ガイドロッドの前端面への高圧の燃料圧や気筒側
からの高圧作用によるガイドロッドの後方側への移動限
を規制することができ、第1戻しばねや受け部材側に異
常があったとしてもガイドロッドの後方側への移動端を
規制し、第2戻しばねで弁体を付勢することにより弁体
が不所望に開弁してしまうことを防止することができ
る。
【0010】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
3記載の発明の構成に加えて、前記規制面に当接面を当
接させた状態に在るガイドロッドの前端部に弁体が当接
するまで可動コアが後方側に移動したときに、該可動コ
アの後端および前記固定コアの前端間に所定の間隙が生
じるように、前記規制面および当接面の位置が設定され
ることにより、ガイドロッドの後方への移動端を規制す
る構成で、可動コアの後方側への移動端を規制すること
ができる。
【0011】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1ないし4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記弁体に、前記連通孔の後端を中心部に開口させて後方
側に臨む第2の弁座が設けられ、前記ガイドロッドの前
端部に第2の弁座に着座可能な弁部が形成されることに
より、ガイドロッドおよび可動コア間に連通孔側から燃
料が洩れることを防止することができる。
【0012】さらに請求項6記載の発明によれば、上記
請求項5記載の発明の構成に加えて、第2の弁座への
記弁部の着座部の直径が、前記ガイドロッドの可動コア
への嵌合部直径とほぼ同一に設定されることにより、弁
体が第1の弁座に着座している状態で、燃料圧をより一
層バランスさせて弁体の前後に作用させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0014】図1および図2は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は電磁式燃料噴射弁の全体縦断面図、
図2は開弁状態での図1の要部拡大図である。
【0015】先ず図1において、燃料タンク1からフィ
ルタF1 を介してポンプPで汲み上げられた燃料は、多
気筒内燃機関における複数の電磁式燃料噴射弁V…に共
通な燃料レール2に供給され、該燃料レール2からフィ
ルタF2 を介して各電磁式燃料噴射弁V…に供給され
る。しかも燃料レール2の燃料圧はレギュレータ弁Rに
より、比較的高圧たとえば1MPa〜12MPaの一定
に調節されており、多気筒内燃機関の各気筒に各電磁式
燃料噴射弁V…の前端から燃料が直接噴射される。
【0016】この電磁式燃料噴射弁Vは、コイル組立体
5と、磁性材料製のハウジング6と、前記コイル組立体
5に嵌合される円筒状の固定コア7と、該固定コア7の
前端(図1の右端)に対向する可動コア8と、該可動コ
ア8の前端部に固着される弁体9と、軸方向前部が前記
可動コア8に同軸にかつ相対摺動可能に直接嵌合される
とともに軸方向後部が前記固定コア7に摺動可能に直接
嵌合されるガイドロッド10と、該ガイドロッド10の
後方側で前記固定コア7に同軸に圧入される円筒状の受
け部材11と、前記ガイドロッド10の後端に接触して
前記固定コア7内に軸方向移動可能に挿入される押圧部
材12と、前記可動コア8を前方側に付勢するばね力を
発揮して前記受け部材11および前記押圧部材12間に
設けられる第1戻しばね13と、前記弁体9およびガイ
ドロッド10間に設けられる第2戻しばね14とを備え
る。
【0017】コイル組立体5は、中心孔15を有する合
成樹脂製のボビン16と、該ボビン16に巻装されるコ
イル17とで円筒状に構成されるものであり、該コイル
組立体5は、磁性金属により円筒状に形成れるカラー
18で同軸に囲繞される。
【0018】ハウジング6は、後方側から前方側に向う
につれて順次小径となるように段付きの円筒状に形成さ
れるものであり、その後端側から前方側に向うにつれ
て、嵌合孔19、該嵌合孔19よりも小径の第1収納孔
20、第1収納孔20よりも小径の第2収納孔21が順
次同軸に連なってハウジング6に形成される。また第2
収納孔21の前端を塞ぐようにして端壁部22がハウジ
ング6の前部に一体に設けられる。
【0019】第1収納孔20には、第1および第2収納
孔20,21間でハウジング6に形成されている段部2
3との間に非磁性材料から成る円盤状のワッシャ24を
介在させてコイル組立体5およびカラー18が収納され
る。また固定コア7は、円筒状に形成されており、コイ
ル組立体5におけるボビン16の中心孔15およびワッ
シャ24に嵌合される。しかも固定コア7には、ハウジ
ング6の嵌合孔19に外周縁部を嵌合せしめるフランジ
25が一体に設けられており、嵌合孔19に嵌合された
フランジ25にハウジング6の後端がかしめ係合される
ことにより、ハウジング6に固定コア7が結合されると
ともに、コイル組立体5およびカラー18が、フランジ
25と、段部23に当接するワッシャ24との間に挟持
されることになる。
【0020】ハウジング6の後部と、該ハウジング6か
ら後方に突出する固定コア7の後部とは、合成樹脂から
成る被覆部26で被覆されるものであり、この被覆部2
6には、コイル17に連なる一対の端子28…を臨ませ
たカプラ部27が一体に形成される。
【0021】一方、固定コア7の前端とハウジング6の
端壁部22との間でハウジング6内には弁室29が形成
されるものであり、第2収納21の後端部に設けられ
た環状凹部30(図2参照)に装着された環状のシール
部材31に、固定コア7の前端部外周が弾発的に密接せ
しめられる。
【0022】図2を併せて参照して、ハウジング6にお
ける端壁部22の中央部内面には、第2収納孔21と同
軸にして端壁部22に設けられる弁孔34を中心部に開
口せしめてテーパ状に形成される第1の弁座35が設け
られ、前記端壁部22の中央部外面には、弁孔34に通
じる燃料溜まり室36を形成する半球状の突部37が突
設され、該突部37には、たとえば複数の燃料噴射孔3
8…が穿設される。またハウジング6には、第2収納孔
21の内面に開口して弁室29に通じる燃料入口ポート
39が設けられており、この燃料入口ポート39は、図
1で示すように、フィルタF2 を介して燃料レール2に
接続される。
【0023】可動コア8は、その後端を前記固定コア7
の前端に対向せしめて弁室29に収納されるものであ
り、第1の弁座35に着座し得る弁体9が可動コア8の
前端部に固着される。
【0024】可動コア8には、その前方側の取付孔41
と、該取付孔41よりも小径である後方側の第1ガイド
孔42とが段差をなして同軸に設けられる。一方、弁体
9の後部には、取付孔41に嵌合する嵌合筒部9aが一
体に設けられており、嵌合筒部9aを取付孔41に嵌合
せしめた状態で可動コア8の前端をかしめて弁体9に係
合することにより、弁体9が可動コア8の前端部に固着
される。
【0025】しかも弁体9には、前記燃料溜まり室36
に前端を通じさせる連通孔40が前記弁孔34の軸線方
向に沿って延びるようにして設けられる。
【0026】円筒状である固定コア7には、その前端か
ら後端に向けて順に、可動コア8の第1ガイド孔42と
同軸かつ同径に形成される第2ガイド孔43と、第2ガ
イド孔43よりも小径に形成されるとともに第2ガイド
孔43との間に段差状の規制面45を形成する第3ガイ
ド孔44と、第3ガイド孔44よりも大径に形成される
挿入孔46と、該挿入孔46よりも大径に形成される解
放孔47とが同軸に形成される。
【0027】一方、非磁性材料から成るガイドロッド1
0は、第1および第2ガイド孔42,43に摺動自在に
嵌合し得る大径部10aと、第3ガイド孔43に摺動自
在に嵌合し得る小径部10bとを一体に有して段付きの
棒状に形成されており、このガイドロッド10の前部す
なわち大径部10aの前部は、その前端を弁体9の連通
孔40に対向させて可動コア8の第1ガイド孔4に相
対摺動可能に嵌合される。またガイドロッド10の後部
は、大径部10aの後部を第2ガイド孔4に摺動可能
に嵌合させるとともに小径部10bを第3ガイド孔44
に摺動可能に嵌合せしめるようにして固定コア7の前部
に摺動可能に嵌合される。
【0028】ガイドロッド10の後端すなわち小径部1
0bの後端は、第3ガイド孔44から後方側に突出する
ものであり、このガイドロッド10の後端に当接すべく
押圧部材12が挿入孔46に軸方向移動可能に挿入され
る。而して押圧部材12は、先端側を閉じた有底円筒状
に形成されるものであり、該押圧部材12の先端面は、
半球状に形成される。また円筒状に形成される受け部材
11は、挿入孔46の後部に圧入されるものであり、第
1戻しばね13が挿入孔46内で受け部材11および押
圧部材12間に設けられ、押圧部材12でガイドロッド
10を前方側に押圧する方向のばね力を第1戻しばね1
3が発揮することになる。しかも受け部材11の挿入孔
46への軸方向に沿う圧入位置を調節することにより第
1戻しばね13のセット荷重を調節可能である。また第
1戻しばね13から押圧部材12に作用するばね力の方
向が、挿入孔46の軸線に対して傾斜した方向であった
としても、押圧部材12の先端面が半円状に形成されて
いることにより、押圧部材12からガイドロッド10に
作用する力の方向を第3ガイド孔44の軸線に沿う方向
に合わせることができる。
【0029】ガイドロッド10には、該ガイドロッド1
0の可動コア8への嵌合部外面から該ガイドロッド10
の後端に至るリーク通路48が設けられる。該リーク通
路48は、可動コア8の第1ガイド孔42への嵌合部で
ガイドロッド10における大径部10aの外面に両端を
開口せしめるようにして大径部10aの一直径線に沿っ
て設けられる通路部48aと、一端を該通路部48aの
中心部に連通せしめるとともに他端をガイドロッド10
の後端に開口せしめるようにしてガイドロッド10の軸
線方向に延びる通路部48bとで略T字状に形成される
ものであり、ガイドロッド10の後端に当接する押圧部
材12の前端部には前記リーク通路48に通じるリーク
孔49が、たとえば前記リーク通路48と同軸にして設
けられる。
【0030】弁体9の内面には、連通孔40の後端を中
心部に開口させて後方側に臨む第2の弁座51がテーパ
状に形成されて設けられており、ガイドロッド10の前
端部には、第2の弁座51に着座可能な弁部52が形成
される。
【0031】第2戻しばね14は、弁体9の嵌合筒部9
a内でガイドロッド10の前部に一体に設けられている
鍔部53と弁体9との間に設けられており、この第2戻
しばね14のばね荷重は、第1戻しばね13のばね荷重
よりも小さく設定される。而して第2戻しばね14は、
ガイドロッド10に対して弁体9および可動コア8を前
方に付勢するばね力、すなわち第2の弁座51から弁部
52を離反させる方向のばね力を発揮することになる。
【0032】ところで、ガイドロッド10の後部におけ
る大径部10aおよび小径部10b間には、固定コア7
に設けられた規制面45に当接し得る環状の当接面54
が後方側に臨んで段差状に形成されており、規制面45
に当接面54が当接することによりガイドロッド10の
後方への移動限が規制される。しかも規制面45に当接
面54を当接させた状態に在るガイドロッド10の前端
部に弁体9が当接するまで、すなわち第2の弁座51に
弁部52が着座するまで可動コア8が後方側に移動した
ときに、該可動コア8の後端および固定コア7の前端間
に所定の間隙が生じるように、規制面45および当接面
54の位置が設定されている。
【0033】このような電磁式燃料噴射弁Vにおいて、
第1の弁座35への弁体9の着座部の直径D1 と、ガイ
ドロッド10の可動コア8への嵌合部直径D2 と、第2
の弁座51への弁部52の着座部の直径D3 とは、ほぼ
同一(D1 ≒D2 ≒D3 )に設定されている。
【0034】次にこの実施例の作用について説明する
と、コイル17の消磁状態では、第1戻しばね13のば
ね力により、ガイドロッド10は、第2戻しばね14を
圧縮しつつ弁部52を第2の弁座51に着座せしめ、可
動コア8を固定コア7から離反する方向に押圧し、第1
戻しばね13のばね力によって弁体9が第1の弁座35
に着座する。この状態で、弁室29および燃料溜まり室
36間は遮断されており、燃料噴射孔38…からは燃料
は噴射されない。
【0035】このような閉弁状態で、弁体9には可動コ
ア8の最大横断面積からガイドロッド10の可動コア8
への嵌合部横断面積を減算した面積に弁室29の燃料圧
を乗算して得られる力と第1戻しばね13のばね力との
和が弁体9を第1の弁座35に着座せしめる方向に作用
し、また可動コア8の最大横断面積から第1の弁座35
への弁体9の着座部の面積を減算した面積に弁室29の
燃料圧を乗算して得られる力が弁体9を第1の弁座35
から離反せしめる方向に作用する。しかるに、第1の弁
座35への弁体9の着座部の直径D1 と、ガイドロッド
10の可動コア8への嵌合部直径D2 とがほぼ同一に設
定されていることにより、第1の弁座35に弁体9を着
座せしめる力は、実質的には第1戻しばね13のばね力
のみとなる。すなわち弁室29の燃料圧にかかわらず、
弁体9を第1の弁座35に着座せしめて閉弁状態を保持
するのは第1戻しばね13のばね力となる。
【0036】したがって、コイル17への通電により弁
体9を開弁方向に作動しめるのに必要な電磁力は、第1
戻しばね13のばね力に打勝つだけの値であればよく、
燃料圧が高圧であってもその燃料圧の影響を受けること
なく比較的小さな電磁力で弁体を開弁作動せしめること
ができる。その結果、固定コア7、可動コア8およびハ
ウジング6を形成する材料として高磁束密度の高価な材
料を用いることが不要となり、コイル17の巻数および
線径を大きくすることも不要であるので、電磁式燃料噴
射弁Vをコンパクトにかつ安価に構成することができ
る。
【0037】第1の弁座35への弁体9の着座状態で、
たとえば機関本体の気筒側から高圧の圧力が燃料噴射孔
38…を介して燃料溜まり室36に作用したときを想定
すると、燃料溜まり室36に通じる連通孔40の後端を
中央部に開口せしめて弁体9に設けられている第2の弁
座51に弁部52が着座しており、該弁部52の着座部
の直径D3 が、第1の弁座35への弁体9の着座部の直
径D1 とほぼ等しく設定されているので、燃料溜まり室
36に気筒側から作用した高圧力は弁体9の前後にバラ
ンスして作用することになり、弁体9および可動コア8
が開弁側に作動せしめられることはなく、弁体9の第1
の弁座35への着座状態が維持される。なお、前記気筒
側から作用する高圧力が、弁部52を第2の弁座51か
ら離反させるガイドロッド10を後方側に移動せしめる
程度に大きなものであっても、規制面45に当接面54
が当接してガイドロッド10の後退限が規制されてお
り、ガイドロッド10が必要以上に後退することはな
い。またガイドロッド10が後退したとしても、弁体9
の前後に前記高圧力がバランスして作用するので、弁体
9の第1の弁座35への着座状態は維持される。
【0038】さらに第1戻しばね13や受け部材11に
異常が生じてもガイドロッド10の後方側への移動端が
前記規制面45および当接面54で規制されるので、後
退限位置に在るガイドロッド10および弁体9間に設け
られている第2戻しばね14のばね力で弁体9の第1の
弁座35への着座状態を維持することが可能であり、弁
体9が不所望に開弁してしまうことを防止することがで
きる。
【0039】上記閉弁状態で弁室29の燃料は、可動コ
ア8と、該可動コア8に直接嵌合しているガイドロッド
10との間の微小間隙に流入するが、このガイドロッド
10の可動コア8への嵌合部外面に開口したリーク通路
48がガイドロッド10に設けられているので、可動コ
ア8の後部およびガイドロッド10間に流入した燃料
は、リーク通路48からリーク孔49、挿入孔46、円
筒状である受け部材11および解放孔47にリークする
ことになり、このリーク燃料は、図1で示すように燃料
タンク1に戻されることになる。したがって可動コア8
およびガイドロッド10間にシール部材を設けることを
不要として部品点数を低減した上で、高圧の燃料が連通
孔40側に洩れることを防止することができる。
【0040】このようにコイル17を消磁した閉弁状態
からコイル17を励磁すると、可動コア8が固定コア7
側に吸引され、可動コア8と一体である弁体9が備える
第2の弁座51に弁部52を着座させているガイドロッ
ド10も後方側に押されることになり、ガイドロッド1
0の当接面54が固定コア7の規制面45に当接するま
でガイドロッド10が後退する。この際、規制面45に
当接面54を当接させた状態に在るガイドロッド10の
弁部52に弁体9が備える第2の弁座51が当接するま
で可動コア8が後方側に移動したときに、可動コア8の
後端および固定コア7の前端間に所定の間隙が生じるよ
うに、規制面45および当接面54の位置が設定されて
いることにより、ガイドロッド10の後方への移動端を
規制する構成で、可動コア8の後方側への移動端を規制
することができる。
【0041】可動コア8の固定コア7側への吸引作動に
より、弁体9が第1の弁座35から離反すると、弁室2
9が燃料溜まり室36に連通し、高圧の燃料が燃料噴射
孔38…から噴射されることになる。この際、各燃料噴
射孔38…は、半球状である突部37に設けられるもの
であり、突部37への各燃料噴射孔38…の位置を適宜
定めることにより、電磁式燃料噴射弁Vにおけるハウジ
ング6の軸線に対する燃料噴射孔38…の傾斜角を適宜
設定することができる。
【0042】このような弁体9の開弁状態で、弁室29
すなわち燃料溜まり室36の燃料圧は連通孔40を介し
て弁体9の前後にバランスして作用することになり、弁
体9および可動コア8の圧力バランスがくずれることは
ない。しかも弁体9の開弁状態で該弁体9が備える第2
の弁座51にガイドロッド10の弁部52が着座してい
るので、ガイドロッド10および可動コア8間に連通孔
40側から燃料が洩れることを防止することができる。
【0043】
【0044】また弁体9の開弁状態からコイル17を消
磁した閉弁作動初期には、弁体9およびガイドロッド1
0間に設けられている第2戻しばね14の働きにより、
ガイドロッド10を追随させるようにして弁体9を第1
の弁座35に速やかに着座させることができ、着座応答
性の向上を図ることができる。
【0045】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0046】たとえば上記実施例では燃料圧が高圧の場
合について説明したが、本発明を比較的低圧で燃料を噴
射するための電磁式燃料噴射弁に適用し得ることは言う
までもない。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、コイルへの通電により弁体を開弁方向に作動せしめ
るのに必要な電磁力を、第1戻しばねのばね力に打勝つ
だけの値とすることを可能とし、燃料圧が高圧であって
もその燃料圧の影響を受けることなく比較的小さな電磁
力で弁体を開弁作動せしめるようにして、電磁式燃料噴
射弁をコンパクトにかつ安価に構成することができ、弁
体の弁座への着座状態ならびに弁体が弁座が離反してい
る状態で、弁体の前後に圧力をバランスして作用せしめ
るようにして閉弁および開弁状態を確実に維持すること
ができ、しかも閉弁作動初期の応答性を向上することが
できる。
【0048】また請求項2記載の発明によれば、可動コ
アおよびガイドロッド間にシール部材を設けることを不
要として部品点数を低減した上で、高圧の燃料が連通孔
側に洩れることを防止することができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、ガイドロッ
ドの前端面への高圧の燃料圧や気筒側からの高圧作用に
よるガイドロッドの後方側への移動限を規制することを
可能とし、第1戻しばねや受け部材側に異常があったと
してもガイドロッドの後方側への移動端を規制して弁体
が不所望に開弁してしまうことを防止することができ
る。
【0050】請求項4記載の発明によれば、ガイドロッ
ドの後方への移動端を規制する構成で、可動コアの後方
側への移動端を規制することができる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、ガイドロッ
ドおよび可動コア間に連通孔側から燃料が洩れることを
防止することができる。
【0052】さらに請求項6記載の発明によれば、弁体
第1の弁座に着座している状態で、高圧の燃料圧をよ
り一層バランスさせて弁体の前後に作用させ、閉弁状態
をより確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁式燃料噴射弁の全体縦断面図である。
【図2】開弁状態での図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
5・・・コイル組立体 6・・・ハウジング 7・・・固定コア 8・・・可動コア 9・・・弁体 10・・・ガイドロッド 11・・・受け部材 12・・・押圧部材 13・・・第1戻しばね 14・・・第2戻しばね 16・・・ボビン 17・・・コイル 20・・・第1収納孔 21・・・第2収納孔 22・・・端壁部 23・・・段部 29・・・弁室 34・・・弁孔 35・・・弁座 36・・・燃料溜まり室 37・・・突部 38・・・燃料噴射孔 39・・・燃料入口ポート 40・・・連通孔 45・・・規制面 48・・・リーク通路 49・・・リーク孔 51・・・第2の弁座 52・・・弁部 54・・・当接面 V・・・電磁式燃料噴射弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 61/10 F02M 61/10 K

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン(16)にコイル(17)が巻装
    されて成るコイル組立体(5)と;該コイル組立体
    (5)を収納せしめる第1収納孔(20)、第1収納孔
    (20)よりも小径に形成されるとともに第1収納孔
    (20)の前端に段部(23)を介して同軸に連なる第
    2収納孔(21)、第2収納孔(21)の前端を塞ぐ端
    壁部(22)、第2収納孔(21)と同軸の弁孔(3
    4)を中心部に開口せしめて前記端壁部(22)の中央
    部内面に設けられる弁座(35)、前記弁孔(34)に
    連なる燃料溜まり室(36)を形成して前記端壁部(2
    2)の中央部外面から突出する半球状の突部(37)、
    該突部(37)に穿設される燃料噴射孔(38)、なら
    びに第2収納孔(21)の内面に内端を開口せしめる燃
    料入口ポート(39)を有する磁性材料製のハウジング
    (6)と;前記燃料入口ポート(39)に通じる弁室
    (29)を前記端壁部(22)との間に形成して前記ボ
    ビン(16)に嵌合されるとともに前記ハウジング
    (6)の後端部に結合される円筒状の固定コア(7)
    と;該固定コア(7)の前端に対向して前記弁室(2
    9)に収納される可動コア(8)と;前記弁座(35)
    への着座を可能として前記可動コア(8)の前端部に固
    着されるとともに前記燃料溜まり室(36)に前端を通
    じさせて前記弁孔(34)の軸線方向に延びる連通孔
    (40)が設けられる弁体(9)と;軸方向前部が前記
    可動コア(8)に同軸にかつ相対摺動可能に嵌合されて
    前端を前記連通孔(40)の後端に対向させるとともに
    軸方向後部が前記固定コア(7)に摺動可能に嵌合され
    るガイドロッド(10)と;該ガイドロッド(10)の
    後方側で前記固定コア(7)に同軸に圧入される受け部
    材(11)と;前記ガイドロッド(10)の後端に接触
    して前記固定コア(7)内に軸方向移動可能に挿入され
    る押圧部材(12)と;前記可動コア(8)を固定コア
    (7)から離反せしめる方向に付勢すべく前記ガイドロ
    ッド(10)の前端部を前記弁体(9)に当接させる方
    向のばね力を発揮して前記受け部材(11)および前記
    押圧部材(12)間に設けられる第1戻しばね(13)
    と;前記ガイドロッド(10)に対して前記弁体(9)
    および可動コア(8)を前方に付勢するばね力を発揮し
    て弁体(9)およびガイドロッド(10)間に設けられ
    るとともに第1戻しばね(13)よりもばね荷重が小さ
    く設定される第2戻しばね(14)と;を備え、前記弁
    体(9)の前記弁座(35)への着座部の直径と前記ガ
    イドロッド(10)の可動コア(8)への嵌合部直径と
    がほぼ同一に設定されることを特徴とする電磁式燃料噴
    射弁。
  2. 【請求項2】 前記可動コア(8)および固定コア
    (7)に直接嵌合されるガイドロッド(10)に、該ガ
    イドロッド(10)の前記可動コア(8)への嵌合部外
    面から該ガイドロッド(10)の後端に至るリーク通路
    (48)が設けられ、該リーク通路(48)に通じるリ
    ーク孔(49)が前記押圧部材(12)に設けられ、前
    記受け部材(11)が円筒状に形成されることを特徴と
    する請求項1記載の電磁式燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 前記ガイドロッド(10)の後部に、後
    方側に臨む環状の当接面(54)が段差状に形成され、
    該当接面(54)に当接してガイドロッド(10)の後
    方への移動限を規制する規制面(45)が前記固定コア
    (7)に設けられることを特徴とする請求項1または2
    記載の電磁式燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 前記規制面(45)に当接面(54)を
    当接させた状態に在るガイドロッド(10)の前端部に
    弁体(9)が当接するまで可動コア(8)が後方側に移
    動したときに、該可動コア(8)の後端および前記固定
    コア(7)の前端間に所定の間隙が生じるように、前記
    規制面(45)および当接面(54)の位置が設定され
    ることを特徴とする請求項3記載の電磁式燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 前記弁体(9)に、前記連通孔(40)
    の後端を中心部に開口させて後方側に臨む第2の弁座
    (51)が設けられ、前記ガイドロッド(10)の前端
    部に第2の弁座(51)に着座可能な弁部(52)が形
    成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の電磁式燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 第2の弁座(51)への前記弁部(5
    2)の着座部の直径が、前記ガイドロッド(10)の可
    動コア(8)への嵌合部直径とほぼ同一に設定されるこ
    とを特徴とする請求項5記載の電磁式燃料噴射弁。
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