JP2952594B1 - 構造材料の疲労損傷検知センサーおよびその取付け方法 - Google Patents

構造材料の疲労損傷検知センサーおよびその取付け方法

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Abstract

【要約】 【課題】 安定した信頼性をもって取り付けて亀裂
発生および進展の検知性能を発揮し、外部環境にそれほ
ど影響されずに、亀裂Cを発生および進展させ、その進
展速度もしくは進展量により構造材料の疲労損傷の程度
を推測可能である構造材料の疲労損傷検知センサーおよ
びその取付け方法を提供すること。 【解決手段】 疲労損傷検知センサーの長さと検知要求
感度ないし検知精度(亀裂進展速度)との間の関係を応
用することに着目し、切欠き部5を挟んだ検知センサー
本体2を構造材料Mに固定する一対の固定部の間の長さ
を2H、切欠き部5の尖端部5Aから進展可能な亀裂C
の長さをa、外力が作用する回数をN、亀裂進展速度を
da/dNとしたときに、da/dNがH0.5n(nは検
知センサー本体2の材料による定数)に比例するような
要求検知感度を得るように、固定部4の間の長さ2Hを
設定し、定歪み制御状態にしてあることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造材料の疲労損傷
検知センサーおよびその取付け方法にかかるもので、と
くに橋梁、鉄塔、その他の建築物、さらには建設機械な
どの機械構造など、構造物を構築している鋼材料など各
種の構造材料ないし構造部材(母材)に発生する疲労損
傷の程度を検知するための疲労損傷検知センサーを所定
の検知感度をもって、さらに精度よくかつ信頼性をもっ
て取り付け可能な構造材料の疲労損傷検知センサーおよ
びその取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の構造材料は、外力が作用するにと
もなって疲労損傷するものであり、これを定期的に検査
して、安全性を確保することは必須の事項である。しか
しながら、構造材料は、検査により常に確認を必要とす
る点検項目が多数有りながら、目視検査にかなり専門的
な知識および経験を要すること、検査作業のための足場
の確保などが必要で危険性をともなうこと、および検査
自体に多大な時間がかかるとともに長期間にわたって検
査を続行してゆかなければならないことなどから、その
疲労損傷の状態把握や異常検知を的確かつ効率的に行う
ことが要請されている。
【0003】こうした検査ないし維持管理において、疲
労損傷の検知段階は、疲労が累積しているがまだ亀裂な
どが発生していない第一段階、疲労により損傷が亀裂と
して発生した第二段階、およびこの疲労が進展して亀裂
が延びた第三の段階という履歴段階に分けることができ
る。それぞれの段階において、たとえば第一段階では疲
労の累積の程度を把握して疲労亀裂の発生の可能性を検
知する必要があり、第二段階では亀裂の発生を検知する
必要があり、さらに第三の段階では亀裂の進展状況を把
握して亀裂の進展と破壊時期の予測を行う必要がある。
【0004】しかしながら従来、亀裂発生の可能性、亀
裂の発生からその進展までを検知するための実際的な検
知センサー、および所定の検知精度かつ低コストで確実
に検知センサーを取り付けることができる取付け方法な
どがなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、疲労損傷検知センサ
ーをその検知性能良好に、かつ安定した信頼性をもって
取り付けることができる構造材料の疲労損傷検知センサ
ーおよびその取付け方法を提供することを課題とする。
【0006】また本発明は、所定の精度をもって取り付
けて、亀裂発生の可能性、亀裂発生および進展の検知性
能を発揮することができるようにした構造材料の疲労損
傷検知センサーおよびその取付け方法を提供することを
課題とする。
【0007】また本発明は、温度や湿度などの外部環境
にそれほど影響されずに、構造材料に代わって安定して
亀裂を発生および進展させ、その進展速度もしくは進展
量により構造材料の疲労損傷の程度を推測可能である構
造材料の疲労損傷検知センサーおよびその取付け方法を
提供することを課題とする。
【0008】また本発明は、構造材料に実際に亀裂が発
生しない定歪み状態で、その疲労損傷の程度を検知可能
な構造材料の疲労損傷検知センサーおよびその取付け方
法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、疲労
損傷検知センサーの長さと検知の要求感度ないし検知精
度(亀裂進展速度)との間にある所定の関係を見いだし
たことおよびこの関係を応用すること、疲労損傷検知セ
ンサーにあらかじめ疲労予亀裂を形成しておくこと、残
留応力を平準化しておくこと、取付けにあたって平均応
力をあらかじめ与えておくことに着目したもので、第一
の発明は、外力が加わる構造材料の疲労損傷の程度を検
知するための構造材料の疲労損傷検知センサーであっ
て、上記構造材料の表面に取り付け可能な所定長さを有
する板状部材から構成するとともに切欠き部を形成した
検知センサー本体と、この切欠き部の尖端部に臨んで、
この検知センサー本体に設けたクラックゲージと、を有
し、上記切欠き部を挟んだ上記検知センサー本体の両端
部を上記構造材料の上記表面に固定する一対の固定部の
間における部分の長さを2Hとし、上記切欠き部の上記
尖端部から進展可能な亀裂の長さをaとし、外力が作用
する回数をNとし、亀裂進展速度をda/dNとし、上
記検知センサー本体の材料による定数をnとしたとき
に、da/dNがH0.5nに比例するような要求検知感度
を得るように、上記固定部の間における上記部分の長さ
2Hを設定し、定歪み制御状態にしてあることを特徴と
する構造材料の疲労損傷検知センサーである。
【0010】上記切欠き部には、上記尖端部に疲労予亀
裂を形成してあるとともに、この疲労予亀裂部分の残留
応力を除去し、平均応力を付与した状態で上記検知セン
サー本体を上記構造材料に取り付けるようにすることが
できる。
【0011】上記切欠き部および上記クラックゲージを
設けた上記検知センサー本体の部分は、その幅を一定と
してあることができる。
【0012】第二の発明は、外力が加わる構造材料の疲
労損傷の程度を検知するための構造材料の疲労損傷検知
センサーの取付け方法であって、上記構造材料の表面に
取り付け可能な所定長さを有する板状部材から構成した
検知センサー本体に切欠き部を形成する切欠き部形成工
程と、上記切欠き部に疲労予亀裂を形成する疲労予亀裂
形成工程と、この疲労予亀裂形成工程における残留応力
を除去する残留応力除去工程と、上記検知センサー本体
に平均応力を付与した状態で該検知センサー本体を上記
構造材料に取り付けるセンサー取付け工程と、を有する
ことを特徴とする構造材料の疲労損傷検知センサーの取
付け方法である。
【0013】上記センサー取付け工程において、上記検
知センサー本体を予熱した状態で、上記構造材料に取り
付けることができる。この予熱操作により、検知センサ
ー本体が冷却するときに収縮するため、検知センサー本
体と構造材料との間の温度差および熱膨張率の差によっ
て、検知センサー本体に平均応力を発生させることがで
きる。予熱による検知センサー本体と構造材料との間の
温度差としては、約10℃以上、好ましくは30℃程度
がよいことが判明している。
【0014】上記センサー取付け工程において、上記検
知センサー本体を上記構造材料に取り付けた状態で、線
状加熱を行うことができる。この線状加熱によっても、
予熱操作と同様の平均応力を発生させることができる。
【0015】上記検知センサー本体を構造材料に取り付
ける手段としては、接着、溶接、ボルト締めなど任意の
手段を採用可能であるが、作業の容易性からは接着手段
が好ましい。
【0016】上記検知センサー本体には、切欠き部の尖
端部に臨んで、この検知センサー本体にクラックゲージ
を取り付けるゲージ取付け工程が必要であるが、このゲ
ージ取付け工程は、検知センサー本体への切欠き部の加
工の前工程として、あるいは後工程としてこれを行って
もかまわない。
【0017】本発明による構造材料の疲労損傷検知セン
サーおよびその取付け方法においては、切欠き部をあら
かじめ形成した検知センサー本体およびクラックゲージ
を用いて、構造材料の疲労損傷を所定の感度ないし検知
精度をもって検知可能であり、かつ安定した感度をもっ
て検知可能なように疲労損傷センサーを取り付けること
ができる。とくに第一の発明による疲労損傷検知センサ
ーは、亀裂進展速度da/dNがH0.5n、たとえば検知
センサー本体がステンレススチールの場合(n=約3)
にはH1.5に比例することに着目し、亀裂進展速度da
/dNを調節することにより要求検知感度を制御可能で
あるため、検知センサー本体の横長さ(検知センサー本
体の両端部を構造材料の表面に固定する一対の固定部の
間における部分長さ2H)を所定長さに設定することに
よって、所望の検知感度をもって取り付けることができ
る。しかも、当該疲労損傷検知センサーは、構造材料に
まだ疲労亀裂が発生しない状態の、いわゆる定歪み状態
のままで構造材料にこれを取り付けてあり、検知センサ
ー本体に亀裂が発生しこれが進展してもその進展量は一
定となり、疲労損傷検知センサーとしての好ましい特性
を得ることができる。
【0018】第二の発明による疲労損傷検知センサー取
付け方法においては、検知センサー本体の切欠き部にあ
らかじめ疲労予亀裂を形成しておくこと、疲労予亀裂の
形成時の残留応力を除去すること、および検知センサー
本体の取付けにあたって平均応力をあらかじめ与えてお
くこととしたので、温度および湿度など外部環境に左右
されずに安定した亀裂の発生および進展を保障すること
が可能となり、切欠き部を形成した疲労損傷検知センサ
ーを用いて構造材料の疲労損傷の検知を実際的な施工コ
ストおよび作業性をもって現実的に実行可能とすること
ができる。
【0019】上記平均応力を付与しておくことにより、
実際に外力が作用して発生した応力が小さい場合であっ
ても、これにより亀裂が発生および進展可能で、H0.5
に比例する応力拡大係数範囲△Kに対して亀裂の進展速
度が線形に変化するので、所定の精度をもって検知が可
能である。平均応力としては、30MPa以上の引張応
力が発生した状態とすることが望ましい。またこの引張
応力を残留させることで、構造材料の圧縮応力場におい
ても検知が可能となる。かくして、橋梁その他の構造材
料に作用する外力により、亀裂が進展して所定のしきい
値となったときに、クラックゲージによりこれを電気的
に検出して、警告を発するか、あるいはさらなる詳細な
検査を行うようにすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の第1の実施の形態
による構造材料の疲労損傷検知センサー1およびその取
付け方法を図1ないし図9にもとづき説明する。図1
は、疲労損傷検知センサー1の平面図および正面図であ
って、疲労損傷検知センサー1は、インジケーター板2
(検知センサー本体)と、クラックゲージ3と、インジ
ケーター板2における図中左右一対の接着部4(固定
部)と、を有する。なお図中、それぞれの部分の寸法の
一例を単位mmで記載してある。
【0021】インジケーター板2は、疲労損傷検知セン
サー1の本体をなし、疲労損傷検知センサー1全体を母
材M(橋梁その他の構造材料)の所定部位に貼付け、あ
るいは取り付けるためのもので、幅が一定でかつ所定長
さを有する矩形状としてその一辺にほぼ細長V字状の切
欠き部5を形成する。切欠き部5の尖端部5Aに臨んで
クラックゲージ3を配置し、尖端部5Aに応力集中を生
じさせ、負荷がかかったときに母材Mよりもインジケー
ター板2ないしそのクラックゲージ3部分に亀裂を発生
し易くしている。この切欠き部5は、インジケーター板
2の中央位置にこれを形成する必要はない。
【0022】クラックゲージ3は、尖端部5Aから発生
する亀裂の進行方向に対して直角に対向してこれを配置
することにより、インジケーター板2の亀裂長さを検出
し易くすることが可能なものが望ましく、歪ゲージ6あ
るいは電気抵抗線を並列に配置したものを採用する。な
お図2および図3にもとづき後述するように、尖端部5
Aの先には疲労予亀裂7をあらかじめ形成してある。
【0023】左右一対の接着部4は、インジケーター板
2の左右部分に位置し、疲労損傷検知センサー1を所定
面積にわたって母材Mに固定して取り付けるためのもの
で、この接着部4において疲労損傷検知センサー1と母
材Mとを一体とし、その間の母材Mから独立した部分
(インジケーター板2の中央検知部分2A)の疲労損傷
検知センサー1の長さを2Hとする。
【0024】インジケーター板2の材料およびこれを母
材Mに貼付する接着部4の接着剤などは、任意のものを
採用可能であるが、耐久性ないし耐候性を有するととも
に、母材Mに作用する応力との相関性およびクラックゲ
ージ3に作用する応力との相関性をより安定して把握す
ることができるものが望ましく、一般的には接着剤とし
ては熱硬化性のものを採用し、またインジケーター板2
をできるだけ薄く形成する。たとえばインジケーター板
2は、板厚1mm以下、幅10〜100mmとする。
【0025】インジケーター板2の長さは、疲労損傷検
知センサー1に要求される感度によってこれを決定す
る。図1に示すように、切欠き部5の尖端部5Aから進
展可能な亀裂Cの長さをaとし、外力が作用する回数を
Nとし、亀裂進展速度をda/dNとしたときに、da
/dNはH0.5nに比例することになる。ただし、nは、
インジケーター板2の材料による定数である。したがっ
て、所定の検知感度を得るように、接着部4の間の長さ
2Hを設定してある。
【0026】すなわち、疲労損傷検知センサー1の両端
部(接着部4)を固定して、この両端部に一定の歪みε
を与えると、縦弾性係数をEとすると、亀裂Cの先端の
応力拡大係数Kは、 K=E・ε・H0.5 となる。歪み変動範囲が△εの母材Mに疲労損傷検知セ
ンサー1を貼ると、応力拡大係数範囲△Kは、 △K=E・△ε・H0.5 となる。亀裂進展速度da/dNは、△Kの約n乗に比
例するから、H0.5nに比例することになる。ただし、n
は、上記したようにインジケーター板2の材料による定
数であって、たとえばインジケーター板2をステンレス
スチールから構成した場合には、nは約2.7〜3であ
り、亀裂進展速度da/dNは約H1.5に比例する。ま
た、nは、ゴム材の場合には、約0.5であり、セラミ
ック材の場合には、約6〜7である。
【0027】図2は、疲労損傷検知センサー1の取付け
方法の手順を示すフローチャート図であって、まず、切
欠き部5を機械加工により加工する(ステップS1)。
【0028】この機械加工による切欠き部5のままで
は、実構造材料である母材Mに発生する程度の低応力で
は疲労亀裂が発生しないか、あるいは発生までに長時間
を要する。そこで、ステップS2において疲労予亀裂7
(図3の拡大図を参照)を形成する。図4は、この疲労
予亀裂7を形成するための疲労予亀裂発生装置8の概略
説明図であって、疲労予亀裂発生装置8は、フレーム9
と、一対の疲労損傷検知センサーつかみ部10と、疲労
予亀裂センサー11と、を有し、疲労損傷検知センサー
つかみ部10を所定周期で振動させることにより、疲労
損傷検知センサー1の切欠き部5に疲労予亀裂7を発生
させる。
【0029】上述の疲労予亀裂7を発生させる場合の応
力は、通常構造材料に発生する応力よりもこれを高くす
るため、このままでは疲労予亀裂7の先端に発生してい
る残留応力のために亀裂Cが安定して進展しない可能性
がある。そこで、ステップS3(図2)において、疲労
予亀裂7を形成した疲労損傷検知センサー1の焼き鈍し
を行うことにより、残留応力の除去を行う。図5は、こ
の焼き鈍しの操作を概説する概略説明図であって、、疲
労損傷検知センサー1を加熱炉12に収容し、所定時間
および温度で加熱後、そのまま加熱炉12内に疲労損傷
検知センサー1を放置し、炉冷を行って、焼き鈍しを行
うことにより、疲労予亀裂7の形成により発生していた
残留応力を除去する。
【0030】図2に戻って、ステップS4において、平
均応力を付与した状態で疲労損傷検知センサー1を母材
Mに取り付ける。すなわち、通常の母材Mに発生する繰
り返し応力は低いため、疲労損傷検知センサー1には疲
労亀裂Cが安定して進展しない場合がある。疲労損傷検
知センサー1に高い平均応力をあらかじめ付与しておく
と、低応力でも疲労亀裂Cが安定して進展することを確
認した。この平均応力としては、少なくとも30MPa
が必要である。この平均応力を付与するためには、疲労
損傷検知センサー1を母材Mに取り付ける前に予熱を行
った上で、接着するか、溶接するか、あるいはボルト締
めなどその他の機械的固定手段を用いるかなどすること
ができる。または、接着、溶接、あるいはボルト締めな
どにより疲労損傷検知センサー1を母材Mに取り付けた
のちに、インジケーター板2の部分に線状加熱を行うこ
とにより、その冷却時に疲労損傷検知センサー1のイン
ジケーター板2を収縮させるようにしてもよい。
【0031】図6は、この線状加熱の操作を示す概略説
明図であり、たとえば固定部13における溶接により疲
労損傷検知センサー1を母材Mに固定したのちに、疲労
損傷検知センサー1のインジケーター板2の中央検知部
分2Aの所定部位を幅方向にわたって加熱(線状加熱部
14)し、冷却時の収縮によりインジケーター板2に平
均応力をあらかじめ発生させる。
【0032】また図7は、ボルト締め操作を示す概略説
明図であって、インジケーター板2の左右一対のボルト
締め領域15(固定部)においてボルト16を挿通し疲
労損傷検知センサー1を母材Mに固定する。ただし、一
方に長孔17を形成し、ボルト16との相対的な位置に
より、平均応力の程度を調節可能としてある。
【0033】図8は、インジケーター板2をステンレス
スチール材から構成したときの、この平均応力を付与し
た状態および付与しないで取り付けた場合の応力拡大係
数範囲△Kと亀裂進展速度da/dNとの関係を示すグ
ラフで、平均応力を付与した場合には、直線的な特性を
得ることができ、小さな応力であっても亀裂Cの発生お
よび進展が可能で、逆に平均応力を付与しない場合に
は、小さな応力では亀裂Cが発生しないことがわかる。
かくして、インジケーター板2における中央検知部分2
Aの長さHを任意に設定するすることにより、所定の検
知精度ないし感度(応力拡大係数範囲△K、亀裂進展速
度da/dN)を得ることができることがわかる。
【0034】図9は、疲労損傷検知センサー1の予熱操
作および温度の時間変化を示すグラフであって、疲労損
傷検知センサー1の各部分がどのような温度上昇程度を
もって加熱されるかを示している。予熱方法としては、
グラフ中の図に示すように、母材MとしてたとえばH型
鋼を採用し、その上フランジ18の中央部分に疲労損傷
検知センサー1を接着し、左右にマグネット19を配置
して接着部4を上フランジ18に所定圧力で押圧すると
ともに、中央に予熱用ヒーター20を配置してインジケ
ーター板2の中央部を加熱する。グラフに示すように、
所定時間経過後には、疲労損傷検知センサー1の中央部
と母材M(上フランジ18の中央部)との温度差がほぼ
一定(約30℃前後)になることがわかる。この一定の
温度差をもって疲労損傷検知センサー1を母材Mに固定
することにより、外部環境の温度差(たとえば−20℃
から+50℃まで)があっても疲労損傷検知センサー1
が安定して亀裂Cを発生、進展、かつ検知することによ
り母材Mにおける疲労損傷の程度を検知可能である。
【0035】本発明においては、疲労損傷検知センサー
の検知センサー本体全体の幅を一定とする必要はなく、
少なくとも切欠き部およびクラックゲージを設けた部分
の幅が一定であればよい。たとえば図10は、本発明の
第2の実施の形態による疲労損傷検知センサー30の平
面図、図11は、同、要部の拡大平面図であって、この
疲労損傷検知センサー30は、インジケーター板31
(検知センサー本体)と、上下一対の前記クラックゲー
ジ3(図1)と、インジケーター板31における図中左
右一対の接着部32(固定部)と、を有する。
【0036】インジケーター板31は、その左右端部に
おける接着部32の幅に対して、その間の母材Mから独
立した部分(長さ2H)の幅をより細く形成してある。
具体的には、幅が一定の中央検知部分31Aと、中央検
知部分31Aと左右の接着部32との間の曲線状接続部
31Bと、を形成し、中央検知部分31Aに上下一対の
クラックゲージ3を設けてある。
【0037】ただし、中央検知部分31Aの幅方向中央
部に前記切欠き部5に相当するほぼ楕円形状の切欠き部
33を形成するとともに、切欠き部33の図中上下両端
の尖端部33Aから上下のクラックゲージ3に向かっ
て、前記疲労予亀裂7(図1、図3)に相当する疲労予
亀裂34をそれぞれ形成してある。すなわち、切欠き部
33を中心として、一対の疲労予亀裂34およびクラッ
クゲージ3を対称に配置する構成としてある。
【0038】なお、これら切欠き部33および疲労予亀
裂34などの形成、および疲労損傷検知センサー30の
取付けあたっては、図2にもとづいて説明した工程と同
様の工程を採用することができる。
【0039】こうした構成の疲労損傷検知センサー30
においても、既述の疲労損傷検知センサー1(図1)と
同様に、亀裂Cの検知を行うことができるとともに、安
定した性能を発揮するように母材Mにこれを取り付ける
ことができる。また、上下一対の疲労予亀裂34および
クラックゲージ3を設けることにより、それぞれの部分
における検知量を平均することができ、さらに信頼性の
ある検知を行うことが可能となる。
【0040】なお本発明においては、図1に示した第1
の実施の形態におけるインジケーター板2(検知センサ
ー本体)の外側に連通する切欠き部5を上下一対に形成
し、それぞれの切欠き部5を内方の一対のクラックゲー
ジ3にそれぞれ対向するように配置することができる。
さらに、図10に示した第2の実施の形態における内方
側の切欠き部33から単一の疲労予亀裂34を形成し、
この疲労予亀裂34に単一のクラックゲージ3を対向さ
せるようにすることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検知セン
サー本体における固定部間の長さを設定することにより
疲労進展速度を調節して任意の検知感度を得ることがで
きるとともに、図2に示した疲労予亀裂の形成、残留応
力の除去、および平均応力を付与した状態での取付けな
どの諸工程を行うことにより、疲労損傷検知センサーを
所定の検知精度をもって、かつ所定の安定性ないし信頼
性をもって母材(橋梁などの構造材料)に取り付けるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による構造材料の疲
労損傷検知センサー1の平面図および正面図である。
【図2】同、疲労損傷検知センサー1の取付け方法の手
順を示すフローチャート図である。
【図3】同、疲労予亀裂7部分を示す拡大図である。
【図4】同、疲労予亀裂7を形成するための疲労予亀裂
発生装置8の概略説明図である。
【図5】同、焼き鈍しの操作を概説する概略説明図であ
る。
【図6】同、線状加熱の操作を示す概略説明図である。
【図7】同、ボルト締め操作を示す概略説明図である。
【図8】同、インジケーター板2をステンレススチール
材から構成したときの、この平均応力を付与した状態お
よび付与しないで取り付けた場合の応力拡大係数範囲△
Kと亀裂進展速度da/dNとの関係を示すグラフであ
る。
【図9】同、疲労損傷検知センサー1の予熱操作および
温度の時間変化を示すグラフである。
【図10】本発明の第2の実施の形態による疲労損傷検
知センサー30の平面図である。
【図11】同、要部の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 構造材料(母材)の疲労損傷検知センサー(第1の
実施の形態、図1) 2 インジケーター板(検知センサー本体) 2A インジケーター板2の中央検知部分 3 クラックゲージ 4 左右一対の接着部(固定部) 5 切欠き部 5A 切欠き部5の尖端部 6 歪みゲージ 7 疲労予亀裂 8 疲労予亀裂発生装置(図4) 9 フレーム 10 一対の疲労損傷検知センサーつかみ部 11 疲労予亀裂センサー 12 加熱炉(図5) 13 固定部(溶接、図6) 14 線状加熱部 15 ボルト締め領域(図7) 16 ボルト 17 長孔 18 H型鋼の上フランジ(図9) 19 マグネット 20 予熱用ヒーター 30 疲労損傷検知センサー(第2の実施の形態、図1
0) 31 インジケーター板(検知センサー本体) 31A インジケーター板31の幅が一定の中央検知部
分 31B インジケーター板31の曲線状接続部 32 左右一対の接着部(固定部) 33 切欠き部 33A 切欠き部33の尖端部 34 疲労予亀裂 M 母材(橋梁などの構造材料) C 亀裂(疲労亀裂) a 切欠き部5の尖端部5Aから進展可能な亀裂Cの
長さ H 左右一対の接着部4の間の母材Mから独立した部
分(インジケーター板2の中央検知部分2A(図1)、
インジケーター板31の中央検知部分31Aおよび曲線
状接続部31B(図10))の疲労損傷検知センサー1
の長さの1/2の長さ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力が加わる構造材料の疲労損傷の程
    度を検知するための構造材料の疲労損傷検知センサーで
    あって、 前記構造材料の表面に取り付け可能な所定長さを有する
    板状部材から構成するとともに切欠き部を形成した検知
    センサー本体と、 この切欠き部の尖端部に臨んで、この検知センサー本体
    に設けたクラックゲージと、 を有し、 前記切欠き部を挟んだ前記検知センサー本体の両端部を
    前記構造材料の前記表面に固定する一対の固定部の間に
    おける部分の長さを2Hとし、前記切欠き部の前記尖端
    部から進展可能な亀裂の長さをaとし、外力が作用する
    回数をNとし、亀裂進展速度をda/dNとし、前記検
    知センサー本体の材料による定数をnとしたときに、 da/dNがH0.5nに比例するような要求検知感度を得
    るように、前記固定部の間における前記部分の長さ2H
    を設定し、定歪み制御状態にしてあることを特徴とする
    構造材料の疲労損傷検知センサー。
  2. 【請求項2】 前記切欠き部には、前記尖端部に疲労
    予亀裂を形成してあるとともに、この疲労予亀裂部分の
    残留応力を除去し、 平均応力を付与した状態で前記検知センサー本体を前記
    構造材料に取り付けるようにすることを特徴とする請求
    項1記載の構造材料の疲労損傷検知センサー。
  3. 【請求項3】 前記切欠き部および前記クラックゲー
    ジを設けた前記検知センサー本体の部分は、その幅を一
    定としてあることを特徴とする請求項1記載の構造材料
    の疲労損傷検知センサー。
  4. 【請求項4】 外力が加わる構造材料の疲労損傷の程
    度を検知するための構造材料の疲労損傷検知センサーの
    取付け方法であって、 前記構造材料の表面に取り付け可能な所定長さを有する
    板状部材から構成した検知センサー本体に切欠き部を形
    成する切欠き部形成工程と、 前記切欠き部に疲労予亀裂を形成する疲労予亀裂形成工
    程と、 この疲労予亀裂形成工程における残留応力を除去する残
    留応力除去工程と、 前記検知センサー本体に平均応力を付与した状態で該検
    知センサー本体を前記構造材料に取り付けるセンサー取
    付け工程と、 を有することを特徴とする構造材料の疲労損傷検知セン
    サーの取付け方法。
  5. 【請求項5】 前記センサー取付け工程において、前
    記検知センサー本体を予熱した状態で、前記構造材料に
    取り付けることを特徴とする請求項4記載の構造材料の
    疲労損傷検知センサーの取付け方法。
  6. 【請求項6】 前記センサー取付け工程において、前
    記検知センサー本体を前記構造材料に取り付けた状態
    で、線状加熱を行うことを特徴とする請求項4記載の構
    造材料の疲労損傷検知センサーの取付け方法。
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