JP2951891B2 - 擬似体験用手袋 - Google Patents

擬似体験用手袋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老人や身障者の手
の動きを健常者に擬似体験させるための擬似体験用手袋
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、老人や身障者の身体の動きを健常
者に擬似体験させる装置として、健常者の身体に装着
し、健常者の身体関節の動きを制限することで老人や身
障者の身体の動きを擬似体験させるものが知られてい
る。これらのものにおいて、老人や身障者の手の動きを
擬似体験させるものとして擬似体験用手袋があり、この
ものは、図12(a)に示されるように布素材にて形成
される2つの手袋体30,31を図12(b)に示され
るように二重に装着して使用しており、二重で手に装着
することによって手の動きを拘束すると共に触感を鈍ら
せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように布素材にて形成される手袋体30,31を二重に
手に装着するにあたっては、装着に時間がかかるもので
あり、触感、関節の動きの低下を擬似体験するにあたっ
て複数の部材を必要とすると共に使い勝手が悪いという
問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、簡易に老人や身障者の手の動きを擬似体験す
ることができる擬似体験用手袋を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、老人や身障者の手の動きを健
常者Bに擬似体験させる擬似体験用手袋であって、健常
者Bの手に装着される手袋体22はその手の平側と指先
部分に到るようにゴムGをコーティングすることで装着
状態で指関節の動きを拘束すると共に手の平側の触感を
鈍らせるようになっていることを特徴とするものであ
る。
【0006】請求項2の発明では、請求項1において指
先部分は外周面全周が触感を鈍らせるようになっている
ことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における擬似体験用手袋
は、健常者Bの手に装着して使用されるものであるが、
単独で使用するようにしても、後述する健常者Bの腕3
や脚4に装着して使用される擬似体験装置と併用して使
用するようにしてよい。擬似体験用手袋は健常者Bの手
の動きを強制的に制限するためのものであり、また、擬
似体験装置は健常者Bの腕3や脚4の動きを強制的に制
限するためのものであり、老人(高齢者)や身障者の身
体的機能低下や心理的変化を擬似的に体験し、老人や身
障者の精神的、肉体的変化を実感することができるため
のものであり、例えば、住宅展示場等において健常者B
が身体に装着して使用することにより、通常では分から
ないような住宅内の段差状態や階段の勾配あるいは手摺
りやドア把手を持つ場合及び操作性等が老人や身障者等
の身体機能が低下している人にとってどの程度の労力を
要するものであるのかを老人や身障者側に立った状態で
擬似体験するためのものであり、住宅を増改築あるいは
新築する場合において老人や身障者が住宅内の移動を支
障なく行うことができて快適な生活空間を形成するため
の参考として用いられるものである。
【0008】擬似体験用手袋は、図1に示されるように
一体ものの手袋体22にて主体が構成されている。手袋
体22は健常者Bの手に装着した状態で手の動きを拘束
するように構成されており、例えば、手袋体22の手の
側と指先部分に到るようにゴムGをコーティング(図
1中斜線部分)することで健常者Bの手に装着した状態
で手の動きを拘束するようになっており、触覚、圧覚、
温覚等が低下している状態として、例えば、物がつかみ
にくい状態を擬似体験できるようになっている。ここ
で、健常者Bの手に装着した状態で手の動きを拘束する
ように構成するにあたり、手袋体22の外面を部分的に
ゴムコーティングする他に、手袋体22を構成する糸の
太さを太くしたり、材質を硬質のものに変えるようにし
て構成してあってもよいものであり、他の部材を使用す
ることなく手袋体22そのもので健常者Bの手に装着し
た状態で手の動きを拘束するように構成することが望ま
しい。つまり、老人や身障者の手の動きや触感を擬似体
験するにあたり、一枚ものの手袋体22そのもので構成
するようにしてあると手袋体22だけを装着するのみで
簡易に擬似体験することができるようになり、擬似体験
するにあたっての装着脱を簡単に行うことができるため
である。
【0009】また、手袋体22の指先部分は図1(a)
に示されるように外周面全周がゴムGにてコーティング
されており、指先部分の外周面全周が触感を鈍らせるよ
うになっており、指先の触感も確実に擬似体験すること
ができるようになっている。ここで、ゴムGをコーティ
ングしてあると物を触ったり、つかんだりした場合に滑
りにくいものであるために触覚等が低下しているといえ
ども実際の手で触っているような現実的な体験をするこ
とができるものである。
【0010】健常者Bの腕3や脚4等を拘束することに
よって動きを強制的に制限する上記擬似体験装置として
の腕用と脚用の拘束具Aは識別可能とされており、相互
に色を異ならせたり、形状を異ならせたり、異なる模様
を外面に施したり、光沢を異ならせたり、素材を異なら
せたり、異なる文字等を入れることによってそれぞれ容
易に脚用と腕用とを識別することが可能とされており、
一目で身体のどの部分に装着するものであるかを判別す
ることができるようになっている。
【0011】この拘束具Aとしては腕3や脚4の関節の
動きを拘束する関節拘束具1と、腕3や脚4に重量をか
ける重り2とがある。また、これらの拘束具Aは腕用ま
たは脚用でそれぞれ体重別に分けられており、使用者の
体重に応じて最適のものを使用して擬似体験を経験する
ことができるようになっている。
【0012】関節拘束具1としては、図3、図5に示さ
れる脚用のものと、図4に示される腕用のものとがあ
り、図3に示される脚用のものは膝関節の動きを拘束す
る関節拘束具1として構成されており、図5に示される
ものは足首関節の動きを拘束する関節拘束具1として構
成されている。図6乃至図8に示されるものは脚4に重
量をかける重り2として構成されている。
【0013】また、図4に示される腕用のものは肘関節
の動きを拘束する関節拘束具1として構成されている。
図9乃至図11に示されるものは腕3に重量をかける重
り2として構成されている。上記各関節拘束具1は、関
節の動きを拘束する心材Dと、この芯材Dを覆う弾性変
形可能な被覆部材6とで主体が構成されている。
【0014】図3に示される膝関節の動きを拘束する関
節拘束具1は、芯材Dとしてプラスチックや金属等から
なる薄板状の弾性を有する枠材5(図3中破線部分)を
伸縮性のあるサポーターのような被覆部材6にて被覆す
ることによって主体が構成されている。枠材5は中央に
孔5aを有するロ字状に形成されている。ここで、枠材
5として中央に孔5aが開いているものを使用すると使
用者によっては孔5aより膝が飛び出してしまうような
ことが考えられるが、伸縮性のある被覆部材6によって
外面全面を覆っているので膝が孔5aから大きく飛び出
すようなことがないようになっている。
【0015】被覆部材6の一端側には雄型係止具7が設
けられており、被覆部材6の他端側には雌型係止具8が
設けられており、相互に係脱自在とされた雄型係止具7
と雌型係止具8とを相互に連結することによって膝部分
に取り付けることができるようになっている。つまり、
枠材5の孔5aの部分を膝に当てるようにし、被覆部材
6の両端の係止具7,8を膝裏側に回すようにして各係
止具7,8を相互に連結することによって膝部分を覆う
ようにして脚4の膝部分に取り付けられるようになって
いる。ここで、図3に示されるものにおいては、被覆部
材6の一端側に雄型係止具7を設け、被覆部材6の他端
側に雌型係止具8を設け、各係止具7,8の係合によっ
て被覆部材6を巻回した状態で連結して脚4に装着する
ことができる形態のものを示しているが、図2に示され
るように被覆部材6の一端側に雄型面状ファスナーある
いは雌型面状ファスナーを設け、被覆部材6の他端側に
雌型面状ファスナーあるいは雄型面状ファスナーを設け
るようにし、各面状ファスナーを相互に係脱自在に係合
することによって着脱可能としてあってもよいものであ
る。すなわち、脚4に装着するにあたって被覆部材6の
両端の係合状態は特に限定されるものではなく、手間取
ることなく容易に脚4に対して着脱することができるよ
うに相互に連結することができる形態を採用すればよい
ものである。
【0016】そして、枠材5及び被覆部材6からなる関
節拘束具1によって膝を覆うことで膝関節の動きが強制
的に規制されるものであり、関節拘束具1を膝に取り付
けることによって健常者Bの膝の動きを老人や身障者の
膝の動きに対応したような動きとすることができるもの
である。ここで、上記した膝用の関節拘束具1は枠材5
の外面全面を伸縮性のある被覆部材6によって覆うよう
にして構成されているために膝部分に取り付けることで
膝関節の動きを全く無くすようにするのではなく、弾性
を有する芯材Dとしての枠材5と、伸縮性を有する被覆
部材6との相乗効果により、ある程度動きながらも膝関
節の動きを規制するものであり、老人や身障者の膝の動
きにより近いリアルなものとすることができるようにな
っている。
【0017】脚用の関節拘束具1として足首9の関節を
拘束する関節拘束具1を図5に示す。この実施形態にお
いては、芯材Dはロ字状ではなく脚4の甲から足首9の
前面側に至るように足首9の前面側に沿って配置できる
略L字状とされており、プラスチックや金属等からなる
薄板材にて構成されている。芯材D(図5中破線部分)
は伸縮性のあるサポーターのような被覆部材11にて被
覆されている。
【0018】芯材Dが入れられた被覆部材11の両端に
は両側方に向けて二股状に連結ベルト部11aが一体に
連出されており、連結ベルト部11aの一端側には雄型
係止具12としての面状ファスナーが設けられており、
連結ベルト部11aの他端側には雌型係止具13として
の面状ファスナーが設けられており、相互に係脱自在と
された各面状ファスナーを相互に連結することによって
足首部分に取り付けることができるようになっている。
つまり、芯材Dを足首9の前面側に沿って配置するよう
にし、上側の連結ベルト部11aを足首9の後ろ側に回
した後に各面状ファスナーを相互に連結することで足首
部分に巻回された状態で取り付けられ、また、下側の連
結ベルト部11aを脚4の甲の下側に回した後に各面状
ファスナーを相互に連結することで脚4の甲部分に巻回
された状態で取り付けることができるようになってい
る。ここで、足首9に装着するにあたって被覆部材11
の両端の係合状態は特に限定されるものではなく、手間
取ることなく容易に脚4に対して着脱することができる
ように相互に連結することができる形態を採用すればよ
いものである。
【0019】そして、芯材D及び被覆部材11からなる
関節拘束具1によって足首9を覆うことで足首関節の動
きが強制的に規制されるものであり、つまり、足首9の
前面側に沿って配置することで足首関節の動きを規制し
て足首関節を深く曲げたり、伸ばしたりしにくいように
でき、関節拘束具1を足首9に取り付けることによって
健常者Bの足首9の動きを老人や身障者の足首9の動き
に対応したような動きとすることができるものである。
ここで、上記した足首用の関節拘束具1は芯材Dを伸縮
性のある被覆部材11によって覆うようにして構成され
ているために足首9に取り付けることで足首関節の動き
を全く無くすようにするのではなく、弾性を有する芯材
Dと、伸縮性を有する被覆部材11との相乗効果によ
り、ある程度動きながらも足首関節の動きを規制するも
のであり、老人や身障者の足首9の動きにより近いリア
ルなものとすることができるようになっている。
【0020】図4には腕用の関節拘束具1として肘関節
の動きを拘束するものが示されている。この肘用の関節
拘束具1は上記した膝用の関節拘束具1と基本的には同
じであるが、詳述すると図4に示されるように芯材Dと
してプラスチックや金属等からなる薄板状の弾性を有す
る枠材14(図4中破線部分)を伸縮性のあるサポータ
ーのような被覆部材15にて被覆することによって主体
が構成されている。
【0021】枠材14は中央に孔14aを有するロ字状
に形成されている。ここで、枠材14として中央に孔1
4aが開いているものを使用すると使用者によっては孔
14aより肘が飛び出してしまうようなことが考えられ
るが、被覆部材15によって外面全面を覆っているので
肘が孔14aから大きく飛び出すようなことがないよう
になっている。
【0022】被覆部材15の一端側には雄型係止具16
が設けられており、被覆部材15の他端側には雌型係止
具17が設けられており、相互に係脱自在とされた雄型
係止具16と雌型係止具17とを相互に連結することに
よって肘部分に取り付けることができるようになってい
る。つまり、枠材14の孔14aの部分を肘に当てるよ
うにし、被覆部材15の両端の係止具16,17を肘裏
側に回すようにして各係止具16,17を相互に連結す
ることによって肘部分を覆うようにして腕3の肘部分に
取り付けられるようになっている。ここで、図4に示さ
れるものにおいては、被覆部材15の一端側に雄型係止
具16を設け、被覆部材15の他端側に雌型係止具17
を設け、各係止具16,17の係合によって被覆部材1
5を巻回した状態で連結して腕3に装着することができ
る形態のものを示しているが、図2に示されるように被
覆部材15の一端側に雄型面状ファスナーあるいは雌型
面状ファスナーを設け、被覆部材15の他端側に雌型面
状ファスナーあるいは雄型面状ファスナーを設けるよう
にして各面状ファスナーを相互に係脱自在に係合するこ
とによって着脱可能としてあってもよいものである。す
なわち、腕3に装着するにあたって被覆部材15の両端
の係合状態は特に限定されるものではなく、手間取るこ
となく容易に腕3に対して着脱することができるように
相互に連結することができる形態を採用すればよいもの
である。
【0023】そして、枠材14及び被覆部材15からな
る関節拘束具1によって肘を覆うことで肘関節の動きが
強制的に規制されるものであり、関節拘束具1を肘に取
り付けることによって健常者Bの肘の動きを老人や身障
者の肘の動きに対応したような動きとすることができる
ものである。ここで、上記した腕用の関節拘束具1は枠
材14の外面全面を弾性のある被覆部材15によって覆
うようにして構成されているために肘に取り付けること
で肘関節の動きを全く無くすようにするのではなく、弾
性を有する芯材Dとしての枠材14と、伸縮性を有する
被覆部材15との相乗効果により、ある程度動きながら
も肘関節の動きを規制するものであり、老人や身障者の
肘の動きにより近いリアルなものとすることができるよ
うになっている。
【0024】拘束具Aとしては腕3の肘関節や脚4の膝
関節や足首関節の動きを拘束する上記した関節拘束具1
の他に腕3や脚4に重量をかける重り2があり、図6乃
至図8に示される脚用のものと、図9乃至図11に示さ
れる腕用のものとがある。各重り2は手首や足首に巻き
付け固定することができる巻き付け体2a内に砂や鉛等
からなる例えば、粒状の形状変化自在な重量物を入れて
構成されている。巻き付け体2aには長手方向に沿って
複数の収納室2bが形成されており、各収納室2b内に
重量物が収納配置されている。
【0025】また、これらの拘束具Aとしての重り2は
腕用または脚用でそれぞれ体重別に分けられており、先
ず、図6乃至図8にて示される脚用のものについて説明
すると、図6に示されるように識別用の表示として脚用
の模様18が設けられている部分に体重が80kg以上
の人が使用するものとして1.5kgのものであること
が表示され、図7に示されるように識別用の表示として
脚用の模様18が設けられている部分に体重が80kg
から60kgの範囲内の人が使用するものとして1.2
5kgのものであることが表示され、図8に示されるよ
うに識別用の表示として脚用の模様18が設けられてい
る部分に体重が60kgから40kgの範囲内の人が使
用するものとして1.0kgのものであることが表示さ
れている。
【0026】また、図9乃至図11に示される腕用のも
のは、図9に示されるように識別用の表示として腕用の
模様19が設けられている部分に体重が80kg以上の
人が使用するものとして1.0kgのものであることが
表示され、図10に示されるように識別用の表示として
腕用の模様19が設けられている部分に体重が80kg
から60kgの範囲内の人が使用するものとして0.7
5kgのものであることが表示され、図8に示されるよ
うに識別用の表示として腕用の模様19が設けられてい
る部分に体重が60kgから40kgの範囲内の人が使
用するものとして0.5kgのものであることが表示さ
れている。
【0027】そして、これらの重り2をそれぞれ図2に
示されるように上記した擬似体験用手袋や関節拘束具1
と共に併用して足首9や手首20に装着したり、単独で
足首9や手首20に装着して腕3や脚4に重量をかける
ことで腕3や脚4の動きが緩慢なものとなり様々な体重
の使用者がより現実に近い形で老人や身障者の腕や脚の
動きに対応した擬似体験を行うことができるものであ
る。
【0028】しかして、必要に応じて杖23を持つよう
にし、上記した各拘束具Aと共に擬似体験用手袋を図2
に示される健常者Bの身体に装着した状態で住宅展示場
等において使用することにより、通常では分からないよ
うな住宅内の段差状態や階段の勾配あるいは手摺りやド
ア把手を持つ場合及び操作性等が老人や身障者等の身体
機能が低下している人にとってどの程度の労力を要する
ものであるかを老人や身障者側に立った状態で擬似体験
することができ、住宅を増改築あるいは新築する場合に
おいて老人や身障者が住宅内の移動を支障なく行うこと
ができる快適な生活空間を形成するための参考として利
用するものである。ここで、図2に示されたものにおい
ては、拘束具Aは片方の腕3及び片方の脚4に装着して
いる場合を示しているが、これに限定されるものではな
く、使用者が希望する擬似体験状態に応じて両方の腕3
及び両方の脚4に装着したり、腕3のみに装着したり、
脚4のみに装着したりするものである。また、擬似体験
用手袋のみを装着して擬似体験を実施するようにしても
よいものである。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、老人や身障者の手の
動きを健常者に擬似体験させる擬似体験用手袋であっ
て、健常者の手に装着される手袋体はその手の平側と指
先部分に到るようにゴムをコーティングすることで装着
状態で指関節の動きを拘束すると共に手の平側の触感を
鈍らせるようになっているので、手袋体一枚のみで簡易
に老人や身障者の手の動きを擬似体験することができる
ものである。
【0030】請求項2の発明は、請求項1において指先
部分は外周面全周が触感を鈍らせるようになっているの
で、請求項1の効果に加えて指先の触感も正確に擬似体
験することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を説明するものであり、(a)は
平面図、(b)は背面図である。
【図2】同上の一例を説明する説明図である。
【図3】脚用の関節拘束具を説明する説明図である。
【図4】腕用の関節拘束具を説明する説明図である。
【図5】脚用の関節拘束具を説明する説明図である。
【図6】拘束具としての脚用の重りを示すものであり、
(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図7】拘束具としての脚用の重りを示すものであり、
(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図8】拘束具としての脚用の重りを示すものであり、
(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図9】拘束具としての腕用の重りを示すものであり、
(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図10】拘束具としての腕用の重りを示すものであ
り、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図11】拘束具としての腕用の重りを示すものであ
り、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図12】従来例を説明する説明図であり、(a)は分
離した状態を示すものであり、(b)は使用状態を示す
ものである。
【符号の説明】
22 手袋体 B 健常者G ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09B 9/00 A41D 13/12 A45B 3/00 A61B 5/11

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 老人や身障者の手の動きを健常者に擬似
    体験させる擬似体験用手袋であって、健常者の手に装着
    される手袋体はその手の平側と指先部分に到るようにゴ
    ムをコーティングすることで装着状態で指関節の動きを
    拘束すると共に手の平側の触感を鈍らせるようになって
    いることを特徴とする擬似体験用手袋。
  2. 【請求項2】 指先部分は外周面全周が触感を鈍らせる
    ようになっていることを特徴とする請求項1記載の擬似
    体験用手袋。
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JP3499662B2 (ja) * 1995-10-18 2004-02-23 積水ハウス株式会社 老化体験装置

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