JP2951277B2 - 定 規 - Google Patents

定 規

Info

Publication number
JP2951277B2
JP2951277B2 JP31888396A JP31888396A JP2951277B2 JP 2951277 B2 JP2951277 B2 JP 2951277B2 JP 31888396 A JP31888396 A JP 31888396A JP 31888396 A JP31888396 A JP 31888396A JP 2951277 B2 JP2951277 B2 JP 2951277B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ruler
protective film
plate material
line
graduation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31888396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10157390A (ja
Inventor
祐子 松下
修 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TORAI TETSUKU KK
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
TORAI TETSUKU KK
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TORAI TETSUKU KK, Kokuyo Co Ltd filed Critical TORAI TETSUKU KK
Priority to JP31888396A priority Critical patent/JP2951277B2/ja
Publication of JPH10157390A publication Critical patent/JPH10157390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2951277B2 publication Critical patent/JP2951277B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定規に係り、更に詳
しくは、プレート材に設けられた目盛線等の擦れを防止
することのできる定規に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に直線定規等においては、外縁に沿
って目盛線や数字等を含む各種の記号が付されている。
これらの記号は、透明な樹脂製プレート材にホットスタ
ンプや各種の印刷を施すことによって形成されている。
【0003】この種の定規は紙面上にて滑らせて利用さ
れる場合が多いため、目盛線及び記号は常に紙面にて擦
られることとなり、これにより、長期に亘って定規を使
用している間に、目盛線及び記号が次第に薄れてくると
いう不都合がある。
【0004】そこで、このような不都合を回避すべく、
最近では、目盛線及び記号の表面に保護膜を設けた定規
が出現するに至っている。この保護膜は、プレート材に
目盛線等を形成した後に、当該目盛線等が形成されてい
るプレート材の面の全域に亘って形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな定規にあっては、保護膜を形成するに際してプレー
ト材に挨等が付着していると、保護膜形成後の表面に微
細な凹凸が形成されることとなり、凹凸による部分的な
保護膜の摩耗を生ずるという不都合をもたらす。従っ
て、このような不都合を回避するために、従来では、挨
等の混入を防止すべくクリーンルームでの保護膜形成が
必要となり、定規の生産設備を不可避的に高騰化させる
という原因ともなっている。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、特別な生産設備を
必要とすることなく製造することができるとともに、保
護膜が部分的に摩耗することなく長期使用に耐え得る定
規を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、プレート材に目盛線若しくは記号が付さ
れてなる定規において、各目盛線若しくは記号毎に保護
膜が積層され、各保護膜は、それらの相互間が断続して
設けられている、という構成を採っている。このような
構成とすることにより、保護膜を必要とする箇所にのみ
形成するだけでよく、当該保護膜形成に挨等が混入する
リスクを大幅に低減することができる。従って、クリー
ンルーム等の生産設備を特別に設けることなく製造する
ことができ、ひいては定規の生産コストの低下を図るこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】前記定規は、プレート材の一端縁
に沿って目盛線が設けられているとともに、他端縁側に
はプレート材の長手方向に沿う目盛線若しくは直線が設
けられ、プレート材を紙面に載せた時に当該プレート材
の面が紙面に対して平行に保たれるように設けられてい
る。このように構成すれば、保護膜がプレート材の面に
対して略全域に分散した位置に形成されることとなり、
プレート材の一端縁側にのみ保護膜を形成した場合に生
じうる微視的な傾きを回避することができる。従って、
各保護膜に与えられる摩擦力が特定の保護膜に集中する
ことがなくなり、部分的に保護膜が摩耗することもな
い。
【0009】なお、クリーンルームを用いることなく保
護膜を形成することから、少なからず挨が混入すること
は理論上避け難いことになるが、本発明では、目盛線や
記号のみに対応した一定領域にのみ保護膜を形成してい
るため、挨等の混入は殆ど問題となることはない。
【0010】本発明における目盛線及び記号は、着色さ
れた紫外線硬化性インクを用いてスクリーン印刷等によ
って形成することができ、また、保護膜は、透明な紫外
線硬化性樹脂を同様のスクリーン印刷によって形成する
ことができる。紫外線硬化性樹脂以外の材料としては、
蒸発乾燥型のインクやエポキシ系樹脂の二液混合インク
等が例示できる。
【0011】なお、本明細書において、『記号』とは、
文字、数字等を含む広い概念として用いられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る定規の実施例を図面を参
照しながら説明する。
【0013】図1には、本発明が直線定規に適用された
平面図が示され、図2には、その一部拡大平面図が示さ
れている。また、図3には、定規の一部拡大断面図が示
されている。これらの図において、直線定規10は長手
方向に延びる方形の透明なプレート材11と、このプレ
ート材11の一方の面にUV印刷された目盛線12及び
数字等の記号13と、これらの目盛線12及び記号13
を覆うようにUV印刷された透明な保護膜14とを備え
て構成されている。ここで、これらのUV印刷は、前記
プレート材11に対応して形成された孔版を用いたスク
リーン印刷によって形成されている。
【0014】前記目盛線12は、図1に示されるよう
に、プレート材11の長手方向一端側に等間隔で刻まれ
た目盛線12Aと、プレート材11の他端側において1
mm間隔で刻まれた目盛線12Bと、プレート材11の長
手方向全長に亘って直線方向に延びる目盛線12Cとを
含み、これらの各線12A〜12Cに保護膜14がそれ
ぞれ設けられている。従って、保護膜14は、直線定規
10を平面的に見たときに、その全領域に分散して形成
された状態となる。
【0015】前記保護膜14は、図2及び図3に示され
るように、目盛線12A,12B、12C及び記号13
が印刷された部分のみ囲む平面積に設けられており、各
保護膜14の相互間が断続するように設けられている。
【0016】前記直線定規10は、その層構造を巨視的
に見た場合には、図3に示されるような段差を生ずる
が、実際には目盛線12A,12B,12C及び記号1
3並びに保護膜14の層厚はミクロンオーダーとなるよ
うに形成されている。従って、直線定規10の面を指で
なぞった時には僅かなざらつき感がある程度となってい
る。
【0017】なお、前記実施例では、直線定規を図示、
説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、三
角定規や楕円定規等にも同様に適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各保護膜相互間が断続するように目盛線等に積層されて
いるため、保護膜形成に際して挨等が混入するリスクを
大幅に低減することができる。従って、クリーンルーム
等の生産設備を特別に設けることなく製造可能となり、
定規製造コストを大幅に低減することができる。
【0019】また、本発明における定規は、プレート材
を紙面に載せた時に当該プレート材の面が紙面に対して
平行に保たれる位置に保護膜が分散して形成されている
ため、プレート材の一端縁側にのみ保護膜を形成した場
合に生じうる微視的な傾きが回避可能となる。そのた
め、各保護膜に与えられる摩擦力が等しくなり、特定の
保護膜にのみ集中することがなく、部分的に保護膜が摩
耗する虞を回避して長期使用が可能な耐久性を得ること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が直線定規に適用された実施例を示す平
面図。
【図2】図1の要部拡大平面図。
【図3】図2のA−A線矢視拡大断面図。
【符号の説明】
10 直線定規 11 プレート材 12 目盛線 13 記号 14 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−146798(JP,A) 実開 昭56−11990(JP,U) 実開 昭56−21701(JP,U) 実開 昭57−9590(JP,U) 実開 昭60−114884(JP,U) 実公 昭41−23216(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43L 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート材に目盛線若しくは記号が付さ
    れてなる定規において、各目盛線若しくは記号毎に保護
    膜が積層され、各保護膜は、それらの相互間が断続して
    設けられていることを特徴とする定規。
  2. 【請求項2】 前記プレート材の一端縁に沿って目盛線
    が設けられているとともに、他端縁側にはプレート材の
    長手方向に沿う目盛線若しくは直線が設けられ、プレー
    ト材を平面に載せた時に当該プレート材の面が平面に対
    して平行に保たれることを特徴とする請求項1記載の定
    規。
JP31888396A 1996-11-29 1996-11-29 定 規 Expired - Fee Related JP2951277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31888396A JP2951277B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 定 規

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31888396A JP2951277B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 定 規

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10157390A JPH10157390A (ja) 1998-06-16
JP2951277B2 true JP2951277B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=18104035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31888396A Expired - Fee Related JP2951277B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 定 規

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2951277B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0308653D0 (en) * 2003-04-15 2003-05-21 Creative Grids Uk Ltd Improved ink

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10157390A (ja) 1998-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
PE20040482A1 (es) Una forma de material de impresion que comprende etiqueta adhesiva
DE69207751D1 (de) Druckmaterial und druckvorrichtung, die das material verwendet
CA2390172A1 (en) Sheet for writing board and reflection type screen
JP2951277B2 (ja) 定 規
KR970705475A (ko) 잉크 젯 인쇄용 시트(ink jet printing sheet)
KR920700932A (ko) 박판내에 이미지를 형성하는 방법
JP7417600B2 (ja) 調整可能な高い寸法安定性を有するフレキシブルスタンプ
EP0076593A1 (en) System for transferring indicia to a surface
JPH0114440Y2 (ja)
JP7442426B2 (ja) センサシート及びタッチセンサモジュール
JP4697568B2 (ja) 画像への転写箔押写方法
KR200476615Y1 (ko) 칠판용 시트지
JPS60182139U (ja) 光透過性を有する記録用シ−ト
CN212476605U (zh) 一种新型胶带
CN210736649U (zh) 一种离型膜
JP3158766B2 (ja) 転写印刷用離型フィルム
JP3108865U (ja) 露光用フォトマスク
JP2020116863A (ja) 印刷用シート
JPH0621711Y2 (ja) 付着シート
KR200262633Y1 (ko) 메모지 홀더
JP2010024307A (ja) 粘着シート
JPH0727152U (ja) フィルムキャリアテープ
KR101231201B1 (ko) 글씨연습기구
JPH0442157Y2 (ja)
GB2111426A (en) System for transferring indicia to a surface

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees