JP2948816B1 - 掘削機 - Google Patents
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Abstract
ロータリースイベルの回動を確実に阻止する機構であっ
て、掘削機の組立設置が容易であり、作業終了における
撤収も容易である掘削機を提供する。 【解決手段】ロータリースイベル3を設けられた掘削機
において、ロータリースイベルの回動を阻止するを回動
阻止手段を有し、該回動阻止手段は長さ方向には屈曲す
るが巾方向には屈曲しない連結部材とユニバーサルジョ
イントとを組み合わせた連結機構によってロータリース
イベル側とブーム側8とを連結して、ロータリースイベ
ルの回動を阻止するとともに、ロータリースイベル側と
ブーム側の中間に設けられたカップリングによって、ブ
ーム側に対してスクリューを3次元的に折り曲げること
ができるようにする。
Description
て、建造物を建てる場合や、地盤の改良を行う場合に縦
孔を掘削および圧密作業を行う掘削機の技術分野に属す
る。
するブームに取り付けたアースオーガーのブームが、下
降することにより掘削するタイプのものが知られてい
る。従来の掘削作業および圧密作業を行う掘削機におい
て、上下動するブームに取り付けたアースオーガーが、
常に垂直に維持しなければならず、その為に第1ブーム
(主ブーム)が回動して下降する際には、第2ブーム(伸
縮ブーム)を短縮しながら制御しなければならず、この
制御は熟練を要し、ブームの稼働する範囲も十分とれ
ず、作業効率も低いため、本出願人は、特願平10-21355
8号として作業機のブームおよびシリンダーの高さを十
分活用でき、かつ、工事現場において簡単で短時間にア
ースオーガーを設置して掘削作業が容易におこなえるア
ースオーガーを提案している。
は、図13に示すような掘削機である。即ち、図13に
おいて、アースオーガーaの上部には、駆動源としての
回転駆動モーターbが取り付けられるが、ブームcの吊部
材c1の支点c2にモーターケーシングb1の支点b2を介して
取り付けられる。そして、アースオーガーaのスクリュ
ーdは、モーターbの回転軸からカップリングeを介して
駆動される。上記のスクリューdは、円柱の長い中空管d
1からなっており、外周には螺旋状羽根からなる掘削刃d
2と、中空管d1の下部先端の切削錐d4とが固着されてい
る。ブームcは、固定部材fにより地上に固定された作業
機の指令により、上下左右に回動自在に制御されるとと
もに、ブームc は第1ブーム(主ブーム)と第2ブーム(伸
縮ブーム)と第3ブーム(伸縮ブーム)からなり、伸縮自
在に構成されてブームcの高さ(長さ)を作業機の指令
により制御する。したがって、上記の回転駆動モーター
bの吊部材c1の支点c2は、地上での位置および高さは自
由に設定できる。
グeには駆動軸gが連接されるが、駆動軸gの先端部分に
は、駆動軸gとは独立して回転しないロータリースイベ
ルhが嵌合されており、ロータリースイベルhは、回転す
る駆動軸gに対して供給・排出管k1,k2によって固定され
ている。そして、掘削作業においては、スクリューdを
回転させながら、多角(四角)柱リーダーlを介してスク
リューdの上下動を制御する構成となっている。この
際、ロータリースイベルhは回転してはならないが、こ
の先行技術ではロータリースイベルhは、ブーム側に固
定された供給・排出管k1,k2によって回動を阻止してい
る。また、従来、掘削および圧密作業機はブームの先端
にあるクレーン部にアースオーガーを吊っていた。さら
に、従来の回転駆動モーターbをブームcに取り付けるに
は、カップリングeでアースオーガーを折り曲げてブー
ムc先端を地表近くに降ろしてから、ブームcの先端に設
けた吊部材c1に、モーターケーシングb1の支点c2を嵌合
させて取り付けていた。
するカップリング装置として、本出願人は、既に特許第
2652765号として、連結部で折り曲げが可能な掘削およ
び圧密作業機を提案している。
削機において、ロータリースイベルhがブーム側に固定
された供給・排出管k1,k2によって回動を阻止されてい
るが、大型の掘削機等においてロータリースイベル3と
駆動軸gとの間の摩擦抵抗が大きくなると、ブーム側に
固定された供給・排出管k1,k2だけでは回動を阻止でき
なくなるという問題点があった。このために、モーター
ケーシングb1にロータリースイベルhを固定する固定部
材を別途設けることも考えられるが、単に固定部材を設
ける構成だけでは、作業現場でスクリューdを横に置い
たり、横に置く方向を変えたりすることはできない。即
ち、カップリングeが駆動モーターbとロータリースイベ
ルhの中間に設けられていて、カップリングeの個所でア
ースオーガーが折れる構造であり、これに固定部材が追
従しないからである。また、従来、掘削作業機のブーム
の先端にあるクレーン部にはアースオーガーを吊ってい
たため、作業現場では資材の昇降用に別途クレーン作業
車を必要するばかりでなく、クレーン部にアースオーガ
ーを取り付ける作業もやっかいなものであった。
もので、その課題は、作業現場において、より簡単に掘
削機の組立はでき、且つ、分解してもコンパクトにでき
る掘削機を提供することにある。特に、ロータリースイ
ベルを有する掘削機においてもロータリースイベルの回
動を確実に阻止する機構であって、掘削機の組立設置が
容易であり、作業終了における撤収も容易である掘削機
を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、縦孔を掘削する掘削機
のスクリューを上下させるためのシリンダー部材および
スクリューを回転させるリーダー部材を設けたアースオ
ーガーであって、該シリンダー部材を上下動させるため
に油圧を供給・排出するロータリースイベルを設けた掘
削機において、ロータリースイベルの回動を阻止する回
動阻止手段を有し、該回動阻止手段は長さ方向には屈曲
するが巾方向には屈曲しない連結部材とユニバーサルジ
ョイントとを組み合わせた連結機構を有し、該連結機構
はロータリースイベル側とブーム側とを連結し、ロータ
リースイベル側とブーム側の中間に設けられたカップリ
ングの動きに追従して、ブーム側に対してスクリューを
3次元的に自由に折り曲げることができる掘削機であ
る。
記載の発明は、縦孔を掘削するアースオーガーを備えた
掘削機おいて、掘削機の伸縮ブームに着脱自在な取付部
材を設け、該取付部材には嵌合軸と該嵌合軸のブーム先
端側に第1ワイヤー止め具と主ブーム側に案内部材とを
設け、アースオーガーの駆動部の上部には前記嵌合軸に
嵌合軸する接続嵌合腕と吊下プーリを設けるとともに、
主ブームには第2ワイヤー止め具を設けて、ワイヤーを
前記第1ワイヤー止め具と第2ワイヤー止め具との間に
吊下プーリと案内部材を介して掛け渡し、伸縮ブームの
伸縮・伸長に伴ってワイヤーを引張りまたは弛緩させる
ことにより、前記駆動部の接続嵌合腕を取付部材の嵌合
軸に嵌合・解除する嵌合組立機構を設けた掘削機であ
る。
記載の発明は、縦孔を掘削する掘削機のスクリューを上
下させるためのシリンダー部材およびスクリューを回転
させるリーダー部材を設けたアースオーガーであって、
該シリンダー部材を上下動させるために油圧を供給・排
出するロータリースイベルを設けた掘削機において、ロ
ータリースイベルの回動を阻止する回動阻止手段を有
し、該回動阻止手段は長さ方向には屈曲するが巾方向に
は屈曲しない連結部材とユニバーサルジョイントとを組
み合わせた連結機構を有し、該連結機構はロータリース
イベル側とブーム側とを連結し、ロータリースイベル側
とブーム側の中間に設けられたカップリングの動きに追
従して、ブーム側に対してスクリューを3次元的に自由
に折り曲げることができるものであり、掘削機の伸縮ブ
ームに着脱自在な取付部材を設け、該取付部材には嵌合
軸と該嵌合軸のブーム先端側に第1ワイヤー止め具と主
ブーム側に案内部材とを設け、アースオーガーの駆動部
の上部には前記嵌合軸に嵌合軸する接続嵌合腕と吊下プ
ーリをを設けるとともに、主ブームには第2ワイヤー止
め具を設けて、ワイヤーを前記第1ワイヤー止め具と第
2ワイヤー止め具との間に吊下プーリと案内部材を介し
て掛け渡し、伸縮ブームの伸縮・伸長に伴ってワイヤー
を引張りまたは弛緩させることにより、前記駆動部の接
続嵌合腕を取付部材の嵌合軸に嵌合・解除する嵌合組立
機構を設けた掘削機である。
う掘削機において、本発明の好適なロータリスベルの回
動を阻止する回動阻止手段と、アースオーガーをブーム
に取り付ける取付け手段を図に沿って説明する。図1は
本実施例の全体を示す概略図であって、図1において
は、スクリュー1が下方向に加圧し下降して、縦孔を掘
削した状態を示しており、アースオーガーはスクリュー
1とリーダー2とからなり、リーダー2はカップリング5を
介してモーター6によって回転される。回転するリーダ
ー2上部の回転軸21にはロータリスベル3が取り付けられ
るが、ロータリスベル3には回動阻止手段の連結機構4
の一端が取り付けられ、連結機構4の他端はモーターケ
ーシング61に取り付けられて、ロータリスベル3の回動
を阻止している。モーターケーシング61は、ブーム8に
嵌合・解除する嵌合組立機構を介して作業機9の伸縮ブ
ーム82の先端の取付部材7に取り付けられる。なお、ブ
ーム8は作業機9において旋回あるいは角度を変えるが上
方に延びることがない基礎部分である主ブーム81と、主
ブーム81と同心状に上方に延びる1段あるいは複数段の
伸縮ブーム82が配置されブーム8の先端にはクレーン部8
4が設けられている。また、スクリュー1はロータリスベ
ル3から供給・排出される油圧によって、後述するシリ
ンダーが回転するリーダー2に沿って上下動して掘削あ
るいは圧密作業を行う。この際、ロータリスベル3は回
転せずに、常に作業機9から油圧制御が可能に取り付け
られ、このロータリースイベル3は作業機9からの指令に
より、供給・排出管31,32から油が供給または排出なさ
れる。
ダー2、ロータリスベル3、および、回動阻止手段たる連
結機構4との関係を具体的に説明する。図2において、
ロータリースイベル3は、回転する駆動軸21に対して回
動阻止手段の連結機構4によって固定される。この連結
機構4は、ロータリースイベル3の表面の任意の箇所に設
けられたヒンジ支持部材34に対して、2次元的に上下方
向に回動自在に設けられた第1ヒンジ部材41と、同様に
第1ヒンジ部材41に対して2次元的に支持軸42で回動自
在に設けられた、第2ヒンジ部材43と、第2ヒンジ部材
43とは3次元的に回動自在に設けられユニバーサルジョ
イント44を介してモーターケーシング61に固着されたユ
ニバーサルジョイント44の支持部材45に連設する構成と
なっている。
の軸間は、メカニカルシールやOリングの密封部材35で
密封されており、ロータリースイベル3側には、作業機9
から連なる供給・排出管31,32が設けられ、この供給・
排出管31,32に連通する駆動軸21の周りに環状の環状溝3
11,321が設けられ、他方、駆動軸21側に設けられた連通
孔211,212により、駆動軸21が回転しても常に連通孔21
1,212が供給・排出管31,32に連通するようになってい
る。
空軸213が設けられて連通孔211に連通し、大径中空軸21
4が設けられて連通孔212に連通して二重の中空管を形成
している。そして、小径中空軸213の下端先端にはピス
トン215が固着され、ピストン215の下面部の開口216で
小径中空軸213が開口され、ピストン215の上面部の開口
216で大径中空軸214が開口されている。即ち、回転駆動
軸21には、上述した中空の四角柱のリーダー2の他に、
小径中空軸213とピストン215、および、大径中空軸214
が固着されている。一方、スクリュー1は中空の四角柱
リーダー2に対して上下にスライドするが、スクリュー1
の中空管11の上端開口部15は、外側に四角柱リーダー3
を強固に固着するためのフランジ151が設けられ、上端
開口部15の内側には四角柱リーダー2を嵌合する四角形
の中空開口部152が設けられ、四角柱リーダー3の回転に
従って中空開口部152も回転するような構造としてあ
る。
削錐13が固着されているが、更に、スクリュー1の中空
管11の内側下部には大径中空軸214とピストン215に摺動
して嵌合するシリンダー部材153が固着されている。こ
のシリンダー部材153の内径にはシリンダー室254が設け
られ、ピストン215の下面部にピストン215との間に第1
シリンダー室255が設けられ、ピストン215の上面部にピ
ストン215との間に第2シリンダー室256が設けられ、シ
リンダー室254の内壁とピストン215の外周にはメカニカ
ルシールやOリング等の密封部材257で密封されてい
る。また、シリンダー室254の上部は、大径中空軸214と
摺動して嵌合するシリンダー部材153のシリンダーヘッ
ド257にもメカニカルシールやOリング等の密封部材259
で密封されている。
ーシング61の間には、カップリング5と回動阻止手段が
存在するが、まず、カップリング5の1例を図3を用い
て説明するが、このカップリング5は本出願人が特許第2
652765号として既に提案し公知であるので、詳細な説明
を省いて概略だけを説明する。図3の(a)は作業状態で
スクリュー1のスクリュー接続体53が駆動用ボス52に嵌
合した作業状態の場合を示し、図3の(b)はスクリュー1
を折り曲げた状態を示した図である。カップリング5の
上端面には作業機ブームの先端部に吊設した駆動モータ
ー6のモーター回動軸63と一体的に設けてある接続フラ
ンジ64と着脱可能に連結する接続フランジ51が設けら
れ、このフランジ51と一体としてその下部に、駆動用ボ
ス52とスクリュー1のロータリースイベル6が装着された
駆動軸21とを屈曲可能に設ける。このスクリュー接続体
53は下面はアースオーガーが取り付けられるが、上面に
は4角柱のスライドシャフト531が設けられ、スライドシ
ャフト531のスライドシャフト受部521との接合部分の左
右には、突出したスライドピン532が設けられている。
一方、駆動用ボス52には、スライドシャフト受部521を
形成したボス522が設けられ、このボス522の左右両側
に、縦長スライド穴523を設けた一対のスライドシャフ
ト押えプレート533が平行して設けられている。したが
って、アースオーガーのスクリュー1を折り曲げる場合
はスクリュー1を下方に降ろして、スライドピン532を縦
長スライド穴523の下端に位置させれば、スライドシャ
フト531とスライドシャフト受部521との嵌合が外れてス
クリュー1を折り曲げることができる。逆に、掘削作業
を行う場合には、スクリュー1を立てて、スライドピン5
32を縦長スライド穴523に沿って上げるとともに、スラ
イドシャフト531をスライドシャフト受部521に嵌合れば
よく、その後ロック機構(図示せず)でロックすればよ
い。
軸63とスクリュー1とはカップリング5を介して自由に回
動できるが、それに伴って、ロータリースイベル3の回
動阻止手段の連結機構4もロータリースイベル3の回動を
阻止するとともに、掘削作業が終了あるいは開始する際
には、作業機9のブーム8に対してスクリュー1を自由に
回動可能にして、掘削機の組立・分解が容易にできるよ
うにしなければならない。そのために、上述したよう
に、回動阻止手段の第1実施例である連結機構4Aは、そ
の概略を斜視図として図4、正面図として図5、平面図
として図6に示すようなものである。即ち、回動阻止手
段としての連結機構4Aは、モーターの駆動軸21の回転に
抗して、ロータリースイベル3を固定するが、同時にス
クリュー1を折れ曲げてもそれに追従して自由に回動可
能にする機構となっており、ロータリースイベル3の表
面の任意の箇所に設けられたヒンジ支持部材34aの軸341
aに対して、2次元的に上下の回動自在に設けられた断面
コ形の第1ヒンジ部材41aの一端が連結され、同様に第1
ヒンジ部材41aの他端に対して2次元的に支持軸42aで回
動自在に設けられた断面コ形の第2ヒンジ部材43aの一端
が連結され、第2ヒンジ部材43aの他端とは3次元的に
回動自在に設けられユニバーサルジョイント44aが連結
され、ユニバーサルジョイント44aの支持部材45aはモー
ターケーシング61の所定の箇所の取付部材65aに回動自
在に取り付けられている。
け位置は、カップリング5においてスクリュー1を折れ曲
げる支点、即ち、縦長スライド穴523の下端のスライド
ピン532の位置とほぼ一致させ、スクリュー1を水平方向
にも回動自在であるように設定する。したがって、スク
リュー1のカップリング5のスクリュー接続体53が駆動用
ボス52に嵌合した作業状態の場合にはヒンジ部材41a、4
3aは、図5において実線A1の状態にあり、支持部材45a
がモーターケーシング61に固着されているから、ヒンジ
部材41a、43aに連結されたロータリースイベル3もブー
ム側のモーターケーシング61に対向して回転はできな
い。そして、掘削作業をしない際に、スクリュー接続体
53が矢印a方向の下向きに下降して、嵌合が外れた場合
にはヒンジ部材41a、43aの角度が広がって二点鎖線(A2)
の状態となる。次に、スクリュー1が斜めに折り曲がる
と二点鎖線(B)の状態となり、ほぼ直角に折れ曲がると
二点鎖線(C)の状態となる。逆に、スクリュー1を折れ
曲がり状態から直立に立ち上げても自動的にヒンジ部材
41a、43aは、実線(A1)の状態に戻り、ロータリースイベ
ル3の回動を阻止する。
てたり分解したりする際の折れ曲がり状態を説明する
と、平面からの図6に示すように、ロータリースイベル3
は駆動軸21に対して回動自在であるから、ロータリース
イベル3を図5における二点鎖線(C)の状態から90度
回転させれば、ユニバーサルジョイント44aを支点とし
て図6における実線(C1)の状態となる。さらに、必要
に応じて、地面に平行に右に90度回転させれば二点鎖
線(C2)の状態に、左に90度回転させれば二点鎖線(C
3)の状態にスクリュー1を折れ曲がることができる。こ
のようなヒンジ部材を用いた連結機構4Aは、大型のアー
スオーガー等の大きな回転阻止力を必要とする掘削機に
最適である。
結機構4Aをヒンジ部材としたが、連結機構を屈曲可能な
板で構成してもよく、これを第2実施例として図7乃至
図9に沿って説明する。図7の(a)(b)において、回転阻
止手段の連結機構4Bは、中間にくびれ部41bを有する屈
曲可能な概略長方形の鋼板平板42bを複数枚を重ねたも
のである。そして、鋼板平板42bの右端には固定孔43b
が設けられ、この固定孔43bは複数枚の鋼板平板42bと
回動軸44bとをビス431bと固定部材432bとで固定する
ものである。同様に、鋼板平板42bの右端には長手方向
に長い固定長孔45bが設けられ、この固定長孔45bは複
数枚の鋼板平板42bと回動軸46bとをビス451bと固定部
材452bとで固定する。
ースイベル3の表面の任意の箇所に設けられた支持部材3
4bの軸44bを軸支し、他端は回動自在のユニバーサルジ
ョイント47b(矢印a,b,c)に支持し、ユニバーサルジョイ
ント47bの支持部材48bはモーターケーシング61の所定の
箇所の取付部材65bに回動自在で、かつ、若干ではある
が上下自在(矢印d)に取り付けられている。この様な構
成の連結部材であるので、図8に示すように、複数の概
略長方形の鋼板平板42bは、中間のくびれ部41bで屈曲す
る。この際、複数の鋼板平板42bが重ねられて屈曲する
ので、内側と外側の鋼板平板42bにずれが生ずるが、そ
のずれは長手方向に長い固定長孔45bが吸収する。ま
た、くびれ部41bには逆方向に屈曲するのを防止する平
板状の屈曲防止板48bが孔481bに固定されている。
スイベル3の回転方向、即ち平板の巾方向には屈曲しな
いので、回動阻止手段の連結機構4Bは、掘削作業時には
モーターの駆動軸21の回転に抗して、ロータリースイベ
ル3を固定する作用を有し、掘削作業をしないときは、
実施例1と同様に、スクリュー接続体53が下降して嵌合
が外れた場合には、図9に示すように、スクリュー1が
斜めに折り曲がっても連結機構4Bも追従する。
は、製作・構造が簡単で強固であり、費用や保守の面で
有利であるので、ロータリースイベル3に対して非常に
大きな回転阻止力を必要としない掘削機には最適であ
る。
の先端に取り付ける嵌合組立機構について、図10乃至
12に沿って説明する。回転駆動モーター6のモーター
ケーシング61の上面には、接続嵌合腕66が上方に延びて
おり、接続嵌合腕66の先端は取付部材7側の嵌合軸71に
嵌合すべく2又状の嵌合部67が設けられ、接続嵌合腕66
の中間部には吊り上げプーリー68が設けられている。ま
た、2又状の嵌合部67の両上部の厚み部分には巾方向に
それぞれ貫通孔69が設けられ、後述する嵌合軸71の上端
にロック軸691が嵌合され固定ナット692で固定するよう
な構造になっている。
自在とな構造であって、ブーム取付上部材72とブーム取
付下部材73からなり、これらはボルト等の固着部材74で
板ゴム83を介して伸縮ブーム82に固定されており、固着
部材74を外すことによって上下に分割可能で、作業現場
において容易に組立・分解できるようになっている。ブ
ーム取付下部材73は、下面に駆動モーター6を吊り下げ
る吊下げ部材75を有しており、吊下部75の下端には上記
の嵌合軸71が設けられ、作業機側には案内部材たる案内
プーリー75が設けられているとともに、案内プーリー76
に対向してより先端側には第1ワイヤー固定具77が設け
られている。そして、ワイヤー78は図6に示すように、
主ブーム81の先端に設けられた第2ワイヤー固定具79か
ら、案内プーリー76によって屈曲されて接続嵌合腕66の
吊り上げプーリー68に掛け渡され、第1ワイヤー固定具
77に固定される。
地表近くに置かれたモーターケーシング61は、伸縮ブー
ム81が延びるにしたがい、主ブームは伸縮せずに固定さ
れているから、図6の(b)に示すように、ワイヤー77が
引っ張られて接続嵌合腕66の吊り上げプーリー68が上昇
し、駆動モーター側の接続嵌合腕66の2又状の嵌合部67
が取付部材側の嵌合プーリー71に嵌合して、自動的に作
業が可能な状態になり、貫通孔69にロック軸691を差し
込んで固定ナット692で固定して、嵌合軸71が外れない
ようにロックする。
用いてアースオーガーを取り付けたので、従来アースオ
ーガーを吊っていた作業機のブームの先端にあるクレー
ン部84を資材の伸縮に有効に用いることができる。
ば、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論で
ある。例えば、掘削機における縦孔を掘削する掘削機の
スクリューについて述べたが、掘削した後に圧密作業を
するようなアースオーガーを有する掘削圧密作業機にも
適用できるものであり、このような掘削圧密作業機を本
件発明は包含することも勿論である。また、伸縮ブーム
も1段であるが、多段の収縮ブームに適用してもよいこ
とも勿論である。
れた発明によれば、縦孔を掘削する掘削機のスクリュー
を上下させるためのシリンダー部材およびスクリューを
回転させるリーダー部材を設けたアースオーガーであっ
て、該シリンダー部材を上下動させるために油圧を供給
・排出するロータリースイベルを設けた掘削機におい
て、ロータリースイベルの回動を阻止する回動阻止手段
を有し、該回動阻止手段は長さ方向には屈曲するが巾方
向には屈曲しない連結部材とユニバーサルジョイントと
を組み合わせた連結機構を有し、該連結機構はロータリ
ースイベル側とブーム側とを連結し、ロータリースイベ
ル側とブーム側の中間に設けられたカップリングの動き
に追従して、ブーム側に対してスクリューを3次元的に
自由に折り曲げることができるから、ロータリースイベ
ルを有する掘削機においてもロータリースイベルの回動
を確実に阻止でき、掘削機の組立設置が容易であり、作
業終了における撤収も容易であるという効果が得られ
る。
を掘削するアースオーガーを備えた掘削機おいて、掘削
機の伸縮ブームに着脱自在な取付部材を設け、該取付部
材には嵌合軸と該嵌合軸のブーム先端側に第1ワイヤー
止め具と主ブーム側に案内部材とを設け、アースオーガ
ーの駆動部の上部には前記嵌合軸に嵌合軸する接続嵌合
腕と吊下プーリを設けるとともに、主ブームには第2ワ
イヤー止め具を設けて、ワイヤーを前記第1ワイヤー止
め具と第2ワイヤー止め具との間に吊下プーリと案内部
材を介して掛け渡し、伸縮ブームの伸縮・伸長に伴って
ワイヤーを引張りまたは弛緩させることにより、前記駆
動部の接続嵌合腕を取付部材の嵌合軸に嵌合・解除する
嵌合組立機構を設けたから、従来アースオーガーを吊っ
ていた作業機のブームの先端にあるクレーン部を有効に
利用できるとともに、作業現場において、掘削機がより
簡単に掘削機の組立はでき、且つ、分解してもコンパク
トにできるという効果が得られる。
の請求項1及び2の効果が相乗されて、より簡単に掘削
機を作業現場で組立、撤収ができるという効果が得られ
る。
示した説明図である。
イベルを用いる掘削機において、駆動回転軸するリーダ
ーとスクリューとロータリースイベルの関係を示す縦断
面図であり、図2の(b)は横断面図である。
ーと回転駆動モーターとを連結するカップリングの作業
状態の斜視図であり、図3の(a)はスアースオーガーを
屈曲させた状態の斜視図である。
を阻止する回動阻止手段の連結機構の斜視図である。
ある。
る。
を阻止する回動阻止手段の連結機構で、図7の(a)は平
板の平面図であり、図7の(b)は平板を複数枚重ねた側
面図である。
状態の回動阻止手段の連結機構の側面図である。
た状態の回動阻止手段の連結機構の側面図である。
駆動モーターとを連結する直前の状態を示す概略図であ
り、図10の(b)は連結を終了した概略図である。
駆動モーターと嵌合・解除する嵌合組立機構の取付部材
の正面図であり、図11の(b)はその断面図である。
駆動モーターと嵌合・解除する接続嵌合腕の正面図であ
り、図12の(b)はその断面図であり、図12の(b)は
ロック軸と固定ナットの断面図である。
示した説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】縦孔を掘削する掘削機のスクリューを上下
させるためのシリンダー部材およびスクリューを回転さ
せるリーダー部材を設けたアースオーガーであって、該
シリンダー部材を上下動させるために油圧を供給・排出
するロータリースイベルを設けた掘削機において、 ロータリースイベルの回動を阻止する回動阻止手段を有
し、該回動阻止手段は長さ方向には屈曲するが巾方向に
は屈曲しない連結部材とユニバーサルジョイントとを組
み合わせた連結機構を有し、該連結機構はロータリース
イベル側とブーム側とを連結し、ロータリースイベル側
とブーム側の中間に設けられたカップリングの動きに追
従して、ブーム側に対してスクリューを3次元的に自由
に折り曲げることができるものであることを特徴とする
掘削機。 - 【請求項2】縦孔を掘削するアースオーガーを備えた掘
削機おいて、 掘削機の伸縮ブームに着脱自在な取付部材を設け、該取
付部材には嵌合軸と該嵌合軸のブーム先端側に第1ワイ
ヤー止め具と主ブーム側に案内部材とを設け、アースオ
ーガーの駆動部の上部には前記嵌合軸に嵌合軸する接続
嵌合腕と吊下プーリを設けるとともに、主ブームには第
2ワイヤー止め具を設けて、ワイヤーを前記第1ワイヤ
ー止め具と第2ワイヤー止め具との間に吊下プーリと案
内部材を介して掛け渡し、伸縮ブームの伸縮・伸長に伴
ってワイヤーを引張りまたは弛緩させることにより、前
記駆動部の接続嵌合腕を取付部材の嵌合軸に嵌合・解除
する嵌合組立機構を設けたことを特徴とする掘削機。 - 【請求項3】縦孔を掘削する掘削機のスクリューを上下
させるためのシリンダー部材およびスクリューを回転さ
せるリーダー部材を設けたアースオーガーであって、該
シリンダー部材を上下動させるために油圧を供給・排出
するロータリースイベルを設けた掘削機において、 ロータリースイベルの回動を阻止する回動阻止手段を有
し、該回動阻止手段は長さ方向には屈曲するが巾方向に
は屈曲しない連結部材とユニバーサルジョイントとを組
み合わせた連結機構を有し、該連結機構はロータリース
イベル側とブーム側とを連結し、ロータリースイベル側
とブーム側の中間に設けられたカップリングの動きに追
従して、ブーム側に対してスクリューを3次元的に自由
に折り曲げることができるものであり、 掘削機の伸縮ブームに着脱自在な取付部材を設け、該取
付部材には嵌合軸と該嵌合軸のブーム先端側に第1ワイ
ヤー止め具と主ブーム側に案内部材とを設け、アースオ
ーガーの駆動部の上部には前記嵌合軸に嵌合軸する接続
嵌合腕と吊下プーリをを設けるとともに、主ブームには
第2ワイヤー止め具を設けて、ワイヤーを前記第1ワイ
ヤー止め具と第2ワイヤー止め具との間に吊下プーリと
案内部材を介して掛け渡し、伸縮ブームの伸縮・伸長に
伴ってワイヤーを引張りまたは弛緩させることにより、
前記駆動部の接続嵌合腕を取付部材の嵌合軸に嵌合・解
除する嵌合組立機構を設けたことを特徴とする掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27924898A JP2948816B1 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27924898A JP2948816B1 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 掘削機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2948816B1 true JP2948816B1 (ja) | 1999-09-13 |
JP2000110474A JP2000110474A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17608511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27924898A Expired - Lifetime JP2948816B1 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2948816B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6234626B1 (ja) * | 2017-05-15 | 2017-11-22 | 東北電力株式会社 | 地中熱交換管の埋設に用いる掘削装置及び掘削方法 |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP27924898A patent/JP2948816B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000110474A (ja) | 2000-04-18 |
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