JP2947794B1 - ヒンジリッド型パックの包装機 - Google Patents

ヒンジリッド型パックの包装機

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JP2947794B1
JP2947794B1 JP10212691A JP21269198A JP2947794B1 JP 2947794 B1 JP2947794 B1 JP 2947794B1 JP 10212691 A JP10212691 A JP 10212691A JP 21269198 A JP21269198 A JP 21269198A JP 2947794 B1 JP2947794 B1 JP 2947794B1
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Abstract

【要約】 【課題】 僅かな改作のみにより、そのリッドの係止機
構、つまり、切り起こしより得た舌片を備えたヒンジリ
ッド型パックを容易に製造することができる包装機を提
供する。 【解決手段】 包装機は、ウエブからブランクを形成す
るノッチ/カッタローラに舌片予定部を形成する機能を
付加する一方、ブランクの折り込みに使用される折り込
みタッカ62及びタッカ受け64に舌片予定部を折り込
むための折り込み突起68及び折り込み穴67をそれぞ
れ備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に、シガレット又
はフィルタシガレットの包装に好適したヒンジリッドパ
ックの包装機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近年、フィルタシガレットのパッ
クとしてはソフトパックに代えてハードパック、即ち、
ヒンジリッド型パックが多く採用されている。ソフトパ
ックに比べ、ヒンジリッド型パックはその内部のフィル
タシガレットを外力から良好に保護でき、また、リッド
を閉じておけばパック内に脱落している刻みたばこがそ
のパック外に排出されてしまうことはない。
【0003】それ故、この種のリッド型パックにあって
はそのリッドが不用意に開くのを防止するためリッドの
係止機構を備えているのが望ましい。例えば係止機構と
してはパックのインナフレームから切り起こした舌片
と、リッドのインナフラップに形成した係合エッジとに
より実現することができる。この場合、リッドは舌片と
係合エッジとの係合に打ち勝って開かれることになり、
その不用意な開きが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した係
止機構を備えたヒンジリッド型パックを包装機にて製造
する場合、その係合エッジに関してはパック本体の本体
ブランクに予め開口等を形成しておくことで容易に得る
ことができる。しかしながら、インナフレームの一部を
切り起こして得られる舌片の場合には、そのブランクに
切り込み線及び折り込み線により区画した舌片予定部を
形成しただけでは、その包装機にてブランクから舌片を
有するインナフレームを得ることはできず、包装機の改
作が必要となる。
【0005】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは包装機の改作を必要最少
限度に抑え、なお且つ、係合エッジと協働する舌片を確
実に形成することができるヒンジリッド型パックの包装
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるヒンジリ
ッド型パックの包装機は、インナフレームのためのウエ
ブ材料にその左右のサイド折り込み線に加えて、これら
サイド折り込み線間にセンタ切り込み線及びセンタ折り
込み線からなる舌片予定部を所定の間隔を存して形成す
る折り切り線形成手段を備える一方、ブランクからイン
ナフレームを成形し且つ供給する手段、つまり、インナ
フレーム成形/供給セクションが備えている一対の挟持
部材に、互いに協働して舌片予定部を折り込むための折
り込み穴及び折り込み突起をそれぞれ形成することで実
現される。
【0007】上述の包装機によれば、ブランクの形成過
程にて舌片予定部が形成され、この後、インナフレーム
成形/供給セクションにてブランクからインナフレーム
が成形される過程にてブランクの舌片予定部が折り込ま
れ、舌片を有したインナフレームが成形される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、ヒンジリッド
型パックPはそのリッドLの係止機構を備えている。係
止機構はパック本体Bの舌片Tと、リッドLの開口Aと
を有している。より詳しくは、舌片Tはインナフレーム
Fから切り起こされ、そして、開口AはリッドLのフロ
ントパネルの内面に重ね合わしたインナフラップに形成
されている。開口Aは略3角形状をなし、リッドLのフ
ロント開口縁と平行な辺、即ち、係合エッジEを有して
いる。係合エッジEの両端は開口Aの他の二辺に傾斜縁
を介して接続されており、従って、図1から明らかなよ
うに開口Aは実際には5角形であり、そして、係合エッ
ジEとリッドLのフロント開口縁との間には所定の係合
片領域Rが残されている。
【0009】上述のシガレットパックPによれば、図1
の状態からリッドLが閉じられると、リッドLの係合片
領域Rが舌片Tに当たり、そして、舌片Tを更に折り込
みながら乗り越える。この乗り越えの際、舌片Tは自身
の復元力により、その先端にてリッドLの係合エッジE
を弾き、リッドLが完全に閉じられたことを示す明瞭な
クリック音を発生させる。この後、舌片TはリッドLの
開口A内にて、その先端が係合エッジEに突き合わされ
た状態で維持される。
【0010】逆に、リッドLが開かれるとき、リッドL
の係合エッジEと舌片Tとは突き合わされた状態にある
から、これらの係合はリッドLの開作動にとって抵抗と
なり、リッドLの不用意な開きが確実に防止される。リ
ッドLが係合エッジEと舌片Tとの係合に打ち勝って開
かれるとき、係合エッジEは舌片Tを折り返し、これら
の係合が外れるとき、舌片Tは同様にして係合エッジE
を弾き、リッドLが開かれたことを示す明瞭なクリック
音を発生させる。
【0011】図1のシガレットパックPはパック本体B
及びリッドLのブランクBL1と、インナフレームFの
ためのブランクBL2とを後述するシガレット束の内包
体の回りに折り込むことで形成され、これらブランクB
1,BL2は図2に示されている。ブランクBL1,B
2の折り込み線の形成自体に関しては公知であり、そ
の説明は省略する。
【0012】図1のシガレットパックPは、図3に示す
包装機により製造される。この包装機はインナフラップ
FのためのブランクBL2の供給系と、ブランクBL2
らインナフレームFの成形及び供給を行うインナフレー
ム成形/供給セクションとを除き公知であるが、先ず包
装機全体の構成を以下に簡単に説明する。
【0013】包装機はフィルタシガレットのホッパ2を
備え、ホッパ2の下側にはホッパ2から20本のフィル
タシガレットを3段の俵積み状態にして各マウスピース
4内に充填するシガレット充填機構6が設けられてい
る。マウスピース4は移送ライン上を1点鎖線で示す垂
直な第1ホイール8まで移送される。第1ホイール8は
その回転に伴いマウスピース4から20本のフィルタシ
ガレット、つまり、シガレット束を受取り、そして、シ
ガレット束は第1ホイール8から1点鎖線で示す垂直な
第2ホイール10のバケット12内に、内包材としての
アルミ箔シートSとともに押し込まれる。この際、アル
ミ箔シートSはシガレット束の回りに沿って胴折りされ
る。
【0014】アルミ箔シートSは、アルミ箔ロールAR
から繰り出されるアルミ箔ウエブAWを所定の長さ毎に
切断して得られ、第1ホイール8と第2ホイール10と
の間に順次供給される。なお、アルミ箔ロールARの近
傍には図示されていないけれども、同様なアルミ箔ロー
ルが配置されており、このアルミ箔ロールは待機ロール
である。この後、第2ホイール10の回転に伴い、バケ
ット12内のシガレット束に対して胴折り後におけるア
ルミ箔シートSの耳折りやサイドフラップ折りが順次行
われ、シガレット束の内包体が形成される。
【0015】第2ホイール10には第1ホイール8の反
対側に水平な第3ホイール16が隣接して配置されてお
り、第3ホイール16はそのバケット内に第2ホイール
10からシガレット束の内包体を順次受取り、その回転
とともに内包体を移送する。
【0016】更に、第3ホイール16には第2ホイール
10の反対側に同じく水平な第4ホイール18が隣接し
て配置されている。第4ホイール18は第3ホイール1
6の下側に位置し、そのバケットは第3ホイール16の
バケットと順次重なり合いながら回転する。
【0017】一方、第4ホイール18はその回転に伴
い、ブランク供給系20から前述したブランクBL2
供給を受け、そして、ブランクBL2の折り込みを経て
成形したインナフレームFを第3ホイール16に向けて
移送する。ブランク供給系20に関しては後述する。
【0018】第4ホイール18のバケット及び第3ホイ
ール16のバケットが上下に重なり合うと、第3ホイー
ル16のバケットから前述した内包体が第4ホイール1
8のバケット内に押し込められ、そのバケット内にてイ
ンナフレームFに内包体が組み合わされると同時に、こ
れらは互いに接着される。この後、これら内包体及びイ
ンナフレームFは第4ホイール18の回転に伴い移送さ
れる。なお、図3中、インナフレームFを有した内包体
は参照符号IBで示されている。
【0019】一方、第4ホイール18はブランク供給系
22から前述したブランクBL1の供給を受け、このブ
ランクBL1は内包体IBの上面にインナフレームFを
介して接着される。図3から明らかなようにブランク供
給系22は、ホッパ24と第4ホイール18との間を接
続する供給ラインを有し、ホッパ24から一枚ずつ取り
出されたブランクBL1は供給ライン上を第4ホイール
18に向けて移送される。ここで、各ブランクBL1
は前述した係合エッジEのための開口Aが既に形成され
ているものとする。
【0020】第4ホイール18の周方向でみてブランク
BL1の供給位置の直上には垂直な第5ホイール24が
配置されており、第5ホイール24はそのバケット内に
ブランクBL1が接着された内包体IBを受け取り、こ
の際、ブランクBL1におけるインナ側のサイドフラッ
プの折り込みが同時になされる。この後、第5ホイール
24の回転に伴いブランクBL1の折り込みが順次行わ
れ、ヒンジリッド型シガレットパックが製造される。
【0021】この後、ヒンジリッド型シガレットパック
は第5ホイール24に隣接した水平な第6ホイール26
を介して同じく水平な第7ホイール28に乗り移る。第
7ホイール28の回転に伴いヒンジリッド型シガレット
パックPが移送される過程にて、そのシガレットパック
Pは糊付け部分が乾燥され、この後、垂直な第8ホイー
ル30を介してパック送出ライン32に送出される。パ
ック送出ライン32はヒンジリッド型シガレットバック
Pを外包機(図示しない)に向けて順次供給し、この外
包機にてシガレットパックPはフィルムシートにより更
に包装される。
【0022】次に前述したインナフレームFのためのブ
ランクBL2の供給系20に関して説明する。
【0023】図3に示されているように供給系20はブ
ランクロールBRを備えており、ブランクロールBRは
第4ホイール18に向けてブランクBL2の材料である
ブランクウエブBWを繰り出す。なお、ブランクロール
BRの近傍にもその待機ロール(図示しない)が近接し
て配置されていることは言うまでもない。
【0024】図4に示されているようにブランクウエブ
BWの供給経路34の途中には上下一対のノッチ/カッ
タローラ36,38が回転可能に配置されている。ブラ
ンクウエブBWはノッチ/カッタローラ36,38間を
通過する際、その両側部にサイド折り込み線FLが連続
して形成され、そして、その長手方向に所定の間隔を存
して舌片予定部Tyが形成される。サイド折り込み線F
Lはミシン目から形成され、ブランクBL2にサイドフ
ラップを区画するものであるが、ミシン目は一部が所定
の間隔を存して折り込み線CLに置換されている。折り
込み線CLは、ブランクBL2のサイドフラップが折り
込まれて、インナフラップFとなったとき、インナフラ
ップFの両側縁にリッドLの内面と係合する係止片を形
成するものである。一方、各舌片予定部Tyは、舌片T
の輪郭に対応したセンタ切り込み線Cxと、その根元の
ミシン目つまりセンタ折り込み線Fxとにより区画され
ている。
【0025】図5を参照すると、ノッチ/カッタローラ
36,38がより具体的に示されており、この場合、上
側のノッチ/カッタローラ36は単に受けローラであっ
て、下側のノッチ/カッタローラ38の外周面に前述し
たサイド折り込み線FL及び舌片予定部Tyを形成する
ための穿孔歯40及びカッタブレード42が備えられ、
これらローラ36,38は前述した折り込み線及び切り
込み線を形成するための手段を構成している。
【0026】ブランクウエブBWの供給経路34の終端
部には切断装置が配置されており、また、切断装置と一
対のノッチ/カッタローラ6,38との間にはブランク
ウエブBWを間欠的に繰り出す上下一対の繰出しローラ
(図示しない)が配置されている。切断装置はブランク
ウエブBWを所定の長さ毎に切断し、図4に示されてい
るようにブランクウエブBWから個々に舌片予定部Ty
を有したブランクBL 2を切り出す。図6に具体的に示
されているように、切断装置44は供給経路34を上下
に挟んで配置された固定刃46と可動刃48とからな
り、可動刃48は供給経路34の下側から上方に向けて
上昇する際、固定刃46と協働してブランクウエブBW
からブランクBL2を切り出し、そしてリフトさせる。
【0027】リフトされたブランクBL2は一対の吸着
パッド50にサクションにより吸着して保持され、この
後、可動刃48は元の下降位置まで降下する。
【0028】吸着パッド50は移送アーム52の先端部
分に設けられており、移送アーム52の基端は図7に示
されているように旋回ヘッド54に連結されている。旋
回ヘッド54は所定の旋回角の範囲にて移送アーム72
を往復的に旋回させ、これにより、一対の吸着パッド5
0に吸着されたブランクBL2は図7中の実線で示す吸
着位置から2点鎖線で示す供給位置まで旋回して位置付
けられる。この供給位置にて、ブランクBL2は第4ホ
イール18におけるバケット56の移動経路58の直上
に位置付けられる。
【0029】ここで、バケット56は矩形の枠体からな
り、この枠体は第3ホイール16のバケットを介して移
送されてくる内包体を受け入れ可能な大きさを有し、そ
の内周壁の下縁には内側に向けて突出したインナフラン
ジが形成されている。また、バケット56は第4ホイー
ル18の周方向に等間隔を存して備えられている。
【0030】第4ホイール18はブランクBL2の供給
位置に成形装置60を備えており、この成形装置60は
図8により具体的に示されている。成形装置60は上下
に配置された一対の挟持部材としての折り込みタッカ6
2及びタッカ受け64を備えている。図9に示されてい
るように下側のタッカ受け64は矩形のブロックからな
り、その上面にはゴムプレート66がはめ込まれてい
る。ゴムプレート66はタッカ受け64から僅かに突出
し、その上面に折り込み穴68が形成されている。折り
込み穴68はバケット56の円形の移動経路58に対
し、交差する方向に延びている。
【0031】一方、折り込みタッカ62はゴムプレート
66と平行なプレートからなり、その下面からは三角柱
状の折り込み突起68が突出されている。折り込み突起
68はゴムプレート66の折り込み穴67と対向し、折
り込み穴67内に侵入可能である。折り込みタッカ62
の一辺からは延長部70が形成されており、延長部70
からは上方に向けて連結ブロック72が突出されてい
る。
【0032】図8に示されているようにタッカ受け64
の下面からは昇降ロッド74が下方に向けて延びてお
り、昇降ロッド74はガイド76を摺動自在に貫通して
いる。昇降ロッド74の下端はリンク78を介してシー
ソーレバー80の一端に連結されており、シーソーレバ
ー80は枢軸82を介して揺動自在に支持されている。
シーソーレバー80の他端はカム機構(図示しない)に
接続されており、このカム機構は第4ホイール18の間
欠回転や移送アーム52の旋回に応じたタイミングで昇
降ロッド74、即ち、タッカ受け64を昇降させる。
【0033】一方、折り込みタッカ62の連結ブロック
72は駆動アーム84に連結されており、駆動アーム8
4はバケット56の移動経路58を避けて下方に延び、
その下端には昇降ロッド86が連結されている。昇降ロ
ッド86もまたガイド88を摺動自在に貫通して下方に
延び、その下端は前記カム機構に接続されている。従っ
て、折り込みタッカ62もまた、第4ホイール18の間
欠回転や移送アーム52の旋回に応じたタイミングで昇
降される。なお、ガイド76,8は包装機の基台90に
取り付けられている。
【0034】図7及び図8に示されているように第4ホ
イール18の間欠回転に伴い、1つのバケット56がブ
ランクBL2の供給位置に位置付けられる。この際、折
り込みタッカ62は図8中実線で示すように上昇位置に
あり、これに対し、タッカ受け64は図8中2点鎖線で
示す下降位置にあって、バケット56と移動経路58か
ら逃げている。この後、タッカ受け64は図8中実線で
示す上昇位置まで上昇し、供給位置にあるバケット56
内に進入する。この際、タッカ受け64におけるゴムプ
レート66の上面はバケット56の上面とほぽ同一の高
さレベルに位置付けられ、ゴムプレート66と折り込み
タッカ62との間にブランクBL2の進入を許容する十
分な間隔が確保される。
【0035】この状態にて、前述した移送アーム52は
その一対の吸着パッド50を介してブランクウエブBW
から切り出されたブランクBL2を吸着し、その旋回に
より吸着したブランクBL2を供給位置まで移送し、バ
ケット56直上に正確に位置決めする。従って、図8に
示されているようにブランクBL2は折り込みタッカ6
2とタッカ受け64との間に位置付けられる。供給位置
へのブランクBL2の移送の際、移送アーム52の一対
の吸着バッド50は折り込みタッカ62の両側に位置
し、これら吸着パッド50が折り込みタッカ62と干渉
することはない。
【0036】この後、図10に示されているように折り
込みタッカ62はタッカ受け64に向けて下降し、タッ
カ受け64との間にて一対の吸着パッド50から引き剥
がしたブランクBL2を挟持する。この際、折り込みタ
ッカ62の折り込み突起68はブランクBL2の舌片予
定部Tyをその折り込み線Fx(図4参照)から折り込
みながら、タッカ受け64におけるゴムプレート66の
折り込み穴67内に進入する。これにより、ブランクB
2は折り込みタッカ62とタッカ受け64との間にク
ランプされると同時に、その舌片予定部Tyが突き起こ
され、ブランクBL2に舌片Tが与えられる。なお、折
り込みタッカ62とタッカ受け64との間にてブランク
BL2がクランプされた後、移送アーム52は切断装置
44(図6参照)の上方まで旋回して戻る。
【0037】この後、図11に示されているように折り
込みタッカ62及びタッカ受け64はブランクBL2
クランプした状態で同期して下降する。この際、ブラン
クBL2はその両サイドフラップがバケット56の内側
面と折り込みタッカ62の側縁との間に挟み込まれ、こ
れにより、折り込み線FLに沿って折り込まれながら、
バケット62内にそのインナフランジまで押し込めら
れ、インナフラップFとして成形される。即ち、ブラン
クBL2は、図4中2点鎖線の平坦な状態から実線のイ
ンナフレームFに成形される。ここで、折り込みタッカ
62の下降は、ブランクBL2、即ち、インナフレーム
Fがバケット56のインナフランジに当接した時点で停
止されるが、これに対し、タッカ受け64は前述した下
降位置まで、その下降が継続される。
【0038】この後、図12に示されているように折り
込みタッカ62が元の上昇位置まで上昇すると、第4ホ
イール18は更に間欠回転し、その内部にインナフレー
ムFを保持したバケット56は前述した第3ホイール1
6に向けて移動する一方、空のバケット56が次に供給
位置に供給され、その空のバケット56に対して上述の
ブランクBL2の供給及びその折り込み成形が同様にし
て繰り返される。即ち、第4ホイール18はインナフレ
ームFの成形と供給をなすセクションを構成する。
【0039】更に、第4ホイール18が間欠回転し、バ
ケット56が供給位置から第3ホイール16側の次の移
動位置にて停止したとき、そのバケット56は図7に示
す透過型の光電センサ92の直下に位置付けられ、この
際、光電センサ92はバケット56内のインナフレーム
Fの有無を検出し、その検出信号を出力する。
【0040】第4ホイール18が更に間欠回転すると、
バケット56は第4ホイール18と第3ホイール16側
のオーバラップ位置に位置付けられ、このとき、バケッ
ト56は第3ホイール16のバケット94の直上に位置
し、これらバケット56,94は上下に重なり合う。即
ち、バケット94もまた第3ホイール16の周方向に等
間隔を存して備えられており、これらバケット94は第
3ホイール16の回転に伴い、その円形の移動経路96
に沿って間欠的に移動し、オーバラップ位置に順次位置
付けられる。第3ホイール16のバケット94は第2ホ
イール10を通過するとき、前述したように第2ホイー
ル10のバケットからシガレット束の内包体IAを受け
取っており、それ故、第2ホイール10から第4ホイー
ル18に向かうバケット94内にはシガレット束の内包
体IAが収容されている。
【0041】ここで、バケット94もまた矩形の枠体か
らなり、その内周壁は図13に示されているようにバケ
ット94の下面開口を縮小させるべく傾斜している。従
って、バケット94が第2ホイール10からオーバラッ
プ位置に向けて間欠的に移動する際、バケット94から
シガレット束の内包体IAが脱落することはない。更
に、図7に示されているように第2ホイール10からオ
ーバラップ位置までのバケット94の移動経路96には
円弧状のガイドプレート96が配置されており、このガ
イドプレート96によってもバケット94からの内包体
IAの脱落が防止されている。なお、バケット94内の
内包体IAがオーバラップ位置に向けて移動する過程に
て、内包体IAの底面にインナフレームFを接着するた
めの糊が塗布される。
【0042】図13に示されているようにオーバラップ
位置には、バケット94における移動経路96の上方に
プッシャ98が上下動可能に配置されている。オーバラ
ップ位置にて、バケット56,94が上下に重なり合っ
たとき、プッシャ98は下降し、図14に示すようにバ
ケット94内の内包体IAをバケット56内に押し込
む。従って、バケット56内にてインナフレームFに内
包体IAが組み付けられると同時に、これらは相互に接
着され、前述したインナフレームF付の内包体IBとな
る。
【0043】図4を参照すると、インナフレームFと内
包体IAとの組み付けがより明瞭に示されており、図4
中、白抜きの矢印は前述した各部の働きや、その移動を
示している。
【0044】この後、プッシャ98が上昇してバケット
94から抜け出すと、第3及び第4ホイール16,18
の間欠回転が再開され、内包体IBを収容したバケット
56はオーバラップ位置から第5ホイール24に向かっ
て移動し、そして、空のバケット94はオーバラップ位
置から内包体IAの供給を受けるために第2ホイール1
0に向けて移動する。
【0045】シガレット束の内包体IBは、この後、前
述したようにブランクBL1の供給を受け、そして、ブ
ランクBL1の折り込みによりヒンジリッド型シガレッ
トパックPが製造される。
【0046】この発明は上述の実施例に制約されるもの
ではない。例えば、ブランクBL1の開口Aの形状やブ
ランクBL2の具体的な輪郭は必要に応じて変更可能で
ある。
【0047】また、本発明のヒンジリッド型パックはフ
ィルタシガレットやシガレット以外の製品の包装にも適
用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明のヒンジリッ
ド型パックの包装機によれば、インナフレームのブラン
クを形成する手段に舌片予定部を形成する機能を付加し
た折り切り線形成手段を設ける一方、そのブランクを折
り込んでインナフレームを成形する一対の挟持部材にブ
ランクの舌片予定部を折り込むための折り込み穴及び折
り込み突起を設けるだけの僅かな改作だけで、リッドの
係止機構を構成する舌片を備えたヒンジリッド型パック
を簡単且つ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リッドの係止機構を備えたヒンジリッド型パッ
クの斜視図である。
【図2】図1のパックのためのブランクを示した平面図
である。
【図3】図1のパックを製造する包装機の概略図であ
る。
【図4】インナフレームのブランク供給系からインナフ
レームの成形及び供給までの過程を示した斜視図であ
る。
【図5】ノッチ/カッタローラの斜視図である。
【図6】ブランクを切り出すための切断装置を示した側
面図である。
【図7】図4に対応した平面図である。
【図8】折り込みタッカ及びタッカ受けの駆動系を示し
た図である。
【図9】折り込みタッカ及びタッカ受けの拡大斜視図で
ある。
【図10】折り込みタッカとタッカ受け間にブランクが
クランプされた状態を示す図である。
【図11】図10の状態からブランクが折り込まれ、バ
ケット内にてインナフレームが成形された状態を示す図
である。
【図12】図11の状態から折り込みタッカ及びタッカ
受けが逃げた状態を示す図である。
【図13】第3及び第4ホイールのバケットが上下に重
なり合った状態を示す図である。
【図14】図13の状態からインナフレーム及びシガレ
ット束の内包体が相互に組み付けられた状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
18 第4ホイール(インナフレーム成形/
供給セクション) 36,38 ノッチ/カッタローラ(折り切り線形
成手段) 50 吸着パッド(移送手段) 52 移送アーム(移送手段) 56 バケット 62 折り込みタッカ(挟持部材) 63 タッカ受け(挟持部材) 67 折り込み穴 68 折り込み突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 85/10 B65D 85/10 (56)参考文献 特開 昭50−96378(JP,A) 特開 平8−47988(JP,A) 特開 平11−49151(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31B 1/00 - 49/04 B31C 1/00 - 13/00 B31D 1/00 - 5/04 B65B 19/00 - 19/32 B65D 85/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パック本体側のインナフレームと開閉可
    能なリッドとを備えるヒンジリッド型パックの包装機に
    おいて、 前記インナフレームのためのウエブ材料を供給するウエ
    ブ供給経路と、 前記ウエブ供給経路上にて前記ウエブ材料の走行に伴
    い、前記ウエブ材料に左右一対のサイド折り込み線を連
    続して形成する一方、センタ切り込み線及びセンタ折り
    込み線からなる舌片予定部を前記サイド折り込み線の間
    で且つ前記ウエブ材料の長手方向に所定の間隔を存して
    形成する折り切り線形成手段と、 前記ウエブ供給経路の終端にて、前記ウエブ材料から個
    々に前記舌片予定部を有する前記インナフレームのブラ
    ンクを切り出す切断手段と、 前記切り出されたブランクをインナフレーム成形/供給
    セクションに移送する移送手段とを備え、 前記インナフレーム成形/供給セクションは、 移送されたブランクを挟持し、前記ブランクの折り込み
    に使用される一対の挟持部材と、 一方の前記挟持部材に設けられた折り込み穴と、 他方の前記挟持部材に設けられ、前記ブランクの挟持と
    同時に前記舌片予定部を前記折り込み線から折り込みな
    がら前記折り込み穴内に侵入する折り込み突起とを含む
    ことを特徴とするヒンジリッド型パックの包装機。
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