JP2946275B2 - 地下空間の構築方法 - Google Patents

地下空間の構築方法

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JP2946275B2
JP2946275B2 JP6054457A JP5445794A JP2946275B2 JP 2946275 B2 JP2946275 B2 JP 2946275B2 JP 6054457 A JP6054457 A JP 6054457A JP 5445794 A JP5445794 A JP 5445794A JP 2946275 B2 JP2946275 B2 JP 2946275B2
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康廣 大橋
幹也 奥村
隆雄 上野
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  • Earth Drilling (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下空間の構築方法に
関するものであるが、特に多くの制約がある月面におい
ても、地球上と同様に施工が可能な地下空間の構築方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】月面における過酷な環境から人類を保護
するために遮蔽構造物の構築が必要となる。こうした遮
蔽構造物として図6に示すような構造が開発されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の地下
空間の構築方法にあっては、 <イ>いずれの構成も運搬すべき土砂(レゴリス)の
量、地球から運搬する資材の量が多くなり、あるいは特
殊機械による大型の工事が必要となる。 <ロ>したがって、特に資材の運搬や、工事におけるエ
ネルギーを最小に抑えなければならない月面での作業に
は不都合な点が多いものであった。 <ハ>このような問題点はまた、月面に限らず地球上お
ける構築作業においても同様に存在するものである。
【0004】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を
解決するためになされたもので、少ない資材を使用し、
機械化しやすい単純な繰り返し作業によって構築するこ
とのできる、地下空間の構築方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記のような目的を達
成するために、本発明の地下空間の構築方法は、未掘削
の地盤上に板体を敷設し、この板体の下部を掘削して行
う、地下空間の構築方法を特徴としたものである。
【0006】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明の地下
空間の構築方法の実施例について説明する。
【0007】<イ>板体の敷設(図1) まず未掘削の地盤上に板体1を敷設する。この板体1は
構築する構造物の屋根および支持基盤となる部材であ
る。この板体1は通常の資材を連結して構築することが
できるが、月面で施工する場合には周囲の土砂(レゴリ
ス)を溶解して月面上に直接打ち流して玄武岩の板を形
成することもできる。この板体1の一部には鉛直方向に
煙突状のパイプ通路2を設けておく。
【0008】<ロ>掘削 この板体1の上部に気体、粉体、粒体を高圧で吹き出す
ことのできる、ジェットを利用した掘削設備3を設置す
る。(図2) そしてこの掘削設備3から通路2を介して板体1の下部
に向けて二重管4を挿入する。(図3) 掘削設備3内のコンプレッサー31で加圧して圧縮流体
を製造し、二重管4の内管から噴出する。内管の外周の
外管には負圧を与えてあり、破砕片の吸引が可能であ
る。(図5) したがって板体1下の地盤を、内管からの高圧流体で破
砕し、破砕片を周囲の外管を通して板体1上部へ排出す
る。この場合に二重管4を、通路2の位置を中心に回転
と延長が自在に構成しておけば、二重管4をゆっくりと
回転させることによって、板体1の下部には筒状、ある
いは椀状の地下空間5を構築することができる。なお掘
削に使用した気体などの流体は、掘削設備3内の分離タ
ンク32において土砂と分離して回収し、再度使用す
る。
【0009】<ハ>容器6用部材の挿入 こうして板体1の下部に地下空間5が形成できたら、通
路2を通して板体1の外部から容器6を組み立てる部材
を挿入する。容器6を、蛇腹状に折り畳み可能に構成し
ておけば、折り畳んだ状態で通路2を通過させ、板体1
下部に向けて挿入することができる。この容器6とは、
居住用のユニット、資材倉庫用ユニット、設備機器収納
ユニット、エネルギーユニットなどのことである。
【0010】<ホ>容器6の設置 こうして挿入した部材を板体1の下部において組み立
て、あるいは膨脹させて容器6を構築する。この場合に
容器6の鉛直性を確保するために、例えば板体1の下面
にこの容器6を懸垂させた状態で構築することもでき
る。こうして地下構築物が完成する。部材などの挿入用
として使用した通路2はそのまま人員の出入り通路2と
して使用できる。(図4)
【0011】
【発明の効果】本発明の地下空間の構築方法は以上説明
したようになるから次のような効果を得ることができ
る。 <イ>掘削、構築は比較的単純な作業の繰り返しであ
る。したがってロボット化や機械による無人化が容易で
あるから、地球上ではもちろん、制約の多い月面におい
ても利用することができる。 <ロ>掘削に使用する装置、器材が比較的簡便である。
したがって地球上の辺鄙な場所での施工にはもちろん、
月面のように輸送手段がきわめて限定される場所におい
ても輸送コストを低減することができる。 <ハ>人の到着前に、無人化の状態で遮蔽設備を構築し
ておけば、人は遮蔽設備の内部で安全が保証された状態
で作業に取り掛かることができる。 <ニ>地上に露出している板体1の上に土砂の保護層を
敷設しておけば、板体1と容器6との二重の保護がなさ
れることになり、月面やあるいは地球上の危険な地帯に
おいても安全な作業を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下空間の構築方法の施工順序の説明
【図2】施工順序の説明図
【図3】施工順序の実施例の説明図
【図4】施工順序の実施例の説明図
【図5】掘削設備の説明図
【図6】従来の月面における遮蔽設備の構想図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/045 E21B 7/18 E21D 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未掘削の地盤上に板体を敷設し、この板体に開設した通路より 板体の下部を掘削して行
    う、 地下空間の構築方法。
  2. 【請求項2】 未掘削の地盤上に板体を敷設し、この板体に開設した通路より 板体の下部に加圧流体を供
    給し、 この加圧流体によって板体下部の地盤を掘削して行う、 地下空間の構築方法。
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