JP2944564B2 - 濾過機 - Google Patents
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Description
特に複数個の着脱交換可能な濾過ユニットを器内に組み
込んで濾過を行なう濾過機に関する。
ユニットの例を示す。この濾過ユニット1100は、同
長の濾過円筒1101と心円筒1102とを内外同心に
重ね合わせ、その2つの円筒の両端部にそれぞれ環状の
キャップ1103および1104を嵌め込んで密封支持
したものである。一端部のキャップ部1104には、中
空ジャーナル部1120を突設してある。他端部のキャ
ップ部1103には、中実ジャーナル部1121を突設
し、その中実ジャーナル部1121の外周部にOリング
用の溝部1122(2列)を刻設し、その先端部に回転
運動伝達部、例えば角柱部1123を突設する。心円筒
1102には、幾つかの孔1105が設けられている。
原液は濾過円筒1101の周囲から内部に浸透する際に
濾過され、濾過後の濾液は孔1105を通って、心円筒
1102の内側から中空ジャーナル部1120へ矢印A
のように排出される。
を装着した状態の濾過機を示す。円筒状のケーシング1
201の両端部に側板1202と1203が密封して固
設されている。これらの側板1202,1203には軸
受け用の孔1204,1205が穿設してあり、前記濾
過ユニット1100の一対のジャーナル部1120,1
121がこれらの側板1202,1203の軸受け用の
孔1204,1205に回動可能に挿入支承されてい
る。中実ジャーナル部1121の周面に刻設された溝1
122内には、シール用のOリングが嵌入されている。
一方、中空ジャーナル部1120側は、側板1202の
孔1204の内周面に刻設された溝にシール用のOリン
グが嵌入されている。原液は、ケーシング1201に空
けられた原液導入孔1206から矢印Bのようにケーシ
ング内部に導入される。そして、図11で説明したよう
に濾過円筒1101の周囲から内部に浸透する際に濾過
され、中空ジャーナル部1120の開口部から矢印Cの
ように排出される。排出された濾液は、側板1202と
その周縁に沿って固定された受け皿1207とから形成
される濾液集め槽1208に集められ、受け皿1207
に設けられた排出口1209から矢印Dのように排出さ
れる。
ると、図11に示した濾過ユニット1100の外周面が
目詰まりしてくる。そこで、図12の濾過機では、スパ
イラルブラシやブレードなどによって器内の濾過ユニッ
ト1100外周面を削り落とし更新させることにより目
詰まりをなくす機構が備えられている。以下、この機構
について説明する。
1201の円筒中心線に設けられるブラシユニットであ
る。ブラシユニット1211は、芯となる円筒部121
2と該円筒部1212に固着されたブラシ付き円筒部1
213とからなる。円筒部1212の側板1202側に
は円柱形の凹部1214が設けられており、側板120
2の中心(矢印Eの方向から見ると円形である側板12
02の中心)に固着されている円柱突起1215と係合
して軸支される。円筒部1212の側板1203側はジ
ャーナル部1216になっており、該ジャーナル部12
16の周面に刻設された溝1217内には、シール用の
Oリングが嵌入されている。該ジャーナル部1216
は、側板1203の中心(矢印Eの方向から見ると円形
である側板1203の中心)に設けられた軸受け用の孔
に回動可能に挿入支承されている。また該ジャーナル部
1216の先端部には回転運動を伝達するための例えば
角凹部1218が設けられている。濾過ユニット110
0は、ブラシユニット1211の周りに(矢印E方向か
ら見ると、ブラシユニット1211を中心とする円上に
等間隔に)6本設けられている。
ト1211と6本の濾過ユニット1100に回転運動を
与えるためのものであり、側板1203の外方に配設さ
れている。ギヤトレイン部1230は、ブラシユニット
1211のジャーナル部1216の角凹部1218に挿
入する角柱部1232を一端に備えた駆動軸1231
と、該駆動軸の回転運動を濾過ユニット1100の中実
ジャーナル部1121に伝達するための幾つかのギヤと
ピニオンからなる。特に、ピニオン1234と中実ジャ
ーナル部1121との連結は、中実ジャーナル部112
1の角柱部1123をピニオン1234に刻設した角凹
部1235に挿入してなる。これにより、駆動軸123
1を何らかの手段により回転させると、角柱部1232
と角凹部1218を介してブラシユニット1211が回
転し、一方、駆動軸1231の回転運動はピニオン12
34に伝達され、さらに角凹部1235と角柱部112
3を介して濾過ユニット1100に伝達される。回転の
方向は、ブラシユニット1211と濾過ユニット110
0が同じ方向に回転して、ブラシで濾過ユニット110
0の周面を削り落とすような方向である。
うな濾過機では、漏水時や点検保守などで濾過ユニット
1100やブラシユニット1211を取り外し、再び装
着することが行なわれる。取り外す際は、図12で受け
皿1207と側板1202を取り外し、濾過ユニット1
100やブラシユニット1211を引き抜く。装着する
際は、濾過ユニット1100やブラシユニット1211
を、その角柱部1123や角凹部1218がギヤトレイ
ン部1230の角凹部1235や角柱部1232に挿入
されるように、側板1203の軸受け用の孔1205に
差し入れ(Oリングは濾過ユニット1100の溝112
2やブラシユニット1211の溝1217に嵌入されて
いる)、側板1202と受け皿1207とを装着して、
図12の構成とする。
ユニット1211の装着は手作業で行なっているが、下
記の理由によりその作業が面倒なものになるという問題
があった。すなわち、濾過ユニット1100やブラシユ
ニット1211を1つ1つ側板1203の軸受け用の孔
1205に差し入れるのは容易であるが、差し入れた
後、濾過ユニット1100やブラシユニット1211は
その自重で下側に傾く。また、ブラシユニット1211
の周囲に設けられているブラシが濾過ユニット1100
に当たって、濾過ユニット1100を押し開くように働
く。結果として、図12の矢印E方向から見ると、全体
として自重で下側に傾くとともに、ブラシユニット12
11を中心としてその周りの濾過ユニット1100が花
びらが開くように押し広げられているので、側板120
2を装着するときに、側板1202の円柱突起1215
をブラシユニット1211の円柱形凹部1214に挿入
し、かつ、複数本の濾過ユニット1100のジャーナル
部1120を軸受け用の孔1204に挿入して側板12
02を押し入れる作業が面倒なものになっていた。
ング1201を大きくして多くの本数のブラシユニット
および濾過ユニットを内部に組み込むようにした場合に
は、上記の事情に加えて側板1202自体の重さも重く
なるので、側板1202の装着は非常に困難な作業とな
る。
に鑑み、ブラシなどによって濾過円筒外周面を削り落と
して目詰まりをなくし更新させる形式の濾過機におい
て、濾過ユニットやブラシユニットの器内への装着を容
易に行なうことができるようにすることを目的とする。
め、請求項1に係る発明は、両端に開口部を持つケーシ
ングと、上記ケーシングの両端開口部に密封して固設さ
れた側板と、上記ケーシング内部に配設され、両端部に
ジャーナル部を有する複数本の円筒形の濾過ユニットで
あって、該ジャーナル部が上記ケーシング両端部の側板
に穿設された軸受け用の孔に軸支されることにより回転
自在に支承される濾過ユニットと、上記ケーシング内部
に配設され、上記複数本の濾過ユニットの外周面を削り
落とし更新させるための削り部材を周囲に有する、円筒
形の削り部材付きユニットとを備えるとともに、上記ケ
ーシングに空けられた原液導入孔から導入された原液を
上記濾過ユニットの周囲から内部に浸透せしめて濾過
し、上記濾過ユニットの一端のジャーナル部から排出す
る濾過機において、上記ケーシング内部の一方の側板の
側に、上記複数本の円筒形の濾過ユニットを相対的に位
置合わせするための孔を設けた第1の位置合わせ部材
を、該孔に上記各濾過ユニットのジャーナル部が緩挿す
るように配設し、上記第1の位置合わせ部材によって位
置合わせされた上記複数本の濾過ユニットと上記削り部
材付きユニットとを相対的に位置合わせするために、上
記第1の位置合わせ部材に係止され、上記削り部材付き
ユニットの一端部を軸支する第2の位置合わせ部材を配
設し、上記第1および第2の位置合わせ部材によって位
置合わせされた上記複数本の濾過ユニットと上記削り部
材付きユニットとを上記ケーシングに対して位置合わせ
するために、上記第1および第2の位置合わせ部材の何
れか一方に係止され、上記ケーシングに固設される第3
の位置合わせ部材を配設したことを特徴とする。
部を持つケーシングと、上記ケーシングの両端開口部に
密封して固設された側板と、上記ケーシング内部に配設
され、両端部にジャーナル部を有する複数本の円筒形の
濾過ユニットであって、該ジャーナル部が上記ケーシン
グ両端部の側板に穿設された軸受け用の孔に軸支される
ことにより回転自在に支承される濾過ユニットと、上記
ケーシング内部に配設され、上記複数本の濾過ユニット
の外周面を削り落とし更新させるための削り部材を周囲
に有する、円筒形の削り部材付きユニットとを備えると
ともに、1本の上記削り部材付きユニットの周囲に複数
本の濾過ユニットを配置した組を複数組上記ケーシング
内部に配設し、上記ケーシングに空けられた原液導入孔
から導入された原液を上記濾過ユニットの周囲から内部
に浸透せしめて濾過し、上記濾過ユニットの一端のジャ
ーナル部から排出する濾過機において、上記ケーシング
内部の一方の側板の側に、上記各組ごとに、該組に含ま
れる複数本の円筒形の濾過ユニットを相対的に位置合わ
せするための孔を設けた第1の位置合わせ部材を、該孔
に上記各濾過ユニットのジャーナル部が緩挿するように
配設し、上記各組ごとに、上記第1の位置合わせ部材に
よって位置合わせされた上記複数本の濾過ユニットと上
記削り部材付きユニットとを相対的に位置合わせするた
めに、上記第1の位置合わせ部材に係止され、上記削り
部材付きユニットの一端部を軸支する第2の位置合わせ
部材を配設し、上記第1および第2の位置合わせ部材に
よって位置合わせされた上記各組の複数本の濾過ユニッ
トと削り部材付きユニットとを上記ケーシングに対して
位置合わせするために、上記各組の第2の位置合わせ部
材に係止され、上記ケーシングに固設される第3の位置
合わせ部材を配設したことを特徴とする。
ブレードなどである。
施の形態について説明する。
図を示し、図2は図1の濾過機100を矢印Fの方向か
ら見た前面図を示す。何れも、一部分は内部を透視して
図示してある。図1の濾過機100の基本的な構成は図
12の従来例と共通する部分も多いので、共通部分には
同じ番号を付すものとする。特に、使用する濾過ユニッ
ト1100とブラシユニット1211は従来例で説明し
たものと同じである。
シング101の両端部に側板102と103が密封して
固設されてなる。これらの側板102,103には軸受
け用の孔104,105が穿設してあり、前記濾過ユニ
ット1100の一対のジャーナル部1120,1121
がこれらの側板102,103の軸受け用の孔104,
105に回動可能に挿入支承されている。Oリングは、
側板103側では濾過ユニット1100の中実ジャーナ
ル部1121の周面に刻設された溝に嵌入され、側板1
02側では側板102の孔104の内周面に刻設された
溝に嵌入されていることも従来例と同じである。原液
は、ケーシング101に空けられた原液導入孔106か
ら矢印Gのようにケーシング内部に導入され、濾過ユニ
ット1100の周囲から内部に浸透する際に濾過され、
中空ジャーナル部1120の開口部から矢印Hのように
排出される。排出された濾液は、側板102とその周縁
に沿って固定された受け皿107とから形成される濾液
集め槽108に集められ、受け皿107に設けられた排
出口109から矢印Iのように排出される。
2と受け皿107とをケーシング101に固定するため
のボルト、202は受け皿107に設けられたアーム、
203はケーシング101に設けられたアーム、204
は側板102に設けられたアーム、205はケーシング
101に設けられたアームを示す。受け皿107のアー
ム202の先端部およびケーシング101のアーム20
3の先端部には、それぞれ孔が設けられており、これら
の孔に支持ボルトを挿入して回動可能に軸支する。これ
により、すべてのボルト201をはずした後、それ程の
力を要さずに受け皿107は図2の右側に開くようにな
っている。同様に、側板102のアーム204の先端部
およびケーシング101のアーム205の先端部には、
それぞれ孔が設けられており、これらの孔に支持ボルト
を挿入して回動可能に軸支する。これにより、受け皿1
07を右側に開いた後、それ程の力を要さずに側板10
2を図2の左側に開くことができるようになっている。
より濾過ユニット1100の一端を軸支しているため、
側板102を左側に開くには、図2で言えば側板102
を少し手前に(図2の紙面に垂直上方に、図1で言えば
少し右側に)引き出して濾過ユニット1100のジャー
ナル部1120を側板102の軸受け用の孔104から
はずした後、左側に開くようにする。アーム204,2
05の軸支部分はそのような動きができるようになって
いるものとする。211は受け皿107を右側に開くと
きに使用する受け皿107に固着された取っ手部、21
2は側板102を引き出して左側に開くときに使用する
側板102に固着された取っ手部である。
それぞれブラシユニット1211の位置を示し、各ブラ
シユニット1211の位置211−1〜211−3の周
りに配置された221−1〜221−6,222−1〜
222−6,223−1〜223−6は濾過ユニット1
100の位置を示す。すなわち、図2のように前面から
(図1だと矢印Fの方向から)見ると、濾液排出口10
9を中心にして等間隔の位置211−1〜211−3に
3本のブラシユニット1211を配置し、各ブラシユニ
ット1211の周りに図12で説明したのと同様に6本
の濾過ユニット1100を配置してある。したがって、
合計18本の濾過ユニット1100で濾過を行なうこと
ができる。1本のブラシユニット1211とその周りの
6本の濾過ユニット1100の構成は図12で説明した
のと同様である。
ラシユニット1211とその周りの6本の濾過ユニット
1100から構成される1組のユニットのギヤトレイン
部であり、図12の従来例のギヤトレイン部1230と
同様の構成である。図1のものでは、1本のブラシユニ
ット1211とその周りの6本の濾過ユニット1100
の組が3組設けられているが、各組のギヤトレイン部は
同じ構成である。それらの3組のそれぞれで図12で説
明した濾過ユニット外周面を削り落とし更新させる動作
を行なわせる必要があるので、各組のギヤトレイン部1
30の駆動軸に回転運動を与えるために、モータ131
とギヤトレイン部132が設けられている。
る濾過ユニット1100およびブラシユニット1211
の装着の手順を説明する。図3は、図1,2の濾過機1
00で受け皿107と側板102を左右に開き、器内の
3本のブラシユニット1211と18本の濾過ユニット
1100をすべて取り外した状態(図2と同様に前面か
ら見た図)を示す。円筒状のケーシング101の奥に側
板103が見えている。311−1〜311−3は、そ
れぞれ、ブラシユニット1211のジャーナル部121
6を挿入して軸支する軸受け用の孔である。321−1
〜321−6,322−1〜322−6,323−1〜
323−6は、それぞれ、濾過ユニット1100のジャ
ーナル部1121を挿入して軸支する軸受け用の孔(図
1の105)である。
用の孔311−1〜311−3に3本のブラシユニット
1211を挿入し、さらに側板103の軸受け用の孔3
21−1〜321−6,322−1〜322−6,32
3−1〜323−6に18本の濾過ユニット1100を
挿入する。この状態では、従来技術の欄で説明したよう
に、挿入したブラシユニット1211と濾過ユニット1
100は、全体として自重で下側に傾くとともに、ブラ
シユニット1211を中心としてその周りの濾過ユニッ
ト1100が花びらが開くように押し広げられている。
したがって、そのまま側板102を押し入れるのは困難
である。
1の周りの6本の濾過ユニット1100を相対的に位置
合わせするために、図4の濾過ユニット位置合わせ用の
円板(第1の位置合わせ部材)401を用いる(図4で
は拡大して図示している)。この円板401は、中心部
にブラシユニット1211が貫通する孔404を備える
とともに、6本の濾過ユニット1100を挿入して位置
合わせするための孔411−1〜411−6を備えてい
る。402,403は、図5で後述する部材501のピ
ン504,505を挿入するための孔である。
321−6に挿入した6本の濾過ユニット1100に、
それらの濾過ユニット1100のジャーナル部1120
がそれぞれ孔411−1〜411−6に貫通するよう
に、配設する。同様に、図3の孔322−1〜322−
6に挿入した6本の濾過ユニット1100、および図3
の孔323−1〜323−6に挿入した6本の濾過ユニ
ット1100にも、それぞれ、図4の円板401を配設
する。円板401の各孔411−1〜411−6の位置
と大きさは、濾過ユニット1100のジャーナル部11
20を挿入すると6本の濾過ユニット1100の相対的
な位置がほぼ位置合わせされ、かつ、後に側板102が
押し入れられて固定された後には、濾過ユニット110
0の回転に支障がない程度の遊びを持った大きさになっ
ている。したがって、円板401を配設することによ
り、各組の6本の濾過ユニット1100が相対的に位置
合わせされたことになる。
せ用の部材(第2の位置合わせ部材)501を配設す
る。図5(b)は部材501の正面図、図5(a)は図
5(b)のJ−J断面図を示す。この部材501は、長
形の板の中心部分に円柱形の突起部502を設けるとと
もに、板の両端部にピン504,505を設けたもので
ある。突起部502の内側には凹部503が設けてあ
る。2つのピン504,505は、図4の円板401の
2つの孔402,403に挿入できる位置および大きさ
を持つ。図4で説明したように円板401を配設して各
組の6本の濾過ユニット1100を相対的に位置合わせ
した後、図5の部材501を配設する。配設の際には、
部材501の2つのピン504,505が円板401の
孔402,403に挿入されるように、かつ、部材50
1の中心の突起部502がブラシユニット1211の凹
部1214に挿入されるように、配設する。突起部50
2は凹部1214に挿入されて、ブラシユニット121
1を回動可能に軸支するものである。特に、部材501
の突起部502は、上述したように配設されることによ
り、6本の濾過ユニット1100に対するブラシユニッ
ト1211の位置を合わせるように設けられている。す
なわち、部材501を配設することにより、各組の6本
の濾過ユニット1100の中心位置にブラシユニット1
211が位置するように位置合わせされる。
100とブラシユニット1211とが相対的に位置合わ
せされたことになる。図7は、1組のユニットに図4の
円板401と図5の部材501を配設した様子を示す。
図8は、3組のそれぞれに円板401と部材501を配
設した様子を示す。
ト1100とブラシユニット1211とは相対的に位置
合わせされたが、未だ全体的には自重で下側に傾いてい
る。そこで、図6のY字型部材(第3の位置合わせ部
材)601を用いて、最終的な位置合わせを行なう。図
6(b)はこのY字型部材601の正面図、図6(a)
は図6(b)のK−K断面図を示す。このY字型部材6
01は、三角形の本体部611とその本体部611に固
着された3本の腕部612からなる。三角形の本体部6
11の各角部分にはピン613が設けてあり、各腕部6
12の端部には孔621〜623が設けてある。615
は、この部材601を配設したときに、濾過ユニット1
100のジャーナル部1120が貫通する孔である。上
述したように円板401と部材501を配設して図8の
状態とした後、各組の部材501の中心部の凹部503
に図6のY字型部材601のピン613が挿入されるよ
うに、Y字型部材601を配設する。そして、ケーシン
グ101の内周面に設けられているタブ部301〜30
3の孔にY字型部材601の孔621〜623を合わせ
て、ボルトで固定する。これにより、全体として自重で
下側に傾いていた各ユニットが、ケーシング101に対
して正確に位置合わせされる。
を示す。この状態で、側板102を押し入れる。図10
は、側板102の側面および前面を示す。18本の濾過
ユニット1100の中空ジャーナル部1120が挿入さ
れ軸支される孔104が設けられている。各孔104の
内周面に刻設された溝には、シール用のOリングが嵌入
されている。なお図10では、図2で説明したアーム2
04は省略したが、実際には左側に開かれている側板1
02を戻して、図9の状態のケーシング101に押し入
れればよい。ケーシング101に対して18本の濾過ユ
ニット1100の軸の位置すなわちジャーナル部112
0の位置が正確に位置合わせされているので、左側に開
かれている側板102を戻せば、各ジャーナル部112
0と各孔104とが正確に位置が合うようになってい
る。その状態で側板102を押し入れればよい。その
後、右側に開かれている受け皿107を戻し、図2のよ
うにボルト201で固定する。
材501とY字型部材601が配設された様子を示す。
なお、図1は側面図であるので実際は上部にタブ部30
2は無いが、タブ部301〜303にY字型部材601
の腕部612を固定する様子を示すため図1の上部にタ
ブ部302を図示した。
および受け皿107がケーシング101に対して左右に
開くように取り付けたが、完全に別体として取り外せる
ようにしてもよい。複数本の濾過ユニット1100の位
置合わせが正確に行なわれているので、手作業で別体の
側板102を取り付ける場合も容易に位置を合わせて押
し込むことができる。また、側板102と受け皿107
とを一体化してもよい。また、上述の発明の実施の形態
では、1本のブラシユニット1211と6本の濾過ユニ
ット1100とを1組として、3組のユニットをケーシ
ング101内部に配設する例を示したが、ブラシユニッ
ト1211や濾過ユニット1100の数、さらに1組の
ユニットの構成や組の数はこれに限られない。
ば、第1の位置合わせ部材により複数の濾過ユニットの
相対的な位置合わせが行なわれ、第2の位置合わせ部材
により複数の濾過ユニットと削り部材付きユニットとの
相対的な位置合わせが行なわれ、第3の部材により複数
の濾過ユニットおよび削り部材付きユニットとケーシン
グとの位置合わせが行なわれる。したがって、ケーシン
グと複数の濾過ユニットおよび削り部材付きユニットと
を正確に位置合わせすることができ、その結果、側板の
取り付け時に濾過ユニットと該側板の軸受け用孔との位
置合わせに手間をかけずに済むので、濾過ユニットや削
り部材付きユニットの器内への装着を容易に行なうこと
ができる。
て取り外した状態を示す前面図
配設した様子を示す図
配設した様子を示す図
を示す図
来の濾過機を示す図
…側板、104,105…軸受け用の孔、106…原液
導入孔、107…受け皿、108…濾液集め槽、401
…位置合わせ用の円板、501…位置合わせ用部材、6
01…位置合わせ用Y字型部材、1100…濾過ユニッ
ト、1211…ブラシユニット。
Claims (2)
- 【請求項1】両端に開口部を持つケーシングと、 上記ケーシングの両端開口部に密封して固設された側板
と、 上記ケーシング内部に配設され、両端部にジャーナル部
を有する複数本の円筒形の濾過ユニットであって、該ジ
ャーナル部が上記ケーシング両端部の側板に穿設された
軸受け用の孔に軸支されることにより回転自在に支承さ
れる濾過ユニットと、 上記ケーシング内部に配設され、上記複数本の濾過ユニ
ットの外周面を削り落とし更新させるための削り部材を
周囲に有する、円筒形の削り部材付きユニットとを備え
るとともに、 上記ケーシングに空けられた原液導入孔から導入された
原液を上記濾過ユニットの周囲から内部に浸透せしめて
濾過し、上記濾過ユニットの一端のジャーナル部から排
出する濾過機において、 上記ケーシング内部の一方の側板の側に、上記複数本の
円筒形の濾過ユニットを相対的に位置合わせするための
孔を設けた第1の位置合わせ部材を、該孔に上記各濾過
ユニットのジャーナル部が緩挿するように配設し、 上記第1の位置合わせ部材によって位置合わせされた上
記複数本の濾過ユニットと上記削り部材付きユニットと
を相対的に位置合わせするために、上記第1の位置合わ
せ部材に係止され、上記削り部材付きユニットの一端部
を軸支する第2の位置合わせ部材を配設し、 上記第1および第2の位置合わせ部材によって位置合わ
せされた上記複数本の濾過ユニットと上記削り部材付き
ユニットとを上記ケーシングに対して位置合わせするた
めに、上記第1および第2の位置合わせ部材の何れか一
方に係止され、上記ケーシングに固設される第3の位置
合わせ部材を配設したことを特徴とする濾過機。 - 【請求項2】両端に開口部を持つケーシングと、 上記ケーシングの両端開口部に密封して固設された側板
と、 上記ケーシング内部に配設され、両端部にジャーナル部
を有する複数本の円筒形の濾過ユニットであって、該ジ
ャーナル部が上記ケーシング両端部の側板に穿設された
軸受け用の孔に軸支されることにより回転自在に支承さ
れる濾過ユニットと、 上記ケーシング内部に配設され、上記複数本の濾過ユニ
ットの外周面を削り落とし更新させるための削り部材を
周囲に有する、円筒形の削り部材付きユニットとを備え
るとともに、 1本の上記削り部材付きユニットの周囲に複数本の濾過
ユニットを配置した組を複数組上記ケーシング内部に配
設し、上記ケーシングに空けられた原液導入孔から導入
された原液を上記濾過ユニットの周囲から内部に浸透せ
しめて濾過し、上記濾過ユニットの一端のジャーナル部
から排出する濾過機において、 上記ケーシング内部の一方の側板の側に、上記各組ごと
に、該組に含まれる複数本の円筒形の濾過ユニットを相
対的に位置合わせするための孔を設けた第1の位置合わ
せ部材を、該孔に上記各濾過ユニットのジャーナル部が
緩挿するように配設し、 上記各組ごとに、上記第1の位置合わせ部材によって位
置合わせされた上記複数本の濾過ユニットと上記削り部
材付きユニットとを相対的に位置合わせするために、上
記第1の位置合わせ部材に係止され、上記削り部材付き
ユニットの一端部を軸支する第2の位置合わせ部材を配
設し、 上記第1および第2の位置合わせ部材によって位置合わ
せされた上記各組の複数本の濾過ユニットと削り部材付
きユニットとを上記ケーシングに対して位置合わせする
ために、上記各組の第2の位置合わせ部材に係止され、
上記ケーシングに固設される第3の位置合わせ部材を配
設したことを特徴とする濾過機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095164A JP2944564B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 濾過機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095164A JP2944564B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 濾過機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272310A JPH10272310A (ja) | 1998-10-13 |
JP2944564B2 true JP2944564B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=14130140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9095164A Expired - Lifetime JP2944564B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 濾過機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2944564B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104941283B (zh) * | 2014-11-17 | 2017-05-10 | 自贡东方热能锅炉设备制造有限公司 | 一种反冲洗滤水器 |
CN105597400B (zh) * | 2016-01-26 | 2017-09-12 | 浙江沪新不锈钢制造有限公司 | 过滤塔 |
CN109520807B (zh) * | 2018-11-29 | 2021-05-25 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种土壤取样多样过滤方法 |
CN111957110A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-11-20 | 黄志辉 | 一种油水分离滤芯处理工艺 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9095164A patent/JP2944564B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10272310A (ja) | 1998-10-13 |
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