JP2942859B2 - 着色感光性フイルム及び校正検査方法 - Google Patents
着色感光性フイルム及び校正検査方法Info
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- JP2942859B2 JP2942859B2 JP10236188A JP10236188A JP2942859B2 JP 2942859 B2 JP2942859 B2 JP 2942859B2 JP 10236188 A JP10236188 A JP 10236188A JP 10236188 A JP10236188 A JP 10236188A JP 2942859 B2 JP2942859 B2 JP 2942859B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- original
- colored photosensitive
- original film
- inspection method
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷版材を露光する原版フィルムを作成する
際に材料として使用する着色感光性フイルム及び該フイ
ルムを使用する校正検査方法に関する。
際に材料として使用する着色感光性フイルム及び該フイ
ルムを使用する校正検査方法に関する。
従来、書籍、広告等の印刷物の作成に当たっては、原
稿を銀塩写真フイルムに撮影し、これを印刷版材を露光
する原版フイルムとして印刷版を作成するが、顧客の要
求に十分応えるためには1回乃至それ以上の校正作業が
要求される。
稿を銀塩写真フイルムに撮影し、これを印刷版材を露光
する原版フイルムとして印刷版を作成するが、顧客の要
求に十分応えるためには1回乃至それ以上の校正作業が
要求される。
この校正作業は原稿の誤記の修正だけでなく、その後
の顧客による修正や追加或いはレイアウトの変更等を含
むため数回行われるのが普通である。
の顧客による修正や追加或いはレイアウトの変更等を含
むため数回行われるのが普通である。
最初の原版フイルムを作成し、1回目の校正が完了す
ると再度校正原稿から銀塩フイルムにより撮影して修正
原版フイルムを作成するが、その際校正事項が十分に修
正されていることを確認する必要がある。
ると再度校正原稿から銀塩フイルムにより撮影して修正
原版フイルムを作成するが、その際校正事項が十分に修
正されていることを確認する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記確認は最初の原版フイルムと第1回校正(修正)
原版フイルムとを見比べて行うが、修正部分が確かに校
正通りに修正されでいるか否かを確認するため、両者の
全体を読み比べしなければならず非常に煩雑な作業であ
った。
原版フイルムとを見比べて行うが、修正部分が確かに校
正通りに修正されでいるか否かを確認するため、両者の
全体を読み比べしなければならず非常に煩雑な作業であ
った。
従って本発明の目的は、校正(修正)原版フイルムの
作成において校正(修正)箇所を容易に確認できる技
術、より具体的にはかかる確認作業を容易ならしめる画
像を形成し得る着色感光性フイルム(原版フイルムを作
成する際に使用する材料としてのフイルム)を提供する
ことである。
作成において校正(修正)箇所を容易に確認できる技
術、より具体的にはかかる確認作業を容易ならしめる画
像を形成し得る着色感光性フイルム(原版フイルムを作
成する際に使用する材料としてのフイルム)を提供する
ことである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は2発明からなり、第一の発明は、
印刷版材を露光する原版フイルムを作成する際に材料と
して使用する着色感光性フイルムであって、当該フイル
ムは透明性基板フイルムの表面に黒色以外の遮光性感光
層を設けたものであって、前記遮光性感光層は赤乃至橙
色に着色されており紫外線透過率が1/300以下であるこ
とを特徴とするものであり、第二の発明は、文字、記号
等を含む画像の製版工程において、文字、記号等の画像
の修正に当り、原版フイルムと該原版フイルムと色相の
異なる校正原版フイルムとを重ね校正箇所を検査するこ
とを特徴とする校正検査方法である。
印刷版材を露光する原版フイルムを作成する際に材料と
して使用する着色感光性フイルムであって、当該フイル
ムは透明性基板フイルムの表面に黒色以外の遮光性感光
層を設けたものであって、前記遮光性感光層は赤乃至橙
色に着色されており紫外線透過率が1/300以下であるこ
とを特徴とするものであり、第二の発明は、文字、記号
等を含む画像の製版工程において、文字、記号等の画像
の修正に当り、原版フイルムと該原版フイルムと色相の
異なる校正原版フイルムとを重ね校正箇所を検査するこ
とを特徴とする校正検査方法である。
例えば、最初の原版フイルムを赤乃至橙色の画像を形
成し得る本発明の着色感光性フイルムで作成し、次の修
正原版フイルムを黒色画像を形成し得る銀塩フイルムで
作成したとすれば、両者を重ね合せて見ると修正の無い
部分と修正の有る箇所とが一目瞭然となり、容易に修正
部分の正誤を確認することができる。
成し得る本発明の着色感光性フイルムで作成し、次の修
正原版フイルムを黒色画像を形成し得る銀塩フイルムで
作成したとすれば、両者を重ね合せて見ると修正の無い
部分と修正の有る箇所とが一目瞭然となり、容易に修正
部分の正誤を確認することができる。
次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。
説明する。
本発明の着色感光性フイルムは、透明性基材フイルム
の表面に赤乃至橙色の遮光性着色感光層を設けたことを
特徴とする。
の表面に赤乃至橙色の遮光性着色感光層を設けたことを
特徴とする。
この場合の透明フイルムとしては、従来の制版用銀塩
フイルムと同様にポリエチレンテレフタレート、トリア
セチルセルロース、ポリプロピレン等の透明ブラスチッ
クフイルムであり、厚みは25乃至175μm程度のもので
あり、サイズは特に限定されない。
フイルムと同様にポリエチレンテレフタレート、トリア
セチルセルロース、ポリプロピレン等の透明ブラスチッ
クフイルムであり、厚みは25乃至175μm程度のもので
あり、サイズは特に限定されない。
上記透明フイルム上に形成する着色感光層は、従来公
知の感光性樹脂液、例えば、キノン型、ジアゾ型、アジ
ド型等のポジ又はネガタイプの感光性樹脂液に染料又は
顔料を配合して塗工及び乾燥して形成される層であり、
紫外線や白色光を良好に遮光するものである。
知の感光性樹脂液、例えば、キノン型、ジアゾ型、アジ
ド型等のポジ又はネガタイプの感光性樹脂液に染料又は
顔料を配合して塗工及び乾燥して形成される層であり、
紫外線や白色光を良好に遮光するものである。
この様な着色は赤乃至橙色の染料又は顔料で行うこと
ができる。これらの着色剤の濃度は着色が肉眼で容易に
判別でき、又紫外線透過率が1/300以下、好ましくは1/
1,000以下の濃度とする。紫外線に対する遮光性を高め
る理由はこの着色感光性フイルムを用いて製版するとき
に、版材面の露光量を制御するためである。感光層の厚
みは特に限定されないが一般的には約1乃至20μm程度
である。
ができる。これらの着色剤の濃度は着色が肉眼で容易に
判別でき、又紫外線透過率が1/300以下、好ましくは1/
1,000以下の濃度とする。紫外線に対する遮光性を高め
る理由はこの着色感光性フイルムを用いて製版するとき
に、版材面の露光量を制御するためである。感光層の厚
みは特に限定されないが一般的には約1乃至20μm程度
である。
上記の着色感光性フイルムは従来周知の銀塩フィルム
と同様に原稿を撮影し現像することによってネガ又はポ
ジの画像を作成することができる。
と同様に原稿を撮影し現像することによってネガ又はポ
ジの画像を作成することができる。
次に本発明の検査方法について説明する。
先ず、原稿を例えば橙色の画像を形成し得る本発明の
着色感光性フイルムにて撮影して橙色のポジ画像を有す
る原版フイルム(ポジ型の最初の原版フイルム)を形成
する。この原版フイルムを用いて校正刷りを行い、顧客
の1回目の校正を受ける。校正に従って修正した原稿を
銀塩フイルムを用いて同様な修正した黒色のポジ画像を
有する原版フイルム(ポジ型の修正原版フイルム)を作
成する。上記本発明の着色感光性フイルムを用いて作成
したポジ型の最初の原版フイルムと上記銀塩フイルムを
用いて作成したポジ型の修正原版フイルムを重ねる。こ
の重ねたものを見ると両原版フイルムの異なる部分すな
わち校正部分は一目瞭然となっているので、校正箇所の
見落しや誤修正等を直ちに確認することができる。校正
が数回に及ぶときは銀塩フイルムと本発明の着色感光性
フイルムとを交互に使用して上記の操作を繰返せばよ
い。以降の製版は従来と同様でよい。
着色感光性フイルムにて撮影して橙色のポジ画像を有す
る原版フイルム(ポジ型の最初の原版フイルム)を形成
する。この原版フイルムを用いて校正刷りを行い、顧客
の1回目の校正を受ける。校正に従って修正した原稿を
銀塩フイルムを用いて同様な修正した黒色のポジ画像を
有する原版フイルム(ポジ型の修正原版フイルム)を作
成する。上記本発明の着色感光性フイルムを用いて作成
したポジ型の最初の原版フイルムと上記銀塩フイルムを
用いて作成したポジ型の修正原版フイルムを重ねる。こ
の重ねたものを見ると両原版フイルムの異なる部分すな
わち校正部分は一目瞭然となっているので、校正箇所の
見落しや誤修正等を直ちに確認することができる。校正
が数回に及ぶときは銀塩フイルムと本発明の着色感光性
フイルムとを交互に使用して上記の操作を繰返せばよ
い。以降の製版は従来と同様でよい。
以上の如き本発明によれば、最初の原版フイルムを例
えば橙色画像を形成し得る本発明の着色感光性フイルム
で作成し、次の修正原版フイルムを黒色画像を形成し得
る銀塩フイルムで作成し、両者を重ね合せて見ることに
より修正の無い部分と修正の有る箇所が一目瞭然とな
り、容易に修正部分の正誤を確認できる。
えば橙色画像を形成し得る本発明の着色感光性フイルム
で作成し、次の修正原版フイルムを黒色画像を形成し得
る銀塩フイルムで作成し、両者を重ね合せて見ることに
より修正の無い部分と修正の有る箇所が一目瞭然とな
り、容易に修正部分の正誤を確認できる。
Claims (2)
- 【請求項1】印刷版材を露光する原版フイルムを作成す
る際に材料として使用する着色感光性フイルムであっ
て、当該フイルムは透明性基板フルムの表面に黒色以外
の遮光性感光層を設けたものであって、前記遮光性感光
層を赤乃至橙色に着色されており紫外線透過率が1/30以
下であることを特徴とする着色感光性フイルム。 - 【請求項2】文字、記号等を含む画像の製版工程におい
て、文字、記号等の画像の修正に当り、原版フイルムと
該原版フイルムと色相の異なる校正原版フイルムとを重
ね校正箇所を検査することを特徴とする校正検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10236188A JP2942859B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | 着色感光性フイルム及び校正検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10236188A JP2942859B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | 着色感光性フイルム及び校正検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01274151A JPH01274151A (ja) | 1989-11-01 |
JP2942859B2 true JP2942859B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=14325321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10236188A Expired - Lifetime JP2942859B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | 着色感光性フイルム及び校正検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2942859B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2777667B2 (ja) * | 1989-11-20 | 1998-07-23 | コニカ株式会社 | 現像装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61175639A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-07 | Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd | 感光性ホワイトフイルム |
-
1988
- 1988-04-27 JP JP10236188A patent/JP2942859B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01274151A (ja) | 1989-11-01 |
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