JP2941627B2 - 測量用ポール保持具 - Google Patents

測量用ポール保持具

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JP2941627B2
JP2941627B2 JP31136293A JP31136293A JP2941627B2 JP 2941627 B2 JP2941627 B2 JP 2941627B2 JP 31136293 A JP31136293 A JP 31136293A JP 31136293 A JP31136293 A JP 31136293A JP 2941627 B2 JP2941627 B2 JP 2941627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測量用ポール保持具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、測量用ポールを測点に鉛直に立て
る場合、伸縮自在な3本の脚本体を有する三脚の上端に
ポール支持部を取付けた測量用ポール保持具にて測量用
ポールを支持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の測量用ポール保持具では、作業者が三脚の位置を
ずらせたり、3本の脚本体の長さや開き角度を変えるこ
とにより、ポールが鉛直となるように調整するため、調
整が困難であるうえ、時間もかかるという問題があっ
た。
【0004】また、測点は複雑な地形や地上の構造物に
より一定ではなく、測点によっては三脚を設置するのに
手間と時間がかかることがあり、さらには、三脚を設置
できないこともあった。
【0005】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、測点の地形等に対応して、容易に測量用ポールを測
点に立てることができると共に、鉛直の調整を容易かつ
正確に行い得る測量用ポール保持具を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る測量用ポール保持具は、正面視門型
の基脚と、該基脚の一端部近傍に左右揺動自在に枢着さ
れる長杆と、該基脚の他端部近傍に左右揺動自在に枢着
される短杆と、を備えると共に、測量用ポールにスライ
ド・固定切換え可能に固定される第1基本調整部材を有
する第1調整連結具を、上記長杆の上端部に付設し、さ
らに、該長杆にスライド・固定切換え可能に取付けられ
る第2基本調整部材を有する第2調整連結具を、上記短
杆の上端部に設けたものである。
【0007】また、正面視門型の基脚と、該基脚の一端
部近傍に左右揺動自在に枢着される長杆と、該基脚の他
端部近傍に左右揺動自在に枢着される短杆と、を備える
と共に、測量用ポールにスライド・固定切換え可能に固
定される第1基本調整部材を有する第1調整連結具を、
上記長杆の上端部に付設し、さらに、該長杆にスライド
・固定切換え可能に取付けられる第2基本調整部材と、
該第2基本調整部材と上記短杆の上端部とを相互に接近
離間自在に連結する第2微調整機構とを、有する第2調
整連結具を、上記短杆の上端部に設けたものである。
【0008】また、正面視門型の基脚と、該基脚の一端
部近傍に左右揺動自在に枢着される長杆と、該基脚の他
端部近傍に左右揺動自在に枢着される短杆と、を備える
と共に、測量用ポールにスライド・固定切換え可能に固
定される第1基本調整部材と、該第1基本調整部材と上
記長杆の上端部とを相互に前後方向へ接近離間自在に連
結する第1微調整機構とを、有する第1調整連結具を、
上記長杆の上端部に付設し、さらに、該長杆にスライド
・固定切換え可能に取付けられる第2基本調整部材を有
する第2調整連結具を、上記短杆の上端部に設けたもの
である。
【0009】また、正面視門型の基脚と、該基脚の一端
部近傍に左右揺動自在に枢着される長杆と、該基脚の他
端部近傍に左右揺動自在に枢着される短杆と、を備える
と共に、測量用ポールにスライド・固定切換え可能に固
定される第1基本調整部材と、該第1基本調整部材と上
記長杆の上端部とを相互に前後方向へ接近離間自在に連
結する第1微調整機構とを、有する第1調整連結具を、
上記長杆の上端部に付設し、さらに、該長杆にスライド
・固定切換え可能に取付けられる第2基本調整部材と、
該第2基本調整部材と上記短杆の上端部とを相互に接近
離間自在に連結する第2微調整機構とを、有する第2調
整連結具を、上記短杆の上端部に設けたものである。
【0010】また、長杆を角パイプ状とし、かつ、該長
杆の相互に180 °反対の一側面及び他側面に各々転動自
在に当接する第1ローラ及び第2ローラを、第2調整連
結具の第2基本調整部材に、設けたものである。
【0011】
【作用】測点に於て、測量用ポールに第1調整連結具の
第1基本調整部材を固定し、基脚の両端を接地させれ
ば、ポールを立てた状態に保持できる。ポールの下端と
基脚の両端を接地させた状態で、第1基本調整部材を、
ポールに沿って上下にスライドさせれば、ポールと本発
明の測量用ポール保持具は前後に傾動する。
【0012】また、第2調整連結具の第2基本調整部材
を長杆に沿って上下にスライドさせれば、長杆と短杆が
左右に揺動し、それに伴ってポールも左右に傾動する。
【0013】第1基本調整部材をポールに固定させた状
態で、第1微調整機構により、第1基本調整部材と長杆
の上端部とを相互に接近又は離間させれば、ポールは前
後に微妙に傾動する。
【0014】第1基本調整部材をポールに固定させ、か
つ、第2基本調整部材を長杆に固定させた状態で、第2
微調整機構により、第2基本調整部材と短杆の上端部と
を相互に接近又は離間させれば、ポールは左右に微妙に
傾動する。
【0015】また、長杆を角パイプ状とし、かつ、長杆
の相互に180 °反対の一側面及び他側面に各々転動自在
に当接する第1ローラ及び第2ローラを、第2調整連結
具の第2基本調整部材に、設けたものでは、長杆に対し
て第2基本調整部材をスライドさせる際の摩擦抵抗が著
しく減少する。
【0016】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0017】図1は、本発明の測量用ポール保持具の一
実施例の使用状態を示し、この測量用ポール保持具A
は、測量用ポール1を測点Pに鉛直に立てるためのもの
であり、両端に石突き部2a,2aを有する正面視門型
の基脚2と、該基脚2の一端部近傍に左右揺動自在に枢
着される長杆3と、基脚2の他端部近傍に左右揺動自在
に枢着される短杆4と、長杆3の上端部に付設される第
1調整連結具5と、短杆の上端部に設けられる第2調整
連結具12と、を備えている。
【0018】長杆3と短杆4は、各々、角パイプ状とさ
れる。基脚2の左右両端部近傍の前面側と後面側には、
各々、第1支持片8a, 8aと、該第1支持片8a, 8
aよりも短寸の第2支持片8b, 8bとが、上方に突設
される。長杆3の下端部は、軸部材を介して第1支持片
8a, 8aの間に枢着され、かつ、短杆4の下端部は、
軸部材を介して第2支持片8b, 8bの間に枢着され
る。
【0019】長杆3の揺動中心軸L1 の基脚2上面から
の高さ寸法H1 は、短杆4の揺動中心軸L2 の基脚2上
面からの高さ寸法H2 よりも所定寸法だけ大きく設定さ
れる。これにより、この測量用ポール保持具Aは、図9
に示すように、基脚2に対して、長杆3と短杆4を平行
としてコンパクトに折畳むことができる。
【0020】図1にもどって、第1調整連結具5は、測
量用ポール1にスライド・固定切換え可能に固定される
第1基本調整部材6と、該第1基本調整部材6と長杆3
の上端部とを相互に前後方向へ接近離間自在に連結する
第1微調整機構7とを、有する。
【0021】第1基本調整部材6は、鉛直軸心回りに揺
動自在として中間部が相互に枢結される左右の揺動片8
a,8bと、該揺動片8a,8bの基端部を相互に離間
する方向へ常時弾発付勢するバネ部材9と、からなり、
揺動片8a,8bの先端部に形成された平面視円弧状の
挟持部10, 10にて、ポール1の外周面を挟持するように
構成されている。
【0022】第1微調整機構7は、図2の拡大断面図で
示すように、ボルトとナットからなる枢着具13にて長杆
3の上端部後面側に一片14aが枢着されると共に他片14
bが後方へ突出状とされる平面視L字状の基板14と、該
基板14の他片14bの下端後方部位に枢結ピン15を介して
前後方向へ揺動自在に枢着される側面視直角状の取付片
16bとその取付片16bの前端縁を側方へ延伸してなる連
結片16aとからなる平面視L字状の揺動連結板16と、基
板14の一片14aに後方突出状に溶着される雄ネジ部材17
と、該雄ネジ部材17に螺進退自在に螺嵌されるダイヤル
部材18と、該ダイヤル部材18の後端部が回転中心軸L回
りに回転自在として嵌入されると共に外周面が球面状と
される首振り連結部材19と、揺動連結板16の連結片16a
に上下スライド自在として取付けられるスライド片部20
aと上記首振り連結部材19を上下に首振り自在に保持す
る球面状内周面を有する保持筒状部20bとからなるスラ
イド保持部材20と、を備えている。
【0023】揺動連結板16の連結片16aには、スライド
保持部材20と首振り連結部材19と雄ネジ部材17を逃げる
ための窓部21が貫設され、かつ、その窓部21の上下に
は、ガイドピン22, 22が前方突出状に固着される。ま
た、スライド保持材20のスライド片部20aの上部及び下
部には、上下方向の長孔23, 23が設けられる。この長孔
23, 23に、上記ガイドピン22, 22を挿通させて、スライ
ド保持材20を上下スライド自在に支持している。
【0024】スライド保持材20の保持筒状部20bには、
小ピン24が内方突出状に固着され、かつ、首振り連結部
材19には、小ピン24が挿入される前後乃至上下方向のス
リット部25が設けられる。この小ピン24とスリット部25
により、首振り連結部材19が回転中心軸L回りに回転し
ないように回り止めされる。
【0025】揺動連結板16の取付片16bの後端部には、
ボルトと蝶ナットとからなる枢結部材を介して、第1基
本調整部材6の揺動片8aの基端部が上下揺動・固定切
換え自在に枢着される。
【0026】上述の構成により、例えば、ダイヤル部材
18を回転中心軸L回りに回転させて雄ネジ部材17に対し
て前進させると、図3に示すように、揺動連結板16が矢
印Bで示す如く前方へ揺動する。
【0027】即ち、ダイヤル部材18と首振り連結部材19
は前方へ直線的に移動し、スライド保持部材20は矢印C
で示す如く揺動連結板16の連結片16aに対して上方へス
ライドし、かつ、スライド保持部材20の保持筒状部20b
は、首振り連結部材19に対して前方へ傾動するため、揺
動連結板16はスムースに揺動する。これにより、第1基
本調整部材6と長杆3の上端部とを相互に接近させるこ
とができる。
【0028】逆に、図3の状態のダイヤル部材18を回転
中心軸L回りに回転させて雄ネジ部材17に対して後退さ
せれば、揺動連結板16は、矢印Dで示す如く後方へ揺動
する。このとき、スライド保持部材20は矢印Eで示す如
く揺動連結板16の連結片16aに対して下方へスライド
し、かつ、スライド保持部材20の保持筒状部20bは、首
振り連結部材19に対して後方へ傾動する。これにより、
第1基本調整部材6と長杆3の上端部とを相互に離間さ
せることができる。そして、揺動連結板16を、図2の状
態を経てさらに後方へ揺動させることもできる。
【0029】しかして、上記の第1基本調整部材6と長
杆3の上端部との接近・離間の調整は、雄ネジ部材17に
対するダイヤル部材18の回転によるため、その調整を精
密に行うことができる。
【0030】第2調整連結具12は、図4と図5に示すよ
うに、長杆3にスライド・固定切換え可能に取付けられ
る第2基本調整部材27と、該第2基本調整部材27と短杆
4の上端部とを相互に接近離間自在に連結する第2微調
整機構28とを、有する。
【0031】第2基本調整部材27は、長杆3の前後面に
近接乃至当接する前・後片部29a,29bとその前・後片
部29a, 29bを連結する側片部29cとからなる平面視コ
の字状の外枠29と、長杆3の相互に180 °反対の一側面
3a及び他側面3bに各々転動自在に当接する第1ロー
ラ30, 30及び第2ローラ31と、外枠29の前・後片部29
a, 29bを相互に接近させて長杆3に外枠29を固定可能
とする締付ハンドル部材32と、を備える。33, 33は、第
1ローラ30, 30を回転自在に支持する軸部材である。
【0032】締付ハンドル32は、ハンドル部34と、該ハ
ンドル部34と一体化されたネジ杆35と、からなる。該ネ
ジ杆35は、外枠29の後片部29bに貫設された孔から挿入
されると共に、円筒状の第2ローラ31に挿通され、さら
に、外枠29の前片部29aに貫設された孔に通される。前
片部29aの前面には、ナット部材36が溶着され、そのナ
ット部材36にネジ杆35の先端部が螺進退自在に螺入され
る。
【0033】しかして、締付ハンドル32を回転させてネ
ジ杆35を螺進させれば、外枠29の前・後片部29a, 29b
が相互に接近し、前・後片部29a, 29bの内面が、長杆
3の前後面に圧接する。これにより、長杆3に外枠29を
固定することができる。
【0034】また、締付ハンドル32を上記とは逆に回転
させてネジ杆35を螺退させれば、外枠29の復元力により
前・後片部29a, 29bが相互に離間し、前・後片部29
a, 29bの内面が長杆3の前後面から僅かに離間状とな
る。これにより、第2基本調整部材27を、長杆3に対し
て上下にスライドさせることができる。このとき、第1
ローラ30, 30及び第2ローラ31は、長杆3の一側面3a
及び他側面3bに各々転動自在に当接するため、スムー
スにスライドさせ得る。なお、図示省略したが、外枠29
の前・後片部29a,29bの内面に、ふっ素樹脂からなる
コーティング層を形成するも好ましい。そのようにすれ
ば、第2基本調整部材27を、よりスムースにスライドさ
せ得る。
【0035】第2微調整機構28は、第2基本調整部材27
の外枠29の前・後片部29a, 29bの先端部に軸部材37を
介して両端片部38a,38aが揺動自在に枢結されるコの
字状部材38と、該コの字状部材38の中間壁部38bに回転
自在に取付けられると共に回転中心軸L3 に沿ってネジ
孔40が設けられた回転部材39と、回転部材38のネジ孔40
に螺進退自在に螺入されると共に下端部が短杆4の上端
部に固着されたネジ杆41と、から構成される。
【0036】回転部材39は、つまみ用の大径部42とコの
字状部材38の中間壁部38bに貫設された孔44に回転自在
に挿入される小径部43とからなる本体45と、小径部43の
先端部に外嵌状に固着される抜止めリング46と、からな
る。
【0037】しかして、回転部材39を回転させて短杆4
に接近するように螺進させれば、第2基本調整部材27と
短杆4を相互に接近させることができる。また、回転部
材39を逆回転させて短杆4から離間するように螺退させ
れば、第2基本調整部材27と短杆4を相互に離間させる
ことができる。そして、この接近と離間の調整は、回転
部材39のネジ杆41に対する螺進退によるため、精密に行
うことができる。
【0038】上述のように構成したことにより、この測
量用ポール保持具によれば、測量用ポール1を極めて正
確に鉛直に立てることができる。即ち、図1に於て、第
1調整連結具5の第1基本調整部材6を、両基端部を手
で接近させてその先端の挟持部10, 10をやや拡開させ
て、ポール1に対して上下にスライドさせれば、ポール
1は、矢印F,Gで示す如く前後に傾動する。また、測
量用ポール保持具Aは、ポール1の前後の傾動に伴って
前後に傾動する。これにより、前後方向の傾斜(鉛直)
を大まかに調整できる。
【0039】なお、第1基本調整部材6を上下にスライ
ドさせる際は、枢結部材26の蝶ナットを緩めておく。そ
うすれば、第1基本調整部材6を常に水平に保つことが
できる。そして、この大まかな調整後は、枢結部材26の
蝶ナットを締付けると共に、第1基本調整部材6から手
を離して第1基本調整部材6をポール1に固定させれば
よい。
【0040】また、第2調整連結具12の第2基本調整部
材27を、長杆3に対して上下にスライドさせれば、長杆
3及び短杆4が左右に傾動し、これに伴ってポール1が
矢印H,Iで示す如く左右に傾動する。これにより、ポ
ール1の左右方向の傾斜(鉛直)を大まかに調整でき
る。なお、この調整後、第2基本調整部材27の締付ハン
ドル部材32を締付けて、第2基本調整部材27を長杆3に
固定させれば、ポール1を傾動しないように保持でき
る。
【0041】上述のように第1基本調整部材6と第2基
本調整部材27によって、ポール1を略鉛直状に調整する
ことができる。そして、その後、第1微調整機構7と第
2微調整機構28により、ポール1を正確に鉛直に合わせ
ることができる。
【0042】即ち、第1微調整機構7のダイヤル部材18
を回転させれば、第1基本調整部材6と長杆3の上端部
とが相互に前後方向へ接近又は離間するため、ポール1
は前後方向に微妙に傾動する。これにより、前後方向の
傾斜(鉛直)を極めて精密に調整できる。
【0043】また、第2微調整機構28の回転部材39を回
転させれば、第2基本調整部材27と短杆4の上端部とが
相互に接近又は離間して、長杆3と短杆4とが左右に微
妙に傾動するため、ポール1は、左右方向に微妙に傾動
する。これにより、左右方向の傾斜(鉛直)を極めて精
密に調整できる。
【0044】図6と図7は、この測量用ポール保持具A
にて、ポール1を傾斜面47に立てた場合を示す。このよ
うに、傾斜面47が測量用ポール保持具Aに対して前後方
向に傾斜する場合(図6参照)と、左右方向に傾斜する
場合(図7参照)の何れにおいても、測量用ポール1を
鉛直に立てることができる。
【0045】図8は、第2調整連結具12の第2基本調整
部材27の変形例を示し、この場合、第2ローラ31を回転
自在に支持する丸棒状の軸部材48と、締付ハンドル部材
32のネジ杆35を、別体として設けている。このようにす
れば、第2ローラ31がスムースに回転する。かつ、第2
ローラ31の内周面に傷が付かず、耐久性に優れる。
【0046】図10は、第1調整連結具5の第1微調整機
構7の変形例を示し、揺動連結板16の連結片16aは、側
面視に於て弧状に弯曲し、かつ、連結片16aの中間部に
は、上下方向の長孔49が形成される。
【0047】また、基板14の一片14aには、ネジ孔50が
設けられる。51はつまみ付ネジであり、前方突出状のつ
まみ部52とネジ孔50に螺進退自在に螺入されるネジ杆部
53と、ネジ杆部53の先端に一体に形成される細杆部54
と、から成る。
【0048】つまみ付ネジ51の細杆部54には、平ワッシ
ャ55が回転自在に外嵌され、かつ、その細杆部54の平ワ
ッシャ55から突出した部分が、揺動連結板16の連結片16
aの長孔49に挿通される。さらに、連結片16aの後面側
に於て、細杆部54にガイド小片56が外嵌され、細杆部54
の先端がかしめられる。
【0049】ガイド小片56の前面56aは、連結片16aの
後面の弯曲に沿った弯曲面とされると共に、その連結片
16aの後面に摺動自在に当接する。
【0050】しかして、つまみ付ネジ51を回転させて、
前方又は後方に螺進退させると、揺動連結板16が矢印
J,Kで示す如く前方又は後方へ揺動し、かつ、ガイド
小片56に対して、揺動連結板16の連結片16aが、矢印
X,Yで示す如く下方又は上方へ摺動する。このため、
つまみ付ネジ51のつまみ部52を軽く回転させるだけで、
揺動連結板16をスムースかつ高精度に揺動させることが
できる。
【0051】次に、図11は、第1調整連結具5の変形例
を示し、この場合、第1微調整機構7が省略されてい
る。即ち、長杆3の上端には、平面視L字状の取付基板
57の一片57aが枢着具13にて枢着され、かつ、他片57b
には、蝶ナットとボルトからなる枢結部材26にて、第1
基本調整部材6の一方の揺動片8aが上下揺動可能に取
付けられる。
【0052】このようにすれば、第1調整連結具5の構
造が簡単となり、容易に製造できる。
【0053】また、図12は、第2調整連結具12の変形例
を示し、第2微調整機構28が省略されている。即ち、第
2基本調整部材27の外枠29の前・後壁部29a,(29b)
の先端部に、短杆4の上端が、軸部材37を介して枢着さ
れる。
【0054】このようにすれば、第2調整連結具12の構
造を簡単にでき、製造が容易となる。
【0055】しかして、本発明においては、図1に示す
如く第1微調整機構7と第2微調整機構28との両方を有
するものが最も好ましいが、それ以外にも、第1微調整
機構7を省略したもの(図11参照)、又は、第2微調整
機構28を省略したもの(図12参照)とするも自由であ
る。さらには、第1微調整機構7と第2微調整機構28と
の両方を省略してもよい(図11と図12参照)。
【0056】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0057】請求項1記載の測量用ポール保持具によれ
ば、ポール1の鉛直の調整を迅速に行うことができる。
また、測点P廻りの地形等による凹凸や傾斜に対応し
て、容易かつ強固に測量用ポール1を測点Pに立てるこ
とができる。
【0058】また、基脚2の接地点が2点であるため、
基脚2の接地場所の選定が容易となる。
【0059】請求項2記載の測量用ポール保持具によれ
ば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共に、
第2微調整機構28により、測量用ポール保持具Aに対し
て、ポール1が左右方向に傾斜しないようにきわめて正
確に調整できる。
【0060】請求項3記載の測量用ポール保持具によれ
ば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共に、
第1微調整機構7により、測量用ポール保持具Aに対し
て、ポール1が前後方向に傾斜しないようにきわめて正
確に調整できる。
【0061】請求項4記載の測量用ポール保持具によれ
ば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共に、
第1微調整機構7と第2微調整機構28により、測量用ポ
ール保持具Aに対して、ポール1が前後方向及び左右方
向に傾斜しないようにきわめて正確に調整できる。
【0062】請求項5記載の測量用ポール保持具によれ
ば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記
載のものと同様の効果を奏すると共に、長杆3に対して
第2基本調整部材27をスムースに上下にスライドさせる
とができ、ポール1の左右方向の傾斜を大まかに調整す
る作業を、容易かつスムースに行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図2】要部拡大断面側面図である。
【図3】作用を説明する要部拡大断面側面図である。
【図4】要部拡大断面正面図である。
【図5】要部拡大断面平面図である。
【図6】使用状態を示す簡略側面図である。
【図7】使用状態を示す簡略正面図である。
【図8】第2基本調整部材の変形例を示す要部拡大断面
正面図である。
【図9】折畳み状態を示す正面図である。
【図10】第1微調整機構の変形例を示す要部拡大断面側
面図である。
【図11】第1調整連結具の変形例を示す要部拡大側面図
である。
【図12】第2調整連結具の変形例を示す要部拡大断面正
面図である。
【符号の説明】
1 測量用ポール 2 基脚 3 長杆 3a 一側面 3b 他側面 4 短杆 5 第1調整連結具 6 第1基本調整部材 7 第1微調整機構 12 第2調整連結具 27 第2基本調整部材 28 第2微調整機構 30 第1ローラ 31 第2ローラ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面視門型の基脚2と、該基脚2の一端
    部近傍に左右揺動自在に枢着される長杆3と、該基脚2
    の他端部近傍に左右揺動自在に枢着される短杆4と、を
    備えると共に、測量用ポール1にスライド・固定切換え
    可能に固定される第1基本調整部材6を有する第1調整
    連結具5を、上記長杆3の上端部に付設し、さらに、該
    長杆3にスライド・固定切換え可能に取付けられる第2
    基本調整部材27を有する第2調整連結具12を、上記短杆
    4の上端部に設けたことを特徴とする測量用ポール保持
    具。
  2. 【請求項2】 正面視門型の基脚2と、該基脚2の一端
    部近傍に左右揺動自在に枢着される長杆3と、該基脚2
    の他端部近傍に左右揺動自在に枢着される短杆4と、を
    備えると共に、測量用ポール1にスライド・固定切換え
    可能に固定される第1基本調整部材6を有する第1調整
    連結具5を、上記長杆3の上端部に付設し、さらに、該
    長杆3にスライド・固定切換え可能に取付けられる第2
    基本調整部材27と、該第2基本調整部材27と上記短杆4
    の上端部とを相互に接近離間自在に連結する第2微調整
    機構28とを、有する第2調整連結具12を、上記短杆4の
    上端部に設けたことを特徴とする測量用ポール保持具。
  3. 【請求項3】 正面視門型の基脚2と、該基脚2の一端
    部近傍に左右揺動自在に枢着される長杆3と、該基脚2
    の他端部近傍に左右揺動自在に枢着される短杆4と、を
    備えると共に、測量用ポール1にスライド・固定切換え
    可能に固定される第1基本調整部材6と、該第1基本調
    整部材6と上記長杆3の上端部とを相互に前後方向へ接
    近離間自在に連結する第1微調整機構7とを、有する第
    1調整連結具5を、上記長杆3の上端部に付設し、さら
    に、該長杆3にスライド・固定切換え可能に取付けられ
    る第2基本調整部材27を有する第2調整連結具12を、上
    記短杆4の上端部に設けたことを特徴とする測量用ポー
    ル保持具。
  4. 【請求項4】 正面視門型の基脚2と、該基脚2の一端
    部近傍に左右揺動自在に枢着される長杆3と、該基脚2
    の他端部近傍に左右揺動自在に枢着される短杆4と、を
    備えると共に、測量用ポール1にスライド・固定切換え
    可能に固定される第1基本調整部材6と、該第1基本調
    整部材6と上記長杆3の上端部とを相互に前後方向へ接
    近離間自在に連結する第1微調整機構7とを、有する第
    1調整連結具5を、上記長杆3の上端部に付設し、さら
    に、該長杆3にスライド・固定切換え可能に取付けられ
    る第2基本調整部材27と、該第2基本調整部材27と上記
    短杆4の上端部とを相互に接近離間自在に連結する第2
    微調整機構28とを、有する第2調整連結具12を、上記短
    杆4の上端部に設けたことを特徴とする測量用ポール保
    持具。
  5. 【請求項5】 長杆3を角パイプ状とし、かつ、該長杆
    3の相互に 180°反対の一側面3a及び他側面3bに各
    々転動自在に当接する第1ローラ30, 30及び第2ローラ
    31を、第2調整連結具12の第2基本調整部材27に、設け
    た請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載
    の測量用ポール保持具。
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