JP2941203B2 - 液体試料のイオン強度測定用試薬組成物 - Google Patents
液体試料のイオン強度測定用試薬組成物Info
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Description
強度を簡易に測定するための試薬組成物、及び該試薬組
成物を含浸、コーティング又は印刷してなる試験片に関
するものである。特に生物学的液体、その中でも特にイ
オン強度と比重が良好な相関関係を有する尿の比重測定
用試薬組成物および試験用具に有用である。
野で行われているが、特に尿の比重を測定することは、
臨床検査の分野において臨床的意義の高い重要な項目の
一つであり、腎臓病の診断等に利用されている。健常人
の尿比重は通常1.005〜1.030と幅広く変動
し、24時間の蓄尿で1.015前後の値となる。尿の
比重を直接測定する方法として現在一般に行われている
方法には、尿比重計(浮秤法)、ピクノメーター、屈折
計などを利用する方法がある。
られるものであるが、それらの装置は、精度を保持する
ため、目盛りの校正、器具の洗浄管理の維持などのメン
テナンスが必要であり、時間も手間もかかり、数多くの
不便さがある。また、尿比重計においては、測定時に一
定以上の量の尿サンプルが必要であり、尿の量が不足し
て測定に困難が生じる場合もある。更に、液面の気泡や
毛細管現象により目盛りの読み取りが困難となる欠点も
ある。
紙タイプの尿比重試験片を用いる方法が開発され、汎用
されつつある。この方法によれば、試験片を尿中に浸漬
し、発色した色を比色表と比較する「ディップ アンド
リード」(dip andread)法によって手軽
に測定できる上に、他の尿検査項目、例えばグルコー
ス、ケトン体、蛋白質、ヘモグロビン、白血球、ビリル
ビン、ウロビリノーゲン、pH、アスコルビン酸等の試
験片と組み合わせて一度に測定することもできるので、
非常に便利である。
より液体試料の比重を求める方法として、近年、液体試
料のイオン強度を測定することにより間接的に比重を測
定する方法が、種々提案されている。液体試料のイオン
強度と比重との関係は、特公昭62−12858号公報
(特開昭55−101047号公報)に詳しいので省略
するが、特に尿においてはイオン強度と比重は良好に相
関し、比例関係にあることが知られている。
求める方法としては、例えば、担体マトリックスに着色
剤を包合したマイクロカプセルを保有させ、低浸透圧溶
液と接すると該マイクロカプセル内の圧力が上昇してマ
イクロカプセルが膨潤、破裂し、着色剤が溶出してマト
リックスを変色させるという現象を利用する方法(色の
濃さが溶液の比重に比例する)(特公昭60−4637
4号公報)、ポリアクリル酸もしくはポリビニルアミン
などの少なくとも約50%中和されている高分子電解質
とpH指示薬とを含有する組成物からなる試験片を用い
てイオン強度又は比重を測定する方法(特開昭55−1
01047号公報)、強酸性あるいは強塩基性の高分子
電解質ポリマーと少なくとも約5.5のpH値を維持で
きる緩衝剤物質及びpH指示薬手段とからなる組成物
で、高分子電解質ポリマーとして、ポリスチレンスルホ
ン酸、ポリビニル硫酸あるいはポリビニルアンモニウム
クロリドを用いる方法(特開昭56−21064号公
報)、強有機酸によって中和された弱塩基性の高分子電
解質重合体及び指示薬を含む試薬で、高分子電解質重合
体としてポリエチレンイミン、ポリビニルアミン、ポリ
アミノスチレン又はそれらを構成する単量体同士の共重
合体を用いる方法(特開昭59−133207号公
報)、少なくとも1個のカルボキシル基がアンモニウム
塩の形で存在する弱塩基性高分子電解質重合体及び指示
薬を含む組成物を用いる方法(特開昭59−13320
8号公報)、少なくとも1種のpH緩衝剤を含むが高分
子電解質ポリマーを含まないか又は少なくとも1種のp
H緩衝剤及び/又は少なくとも1種の錯体形成剤を含有
し、さらに1種のpH指示薬を含む組成物を用いる方法
(特開平2−66451号公報)、少なくとも1つの洗
浄剤及び1つのpH指示薬を含む組成物を用いる方法
(特開平5−172822号公報)、1種以上のpH緩
衝剤、1種以上のpH指示薬及び増感剤としての1種以
上の界面活性剤を含む組成物を用いる方法(特開平5−
196616号公報)、が提案されている。
従来の液体試料のイオン強度測定による比重の比色分析
的測定方法では、電解質ポリマー、錯体形成剤、pH緩
衝剤、pH指示薬、マイクロカプセル等を用いた試験片
を使用している。しかしながら、これらの方法は、例え
ば液体試料のpHや温度、測定時間等の影響を受け易
く、正確な測定が困難である。また、従来の比色分析的
測定方法に使用する試験片は、一般に製造が難しいもの
が多く、実用的なものではなかった。
関係を有するイオン強度を測定し、これによって比重を
求めるための試薬組成物及び試験用具であって、従来と
比べてより簡便で液体試料のpHや温度、測定時間等の
影響の少ないものを提供することを課題とする。
エステルのイオン交換能を利用すれば、より簡便で液体
試料のpHや温度、測定時間等の影響のない試験用具が
得られることを見いだした。
pH緩衝剤、およびpH指示薬を含有する、液体試料の
イオン強度測定用試薬組成物に関する。また、本発明
は、前記試薬組成物を含有する試験用具に関するもので
あり、特に前記試薬組成物を吸収性担体に含浸させる
か、またはフィルム上にコーティングもしくは印刷し
て、液体試料のイオン強度又は比重測定用の試験片とす
ることができる。
ては、下記一般式(1)で表されるものが好ましい。
互に同一または異なっていてもよく、(a)炭素数4〜2
0の直鎖又は分岐型のアルキル基、(b)フェニル基、(c)
直鎖又は分岐型のアルキル基又はアルコキシル基で置換
されたフェニル基、(d)ベンジル基、(e)直鎖又は分岐型
のアルキル基又はアルコキシル基で置換されたベンジル
基、および(f)下記一般式(2)で表される基からなる
群から選ばれる有機基を表す。
た(a)〜(e)のうちのいずれかの基、直鎖又は分岐型のア
ルキルエステル残基、およびフェニルエステル残基から
なる群から選ばれる有機基を表す。mは2〜6、nは1
以上の整数を表す。) また、前記フェニル基またはベンジル基に導入される置
換基である直鎖又は分岐型のアルキル基又はアルコキシ
ル基は、好ましくは炭素数1〜20程度のものである。
イオン交換体といわれており、前記式(1)に見られる
ようにイオン交換基をもち、同時に大きな非極性部分を
もつこと、すなわち水相に不溶なことが特徴である。従
って、交換平衡に達するのが速く、、また水相に不溶で
あるため抽出効率が高い。尚、これは、はじめは核燃料
物質の精製や回収を目的として開発が進められたもので
あるが、最近では一般的分離や分析にも応用されてい
る。
ジエステルによる抽出は、以下の式で表される。すなわ
ち、稀薄溶液では、
が、濃度が高くなると、NaA、CaA2 のような単純
な塩が生成し、以下に示すように会合と水の抽出が起こ
る。
学生態学」(北原文雄、玉井康勝、早野茂雄、原一郎
編)415〜421頁に示されている。
の抽出に有効なリン酸ジエステルを液体試料のイオン強
度測定法に応用できるかどうかを検討したところ、意外
にも非常に良好な成績が得られた。即ち、リン酸ジエス
テルが液体試料の金属イオン濃度に応じて交換反応を起
こすと、そのイオン交換に応答するpH指示薬によって
色の変化を生じさせることができるのである。
は、水溶性の液体、例えば尿、血液、汗等の生物学的液
体や、工場廃液等を挙げることができる。特に、本発明
の試薬組成物又は試験用具は、イオン強度と比重が良好
な相関関係を有する尿の比重の測定に有用である。
このような液体試料のイオン強度又は比重の測定におい
て、格別に感度が高く、反応速度が速く、また均一な発
色が得られる。
明する。本発明のリン酸ジエステルは、具体的にはリン
酸ジ(エチルヘキシル)エステル、リン酸ジ(ヘキサデ
シル)エステル、リン酸ジ(ポリエチレングリコール−
4−ノニルフェニル)エステル、リン酸ジベンジルエス
テル、リン酸ジ−n−ブチルエステル、リン酸ジフェニ
ルエステル等が挙げられる。これらのうち、特に好まし
くは、リン酸ジ(エチルヘキシル)エステルが用いられ
る。リン酸ジエステルの試薬組成物中の濃度は、0.0
1〜1.0M程度が好ましい。
は有機塩基と酸との組合せによるものが好適であり、好
ましくはpH3.0〜10.0の範囲で使用される緩衝
剤が用いられる。具体的には、2−アミノ−2−メチル
プロパン−1,3−ジオール、トリス、種々のグッド緩
衝剤、又はこれらの緩衝剤と塩酸との組合せによる緩衝
液などが挙げられる。pH緩衝剤の試薬組成物中の濃度
は0.01〜2M程度が好ましい。
衝剤のpH変動幅内に変色域がある指示薬であればいず
れも使用可能であるが、特にイオン強度の増強で解離が
促進されるトリフェニルメタン系のpH指示薬が好まし
いものとして挙げられ、具体的にはブロモチモールブル
ー、ブロモクレゾールパープル、チモールブルー、フェ
ノールレッド、ブロモクレゾールグリーン等が挙げられ
る。これらの指示薬は単独で使用しても、併用してもよ
い。pH指示薬の試薬組成物中の濃度は0.001〜
1.0w/v%が好ましい。
ル、pH緩衝剤およびpH指示薬の3成分の総量を10
0%(w/w)としたとき、リン酸ジエステルの含有量
としては20〜80%(w/w)、好ましくは30〜6
0%(w/w)、pH指示薬の含有量としては0.01
〜30%(w/w)、好ましくは0.05〜10%(w
/w)、pH緩衝剤の量としては30〜80%(w/
w)、好ましくは40〜60%(w/w)とするのがよ
い。
に、バインダー類、例えばポリビニルピロリドン、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル等の公知の配合成分を添加することができる。
有するものであれば特に限定されず、たとえば適当な支
持体の上に試薬組成物を保持した試験片、溶媒中に試薬
組成物を溶解させた溶液、試薬組成物を含む粉末状のも
の、試薬組成物を封入した錠剤状のもの等、いずれの形
式であっても良い。
合には、まず本発明の試薬組成物を、例えばろ紙のよう
な吸収性担体に含浸させるか、またはポリマー等と混合
してフィルム上にコーティングもしくは印刷した後、十
分乾燥させて試験片を得る。このようにして得られる試
験片を、次いで、検出対象となる液体試料に浸漬した後
これを取り出し、一定時間経過後、前記試験用具のpH
の変動及びpH指示薬の解離度の変動を検出する。
チレン等の合成樹脂多孔質膜、不織布等が挙げられる。
また、コーティングもしくは印刷するフィルムとして
は、ポリ塩化ビニル等のプラスチックプレート、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム等が挙げられる。
は、一定時間後の前記試験用具の呈色を、イオン強度既
知又は比重既知の溶液を用いて同様な操作を行い作成し
た標準色調表の色調と比較することにより求めることが
できる。比較する方法は、肉眼判定を行うか、あるいは
一定時間後(10秒〜数分後)の試験用具の呈色を、公
知の方法で光学的に反射率を測定することにより行うこ
とができる。
する場合が最も有利であるが、溶液として、または粉末
もしくは錠剤の形で使用することもできる。また試験片
や錠剤を使用する他の方法として、試験片や錠剤上に液
体試料を滴下して、試験片の呈色を肉眼で、又は光学的
に反射率を測定することにより検出する方法もある。
する。 <実施例1> [試験片の作製]リン酸ジエステルとして下記式で表さ
れるリン酸ジ(エチルヘキシル)エステル(C16H35O
4P):1.0g、pH緩衝剤として0.05Mトリス
・塩酸緩衝液(pH8.0):70ml、pH指示薬と
してブロムチモールブルー:0.08gとブロモフェノ
ールレッド:0.008g、トリス(ヒドロキシアミ
ノ)メタン:0.6g、エタノール:30ml、および
バインダーとしてコリドン(Kollidon)30:2.0g
を混合して試薬組成物を調製した。
mの濾紙(ワットマン社製:3MMChr)に含浸し、
80℃にて10分間送風乾燥した。これを、5mm×5
mmに裁断し、5mm×60mmの白色ポリエチレンテ
レフタレートプレートの先端部に無色の両面テープを用
いて貼り付け、試験片とした。 [試験方法]比重を1.000、1.010、1.02
0、1.030の各レベルに調節した塩化ナトリウム水
溶液を調製し、試料とした。これに、先に作製した試験
片を2秒間浸漬し、引き上げた後の試験片の呈色を目視
で観察し、同時に色差計((株)日本電色工業:Σ−9
0)で620nmでの反射率を測定した。 [結果]試験結果を次表に示す。
反射率とは良好な比例関係にあることが判る。 <実施例2> [試験片の作製]リン酸ジエステルとしてリン酸ジ(ポ
リエチレングリコール−4−ノニルフェニル)エステ
ル:1.0g、pH緩衝剤として2−アミノ−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール:0.6g、pH指示薬
としてブロムチモールブルー:0.08g、およびエタ
ノール:100mlを混合して試薬組成物を調製した。
mの濾紙(ワットマン社製:3MMChr)に含浸さ
せ、80℃にて10分間送風乾燥した。これを、5mm
×5mmに裁断し、5mm×60mmの白色ポリエチレ
ンテレフタレートプレートの先端部に無色の両面テープ
を用いて貼り付け、試験片とした。 [試験方法]実施例1と同様に、比重を1.000、
1.010、1.020、1.030の各レベルに調節
した塩化ナトリウム水溶液を調製し、これに、先に作製
した試験片を2秒間浸漬し、引き上げた後の試験片の呈
色の観察および反射率の測定を行った。 [結果]試験結果を次表に示す。
反射率とは、良好な比例関係にあることが判る。 <実施例3> [試験片の作製]リン酸ジエステルとしてリン酸ジ(ヘ
キサデシル)エステル:1.0g、pH緩衝剤として2
−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール:
0.6g、pH指示薬としてブロムチモールブルー:
0.08g、およびエタノール:100mlを混合して
試薬組成物を調製した。
mの濾紙(ワットマン社製:3MMChr)に含浸さ
せ、80℃にて10分間送風乾燥した。これを、5mm
×5mmに裁断し、5mm×60mmの白色ポリエチレ
ンテレフタレートプレートの先端部に無色の両面テープ
を用いて貼り付け、試験片とした。 [試験方法]実施例2と同様に、比重の異なる4種類の
塩化ナトリウム水溶液を調製し、試験片の呈色の観察お
よび反射率の測定を行った。 [結果]試験結果を次表に示す。
反射率とは、良好な比例関係にあることが判る。 <実施例4> [試験片の作製]リン酸ジエステルとしてリン酸ジ(エ
チルヘキシル)エステル:1.0g、pH緩衝剤として
3−[4−(2−ヒドロキシメチル−1−ピペラジニ
ル]プロパンスルホニックアシッド:0.6g、pH指
示薬としてブロムフェノールブルー:0.08g、エタ
ノール:90ml、および精製水:10mlを混合して
試薬組成物を調製した。
mの濾紙(ワットマン社製:3MMChr)に含浸さ
せ、80℃にて10分間送風乾燥した。これを、5mm
×5mmに裁断し、5mm×60mmの白色ポリエチレ
ンテレフタレートプレートの先端部に無色の両面テープ
を用いて貼り付け、試験片とした。 [試験方法]実施例3と同様に、比重の異なる4種類の
塩化ナトリウム水溶液を調製し、試験片の呈色の観察お
よび反射率の測定を行った。 [結果]試験結果を次表に示す。
反射率とは、良好な比例関係にあることが判る。 <比較例1> [試験片の作製]pH緩衝剤として0.03Mリン酸緩
衝液(pH8.2):100ml、およびpH指示薬と
してブロムチモールブルー:0.1gを混合して試薬組
成物を調製した。
mの濾紙(ワットマン社製:3MMChr)に含浸さ
せ、80℃にて10分間送風乾燥した。これを、5mm
×5mmに裁断し、5mm×60mmの白色ポリエチレ
ンテレフタレートプレートの先端部に無色の両面テープ
を用いて貼り付け、試験片とした。 [試験方法]実施例4と同様に、比重の異なる4種類の
塩化ナトリウム水溶液を調製し、試験片の呈色の観察お
よび反射率の測定を行った。 [結果]試験結果を次表に示す。
反射率とは、良好な比例関係にあるが、実施例1〜4の
場合に比べて呈色感度は低い値を示した。
理に基づくものであって、本発明の試薬組成物は高感度
で反応速度が速く、また均一に発色するため、良好な測
定結果を示す新しい尿比重測定試験用具が得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で示されるリン酸ジエ
ステル、pH緩衝剤、および、pH指示薬を含有する、
液体試料のイオン強度測定用の試薬組成物。 【化1】 (式(1)中、R1およびR2は、相互に同一または異な
っていてもよく、(a)炭素数4〜20の直鎖又は分岐型
のアルキル基、(b)フェニル基、(c)直鎖又は分岐型のア
ルキル基又はアルコキシル基で置換されたフェニル基、
(d)ベンジル基、(e)直鎖又は分岐型のアルキル基又はア
ルコキシル基で置換されたベンジル基、および(f)下記
一般式(2)で表される基からなる群から選ばれる有機
基を表す。) 【化2】 −[−(CH2)m−O]n−R3 ・・・(2) (式(2)中、R3は前記式(1)において示した(a)〜
(e)のいずれかの基、直鎖又は分岐型のアルキルエステ
ル残基、およびフェニルエステル残基からなる群から選
ばれる有機基を表す。mは2〜6、nは1以上の整数を
表す。) - 【請求項2】 pH緩衝剤が有機塩基を含み、且つpH
3.0〜10.0の範囲で使用されるものである、請求
項1記載の試薬組成物。 - 【請求項3】 請求項1記載の試薬組成物を含有する、
液体試料のイオン強度測定用試験用具。 - 【請求項4】 試験用具が、前記試薬組成物を吸収性担
体に含浸させるか、またはフィルム上にコーティングも
しくは印刷してなる試験片である、請求項3記載の試験
用具。 - 【請求項5】 尿の比重測定に用いる、請求項1記載の
試薬組成物。
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JP7268484A JP2941203B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 液体試料のイオン強度測定用試薬組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09113502A JPH09113502A (ja) | 1997-05-02 |
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Also Published As
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